るような人間にする。そのために温かくも厳しくもすると、男の方はほんとうに男性 としての幸せをかみしめる。自分をわかってくれる女性がいて、やりがいのある仕事 があると幸せなのだ。 対して、男性が女性に尽くす上では、そんなことは全く関係なし。仕事のやりがい よりも、とにかく感情が満たされたか、感情が嬉しいかどうか。つまり、幸せのポイ ントが違うんだということが、多くの男女を見ていてわかってきた。女性でもいろん な女性がいるから一概に一言えないが、大まかな共通項だ。そういうふうにどんな人間 にも共通する幸せポイント、悲しみポイント、怒りポイントがある。 ともあれ、恋愛でも、結婚でも、そういう相手を満たしてあげるポイントをしつか りとっかんで、言葉をかけてあげたり、おしゃれをさせてあげたり、プレゼントをす ることによって、幸せにしてあげることがポイント中のポイントだ。 そのために、言葉とお金を惜しむようでは、一生ひとりで、もてずに暮らすことに なる。これは、あらゆる対人関係に共通することだが、恋愛を成就しようと思ったら、 最も重要な神髄なのである。
相手の幸せポイントを知り、そこを満たしてあげよう。 恋愛成就の秘訣なり
魂を「静」に保つ方法 どうちゅう 没入、忘我で顕現する動中の静Ⅷ 第 4 章究極の恋愛成就法ー実践編ー たしんつう 他心通で知り得た多くの人の悩み 小まめに電話をかける レストランに珠っ 日本の男性がやらないから抜群の効果が 結婚記念日と誕生日には必すプレゼントをする 大モテ男は大マメ男だ / 相手の幸せポイントにアプロ 1 チ / おわりに・ 132 本文イラストアオシマ・チュウジ 126 135
ダメ。みんなに細やかに声をかける。そうすると、あなたは人気絶頂だ。 「あなたもやつばり、どなたにもお声をかけて、まめで、素晴らしいですね」 と言われたけれども、 「私は、これは神様事をやる上においてやっているわけです、と答えた。 これは男性に限らす女性も、まめにする人は、「よく気がきくね」と言われて、や はりもてる。これは男女共通の法則だ。 相手の幸せポイントにアプローチ / 男性というのは、社会で自分の実力がどれだけ発揮できて、どれだけ実力があるの かが命である。言いかえれば、それは仕事における自分の表現力なのだ。 好きな女性と結婚しても、最終的には異性で幸せにはなれない。情感が冷めてくる と、おれは何だったんだと思ってしまう。この社会で自分が思ったことが成就し、あ るいは努力の結果が出てきて、社会で評価されているという人が、男性としての幸せ をかみしめているのだ。 だから女性は、男性に実力をつけてあげて、社会に出て、その社会が評価してくれ 132
指したいと思い立って、王様の仕事も立場も捨て、家族も捨て、妻も捨てて、仏道を 成就した。それだけ得たものが大きいから、人類の救い主の一人になって、これだけ 世界に影響力を持っておられる。 どの道を選ぶか。それは本人の自由だ。だから、幸せな結婚の道を選んだからと いっても、全然卑下することはない。それなりの神人合一のレベルで人生を幸せにで きたらいいのだ。 奥さんが仕事をするなら家庭が安心な仕事を選ぶ て べ の「女性が結婚し、かっ仕事も続ける場合、女性が本来持っている陰の要素、④の働き たと矛盾するのでしようか。女性本来の役割に逆らって生きることになるのでしようか 婚信仰力を高める最大のポイントは何ですか」 という質問もあった。この問題について考えてみよう 幸仕事をすることについてご主人が納得すればそれでいい。女性の④の働きというの 章は、ズバリ一言えば安心感だ。いつも家にいて安心感をかもし出すのはいいけれど、私 第はそ、ついう女性よりも仕事に就いてある程度社会性をもち、ともに話し合いながらい貯
そして第三は、神霊家としての、他心通力を駆使しているからだ。恋愛の心理を読 み取っているのである。しかしこの他心通力は、誰もが一朝一タに持てるわけではな ろじんつうりき 、 0 しかも、この他心通力が、最終的に仏教でいう「漏尽通力」に結びついていない と意味がない。 恋愛の心理が読めるだけでは、問題は解決しない。それにもっとも適した解決策を ズバリと示し、カップルを幸せに導けるという、漏尽通力が冴えわたってはじめて、 他心通力が活きるのだ。この通力をもっと詳しく知りたい方は、拙著『神界からの神 通カ』 ( たちばな出版刊 ) を参照していただきたいが、 とにかくこの「漏尽通カーは、 最終的には、 いかに人々の幸せを心から願えるかとい、つところに、一つのポイントが ある。いわば、恋愛に悩み苦しむ人たちを、なんとか救ってさしあげたいという、 人々への愛念が結集した時に、ズバリと通力があらわれるものなのだ。 だから、この『こんな恋愛論もある』で私は、多くの恋愛ノウハウを述べてきたが、 それは自分の恋愛体験とかいうちつほけなものから生まれたのではない。人々への愛 が極まったときに授かったものである。いわばこの本自体が、皆さんへの「愛の結 品」なのだ。ぜひ、この本に満ちる愛の波動を受けて、幸せになっていただきたいと 願う次第である。 137