第一を 樹齢およそ千年 : ・ 複雑に絡んだ根と幹の奥に ここからでも見える 山の頂きにある常葉樹の巨木 ″無名々と呼ばれる女行者の 即神仏が奉られているそうです ゞ気第にゞを あれがこの島の神木 むみよう ″無名様″です
しかしあいつらってば 気遣いってモノが なってないわよねえ 0 こうへい 耕平兄マジで 先脳されてんじゃないの ? まあ片や〃人外々だわ 片やその下僕だわで そんなのに 光のことを助けようとして懐柔されて がんばっていたわ ちやダメ″【 でも耕平兄様も はづき 葉月さんも ノンノンノン′・ かっこわるつ′ .
ほんと・ : D 好きな男に言い寄って OXD D かわいい娘ねえ 大丈夫よ 籠絡するのよ D 心配しなくてもいいわ 1 アナタの願いは 私かかなえてあげる D 今日はもっと上手く やってみせるわ D 耕平兄様ー 楽しいゲームだったでしよう ?
のきま 5 をミ、、マセン、心のぞき あ・ : いや ーど - つかしら 含 " 人からはよく " 神秘的。だなんて 言われますけど D そ・ : そうかやつばり / 裸もキレイだった もんな / のぞき魔′・ でも なんとなく わかりますよ心は この樹は やさしくて ″カ″を持ってる 何かを守っている 様な感じ
ーを 我を母と慕う者を どうして見捨てられようか 我か身を樹と変え お主とこの島の母となろう 母親を知らないその子は そ , フしたら そう呼んでしまったんだと : そう言ってスウッと樹の中に 入っていったんだそうだ 無名様の 姿が消えると その樹 一面に花が 咲き出して
大丈夫てす / そうか : ・ 安心したよ 私ビンビン してますから D 薫たって大人しい けど元気てすよ / 吸血鬼の ことかいワ・ ーても 事態は深刻 たと思います しかし弥生様はその葉月という しずる 吸血鬼の少女を〃静流み捜しの 手かかリとして置いておさたいそうた そうたな このままたと我々は 巻き込まれたまま奴等の 餌食になリかねない はづき
またそろいもそろって 行方不明になっとった間の ことを覚えてませんので よかったらそいつらの 様子も見てもらえません でしょ , フかね おやし′ じろう 次郎兄がまた おらん様になった 何だと お前・ : だから あれ程ちゃんと 見張っとけって : ・ 仕方ないだろ / オレも便所くらい行くわ / さぶろう なんじや三郎お客さんの 前で失礼じやろうが′・ ごめん けど非常事態じゃ 村のどこ捜しても 見つからん すみませんが
梅雨の季節の 数少ない晴れ間 ふたつの暦は一月 5 一月半の ズレがあってね 実際には ″五月晴れ″という言葉が 作られた頃の″五月″は 現在の 6 月 57 月初旬 たたことか多くて よ意 弥生晴れと いう訳だ 今は 旧暦でいうと うづき 卯月も 通りこして まだ弥生 . なるほレ J 春先のこの時期の ことなんですね じゃあ弥生様の お名前は : ・ ああそうだよ
ああ・ : 何せ ″おっかさんの樹々って 言われてるからな この島は昔殿様に 逆らった罪人が送られてくる 流刑の島で 化け物か , フよ , フよ していたものだから 送られたが最後死ぬしか なかったんだってさ おっかさん ? ラて、つさ′ . その子がようやく 8 つになった頃 : たからこの島で 子供が生まれても 誰も喜ばなかった その子の母親だって化け物に 喰われて死んだからだ 女行者が一人この島に 流されてきた むみよう それが無名様だ
誘導は任せたぞ ー霧ー . 成児小簽さん いいですか皆さん / この島は今 大変危険です 村落にあふれぬ様 ″関を作るのが眠界か せいじこはる おい / 急にそんな事 言われても 困るだろ / 時島かられて この場をしのぐしかあるまい それそれ船を出して 雄崎港を目指して下さい おざき バアちゃん寝た きりなんだそ / 船のない方はご近所の方と 相乗りされるか 連絡船に向かって下さい 0