対戦車ミサイル - みる会図書館


検索対象: PANZER(パンツァー) 1980年7月号
113件見つかりました。

1. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

H 0 T 対戦車ミサイルのランチャーっきタレットを搭載した AMXIOHOT HOT は射程 4 、 000m 以上、咼い命中率を誇る 隊があったが、今後はこれらをもとに、順次歩兵師団の 編成が進められるとみられている。 空挺師団 第 2 次大戦後、陸軍は空輸による強行着陸まなは下 傘投下を行うことができるように編成・装備された空挺 部隊を編成した この部隊は植民地粤争の経験にもとすいて、戦略予備 として第 11 軽出動師月、を編成した。 この師団は、落下傘 部隊と水陸両用戦車岐、、戦闘支援部隊で構成されている。 この第 11 軽出動師団は、 1970 年に第 11 空挺師団に改編・ 改称され、師団司令部、第 61 司令部中隊、第 61 通信中隊、 第 11 飛行大隊、第 1 および第 2 空挺旅団で編成され、師 団編成定員は 13 , 752 名 ( 将校 352 名、下士官 2088 名、兵士 11 , 004 名 ) である。 空挺旅団は、旅団本部、本部・管理大隊、戦闘支援大 隊および 3 コ空挺大隊で編成され、定員は 4600 名であり、 第 1 空挺旅団の場合は、第 3 海兵空挺大隊 ( 海兵落下傘 第 3 連隊を改編 ) 、第 8 海兵空挺大隊 ( 海兵落下傘第 8 連 隊を改編 ) 、第 9 空挺大隊 ( 海兵落下傘猟兵第 9 連隊を改 編 ) からなっている。 また、第 2 空挺旅団の基幹部隊は第 1 空挺大隊 ( 落下 傘猟兵第 1 連隊を改編 ) 、第 2 外人部隊空挺大隊および第 6 海兵空挺大隊 ( 海兵落下傘第 6 連隊を改編 ) から編成 されている。 編成定員は、第 1 、第 2 空挺旅団ともに 4600 名、また 36 師団司令部および司令部直轄部隊は、フランス南西部の ポーに駐屯している。 師団の主な装備は、エンタック対戦車ミサイルまたは 106mm 無反動砲 M 40 A 1 を搭載するホチキス M 201 型 V L TTO. 4t ラック、 14 口径 105mm 榴弾砲 M56 、 M0120 ー 60 型 120mm 重迫撃砲などを持っている。 山岳師団 1976 年 8 月、陸軍は 1969 年に編成された 2 コ独立アル プろ旅団をもとにして、アルプス山兵地帯を警備する特 別編成の第 27 アルプス山岳師団を創設した。 この師団は、第 14 歩兵師団とともに第 5 軍管区内に配 置され、定員は 9776 名 ( 将校 472 名、下士官 1404 名、兵士 7900 名 ) で、師団はフランス南東部のグルノープルに配 置されている。 編成は、師団司令部、司令部・管理連隊、 4 コ山岳連 隊、 1 コ山岳砲兵連隊、工兵連隊、偵察中隊およ・び対戦 車ミサイル中隊などからなり、歩兵師団と似た編成・装 備であるが、山岳地帯での作戦行動を容易にするために 特別装備として各種の山岳機材を持っている。 海兵空輸自動車化師団 1976 年 8 月、陸軍は 1 望 1 年に戦略予備として編成した 独立第 9 海兵旅団をもとにして、第 9 海兵空輸自動車化 師団を創設した。こ部隊は、第 11 空挺師団とともにア フリカおよび中東諸国における緊急事態が発生した場合 、に対処する特別編成の師団で、空輸および水陸両用作戦

2. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

第ま窰、 E. C. P. ARMÉES 配備開始から 30 年、現在は AMXIO シリーズにおき換えられつつある EBR 75 偵察車。不整地走行用の鋼製輪 ( 中央の 2 組 ) は格納位置にある 軍事情報の収集・分析を行う。 ☆陸軍の現状 フランスは、 1959 年 11 月にド・ゴール大統領の核戦力 建設案をもとに、第 1 次 ( 1960 ~ 64 年 ) 、第 2 次 ( 1965 ~ 陸軍は兵力 326 , 800 名 ( 選抜徴兵は 209 , 300 名 ) で、 1 70 年 ) および第 3 次 ( 1971 ~ 75 年 ) 軍装備計画が実行さ コ野戦軍、 3 コ軍団、 8 コ機甲師団、 4 コ歩兵師団、 1 れ、とくに第 3 次計画では新しく核戦力部門に戦術核武 コ山岳師団、 1 コ海兵師団 ( 自動車化、空輸可能 ) 、 1 コ 装がつけ加えられ、核運搬用戦術ロケットとしてプルト 空挺師団、ベルリン駐留部隊 ( 軽装甲、機械化歩兵の各 ン地対地ミサイルの研究開発、第 2 次からの原子力潜水 1 コ連隊 ) 、 5 コ戦術地対地ミサイル連隊および 5 コ地対 艦の実戦配備、さらに第 4 次計画では現在進行中のプル 空ミサイル連隊からなり、西ドイツに 3 コ機甲師団、 1 トン、サイル連隊の編成などが行われている。 コ軽機甲連隊および 1 コ機械化連隊の兵力 36 , 000 名が、 またその他の海外駐留軍としてアフリカ北部のチャド共 ノを ーを・、 1 こ ジープ上のランチャーから発射されたエンタック対戦車ミサイル

3. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

戦場 ~ オータムサファリ作戦 ~ ・捜索・前進・ヘリ偵察・側背面陣 地攻撃・戦車前進攻撃・対戦車攻撃 ・対地上攻撃・前進散開・戦車道遇 レコード : SJX - 幻 88 カセット :VCK-606 ビつタ - しコード・音楽テ - プ ' 78 年秋行なわれた歩兵から 戦車隊、空軍が参加した 大作戦を特別取材録音 / ' 78 年秋、米国力リフォルー サンテーアート社代理部 ーア州パーストウでの " オータムサファリ作戦の演習を、ペンタゴンの協力によりここに再現 / ・コ 三ド・各巻 305 ステレオ : 〔 Y2 , 000 。☆カセット ・アープ・各巻 V2 , 000 ・監修・解説 = 三根生久大 ( 軍事評家 ) 米国国防総省 現在アメリカで活躍中の 代表的な 2 機種の走行、 添乗射撃訓練のサウンド / レコード : SJX - 幻 89 カセット :VCK-607 発・通過 ) ・ APC Ⅱ 3 ( 添乗・作戦行動 ) ( タンク射撃訓・塔上から ) ・ M48 ( 出 ・ M48 ( 射撃訓練・車上から ) ・司令塔 M60A ば添乗録音・室外 ) ・ M48 ( 移動 ) 停止 ) 囚一両囘 2 両・ M48 ( 射撃訓 ) ・ 音・室内 ) ・ M60A ば始動・出発・転回・ ・ M60A ば大移動 ) ・ M60A ば添乗録 ~ M60A1 、 M48 のすべて ~ TANK 第ニ次大戦中の引 7 、 B29 から 現在活躍中の B52 、 F4 ファントム までの機種を収録。 戦う買 ~ Fighting Warbrrd— ・スノー・バード ( C T 日 4 ) ・コルセア A7 ( 離陸・通過 ) ・フェアチャイルド A 田 ( 点検・エンジン始動・タクシー・通 過・着陸 ) F4 ファントム ( 離陸・通過 ) ・臼 5 ィーグル ( 離陸・通過 ) ・ス→ヾー サープレ臼 00 ( 離陸・通過 ) ・ロッキー ド C ロ 0 ハーキュリズ ( チニング・ 通過 ) ・ダリフターば離陸 ) ・ ! シューティングスタご〒 33 ( 離陸・通過 ) ・ドラゴンフライ A37 ( 離陸・通過 ) ・ サプレリーナ T39 ( 離陸・通過 ) ・ポー イング B52 ( タクシー・離陸・通過・着 陸・離陸 ) ・ S 日引 + U2 ( 離陸 ) ・ポーイ ング田 7 ( 離陸・機内・タッチアンドゴ ー ) ・ポーイング B25 ( 離陸・機内 ) ・ポ ーイング B29 ( 単機通過・編隊通過 ) ・ ノースアメリカン P51 ( 離陸 ) ・グラマ ン F4F ( 離陸・通過 ) ・ノーズアメリカ ン F86F ( 離陸・機内 ) レコード : SJX - 2190 カセット :VCK-608 M 田、 M60 の小火器から 榴弾砲、ミサイルまでの 現用武器の迫力のサウンド / スー / ウェポン ~ 月からミサイルまで ~ ・ M 給ライフル・ M60 機関銃・コルト 45 ・ M 円 .60mm 小型砲・ M29A に田 臼砲・ M72.6 寸戦車砲・ M202 火砲 ・ M203 弾筒・ LAMS ロケット砲・ T 0 W ミサイル・ドラゴン・レッドア イ・チャパレルミサイル・ホークミサ イル・バルカン砲・ 2.75 ロケット砲 ・ M24 対戦車地雷・榴弾砲い 05n 55 E203E ) レコード : SJX - 2 1 引力セット : VCK - 609 谷 03 ( 543 ) 2733 発送業務代行 : 東宝ファミリーワラブ お申込は ・あ申込はサンテーアート社代理部まで、レコードガカセット・テ ープの違いと商品題名を明記の上、現金書留にてご送付下さい。 定価 / 各 2000 円料 / 500 円 〒 102 東京都千代田区飯田橋 4 ・ - 4 ー 5 ポンピ第ンハイツ 702 号

4. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

E. C. P. A R M E E S 装備を持っていた。そして機甲偵察連隊、機械化旅団、 自動車化旅団に配備される A M X 13 軽戦車、 E B R 重装 甲車およ M L 軽装甲車の武装は、いすれも 40 口径 90 mm 砲に強化された。 1-977 年型機甲師団 : 1976 年、陸軍は再び機甲師団の名称 を復活させるとともに、 1976 年 8 月から 1980 年までの間 に機械化師団と国土防衛隊を統合して 8 コ機甲師団、 1 コ歩兵師団、 1 コ空挺師団、 1 コ自動車化海兵師団およ び 1 コ山岳師団に改編または編成する計画を立て、 1978 年に第 4 、第 6 、第 7 機械化師団を 1977 年型機甲師団に 改編するとともに、第 10 機甲師団を新設した。また続い て、 1979 年には西ドイツに駐留する第 1 、第 3 機械化師 団を改編するとともに、第 2 、第 5 機甲師団が新設され 1977 年型機甲師団は、師団司令部、司令部・管理大隊、 2 コ戦車連隊、 2 コ機械化歩兵連隊、砲兵連隊、機甲偵 察中隊および対戦車ミサイル中隊で編成され、標準編成 定員は 8000 名であるが、師団によっては若干異っており、 大体 7400 ~ 8000 名である。 主な装備は、 AMX30 戦車、 AMXIO 戦闘兵車、 AM X155 砲車、 VAB 装甲兵車 (HOT 対戦車ミサイル装備 ) 、 AMX30 戦車回収車、 AMX30PP 戦車橋、 M0120 ー 60 型 120mm 重迫撃砲、 M201VLTT0.4t トラック、 SG-2 最新型の戦闘兵車、 AMX10P0 車体を流用した数多くのパリエー ションを生み、フランス陸軍近代化のひとつの軸となっている になった。 1967 年型機械化師団は、 3 コ旅団を基幹として彳さ れたもので、師団司令部、 2 コ機械化旅団、 1 コ自動車 化旅団、通信大隊、砲兵連隊、防空大隊、飛行大隊、工 兵大隊、兵站連隊、防禦大隊などからなり、師団兵員は 16 , 000 名 ( 機械化旅団各 3900 名、自動車化旅団 4300 名、 師団直轄 3900 名 ) で、主な装備は AMX30 戦車、 AMX 13 軽戦車、 AMX-VTT 装甲兵車、 AMX13PP または A MX30PP 戦車橋、 155mm 榴弾砲 M50 、 AMX155 自走榴 弾砲、 155mm 榴弾砲 M114 、 M40 自走 155mm カノン砲、 AM X30mm 自走対空機関砲、ポフォース 60 口径 40mm 対空機関 砲、ローラン自走対空ミサイル、プーマ輸送ヘリコプタ アルエト II / Ⅲヘリコプター ( Ⅲは S S 11 ミサイル 装備の攻撃へリつ、 AMX-VCG 工兵作業車などが配備され ていた 1967 年型機械化師団への改編は、フランス本土の第 1 軍団に第 4 、第 7 、第 8 。西ドイツに駐留する第 2 軍団 には第 1 と第 3 に対して行われ、師団内の機械化旅団の 戦車大隊は従来どおり戦車の名称を維持し、第 501 、第 502 、第 503 戦車連隊、ドラゴン第 2 、第 30 連隊に M47 に 代って AMX30 戦車が初めて配備された。 さらに、機械化歩兵大隊も連隊の名称を残し、とくに 第 7 機械化師団第 6 旅団の第 1 、第 153 連隊が最も良好な

5. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

☆各師団の編成 機甲師団 ~ 軍団の機甲打撃力である 8 コの機甲師団は、他の師団 と比較して高度の機動力と対戦車防禦力を持っている諸 兵種連合の兵団で、師団は地上戦闘に必要な装備の他、 防空、戦闘支援および行政、兵站支援などの各部門から なり、独立した作戦および兵站業務を行うことができる ようになっている。 配属と配置 : 第 1 軍団に配属されている第 4 機甲師団は フランス北東部のナンシー、第 6 機甲師団はストラスプ ール、第 7 機甲師団は東部のプサンソン、第 10 機甲師団 は北東部のシャロン・シュル・マルヌ 西ドイツに駐留する第 2 軍団の第 1 機甲師団は、西ド イツ西部のトリアー、第 3 機甲師団は南西部のバーデン・ ビュルテンベルク : 第 5 機甲師団は中西部のランダウ・ イン・デア・ファルツ。また第 3 軍団に配属されている 第 2 機甲師団は、パリ近郊のベルサイユなどにそれぞれ 配置されている。 編成の歴史 : フランス陸軍は、 1941 年の対独戦に戦車を て投入することができなかったため、高度に集中された ドイツ機甲部隊に圧倒されてしまった。そして、大戦末 期に編成された第 1 、第 2 および第 5 機甲師団は、アメ リカ陸軍の 1943 年型装甲師団をモデルとして編成され、 師団司令部、 2 コ戦闘団本部、 1 コ予備機甲団、 3 コ戦 車大隊、 3 コ機甲歩兵大隊、 3 コ砲兵大隊、機甲工兵大 隊、駆逐戦車大隊および兵站・管理部隊からなり、すべ てアメリカ製の兵器を装備していた 1945 年以降になると、大戦型の装甲師団の編成にもい ろいろな欠陥が目立ってきた。とくに核兵器の出現と戦 術空軍の発達からみて、師団の規模が大型に過ぎ、かっ 軽快な機動力という面からみれは、まだ鈍重なものであ った。 プール ) 、第 40 通信連隊 ( 西ドイツのノイシュタット・ア ン・デア・バインシュトラーセ ) 、ドラゴン落下傘第 13 連隊 第 1 有線軍楽中隊 ( デウッ ) 、また第 2 中隊は西ドイツの ランゲランゲンの軽通信連隊に配属されている。 第 1 、第 2 、第 3 軍団司令部は、通常戦および核戦下 においても柔軟性のある作戦行動ができる野載部隊で、 司令部、軍団直轄部隊からなり、任務に従って配属され た現役師団および兵站管理部隊を指揮する機能を備えて いる 第 1 軍団は機甲軍団タイプで、 4 コ機甲師団が配属さ れ、第 6 軍管区内のメッスに司令部を、第 2 軍団は諸兵 種連合の混成特別軍団で、 3 コ機甲師団、 2 コ歩兵師団、 1 コ山岳師団、 1 コ空挺師団および 1 コ海兵師団が配属 され、通常、軍団は 3 コの機甲師団とともに西ドイツに 駐留し、司令部もバーデンバーデンに置かれている。ま た他の師団は軍団予備で、緊急事態が発生した場合は迅 速に軍団戦区内に展開できる。 第 3 軍団は、 1979 年の中頃に新設された機械化軍団タ イプで、 1 コ機甲師団および 2 コ歩兵師団で編成され、 軍団司令部は第 1 軍管区内のサン・ジェルマン・アン・ レーに設置されている。 軍団直轄部隊は、司令部大隊 ( 第 1 と第 3 軍団は中隊 編成 ) 、通信連隊、 2 コ機甲偵察連隊、 1 コ自動車化歩兵 連隊、観測砲兵連隊、飛行大隊、軽工兵連隊、 2 コ重工 兵連隊、輸送補給連隊、 2 コプルトン・ミサイル連隊、 野戦砲兵連隊、 4 コ防空連隊などからなっている。 歩兵用対戦車兵器の主力、 ミラン ATM

6. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

・冫 ~ = 、ド↓・及うト , ・ク訂れみ 155- 榴弾砲ヨ 0 。 5 。砲は師団野砲 0 圭カ , ー引ぞ 1 万た 0 。の第程を描づ。せ , 炒のタイヤにはチ、一 , れ。 ) 、・ヤ← , ーー : ←、ン 第 4 軍管区司令部はポルドーに設置され、フランスの 南西部地域 ( コルシカ島をふくむ ) を担当し、軍管区内 には第 15 歩兵師団、第 11 空挺師団、ラルサック・ラ・ク 1980 年末における配備数 ( 予定 ) ルチーヌ演習場などがある。 第 5 軍管区司令部はリョンに設置され、フランスの中 東部および南部地域を担当し、軍管区内には第 14 歩兵師 団、第 27 山岳師団などが配置されている。 第 6 軍管区司令部はメッスに設置され、フランスの北 東部地域を担当し、第 1 軍団司令部、第 4 、第 6 、第 7 、 第 10 の 4 コの機甲師団、ムルムロン、ビッシュなどの演 習場を持っ強力な軍管区である。 軍および軍団司令部 フランス陸軍は伝統的に三軍の中の大きな比重を占め ており、平時における地上軍の軍管区、海外派遣軍およ び独立した野戦軍からなる。 地上軍は、軍、軍団、師団および独立の連隊があり、 戦時には現役の 8 コ機甲師団、 4 コ歩兵師団、 1 コ山岳 師団、 1 コ海兵師団、 1 コ空挺師団の他、陸軍予備の約 300 , 000 名によって編成される 10 コ歩兵師団、軍関係の各 種学校の学生隊で編成される 4 コ特別師団によって軍集 団ていどの規模にまで拡張することができる。なお、平 時は現役師団および独立の連隊は、 1 コ軍司令部がその 下の 2 コの軍団司令部に配属されている。 第 1 軍司令部は、現役の 3 コ軍団を指揮するフランス 陸軍唯一の野戦軍組織で、第 2 次大戦後、西ドイツ南西 部のバーデン・オースパッハにフランス派遣軍司令部と して設置されていたが、 1969 年 8 月 1 日、第 6 軍管区内 に移転し、ストラスプールに司令部を新設した。 軍司令部の直轄部隊として第 40 司令部中隊 ( ストラス AMX30 戦車 AMX ロ軽戦車 パナール AML 偵察装甲車 / ヾナール EB 日 75 / 55 偵察装甲車 AMX - VCI 戦闘兵車 AMX 田 P 戦闘兵車 AMX-VTT 装甲兵車 サビアム VAB 装甲兵車 A M X 95 自走砲 A M X 5 自走砲 プルトン自走戦術地対地ミサイル 105mm L 榴弾砲 155mm L23 榴弾砲 に Omm 重迫撃砲 その他、田 5 / 106mm 無反動砲、 SSII 、 SS12 、 ミラン、 H 0 T 、エンタック対戦車ミサイル。 ホーク、ローラン地対空ミサイルなどを装備。 S A 引 6A アノレエト・ヘリ S E 引 3 B アノレエト II ・ヘリ SA330 ピューマ輸送ヘリ SA34 ー F カ・ゼノレ・ヘリ MH 幻 M プノレサーノレ輸送機 セスナ L 円連絡機 1600 450 4 田 500 238 丐 OO 500 8 30 円 5 265 70 円 0 ロ 5 6 30 90

7. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

た。それなのに MMW を応用した兵器の開発が最近にな ってやっとはじまったのは , この領域で有効な発振器や 増幅器などが , 半導体技術の進歩でやっと造れるように なったからだ。朝日新聞の記事によれば , 問題の MMW システムは「 5 年前から開発が進められており , 1980 年 代おわりには配備が可能とみられている」そうだ。 先ほど引用した見出しからもわかるように , ペリー博 士の示唆した MMW システムは受動式のもので「小さな アンテナと , これに連結した , たばこの箱ていどの小型 コンビューター」からなり , 「ミサイル , 爆弾 , 砲弾の 弾頭に装備すると」「戦車や艦船などの目標近くに向け て撃つだけで自動的に命中する」。これを使えば「ひと りの歩兵が 1.6 ( 原文は 1 マイルだろう ) 以上離れた 地点からパズーカ式ミサイルを発射するだけで , 敵の戦 新聞の載せる談話は本人の言葉を歪めて伝えるものだ 車を破壊できるという」。 てきる なく目標を探知 ラージュに関係 ホコリやカモフ 昼、夜間、天候、 とらえた映像。 熱線暗視装置で ワシントン・ポストや朝日は知らなくても , ペリー博 ていど画期的なのだろうか。 コメントするのも気がひける。果たしてこの兵器はどの ン・ポスト紙のまた書き ? とあらば , 不完全な報道に との偏見が筆者にはあり , まして朝日の記事はワシント なる。これは戦車のような小さい目標を探知するのに確 いい方をすれば放射される電波ビームの幅が狭いことに 先に MMW レーダーの分解能が高いと述べたが , 別の 用では ) 。 能だが , それは決定的な違いではない ( とくに歩兵携行 「射ちっ放し ( ファイア・アンド・フォゲット ) 」が可 ればならず , 一方 , MMW レーダーっきのミサイルなら ンは命中まで射手が照準眼鏡の中心に目標を保持しなけ 離れた戦車に命中させることができる。もちろんミラ このミサイルはひとりの歩兵が / くズーカ式に撃て , 2 ことは知っているだろう。 士は職業がらユーロミサイル・ミラン対戦車ミサイルの かに有利なのだが , 逆にビーム幅の狭いことは捜索範囲 の狭いことをも意味する。だから MMW レーダーをつけ たミサイルは , はじめに正確に目標の方に向けて発射し てやらなければならない。また少し専問的になるが , あ まりにビーム幅が狭いとグリントとよばれる現象から , かえって命中率が阻害される可能性さえある。 そもそも , 対戦車戦闘に限らず , 戦闘一般の中で攻撃 行動はごく一部の要素にすぎない。戦闘は敵の捜索 , 探 知 , 戦闘準備 , 攻撃 , 防御 , 戦果確認 , といった段階を 踏んで行われるものであり , その 1 段階が技術的に進歩 したからといって直ちに全体が変化するものではない。 実は対戦車兵器 ( 主にミサイル ) の発達により戦車が 無用となる , . という主張は 1950 年代によく行われた ( と くにアメリカで ) ものだ。今回の話もその再演といえる だろう。 またペリー博士の主張は , 分野は違うがびと昔前はや 89 例えば , 戦車の迷彩はこれからは単に肉眼による発見 テムの回避手段の組込みだ。 術のひとつは , これを利用した探知システム , 攻撃シス きいことはいうまでもない。戦車設計に与える MMW 技 新的な ( 革命的ではないにしろ ) 技術であり , 影響も大 悪口ばかり書いたようだが , もちろん MMW 技術は革 戦車にレーダーを搭載する らかだ。 も重視し , 必ず機関砲をつけていることからも黒白は明 ともかくいまの戦闘機はドッグファイトの能力を何より この主張のどこが誤りだったかはあえて指摘しないが , 闘戦 ) の能力や機関砲などは不要だ , というものだった。 対空ミサイルの射ち合いになるから , ドッグファイト ( 格 クトロニクスの進歩により , 将来の戦闘は遠距離での空 遅れ論」を思い起こさせる。これもまたミサイルとエレ ったジェット戦闘機の「ミサイル万能論」「空中戦時代

8. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

隊および 2 コ工兵中隊からなり、 AMX-VCG 工兵作業車、 従来の戦力のバランスを修正するとともに、装備の充実 も計って、通常、核を問わい将来戦にしゅうぶん対応 AMX13PP または AMX30PP 戦車橋、ジルウ自走浮橋な どを持っている。 でき、またワルシャワ条約軍の脅威からフランス防衛に 必要な努力を活発に行っている。とくに、戦術核ミサイ ☆陸軍航空部隊 ルと対戦車ミサイル部隊の強化は、他のヨーロッパ諸国 軍団、師団には、空輸、偵察・観測、火力支援を行う のそれを上まわるもので、これと装輪車を大幅に採用し 航空部隊が配属されている。 た軍の機械化は、フランス陸軍の特徴のひとつになって しかし、 1976 年型の師団までは飛行隊が配属されてい いる。 く参考文献 > たが、 1977 年型の改編によって師団がらは削除され、軍 Die Armeen der NATO-Staaten 1966 ~ 1974 および軍団直轄にまとめられた。そして反面、対戦車能 Frangais, VOiCi VOtre . Armee 力や輸送能力が強化され、 7 コ軽ヘリコプター群、 5 コ リー・バランス 1970 ~ 1980 年 戦闘ヘリコプター連隊が編成されて配属されている。 フランス国防体制と軍隊 世界の軍事力 1979 ~ 1980 年 フランス陸軍は、四 77 年の大幅な部隊の改編によって 戦車中 隊 戦車中隊 第 第 第 第 2 4 3 戦車小隊 戦車小隊 戦車小隊 戦車小隊 中隊本部 補給小隊 戦車は AMX30 戦車回収車は AMX30 回収車 M201VLTT GBU-15 型 6 t 6 X 6 カーゴトラック 55U 型 5 t 4 X 2 カーゴトラック GBC 8 KT 型 4. t. 、 6 又 6 カーゴトラック 85

9. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

1 9 7 7 年型機甲師団の編成 ー機甲師団 司令部 0 対戦車 理 司管 機械化 歩兵連隊 機甲砲兵 ミサイル中隊 連隊 工兵連隊 戦車連・隊 偵察中隊 理 管隊 部中 本 理 管隊 部中 本部・管理 中 田一一 管隊 部中 管隊 部中 機 甲 砲兵中隊 架橋 工兵中隊 戦車中隊 戦車中隊 通信中隊 自動車化 工兵中隊 機 甲 砲兵中隊 戦車中隊 戦車中隊 整備中隊 機械 化 歩兵中隊 機械化 工兵中隊 甲 機 砲兵中隊 戦車中隊 輸送中隊 機 甲 砲兵中隊 機械化 工兵中隊 機械 化 歩兵中隊 戦車中隊 衛生中隊 機械花 歩兵中隊 る ) 、 24 基のホーク対空ミサイル・システム、 80 基のユ = , 。 空挺部隊の戦闘支援大隊は、その偵察中隊にエンタッ ク対戦車ミサイル、 106mm 無反動砲 M40A 1 、 105mm 榴弾 ラン対空ミサイル・システム、 24 輛の A M X 30 または A 砲 M56 などを装備している。 MX13 自走 30mm 対空機関砲からなっている。 また、第 11 海兵空輸砲兵連隊は、連隊本部、本部・管 師団砲兵 : 師団の主戦力である戦車および歩兵部隊に対 理中隊、 3 コ砲兵中隊および対空射撃中隊で編成されて する直接火力支援が主な任務で、野戦砲兵連隊と防空火 いる。装備は 105mm 榴弾砲 M56 、ポフォース 60 口径 40mm 対 隊がある。 1977 年型の機甲砲兵連隊は、連隊本部、本部・管理中 空機関砲などを持っている。 隊、 4 コ砲兵中隊からなり、編成定員は 800 名。主な装備 ☆工兵部隊 は AMX155 砲車 24 輛で、従来の師団砲兵に比べて火力が 軍団、師団には、建設、破壊、測量、通路や橋の整備 強化されているばかりでなく、機動力や防禦力も向上し なを行う工兵部隊が配属されており、軍団工兵 " と師団 ている。 なお、特別編成の火力部隊としては、第 11 空挺師団の 工兵がある。 内容はすべて類似した成で、 1977 年型の工兵連隊は 中の戦闘支援大隊、 3 コ空挺対戦車大隊および第 9 海兵 空輸自動車化師団の第 11 海兵空輸砲兵連隊がある。 連隊本部、本部・管理中隊、架橋中隊、自動車化工兵中 84

10. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

0 0 空輸戦車として 開発された A M X 13 軽戦車。配 備から 30 年近く たつが、まだ第 一線の任務を努 める 朝第 0 化旅団、師団直轄部隊として通信大隊、飛行隊、機甲偵 察連隊、砲兵連隊、対空大隊、 NBC 防護隊および補給 隊からなり、師団の定員は 18 , 000 名 ( 機甲旅団各 4000 名、 機械化旅団 5000 名、師団直轄 5000 名 ) で、主な装備は M 47 戦車 3 AMX13 軽戦車 ( SS ー 11 対戦車ミサイル装備 ) 、 AMX ー VTT 装甲兵車、 AML245 軽装甲車、 AMX105 自走榴 弾砲、 EBR75 重装甲車、 M40 自走 155mm カノン砲、 155 mm 榴弾砲 M1950 、ポフォーース 60 口径または 70 口径 40mm 対 空機関砲、オネスト・ジョン地対地ロケット、 M G M18 A 型ラローセ地対地ミサイル、 AM50 型 120mm 重迫撃砲な どであった。 この 1959 年型機甲師団に改編されたのは、西ドイツに 駐留する第 2 軍団の第 1 機甲師団とフランス本土第 1 軍 団の第 7 機甲師団であったが、第 7 機甲師団は 1 コ機甲 旅団と 2 コ機械化旅団が基幹戦力となっていた 1967 年型機械化師団 : 1960 年代に、参謀本部は機甲師団 (Division Blindée =D B) 、および機甲旅団 (Brigade Mechanisée = B B ) 、歩兵師団 (Division d'lntantrie= D I ) と名称を廃止し、 2 コ機甲師団と 2 コ歩兵師団を 改編して軍団の機甲戦力の向上と装備の変更を行うこと になり、この結果すべての師団は機械化編成となり、機 械化師団 (Division Mechanisée=DM) と呼ばれるこ 現役陸軍部隊の編成 第 司 部 第 2 軍団 第一軍団 第 3 軍団 第 機甲師団 第 6 機甲師団 第 機甲師団 第 機甲師団 機甲師団 2 8 第 歩兵師団 3 第 歩兵師団 第 歩兵師団 第 機甲師団 5 第 第 機甲師団 機甲師団 7 師 第空 山岳師団 第 9 海兵空輸 自動車化師団 33