Chapter 3 /dev/hda はスペシャルファイル * 6 といい、ハードディスクの種類によって異 なります。表 3 ー 3 から、インストールするハ Slackware のインストール 49 ードディスクのスペシャルファイル を探してください。 種類 ( 以下省略 ) SCSI の 3 台目 SCSI の 2 台目 SCSI の 1 台目 IDE の 2 台目 IDE の 1 台目 IDE の 2 台目 IDE の 1 台目 デバイス名 /dev/hda /dev/hdb /dev/hdc / dev/hdd /dev/sda /dev/sdb /dev/sdc 備考 SCSI-ID の小さい順 IDE セカンダリインターフェイスのスレープ IDE セカンダリインターフェイスのマスター IDE プライマリインターフェイスのスレープ IDE プライマリインターフェイスのマスター 表 3 ー 3 スペシャルファイル対応表 Disk /dev/hda: 64 heads , 63 sectors , 621 cylinders Command (m for help) : ンの状態を確認します。 fdisk を起動したら、次のように p コマンドを入力して、現在のパ Units cylinders 0f 4032 * 512 bytes Device BOOt Begin Start /dev/hdal 1 1 End 407 B10cks 820480 + ld System 6 DOS 16—bit > = 32M Command (m for help) : これを見ると、全シリンダ数が 621 で、すでに /dev/hdal というパ ーティショ ーティショ ンが存在して、 DOS 用に 1 から 407 のシリンダを使っていることがわかります。 ーこに、 Linux 用のパーティションを追加します。 こから必要なパーティションを設定するには、 fdisk 内の表 3 ー 4 に示すコマ パイスを表すファイルをスペシャルファイルといいます * 6 UNIX では、ディスクやプリンタなどのデバイスをファイルとしてアクセスします。このデ ンドを使用します。
Appendix D TOWNS Linux 317 2 台以上のハードディスクを持っている場合 ( デバイス名の説明 ) この場合は、 SCSI ー ID が先頭の ( 一番小さい ) ハードディスクにルート 区画をとることをおすすめします。 Linux では、 SCSI ハードディスクを SCSI-ID の小さい順からデバイス名として sda 、 sdb 、 sdc と割り振 ります。 SCSI-ID 0 1 2 デバイス名 /dev/sda /dev/sdb /dev/sdc TOWNS-OS Linux OS しかし、電源が入っていないハードディスクがあると無視され、それ 以降のデバイス名が変わってしまいます。 Linux はインストールされた デバイス名がインストール時と異なるとうまく起動しません。 SCSI-ID 0 1 2 デバイス名 /dev/sda ( 電源 OFF) /dev/sdb OS TOWNS-OS Linux 先頭の SCSI-ID のハードディスクにルート区画をとれば、デバイス名 は必ず sda になりますのでまちがいも少なくなるでしよう。 SCSI-ID 0 1 2 デバイス名 /dev/sda ( 電源 OFF) /dev/sdb OS Linux TOWNS-OS
44 ソース ATAPI CD-ROM ATAPI CD-ROM SCSI CD-ROM SCSI CD-ROM IDE ハードディスク インストール先 IDE ハードディスク SCSI ハードディスク IDE ハードディスク SCSI ハードディスク IDE ハードディスク 表 3 ー 1 BootDisk の選択 カード名 Buslogic MuItiMaster AMD AM53 / 79C974 Adaptec AHA2940 / 3940 シリーズ Adaptec AHA1740 Adaptec AHA154x Adaptec AHA152x AdvanSys Western DigitaI 7000FASST Qlogic PCI SCSI controllers ISA/VLB/PCMCIA Qlogic FastSCSI! NCR 53c7xx,53c8xx NCR 5380 , 53C48 NCR 53C406a Future Domain TMC-16x0(AHA2920) DPT EATA-DMA DTC(D ata TechnoIogy Corp) 3180 / 3280 使用ファイル BARE . I 表 3.2 参照 表 3.2 参照 表 3.2 参照 BARE . 工 使用ファイル 7000fast . s advansys. S aha152x . s aha1542. s aha1740. s aha2x4x . s am53C974. s buslogic ・ s dtC3280. s eata_dma. s fdomain . S Ⅱ 53C406a n ー 5380. s n_53c7xx qlog-fas qlog-isp . S . S . S . S 表 3 ー 2 SCSI インターフェイスリスト 基本的に、 ATAPI の CD-ROM ドライプでは BARE. 1 を使い、 SCSI のハード ンターフェイスドライバを組み込んだものです。しかし、メモリを余分に消費す この他に、“ si. s というファイルもありますが、これはほばすべての SCSI イ あったファイルを選択します。こでの例では、 BARE. 1 を選択します。 ディスクや CD-ROM ドライプを使用しているなら、 SCSI インターフェイスに
引 ネットワークインターフェイスカード・ ネットワーククラス・ 不ットワークの設定・ 不ットワーク部・ 絶対パス・ ソ 相対パス・ ソースコ ソリテア・ タ ディスクセット X ( partl ) ディスクセット X ( part2) ・ 103 , 104 ・ 101 ・ 101 ・ 24 ・・ 269 ード・ チャットスクリプト・ チ タイムゾーンの設定・ ダイナミックリンク・ 対戦型将棋・ ツ 通常モード (kinput2) 通常モード (canuum) ディスプレイ・ ディスクセット XD ディスクセット XAP ディスクセット N ディスクセット K ディスクセット F ディスクセット D ディスクセット AP ディスクセット A ディスクセット・ ドメイン名・ 特権ユーザー ドキュメント・ ト 電子メール・ デバイス・ テキストファイルの内容表示・ テーブドライプ・ ディレクトリの作成・ ディレクトリの削除・ 日本語対応シェル・ 日本語入力モード 日本語入力モード 日本語の表示・ ニュースグループ・ ニュースリーダ・ 入力モード ( ⅵ ) 索 ( canuum) ( kinput2) ・ 269 ・・ 288 ・ 89 ・ 206 ・ 178 ・ 177 ・・ 62 ・ 64 ・ 65 ・ 67 ・ 68 ・ 69 ・ 70 ・ 73 ・ 74 ・ 71 ・ 72 ・ 32 ・ 101 ・ 101 ・ 186 ・ 225 ・ 25 ・ 194 ネ 不ットマスク・ 不一ムサーノヾー ネットワークインターフェイス・ ネットワークプロトコル・ 不ットワークの基本設定・ 不ットワーク接続の確認・ ハードリンク・ ハードディスクの増設・ ハードディスクの種類・ ハードディスクのジオメトリ ハードディスク・ ハードウェア・ 配布パッケージ・ ヒ ノヾッチ・ ノ、スワ パスワード・ / ヾズル・ ードの変更・ ファイルシステム・ ファイアウォール・ フ 標準 BootDisk の作成・ 表示色数・・ ピデオカードの設定・ ビデオカード固有の設定・ ビデオカード・ ビットマップディスプレイ・ 347 ・ 176 ・ 178 ・ 177 ・ 172 ・ 245 ・ 246 ・ 109 ・ 194 ・ 190 ・ 280 ・ 190 ・ 86 ・ 195 ・ 199 ・ 190 ・ 29 ・ 279 ・ 25 , 27 ・ 29 , 111 ・ 47 ・ 41 ・ 113 ・ 105 ・ 26 ・ 53 , 280 ・ 191 ・ 76 ・ 139 ・ 134 ・ 143 ・ 29 ・ 125 ・ 287 ・ 96 ・ 20 , 94 ・ 274
Chapter 4 UNIX の基礎知識 # df Fi1esystem /dev/hda2 /dev/mcd /dev/hdal 1024 ー blocks Used Avai1ab1e Capacity Mounted on 110659 0 66832 397500 266311 661432 661432 181212 114380 71 % 100 % 63 % /cdrom /dos Linux 起動時に自動的にマウントさせるには、 / etc / fstab ファイルに次の 1 行 を追加します * 9 。 また、マウントの解除は、 umount コマンドで行います。使いかたは次のとおり fat defaults /dos /dev/hdal 1 1 です。 usage: umount マウントボント 次の手順で作業します。 ハードディスクの増設方法を簡単に説明しておきます。物理的に装着したら、 ーハードティスクの増設 ションを複数作り、 " / " と・・ /usr " で分けることもあります。 このようにしてハードディスクが使用されているわけですが、 ext2 のパーティ ポイント以下のディレクトリが誰にも使用されていないことがあります。 注意する点としては、スーパーユーザーでないと実行できないこと、マウント は、 setup メニューでファイルシステムの構築を行ったので意識しませんで 2. mkfs コマンドで、 ext2 ファイルシステムを作成します。インストール時に せん。 すでにパーティションが存在することがありますが、これは消してかまいま fdisk でパーティションを作成します。このとき p コマンドで確認すると、 「 3.4.2fdisk コマンドの使いかた」を参照して、増設したハードディスクに 1. * 9 したが、コマンドでは mkfs コマンドを使用します。 よくわからないころは、 / etc / て c. d / て c. 1 。 cal スクリプトに記述していました : ー (
あとは実際に練習してみてください。最低限 h j ればなんとかなりますので、必ず覚えてください。 4.4.1 ハードディスク 使いかたを説明します。 4.4 記憶装置の使いかた Chapter 4 UNIX の基礎知識 筆者がよく使う編集コマンドを、表 4 ー 6 に示します。 vi のプロから見ればなん ともお寒い限りですが、これだけ知っていればなんとかなるものです。 こでは、ハードディスク、フロッピーディスク、 CD-ROM など、記憶装置の ール k 1 x J : q : wq を知ってい Linux からハードディスクを使用する場合、パーティションに構築されたファ わけです。この結び付けるディレクトリを、マウントボイントといいます。 Linux ファイルシステムはそのままでは見えませんから、このような作業が必要になる てフォーマットを行いました ( 「 3.52 インストール先パーティションの選択」 ) 。 マットのようなものです。インストール時にも、 Linux のパーティションに対し ファイルシステムは、インストールのときに少しだけ触れましたが、論理フォー ことです。 のが一般的です。マウントとは、ディレクトリとファイルシステムを結び付ける イルシステムを、マウントという作業を行って、アクセスできるようにして使う 起動時には、マウントボイントフ " にマウントしているわけです。 この作業は、 mount コマンドで行います。 mount コマンドは、基本的にスー ューザーでのみ使用できます。使いかたは次のとおりです。 usage : mount C¯t ファイルシステムタイプ ] パーティション名マウントボイント ファイルシステムタイプには、表 4 ー 7 のような種類があります。インスト のときには、 ext2 のタイプが自動的に使用されています。 ノヾ
Chapter 3 Slackware のインスト ール ・ハードディスクの種類 あります。 3.2 マシンの状態確認 41 SIackware をインストールする前に、いくつか調べておかねばならないことが クアップしたあとでしよう。これなら万一失敗してもフロッピーからす マシンを購入した直後に内蔵ハードディスクをすべてフロッピーにバッ のショックは小さいでしよう。 FIPS を使用する一番いいタイミングは、 のリストアが省略できる程度と思っていたほうが、万が一失敗したとき からといって事前のバックアップは不要とはいえません。バックアップ後 さいわいにして筆者は失敗したことはありませんが、 FIPS を使用する に変更するわけです。 来 FAT システムは、このような変更を想定していません。それを強引 を作成できます。しかし、これはかなり危険な方法です。なぜなら、本 と、 DOS ( FAT ) パーティションの領域を縮小し、新たなパーティション FIPS は、パーティションサイズを変更するツールです。これを使う 日 PS による空きバーティションの作成 よく読んでからにしてください。 小できます ( = 空きパーティションが作れる ) が、これを使用するかは説明を 次に説明する F 旧 S を使えば、 DOS / Windows のパーティションサイズを縮 定しなおす必要があります。 ペースがない場合には、ハードディスクを増設するか、パーティションを設 すでに DOS / Windows で使用していて、新たなパーティションを作る * 1 ス スクを論理的にいくつかに分けたうちの 1 つをいいます。 のパーティションを用意するのが普通です。パーティションとは、ハードディ IDE 、 SCSI のどちらか確認しておきます。 Slackware のインストールは専用 ぐにリストアできます。ですから FIPS を使うのは、万一失敗しても、 * 1 このことをパーティションを切る " ともいいます
42 ・ハードディスクをリストアできる ・環境を再構築できる ・笑って済ませられる : ー ) 人に限られるでしよう。バックアップに勝る安全策はありません ( あた りまえですが、媒体不良を考えればパックアップでも 100 % 安全とはい えません ) 。 では、簡単に FIPS の使用方法を紹介しましよう。作業前に、必す FIPS . DOC には目を通しておいてください。 FIPS 関連のファイルは IN STALL ディレクトリの下にあります。これからは DOS / W ⅲ dows95 か らの作業になります。 1. 2. 3. 4. 5. DEFRAG. EXE などを用いてハードディスクの使用セクタを前方に寄せ ます。 DOS は " FORMAT. EXE A : /S " でシステムフロッピーを、 Windows 95 は起動フロッピーを作成します。フロッピーには RESTORRB . EXE 、 FIPS. EXE 、 ERRORS. TXT をコピーします。また、 Windows 95 の場合 には、 CONFIG. SYS を次のように修正しておきます。 rem DEVICE=BILING . SYS rem DEVICE=JFONT. SYS /MSG=OFF rem DEVICE=JDISP . SYS /HS=LC DEVICE=JKEYB . SYS 2 で作成したフロッピーでマシンを起動します。 F 工 PS. EXE で DOS パーティションサイズを変更します。このとき、 書き込み終了しなければハードディスクは安全です。変更すると、 RESTORRB. 00x(x=0æ9) という旧パーティション情報のファイルがフ ロッピー上に作成されます。 リプートして FD 工 SK. EXE で領域の確認をします。 これで作業は終了です。もしも 5 で正しく確認できない場合や、ハー ドディスクから起動できない場合には再度フロッピーから起動して、 RESTORRB. EXE を使用して RESTORRB. 00X から旧パーティション情報を 復旧してください。
Appendix D TOWNS Linux D. 3 インストール手順 インストールは、次の手順で行います。 TOWNS-OS で Linux 用ルート区画およびスワップ区画作成 ↓ CHPDISK で OS 種別を Linux に変更 CD-ROM 起動 ↓ 1 次インストーラの実行 ↓ スワップの設定 インストール先区画の設定 基本バッケージのインストール ハードディスクより再起動 ↓ ↓ ↓ ↓ 2 次インストーラの実行 ↓ バッケージ選択 アプリケーションのインストール 終了 ( JE のインストール ) ↓ ↓ D. 4 前準備 引 3 あらかじめ CD-ROM の \TOWNS\DOC ディレクトリ以下にあるドキュメントを よく読んでおきましよう。可能なら印刷しておくと作業中にも参照できて、トラ プルへの対応もスムーズにいきます。また、ハードディスク中の重要なデータは バックアップしておきましよう。不幸な事故はいつ起こるかわかりません。 ます行うのは、 Linux 用の区画の作成です。区画の作成は TOWNS-OS をハー ドディスクにインストールする際に行っている人も多いでしようから、操作で特
320 作業の途中で中断するときはいきなりリセットボタンを押したりせす、 # reboot と入力します。しばらくするとリセットがかかり、再起動します。 ロ、ここで fdisk コマンドを使っ Linux 用の区画を作っていない場ムは て区画を作成します。 # fdisk く SCSI—ID> と入力してください。 SCSI-ID はよく見てまちがわないようにしてくだ さい。 fdisk コマンドの簡単な使いかたを次の表に示します。 説明 コマンド 区画の表示 区画の作成。容量はセクタ数で指定するか、 " + nM " で、 nM バイトというように直接容量で指定す る 区画の削除 区画の種類一覧の表示 区画の種類の変更。 20 が Linux の区画。 21 力、 スワップ区画 区画情報をハードディスクに書き込む 何も変更せすに fdisk を終了する ます、 Linux 用のルート区画とスワップ区画を作ります。安全のため、 TOWNS-OS の区画を削除したり、変更したりといったことはできない ようになっています。必要な容量を確保したら、 SWAP 区画の区画の種 類を変更し、区画情報をハードディスクに書き込みます。ここでは例とし てルート区画を 200M バイト、スワップ区画を 30M バイト設定します。 ••d 1 V