z. 268 である。 砲塔上面に F u G 5 用のア ンテナを新設し , F u G 7 ま たは 8 , 通常の戦車型で F u G 5 用だった車体上面右側 0 アンテナ基部にとりつけられ た。無線機搭載のため , 主砲 . 用弾丸は 66 発に減った。 ・Ⅵ号ケーニクスティーガー 指揮戦車 指揮戦車としては最後のも ので , 1944 年 11 月からへンシ ェルタイフ。砲塔型を用いて改 造された。ティーガー I 同様・ F u G 5 と 8 ( S dkfz. 267 ) , F u G 5 と 7 ( S dkfz. 268 ) の 2 種類があり , F u G 5 用 のアンテナは砲塔後端の右上 面に装備され , F u G 7 , 8 ティーガー I 。 5 号無線機のアンテナが砲塔に , スターアンテナは車体後部につく 用のアンテナは車体後端上面 の中央に基部が新設されている。 ・Ⅳ号指揮戦車 ケーニクスティーガー改造の指揮戦車はいまのところ , 1944 年 3 月 ~ 9 月までにⅣ号 H 型 ( もしかしたら J 型 ) 細かいところが不明で , 改造された数すらまだわからな から 97 輛が改造されたものである。基本は H 型と同じで い。 1 枚だけ発表されている写真をみると , 車体後端に . 車内に F u G 5 と 7 ( または 8 ) 無線機を搭載し , 砲塔 円筒形の予備アンテナケースらしいものが装備されてい 上面右側のべンチレーター・カバーの右どなりに F u G る ( 2 用アンテナには少々短いけれど ) 。 F u G 5 凧 5 用のアンテナ , 車体右後面に F u G 7 ( または 8 ) 用 アンテナは長さ 1.4 のものが使用されているので , ど のアンテナを立てているのが相違している。 うやらこのアンテナ用のケースのように思える。 Ⅳ号戦車装備の師団 , 大隊で主に使われた。 ・ V 号指揮戦車 この他にも , 指揮戦車としては 38 ( t) にフレームアン パンター戦車の大隊用に , パンタ—D, A, G 型から テナを装備したもの , またロッドアンテナを追加した改 : 改造されたもので , 1943 年 3 月 ~ 1945 年 2 月までに 329 造型もあるが詳細は不明なので省略させていただく。 輛が改造された。 先にも記したとおり , 指揮戦車はまだまだわからない 無線機は F u G 5 と 7 , または 5 と 8 の組合わせで使 ことだらけなので , この次は実際の使用例のほうから書 : 用され , 砲塔上面右後端に F u G 5 用のアンテナ , 車体 いてみようと考えている。 上面後端中央に F u G 7 , または 8 用のアンテナが立っ 0 他は標準型のパンターと変わらないが , 無線機の増設 のため主砲弾丸は 64 発に減らされた。なお , 左側面につ けられた砲のクリー ング・ ロッド用コンテナの下に , 補 助アンテナ用のラックが設け られたのが特徴だ。 ・Ⅵ号ティーカー I 指揮戦車 ティーガー I 大隊用の指揮 戦車として , 1943 年 ~ 44 年に 84 輛が改造された。 F u G 5 と 8 を装備したものが S dkf 2.267 , F u G 5 と 7 が S dkf 96 の 自走砲 , 駆逐戦車なと , 指揮戦車はあらゆる車種に造られた。図はヘッツアーの例
MI 13A 1 P I 0 鏡部まで ) であり , 車体は熔接方式で , 車体前部 , 側部 , 潜望鏡と交換することが可能であった。 後部には 7039 型アルミ合金装甲板 , 上部と下部には 5083 車長は操縦手ハッチの後方に位置し , 旋回可能なハッ チカバーっき車長用天蓋には 4 コの視察潜望鏡と 1 コの 型アルミ合金装甲板を装着している。 また , 成型炸薬の H EAT に対する耐弾性能を向上さ 視察潜望鏡 M20A 1 がとりつけられている。この M20A 1 は夜間用の微光暗視潜望鏡と交換が可能である。さら せるため , 車体垂直部にはスペースド・ラミネ - ート・ア ーマー , さらに前部と側部の一部には増加装甲板がポル に車長用天蓋の右側には , 車体中央から右側にオフセッ トされた位置に 1 名用の旋回砲塔が搭載されている。 ト止めされている。またこの装甲板とアルミ合金装甲と 7 名の小銃兵は車長用天蓋と砲塔の間に 1 名 , 他の 6 の間のスペースにフォームが充填され , 重量の増加によ る浮航性能の低下を防止するとともに , 地雷から車体底 名は後部の兵員室に収容され , 両側のシートに位置す 部を防護するための補助装甲キットも開発されている。 る。車体後部には小銃兵の出入用ハッチカバーが , また 乗員は車長 , 操縦手 , 砲手および 7 名の小銃手の計 10 これを含むランプは , 油圧操作によって開閉が可能であ 名で , 車体前部の左側には操縦手席およびシングル・ヒ。 る。さらに兵員室の上の傾斜部には , 各 2 コの射撃孔と 視察潜望鏡 M17 が , 後部のランフ。には射撃孔と視察潜望 ース型ドライノく・ハッチがあり , ハッチには操縦手の 視界を確保する 4 コの視察用潜望鏡 M27 がつけられ , さ 鏡 M27 が装備され , 小銃兵の車内からの射撃を容易にし らにこの内の 1 コは夜間操縦のため UA9630 型微光暗視 ている。 懸架装置は , 従来のトーシ 本命として登場した X M 723 。車体側面のスペースド・ ・スフ。リング懸架方 ラミネート・アーマーの様子がよくわかる 式と異って , 不整地走行時の 車体ヒ。ッチングとローリング の抑制を向上させるためト - ー ・イン・チュープ 、ンヨン / 、 方式を採用している。なお , それ以外の走行装置は M113 A 1 と同じである。 M113A 1 p I の動力装置 は , 出力 264 Ⅳ / 2800rPm のデ トロイト・ディーゼルの改良 型 6 V53T 型 2 サイクル・ V 6 シリンダー液冷ディーゼル ・エンジン , 前進 3 段・後進 1 段のアリソン T X 100 ー 1 A 22
チーターのアップ。生産型の車体で、砲塔上に 2 コみえるのは、射手と車長用の目視照準用ペリスコ ープ。またレーダー・アンテナの後方には還境または N B C 用センサーの頂部がみえている。 このよ うな高価な対空兵器をヨーロッパ諸国が重視するのは、アメリカのように自己の制空権下での戦いで はなく、航空伯中か却って劣勢下においての戦闘を予測しているからで、 このゲパルト / チーターと ロラント自走対空ミサイルが、今後しばらくはヨーロッパ諸国の機械化部隊の主力対空兵器として活 Cheetar equiped 95 machines in it's armoured force. 躍することになっている。 式作車名は 5 P F Z - C と呼ばれ、レーダー オランダ陸軍が採用したチーター とくに捜索レーダーはゲパルトと違いティ は捜索、照準ともシグナール製で、 ジタル M T 一方式をとり入れ、アンテナの形も全く違う。また照準レーダーの ドラムの形や、スモーク・ティスチャージャーにも変イヒがみられる。オランダ はこのチーターを 95 輛発注し、レオパルトで装備されている自国の機甲部隊に 配備している。 Krauss-Maffei
74 式自走 105mm 榴弾砲 富士教導団特科教導隊の車体。車体のまわりには渡河用スクリーン展張用のワクがとりつけられ、全 体の印象ととにイギリスのアポットとよく似ている。寸法は 75 式に比べてひとまわり小さく、アイド ラー・ホイールも小直径で接地していない。写真は 2 号車で、富士をノヾックにした P R 用写真 An 0 ci 制 photo of Type 74•SPG, the pilot model, at んⅱ P 「 0 ⅵ ng G 「 0 聞 d. 74 式自走砲は、老朽化してきたアメリカ軍供与の M52 105E 自走榴弾砲の後継として、同じく M44 の 代替としての 75 式 155E 自走榴弾砲と並行して開発された。一般的な配置や構造は現在の世界的傾向て あるフロント・エンジン、全周旋回の密閉砲塔を持ち、渡河能力も与えられている。生産は予算の不 足と、砲車は 1 55mm て統一するということから 20 輛て打切られた。
陸軍によって審査されていた頃の XM723 。銃塔が小さく 1 人用のため , 車長の 情報能力が低くなリ , これもこの車輛を行きすまらせた原因のひとっとなった を製作する予定であった。 XM723 の装甲は , 車体前部 , 側部 , 後部は 7039A 1 FMC は , 1976 年までに将来の 1 FV に必要な技術事 アルミ合金 , 上部と下部は 5083 アルミ合金で , すべて熔 項を広範囲な試験を行って決定したが , この I FV の基 接構造であり , また , 車体前部には M113A 1 P I と同 本構想は , 乗員 12 名 ( 車長 , 操縦手 , 砲手 , 9 名の小銃 様な 2 重構造の波切り板がとりつけられ , 側部と後部の 兵 ) , 戦闘重量 17 , 500 ん 9 , 走行間でも車内からの射撃を 増加装甲鋼板は取り外し可能で , 車幅を 3150E から 2870 可能にする 6 コの射撃孔と視察潜望鏡 , 1 名用砲塔には に縮少ができる。 20m 機関砲を搭載するが , 近い将来 25E ~ 30m のフ・ツシ 装甲は , 軽量化と浮航時の浮力をあたえるためアルミ ュマスターが開発された後はこれに換装する。副武装と 合金 , 鋼板およびポリウレタン・フォームが組合わせら しては 7.62 機関銃を搭載する。主武装と副武装はとも れ , また , 内部は冬季の服装を考慮して兵員室のシート に走行射撃を可能にする。このための砲塔安定装置はナ は 75E ~ 100E 広くしてあり , 底部も地雷の爆風を最小 ショナル・ウォーター・リフト社の開発したシステムを , 限にするように設計されていた。 照準装置は C F E 社の昼夜間兼用型を導入する。 戦闘重量 19 , 505 ん 9 , 車体重量 17 , 690 ん 9 , 空輸重量 15 , 8 車体の装甲は 5083 と 7039A1 アルミ合金装甲板と , F 76 た 9 , 全長 6350 簡 x 全幅 3150E x 全高 2768E , 乗員は 11 M C が開発したスペースド・ラミネート・アーマーで増 ~ 12 名 , 車内は車体前部の左側に操縦手室 , 右側に動力 強する。 室 , 中央は戦闘室で砲塔と車長用天蓋がとりつけられ , 動力装置はカミンズ社の出力 45 可 P の VT903 型液冷デ 後部は兵員室である。 ィーゼル・エンジンと G E 社の HM P T500 型トランス 操縦手室にはシングル・ヒ。ース型ハッチカ / く一がっき ッション / ハイドロスタティック式ステアリング , 懸 に開放され , ハッチ周辺には 4 コの視察潜望鏡 M27 架装置は軽量チタン鋼のトーションノく ・チュープ方式 があり , 1 コは夜間操縦用の微光暗視潜望鏡に交換でき でというものであった。 る。車長用天蓋も同様であるが , 視察用潜望鏡の 1 コは さらに この I F V のシャシーを流用して , 自走迫撃 微光暗視潜望鏡 M36 に交換できる。夜間の視察距離は約 砲 , 装甲指揮車 , 荷物運搬車 , 自走 T ow 対戦車ミサイ 1500 川 , その右側には ] 名用砲塔が搭載されている。 ル , 自走 , くルカン対空機関砲 , 自走チャパラル対空ミサ 後部の兵員室は , 頂部にシングル・ビース型 , 、ツチ・ イル , 自走ランスミサイル , 自走機動橋および自走ドー カノく一と換気装置がとりつけられ , 内部には 8 名または ザーなどのファミリー車も開発する計画であった。 9 名の小銃兵が配列され , 2 名は砲塔後方の左側のシー 1973 年 12 月 , XM723MI Cv と呼称される 2 輛のテ トに , 6 名は両側に配置された各 3 コのシートに位置す スト用フ。ロトタイフ。が陸軍評価・試験司令部に引渡さ る。兵員室の両側面には 3 コの射撃孔と視察プロック , れ , 74 年 7 月には最初の技術開発型が , 10 月までにはさ 後部のランプにも 2 コの射撃孔と視察プロックがある。 らに 11 輛が製作された。 また , 兵員室上部の・ , 、ツチカスーを開いて対戦車兵器の 24
昨年 9 月号でお伝えした対ヘリポーン演習でおなじみの 第 12 師団の戦車大隊が、昨年 10 月、富士演習場で射撃訓 練を行った。取材当日はあいにくの曇りで小雨もパラっ く天侯だったが、訓練は予定どおり行われ、この前後約 1 週間にわたって大隊全部のスケジュールが消化された。 射撃する第一および第 2 中隊の引式戦車。射撃準備状態のときは緑の旗を立て るが、射撃直前にこれを赤旗に代える。右側の車体は射撃のショックからピッ チングをしているのに注意 、ン 射撃を終了した第一中隊の引式戦車。車体後部には増加燃料タンク の取付具がみえるが、これをつけた田式の姿は珍しい。 ( 本来は常装 品 ) 。また砲塔上の砲手用ペリスコープには雨天用のフードがつけら れているのにう主意 T 、、 6 ー tank ( ) 「一 C,(). , ・ rain hOO(l mount on the ・ ance い「 gunnet ・ト perl.scope. 第 3 中隊の引式戦車。雨にぬれて黒光りする車体は、パレードのと きのウェット・ペイントの状態に比べてはるかに戦車らしいポリ ーム感がたたよう。左端は弾薬運搬用の 73 式大型トラック。
型オーートマティック・トランスミッションおよび F M C のステアリ . ング・クラッチつき D S 200 型コントロール・ デファレンシャルで構成されている。 動力装置は車体右前部に配置され , 操縦室 , 戦闘室お よび兵員室とバルクへッドで区別されている。走行性能 は最大速度 61.2 / h , 水上航行速度 6.3 / h , 行動距離 は 41 の携行燃料で 490 , 操向方式は緩旋回および信 地旋回が可能である。 M113A 1 p I の武装は , 口径 50 機関銃および 20E 機 関砲 M139 に続いて , 第 3 次試作型ではエリコン KBA 25E 機関砲が 1 名用砲塔に搭載されている。この 25E 砲 は最大初速 1300 川 / s , 有効射程 2000 川 , 最大発射速度 600rpm, 携行弾数は 315 発 ( 165 発は装填装置に ) であ また , 副武装には砲塔室側に FN 社の MAG58 型ロ径 プ 塔を搭載したタイ / 3 に積まれた砲 体に , 後に X M 2 XM723 の改造車 用式である ) およびヒューズ・ヘリコフ。ター社製 25E 機 リコン社製 KBA20mm 砲のアメリカでの改造型でガス利 用 ) , ラインメタル Rh202 20E 機関砲 , 25E 機関砲 ( ェ 関銃 , 20E 機関砲 , KBA25mm 機関砲 ( オランダ陸軍 で , 暫定的に I FV に改造する計画のもとに , 口径 50 機 I F v) と呼称され , M I C V または I F V の制式化ま この M113A 1 p I は , その後 , 改良型戦闘兵車 (I 白色光投光器が装着されている。 鏡 , 対空用直接照準具 , 主砲と同調する 150W の赤外線 / フィリッフ。ス製の倍率 2 倍 ~ 6 倍の昼夜間兼用型照準眼 らに砲塔には , 砲手の照準装置として視察潜望鏡 M27 , 高低角は一 10 。 ~ + 55 。 , 俯仰速度は毎秒 60 。である。さ オン・システム電気・油圧式安定装置が装備され , 主砲の 度は毎秒 45 。であり , キャデイラック製造部の 3 軸アド・ 7.62E 機関銃が装備され , 砲塔は電気・油圧式 , 旋回速 関砲 x M242 ( チェーン・ガンとも呼ばれ , 電動式であ る ) などから , さらに 40E 擲弾発射機の搭載が計画され た。また副式装として , 同軸機銃以外に車体産側にリモ ト・コントローール式の 7.62m 機関銃の搭載も考慮さ れ , KBA2()rm 砲の砲塔と異なる型式も開発が行われ た。 この砲塔は 20 / 25E 機関砲の搭載が可能で , 旋回速度 は毎秒 45 。 , 高低角は一 15 ~ + 60 。 , 照準具として , 昼間 用の照準潜望鏡 M34 , 夜間用の微光暗視照準潜望鏡 M36 および 4 コの視察潜望鏡 M27 が装備されている。 M113A1 P I は騎兵戦闘車 (ACCV) および騎兵 用 T O W ミサイル車 (A C T v) にも改良され , 1977 年 ~ 78 年の間 , 機甲騎兵小隊の編成を想定してテストされ た。テストは陸軍教義司令部と第 1 騎兵師団で 2 輛の A C T V, 3 輛の A C C V および 5 輛の M551 シェリダン 0 23 トタイフ。 , 12 輛の技術開発型 , および 4 輛の先行生産型 C v のプロトタイプを引渡し , さらに 1 裲の第 2 次フ。ロ FMC 兵器技術部門は , まず 1973 年 8 月に 2 輛の M I プロトタイフ。を試作することであった。 の契約の条件は , 技術試験および能力試験のため 17 輛の 軍当局は FMC と新型 MI CV の開発契約を行った。こ ク・カー & ファンドリー社のそれまでの経験をもとに 1972 年 11 月 , F M C , クライスラーおよびパシフィッ ☆ XM723 キャンセルされた。 ではこれ以上の性能向上は無理と判断され , 試作段階で その対戦車能力と比較して不充分で , かっ M113 の車体 開発中の I F v および c F v はソ連の同系の戦闘兵車と で行われた。だが , 陸軍当局は M113A 1 P I を含めて
FH70 155- mm. FIELD GUN 砲尾部のアップ。操作員のシートを中心に俯仰、旋回用ハンドル、光学機器、電 B 勗 0 が ci 動用パネル類が集められている。閉鎖器の角が削リとられているのは重量軽減の ため。 ( 詳しくは本文参照 ) B 勗 0 が P 【 0t0 ド of FH70 under familiarisauon tes a ヨを p 【 0 円Ⅱ v 改 0 れ引 under development. 右後方よリみたところ。閉鎖器が上がっておリ、装槇状態にある。 移動時には脚が一本に合わせられ、砲身は 360 。旋回してロックされ る。手前によリかかっている棒は、装薬を押しこむときに使う。 Gun breach of FH70, the 0Pd51 and the electrical equipments are clearly een.
ていた超短波の汎用受信機で ある。アンテナは , 1.4 の 長さのロッドアンテナが用い られた。 受信距離は約 2 とかなり 短いが , 当時の無線技術と運 用思想ではこれでたいした問 題はなかったのだろう。 ・ F Ⅱ G 5 使用した車輛については別 項をみていただければおわか りになると思うが , ほとんど の指揮戦車がこの F u G 5 を 鞳載している。 それもそのはず , この F u G 5 はドイツ軍の戦車用標準 無線機で , 指揮戦車はもちろ 指揮戦車第 1 号の I 号指揮戦車。本格的な密閉型指令室を持っている ん , 戦車 , 突撃砲 , 自走砲 , 駆逐戦車に使われたものだ。 次の FuG 7 , 8 では送受信の有効距離がかなり延び 出力 10 ワットで , 超短波を使用し , 送信は 4 , 受信 てくる。 ま 2 まで可能だった。アンテナは 2 川のロッドアンテ ・ F Ⅱ G 7 ナを用いている。 Ⅲ号 , Ⅳ号 , パンター , ティーガー , ケーニクスティ 舌は外れるが , 戦車のプラモを作るとき , ランナーを ーガーなどに使用された出力 20 ワットの無線機で , 戦術 適当なところで切ってアンテナとしている例をみかける 航空部隊との交信に用いられ , 送受信とも 50 という長 けれど , 実際は , ほとんどのドイツ軍車輛に使用された 距離 ( 飛行機にすればこれでも短いが ) になった。ふつ F u G 5 は前記のとおり長さ 2 川のアンテナを使ってい うは F u G 5 といっしょに装備されている。 るから , アンテナの長さは 1 / 76 で 2. 8c 加 , 1 / 48 で 4.2 , アンテナは 2 襯と 1.4 川の 2 種が使われた。 リ 35 では 5.7c 加とするのが正解だ。 ・ F Ⅱ G 8 FuG 5 が短距離用の標準無線機とすれば , この F u ・ F G 6 G8 は長距離用の標準無線機といえる。先の FUG7 と I 号指揮戦車 , Ⅲ号 E / H 型改造指揮戦車といった , 初期の指揮戦車に使われた 20 キロワットの超短波用。 2 同様 , F u G 5 とのペアで使用された。 出力 30 ワットの中波無線機で , 師団内や師団間の通信 川のアンテナで送信 8 , 受信 6 まで有効だった。 こまでの 3 機種は , 送受信距離をみていただければ に使われ , 送信 40 , 受信 10 まで有効である。 おわかりのように , いずれもかなりの短距離で使われ , アンテナは , 初期にはおなじみのフレームアンテナが 中隊単位の連絡に多用された。 用いられたが , 後期になると 2 川のスターアンテナ ( 先 くドイツ軍車輛が使用した無線機 周波数 (kHz) 受信機 100 ~ 6970 超短波受信機 27 , 000 ~ 33 , 300 10 ワット超短波送受信機 27 , 000 ~ 33 , 300 20 ワット超短波送受信機 42 , 100 ~ 47 , 800 30 ワット中波送受信機 1130 ~ 3000 80 ワット中波送受信機 20 ワット超短波送受信機 27 , 200 ~ 33 , 300 超短波送受信機 23 , 000 ~ 24 , 950 10 ワット超短波送受信機 23 , 000 ~ 24 , 950 1 = 一料 型 式 機 FuG 1 FuG 2 FuG 4 FuG 5 6 Fu G 7 Fu G 8 FuG FuG 1 0 FuG 1 1 FuG 12 FuG 13 FuG 15 FuG 16 送 / 受距離 ( km ) ナ アンテ 1 . 4 m ロッド 2 m スター 2 m / 1.4 m ロッド 2 m ロッド 2m / 1.4m ロッド 初期フレーム、後期 2 m スター フレーム 初期フレーム、後期 8 m デュポー ノレ 2 m ロッド 2 m ロッド 2 m ロッド 2 m ロッド 50 / 50 50 / 10 40 / 10 200 / 70 835 ~ 3000 1120 ~ 3000 93
物ー川 器 M72 A 2 および 5 基の対戦車ミサイル・ドラゴン M47 が搭載されている。 25E 機関砲 M242 はチェ - ーン・ガンと呼ばれ , ヒュ - 一 ズ・ヘリコプター社が開発した A H 64 対戦車攻撃へリコ プターの主武装である 30m 機関砲 XM230 を改造したも ので , 砲身長は 81.3 口径 , 全重煢 104 ん 9 , 固定弾を使用 して地上の目標および限定対空射撃が可能な火器であ る。空冷式で連続射撃または単発射撃のいずれでも可能 で , 発射操作は手動または自動的に行うことができ , ま たこの砲は外動力式 ( 電動式 ) で , 2 重給弾機構により 単連射で 100 発 ~ 200rpm , 速射で 550 発が発射可能であ り , 使用弾はエリコン K B A 弾シリーズをアメリカで生 産した x M790 シリーズを使用し , 弾種は A P D S , A P H E , H E I がある。初速は A p D s で 1463 川 , / s, ソ 連の BMPI の射程外から発射してこれを撃破できる。 対戦車ミサイル T 0 W を発射する X M 2 。 砲塔上にはその誘導装置もみている その装甲貫徹力は , 1000 川の射程で直角に弾着の場合は 最大 66E , 俯角は一 10 。 ~ + 60 。 , 携行弾数は 300 発 ( 給 軽対戦車兵器 M72A 2 は対戦車小銃擲弾および M20 弾状態 ) + 1200 発 ( 収納 ) の計 1500 発である。 89E ロケット・ランチャーに代わるものとして開発され また対戦車ミサイル T OW は , 地上射撃 , 車上射撃お た兵器で , ロケット弾およびランチャ - ーで 1 ュニットが よびヘリコフ。ターから射撃が可能で , 直径 152E , 全長 構成され , ロケット弾発射後 , ランチャーは捨ててもよ 1170E , 3.6 ん 9 の成型弾頭 , 射程 65 ~ 3750 川 , 初速 275 川 い。最大射程は 1()0() 川 , 有効射程は 200 川であり , 重量 /s, 目標捕捉 , 追随は光学装置 / 誘導用コンヒ。ュ は 2 ん 9 で , 歩兵の近距離対戦車兵器である。 によって行われ , XM2 に搭載された TOW は混成戦闘 X M 2 には T OWZ ドラゴンは 7 発 ( 2 発はランチャ 群の防禦戦闘で , 対戦車中隊の I TV と XMI の火力ギ ー内 , 5 発は収納 ) , M240 機銃弾は 2200 発 , M60 の機銃 ャッフ。をうめるものである。 弾は 2200 発 , XM231 小銃弾は 4000 発 , M16A 1 小銃弾 対戦車ミサイル・ドラゴンは , 陸軍・海兵隊のために 2160 発および M72A2HEAT3 発である。 開発された携行型で , ミサイル , 赤外線追随装置 , およ 火器統制装置 びランチャーで構成され , 目視有線誘導で装甲車輛 , 陣 25 砲 , TOW 用ランチャーおよび M240 機銃の火力 地および兵員に対する攻撃に使用し , 混成戦闘群の 1000 機動 , すなわち , 旋回 , 俯仰角ー 10 。 ~ + 60 。 (TOW は 川以内の防禦戦闘で使用される。 ー 20 。 ~ + 30 。 ) を制禦するために , 電気式安定装置 , 照 XM ー 2 / 3 の砲塔の武装 ( 7 ) 装甲防禦力は現行の MI cv と同ていど以上であ ること。 ( 8 ) 将来 , 機械化歩兵大隊は 41 輛 , 中隊は 13 輛 , 小隊 は 3 輛を装備する。 上記の要求に対しては , FMC は XM723 に代わる X M 2 を , また , 共通化の C F v である x M 3 の開発に着 手し , この両型式は機甲および機械化師団の戦闘の中核ーここ一一一 ( ー である混成戦闘群 (Combined Arms Team, 諸兵種連 合部隊とも呼ばれ , 通常 , 戦車・野戦 / 高射砲兵および 戦闘工兵などからなる戦闘部隊で , その中核は機械化歩 兵大隊および戦車大隊である ) に必要な機動力 , 火力 , 防護カ ( NBC 防禦を含む ) をあたえ , 機甲打撃力の主 力である x M 1 戦車とともに戦闘任務を遂行することに あった。 この結果 , x M 2 は次のような特徴を備えている。 (a) 外部動力式 ( 電動式チェーン ) の 25m 機関砲 , 2 基の対戦車ミサイル用 T O W ランチャーおよび 7.62 M240 型 ()A G58 ) 連動機関銃装備の 2 名用 T B A T Ⅱ型砲塔。 (b) 砲および砲塔制御用に安定化全電気式砲塔駆動装 置。 可能である。 (c) 安定化昼夜間兼用照準具。 武装は砲塔に 25E 機関砲 1 門 , 同軸に 7.62m 機関銃 , (d) 360 。旋回可能な車長用視察および照準具。 2 基の対戦車ミサイル・ランチャー , (e) 装甲はスペースド・ラミネート・アーマー 4 チュープ方式の 発煙弾発射機などが装備されている。 (f) 動力源は出力 500 Ⅳの過給機っきディーゼル・エ 車体内部は操縦手室 , 動力室 , 戦闘室 , 兵員室の 4 っ ンジン 0 に別れている。操縦手室は車体前部の左側に位置し , す (g) オートマティック・油圧・機械式トランスミッシ べての操縦装置および計器類が備えられ , 操縦手ハッチ ョン 0 は後方開放のシングル・ビース型で , 周囲には 5 コの視 (h) ロード・ホイルの許容垂直動程が 356E の改良 型走行装置。 察潜望鏡 , また , その内の 1 コは夜間操縦用に A N / v v S 2 型微光暗視潜望鏡に交換が可能。 全般的な特徴 XM2 は混成戦闘群の装備車輛として , 地球上のあら 車体中央部は砲塔とともに戦闘室を構成し , 砲塔はバ ゆる気象条件下においても行動できるもので , 2946E と スケット・タイフ。で , 車体中心線から右にオフセットさ ロシルエット , 21 , 319 ん 9 の戦闘重量で比較的軽量に設 れて , 戦闘室車体上のポール・べアリングっきのレース 計されているので , ロッキード C 5 A ギャラクシーまた 上に搭載されている。砲塔頂部には車長用天蓋 ( 右側 ) と砲手用ハッチ ( 左側 ) があり , はロッキド C 141 スターリフターなどにおける空輪が ハッチ・カバーを閉し X M 2 ( 上 ) と騎兵戦闘車 ( 下 ) の乗員配置 0 0 0 導装置 TOW 照準・ : 0 射位置 発発 TO W 連装ランチャー 25 フッシュマスター関を ( つ 力が写る歩 火力るのみ進 の能か来らの 2 向わ従か段 指く。格 のよ真とた 。 0 。 0 。 0 0 0 教ど笋 8 29 27