Chapter 7 くコメントを入力して下さい〉 日本語環境の構築 (JE) 171 リストは /var/adm/ezinst/Lists ディレクトリ以下に保存されます。リスト のファイル名はタイムスタンプをもとに自動的につけられます。普通のパッケー ジリストは、・ . lst " 、インストールに失敗したパッケージのリストは・・ . yet " とい う拡張子がつきます。 このリストはあとでパッケージ選択のパッケージリストから選択することがで きます。このときに右側の窓に表示されるのが入力したコメントです。 7.3.7 マシンの再起動 ezinst 終了後、 Linux を再起動します。 # cd / # shutdovn ーて tO Ⅱ 0 臂 これは、漢字変換や sendmail などの各種デーモンを起動するためです。再起 動しない場合、漢字変換ができないなどの不ぐあいが生じます。 もちろん、各種デーモンを手動で起動してもかまいませんが、 Linux 起動時の こで再起動しておきましよう。 デーモン自動起動を確認しなくてはならないので、 次に、インストールした JE の使いかたについて説明します。
170 インストールが終わると、 " 何かキーを押して下さい " というメッセージが表示 されますので、キーを押して進みます。 ーインストール中のエラー インストール中にエラーが発生すると、そのパッケージはインストールされな あたり、 00 , 、イトくら 0 、至で入りまぁター = ' コメントの入力モードにオります。コメントは 1 行 , 、、 , ケージリュトを保畧する場合要リと答えて下さい。 ンスール ハッケージ選択 (p) くインメニュー〉 ジリストに記録するか聞いてきます。記録する場合には図を押します。 メインメニューで終了を実行すると、インストールしたパッケージをパッケー ■終了 とんどの場合、インストールしようとしたパッケージが存在しないのが原因です。 コメントを入力してください。そのあとで、エラーの原因を調べてください。ほ えると、失敗したパッケージをリストに登録します。画面の指示にしたがって、 ンストール後に確認メッセージが表示されます。確認メッセージに対してで答 いことがあります。このようにインストールに失敗したパッケージがあると、イ ( 何かキこを押しそ下さい ) また、リストにはコメントをつけることができます。行頭で匡を入力する と、コメントの入力を終了します。
216 本来はクライアントと接続相手の組に対するパスワードを記述するのですが、 クライアントまたは接続相手のどちらかにワイルドカード " * " を指定することも できます。 多くのプロバイダの場合、利用者に対するパスワードを発行しますのでリスト 8 ー 4 のような /etc/ppp/pap-secrets ファイルを用意しておけばよいでしよう。こ れらのファイルのオーナーは root 、モードは 400 になっていなければならないこ とに注意してください。 リスト 8 ー 4 pap-secrets の例 username password 8.2.5 ppp ー on スクリプトのさらなる修正 実は PAP 方式のために ppp ー。Ⅱスクリプトに必要な修正がもう 1 つ残っていま す。今度の修正箇所もリスト 8 ー 3 にあげた中にあります。 具体的にはリスト 8 ー 3 の部分をリスト 8 ー 5 のように書き換えます。 リスト 8 ー 5 ppp-on スクリプトのさらなる修正 exec /usr/sbin/pppd debug lock modem crtscts /dev/ttySO 38400 \ asyncmap 20A0000 escape FF kdebug 0 $LOCAL—IP: $REMOTE—IP \ noipdefault netmask $NETMASK defaultroute connect $DIALER—SCRIPT \ ただし、接続先が 2 か所以上ある場合には pap ー secrets ファイルに " * " を使 の追加で PAP の認証を行うようになります。 最後の 1 行の行末にハ " を書き加え、さらに 1 行追加するだけです。 user $ACCOUNT この 1 行 スト 8 ー 5 で示した ppp-on スクリプトの最後の部分に 接続先が複数ある場合には pap-secrets ファイルをリスト 8 ー 6 のように書き、リ ません。そうしておかないと相手に送るパスワードを特定できないからなのです。 うことはできず、また ppp-on スクリプトの中で接続相手を指定しなければなり
Chapter 7 日本語環境の構築 (JE) 165 くメインメニュー〉 ルール 朝 ) マニュアル 選択内容を初期化する① 戻る 3 種類のパッケージ選択方法は、次のようになっています。 ・バッケージリスト パッケージリストでは、あらかじめパッケージが登録されたリストを選択しま す。このリストには、 JE ー 0.9.8a の場合、 4 種類のリストが収録されています。 ジ 1 ス 選択内容を初期化する ( 1 ) マニュアル ルール くメインメニュー > 戻る [ ] nnbase. lst ] canbase. lst jperl. 1計 印 . lst 朝 ) (q) canna べーユノヾッケージリスト 61880 [KB] (BS: 戻ります )
296 ントを利用します。 DOS パーティションは、 /dos にマウントされているものと します。 まず、リンクを張り直します。 TrueType フォント用の vfontcap ファイルの テンプレートは、 /usr/share/fonts/TrueType/vfontcap. ms です。 # 1 Ⅱ—fs /usr/share/fonts/TrueType/vfontcap. ms /etc/vfontcap /etc/vfontcap ファイルの先頭付近にあるリスト A-I をリスト A ー 2 のように書 き換えます。 リスト A-I 修正前 # # # TRUETYPE FONT (Windows fonts) : ff=/usr/share/fonts/TrueType/msgothic : :ft=truetype : \ gothicl Microsoft gothic : \ : ff=/usr/share/fonts/TrueType/msminch0 : : ft=truetype : \ -minchol MicroSoft mincho : \ r—microsoft— r—microsoft # # # TRUETYPE FONT (Windows fonts) リスト A-2 修正後 : ff=/dos/windows/fonts/msgothic : : ft=truetype : \ gothiclMicrosoft gothic:\ : ff=/dos/windows/fonts/msmincho : :ft=truetype:\ minchol MicroS0ft mincho : \ r—microsoft— r—microsoft— ます。 /msxxx にあることを表しています。続いて、補助インデックスファイルを作成し これらは、フォントの形式が TrueType フォントであり、 /DOS/windows/system
38 A. 3.5 lpr の設定 Ghostscript を、フィルタとして使用できるように設定します。 lpd が起動して いるか、確認しておいてください。 ■フィルタの作成 は、プリンタドライバの名前が入ります。たとえば Canon の BJIO シリーズであ 忘れずに実行属性をつけてください ("chmod 755 gsf " ) ドライバ " の部分に / Ⅱ sr / lib / gsf というシェルスクリプトを作ります ( リスト A ー 3 ) 。作成したら、 れば -sDEVICE=bj10v" となります。 リスト A-3 /usr/lib/gsf スクリプト # ! /bin/sh /usr/local/bin/gsdmpr —q —sDEVICE= ドライ / ヾ exit 0 Wetc/printcap ファイルのエントリの追加 ーて 360 —sOutputFi1e= /etc/printcap にリスト A ー 4 を追加します。工ントリ名は、 です。 リスト A-4 /etc/printcap ファイルの ps 工ントリ # PS printer entry pslgsl GhostScript printer:\ : sh :mx#0 : lp=/dev/lpl : \ : if=/usr/lib/gsf : \ : sd=/var/spool/lpr/ps : \ : lf=/var/spool/lpr/ps/error-log : 次に、必要なディレクトリを作成し、オーナー、グループ、モードを変更しま ps " または " gs " す。そのあとで、 lpc コマンドで設定をシステムに反映させます。
Chapter 8 ネットワークで情報収集 なお /etc/resolv ・ conf ・ ppp ファイルはリスト 8 ー 9 のような内容です。 リスト 8 ー 9 /etc/resolv. conf. ppp ファイルの内容 domain 所属するドメイン名 nameserver ネームサーノヾ nameserver ネームサーノヾ nameserver ネームサーノヾ ー ( 1 ) の IP アドレス ー ( 2 ) の IP アドレス ー ( 3 ) の IP アドレス 219 ネームサーバーの IP アドレスは接続先のプロバイダなどから提示されると思い ますのでそれを記述してください。必すしも 3 つのアドレスを指定する必要はな く、参照できるネームサーバーが 1 つしか存在しないのであればその 1 っ分だけ を記述しておきます。 8.2.7 接続確認と切断 それでは実際に PPP で接続してみましよう。 PPP 接続をする際に使用するチャッ トスクリプトの設定については「 82.3PPP 接続の準備」で紹介しましたが、 で実際に筆者が使用しているチャットスクリプトをリスト 8 ー 1 0 に紹介しておき ます。 リスト 8 ー 10 は US Robotics の Sportster 28800 (). 34/V. (C) というモデムを 使用した場合のチャットスクリプトの例で、モデムの初期化コマンドをいくつか発 行するよう変更を加えています * 21 。また筆者の接続相手は認証方式として PAP 方式を採用していますから、 UNIX ログイン関係の部分はすべて削ってあります。 リスト 8 ー 10 チャットスクリプトの実例 AB ORT ABORT AB ORT TIMEOUT exec chat —V * 21 いうまでもないことですが、みなさんが設定するチャットスクリプトはこの例の内容とは記 ATHO ' AT ) ' \nRINGING\r\n\r\nRINGING\r ' ' \nNO ANSWER\r ) ' \nBUSY\r , 3 ん。したがってここにあげたチャットスクリプトの内容はあくまで例であると考えてください 述が異なっているかもしれませんし、むしろ、異なっている場合のほうが多いかもしれませ
7.6.4 起動と終了 180 こで注意するのは、最後の 2 つのように大文字と小文字を区別する場合があ ることです。また、〔 : 0 〕を spc と表します。この表記は、 Mule(Emacs) 関連 書籍で同様に使用されていますので、覚えておいて損はありません。 7.6.3 フォントの設定 MuIe で使用するフォントを指定しておきます。英数字のフォントを指定するだ けでもいいのですが、起動するのに非常に時間がかかってしまいます。ですから、 必ず指定するようにしましよう。この設定は X で Mule のウインドウを開く場合 に有効です。 フォントの指定は X のリソースで行い、次の 2 つのファイルに追加するといい でしよう。 ・ ~/ . Xresources ファイル フォントリスト名を指定します。フォントリスト名とは、英数字、半角カ ナ、漢字の 3 つ ( 場合によっては、さらに中国語なども含められます ) をまと めて名前をつけたものです。 MuIe から、このフォントリスト名を指定しま す。こでは、 14 、 16 、 24 の 3 種類のフォントリスト名を設定しています。 MuIe を起動するには、次のようにします。 い場合は新しく ~/ . xresources ファイルを作成します。 ~/ . xresources ファイルがすでに存在する場合は最後部に挿入し、存在しな リスト 7 ー 4 ~/. Xresources ファイルの記述例 Emacs*FontSetList : 14 , 16 , 24 Emacs*FontSet-14: —*—fixed Emacs*FontSet-16: —*-fixed- Emacs*FontSet-24: -*-fixed medium—r—normal ー —medium¯r—normal— medium—r—normal— medium¯r¯normal— —medium—r—normal— medi ・ um—r—normal— —medium—r—normal— —*—fixed- —*-fixed- —*—fixed —*—fixed— —*-fixed —*-fixed— —medium—r—normal——24— medium—r—normaI——24— ー * ー iS08859 ー 1 , \ ー * ー jisx0208.1983 ー —*-jisx0201.1976 * ー iS08859 ー 1 , \ —*-jisx0208.1983 ー —*-j iSX0201.1976 * ー iS08859 ー 1 , \ * ー jisx0208.1983 ー * , \ -*—j iSX0201.1976 ー ー 24 ー 16 ー 16 ー 16 ー ー 14 ー 14 ー 14
212 せて適宜修正する必要があります。 またインストール直後の状態ではモードの関係で一般ユーザーが ppp ー。Ⅱ、 PPP-off スクリプトを実行することができません。一般ユーザーでこれらを実 行したいという場合には、各ユーザー用に必要なスクリプトをコピーするなどし て使用してください。 ppp ー。 n スクリプトの中でます変更しなくてはならないのはリスト 8 ー 2 に抜き出 した部分です。 リスト 8 ー 2 ppp-on スクリプトの修正箇所 1 # ! /bin/sh # Script tO initiate a ppp connection. This is the first part Of the # pair Of scripts . This is not a secure pair Of scripts as the codes # are visible with the 'ps' command. However, it is simple . # These are the parameters . Change as needed. TELEPHONE=555-1212 ACCOUNT=george PASSWORD=gracie LOCAL_IP=O . 0 . 0.0 REMOTE_IP=O . 0 . 0 . 0 NETMASK=255.255.255.0 The telephone number for the connection The account name for 10g0 Ⅱ ()s in ' George Burns ) ) # The password for this account (and 'Gracie A11en' ) # Loca1 IP address if known. Dynamic 0 . 0 . 0 . 0 # Remote IP address if desired. Norma11y 0.0 . 0 . 0 # The proper netmask if needed 実際に見ればわかると思いますが、最低限、電話番号 (TELEPHONE) 、アカウン ト名 (ACCOUNT) 、パスワード (PASSWORD) については修正が必要です。プロバイ ダに接続する場合にはその他の IP アドレスなどを修正する必要はほとんどない でしようが、プロバイダ以外と接続する場合には接続相手の条件と合わせる必要 があるかもしれません。 次に、リスト 8 ー 3 にあげた中のデバイス名についても自分の環境に合わせて変 更してください。 リスト 8 ー 3 ppp-on スクリプトの修正箇所 2 exec /usr/sbin/pppd debug lock modem crtscts /dev/ttyS0 38400 \ asyncmap 20A0000 escape FF kdebug 0 $LOCAL_IP : $REMOTE—IP \ noipdefault netmask $NETMASK defaultroute connect $DIALER—SCRIPT
Chapter 8 ネットワークで情報収集 remotename 接続先 217 というオプションをさらに付け加えておきます。この際 s" 接続先 " は pap-secrets ファイルに書いた、・ pr 。 viderl " または " pr 。ⅵ der2 " のいずれかになります。 リスト 8 ー 6 接続先が複数の場合の pap-secrets の例 usernamel username2 providerl provider2 passwordl password2 なお、 PAP 方式の場合、 ppp-on スクリプトの中の "PASSWORD" の設定は意味 を持ちません。 PAP 方式の場合にはここにパスワードを記述しないでください。 8.2.6 自動実行スクリプト PPP 接続が完了した直後と PPP 接続を切断した直後にはそれぞれ / etc / ppp /ip-up と /etc/ppp/ip-down という 2 つのプログラムが自動的に実行されます。 ですから、 PPP 接続をする際には毎回実行しておきたいことをこれらのプログラ ムから実行されるようにしておくとよいでしよう。たとえば次のような事がらな どです。 ・ DNS の設定を行う ・ルーティングの設定を行う ・送信待ち状態の電子メールをいっせいに送信する より具体的には各環境によって異なりますが、例として筆者が使っているもの を紹介しておきます。筆者の場合、両プログラムはシェルスクリプトになってい て、それぞれリスト 8 ー 7 とリスト 8 ー 8 に示したような内容です。 なお、 ip-up 、 ip ー d 。 wn の各スクリプトは呼び出されるときの引数として PPP のためのインターフェイス名 " 、 " 接続に使用しているデバイス " 、 " そのデバイス の速度 " 、、・ PPP インターフェイスの IP アドレス " 、 " 相手側の IP アドレス " の各 値が順番に渡されます。