ものがたり ここまでの物語 ただ一人、「その時」の事件の記憶を受け継い ねんまえ ていた帷。ついに語られる 10 年前の真実。 せんだい ばんしようじつしや ははあさひ みはる 先代の森羅万象術者てあった壬晴の母・旭日 は本意ならすも隠の世の争乱に巻き込まれる。 ひじゅっ 秘術を引き剥がすための術・是空を使用せん とするその日、森羅万象の力を求めて各地の 里から萬天へと忍達が集結していたのだった。 逃れる旭日達、しかし全ての望みを叶えるこ ひいつ とが可能な強大な秘術を入手せんとする慾の 物さひ 力は強く、忍達は旭日を守ろうとする壬晴の ちちつき 父・暁を殺害し、さらに壬晴を守る帷、帷の 祖父プラックに襲いかかる。 戦いの果て、追っ手達から一時的に逃れ得た プラックは旭日に是空を使う。森羅万象を消 去すればこの争乱は終わるはすだった。しか し其処に現れた外套の男。無言、そして不気 味な気を纏ったその男はおもむろに傍らにい た壬晴をその手にかける。 ろくじようみはる 六条壬晴は一度、死んだ。 あさひ 我か子を殺害された旭日は取り乱し、ついに 禁じられていた秘術の力により死亡した壬晴 を蘇らせてしまう。 顔が無い あさひたち 顔が にうしゅ いちじてきのが お前はあの時 死んだ そして いのちの→を越え 生き返ってしまった あさひからだ 妖精一森羅万象の目的は滅びゆく旭日の体 から他の体 = 壬晴へと乗り移ることだった。 あさひ 旭日はその意志のカで、魂が朽ちょうとする みはる しんらばんしよう その刹那、壬晴の記憶から森羅万象とそれに いちれん まつわる一連の事件の記憶を消去した。そし むかんしん て、「無関心ていて」という母の遺したこの一 言が壬晴に深く刻まれたのだった。 自らの死、母の死。ニつの酷なる事実を正面 はんしよう から受け止めた壬晴は森羅万象の力によって ねんまえ スすか 失われていた 10 年前の記憶を取り戻す。自ら まえみがいとう が死ぬ前に見た外套の男の顔。 ふうま それは、風魔小太郎だった。 し / 、らばんしよう すなわちそれは 羅た じじついうめん みすか みはる ら
僕らもまた 「約束」を していたんだ あさひ 旭日さんが ねんまえきおく 間年前の記憶を 奪った為に わす 忘れていたけれど ため 死をってた でも 心の奥底で あ ~ つ物 暁との約束が その望みの鋭さを 鄰いしい 0 のぞ するど 壬晴君に 秘術を使って しいのも本当、、」 みはるくん 今も望んでる いまのぞ 使って欲しくない のも本当 は・ル : フ