ヘリて運ばれる 105 軽榴弾砲。自走砲にこんなまねは てきない。 野砲の軽量化が機動性の向上につながるのは明らかで ある。高張カ鋼やアルミニウム合金の発達 , 構造や製 鋼 , 製造技術の進歩から , 野砲 ( というより火砲全般 ) は著しく軽量化されるようになった。また新理論による 軽量化も行われている。その一例が前進砲でもあろう。 砲が軽量化されれば , 牽引車もトラックをはじめ手近な 車輛がなんでも利用できるから , 全体とすれば機動力は 増大する。専用の牽引車も , 技術の進歩により高い不整 地機動力が得られるようになった。 しかし , 軽量化をしても追いっかない問題があり , 実 際には野砲は大型化 , 重量化の傾向にある。 それは戦術上の要求からくるもので , 野砲はより大口 径化するという傾向である。現在 , 戦闘の全般的な支援 を行う野砲 ( 一般に師団火力 ) は 155E 級以上 , むしろ 203E ( 8 インチ ) 級に統一される傾向にある。 これは効率上の問題で , ひと口にいえば大口径は小口 径砲より破壊力がまさり , 長射程の砲は短射程の砲に優 96 越する , という事実である。大口径の方が長射程にしや すいから , 破壊力のことも考えるとどうしても大口径砲 が主流となる傾向にある。つまり 30 の射程の砲は 10 の射程の砲に比べて運用の範囲が広く , 203m 砲弾は 105 砲弾よりも 8 倍近い破壊力があるというあたりまえの 話だ。 105E , 155E , 175E , 203 簡と各口径の野砲をそれそ れの射程と破壊すべき目標に合わせて装備するよりは , 全ての任務をこなせる 203E 砲だけを数多く装備した方 この場合の効率とは , 開発や生 がはるかに効率がよい 産の経費 , 保守 , 整備 , 弾薬補給などの広い範囲の問題 を含む。 現にアメリカ陸軍 / 海兵隊は , 師団砲兵の中心を大口 径 , 長射程の 203E 砲 ( M110A 1 /A 2 ) に集中し , べ トナム戦争で勇名を覇せたロング・ノくレルの 175E 自走 カノン砲 M107 の退役を進めている。 155E 級の野砲はまだどの陸軍でもとうぶん維持され るだろうが , どの口径にしろ 155 簡以上となると軽量化 してもそう軽くも小さくもならない。イギリス , 西ドイ ッ協同開発の 155E 野砲 FH70 は重量 8800 , 長さ 9.45 川 ( 牽引状態 , 射撃姿勢では 12.43 祠あり , ポフォー スの 155EFH77 は 11 , 177 , 11.6 ある。軽量をうた っているアメリカの 155EM198 でも 6804 ん 9 だから , 同じ 新型軽量の 105E 榴弾砲 M102 の 1470 ん 9 はもちろん , 旧式 の 105EM101A 1 の 2200 とも比較にならない。 7 t, 11 t といった砲を牽引するのはたいへんなこと で , 舗装された路上ならともかく , 不整地となると普通 の軍用トラックでは高い機動性は望めない。 FH70 を牽 引する西ドイツ M A N の 6 x 6 トラックは , 常識を越え た高い路外機動性を持つが , やはり装輪式の限界はあ り , 装軌式とは比較できない。 ところが装軌式の牽引車となると , 陸上自衛陸の 73 式 牽引車をみてもわかるように , かなり高価なものとな る。それならばいっそのこと自走化してしまった方が安 くつくし , 多少高くても自走化によるメリットは価格の 超過分を補って余りあると考えられる。 それならば野砲を全部自走化した方がよいのではない かと思うと , 実際はそううまくゆかない。 まず自走砲は牽引式野砲に比べて価格が高い。火力は 少しでも増大したいから , 不整地機動性の悪さを少しが まんしても , 1 門でも多くの砲を装備したいという運用 者側の要求もある。 第 2 に , 自走砲はどうしても重い。どうがんばっても 牽引式より重くなるのは明白なことである。装軌式の自 走砲にすれば , 不整地機動性は高くなるかもしれない が , 山の上に運び上げたり , 輪送機やヘリコプターで空 輸するといった芸当ができにくくなる。 155E 級の自走 砲を吊り上げることができるヘリコプターは , 現在ソ連

M5 牽引車に引 かれる 155E 櫺 弾砲 M 1 。ほと んどの国ては , 牽引砲が砲兵の 主力を占める。 そのわけは・ 方に対してじゅうぶんな火力支援を実施しなければなら なのだが , それについて述べる前に , 野砲の自走化に関 ず , 装甲防禦は極めて大きな意味を持つ。 連してどのようなことが問題となるかを考えてみよう。 ところが野砲の装甲化は牽引式ではまず下可能で , せ 自走砲は , 高い機動性による迅速な射撃と移動を建て いぜい楯をつけるくらいのものである。敵弾にさらされ 前とするから , 砲の移動について絶えることない弾薬補 ながら砲の操作を行うことは , 実際の危険性はもちろ 給を行える体制を造らなければ意味の薄いものとなる。 ん , 心理的な負担も大きい。楯では前 , 側面の軽い弾片 これも第 3 次中東戦争の実例だが , 機甲部隊に随伴して 防禦ぐらいには役に立っても , 完全密閉式の装甲砲塔と 突進するイスラエル自走砲部隊に ハーフトラック ( ア は比較にならない。 メリカ製 M3 ) を主体とする弾薬補給部隊がついて行け さらに , 装甲化は同時に雨 , 風 , 雪などから乗員を保 ず , しばしば機甲部隊の電撃的進攻に対する足カセとな 蔓して戦闘力を維持できる。また射撃統制装置をはじめ った。とくに M 3 のゴム式履帯はシナイ半島の熱砂では とする高度の電子装置や機械装置を外部から保護できる ゴムが溶け , ゴラン高原の岩石地では切断して , 円滑な 効果もある。 弾薬補給のさまたげとなっている。 また 1956 年の第 2 次中東戦争 , シナイ / スェズ作戦で 命野砲の自走砲化にともなう問題点 は , イスラエル空挺旅団がミトラ峠に突進したさい , は 以上のようなところが野砲の自走化で得られる利点で じめ 60 門あった野砲 ( 迫撃砲 , 高射砲を含む ) の大半が ある。よいことずくめであり , なにをおいても野砲の自 牽引式で , 砂漠にめり込んだりパンクしたりして , ミト 走化をしなければならないように思われる。ところが実 ラ峠に到着できた砲はわずか 2 門しかなく , おまけに肝 際にはそれほど自走砲は多くはない。なぜか ? 腎の弾薬車もついて行けず , 結局はほとんど役に立たな 自走砲にはいくっかの問題がある。第 1 には金の問題 かったという。野砲の自走化にあたってはじゅうぶんに 現代の代表的な牽引式 , 自走式野砲 射撃姿勢移動姿勢発射速度 口径← ) 国 籍 重量 ( ) 考 型式 全長 ( 司全長 ( 司 ( 発 / 分 ) バーで牽引可 4 , 876 105 ー軽量砲 105 1 , 860 8 イギ ランドロー リス 8 ( % 分 ) 5 , 991 105 2 , 258 M 101 A 1 アメ リカ 5 , 182 105 1 , 496 M102 アメ リカ 引 2 ( % 分 ) 榴弾砲 7 , 315 5 , 800 155 M ⅱ 4 A 1 アメ リカ 2 カノン砲 155 13 , 800 式 M59 アメ リカ 12 , 396 4 最新軽量型 6 , 920 M 198 155 アメ リカ 国際協同 9 , 800 6 9 , 300 155 FH70 砲 11 , 590 6 155 11 , 000 FH77 スエーデン 10 , 972 1 14 , 515 M ⅱ 5 203.2 アメ リカ 16 , 556 5 , 840 アポット 105 イギ リス ンス 16 , 500 6 , 400 105 自 M K 61 フラ 23 , 786 6 , 612 155 アメ リカ M109 ンス 42 , 000 10 , 234 155 走 155—GCT フラ 日 本 25 , 300 75 式 7 , 790 155 53 , 000 11 , 000 155 砲 バンドカノン スエーデン 26 , 534 7 , 467 203.2 アメ リカ M 1 1 0 1 三料 備 7 , 100 移動姿勢 と略同 11 , 024 11 , 302 12 , 430 10 , 860 1 バーストで 3 発 / 分 6 6 即時使用弾は 14 発 2 通常は 2 分間に 1 発 98

ケニヤ向けに生産がはしまったご 3 番目の M k . 3 揃 ii 黼崙 : ー、 1 分にはチョーバム装甲 ( 多重装甲 ) を貼りつける。 この ※ビッカーズ MBT Mk. 4 ため , 破損した部分だけを交換することが可能となり , 輸送時には車幅を小さくすることもできる。おまけに将 ビッカーズ M B T シリーズに , 新しく Mk. 4 が加わっ 来の防禦力強化への余裕も残すことができる , とビッカ たことが報導されたのは , 昨年秋のことである。 Mk. 4 は , フランスの A M x 32 ( これも輸出専用のラ ーズ社は発表している。 ェンジンは 2 種類がテストされている。 Mk. 3 と同じ イバルだ ) とギリシア陸軍への納入を争っているが , ど GM 製 12V ー 71T を改良した 12V ー 71TA ディーゼル・エ うやら Mk. 4 の方が優勢だと伝えられている。 ンジン 950 馬力と , イギリスのロールス・ロイス製 12V 新型の Mk. 4 は , 乗員 4 名 , 戦闘重量 43.7 t で , Mk. 1000 ディーゼル、コンドル 1000 馬力で , どちらでも希 1 が 37 t 戦車という名前で軽量を売物にしていたのと比 望する方を選べる。コンドルの場合は出力重量比が 23.5 べると興味深い } p / t となり , Mk. 3 の 19.2 Ⅳ / t を優に上まわる。トラン それでもできるたけ軽くすることを狙ってか , 基本車 体をアルミ合金で造り , その上に鋼鉄製の装甲をつける スミッションは T N12 ー 1000 フル・オトマチック・タ という変わった構造のうえ , 車体前面や砲塔の重要な部 イプある。 燃料の携行量は 100 , 最高速度は 60 / h に達し , 最 近の戦車の高速化に合わせている。行動距離は 32 / h で 武装もおもしろい。いまのところは Mk. 3 と同じビッ カーズ社の L 7 A 1 105E 砲を搭載しているが , 砲塔の リングが大きくなるように再設計されたため , ラインメ タル社製 120 滑腔砲 ( レオパルト 2 , x M 1 ) , イギリ スの MBT80 用に開発された新型の 120E ライフル砲 , シール用の改良型 L11 120E 砲のどれでもが選べる。砲 弾は 105 簡なら 60 発 , 120E なら 44 発を積む。 視察装置 , 射撃統制装置にも最新のものを積みこみ , ー & ストラウド社製のネオジウム Y A G レザ測遠 ニ社製 S F C S 600 コンヒ。ューター . 手幾 , マ / レコ ザ - ー利用の砲ロ照合装置 , 車長用全周旋回キュ - ーボラに 、コンドル、サイトなど , もりだくさんで , 今度はシ - ール・イラン、の 40 t 版といったところだ。オソドッ クスさが売物だった Mk. 1—Mk. 3 とはかなり意味合い 29 600 燔だ。 ーロ計いい曰 ごコント・ルサイトをつけた新型 M k . 3 の M k . 3 b キューホラ

ニュースーー ◆指揮通信車 , 防衛庁に納入 昨年 12 月 7 日 , 装輪装甲車 ( 指揮 通信車 ) の試作車 4 輛が , 小松製作所 から防衛庁技術研究本部 ( 第 4 研 ) に無事引渡された。指揮通信車は , 昭和 53 年度予算で同社が試作し , 10 ~ 11 月にかけて富士で各種の走行テ ストなどの社内試験を続けていたも の。年明けの 1 月からは , 技本の手 で来年 3 月まで本格的な走行 , 通信 能力テストが行われる。指揮通信車 は師団特科部隊の指揮と通信の任務 にあたる車輛で , 57 年度には装備化 を見込まれている。 なお , 装輪装甲車シリーズのうち 20E 機関砲搭載の偵察警戒車も同じ 10 月からテストを行っており , こち らは 1 月下旬に技本に納入される予 定である。 ◆自衛隊が新型牽引車を検討中 陸上自衛隊は , 203E 自走榴弾砲 の導入を計る一方 , 新型 155E 砲 ( 牽 引式 , 候補は M198 , FH70, FH 77 ) の第 1 次選定を 3 月をメドに進 行中だが , これに合わせて新型牽引 車の検討をはじめた。 現在 , 155E 榴弾砲の牽引にはア メリカ軍供与の 13t 牽引車 M5 が使 われ , 人員 12 名と所定の弾薬などの 運搬にあたり , 一部では 74 式特大型 トラックも使われているが , 砲の更 新とともに牽引車も新型化し , 機動 力の大幅アッフ。を担う。 候補には , 日立製作所が試作した 装軌式の牽引車 , 小松の装輪 A P C をベースとしたもの , 74 式大型トラ ックの使用 , と 3 種があげられ , コス トやファミリー化 , 日立のシェアの 問題もからんでなり行きが注目され る。 これまで , 国産の牽引車には 155 カノン砲 , 203E 榴弾砲用に日立 が開発した 73 式牽引車があるが , れは 54 年度予算の 9 輛で調達が終了 し , 来年には合計 73 輛がそろう。 73 式牽引車の調達終了で , 陸上自衛隊 の大型装備の分担がなくなる日立 は , 新型牽引車の売込みに本腰を入 れているといわれる。 23C 加近くまでとり , ショックアフ・ソ ールの上下動をこれまでの 1.5 倍 , サスペンションでは , ロードホイ 延長を考えている。 目づまりを防ぎ , ェンジンの寿命の 同時にラジェーターやフィルターの 冷却システムは能力をアップし , 3 カ所に加えられている。 ム , サスペンション , 燃料タンクの 良はまとしてエンジンの冷却システ 車がアメリカ陸軍に引渡された。改 M113A 1 を改良した A 2 の 1 号 ◆ MI 13A P C の新型 , A 2 が完成 れている。 決まれば , 20 ~ 30 輛の調達が考えら 公式筋も確認している事実。契約が の購入はすでにニュージーランドの れていないというが , スコーピオン ス社によればまだ完全な契約はなさ ン軽戦車のテストを行った。アルビ を訪れ , 1 カ月にわたるスコービオ の代表 6 名がイギリスのアルビス社 ニュージーランド陸軍 昨年 9 月 , スコーピオン軽戦車を調査 ◆ニューシーランドが 制式化され , 生産に入った M 1 1 3 A 2 ーの改良やアイドラーの強化に より車体がこれまでよりやや上へ持 上げられる。そのかわり野外機動力 は大幅に向上し , もちろん乗心地も よくなった。 燃料タンクは , これまでの車体後 部の兵員室側壁から外して , 新たに 車体後部の外側に 2 コの外部タンク をとりつけた。車内容積は増え , 火 災の危険もずっと減る。もちろんタ ンクに車体と同じていどの防禦は施 されているという。 (T) 本格的な試験走行がはじまった自衛隊の装輪 A C , 指揮通信車 ◆アメリカ陸軍の 1981 年度予算案 アメリカ政府の 1981 年度予算案が 議会に提出された。国防予算は最近 の米ソ対立激加の中で増加傾向にあ るが , 陸軍関係では XM 1 戦車に 10 億 3200 万ドル , 569 輛分の予算がっ いたことが目立つ。単純に割り算す れば 1 輛当たり 181 万ドルになる。 また F V S ( X M 2 / 3 ) には 400 輛 分 , 4 億 6440 万ドルが割り当てられ た。 この 2 つに , A H 64 攻撃へリコプ ター , U H60 輸送ヘリコプター , M I M104 ペイトリオット地対空ミサ イルを加えたものが , 現在アメリカ 陸軍が最も熱心に計画を進めてい る , いわゆる「ビッグ・ファイプ」 である。しかし今回の予算案では A FV に重点がおかれ , 他の 3 つの予 算の延びは小幅にとどまっている。 他の AFV では , M88A 1 戦車回 収車が 175 輛 , 1 億 3010 万ドル , M 113A2 が 42 輛 , 470 万ドル , M548 装甲荷物車が 272 輛 , 3590 万ドルと なっている。 D I V A D ( 師団防空 ) システムには 12 輛分 , 1 億 8310 万ド ルがついた。 ミサイル関係ではペイトリオット が 183 発 , 4 億 6960 万ドル , ローラ

次の部屋に入ってシュビム・ワー 2 人の迷彩服の兵士と話していた Land ゲン ( ドイツの水陸両用ジープ ) を さきほどの事務員が , 私に話しかけ 月曜日は休館につき注意のこと。 見つけ , 私はシメタッ ! と思う。 室内の展示室は火 ~ 金曜が 12 ~ 5 時 てきた。 しかし他の展示物がじゃまで , どう 「だってあなたは『なんとかジャム』 まで。土 , 日曜は 10 ~ 5 時まで。た しても前からしか撮れない。雪の積 だし室外の展示物はもっと早く行っ を持っているじゃあないの」 もったジオラマはどうやらパルジ作 ても見ることができる。 「『なんとかジャム』ってのはレイ 戦を想定したものらしく , 兵士の人 アノくディーンはワシントンからニ ン・コートのことですか ? 」 形もいろいろな姿勢をとっていた。 ューヨークへ北上する道の途中にあ 「イエス ! 」 もっと私を感激させたのは , おな るが , ノくルチモア市 ( 相手がアメリ 50 分ほど前 , 雨の中でただひとり じみキューベル・ワーゲンがデーン カ人ならポールテモーと発音するこ 悪戦苦闘しているモノ好きな東洋人 と中央におかれていることだった。 と ) に前夜 1 泊し , 早朝の一くス ( グ を室内から見ていたらしい。 フォルクス・ワーゲンの野戦車型 レイハウンド社ローカル線 , 急行は まだだいぶ降っている。私は腹を で , たいていの戦争映画に登場す 止まらない ) で行くのがよいと思 決めて室内の小ものを見ることにし る。しかし映画ではドイツ軍はいつ た。そしてもういちど , 蛇口から水 う。パルチモアに早く着いてしまっ も悪者としてえがかれているから , を飲み , 昼食の代わりとした。 たら , 同市の S L 博物館をご覧にな たいてい手榴弾で吹っ飛ばされる損 ( 続く ) るとよしあここは , 昔オハイオにい な役割だ。うれしいことにガラスが 〔アパディーンへの行き方〕 たる汽車のターミナル駅だったの ない。そのかわり小さい椰子さええ U. S. Army Ordnance Museum, で , 西部劇に出てくるような機関車 がかれたアフリカ軍団の塗色で , 色 Aberdeen Proving Ground, Mary がズラリとならんでいる。 が明るすぎて露出オーパーな写真に なっているのには失望した。 向う側の古い乗用車は , 若き日の パットン中尉が 1916 年のメキシコ戦 でパーシング将軍の運転手を勤めた 車である。これで山賊パンチョ・ヴ 室内展示のガトリン グ機関銃 ( 下 ) とシュ ビムワーゲンのジオ ラマ ( 右 ) 。下はパッ トンが運転したダッ ジ 1916 年モデル イラを追跡したという 1916 年型のダ ッジだ。ダッジ社はクライスラー社 の 1 部門で , われわれには % t トラ ック , ウェポン・キャリアのメーカ ーとしておなじみである。 「もう大雨はやんだろうか ? 」 私は戸口から手を出して , ぬれる かどうか試してみた。 第第まーー 1 「物 93

0 BATTLE TANK VICKERS MA ー、、 = ー 0 、 er h いいでⅲいⅣ 1 朝 d 単国げ policy い 0 はい「田に 0 and Ⅲは市ⅲを、 0 いれ p 「 Od 臼 0 石 0 れ and there ls を口 h に 代いい朝 package れⅢ市にいトⅱれ g ( ロ山ⅵ ( 川 * 750 h ぉ山い el でい第ⅲいいい w 0 ロに k up tOthe い 107 modern 、い n 山 d 、 . * Ⅲ新山川口ⅱ 0 ge b い、 * ( 、いロ d ロ、、い p いい朝を h 0 、い el れいをル なは第トいい。 du ⅱド月汀に 3 い、朝はい d d い 0 い曝ぐロれ第買 * Adsanced 阯市 d 、朝に 0 Ⅲ 0 に ct ⅱ 0 第はト山、 ed ⅱ 3 で、いいはを * ーいⅵ鸞なヨれ譱いト 3 ロ、、、まい 59 ーいい、 を物を第第をいを、第第を第き第第をい、い 3 第第は第、第い物洋い朝 1 軍事雑誌に掲載されているビッカーズ MBT の広告。ごわが社は戦車を造って半世紀以上・ とり立ちしているといってよいだろう。 ズ M B T は当初 37.5 t と逆に最も軽く , また砲もチーフ それでは , ビッカーズ MBT はなぜ輪出専用戦車とし テンの 120m に対してビッカーズ M B T は 105 簡と , 性能 て成功したのだろう ? はまったくといってよいくらい異る。 ひとつには , インド政府との連携があげられる。 1948 だが , 戦車にとっては砲とならんで最も大切な , ェン 年 , 旧イギリス領から独立したインドは , 陸軍にアメリ ジンを中心とする動力部は , チーフテンと同しレイラン カ製の M 3 軽戦車や M 4 中戦車とならんでイギリス製の ド L60 ディーゼルに T N 12 トランスミッションのパワー センチュリオン戦車を装備していた。これらの戦車の更 ・パックを積む。各部の構成品にしても , 細かいところ 新 , 近代化にあたって , インド政府はセンチュリオン戦 まではわからないにせよ , チーフテンと同じものをでき 車の開発・生産を一貫して手がけてきたビッカーズ・ア るだけ使ったと発表されている。もちろん開発時期も非 ームストロングス社に , インドの国情に見合った新型戦 常に近い 性能の違いに目を向けなければならないのはとうぜん 車の開発を打診した。 である。しかし , よくみると , ビッカーズ M B T はチー ビッカーズ社の方でも , ちょうどセンチュリオン戦車 フテンの輪出型ともいえる性格を持っていることに気が に代わる新型の輸出用戦車をあれこれ計画していたとき だったから , 渡りに舟とばかりインド政府のこの中し入 チーフテン / ビッカーズ M B T 開発対称年表 れに飛びついた。インド政府 , 同国陸軍の要求を軸にし チーフテン ビッカーズ M B T て , 開発途上国向けの輸出専用戦車を具体的に練りあげ ることができたことになる。 しかし , これだけではビッカーズ MBT 開発の理由を 全部は説明できない。 もうひとつの理由は , 同しビッカーズ社が開発 , 生産 に重要な役割を務めるイギリスの主力戦車 , チーフテン の開発である。 もちろん , チーフテンは重さ 54 t で現在第一線にある 主力戦車のなかではいちばん重いのに対して , ビッカ とある 0 フ。ロトタイプ 1 号完成 1959 本格的社内テスト開始 45569T 24t , 20pdr. 砲 1960 46200T 40t , 105E 砲 1961 陸軍のテスト開始 1962 プロトタイプ 2 輛完成 5 月 , 制式化決定 1963 1 輛がインドへ渡る 1964 51025T = Mk. 1 決定 Mk. 1 就役 1965 100 輛インドへ引渡し 11 月 , Mk. 2 就役 1966

「級ではなく , 最新型の戦車 を望むようになっている。 イギリスもクウェー「トやイ ランにチ = フテンを輸出す るようになった。 しかし最新型の戦車がど んどん大きく , 重くなる一 方 , まだまだ軽く , 小さな 戦車 ( 比較の問題だが ) の 需要はなくならない。西ド イツ製の T A M 戦車 ( アル ゼンチン向け ) や各国の装 輪戦車など , さまざまな要 求に対する具体的な解答も ・バラエティを増している。 こんな中で , チーーフテン で証明される最新技術を常 にとり人れ , 時代の最先端のすぐうしろ洋を行くビッ の違った戦車になりそうである。 カ - ーズ M B T は , イギリスの強力な輸出商品として , 今 プロトタイフ。は昨年春に完成し , すでに数カ国の引合 いがあったといわれる。ギリシア陸軍の場合 , 採用が決 後も次々と新型が開発されて行くに違いない。 定すれば行く行くは同国内でライセンス生産に入る予定 ( ビッカズ Mk. 1 , ビジャヤンタについてはあまり触 だが , 当面はイギリス国内で製造し , 完成品を輸出する れなかった。本誌 N 。 . 8 , 76 年 4 月号の特集に詳しいの で , そちらを参照することをおすすめする。筆者 ) という形になる、。 ビッカーズ BT は 1963 年に Mk. 1 が誕生して以来 , 最近の Mk. 4 まで , 目標を輪出一本に絞って成功してき た。 70 年代後半以降 , 第 3 世界へ輪出される戦車のレベ ルはどんどんあが , 各国ともこれまでのような第 2 線 ヒッカース M B T M k. 3 データ (Mk. 1 は 12. 7mm 測距機銃 ) Q F 105 L 7 A 1 同軸機銃 7.62mL37A 1 砲操作 , 安定装置 78 車長用機銃 7.62 L37A 1 全電気 , ソリッドステート 9. 56 発煙弾発射器 動力系統 7. 6 x 2 16 弾薬搭載量 ュ・ンジン 3. GM12V—71T 50 発 ( 44 ) テ、イーーピノレ 2.87 7.62m 機銃 3000 発 ( 2400 ) 750 Ⅳ ( 720 B Ⅳ ) 2.48 測距機銃 (Mk. 1 は 2.44 ) ( レイランド L 60 6 気筒 600 発 射撃統制装置など ディーゼル 600 Ⅳ ) 2. 53 車長サイト 倍率切換式照 4. 28 トランスミッション TN12 半または全自動 準ペリスコ . 406 行動能力 X 1 50 / h ( 48 ) レザ測遠 最大速度 機組込照準ペ 超堤能力 0.9 川 リスコープ 超壕能力 2.4 川 30 。 レーザー測遠機 登坂能力 ー & ストラウド製 行動距離 483 1.1 川 ( 準備なし ) L F 2 ( No. 1 Mk. 2 ) 渡渉能力 ク / 、ツ V800 パワ 乗員 寸法 ( 川 ) 全長 車体長 全幅 全高 砲塔上面高 轍距 接地長 地上高 重量 (t) 戦闘重量 車輛重量 接地圧 出力重量比 武装 4 砲手用サイト 38.09 ( 36.9 ) 35. 53 0.83 ん 9 / c 加 19.2 Ⅳ / t ( 16.3 Ⅳ / t ) 30

※ビッカーズ M B T とは 自分の国の政府や軍隊とは無関係に、ある企業が兵器 を開発、製造し、よその国の政府や紛争地帯に売込む、 こういう、、死の商人、、を地で行く例は古今東西いくらも あるが、戦車となるとあまり多くない。 軍艦なら 1 隻でも商売になるし、小火器類なら開発費 が安くて大量にさばける。それに比べて、主力戦車とな ると開発費もバカにならす、かといって 1 輛や 2 輛買っ たところで意味がない。結局は安い買物になってしまう からだ だから、海外への輸出に成功し . ている戦車は、アメリ 力の M60 シリーズや西ドイツのレオパルトをはしめとし て、どの戦車も製造した国の主力戦車として大量に装備 されているものだ。性能の保証にはなによりも製造国の 陸軍か採用することがいちばんだし、大量生産によって コストが下げられるためである。 ところが、兵器商売の老舗、イキ、リスのビッカーズ・ アームストロングス社か開発したヒ、ツカー 7<M B T は、 誕生の初期段階からインド政府とのタイアップがうまく 進み、同国内で 800 輛以上が生産されるという、、、輸出専 用の戦車、、として近来まれな成功例となった。 インド以外でも、クウェートに 70 輛か輸出され、最近 ではケニアへの引渡しがはしまり、ギリシア政府との商 炎も順調と伝えられているから、商品としてりつばにひ 射撃テストを行う Mk. 1 戦三。主砲は 1960 ~ 70 年代の標準ともいわ れた 105E 砲。戦闘重量は機動力を重視して 38. 5t と軽量にまとめら Armies & Weapons 一三ロ

Vickers 射撃テスト中のビカーズ M k.l 。本車の懸架装置はトーション・バ ・サスペンションだが、第一、 2 、 6 転輪にセカンダリ ション・ / ヾーをとり入れて緩衝効率を高め、短かい接地長と相ま ってセンチュリオンやチーフテンをしのぐ超障害能力を持ってい る。石包塔直後のエンジン・ルームが一段高くなっているが、これ は幅はせまいが背の高い L 型 60 工ンジンを搭載しているためで、 このエンジンはドイツが大戦前に使っていた航空機用ティーゼル ェンジンの改良型という珍らしいもので、 6 気筒の多燃料タイプ である。 Vickers Mk. 1 t “れに ope れ s fil ℃ , 砒 the 1 ・ⅲ g [ ⅱ記可 it's L7 AI 105- mm. g ル ニュー・テリーで行われた陸軍参謀総長臨席 円 77 年一月日、 の / くレードにおけるヴィジャヤンタ戦車。インドはヴィカーズ M k.l を自国でライセンス生産し、ヴィジャヤンタ ( 勝利者 ) と ? いう名称で 700 輛以上を配備している。各所にオリジナル・タイ プとの違いがみられるが、浮航スクリーンの取付枠がないのが 目立つ。細長い車体、転輪の中抜き穴など、重量軽減の工夫の あとがわかる。サイド・スカートの四角い穴は乗車用のステッ プである。 I れ市“れ Vijayanta ta れ ks the AI ・ my Parad% NO 純 l)elhi' 15 市 Jan. 1977. lndian Essy.

く戦史シリーズ No. 55 〉 們 IISTOIQY たちあかった市民軍 ワルシャワ蜂起の敗北 木俣滋郎 ていたし , つい数日前にはヒトラー総統の暗殺未遂事作 市民軍蜂起せよ も起こっている。ドイツ軍がワルシャワ市の防衛陣地を 固めてしまわないうちに , 市民が反乱を起こさなければ 1944 年の 7 月 , ソ連の第 1 白ロシア方面軍はドイツ軍 ならない。 を追って , 東からポーランド領内に侵入した。そしてポ 「ワルシャワ市民 , 蜂起せよ ! 」の決定は , 1944 年 7 月 ーランド第 1 の大河ヴィッスラ河の東岸にたっした。ポ 31 日に下された。作戦開始は翌 8 月 1 日の午後 5 時であ ルマン大将の率いるドイツ第 9 軍は , 疲れた足を引きす って西へ西へと退却を続ける。 このとき , 市内の何千という窓はいっせいに開け放た 「ほらドイツ兵がまた逃げてきた。ざまあみろ ! 」 れて光を発した。四方八方から , 弾丸が雨のように通行 ポーランド市民はドイツ兵をあざ笑った。 中のドイツ兵の背中を射った。建物は穴だらけとなり , 若冠 48 歳のソ連第 1 白ロシア方面軍司令官 , ロコソフ 行進の隊形はメチャクチャになる。百万の市民が戦闘に スキー元帥は , 意気ようようと軍を進める。スターリン まき込まれ , / ( スも市電もストップしてしまった。 グラートの防衛戦ではパウルス元帥のドイツ第 6 軍を破 り , クルスクの大戦車戦では中央戦線を受け持って勝利 あたりにはドイツ兵の死体が四妝する。 しかし蜂起軍には 7 日分の弾薬しかなく , 人員からい をおさめた元帥は , いまや「ポーランドの解放者」とし っても武器の絶対数が不足していた。武器はおよそ次表 てあがめられることになりそうだった。 のとおりである。 ソ連第 2 戦車軍の T34 中戦車は , ワルシャワ西方のプ 重 , 軽迫撃砲 ラーグにまで迫る。だがソ連軍もここにくるまでに , す 騎兵銃 16 でに自走砲と戦車 500 輛あまりを失っていた。 対戦車砲 自動小銃 2 対戦車 7 月 22 日 , ポーランドの地下組織軍司令部の通信隊は ビストノレ 29 第 9 軍からドイツ第 4 機甲師団に対する「ヴィッスラ川 重 , 軽機関銃 対戦車榴弾 47 西方まで退却するのを許可する」という無電を傍受して 短機関銃 手榴弾 145 火焔放射器 ニャリと笑った。 30 ( 主としてドイツ軍から奪ったものである ) いまやソ連軍は目と鼻の先に迫っている。ソ連第 2 航 空軍はポーランドの首都ワルシャワの西方の飛行場を占 思いきり射ったら , 3 日間の戦闘をするだけの弾丸し 領したが , そこから 20 分も飛べばもう市内なのである。 かない。しかも通信 , 連絡の不手ぎわから , 最初に蜂起 したのはワルシャワ地区の全兵力の 40 % にすぎなかった 「いまだ ! 市民をいっせいに蜂起させよう ! 」 イギリスのロンドンに亡命していた臨時ポーランド政 のである。それでも人員の割に重 , 軽機関銃が少いくせ に , 市街戦用の短機関銃が多いのはさすが祖国防衛のゲ 府のミコライツック首相は , ポル・コモロウスキー少将 に対し , すでに「自分が適当と思うときにはいつでも反 リラあがりだ。 乱を起こしてよろしい」と権限を与えていた。 小部隊単位の決起だったため , 第 1 日目に停車場とヴ 1 カ月以上も前 , ノルマンデイへの上陸作戦が行われ ィッスラ河の大橋を奪取する計画は失敗してしまう。 100 Warsow Uprising 2629 657 3846 406 44000