トルーバーのシリンダーのホールドは , ノヾイソンとは 全く別のシステムだ。シリンダーを回転させる「ハンド」 は , シリンターを回転させるだけて , ホールドする働き はしていない。これは , ノヾイソン・システムを使ってい るリポルバー以外は , ほとんどそうてある。シリンダー のホールドは , ボルト ( S & W てはシリンダー・ストッ プと言う ) だけてされている。バイソンの場合は , シリ ンターを回転させる「ハンド」もシリンダーを固定する働 △トルーパーのファイアリング・ピンはシリンダー側から組 トルー きをしている。 COLTTPØPERMI<M 常にインプループされている コルトのシリンダーの回転方向は , 後方から見て時計 方向てある。当然 , シリンダーを回転させる「ハンド」は 中心よリ左側にくる。バイソンのボルト ( シリンター ストップ ) は , 銃身よリかなリ右側にあリ , シリンダー を時計方向に逆らって押し上げるような形になる。ハン ドは , トリガーを引いている間 , 常にシリンダーを回転 させようとする力が働いている。そのため , 右と左から 押さえ付けるようなかっこうになる。このため , トリガ ーを引ききった時 , シリンダーにほとんどガタつきがない。 △トノレー パーの内部。 み込まれている。 △′ヾイソンのポルト ( シリンダー・ストップ ) 。 ソン かなり外側に △パイソンの内部 ハンドは 2 段構えになっている。 △ S & W の′、ンドは , 方向はコルトと逆だ ・一フレームの中心より右側にあり , 回転 △ M 1 9 の内部。 / ヾイソンやトルー ′、一よりシンプルな感じだ。
トルーパーのボルトは , センターよリもわすかに右寄 5 , 6 年前の事だったか , M G C のプラ・トルーパー リて , ポルトの左側面が , フレームの中心にくる。ボル の 6 インチを買った事がある。パイソンの方が欲しかっ トの幅は , パイソンのものよリかなリ広いが , 2 倍はな たのたが , まだ , プラ・パイソンが売られていなかった。 い。 S & W ・ M 1 9 のシリンター・ストップは , フレーム 金属製のモデルは , ガタつきが多すきて買う気がしなか の中心にある。ハンドの働きは , シリンターの回転のみ った。プラ・トルーパーをアメリカに持って来て , 人に て , フレームの右側にあリ , 回転方向はコルトとは逆た。 見せたが , 手にとるまては誰もプラスチックのモデルガ さて , ここて , シリンターのガタつきは , あった方がい ンとは気が付かなかった。 銃ロも , シリンターも , 38 口径 ( . 357 と同し・ ) ヒ。ッタシ いのか , ない方がいいのか , という問題だ。これについ ては賛否両論があるが , パレルとシリンダーの穴がびっ て , シリンターのインサートのある所まて , 実弾がビッ タリと入った。これはスゴイと思ったものだった。本物 たリー致すれば , ガタつきはなくてもいい。しかし , 大 にも , プラスチックの練習用のタマがあリ , 薬莢も弾頭 量生産すれば , すべてびったリと一致させるのはむすか もプラスチックて , 本物のプライマーだけて発射すると しく , コストも高くつくだろう。 パイソンの場合は , これがひったリと一致する。パレ いうものだ。 プライマーだけといっても , 馬鹿にてきないパワーが ルとシリンタ・一がひったリ合わない場合は , シリンター あリ , 5 メートル位の所から , コーラの空缶 ( アメリカ のガタつきが必要とされている。そうてないと , 弾頭が シリンターからパレルの方へ抜ける時 , 無理がかかる上 のアルミ製のもの ) を簡単に撃ち抜いてしまう。こいつ はスゴイと思って , 田メートルの所から , 人体実験をや に , 精度も悪くなリ , すきまからの吹き返しも多くなリ 危険てある。ガタつきがあれば , タマが抜ける時 , シリ ってみた。幸い田メートルなら尻を貸してもいいという 人かいたのて , 遠慮なく撃たせてもらった。・をパーン " と ンターの位置を合わせながら抜けてくる訳だ。ガタつき といっても , モデルガンのように , カ・タガタという訳て いう乾いた音のあとに , " フンギャーツ”と言う声が返っ てきた。ズボンには穴があかなかったが , 尻の皮が一枚 はないのだ。せいぜい , シリンターの外周て 0 . 5 ミリ位 すリむけていた。こいつはいい , なんとかプラ・トルー のものた。 パーにも使えないものか , とロードしてみた。 薬莢だけだとヒ。ッタリと全部入るが , インサートがあ るのて , タマ付きだと入らない。タマはシリンターの前 から入れた。もちろん , パレルのインサートは抜いてあ る ( アメリカだから , 誰も文句は言わない ) 。シリンダー のインサートは抜けなかった。 ハンマーをコックしてトリガーを引いた。発射と思っ たが , カッシュン " という音だけてプライマーは発火し なかった。ファイアリング・ヒ。ンが太すきる事と , ハン マーの力が弱すきるためだ。それなら , 本物の部品を使 ってみようと試してみたが , 全然合わなかった。相手は プラスチックなのて , これ以上いしくってみても始まら ないと思い , あきらめた。 その後 , 引越しの途中て , このプラ・トルーパーはか つはらわれた。ハンドガンをかつばらわれた場合 , ポリ スにレポートしなければならないのだが , まさか , この プラ・トルーパーて銀行強盗はしないだろう。もしやっ たら , そいつは自殺する事になる。ガードマンやポリス に撃たれても , 自分は撃ち返す事がてきないのだから。 舌が , 本物対モデルガンみたいになってしまったのて , 本物だけにもどろう。 トルーパーとパイソンの共通しているところと言えば , リア・サイト位のものて , 全く別の G U N と言える。銃 身の上のリプには , パイソンのようなクーリング・ホー ルがない。フロント・サイトは , 一本のヒ。ンて止められ ていて , 後ろ側にはグループが入っている。上はフラッ 4 第 △リア・サイトとハンマー左がトルーパーで , サイトはパ イソンと同じもの。ハンマーはセミ・ワイド・タイプ。右の 2 つは M 1 9 のもので , どちらか選べる 一三ロ 23
、 0 ~ 0 △シリンダー。左が M G C , 右がコクサ イ。コクサイ・シリンダーは絶対にイイ。 △ M G C ローマン M K Ⅲ , 撃発の瞬間。 マローマン M K Ⅲ用キャップ火薬。上が ▽コクサイ・ローマン M K Ⅲ , 撃発の瞬間。シリンダー構造の違いにより , M G C よ コクサイ・キャップ 5 mm( リポルバー用 ) , り大迫力となっている。 下が M G キャップ 7 mm スタンダード。 翩悪 AP 0 G00 5 、、ー . 復 CA 120 ー に金属板 ( ダイキャスト ) を鋳込み , mm, 弾頭径 9.4mm , ケース径 9 .5mm, ョン ) の場合だ。 リム径 llmm で , 雷管部をたたくこ シリンダー後端から金属板まで 30 M G C の 26 ~ 27mm 位に対し , コ とによりキャップをはめ込んだ部 mm, 突起先端まで 27.65mm になっ クサイは 18 ~ 19mm とストロークが 分だけが前進 ( ストローク 6 mm ) す ているのだが , 新機軸というのは 非常に短い。 このため , コクサイ ータイプである。 ・ローマン M K Ⅲは従来の型のカ 突起 ( フロント・ファイアリング M G C もコクサイも基本となる ・ピン ) を中空にしたという点で ートリッジを使用する分には万事 撃発方法は同しだ。シリンダー内 O K なのだが , 新型カートリッジ ある。 の突起 ( フロント・ファイアリン このため , 撃発時の火炎がきれ を装填して D A で撃ってみると , グ・ピン ) にハンマーが可動式の 6 発中 2 発ほどしか撃発しない。 いに銃口から出るのである。 M G 雷管部をたたいて火薬 ( キャップ ) C の火炎が銃ロなりに太い感しな このレポートの準備に , M G C ロ をぶち当てる方式である。 のに , コクサイのは細く鋭い感し ーマン 2 インチ・バレルを 3 丁 , しかし , コクサイはローマン M がする。リアルな新カートリッジ コクサイ・ローマン 2 インチ・ノヾ K Ⅲで新機軸を打ち出した。 M G と共にこれは非常によい。 レルも 3 丁用意してテスト ( 筆者 C はいわゆる M G C 方式と言われ ところが , ヨキことばかりでは だけではない ) するのだから , 間 る , シリンダーの中心部に円盤状 ないのだから困る。これからアシ 違いはない。 の金属を鋳込み , その端の部分 ( 薬 また , 新カートリッジには特製 キ点について述べよう。 室孔の中心 ) に突起を付けたスタ の長い真ちゅう製ファイアリング・ ピンを付けた方がよいとメーカー イルで , つまり , シリンダー前端 より 5.4mm はど凹んだ部分に円盤 側が言うので , その通りやってみ S A ( シングル・アクション ) の たけれど , 結果は多少発火する率 状金属板を取り付け , シリンダー 場合のハンマー・ストロークは M 後端より円盤まで 29 .2mm, 突起ま G C が 36 ~ 37mm , コクサイが 38mm がよくなったという程度でしかな 位だからどちらも同し程度なのだ では 24 .8mm になっている。これに い。セットになったオリジナルの 対しコクサイは , シリンダー前端 が , 問題は D A ( ダブル・アクシ カートリッジでは , 問題なく D A Gun 、。ハンマー・ストローク 1 10
( 参ノ COLTTROPERMI<M マパレル左側には , 名前と口径の表示がある。シュラウドの なってしまう。 よってはやりにくいと言う人もいるが , なれると当たり前に △コルトのシリンダー・ラッチは , 後ろへ引く方式だ。人に △トルー / く一のなめらかな「リア・ライン」。 20 0 0 外側はなめらかに磨かれている。 △フレームの右側。シリンダー前方下のネジは , クレーン ( S & W ではヨークと呼ぶ ) ロック・スクリュウ。リア・サイト は , シリンダー中央上あたりに 1 本のピンでフレームに固定 されている マ頑丈なだけが取り柄のような銃身。精度のきめてとなるク ラウンなるものはないに等しい。 Gun
で全弾撃発するのだから , 新タイ プのカートリッジの作動スプリン グが強すぎるのではないだろうか。 それに , ファイアリング・ピンの 当たる部分 , つまり , プライマー に相当する部分をリアルにしよう として、本物のような大きさにし たため ( 小さくなった ) , D A で撃 った場合にシリンダーが完全に回 転しないこともあって , ファイア リング・ピンが雷管部を確実にた 0 たいていないのではないだろうか。 べて見ると , ニュータイプはシリ この 2 点以外に考えられない。 ンダー後方のスペース ( カートリ ッジのリムが収まる部分 ) が旧タ M G C ローマンの方はハンマー イプより明らかに少ない。 ・ストロークは十分なのだが , そこで , カートリッジ ( キャッ のモデルガンにも意外な欠点がみ プなし ) をシリンダーに装填して つかる。 みる。思った通り , 重い重い。 D A ではカートリッジがひっかかっ 旧タイプ ( エジェクター てシリンダーが回転しない。カー トリッジを抜いてシリンダー後ろ ド・シュラウドのないもの ) の M ータイプを比 側のフレームを覗いてみる。いわ G C ローマンとニ ゆるリコイル・プレートと呼ばれ る部分だ。かなり鋳造時のバリが 出ている。それに , サイド・プレ トとフレームの接合点が , ちょ うどカートリッジのリム部センタ ーに当たる位置にある。第 1 の理 由は , ただでさえすり合わせと仕 上げの悪いこの個所に , カートリ ッジのリムがひっかかるためだ。 ファイアリング・ピンもやや出す ぎている。 これらを削り取ったらどうだろ う。ャスリで削り , 再びキャップ なしのカートリッジをシリンダー に入れる。今度はどうやら D A で もシリンダーが回転する。そこで , カートリッジにキャップをつめて みる。キャップをつめたカートリ ッジをシリンダーに入れ , D A で トリガーを引いてみる。またひっ かかった。 MGC の使用説明書 ( 例のイラ スト入りの筆者お気に入りのやっ だ。横浜の得能是君によると 1 枚 100 円前後で MGC で入手できる そうな・・・・・・サンクス ) によると , カートリッジにキャップをつめ , その上に撃ちガラのキャップを乗 せ , 台に押し付けて奧まで押し込 み撃ちガラのキャップだけ取り出 すと書いてある。要するに , キャ ップをよく押し込まなければなら ないということらしい。 シリンダー後方のスペース 0 0 △① ) S A ハンマー・ストローク。上 がコクサイ , 下が M G C 。 ① D A ハンマー・ストローク。上 がコクサイ , 下が M G C 。 M G C の 方がはるかに大きい。 △ M G C ローマン M K Ⅲ リコイル・プ レート部。向こうは調整前で , バリだら けだ。手前は調整後で , カートリッジ・ リムがひっかかる部分をャスリで削って ある。 く図 1 > ハンマーが落ちる寸前の D A メカニズム比較。コクサイ ( 左 ) は本物 にある程度忠実な機構となっているが , 結果的に D A ハンマー・ストロークを コビーしきれすにいる。 M G C は本物 を無視してモデルガンであることに徹 し , その結果 , 本物より優れた D A ハ ・ストロークを出すことに成功 している。 M G C の小林氏 ( 設計者 ) が 天才と言われるゆえんはここにある。 M G C コクサイ 1981 年 5 月号 1 1 1
0 ィー △シリンダー構造。上が本物に比較的忠 実なコクサイ , 下が独自な構造の M G C 。 構造と寸法が異なり , 互換性はまったく 。改 ム ズ更 力を メグ 部ン ンプ マス スとた 力アし A シ良 M K Ⅲニュータイプが最も適した こでアマチュア・ガン・スミ が , 前撃針がキャップ火薬に届か スの登場となる。 G Ⅱ n 誌愛読者の す不発に終わった。残念 / モデルガンであると言える。 鈴木君が立候補してきたので , 彼 耐久性については , 共に 200 発 に手伝ってもらうことにした。鈴 の耐久テストを行なった結果 , 先 木君は時々渋谷の YMC でアルバ しかし , コクサイのシリンダー にトラブルを起こしたのはコクサ イトをしている。相談した結果 , は捨てがたい。ノヾレルも・ イだった。セフティ・コネクター シリンダーを含めたフレームはコ もし , コクサイのシリンダーの が折れたのだ。 M G C は折れてい クサイの方がよく出来ていること 入った M G C ローマン M K Ⅲがあ ない。原因は簡単だった。 M G C だし , この際コクサイの D A 機構 れは最高である。そこで , M G C が鉄製でコクサイは亜鉛合金ダイ を早撃ち用に改良 ( この程度のこ のフレームにコクサイのシリンダ キャスト製なのだ。それにコクサ ーを入れようとした。しかし構造 となら , 法に触れる改造とはなら イはメイン・スプリングが強すぎ ない。念のため・・・・・・ ) してみよう , がまったく違うため , 所詮これは るため , シアとトリガーの接触部 ということになった。 不可能であることが分かった。 がすぐに摩耗してきて , D A での 悪戦苦闘の末 , 出来上がったの でも , こんなことであきらめて ・ストロークがますます が写真に示すものだ。シアを長く はいけない。要は , コクサイのシ 短くなり , 不発が目立って多くな すれば D A のハンマー・ストロー リンダーとバレル , それに M G C った。 M G C はまったく問題ない。 クが長くなるため , これを真ちゅ の D A ハンマー・ストロークとト その他 , MGC は各部に鉄を使用 うで作り直している。真ちゅう板 リガー・プルを持ったローマン M しており , オール亜鉛合金のコク をシアの大きさ ( 大体の ) に削り出 K Ⅲがあれば , これが最も理想的 サイに比べてバッグンの耐久力を し , それに真ちゅう丸棒 ( ハンマ な早撃ち用 D A リポルバーとなる 持っている。 ーの穴に合う太さの ) を立ててネ わけだ。こういうものを自分で作 以上のことから総合的に見て , ジで止め , 不要部をカッターで 早撃ち用としては M G C ローマン ればよい。 1981 年 5 月号 カスタム、ローマン MK Ⅲ議“ 115
少々ほめすぎたのて , 悪いところを追求してみよう。 外見の仕上げの良さに対して , 内側の仕上げとメカニズ ムに対する無神経な事といったら , 他に類がないのては ないだろうか。銃ロ部の仕上げ ( クラウン ) は , そんなも のはないと言った方がいい程 , 全く無神経に仕上けられ ている。精密射撃の G IJ N てはないのだから , どうとい う事はないのだろうか ? レポート内て 38 スペシャルと 357 マグナムをし 000 発位撃ってみたが , それ程精度は悪 くなかった。パイソンよリ , 田 % 位悪い程度だった。値 段はパイソンよリ 30 % 位安い。 次は , シリンダーだ。内側の仕上げはバイソンも同罪 だ。全く仕上げ ( 研磨 ) がしてなく , 削リつばなしという 感しだ。この仕上げは S & W の勝ちだ。 S & W のシリン タ・一の内側は , 鏡のようにヒ。カヒ。力に磨かれている ( 少 々オーパー ) 。しかし , 鉛弾頭を撃った場合の鉛のこびリ 付き具合は同して , 掃除の労力も同し位だ。 0 癶・ 0 # ◎ 0 : 6 ・ 0 △シリンダーの比較。左から , ′くイソン , トルー′く一 , M19 。 ′ヾイソンとトルー′く一の外形はほとんど同じ。クレーン ( ヨ ーク ) の形が少々違う。右のは M 1 9 のもので外形が少し細く , 長さが少し長い。シリンダー内の仕上げは M 1 9 が一番だ。 △ M 1 9 のフロント・サイトは , 2 % と 4 インチは , コンパッ ト・タイプだが , 6 インチはターケット・タイプもある 198t 」年一 ~ 月写 21
トルーパーにはロマンス・グレーの渋さが漂 コ丿レト・ S & W のようなギラギラしたところもなく , ってし、る。 パイソンのような華やかさもない。厳しさをのリこえ , 酸いも甘いもかみわけた , たくましい男の優しさが漂っ ている。身体つきは , 大きすきす , 小さすきす , 357 の パワーに十分耐えられるガッシリとしたものを持ってい 全 る。大きさは , パイソンとほとんど同しだが , 仕上げは 高 控えめて , パイソンのコルト・ロイヤル・プルー仕上げ 幅 ( シリンダー ) のような青さはなく , 渋い黒に近い仕上げだ。 重 S & W ・ M 1 9 コンパット・マグナムは , 軍隊へ入る前 ロ の男のように , ひ弱な感しがして , 357 のパワーに耐え られるのだろうか , という感しだ ( 今回のレポート製作 中に , 357 を 6 発撃っただけて , パレルにき裂が入った ) 。 N フレームの M27 , M28 はガッシリしすぎるく " らいガッ シリしていて , 軍隊て鍛え上げられた男 , 行動する男と いう感しだ。トルーパーは , それらを通リこして , ギラ ギラや角もとられ , 磨き上げられ渋さが加わったまろや かな男という感しだ。 PY TR M 1 9 TR 8 インチ 6 インチ 6 インチ 8 インチ 29 . 2c m 長 29 .2cm 34 c m 34.5c m 14 .5c m さ 1 4 . 5c m 14 . 5c m 1 4 .5c m 3 . 94C m 3 .7cm 3 .94cm 量 1 , 130 g 1 , 200 g 1 , 550 g 357 マグナム 6 連発 径 肉厚 3 .9mm 5 mm / 、レ ) レ シリンダー肉厚 3 mm 2 .4mm 太さ .72cm ′くレノレ 1 . 9c m シリンダー長さ 4 .24cm 4 .05cm トリガー・プル D 6 kg S 2.5kg フレーム幅 1 .72C m .65cm グリップ幅 3.5cm 3 .95cm PY はバイソン。 ※ T 日はトルーバー 1 , 330 g 4.5mm 2 .7mm 1 .85cm 3 . 95C m 1 . 72C m マ′ヾイソン 8 インチのファイア。 △ S &W ・ M 1 9 のファイア。
っかかりが少なくて都合がよい。 もちろん , サイトは単純な形状の ものはどよい。 そうなると , 現在発売されてい るモデルガンの中で , これらの要 求をすべて満たすものは , コクサ イ・ローマン M K Ⅲと M G C ロー ータイプ ) の 2 機 マン M K Ⅲ ( ニュ 種しかないことになる。 では , どちらがよいか ? このことについて , 2 丁を比較 しながら話を進めていこう。言し たくない悪口も当然出てくるが , これもすべてマニアのため。悪し からす , メーカーさん。 まず , このモデノレガンのモデノレ となった ( 何だかへンな表現だな あ - ) 本物のコルト・ローマン M K Ⅲについて話そう。 コルト社が , 1969 年 5 月に発表 したニュー リポルノヾー・メカニ ズム・システムカゞ M K Ⅲシリーズ である。メイン・スプリングをス テンレス・スチーノレ製のコイノレ・ スプリングにし , その他のスプリ ングも全部ステンレス・スチール 製にし , 重要部品の表面硬化処理 , ハンマー軸受けの特殊金属化 , 新 機構の安全装置などを盛り込み , ローマン , メトロポ トノレーノヾー リタン , オフィシャル・ポリス , オフィサーズ・モデル・マッチ等 のモデルが作られた。 コルト・ローマン MK Ⅲ諸元 コルト・ローマン MK Ⅱに、。 ス ( 1 .02kg ) 量・ 4 インチ・パレルで 36 オン インチ ( 234.95mm ) 4 インチ・パレルで 9 % インチ ( 184.15mm ) 長・ 2 インチ・パレルで 7 % 4 インチ ( 101.6mm ) 銃身長 . 2 インチ ( 50.8mm ) 重 全 1981 年・ 5 月号 ローマンの場合は , 70 年に同し M K Ⅲシリーズのオフィシャル・ ポリスの 4 インチ・ノヾレノレ・モデ ノレをへピー・ノヾレノレ・モデノレにし た形で発売され , 73 年頃 2 インチ ・バレル・モデルが作られた。最 初は . 38 スペシャル・カートリッ ジを使用していたのだが , 74 年頃 から . 357 マグナムに改められて現 在に至っている。 72 年頃からコルトの 2 インチ・ ノヾレル・スナプ・ノーズ・リポル ( コプラ , 工ージェント , デ テクテイプ・スペシャル等 ) のェ ・ロッド・シュラウド ジェクタ が実用化され , スナプ・ノーズ・リ ポノレ / ヾーのモデノレ・チェンジカゞ彳子 なわれてきたが , いつ頃か判然と しないが , ローマン・ 2 インチ・ ノヾレル・モデノレもエジェクタ ロッド・シュラウドを持ったタイ プに変わって行った。 コノレト・ローマン M K Ⅲの諸元 は下の表の通りである。 フロント・サイトの厚さは % イ マカートリッジ。左から M G C , コクサイ , 銃身長 : 50.85mm コワサイ・ローマン MK Ⅲ 2 インチ フロント・サイト厚 : 3.1 mm シリンダー径 . 38.6mm ( 前部 ) シリンダー長 : 39.85mm 重量 : 420g 全高 : 120mm 全長 : 180 mm リア・サイト・ノッチ幅 : 1 .8mm 38.75mm ( 後部 ) ンチ ( 3.175mm ) , リア・サイトの ノッチ蝠は 0 . 136 インチ ( 3 .454mm ) 。 トリガーはワイド・ターゲット・ トリガーで , ハンマーはチェッカ ドのハンマー・スパー付きであ る。ターゲット用グリップはオー ・サイズ・グリップになって いる。 では , モデルガンの話に移ろう。 ますは諸元から。 実測で下の表のような結果が出 た。なお , シリンダー薬室内径は M G C カゞ 9.55mm, コクサイが 9.8mm 。 カートリッジは M G C が全長 28 . 65 mm, 弾頭径 ( 最も太い部分 ) 9mm, ケース径 ( 最も太い部分 ) 9 . 25mm, リム彳釜 llmm 。 コクサイのカートリッジは 2 種 類ある。全長 28 .5mm, ケース径 9.5 mm, リム径 llmm で , 先端から 12mm の部分全体が , 雷管部をたたくとス プリング作動によって前進するも のがオリジナル・タイプ。全長 29 ・コクサイ & MGC ロマン MK ル コクサイ・ ・カートリッジ。 MGC ニュー・ローマン MK Ⅲ 2 インチ 銃身長 : 54.4mm 全長 : 1 83 mm 全高 : 1 23 mm 重量 : 450g シリンダー長 : 39.65mm シリンダー径 : 38.35mm ( 前部 ) 38.6mm ( 後部 ) フロント・サイト厚 . 2.6mm リア・サイト・ノッチ幅 : 2.25mm 109
0 バイソンは , 2 本のヒ。ンて固定。グループがあリ , ラ ウンド・トップだ ( コンパット・タイプ ) 。後ろへ引くタ イプのシリンダー・ラッチには , 指の当たる所にグルー プが入っている。ノヾイソンには入っていない。シリンダ ーの後部は薬莢のリムの厚さ位 , 全体に掘リ下げられて いる。パイソンはフラットだ。 M 19 は個別に掘られてい る。トリガーは , セミ・ワイドて , スムーズとセレイテ ッドの 2 種類がある。 今回のレポートては , スムーズの方しか手に入らなか った。スムーズのセミ・ワイドは , かなリ中途半ばて , ダブルもシング丿レ・アクションもやリにくい。ダプノレ・ アクションには幅の狭いスムーズ・トリガーが良く , シ ング丿レ・アクションにはワイドてグループのあるものが やリやすい。トルーパーのトリガーの仕上げは良くない。 パイソンのトリガーとハンマーは仕上げも良く , シング ル , ダブルのどちらにも使いやすい。トリガーに関して は , 自分の指 , 好みに合わせて改造したら良い。 トルーバーのグリップには 2 種類あリ , 8 インチのモ デルがてるまては , スクエア・パットのターゲット・タ イプだった。 8 インチ・モデルには , ラウンド・バット のコンパット・タイプが付けられた。 リア・サイトはフレームの横から一本のヒ。ンて固定さ れていて簡単にはとれない。 S & W のリア・サイトは上 から一本のねして止められていて , 時々 , 締める必要が ある。 ファイアリング・ピンは , ト丿レーノヾーもパイソンも , ハンマーから分離されたフローティング・タイプだ。違 うところは , パイソンはフレームの後部から組み込まれ , リア・サイトをはすさないと分解てきない。トルーパー のものは , シリンダー側から組み込まれていて , 一本の ヒ。ンてフレームに固定されている。 セフテイもまるて逆のシステムを使っていて , トルー バーは , セフティ・コネクター ( スターム・ルガーては , トランスファー・ノヾーと呼んている ) システムて , ハン マーとファイアリング・ピンの問に , コネクターを入れ る事によリ , ハンマーの力をファイアリング・ヒ。ンに伝 える。このコネクターは , トリガーを引いている時にの み , 両者の問にある。バイソンの場合は , ハンマーをブ ロックするタイプて , トリガーを引いている時にのみ , 両者の間から退く。 銃身のグルーブ・ダイアメーターは , パイソンが . 357 て , トルーパーが . 358 という感しだ。同しタマを使っ てもパイソンの方が , 速い初速が得られる。パレル内を タマが抜けるのに少々楽な分だけ , トルーノヾーの方が酷 使てきると思う。また , そのように作られているのてあ る。 S & W は , トルーパーと同して , スターム・ルガー は , パイソンの方と同しと言える。 3 △トリガー・ガードはなめらかに磨かれているが , スムーズ ・トリガーの仕上げは粗末だ。 ト ーのグリップにはスクエア・バットのターゲット・タイプとラウンド・ ・、ツトのコンバット・タイプがある 0 Gun