魔術の開闢以来 じようと ま魔術回路の譲渡からなる蓄積は その代を重ねることにより まじゅっろくたか 第魔術の禄を高めるに ひつようそち 必要な措置とされてきた まじゅっしゆっせい 魔術は出生からなる一面 じゅっしきたい のみならず術式に対する ふかりかい こうりってき ま - りよ′、 うんよう 魔力の運用により こうど まじゅっとうたっ より高度な魔術に到達する と考えるに至り まじゅっかいびやくい まじゅっかいろ かさ かんが ちくせき だが果たして それのみだろうか いちめん かんぜん 完全なる思索の末 ろんぶん この論文 しんせいき 「新世紀に問う魔導の道』 ていしよう を提唱する しさくすえ まどうみち ここに記述する内容こそ まじ物つ、ようかい 魔術協会に一石を投ずる : いっせき

とけいとう 時計塔を飛び出した まちが けつだん 僕の決断は間違って いなかった けっとうふる 血統の古さばかりを はな ゅうとうせい 鼻にかける優等生たちと きたい そんな連中にしか期待を しめ 示さない講師どもめ れんち物う なぜ 何故なら : トに ほかまじ・つし これこそ僕が他の魔術師に およ 及びもっかない魔力を はつろ 発露している証拠に ほか 他ならない ・令右・ 呪手て 佰 ! ュヒ ヒヒ

ひょうめんじよう とうめん にほんと、つけ むろん表面上は 当面は日本の当家で きみわたしたが まじゅっしゅうれん 君と私は互いに聖杯を 魔術の修練に てきどうし 奪い合う敵同士として 明け暮れる 振る舞うことになろう ことになるだろう 0 新 てんぞく 一一い転属ーですか ? せいはい 綺礼くん きみ 君には派遣という形で せいレ : つきようし 聖堂教会から まじゅっきようかい てんぞく 魔術協会へと転属し わたし 私の徒弟となってもらう きれい だが我々は すいめんかきようとう 水面下で共闘し ちから 力を合わせて 残る五人のマスターを 駆逐し殲滅する われわれ ごにん せんめつ かたち 次の聖杯戦争は三年後 それまでに君は したが サーヴァントを従え たたか マスターとして戦い , さんか 参加できるだけの まじゅっし 魔術師となって いなければならない つぎせいはいせんそう さんねんご きみ

ー当 を驫 1 ー「 じっ 一実のところ ふゆきあらわ 冬木に顕れる聖杯が かみ ″神の御子の〃聖遺物とは べつもの 別物であるという確証は むかし とうの昔に取れている だからといって 放置もできない せいはい やから ばんのうがんはうき 万能の願望機が この 好ましからざる わた 輩の手に渡れば さいやく どんな災厄を招くか 知れたものではない ぶつ か / 、しよう まね それもまた困難だ こんなん いたん では異端として はいじよ 排除すれば この聖杯に対する 魔術師たちの執着は 尋常ではない ま・じ・つ、ようかい 魔術協会との衝突は避けたい しんしよう し物うちゃく しようレ」っ

: はあ : : はっ・ ふふ 俺負癶なんかじゃない どうせん 山ら励然の藩伍者などと たれ も、つ誰にも呼ばせはしないをー , 「、」 ははっ・ こうまん まじゅっし あの高な魔術師に じはケじん 俺のような常人をつねに , 。れんちゅう みくだつづ 見下し続けてきな連中の顔に ' どろ ついに泥を塗 ? て ~ やた ふはは おれ 」 ~ ごま 。俺は貴様らと戦える ) 貴様らを恐怖ざせ一 さ脅かしてやれる : たたか

余のマスターたるべき男は ザを余と共に戦場を馳せる すがたさら 勇者でなければならぬ姿を晒す度胸さえ おくびようもの ない臆病者なぞ 役者和足も甚だしいぞ おう魔術師よ だとしたら かたはらいた 片腹痛いのう まじゅっし ゅうしゃ きさま ばうず 察するに貴様はこの坊主に 成り代わって余のマスター となる腹だったらしいな さっ おとこ はら レ一きよう / ツー おいこら′・、一一、、 他にもおる だろうが 」、に紛れて 覗き見をしておる 連中は″ やみまぎ のぞ れんちゅう

しつもん 何か他に質問はミ、 あるかね ? わたし こうせん 私が公然とあなたに 師事したのでは のちとうそう 後の闘争でも協力関係を うたが 疑われるのでは ? しかし 惷、構わないので しょ , フカ ? ・ きようりよく・ルけい 君は まじゅっし 魔術師というものを 解っていない きみ わか 利害のぶつかった 師弟どうしが ころ 殺し合いに及ぶことなど われわれ せかい 我々の世界では にちじようさはんじ 日常茶飯事だ なに 程 およ : ひとつだけ マスターの選別をする せいはい 聖杯の意思というのは いったい 一体どういうもの なのですか ? せんべっ

9 7 8 4 0 4 7 1 5 7 8 7 5 全ての願望を叶える「聖杯」を奪い合う 「第四次聖杯戦争」がついに幕を上げた。 マスタ サーヴァント 様々な思惑を抱く魔術師と英霊に監視される中、 AJ アイリスフィールに従えられた「セイハー 二本の槍を操る槍兵「ランサー」が激突する。 二人の実力が拮抗し、早々に勝負が着かないと見るや否や、 ランサーのマスターは「宝具」の開帳を 彼に命じたのだった 誇り高き英霊の、剣戟鳴り響く運命の第二巻 " 旧ⅢⅢⅢ II Ⅲ馴ⅧⅢ 1 9 2 0 9 7 9 0 0 5 6 0 0 ISBN978-4-04 ー 715787 ー 5 C0979 \ 560E 定価 : 本体 560 円 ( 税別 ) 発行 : 角川書店

ランサーのマスター 対や気配遮断のような 魔術的な迷彩で自分 0 修置を ~ 。 は匿していたのたろうカ それで事足れりと 機械仕掛けのカメラアイに する配慮を怠 0 たな 舞弥 ヾーたちの北東方向 セイ′ 倉庫の屋根の上に ランサーのマスターかし 見えるか ? 典型餉 私の位置からは 死角のようです

/ ラ " ンサ物の 負わ・された傷が、 彡ひびい ん響い ' ているんだわ セイハー まいや ・ : 舞弥 そっちから ーサーカーの マスターは視認 で、るか ? ・ しし一え 見当たりません どうやらノ、 」フ冫サーの、ターよりも しん」、「朝せいなぐ」、トみ・ 慎重な性格と筧る イゅうし物う なまじ優秀な魔術師よりも こうい ) っ増長のびい 相手の方がむしろ難敵だ 僕と舞弥・の - ポジ、シみは 互い死角を ( スオローしている が とい、つことは相手もまた レ 0 ちよくせっしじ 一第サーヴ - アン下に接指示を イ、出せるは蹶位置におらず ~ マは身をに〉のか を、セ第、、ハ ョサ第カーの 一騎打ちではない むきす その . 横には無傷の ランサーレ」一フィダーか あからさまな劣勢に さいあく てんかい 立たされるのは最悪の展開だ「第 この場でバーサーカーに 加勢すれば売すく′を ~ を ( ~ ~ 一 ( だつらく セイバーを脱落させられる : ・・を まずいな :