た。それなのに MMW を応用した兵器の開発が最近にな ってやっとはじまったのは , この領域で有効な発振器や 増幅器などが , 半導体技術の進歩でやっと造れるように なったからだ。朝日新聞の記事によれば , 問題の MMW システムは「 5 年前から開発が進められており , 1980 年 代おわりには配備が可能とみられている」そうだ。 先ほど引用した見出しからもわかるように , ペリー博 士の示唆した MMW システムは受動式のもので「小さな アンテナと , これに連結した , たばこの箱ていどの小型 コンビューター」からなり , 「ミサイル , 爆弾 , 砲弾の 弾頭に装備すると」「戦車や艦船などの目標近くに向け て撃つだけで自動的に命中する」。これを使えば「ひと りの歩兵が 1.6 ( 原文は 1 マイルだろう ) 以上離れた 地点からパズーカ式ミサイルを発射するだけで , 敵の戦 新聞の載せる談話は本人の言葉を歪めて伝えるものだ 車を破壊できるという」。 てきる なく目標を探知 ラージュに関係 ホコリやカモフ 昼、夜間、天候、 とらえた映像。 熱線暗視装置で ワシントン・ポストや朝日は知らなくても , ペリー博 ていど画期的なのだろうか。 コメントするのも気がひける。果たしてこの兵器はどの ン・ポスト紙のまた書き ? とあらば , 不完全な報道に との偏見が筆者にはあり , まして朝日の記事はワシント なる。これは戦車のような小さい目標を探知するのに確 いい方をすれば放射される電波ビームの幅が狭いことに 先に MMW レーダーの分解能が高いと述べたが , 別の 用では ) 。 能だが , それは決定的な違いではない ( とくに歩兵携行 「射ちっ放し ( ファイア・アンド・フォゲット ) 」が可 ればならず , 一方 , MMW レーダーっきのミサイルなら ンは命中まで射手が照準眼鏡の中心に目標を保持しなけ 離れた戦車に命中させることができる。もちろんミラ このミサイルはひとりの歩兵が / くズーカ式に撃て , 2 ことは知っているだろう。 士は職業がらユーロミサイル・ミラン対戦車ミサイルの かに有利なのだが , 逆にビーム幅の狭いことは捜索範囲 の狭いことをも意味する。だから MMW レーダーをつけ たミサイルは , はじめに正確に目標の方に向けて発射し てやらなければならない。また少し専問的になるが , あ まりにビーム幅が狭いとグリントとよばれる現象から , かえって命中率が阻害される可能性さえある。 そもそも , 対戦車戦闘に限らず , 戦闘一般の中で攻撃 行動はごく一部の要素にすぎない。戦闘は敵の捜索 , 探 知 , 戦闘準備 , 攻撃 , 防御 , 戦果確認 , といった段階を 踏んで行われるものであり , その 1 段階が技術的に進歩 したからといって直ちに全体が変化するものではない。 実は対戦車兵器 ( 主にミサイル ) の発達により戦車が 無用となる , . という主張は 1950 年代によく行われた ( と くにアメリカで ) ものだ。今回の話もその再演といえる だろう。 またペリー博士の主張は , 分野は違うがびと昔前はや 89 例えば , 戦車の迷彩はこれからは単に肉眼による発見 テムの回避手段の組込みだ。 術のひとつは , これを利用した探知システム , 攻撃シス きいことはいうまでもない。戦車設計に与える MMW 技 新的な ( 革命的ではないにしろ ) 技術であり , 影響も大 悪口ばかり書いたようだが , もちろん MMW 技術は革 戦車にレーダーを搭載する らかだ。 も重視し , 必ず機関砲をつけていることからも黒白は明 ともかくいまの戦闘機はドッグファイトの能力を何より この主張のどこが誤りだったかはあえて指摘しないが , 闘戦 ) の能力や機関砲などは不要だ , というものだった。 対空ミサイルの射ち合いになるから , ドッグファイト ( 格 クトロニクスの進歩により , 将来の戦闘は遠距離での空 遅れ論」を思い起こさせる。これもまたミサイルとエレ ったジェット戦闘機の「ミサイル万能論」「空中戦時代
針陬田矯尺 ハ。千ンっ ・第 2 次大戦の車用機 4.900 円 ・ベトナ乙戦争 5.900 ・ 20 世紀の陸上戦闘 3 . 500 ・第 1 次大戦から現代までの戦車と戦闘車 4 .900 ・ヒトラーの将車たちとその戦闘 4 , 600 ・第 3 帝国の秘密兵器 5 , 200 ・レオハルト戦車 / .200 ・ロシアの戦車 1915 -1968 1 . 600 ・ランド・ロー / ヾー 王 500 ・対空戦車 6 , 900 ・ Waffen SS ( ユニフォー乙・組職・歴史 ) 1 . 2 , 3 各 6 . 500 ・ A 「 mo 「 Of the West 2 , 400 ・チーフテン 3 , 900 ・アメリカ陸車ハンドブッワ 1939 -1945 4.200 ・日本陸車ハンドブッワ 1939 -1945 4.200 ・ Great Battle Tanks 2 , 800 ・ The British Army Today and Tomo 「「 ow 5 , 600 ・アフリカ車団 1 . 2 各生 200 ・テサート・ラット 1 . 2 各 3 , / 00 ・ D 〇 D G E 13 .800 ・フランスの車用車 1900-1944 13 , 600 ・太平洋戦争の日本の車用機 5 , 900 ・アドラー・ドイツ空車宣伝誌復刻版 5 冊セット 18.500 ・フライング・ハッカニア ( 米第 5 空車の歴史 ) 5 , 200 ・イアンアラン・アットウォーシリーズ / \ リケーン 3 , 500 バスファインター 5 , 600 タイフーン・テンベスト日一 26 マローター 4 .600 マスタンクランカスター 3 , 400 B29 スーハーフォートレスコースタ丿レ・コマンド 4 , 900 サンターランドボーファイター 3 .300 フォッケウルフ FW190 モスキート 3 .900 P ー 38 ライトニンク 3 , 900 P ー 47 サンターホルト 3 , 700 アベンジャー 3 , 000 ランカスターー 2 A ー 20 ホストンリンカーン 5 , 200 ・ウォーテータ・シリース 各 950 ベルシャ湾のミリタリー・ハランス M48 / 60 バットン戦車 F 4 ファント乙 ・現代アメリカ戦闘兵器集 ・ The Funnies ・ PATTON'S Third Army ・ソビエト連邦の兵器 ・ Battle Of the 日 ox ・イタリアの戦車と戦闘車輛 物・チェコスロ / ヾキアの戦闘車翻 1918 ー 45 ・ A F V 1 91 4 ー 1 9 ・アラブ・イスラエ丿レ・ウォー ・バンサー戦車と派生型 ・Ⅸ号戦車 ・ハーフトラッワ ・タイガー ・レオノ 9 レト戦車 ・ドイツ陸車特種戦闘車物・・ ・ドイツ装轆・装飢送車 ・ドイツ突撃砲戦史 ・カーン 1944 ・ PA K ・北アフリカのロンメル ・イタリア戦線 1943 ー 1945 ・ドイツ空軍の航空兵器 ・西ドイツ陸車のバラシュート部隊 ・トイツ陸車のユニフォー乙と記章 1933 ー 1945 ・エーリッヒ・ハルドマン写真田 ・機関銃 ・サブマシンガン ・ドイツ空軍の夜闃戦闘 ・ドイツ空車長距離夜間戦闘機 ・ J u 52 ・対潜機 ・ドイツ第 7 戦車師団写真史 ・東部戦線の戦車 1941 ー 1944 ・ Konigsberg ・ BresIau ・ Wien ・日enin1945 ・ Krim ・ Stalingrad ・ Kaukasus 1941 ー 1945 ・ The Flying Bomb ・ドイツ陸車ハンドフッワ 1939-1945 ・タンっ・ファつト & フェイツ ・世界の装甲戦闘車 ( ジェーン ) ・カモフラージュの歴史 ・歩兵の過去と現在 ・ Military Uniform ・第 2 次世界大戦写真田 ブッつゞイト直販コーナー ・バンツアーハッワナンハー・臨時増刊・洋書 ↓ ↓ COVFE•E しべ」 9 し OF E 物 E しし 0. せ年ラル が "'ll ンス 9 ンド ドイツビヤしストラン 91 しマン〒ラー」 至九段下 ンごァンハイツ /\ ロで可 国電飯田橋駅 ( 地下鉄・東営業時間 西線 , 有楽町線飯田橋駅 ) 平日 10 : 30 ~ 18 : 30 より徒歩 2 分ですので , 皆土濯日 11 : 30 ~ 17 : 圓 様あ気軽にご来店下さい。日・祭日休業 各 1 , 900 円 ・ WWII フォトアルハ乙 1 , 2 .4.5.6 7.8.9.10.11 . 12 ・ AirfiX Magazine Anual fO 「 Modellers 7 2 , 100 ・ウォーアルハ乙 3 , 4 各 1 , 900 ・アーマーシリース 各 900 1 , タイガー 2 . ドイツ戦車 3 , 突撃砲と駆遂戦車 5 , 装装甲 車 6. 東部戦線 7 , ハーフトラッワ 8. 北アフリカ 9 , 特殊車 10. 非装甲車輛 ・エアカ乙・シリース 各 1 , 500 5 , P ー 51B ~ C 11 , B ー 24D ~ M 13 , ハト丿レ・オプ・プリテン S14 , アメリカ陸車航空隊重爆第機 16. ゼロ戦 1 ん B ー 17 B ~ H S 8. S 19 . ドイツ空車 ・エアロテータ・シリース 各 1 , 400 1 . 2 . 3 .4.5.6 7.8 , 9 ・ A F V プロファイル 各 600 2 . 3 7.9.12 , 13 , 18 .25.2 / , 30 、 31 .32 .38 .39 , 40 , 41 , 42 .43 、 44. 45 , 46 , 47 .49.50 , 51 , 52 , 53 , 54.56.60.63.64.65 ・エアワラフト・プロファイ丿レ 各 400 ~ 500 15.20.30.42.82 , 90. イ 00 , 101 .106.107.111 .112.11 ま 124.135. 13 ん 141 . 160 , 162 . 164.167 , 1 / 2 . 186 , 190 . 1 92 . 203 . 212 , 217 , 221 , 226.233.236 , 239 , 241 . 255.259.261 , 262 , ・第 2 次大戦ドイツ機甲師団 850 ・ 88E FIak & Pak 1 , 800 ・第 2 次大戦の戦闘機 3.950 ・ u. S. Armor-Cavalry 1 .200 ・第 7 機甲師団 1940 ー 1945 (vanguard 1 ) 1 , 800 ・突撃砲と駆逐戦車 (Vanguard 1 2 ) .1 .200 ・太平洋戦線のアメリカ爆撃隊 1941 ー 1945 1 .800 ・ヨーロッパのドイツ戦闘機隊 1942 ー 1945 1 , 800 ・インアワションシリース A 「 mo 「 1 , 3 , 4 , 9 , 17 , 18 各 1 .250 6 , 7 , 8 , 11 , 12 は生 15 , 16 , 19 各 1550 Weapons 4 , A ircraft 5 , 7 . 9 . 15 , 1 ん 18.20.21 .24.29 , 30 , 32 . 33 , 34 , 35.36 ・第 2 次世界大戦の戦闘服と記章 ・現代の戦車 ・ TacticaI Air Forces 19 / 0 ー 19 〃 ・ Mig Arrey ・ファント乙目 ・今日のアメリカ空車機 ・ Airforce CO 「 s 1926 ー 1942 ・戦車百科事典 ・装甲車百科事典 ・第 2 次世界大戦の兵器と車装 ・第 2 次大戦にあけるアメリカ海車 ・航空機の図解百科事典 ・ Fighting VehiCles ・ The Great Tanks ・世界の駆遂艦 ・ファイター・ワラシッワ ・ホマー・ワラシッワ ・ DC ー 3 伝説集 ・ German oets Combat ・カーチス・ホーっス ・日 A C ライトニング ィー C•D CD 8 -4- 8 -0 -0 CD 3 ^ 0 -4- 8 LO 【 0 っこ 8 っこ「 / 【 0 ( 0 8 っこっ 0 4- 0 4- 4- 4- 「 / 8 4 ー 8 LO っ ( -4- 4- 4 4 ・つっ ) 4 8 CD CO 8 4- CO ( 0 ^ 0 4- 8 4- 4 4- 4- 4- ( 0 ” 5 「 / 4 4 ^ 0 【 0 っこっ 0 4 7. L.n 1 ー 0 ー 4- 4 ー 4 4- 8 っ 0 っこっこ 4 ーっこ 8 8 8 0 ) 8 0 ) 4 ーっ廴っこっ 4 っこっこっこ 0 ) 4- 広 0 00 -4 っこ 4- っ 0 っ 0 っ ) 4- に ) 7. っ 0 各 サンデーアート社 〒 1 02 東京都千代田区飯田橋 4 ー 4 ー 5 容 03 ( 263 ) 9959 ポンピアンハイツ 702 号
PANZER バックナンバー ' こに紹介していない号は在庫しておりません。 特集 : F V432 シリーズドイツ第 21 機甲師団 く 1979 年・ 4 月号〉 戦車のめざすもの 砲イギリス・ライン車の演習 M2:'M3/M5 軽戦車本文 : 80 年代 特集 : ソビエト地上車ドイツ対空戦車ロ絵 : 60 式 106m 自走無反動 ぐ 979 年・ 3 月号〉 ロ絵 : X M 一 1 試作車 600 円 600 円 C L G P カッパーヘッドイギリス砲兵隊の装備第 2 次大戦のアメリ ぐ 977 年・ 2 月号〉 530 円 特集 : M48 バットン中戦車特二式内火艇カラー図 : 特ニ式内火艇 ロ絵 : M741 対空自走砲ドイツⅡ , 皿 , 、Ⅳ号戦車ドイツ A FV アル ハ乙 III 号突撃砲 く 1977 年・ 3 月号〉 530 円 特集 : レオバルト I 大戦前畢のイギリス巡航戦車カラー図・イギリ ス巡航戦車ロ絵 : 九五式軽戦車レオバルト A ドイツⅢ号載車本 文 : 対空火器の発達 ぐ 977 年・ 11 月号〉 550 円 特集 : 61 式戦車 K 日重戦車シリーズロ絵 : ビカーズ MK . 1 / MK . 3 L V T P ーーー 7 水陸両用 A P C スイス陸車の機甲部隊イギリスの特殊 戦車 く 1977 年・ 12 月号〉 550 円 特集 : アラブの陸軍ドイツ駆逐戦車工レファントカラー図 : アラブ の戦闘車輛ロ絵 : ガマ・ゴートトラッワ陸上自衛隊観閲式カン カルーの国のレオバルト く 1978 年・ 2 月号〉 550 円 特集 : フランス AMX ー 13 軽戦車ナスホルン / フンメルカラー図・ ナスホルン / フンメ ) レロ絵 : M60F V622 アルビス・ストールワー ト本文 : フランス陸軍の問題点 ぐ 978 年・ 3 月号〉 550 円 特集 : APC マルダー M3 / M5 軽戦車カラーピンナップ : M60A1 ロ絵 : スコービオン軽戦車ベトナ乙にあけるアメリカ車現代のス工 ーテン陸車 ぐ 978 年・ 4 月号〉 550 円 特集 : 74 式戦車ドイツ牽引車カラービンナップ : 74 式戦車ロ絵 : ベトナ乙にあけるアメリカ軍 61 式戦車の迷彩装イギリスの特殊戦 車本文 : べールをぬいだ T ーツ 2 く 1978 年・ 5 月号〉 550 円 特集 : 74 式戦車大戦前のソビエト戦車カラー図 : 74 式戦車ロ絵 : XM 1 実用化へ近づくストライカードイツ車に使われたフランス車 輛本文 : 上陸車 L V A ぐ 978 年 6 月号〉 550 円 特集センチュリオン戦車ドイツⅣ号 H „MJ 型ロ絵 : 富士教導団戦 車大隊のマーキングフランスの AM L バナール T62 戦車朝鮮にあ けるアメリカ車 く 1978 年・ 7 月号〉 570 円 特集 : AMX—IOP 大戦前のソビエト戦車カラー折込 : チーフテン M K. 1 / センチュリオン M K .13 ロ絵 : チー乙スビリット 1978 最近の チーフテン . A F V マニアのウォーケー乙 く 1978 年・ 8 月号〉 550 円 特集 : AMX30 の最近の発展型ドイツ W 号駆逐戦車ロ絵 : ソビエト の戦闘車輛ドイツ A F V アルバ乙 1940 年代のイギリス重戦車本文 : マ丿レダー ぐ 978 年・ 9 月号〉 550 円 特集 : 第 4 次中東戦争にあける戦闘車輛 I 号戦車の改造車臨ロ絵 : 第 7 師団の開隊祭イタリアのカルロ・べローラエ .- 本文 : イスラエル のメルカハを斬る く 1978 年 1 0 月号〉 550 円 特集 : 第 4 次中東戦争にあける戦闘車 T34 / 76 中戦車ロ絵 : イギ リスの装装甲車バットンミュージア乙で米独戦車戦九む式中戦車 本文 : S S 第 1 機甲師団 ぐ 978 年・ 11 月号 > 580 円 特集 : M113A1 装甲兵員輸送車 T34 85 と改造車輛ロ絵 : Bv 206 雪上汎用車 A M x 30 53 年度富主火力演習イギリスの巡航戦車本 文 : イタリア機甲師団 く 1978 年・ 12 月号〉 580 円 特集 : 1980 年代の M 日 T 九五式軽戦車ロ絵を各地の自衛隊イギリ ス陸車の装備ソ連の装装甲車不文 : 戦車はミサイルにどう対抗す : : るガホーラントの豆戦車 ぐ 979 年・ 1 月号 > 620 円 特集 : ドイツ連邦共和国陸車九五式軽戦車ロ絵 : 世界の M ー C V 題名のない写真集ヘッツアー写真集カラー析込 : SdkfZ.7 牽引車 本文 : キャタビラの幅と接地圧 ぐ 979 年・ 2 月号〉 600 円 特集 : ソビエトの装甲輸送車イギリス第 79 機甲師団ロ絵 : 西欧側の 対空自走砲 M48 写真集 K V I 重戦車不文 : 西ドイツの 57E 砲護 衛戦車 . BM p 歩兵戦闘車 カ装輔装甲車本文 : 中国人民解放軍 く 1979 年・ 5 月号〉 特集 : ワルシャワ条約統一車ドイツⅢ号戦車ロ絵 : A M X30 のファ ミリーモワワ社の装甲戦闘車輛海兵隊の M48A3 ギリス対空戦車 ぐ 979 年・ 6 月号〉 特集 : 今日のアメリカ陸軍 ( イ ) ドイツ突撃砲ロ絵 : 第 12 師団創立記 600 円 第 2 次大戦のイ 600 円 戦後のアメリカ MB T 本文 : 西ドイツの新型装甲車輛 T M170 衛隊の富士火力展示演習ロ絵 : バナール E B R 偵察装甲車第 2 次大 特集 : 空挺 M10 / M36 駆逐戦車シリーズカラースペシャル : 陸上自 く 1980 年・ 6 月号〉 640 円 北アフリカのアメリカ軍本文 : ソ連機甲部歡の燃料補給 イロ ' 79 海兵隊の L V T P ・一 7 シリーズロ絵 : 在カナダ・イギリス軍 特集 : レオバルト 2 九四式 / 九七式軽装甲車カラースペシャル : カ 640 円 ぐ 980 年・ 5 月号〉 バにあけるイギリス機甲部歡本文 : アジア防衛展示会を訪ねて . M48A3 戦車 60 / 73 式装甲車ロ絵 : イタリアの自走砲ヨーロッ 特集 : 自衛隊 60 式 / 73 式装甲車ドイツ第 1 機甲軍カラースペシャル 640 円 く 1980 年・ 4 月号〉 ソビエト A F v インアワション本文 : 戦車のスタイルは変らないな ? : ヨーロッパの A FV 自衛隊のヘリボーンロ絵 : NATO 軍の演習 特集 : ウィッカーズ MB T ドイツ第 1 機甲車集団カラースペシャル 640 円 く 1980 年・ 3 月号〉 榴弾砲ロ絵 : 対空砲車ケバルト / チーター戦う機甲集団 第 12 戦車大隊の射撃訓練西ドイツ陸車のレオバルト 1 74 式自走 105E 特集 : アメリカの M ー CV つライスト機甲集団カラースペシャル : 640 円 く 1980 年・ 2 月号〉 の装甲車輛ベトナ乙にあけるアメリカ軍火器 第 8 師団の自衛隊記念日折込 : 74 式戦車の内部機構ロ絵 : 西ドイツ 特集 : 戦車世界地図歩兵戦車マチルダカラースペシャル : 74 式戦車 640 円 ぐ 980 年・ 1 月号〉 フランスのシャール B 1 本文 : タイガー I の塗装とマーキング 中央観閲式アリゾナて訓練する海兵隊ロ絵 : ドイツ A F V アルノヾ乙 特集 : イギリス陸軍 M 3 ハーフトラッワカラースペシャル : 自衛隊 620 円 ぐ 979 年・ 12 月号〉 車日本陸軍三式中戦車本文 : 74 式戦車のマーキング 活躍するチーフテン戦車ロ絵 : レオバルト戦車の歩み世界の現用砲 特集 : アメリカ陸軍の戦術 M 3 ハーフトラッワカラースペシャ丿レ : 600 円 く 1979 年・ 11 月号〉 L V T 一一 5 フランスの装輔装甲車 ル : 最近のカナタ軍 A FV 第 10 師団の夜間演習ロ絵 : LVT—7,/ 特集 : アメリカ揚陸戦車輛Ⅳ号戦車短砲身シリーズカラースペシャ 600 円 く 1979 年・ 10 月号〉 備車輛テータ表沺気圧式サスペンションは ? ッパの雪上車北アフリカのイタリア車車輛本文 : アメリカ陸軍装 特集 : アメリカ陸車 ( 2 ) 駆逐戦車ャーっトバンターロ絵 : 北ヨーロ 600 円 く 1979 年・ 8 月号〉 工ト戦車インアワション 念祭の車輛アメリカ陸車の現用車輛日本陸軍九む式軽装甲車ソビ はなりませんので , 両方を同時に申し込まれるときは , 注文書 , 2 部 65 円 , 3 部 85 円です。なおパックナンパーは予約購読扱いに して現金書留か定額小為替にてご注文下夸い 6 送料は 1 部 45 円 , ・上記のパックナンバーをご希望の方は , ご要望の号数を明記 送料などを分けてご注文下さい。 サンデーアート社バンツアー・ / ヾックナンバー係 〒 102 東京都千代田区飯田橋 4 ー 4 ー 5 ポンピアンハイツ 702 号
性の低さか物いつまでたってもⅣ号からパンターへの更 新ができす、このため限定旋回の砲しか持たすに対戦車 戦闘は不得意のはすの突撃砲、駆逐戦車が、戦車ととも に対戦車戦闘を行わなければならないという結果におち いった。そして、突撃砲、駆逐戦車がけっこう高い実用 性を示したため、一層生産に拍車がかけられるどいう悪 循環になってしまったわけだ 戦争は技術のオリンピックではない。優秀な兵器を、 敵より多くというのが強国の原則である。このあたり、 日本人とドイツ人はよく似た点があるような気がする。 話が少し横道にそれてきたので元にもどし、Ⅲ号突撃 砲の誕生から再スタートしよう。 十なぜ長砲身が ? Ⅲ号突砲は、誕生の時点で、歩兵支援を目的とした 兵器としてほば完成の域にあった 事実、フランス侵攻の初陣で非常に高い能力を発揮し、 →ドイツ機甲師団の将兵をがくぜんとさせる事態が発生し と、ソビエト軍をあなどり切っていた戦車戦のエリート、 量産が続くわけだが、 1941 年 6 月に独ソ戦が開始される るのは後座して 注意。砲身が短かく ャンパスがはられているのに 初期型。角型防楯の上にはキ 戦において街道で射撃中の G 第′・、 - 、 1943 年 9 月、サレルノの攻防
今月のトピッワス スカントリーでは 45km/ h の高速で 走る X M ーが、なにかしら不思議な 魅力を持っているのも事実らしい。 走行中に照準器のクロスへアを目標 にピタリと合わせているだけで、射 距離やリード角などの必要なデータ がティスプレーに表示され、ボタン を押すだけで正確にタマが命中する 、感激、を味わった陸軍の関係者は、 口をそろえて「万難を排してモノに してみせる」と発言している。 G A O のように ソロ / ヾンだけで 採否を決めて行く態度に反発する軍 人の気持もわからないではない 運命の決断の日は、刻々と近づい てい名 / 火力演習の「富士教導団」とはどんな部隊か ? 今年も、恒例の富士総合火力演習 が、東富士演習場で行われた。、実戦、、 のもようは、先月号のカラーロ絵で たっふり味わっていただいたが、そ れはそれとして、展示を行った「富 士教導団」とはそもそもどんな部隊 なのか ? 富士教導団とは、その名のとおり ・「富士学校」に所属する「教導 ( 育 ) 部 隊」である。といってしまえばそれ までだが、要するに、ふだんは富士 学校の、、校長、この下にあって、教育 や訓練を行う部隊だ。 ( ちなみに 3 静岡県御殿場にある富 士学校は普、特、機、つまり陸上自 衛隊の中心である歩兵、、 , 砲兵、戦車 の 3 兵科の幹部、陸曹教育を行うと ともに、各種新装備の技術、部隊試・ - 験や、新しい戦法、戦術の研究を行 う学校である ) しかし、富士教導団の任務は、、、ふ だん、、の仕事にとどまらない。 というときには、真先に戦場に投入 される緊急増援部隊としての役目も 持っているのだ。ロコある普通の師 団が、方面隊の指揮下で守備地区を 受持ち、特定の区域にハリッケて使 われるのに対して、富士教導団は第 ー空挺団とならぶ遊撃部隊として、 いざというときには防衛庁長官の直 轄部隊となって、もこでも出動す る精鋭部隊、、なのである。 教導団は、団本部・・本部付隊のほ か、普通科教導連隊、特科教導隊、 戦車教導隊、第刪施設大隊で編成さ れ、兵員は 3000 名、普通科連隊を中 心にして組む連隊戦闘団をひとまわ 6 り大きくしたな = うな人数だが、実際 の戦力は旅団規模にせまり、きたえ ぬかれた実力を誇っている。 普通科教導連隊は 5 コ中隊編成で、 普通の師団 ( 甲、つまり 9000 人師団 ) の普通科連隊が 4 コ中隊編成なのに 比べて一コ多い。それだけではない 規模は小さいが装甲輸送隊 ( A P C 24 輛 ) を持ち、一コ中隊 200 名を車載 化できるのが強味である。 特科教導隊も強力だ。普通科連隊 中心の戦闘団にはい 05mm 榴弾砲大隊 ーコ ( 2 コま燧第物物予と。榴 弾叫中隊コ ( 4 門 ) がっくのが標 準だが、特科教導隊は田 5mm 榴弾砲が 3 コ中隊、計に門 ( 第一 ~ 3 中隊 ) ありい 55mm 榴弾砲は一コ中隊 ( 第 4 中隊 ) だが、 75 式自走砲で機械化さ れている こで、師 また、顰育部隊という 団のレベルに ( 己属されていない・估 5 mm カノン垉ご 203mm 榴弾砲を 2 門すっ 持ち、最新式の 75 式自走多連装 0mm ロケット弾発射機ーコ射撃隊 ( 3 輛 ) ・もある。 戦車教導隊も、連隊規模の戦力を 誇る。普通の戦車大隊は、師団 ( 甲 ) でも 60 輛、 4 コ中隊だが、戦車教導 隊は 5 コ中隊編成で、中隊もは兩多 い馬輛、合計は 79 輛になる。かなり 強力な部隊だ。 円 75 年 ( 昭和 50 年 ) 9 月、全国の 部隊に先がけて 74 式戦車が配備され たものこの部隊である。現在は 74 式、 引式、 M の 3 種類の戦車を持って いる つまり、「富士教導団」は強力な戦 車の打撃力を中心に、普通科、特科 を組合わせた、きわめて強力な実戦 部隊としての能力を持っていること になる。規模こそあまり大きくはな いが、これだけまとまった実 + を持 つ部隊は、他に第 7 師団しかみあた らない。それも戦車の数だけ比べれ は、教導団のほうが多いのだ でも、気になることがないわけで はない。 輸送能力の問題もあり、緊急の場 合に団としてまとまって投入される ケースはあまりなさそうでい実際に はバラバラの増援部隊になりかねな これでは、せつかくふだんいっ し、 しょに訓練を重ねたチームワークも、 あまり発揮できなくなる。 はた、先生が学校を放り出して打 って出るという心細さもある。 円 44 年、敗けが込んできたナチス・ ドイツが、第車学校の教官と生徒で 部隊を編成し、ンくンツアーレアー ( 戦 車教導師団 ) 0 ・どこてノルマンティ戦 に投入した話は有名だ。もう後がな い、背水の陣という意味に他ならな 、、頼もしい、ことではあるのかも しれないが・ ともあれ、教導な第 7 師団、 挺団とならぶ ' 、強い、、部隊だ。決し て展示演習用の部隊ではないのであ ( T )
車がいちばん」という点が認 識され , 主力兵器の座からや や退いている。自走野砲の価 値も大いに認識されてしかる べきであったが , 第 2 次大戦 後の自走野砲開発史をみると 戦車はおろか , 対戦車自走砲 ほどの優先順位も与えられて いない。 これには 3 つの理由が考え られる。 ひとつは , 世界の大部分の 陸軍は , 自走野砲の真の価値 155E 自走榴弾砲 M41 は 60 輛が造られ , 戦後しばらく現役にあった を認識していなかったという かないから , いくつか特記に値するものについてのみ述 ことである。第 2 は , 認識していたとしても , 野砲の自 べる。ただこれらの自走砲が , 戦後世界の自走野砲の発 走化まで資金面で手がまわらなかったという点であり , 第 3 はそれに加えて戦車部隊の首脳部が , 砲を自走化 達に与えた影響は決して小さなものではない。 まず , 大戦中の 1943 年 , T64 155 簡自走榴弾砲という するくらいなら新しい戦車を造れと反対して実現しなか ったということである。第 3 の点は , 結局陸軍全体とし 型が試作された。これは M5 軽戦車の車体を延長したシ て火力の統合的 , 機動的運用という面をじゅうぶんに理 ャシー上に , MI 155 榴弾砲を搭載したものである。 試作だけで生産にはいたらなかったが , すぐあとに M24 解していなかったという事実の証明にすぎないから , つ 軽戦車の車体に同じ砲を載せた T64E 1 が造られ , M41 まるところ自走野砲の価値が認識されていたか否かの 2 として制式化された。当時 M5 軽戦車の生産はおわり , 点につきる。おそらくその両方であったろう。 代ってはるかに優秀で強力な M24 軽戦車が造られるころ 野砲自走化の利点を否定する者はいないだろうが , ほ だったから , これはとうぜんのことであろう。 んとうの価値を理解していなかったから , 資金不足とな M41 はその前に開発された M19 40E 連装対空自走砲 るとつい開発装備計画を削ってしまったのであろう。第 ( 試作名称 T65E1 ) と同様 , ェンジン・ルームを車体 2 次大戦直後の社会 , 経済情勢下ではやむを得なかった 前方に移し , 後部を搭載兵器用に解放したもので , T64 といえるかもしれない。 ここに 155E 榴弾砲を限定的な射界で搭載した。 アメリカだけは違っていた。違っていたというより E 1 は 砲側防禦を全くといってよいほど考慮していない , 完全 も , むしろ第 2 次大戦中に計画したものが戦後になって な間接火力支援用の自走砲であるが , 信頼性の高い車体 続々と実現化してきたといえるかもしれないが , 戦勝国 と火砲 , そして簡素な設計で , 幸にして成功した自走砲 の強味であると同時に , アメリカエ業力の底力をみせつ となっている。 けられる思いがする。 たださすがに M24 の車体だけで 155 榴弾砲の大きな アメリカが大戦中から戦争直後にかけて計画し , 生み 反動力は吸収し切れなかったらしく , 車体後部に駐鋤を 出した ( 大半は試作車 ) 自走砲の種類は膨大なものであ つけている。制式化と同時に生産が開始され , 陸軍機甲 る。これらについてひとつひとつ述べているわけには行 師団の支援火力装備として , 1950 年代なかごろまで , M44 M41 155 簡自走榴弾砲 155 新自走榴弾砲と交代され るまで使われた。しかも M44 と , M44 の準姉妹車的な M52 105E 自走榴弾砲とは , M41 とほぼ同一の基本設計で設計 されたものであり , 流れは現 在の M107 , M110 まで続いて いるのである。 また , 大戦後にもかかわら ず , アメリカが M41 を機甲師 99 0 大ん : 工
1944 年 1 月、イタリアのサン・ビトーレ付近においてアメリカ軍に撃破された G 初 期型。戦闘室側面には予備キャタビラが装着され、小枝で偽装のあともみえる。 べンチレーターは早いうちに戦闘室後面の中央上部に移 面のものは観測鏡で代用できるため、中期以降は防弾の 、され、張り出しはなくなっている。また照準器用の穴は。、を ためにふさがれている。 スライド式の防弾板を新設し、イ説上、穴は照準器が突 また F/ F 8 型で戦闘室左右の張り出し後部にあった 出している部分しか開いていない。なお G 型では、この アンテナは、戦闘室の後面に移ってきている。 E ~ G 型 照準器の左側につけられていたくの字型の跳弾板が廃止 ではアンテナ 2 本が標準装備となっており、一 ? 本アッテ ナだから指揮車だなどと早合点しないでいただきたい されている。 F 8 型からつけられた機関銃用の防楯は、初期の G 型 無線機は F U 15 、 F U 16 どちらかを搭載したが、指揮車 にはつけられていない。また操縦室左側面に小さなピス の場合は 2 台とも装備したものと思われる。 トル・ポートが新設されたが、実戦ではあまり役に立た G 型の初期は、 F / F8 型同様に戦闘室後部上面に張 ないため、中期以降は廃止されている。 り出しを設けてべンチレーターを装備し、主砲用照準器 さて、前述したよう EG 型はⅢ号突撃砲の中でも最も は戦闘室上面に穴を開けて突出すというものであったが、 イタリアにおける F 軍集団の G 初 期型。キューボラに立つ車長の前 に双眼キューボラがのぞいている。 スモークをディスチャージャーは 3 本のうち 2 本に装境されている。
1943 年春、東部戦線における G 初期型。森かげの泥ねい地を走行中の光景で、 戦闘室後部のアンテナ・べースが F 型の側面から後部に移っているのに注意。 ェンダーより少し出るようになり、エンジン・ルーム中 央部の前後 2 枚にわかれた左右の点検ハッチが、それぞ れ前端にヒンジ 2 コを持っ 1 枚型に変わったことだろう。 また、 F 型まで車体前部の装甲板にポルト止めされて いたシャックルかけが、車体左右の装甲板に突出部を設 け ( 溶接ではなく、左右の装甲板を切削するさいに一体 として造ってしまったものである ) 、 こに穴を開けてシ ャックルかけにするという簡単なものになったことだ F 型の後期に行われた装甲の強化はぐとうぜんこの F 8 型にもとり入れられて、延長された部分の後面甲板 と車体の後面はそれぞれ F 型の 30mm から 50mm に増え ( こ タリア戦線。 がものものしい。 1944 年のイ 板や側面のシュルツェンなど にポルト止めされた増加装甲 を受ける G 初期型。車体前面 イギリス軍に捕獲されて調査 れはⅢ号 J 型の変化だが ) 、車体前面と戦闘室前面の 30mm 追加装甲板は F8 型では標準装備となった。 前に述べたように、戦闘室の形ははとんど変わらない が、主砲左右の戦闘室前上面を構成する装甲板が上部ま で伸びて車体上面に達するようになり、装甲の厚さこそ 変わらないものの防弾力を高めている。 , 後期生産型の一部には、装瞋手ハッチの前に下端をヒ ンジ止めした機銃用の防楯が新設された車輛もある。 これは主砲以外に武装を持たないⅢ号突撃砲にとって、 肉迫して攻撃をかけてくる敵の歩兵に対抗するためだが、 実際の戦闘でどれほどの効果があったのかは疑問である 第常ン
く戦史シリーズ No. 59 〉 捫 IISTOIQY 市中に落ちる巨弾 ドイツ軍、パリを砲撃 木イ天、茲郎 将軍はベルリンで海軍砲熕技術部の将校数名の訪問を受 巨砲の誕生 けたのだ。 ドイツ軍のベルダン要塞攻撃は失敗した。 30 万の兵員 「閣下 , われわれは西部戦線で大口径砲をあっかってお と 2500 門の大砲を集めた大攻勢も , 5 カ月にわたるフラ ります。もし陸軍側で予算さえ出して下されば , 射程 100 ンス兵必死の防戦で , どうやら喰止められてしまったの もの砲を製造する自信があるのですが・・・・・・」 だ。ときは 1916 年 ( 大正 5 年 ) 春から夏にかけてのこと 名将のほまれ高きルーデンドルフ将軍は , 保守的な男 であり , 新兵器などにはめったに飛びつかない性質だっ だった。 ナが , ベルリンにいるドイツ最高戦争会議の議長 , 51 た。ところが , 当時ドイツ軍はパリの北東 90 に迫って 歳のエーリッヒ・ルーデンドルフ将軍は決して落胆しな いたのである。ルーデンドルフならずとも , ドイツの将 かった。将軍は心の中で , 軍なら誰しも , 「いまに例の巨砲ができる。そうすればドイツ軍の勝利 「パリに巨砲弾の雨を降らせば臆病なフランス市民はた だ」と信じていたからである。 ちまち厭戦 ( えんせん ) 気分になり , 『戦争反対 / 』の 2 ~ 3 カ月前 , ベルダンの戦いが頂点に達したとき , ムードはフランス国内に拡大しよう。敵の士気をくじく という精神面は , 戦争で最も 大切なことだ」と考えるに違 いない。 将軍はためらわずに資金を 出すことを約束した。海軍の 技術士官は設計図をたずさえ てクルップエ場を訪問 , 大急 ぎで数門を造ってくれるよう に依頼した。 第 1 次大戦のはじまる以 前 , 実はクルップエ場は世界 最大の 42C 加臼砲を造った。そ してベルキ第一のリ = ージ = や モーポージュ要塞の攻撃に絶 大な威力を発揮したのだ。だ がこれは太いだけで弾丸は遠 の第ゞを : 暑ゞ 第 1 次大戦の主役はざん壕と機銃 , それに大砲だった としているのは , たとえ口径 Big Gun Bombards Paris 102
前面装甲の強化のため、戦闘 室前面にセメントを盛り、避 弾経始の向上をも計った車体 多くの C 型が戦闘室の側面と後面 に一 1 図のような補助キャタピラ・ プラケットを装着し、装甲の一助 としていたが、最後期型の一部で は側面に一 2 図のような L 字型の簡 単なプラケットを溶接し、キャタ ピラかけとしている。また、戦闘 室上面の上端近くに 2 本の棒を溶 接し、これにキャタピラを引っか け、前面装甲としたものもあった。 ⑩ー 1 これも一部の後期型にみられるもので、戦車と同様の主 に消焔器をつけたものて、 M G 34 のとりはすしは自由に 砲との同軸機銃てある。この機銃は駐退器防禦板の左上 行え、ネジによるアジャストも可能てある。後期の鋳造 部に固定されたマウントに装着され、主砲防楯の内側に 防楯のみならす、中期までの角型防楯を装備した車体に 約 765 の鋼製パイプ ( 35 径 ) を溶接し、パイプの後端 も装備例をみることができる。 4 6 /