に立っていた。黙っていたが、はげしい嫌悪で胸がたぎり立ってくるのに自分でも驚いたくらい で、かっての女主人だった蓮華をこんなにまで憎悪するのは、まったく自分が悪いのだと、はす かしく思った。蓮華のほうは、もう年とっているので、憎しみをさえ持ちつづけることができす、 梨華を見ると安心して、こんどは棺を眺めてつぶやいた。「息子たちは、すいぶん金をかけたに ちがいない それから彼女は、けだるそうに立ちあがり、棺に近よって、値ぶみをするために、手をふれて みた。 梨華は、自分が心をつくして見守ってきた主人の棺に、そんな汚らわしい手が触れることに駐 えられず、とっぜん、するどい声で言った。 「さわらないでください ! 」 そして胸の上で小さな手をにぎりしめ、下唇をかんだ。 これをきくと蓮華は、「なんだってーーー・お前は、まだあのおじいさんのことを思っているのか い」と、しゃあしゃあと、ばかにした顔で嘲笑した。それからしばらく坐って、燃えゆらめく口 1 ソクを見守っていたが、まもなくそれにもあきて立ちあがり、帰ろうとして中庭へ出て行った。 好奇心から方々を眺めまわしているうちに、陽のあたるところに坐っている可哀そうな白痴の娘 に眼がとまった。「なんだい、あの娘はまだ生きていたのかい」 それをきくと梨華は白痴に近づき、そのそばに立った。嫌悪の思いが胸いつばいにつきあげて ぎて、耐えきれないほどだった。蓮華が行ってしまうと、布切れを見つけてきて、棺の蓮華が手 をふれた部分を、汚らわしいものでも拭くように何度も何度もぬぐった。白痴の娘には小さな甘 けんお
そう言われると、父親は、またもや平常の自分にかえり、あわててなだめるように言った。 「まあ、 しいさ。おまえはわしのあととりなのだから、おまえの好きなようにするがいい」 ふたたび彼の頭は曇り、透徹した瞬間は去った。彼はため息をついて考えた。まったく貴公子 は、いやしい生れの青年のようにはやれないものだ。弟の女房はいやしい生れの女だから、あの 、ところなのだ。そう思って漠然と自分をなぐさめながら、 あばたの息子も王虎の従卒ぐらいがしし 息子の部屋からのそのそ出てきた。青年は絹でおおった枕のうえにふたたび仰向けになり、頭の 下で両手をくんで、ものうけに笑った。しばらくすると、さっきかくした本を手さぐりでひつば りだし、また熱心に読みはじめた。それは友人がすすめてくれた好色本であった。 けれども長兄は漠然とした失望の気持を忘れることができなかった。いつまでもそれが心につ きまとっていた。彼は生れてはじめて、自分の生涯は思っていたほど幸福なものではないような 気がした。そのうちに、みつロは巡礼のすだ袋に銀をいつばいつめ、腰にも帯が重くなるほど銀 をつめ、背中にもしよいきれぬほどの銀の包をやっと背負って、戻って行った。それを見たとき 長兄は、これほどまでにしてやっても、自分が王虍から酬いてもらうことが何もないのを思うと、 内心はなはだ憂鬱だった。自分には、王虎にあすけて出世させる息子もいない。あるものは、し やだけれども、手ばなすことのできない土地ばかりだ。そう思うとまったく憂鬱で、世のなかが おもしろくなかった。しまいには、夫人さえそれと気づくほど彼の憂鬱はひどくなった。思いあ まって、彼は自分のなやみを夫人にうちあけた。困ったときには、夫人に相談すれば、いつでも 彼女がうまく解決してくれるのである。人にきかれたら強く否定したにちがいないが、内心では、
「おまえはわしの弟だ。おまえが公正だと思う値段で売ってくれれば、それていいよ。おまえ のことだもの。信用しているさ」 長兄は上機嫌で帰って行 0 た。これで重荷を半分にヘらすことができる。そして、当分のあい だ気ままに生活ができて、ほしいときに銀がはい 0 てくる、と思 0 たからである。けれども夫人 には土地を手ばなす話はしなか 0 た。話せば、人まかせにしたと言 0 てわめくにきま 0 ているか らだ。売るのなら、なぜ自分で売らないのか、宴会で一緒になったり友人として深いっきあいを している金持連中の誰かに、自分で直接売るがいい、夫人はうるさくそういうだろう。彼は兄貴 風を吹かせているものの、内心では弟のほうが自分よりかしこいと思 0 て信用していたから、自 分で売ることを望まなかった。弟にまかせてしまうと、彼の心は、ふたたびはればれとして、ま た以前のように食欲も出てきた。そして、ふたたび自分の人生が満足なものに思われてきた。自 、っそう元気になった。 分よりももっと苦労している人があるのだと思うと、彼は、し 王二のほうは、すべて自分の手にまかせられたものだから、以前にもまして満足な気持だ 0 た。 兄の土地の一番よい部分は自分が買うことにした。彼は世間にありがちな不正直な人間ではなか 0 0 たから、公正な代価を支払 0 た。彼は一番よい土地は王家一門のものとして残しておきたいか 地ら、自分がすこし買 0 ておいた、と兄には話した。しかし兄は、どれだけの土地が弟の手に渡っ たのか知らなか 0 た。王二は兄がすこし酔 0 ているときに土地売却の書類に署名させたので、兄 は買受人の名前をよく見なか 0 たのである。酔 0 た機嫌で、弟がすぐれた人間に見え、す 0 かり 信用していいように思えた。おそらく彼も自分の土地の大部分が弟の手にわた 0 たのを知 0 たら、 あまりいい気持はしなか 0 たであろう。そこで弟は、小作人やその他ほしい人たちに売ったあま
農夫は牝牛のようなまるい眼をみひらき、そっ歯のロをあけた。彼がものを言うと、声が歯の あいだから洩れて、唾がさかんに飛ぶ。生れつきだからどうにもしようがない 「あなたのお父さまは、あんなに土地を大事にしていらっしやったのに、もうあなたがたは土・ 地をお売りなさるのかね。わしはそんなことは夢にも思いませなんだ」 王一は厚いくちびるをびきしめて、なすかしげな顔をして言った。 「おやじは土地が好きだったが、たいへんな重荷をわしたちに残して行ったのだ。わしたちは、 おやじの残した二人の妾を養わねばならないのだよ。どちらもわしたちの母親ではないが、年上 のほうはうまい酒やぜいたくな料理が好きで、毎日、睹けごとばかりしている。それも勝ちでも すればいいのだが、頭が悪くて、しよっちゅう負けてばかりいるのだ。土地からの収入は、はい ってくるのがおそい上に、天の気まぐれで、天候によって、よいときと悪いときとがある。わし たちのような屋敷にくらしていると、費用も容易ではない。父親の生きているときよりも貧乏く さい、けちな生活をすれば、息子としてはすかしいし、体面にもかかわる。土地を一部売って、 生活費にあて、体面を保たなければならないのだ」 王二は長兄のもったいぶった言葉をききながら、気をもんでそわそわし、咳ばらいしたり、眉 をひそめたりしていた。売りたいと思って一生懸命になると、足もとを見られて値ぎられること はわかっているのに、あんなことをくだくだしゃべって、長兄は、ばかではなかろうかと思った。 それで、いそいでロを出した。 「土地を買いたいという間合せが、方々からたくさんきているのだ。おやじが買った土地が、 このへんでは一番よいということが、よく知れわたっているのでね。もしお前が、いま使ってい
彼はふるえて人差指の爪を噛みながら王虎の返答を待 0 た。王虎は静かに落ちついて、老県長 の言葉が終るのを待っていたが、ていさいのいい返事をした。 「私は決して報酬を望みません。私は若いときから、邪悪な人間をこらしめるために力をつく しているもので、今度のことも、民衆を苦しめる奴らを除いただけのことです」 そこで言葉を切 0 て王虎はふたたび黙 0 た。老県長が何とか言わなければならない番である。 「あんたは英雄の心を持 0 ていなさる。いまどき、あんたのような人がおられるとは夢想だに しませなんだ。しかし何らかの方法で感謝の気持をあらわさぬがぎり、わしは死んでも平和に眼 をつぶれませんわい。どうか、どうすれば御意に召すかおっしやってくだされ」 こういう調子で二人はかわるがわる話をつづけた。どちらも上品で邱重な言葉をかわしている うちに、二人はようやく要点に近づいてきた。王虎は遠まわしな言いかたで、豹将軍の旧部下の なかでこちらの部下になりたいと志願するものがあれば部下に入れてもよいと思っていることを 知らせた。すると老県長は恐怖におそわれ、彫刻した椅子の両肘につかまって立ちあがった。 「そうすると、あんたは豹将軍のかわりに匪賊の頭目になりたいといわれるのじゃな」 0 そして老県長は心に思 0 た。 ( もしそうだとすれば、自分はいよいよ破減だ。どこからきたと 地も知れぬこのふしぎな背丈の高い黒い眉毛の男は、見たところ、豹将軍よりも精悍だし、すっと 智謀にたけている。すくなくとも、豹将軍の正体は誰でも知 0 ていたし、彼の要求する金額は見 大 当がついていた。しかしこの新来の男は : ・ : D そう考えていると、県長の口からわれ知らすうめ き市に以たため息が洩れた。 だが下虍は、率直に語った。
と思えば、ますその軍閥を追い払わなければならない。現在、勢力をふるっている軍閥が何とい う人物か、どんな経歴の男か、またどのくらいの兵力をもっているのか、王虎は知らなかった。 兄たちにきいても、ひたいが豹の頭のように傾斜しているので豹将軍と呼ばれていること、きび しく税をとり立てるので住民からうらまれていること以外には、たしかなことはわからなかった。 そこで王虎は、大胆に隊列をくんで正面から乗りこんで行くのでなく、目だたぬようにこっそ り侵入しなければならないと考えた。さして危険のない脱走兵ぐらいにしか見えないように、部 下を小さい群に分散させておく。山岳地帯に隠れ場所をつくっておき、地の利をえて少数の腹心 の部下とともに情勢をさぐる。天命によって彼の支配すべき土地としてさだめられている土地を 奔取するためには、どんな軍閥の将と戦かわなければならないかを探りだすことが必要であった。 , 言一凵どおり実行に移った。 彼の部下は、分宿した村の家から、そくそくと集まってきた。太陽がの・ほってあたたかくなっ てくるのと競うかのように、冷めたい風が吹いてくる。兵士たちは朝の寒さをしのぐために、腹 いつばい食事をし、酒も飲んでいた。王虎は、すべての費用を支払ってから、村民にきいた。 「部下が何か不埒なことをしなかったか」 地村民はその場で答えた。 「いや、そんなことはねえです。兵隊がみんなあんたの部下のようだといいんでがすがーー」 大 王虎は非常によろこんだ。彼は村からすこし離れた場所に部下を集合させ、これからつれて行 く地方の情勢をくわしく説明した。みな起立したまま耳を傾けていた。 「あれだけ豊かな土地はどこにもない。 一つの軍閥と戦って追っぱらいさえすればいいのだ。
140 「隊長は、黒い眉毛の虎みたいだー 王虎はまったく虎のように見えた。すらりとして背丈が高く、からだを敏捷に動かすところ、 顎がせまく頬骨が高いところなど、虎に似ていた。両眼は猛獣のようにたけだけしく、ゆだんな く光っている。そのうえに、長くて黒い眉があり、その眉をひそめると、洞穴のなかから外をう かがっている虍の眼のように見えるし、眉をあけると、その下から、眼が輝きでて、まるで虍が とび出してきたときのように、顔、せんたいが、とっぜん明るくなるのである。 っせいに叫び声をあげた。 兵士たちは、これをきくと、みなどっと笑い、い 「そうだ。そうだ。まさしく虎だ。黒い眉毛の虎だ ! 」 頭の。ほけたあわれな隠者には、谷間にこだまするこの「虎だ ! 虎だ ! , の叫びが、どういう 意味かわからなかった。このあたりの山々には、たしかに虎が出没していた。隠者は、何よりも 虍を恐れていたので、この大きな叫び声をきくと、竹ゃぶのなかをきよろきよろしながら逃げ出 した。そして、寺のうしろの、小さな、みす。ほらしい庵室に身をかくした。戸口に粗末なかんぬ きをかけ、寝台にもぐりこみ、・ほろ・ほろの掛ぶとんを頭のうえからひっかぶった。彼はふるえな がら身を横たえ、ああ、肉など食べなければよかった、と後悔して泣いていた。 王虎はまた用心ぶかい点でも虎に似ていた。彼は自分の冒険がまだ緒についたばかりで、前途 に何が起るか、慎重に考えなければならないことを知っていた。彼は兵士たちを酒の酔いがさめ るまで眠らせておくことにした。そして彼らの寝ているあいだに、利ロで策略にとんだ三人の部 下をえらび出して、変装を命じた。その一人には上衣をぬがせ : ほろ・ほろの下穿きだけをつけさ
分の土地へ逃けもどった。彼は家に帰ると寝台のなかにもぐりこんだ。そして、誰かがきて、 こにいるかとたずねても、妻や息子に、どこへ行ったかわからないと答えさせた。 王虎は群集の要求をきいたとき、牢獄のなかに十数人の人間が無実の罪で投獄されているのを 思いだした。彼らは貧しくて保釈金もつめないので、出獄の望みもないありさまだ 0 た。そこで 王虎は、こころよく民衆の願いをききいれて、腹心のものに囚人を釈放することを命じた。また 部下に命じて、三日間の祝宴を民衆に約東してやり、県公署の料理人を呼び集めて大きな声で命 じた。 さかな 「おまえたちの故郷の一番うまい料理をつくれ。酒の肴になるような、うんとコショウのきい た料理や魚の料理もっくるのだ。みんながよろこぶものは何でもっくれ」 彼は上等の酒を用意させた。花火や爆竹やそのほか民衆のよろこびそうなものを用意した。誰 もが大よろこびだった。 腹心のものが牢獄の囚人を釈放する命令を遂行しに行く前に、王虎は、ふとあることを思いだ : - 彼女を釈放してやろう した。それは牢獄に入れておいたあの女のことだった。この冬のあした、一 にと思ったことが、いくたびもあった。しかし彼は女をどう処置していいかわからぬままに、ただ 地食物を十分にあたえよ、ほかの囚人のように鎖につなぐな、と命じただけであった。いま囚人を 釈放することを考えたとき、ふと女のことを思いだし、どういうふうにして自由の身にしてやろ 大 うかと自間した。 王虎は女を自由にしてやりたい気持と同時に、どこかへ行ってしまうほど自由にしてやりたく ない気持があった。女の去就に関心をもっている自分の心を知ってわれながら驚いた。自分の心
あたえるそ」 命令を終えると、王虎はふたたび自室へもど 0 た。妻はもういなか 0 た。彼は彫刻をほどこし た肱掛椅子に、ゆ 0 たりと腰をおろした。腰をかけるところは涼しいように葦であんである。お そろしく暑くな 0 てきたので、剣帯をはすし、上衣の襟もとをあけた。坐 0 て休息をとりながら、・ あらためて妻の白い襟もとと、のどから胸にかけての曲線を思いうかべ、肉があんなにもやわら かく、肌が、あんなにもすべすべとなめらかなことが、い 0 たい、ありうるのであろうかと、妻 の美しさをたたえる思いにみたされていた。 兄の手紙がなくな 0 ていることには一度も気がっかなか 0 た。妻が持 0 て行 0 てしま 0 たので ある。妻が、王虎の手さえとどかぬ服の下の胸の奥深く〈かくして立ち去 0 たのだ。 鷹が出発して数時間の後、王虎は、寝る前のひとときを、涼しい夜風にふかれながら、ひとり で歩いていた。道路にむか 0 て開いている裏門に近い庭内を散歩していたのである。そこのせま い道路は、昼間ほんのすこし人が通るだけで、夜はほとんど人通りがなか 0 た。こおろぎの鳴く 音がきこえた。自分の夢にふけ 0 ていたので、はじめは全然注意もしなか 0 た。しかし、こおろ 0 ぎがいつまでも鳴きつづけているので、ふと、いまはこおろぎのなく季節ではないと気がっき、 地ただ、たわいもない好奇心から、どこにこおろぎがいるのだろうと、あたりを見まわした。門の ところからきこえてくるように思える。眼をこらしてみると、だんだん濃くな 0 てゆく暗闇のな 大 かに、誰かうずくま 0 ているのが見える。刀のつかに手をかけて、身構えながら近づいて行くと、 1 門のところにうすくま 0 ていたのは、あばたの甥であ 0 た。暗闇・のなかに青ざめた顔を浮きあが らせて、あばたは息をはすませてささやいた。
日目の夜明けに臨終のときがきた。二人の息子たちは、若いときからずっとこんなあばら家には 住んでいないので、ここの不自由な生活になれていず、このせまい不便な家で父の臨終を待っこ とにうんざりしていた。二人は父親の長い危篤状態に疲れ、小さな奥の部屋で寝に就いていた。 リエンホワ その部屋は父親が壮年時代、最初の妾の蓮華を家に入れたときに建てたものだ 0 た。梨華に容態 が急変したら呼んでくれるようにとい 0 て、宥のうちに彼らは寝に行 0 た。かって王龍が、とて も立派なものだと思った寝台、かって情熱的な愛欲にひた 0 たその寝台の上に、・いまは、彼の長 男が横にな 0 て、寝台が堅くて、古くて、がたがたすると文句を言い、部屋も暗い上に、春のせ いかむし暑いと不平を言 0 ていた。しかし、ひとたび眠りに落ちると、ひどく重苦しく、騒々し くいびきをかいた。短かい呼吸が厚いのどにからま 0 た。次男のほうは、壁ぎわの小さな竹の寝 椅子に横になり、猫が眠るようにかるく静かに眠っていた。 だが梨華は一睡もしなか 0 た。彼女は、いつもの静かなようすで、腰かけるとちょうど自分の 顔が老人の顔のそはにくるような低い小さい腰掛に、夜どおし、身じろぎもせす坐 0 て、そのや わらかい手のひらに、老人のひからびた手をはさんでや 0 ていた。年齢からいえば、王龍の娘と い 0 てよいくらい若か 0 たが、それほど若いようには見えなか 0 た。なぜなら彼女の顔は、この うえなくふしぎな忍従の表情をたたえ、そのすることなすことが、も 0 とも完全な、抑制された 忍耐をも 0 てなされ、すこしも若い娘のようではなかったからだ。彼女は、自分に対してとても 大親切で、自分のこれまで知っているだれにもまして父親のような気がしていたこの老人のそばに 坐 0 ていたが、泣きはしなかった。老人が死のようにふかい静かな眠りにおちい 0 ているあいだ ' 幾時間も、じっと瀕死の老人の顔を眺めていた。