自動車化歩兵 - みる会図書館


検索対象: PANZER(パンツァー) 1980年7月号
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1. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

る火力の増援、同砲兵の能力外の目標に対する射撃など くマ : 38 ページより > の全般支援を行う野戦砲兵部隊と、軍団地域の部隊や施 小隊で、指揮小隊は指揮班と偵察班に分かれ、中隊の装 設を敵の航空攻撃から守る防空部隊からなっている。 備は 50 輛の車輛と車載のミラン対戦車ミサイルと 4 基の 1977 年型の軍団砲兵部隊は、 2 ~ 3 コプルトン砲兵連 戦場監視レータ、、一を持っている。 隊 ( 連隊本部、本部・管理中隊、 3 コプルトン砲兵中隊、 軍団直轄の機甲偵察連隊は、現在、装備の更新を行っ 支援中隊 ) 、 2 コ重砲兵連隊 ( 連隊本部、本部・管理中隊、 ており、 1982 年までには A M x 10 R C 装甲偵察車、 V A 4 コ重砲兵中隊 ) 、ホーク防空連隊 ( 連隊本部、本部・管 ! B 装甲兵車などが配備される予定になっている。 理中隊、 4 コ射撃中隊 ) 、 2 コ混成防空連隊 ( 連隊本部、 ☆砲兵部隊 本部・管理中隊、 3 コロラン射撃中隊、自走対空砲中隊 ) い ーをン防空連隊 ( 連隊本部、本部管理中隊、 4 射撃 陸軍には砲兵部隊として、野戦砲兵と防空砲兵があり、 ロ 中隊ドおよび観測連隊 ( 連隊本部、本部・管理中隊、 3 その装備にはカノン砲、榴弾砲、ロケット砲、ミサイル、 コ観測中隊 ) からなり、これら各部隊の装備は、 8 ~ 10 自動火器、砲兵用観測・射撃指揮器材があり、任務によ 基のプルトン戦術核ミサイル・システム、 48 輛の A M X って師団砲兵と軍団砲兵がある。 155 砲車 ( 現在、若干の AMX155 自走榴弾砲が残ってい 軍団砲兵 : 軍団司令官の直接指揮下で、師団砲兵に対す 歩兵師団の編成 ( 推定 ) 歩兵師団 ロ 11 自動車化 自動車化 歩兵連隊 歩兵連隊 自動車化 歩兵連隊 理 管隊 部 令連 司 工兵大隊 砲兵連隊 装甲車連隊 本部・管理中隊 本部・管理中隊 本部・管理中隊 本部・管理中隊 本部・管理中隊 本部・管理中隊 本部・管理中隊 橋隊 中 兵 架工 ・自動車化 自動車化 歩兵中隊 歩兵中隊 自動車化 歩兵中隊 装甲車中隊 砲兵中隊 通信中隊 自動車化 自動車化 歩兵中隊 歩兵中隊 自動車化 歩兵中隊 軽工兵中隊 装甲車中隊 砲兵中隊 整備中隊 4 自動車化 自動車化 自動車化 歩兵中隊 歩兵中隊 歩兵中隊 軽工兵中隊 装甲車中隊 砲兵中隊 輸送中隊 機械化 機械化 歩兵中隊 歩兵中隊 機械化 歩兵中隊 重工兵中隊 装甲車中隊 砲兵中隊 衛生中隊 機械化 歩兵中隊 対戦車ミサイル 偵察中隊 83 1

2. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

1 9 6 7 年型機械化師団の編成 機械化師団 ロ 行大隊 自動車化 旅団 防工大隊 機械化旅団 兵站連隊 工兵大隊 砲兵連隊 通信大隊 旅団本部 旅団本部 連隊本部 大隊本を 大隊本部 大隊本部 大隊本部 連隊本部 本部・管理中隊 本部・管理中隊 本隊 本部・管理中隊 本部・管理中隊 本部・管理中隊 本部中隊 本部・管理中隊 交 通 統制中隊 自走対空 射撃中隊 師団 司令部中隊 偵察中隊 偵察中隊 軽工兵中隊 飛行輸送隊 管理中隊 自動車化 歩兵大隊 けん引対空 戦 野 搬送中隊 砲兵大隊 射撃中隊 戦車大隊 輸送中隊 軽工兵中隊 飛行戦闘隊 機械化 歩兵大隊 機械化 歩兵大隊 けん引対空 野戦 射撃中隊 砲兵大隊 飛行連絡 偵察隊 整備中隊 重工兵中隊 通信中隊 機械化 歩兵大隊 逐 駆 戦車大隊 野戦 砲兵大隊 衛生中隊 飛行補給隊 自動車化 砲兵大隊 機械化 砲兵大隊 1 防禦大隊 理 管隊 部中 自動車化 工兵中隊 機械化 工兵中隊 防禦中隊 防禦中隊 防禦中隊 防禦中隊 大隊本部 っていたが、機械化旅団は A M X 30 戦車を、また自動車 化旅団は A M X 13 軽戦車を持ち、さらに歩兵輸送車輛も 機械化旅団のはうは装軌車が主で、全体に自動車化旅団 より装備内容が良好だった ☆偵察部隊 軍団や師団の遠・近距離偵察や威力偵察、敵の偵察阻 止、重要地点の占領、警戒、連絡などのために、軍団に は機甲偵察連隊、師団には偵察中隊が配属されている。 1977 年型の各師団では 3 偵察中隊が直轄部隊として所 属し、 160 名からなっている。編成は指揮小隊および 3 コ く 83 ページへェ〉 連隊本部、本部・管理中隊 34 コ歩兵中隊および 1 コ 重火器中隊からなり、装備車輛は VAB 装輪装甲兵車を 主力としている。 1977 年型装甲車連隊 装甲車連隊は 1977 年型歩兵師団の機動部隊として配属 されており、車載の火器やミサイルによる打撃力もかな り高い部隊で、連隊本部、本部・管理中隊、 4 コ装甲車 中隊 / 自動車化歩兵中隊からなり、 VAB 装甲兵車と A MXIO 戦闘兵車を装備している。 なお、 1967 年型の機械化旅団と自動車化旅団の違いは、 1977 年型の各連隊の場合と違って双方とも戦車大隊を持

3. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

1 9 7 7 年型機甲師団の編成 ー機甲師団 司令部 0 対戦車 理 司管 機械化 歩兵連隊 機甲砲兵 ミサイル中隊 連隊 工兵連隊 戦車連・隊 偵察中隊 理 管隊 部中 本 理 管隊 部中 本部・管理 中 田一一 管隊 部中 管隊 部中 機 甲 砲兵中隊 架橋 工兵中隊 戦車中隊 戦車中隊 通信中隊 自動車化 工兵中隊 機 甲 砲兵中隊 戦車中隊 戦車中隊 整備中隊 機械 化 歩兵中隊 機械化 工兵中隊 甲 機 砲兵中隊 戦車中隊 輸送中隊 機 甲 砲兵中隊 機械化 工兵中隊 機械 化 歩兵中隊 戦車中隊 衛生中隊 機械花 歩兵中隊 る ) 、 24 基のホーク対空ミサイル・システム、 80 基のユ = , 。 空挺部隊の戦闘支援大隊は、その偵察中隊にエンタッ ク対戦車ミサイル、 106mm 無反動砲 M40A 1 、 105mm 榴弾 ラン対空ミサイル・システム、 24 輛の A M X 30 または A 砲 M56 などを装備している。 MX13 自走 30mm 対空機関砲からなっている。 また、第 11 海兵空輸砲兵連隊は、連隊本部、本部・管 師団砲兵 : 師団の主戦力である戦車および歩兵部隊に対 理中隊、 3 コ砲兵中隊および対空射撃中隊で編成されて する直接火力支援が主な任務で、野戦砲兵連隊と防空火 いる。装備は 105mm 榴弾砲 M56 、ポフォース 60 口径 40mm 対 隊がある。 1977 年型の機甲砲兵連隊は、連隊本部、本部・管理中 空機関砲などを持っている。 隊、 4 コ砲兵中隊からなり、編成定員は 800 名。主な装備 ☆工兵部隊 は AMX155 砲車 24 輛で、従来の師団砲兵に比べて火力が 軍団、師団には、建設、破壊、測量、通路や橋の整備 強化されているばかりでなく、機動力や防禦力も向上し なを行う工兵部隊が配属されており、軍団工兵 " と師団 ている。 なお、特別編成の火力部隊としては、第 11 空挺師団の 工兵がある。 内容はすべて類似した成で、 1977 年型の工兵連隊は 中の戦闘支援大隊、 3 コ空挺対戦車大隊および第 9 海兵 空輸自動車化師団の第 11 海兵空輸砲兵連隊がある。 連隊本部、本部・管理中隊、架橋中隊、自動車化工兵中 84

4. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

AM XI 0 P に座をゆずりつつある AM X 1 3 VCI 。フランス陸軍 機械化歩兵部隊の足として、長い間第一線にあった 緊急時には 6 コ旅団が動員され、 11 コ旅団 ( 約 50 コ連隊、 10 コ懐甲車連隊 ) が基幹となる。 1969 年当時、動員時に は 19 コ旅団 ( 80 コ連隊、 5 コ装甲車連隊 ) 、 1975 年には国 土防衛部隊の基幹兵力として、現役機動部隊以外に 21 コ 大隊、 3 コ装甲車連隊および 1 コ砲兵連隊があり、動員 のさいには 90 コ大隊が増員されることになっていた 1977 年型歩兵師団 : 陸軍は 1976 年 8 月から、現役機動部 隊と国土防衛部隊を統合することによって地上軍兵力の 強化を計画し、 1980 年までに 6 コ歩兵師団の新設または 改編を行うこととし、 1977 年末までに第 14 と第 15 の 2 コ 師団が新設され、 1979 年には第 1 軍団に配属されていた 第 8 機械化師団を解隊して第 4 自動車化旅団および第 14 機械化旅団をもとにして、第 8 と第 12 の 2 コ師団を増加 させた 1977 年型歩兵師団は、師団司令部、司令部・管理連隊、 3 コ自動車化歩兵連隊、装甲車連隊、砲兵連隊、工兵連 隊、偵察中隊および対戦車ミサイル中隊からなり、編成 定員は各師団によって多少の差があり、 6200 ~ 6400 名と いう軽歩兵師団タイプの部隊で、兵站関係は機甲師団と 同様に軍団に依存している。 1977 年には、歩兵師団以外の戦力として 10 コ装甲車連 隊、 1 コ自動車化歩兵連隊、 8 コ歩兵大隊が、また 1978 年には 10 コ大隊、 2 コ自動車化歩兵連隊、 11 コ装甲車連 35 、 , 、 -00000 尹 1 5 旧、 = ←田 M E. C. P. A R M E E S カーゴ・トラック、 F594WM L 3 t カーゴ・トラックお よび 55 U 型 5 t カーゴ・トラックなどを持っている。 歩兵師団 第 2 次大戦後、フランス陸軍は野戦軍を編成する基本 単位として 5 コの歩兵師団を持っていたが、インドシナ 戦争およびアルジェリア戦争を経て地上軍兵力が削減さ れるとともに、 1959 年の改編時には西ドイツに駐留する 第 2 軍団に所属する第 3 師団、フランス本土第 1 軍団の 第 8 師団と編成定数に満たない第 2 師団のみであった。 その後、 1967 年には陸軍予備である師団を除き、機甲 師団とともに歩兵師団の名称も廃止され、機械化師団に 改編・改称された。 しかし、 1976 年 8 月から再び歩兵師団が復活し、今日 にいたっている。 1959 年型歩兵師団 : 第 1 軍団の第 8 師団と第 2 軍団の第 3 師団がこのタイプに改編され、はば完全に機械化され ている。編成は師団司令部、 1 コ機甲旅団、 2 コ機械化 旅団、通信大隊、飛行隊、偵察連隊、砲兵連隊、対空大 隊、工兵大隊、 N B C 防護隊、補給隊などからなり、編 成定員は 19 , 000 名 ( 機甲旅団 4000 名、機械化旅団各 5000 名、師団直轄 4000 名 ) である。 主な装備は機甲師団に類似している。 また、フランス本土の防衛のために 6 コ旅団、 さらに

5. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

が可能である。 師団は第 3 軍管区内のサン・マローに駐屯し、編成定 員は 8233 名 ( 将校 352 名、下士官 1228 名、兵士 6653 名 ) か らなり、師団司令部、第 409 司令部・管理連隊、第 9 飛行 隊、第 1 、第 2 、第 3 自動車化連隊、第 4 装甲車連隊、第 1 ・ 1 砲兵連隊、第 409 偵察中隊および第 409 対戦車ミサイル - 中隊からなっている。 主な装備は、アェロスパシアル SE 313 B アルエトⅡ多 用途へリコプター、 L 19 連絡機、 A M し軽装甲車、 14 ロ 径 105 。耐単砲 M56 、ポフォース 60 口径 40 " を空機関砲、 AML 自走 20mm 対空機関砲などである。 ☆その他の部隊の編成 司令部・管理部隊 機甲、歩兵、山岳、海兵の各師団の指揮・統制部門と して司令部・管理連隊があり、連隊は司令部・管理中隊、 通信中隊、整備中隊、輸送中隊、衛生中隊からなり、連 隊の編成定員は 1400 名前後で、主な装備は各種のトラッ グ類約 120 輛を持っている。 1977 年型戦車連隊 1977 年型機甲師団の中核をなす部隊であり、 1967 年型 機械化旅団に配属されていた戦車大隊をまとめて編成さ れたもので、その代り大隊という単位はなくなっている。 編成は連隊本部、本部管理中隊、 4 コ戦車中隊および機 械化歩兵中隊からなり、定員は 800 名。 AMX30 戦車 54 輛 の他、 AMXIO 戦闘兵車をふくめて 90 輛の車輛を持って 1977 年型機械化歩兵連隊 AMX13 30 冖対空砲車。すでに旧式化し、退役している 戦車連隊とともに機甲師団の主力をなす部隊で、戦車 をも編成の中に入れた強力な連隊である。 編成と装備は、連隊本部、本部・管理中隊、 2 コ戦車 中隊、 2 コ機械化歩兵中隊からなり、定員は 950 名。 AM X30 戦車 20 輛、 AMXIO 戦闘兵車 38 輛、 VAB 自走ミラ ン対戦車ミサイル 8 輛、 M0120 ー TR61 型 120mm 重迫撃砲 6 門で、装軌車輛は 85 輛、装輪車は 105 輛である。 1977 年型自動車化歩兵連隊 1977 年型の歩兵、山岳、空挺、海兵各師団の自動車化 歩兵連隊は大体共通で、以下のとおりの編成になってい AMX30 戦車の車体 を使った自走ローラ ン対空ミサイル。ロ ーランはフランス、 西ドイツの共同開発 で、アメリカ陸軍も 0 ( 採用した高性能な低 空用ミサイルてある 37

6. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

E. C. P. A R M E E S 装備を持っていた。そして機甲偵察連隊、機械化旅団、 自動車化旅団に配備される A M X 13 軽戦車、 E B R 重装 甲車およ M L 軽装甲車の武装は、いすれも 40 口径 90 mm 砲に強化された。 1-977 年型機甲師団 : 1976 年、陸軍は再び機甲師団の名称 を復活させるとともに、 1976 年 8 月から 1980 年までの間 に機械化師団と国土防衛隊を統合して 8 コ機甲師団、 1 コ歩兵師団、 1 コ空挺師団、 1 コ自動車化海兵師団およ び 1 コ山岳師団に改編または編成する計画を立て、 1978 年に第 4 、第 6 、第 7 機械化師団を 1977 年型機甲師団に 改編するとともに、第 10 機甲師団を新設した。また続い て、 1979 年には西ドイツに駐留する第 1 、第 3 機械化師 団を改編するとともに、第 2 、第 5 機甲師団が新設され 1977 年型機甲師団は、師団司令部、司令部・管理大隊、 2 コ戦車連隊、 2 コ機械化歩兵連隊、砲兵連隊、機甲偵 察中隊および対戦車ミサイル中隊で編成され、標準編成 定員は 8000 名であるが、師団によっては若干異っており、 大体 7400 ~ 8000 名である。 主な装備は、 AMX30 戦車、 AMXIO 戦闘兵車、 AM X155 砲車、 VAB 装甲兵車 (HOT 対戦車ミサイル装備 ) 、 AMX30 戦車回収車、 AMX30PP 戦車橋、 M0120 ー 60 型 120mm 重迫撃砲、 M201VLTT0.4t トラック、 SG-2 最新型の戦闘兵車、 AMX10P0 車体を流用した数多くのパリエー ションを生み、フランス陸軍近代化のひとつの軸となっている になった。 1967 年型機械化師団は、 3 コ旅団を基幹として彳さ れたもので、師団司令部、 2 コ機械化旅団、 1 コ自動車 化旅団、通信大隊、砲兵連隊、防空大隊、飛行大隊、工 兵大隊、兵站連隊、防禦大隊などからなり、師団兵員は 16 , 000 名 ( 機械化旅団各 3900 名、自動車化旅団 4300 名、 師団直轄 3900 名 ) で、主な装備は AMX30 戦車、 AMX 13 軽戦車、 AMX-VTT 装甲兵車、 AMX13PP または A MX30PP 戦車橋、 155mm 榴弾砲 M50 、 AMX155 自走榴 弾砲、 155mm 榴弾砲 M114 、 M40 自走 155mm カノン砲、 AM X30mm 自走対空機関砲、ポフォース 60 口径 40mm 対空機関 砲、ローラン自走対空ミサイル、プーマ輸送ヘリコプタ アルエト II / Ⅲヘリコプター ( Ⅲは S S 11 ミサイル 装備の攻撃へリつ、 AMX-VCG 工兵作業車などが配備され ていた 1967 年型機械化師団への改編は、フランス本土の第 1 軍団に第 4 、第 7 、第 8 。西ドイツに駐留する第 2 軍団 には第 1 と第 3 に対して行われ、師団内の機械化旅団の 戦車大隊は従来どおり戦車の名称を維持し、第 501 、第 502 、第 503 戦車連隊、ドラゴン第 2 、第 30 連隊に M47 に 代って AMX30 戦車が初めて配備された。 さらに、機械化歩兵大隊も連隊の名称を残し、とくに 第 7 機械化師団第 6 旅団の第 1 、第 153 連隊が最も良好な

7. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

第ま窰、 E. C. P. ARMÉES 配備開始から 30 年、現在は AMXIO シリーズにおき換えられつつある EBR 75 偵察車。不整地走行用の鋼製輪 ( 中央の 2 組 ) は格納位置にある 軍事情報の収集・分析を行う。 ☆陸軍の現状 フランスは、 1959 年 11 月にド・ゴール大統領の核戦力 建設案をもとに、第 1 次 ( 1960 ~ 64 年 ) 、第 2 次 ( 1965 ~ 陸軍は兵力 326 , 800 名 ( 選抜徴兵は 209 , 300 名 ) で、 1 70 年 ) および第 3 次 ( 1971 ~ 75 年 ) 軍装備計画が実行さ コ野戦軍、 3 コ軍団、 8 コ機甲師団、 4 コ歩兵師団、 1 れ、とくに第 3 次計画では新しく核戦力部門に戦術核武 コ山岳師団、 1 コ海兵師団 ( 自動車化、空輸可能 ) 、 1 コ 装がつけ加えられ、核運搬用戦術ロケットとしてプルト 空挺師団、ベルリン駐留部隊 ( 軽装甲、機械化歩兵の各 ン地対地ミサイルの研究開発、第 2 次からの原子力潜水 1 コ連隊 ) 、 5 コ戦術地対地ミサイル連隊および 5 コ地対 艦の実戦配備、さらに第 4 次計画では現在進行中のプル 空ミサイル連隊からなり、西ドイツに 3 コ機甲師団、 1 トン、サイル連隊の編成などが行われている。 コ軽機甲連隊および 1 コ機械化連隊の兵力 36 , 000 名が、 またその他の海外駐留軍としてアフリカ北部のチャド共 ノを ーを・、 1 こ ジープ上のランチャーから発射されたエンタック対戦車ミサイル

8. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

H 0 T 対戦車ミサイルのランチャーっきタレットを搭載した AMXIOHOT HOT は射程 4 、 000m 以上、咼い命中率を誇る 隊があったが、今後はこれらをもとに、順次歩兵師団の 編成が進められるとみられている。 空挺師団 第 2 次大戦後、陸軍は空輸による強行着陸まなは下 傘投下を行うことができるように編成・装備された空挺 部隊を編成した この部隊は植民地粤争の経験にもとすいて、戦略予備 として第 11 軽出動師月、を編成した。 この師団は、落下傘 部隊と水陸両用戦車岐、、戦闘支援部隊で構成されている。 この第 11 軽出動師団は、 1970 年に第 11 空挺師団に改編・ 改称され、師団司令部、第 61 司令部中隊、第 61 通信中隊、 第 11 飛行大隊、第 1 および第 2 空挺旅団で編成され、師 団編成定員は 13 , 752 名 ( 将校 352 名、下士官 2088 名、兵士 11 , 004 名 ) である。 空挺旅団は、旅団本部、本部・管理大隊、戦闘支援大 隊および 3 コ空挺大隊で編成され、定員は 4600 名であり、 第 1 空挺旅団の場合は、第 3 海兵空挺大隊 ( 海兵落下傘 第 3 連隊を改編 ) 、第 8 海兵空挺大隊 ( 海兵落下傘第 8 連 隊を改編 ) 、第 9 空挺大隊 ( 海兵落下傘猟兵第 9 連隊を改 編 ) からなっている。 また、第 2 空挺旅団の基幹部隊は第 1 空挺大隊 ( 落下 傘猟兵第 1 連隊を改編 ) 、第 2 外人部隊空挺大隊および第 6 海兵空挺大隊 ( 海兵落下傘第 6 連隊を改編 ) から編成 されている。 編成定員は、第 1 、第 2 空挺旅団ともに 4600 名、また 36 師団司令部および司令部直轄部隊は、フランス南西部の ポーに駐屯している。 師団の主な装備は、エンタック対戦車ミサイルまたは 106mm 無反動砲 M 40 A 1 を搭載するホチキス M 201 型 V L TTO. 4t ラック、 14 口径 105mm 榴弾砲 M56 、 M0120 ー 60 型 120mm 重迫撃砲などを持っている。 山岳師団 1976 年 8 月、陸軍は 1969 年に編成された 2 コ独立アル プろ旅団をもとにして、アルプス山兵地帯を警備する特 別編成の第 27 アルプス山岳師団を創設した。 この師団は、第 14 歩兵師団とともに第 5 軍管区内に配 置され、定員は 9776 名 ( 将校 472 名、下士官 1404 名、兵士 7900 名 ) で、師団はフランス南東部のグルノープルに配 置されている。 編成は、師団司令部、司令部・管理連隊、 4 コ山岳連 隊、 1 コ山岳砲兵連隊、工兵連隊、偵察中隊およ・び対戦 車ミサイル中隊などからなり、歩兵師団と似た編成・装 備であるが、山岳地帯での作戦行動を容易にするために 特別装備として各種の山岳機材を持っている。 海兵空輸自動車化師団 1976 年 8 月、陸軍は 1 望 1 年に戦略予備として編成した 独立第 9 海兵旅団をもとにして、第 9 海兵空輸自動車化 師団を創設した。こ部隊は、第 11 空挺師団とともにア フリカおよび中東諸国における緊急事態が発生した場合 、に対処する特別編成の師団で、空輸および水陸両用作戦

9. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

☆各師団の編成 機甲師団 ~ 軍団の機甲打撃力である 8 コの機甲師団は、他の師団 と比較して高度の機動力と対戦車防禦力を持っている諸 兵種連合の兵団で、師団は地上戦闘に必要な装備の他、 防空、戦闘支援および行政、兵站支援などの各部門から なり、独立した作戦および兵站業務を行うことができる ようになっている。 配属と配置 : 第 1 軍団に配属されている第 4 機甲師団は フランス北東部のナンシー、第 6 機甲師団はストラスプ ール、第 7 機甲師団は東部のプサンソン、第 10 機甲師団 は北東部のシャロン・シュル・マルヌ 西ドイツに駐留する第 2 軍団の第 1 機甲師団は、西ド イツ西部のトリアー、第 3 機甲師団は南西部のバーデン・ ビュルテンベルク : 第 5 機甲師団は中西部のランダウ・ イン・デア・ファルツ。また第 3 軍団に配属されている 第 2 機甲師団は、パリ近郊のベルサイユなどにそれぞれ 配置されている。 編成の歴史 : フランス陸軍は、 1941 年の対独戦に戦車を て投入することができなかったため、高度に集中された ドイツ機甲部隊に圧倒されてしまった。そして、大戦末 期に編成された第 1 、第 2 および第 5 機甲師団は、アメ リカ陸軍の 1943 年型装甲師団をモデルとして編成され、 師団司令部、 2 コ戦闘団本部、 1 コ予備機甲団、 3 コ戦 車大隊、 3 コ機甲歩兵大隊、 3 コ砲兵大隊、機甲工兵大 隊、駆逐戦車大隊および兵站・管理部隊からなり、すべ てアメリカ製の兵器を装備していた 1945 年以降になると、大戦型の装甲師団の編成にもい ろいろな欠陥が目立ってきた。とくに核兵器の出現と戦 術空軍の発達からみて、師団の規模が大型に過ぎ、かっ 軽快な機動力という面からみれは、まだ鈍重なものであ った。 プール ) 、第 40 通信連隊 ( 西ドイツのノイシュタット・ア ン・デア・バインシュトラーセ ) 、ドラゴン落下傘第 13 連隊 第 1 有線軍楽中隊 ( デウッ ) 、また第 2 中隊は西ドイツの ランゲランゲンの軽通信連隊に配属されている。 第 1 、第 2 、第 3 軍団司令部は、通常戦および核戦下 においても柔軟性のある作戦行動ができる野載部隊で、 司令部、軍団直轄部隊からなり、任務に従って配属され た現役師団および兵站管理部隊を指揮する機能を備えて いる 第 1 軍団は機甲軍団タイプで、 4 コ機甲師団が配属さ れ、第 6 軍管区内のメッスに司令部を、第 2 軍団は諸兵 種連合の混成特別軍団で、 3 コ機甲師団、 2 コ歩兵師団、 1 コ山岳師団、 1 コ空挺師団および 1 コ海兵師団が配属 され、通常、軍団は 3 コの機甲師団とともに西ドイツに 駐留し、司令部もバーデンバーデンに置かれている。ま た他の師団は軍団予備で、緊急事態が発生した場合は迅 速に軍団戦区内に展開できる。 第 3 軍団は、 1979 年の中頃に新設された機械化軍団タ イプで、 1 コ機甲師団および 2 コ歩兵師団で編成され、 軍団司令部は第 1 軍管区内のサン・ジェルマン・アン・ レーに設置されている。 軍団直轄部隊は、司令部大隊 ( 第 1 と第 3 軍団は中隊 編成 ) 、通信連隊、 2 コ機甲偵察連隊、 1 コ自動車化歩兵 連隊、観測砲兵連隊、飛行大隊、軽工兵連隊、 2 コ重工 兵連隊、輸送補給連隊、 2 コプルトン・ミサイル連隊、 野戦砲兵連隊、 4 コ防空連隊などからなっている。 歩兵用対戦車兵器の主力、 ミラン ATM

10. PANZER(パンツァー) 1980年7月号

0 0 空輸戦車として 開発された A M X 13 軽戦車。配 備から 30 年近く たつが、まだ第 一線の任務を努 める 朝第 0 化旅団、師団直轄部隊として通信大隊、飛行隊、機甲偵 察連隊、砲兵連隊、対空大隊、 NBC 防護隊および補給 隊からなり、師団の定員は 18 , 000 名 ( 機甲旅団各 4000 名、 機械化旅団 5000 名、師団直轄 5000 名 ) で、主な装備は M 47 戦車 3 AMX13 軽戦車 ( SS ー 11 対戦車ミサイル装備 ) 、 AMX ー VTT 装甲兵車、 AML245 軽装甲車、 AMX105 自走榴 弾砲、 EBR75 重装甲車、 M40 自走 155mm カノン砲、 155 mm 榴弾砲 M1950 、ポフォーース 60 口径または 70 口径 40mm 対 空機関砲、オネスト・ジョン地対地ロケット、 M G M18 A 型ラローセ地対地ミサイル、 AM50 型 120mm 重迫撃砲な どであった。 この 1959 年型機甲師団に改編されたのは、西ドイツに 駐留する第 2 軍団の第 1 機甲師団とフランス本土第 1 軍 団の第 7 機甲師団であったが、第 7 機甲師団は 1 コ機甲 旅団と 2 コ機械化旅団が基幹戦力となっていた 1967 年型機械化師団 : 1960 年代に、参謀本部は機甲師団 (Division Blindée =D B) 、および機甲旅団 (Brigade Mechanisée = B B ) 、歩兵師団 (Division d'lntantrie= D I ) と名称を廃止し、 2 コ機甲師団と 2 コ歩兵師団を 改編して軍団の機甲戦力の向上と装備の変更を行うこと になり、この結果すべての師団は機械化編成となり、機 械化師団 (Division Mechanisée=DM) と呼ばれるこ 現役陸軍部隊の編成 第 司 部 第 2 軍団 第一軍団 第 3 軍団 第 機甲師団 第 6 機甲師団 第 機甲師団 第 機甲師団 機甲師団 2 8 第 歩兵師団 3 第 歩兵師団 第 歩兵師団 第 機甲師団 5 第 第 機甲師団 機甲師団 7 師 第空 山岳師団 第 9 海兵空輸 自動車化師団 33