えるのと同じ。それぞれ体質、環境が違うのだから、使い分けができるように主 体的に仏様を使いこなさなくてはいけない。仏様も健康食品も同じことである。 『神社で奇跡の開運』を読んだ人には復習になるが、三宝荒神は、につちもさっ ちもいかなくなったときに行くのが一番いい。そのうえ定期的にお参りしておけ ば、難が避けられて、台所が非常にうまくいくだろう。そのときどきのニ 1 ズに 合った神様や仏様があることも、合わせて知っておいていただきたい。 繁栄する経営鉄則①よかれよかれの思い この章のはじめに書いた言葉をもう一度見てみよう。 「人よかれの思い。物よかれの思い。世に役立っことを為さんの思い。すべて神 仏に愛でらるる企業の元なり。精進はそのためになせ。その精進に倍する幸せと ろく 恵みと福と祿を与えるのが荒神なり。ひときわ目立っことをなすべし。ひときわ 特色あるものを持て。ひときわ極めた日々を送れ。これ繁栄のこつなり。真は心
「よい、 あの、自分で行くときには身が入るけど、社費のときは : 「そんなことはない。両方とも身を入れないといけないんだ。社費で行こうが私 費で行こ、つカ彳 ゞ、一丁くチャンスに恵まれた以上、それだけ頑張らせていただいて、 必す合格しなければいけないんだ 1 / 「よい、 わかりました」 「で、私費で行くのと社費で行くのとの違いは ? 「はい、必ず通らないといけませんー 「そう、その通り / 六カ月で取るんだ 1 / 」 z 君は中野の経理学校に通い、六カ月で簿記二級を取った。 「 z 君、簿記二級、よく取ったなあ、六カ月で。よし、今度は簿記一級だ。頑張 るんだ。簿記一級を目指していけ 1 ′ ところがあるとき、私が彼の仕事部屋をガラッと開けたら、 z 君が椅子の上に 足を乗せて週刊誌を読んでいた。 「 Z 君、簿記一級の試験の傾向、変わったんだねえ。週刊誌の論旨要約出る ノ 2
安穏としているうちに、マ 1 ケットが変わって、いつの間にやら四面楚歌、倒産 の危機を迎える。逆に、小さなマ 1 ケットは安全だが、購買数が少ないから地道 な努力と根気が必要になる。どちらを取るのが賢明か、よく考えていただきたい。 話が横道にそれたように感じるかもしれないが、宗教的な理念、宗教的な夢や 理想というものと、特許製品というのは実はよく似ているのである。 特許ですべてが解決するような「おいしい話」には絶対に手を出してはいけな というのが私の結論である。 本業にエネルギ 1 と力と思いが行かなかった分、必す会社に穴が開く。そうな れば、結果的に「世のため人のため」は実現できない。売上が落ちればポ 1 ナス も出せなくなって、従業員とその家族を不幸にする。仕入れ先も自分の家族も不 幸にする。経営者は会社経営の責任がまず大事なのであって、そこを見誤っては、 神様ごとも何もあったものではない。 なるほど、神霊界というのは、一足飛びにパパッと想念を切り替えていける世 界だが、現実界は一歩一歩の世界である。まして会社というのは、数値の裏付け がなければ進んで行かないし、社会的な信用というのは年季である。社歴三年未 3
よく売れている雑誌で、その中で一番人気のあるのが「あなたがもう一回、会社 をゼロからやるとしたら、いったい何をやりたいか」というコ 1 ナ 1 である。非 常に面白くて、読者がうなるような話がたくさん載っている。 例えばある社長は「子ども靴専門店をやりたい . と答えている。 「いろんな靴屋に行ってみたが、どの店も子ども靴が少ない。アイテム数も決ま っていて、親は苦労する。だから、そこへ行けばありとあらゆる子ども靴が揃っ ていて、好きな靴を選べるという子ども靴専門店をやってみたい」などという具 合である。 これは日本でも事業のヒントになる。『社長ジャ 1 ナル』は、そういう内容の 雑誌である。その中に、私のコ 1 ナーもあるし、経営者のリレ 1 執筆コ 1 ナ 1 も ある。有名な人ばかりではなく、無名の経営者にも登場願えば本音の部分を聞く ことかできる。 しち面倒くさいことを言わなし言 、。売まれない記事は初めから作らない。わかり やすい言葉で書く。薄くする。それさえ読んでおけば、取引先でもどこでも話が できるような面白い話を載せる。そういう方針で編まれた雑誌である。 7 / 8
「お前はちゃんとした一流大学に行かせたい。だから、他のことは考えなくても 、、。とにかく勉強せい、勉強せい」 と勉強させて一流大学を出ても、いざ自分の会社の後を継がせようと考えると、 全然だめというケ 1 スをよく耳にする。それは、高校時代を怠けたままに過ごし たせいなのだ。中小企業のトップというのは、どういう人物像だろうか ? 自分 を振り返ればよくわかるはすである。 「従業員、それ 1 つ、三三七拍子でいこうーっ これである。「勉強をしろ」と一言うのも必要だろうが、 「クラスの委員をやりなさい」 「生徒会に立候補しなさい 「応援団に入って、応援団長になって、みんなをそれ 1 っと励ますような人間に なりなさい と一言うことのほうが大切なのだ。 組織を運営していく能力、人格を身につけるためには、結局のところ、中小企 業オーナ 1 の息子は、中学時代、高校時代、生徒会の委員を務めるとか、運動ク ノイ 8
かく開いた道を閉じる神様というのもいない。どの神様も道を開くのだが、開き 方に微妙な違いがあるのだ。 住吉の神様はどうかというと、海の神様である。 海路、海の道を開く神。すなわち、世の荒波を乗り越えていく知恵と言葉と息 吹を人に与える、道を開いていく。どこを行けば安全かという微妙な状況判断を する道開きである。 「ここに風が吹いたらあっちが時化になる。早めに準備したほうがいいぞ」 「こっちのほうに雲が出たら風が吹く。早いうちに帆を変えて、何時までに島へ 着かないと危ないよ」 ガ と、微妙な風の変化だとか潮の変化を読み取って、安全に海を渡っていくとい う道開きなのだ。 ジ ネ また、住吉の神様は大阪の産土の神様である。大阪の人たちは、この住吉の大 マ 神様のご性格を受けているので、いい噂も悪い噂もさーっと広がる。関東人の三 開 ことだま 倍は電話もしているだろう。それが主婦ともなると、わ 1 っと果てしなく一言霊の 章 第台詞が出てくるわけだ。 うぶすな 3
ような顔をして ) 本当の意味での借金ができるのだ。 金行から資金調達ができないと、売上が上がってきて、人を増やしたい、新し い店 ( 工場・事務所 ) も借りたいというときに資金がショ 1 トする。銀行との 「上手なおっき合い」というのができないと、なかなか、会社の経営はうまくい くものではない。 メモと涙は重要な武器である 中小企業のマネジメントをしていくうえで、銀行との「おっき合いを避ける ことはできないわけだが、 そのつき合い方にもポイントがある。 銀行に行って話をしていると、相手の担当者はメモをサ 1 ッと取る。このメモ が曲者。絶えす細かいメモを取って、以前こちらが言ったことと矛盾がないかど うかをチェックしているのだ。ひとことでも違ったら、 こういうふうにおっしやってますが」と突っ込んでくる。 よほど記憶力がよくないと、ナよ、。 し。オしこちらも同じよ、つにメモを取っておくと 9
「勅撰和歌集に残るような歌を詠ましめたまえ」 と祈って、歌詠み人がご守護いただいていたならば、 「私の葉書を読んだ人が、ああ、この予備校に行ってみたいなあと思うような葉 書を書かしめたまえ」 という祈りも効くはすだ。私はそう考えた。 もちろん祈るだけではない。努力しなくてはだめである。どういう気持ちにな ったときに、そういう葉書を書くことができて、どういう言葉使いをしたらいい のかといった細かい注意項目は、自分の知恵に出てくるのだから、努力する方向 性と、努力するプロセスの中で神様から知恵をいただく。つまり、自分の「創意 工夫の努力の方向」を導いていただく。「あ、こういうレイアウトをしなきゃい けないんだ。こ、ついうふうに宛名を書いたほうがいいな」といった知恵を授かる。 あなたが銀行の融資係だったら、融資申し込みを断るときに、 「住吉さん、相手が喜ばないまでも、どうぞ相手を傷つけないで、それなりにち ゃんと事業もいきますように」 というお願いをする。
そこまでいかなくとも、税務署は書類だけでなく、その人の内なる波動、叫び、 あるいは目を見ているものである。不正さえなければ恐くないはすだ。思いきっ て、大いに議論闘争すれよ、、。 ( しし堂々とやるのが一番である。 税務調査を乗りきる究極の方法 ところで、税務調査のときには、鹿島神宮 ( 茨城県 ) に行くことをお勧めする。 鹿島の神様は武の神様。剣の神である。だから、自分よりも強く、賢く、知識 も理論もあり、直感力と超能力の発達している税務署が来るときには、とにかく 鹿島の神様に行くとよい 税務署の通常の調査というのは、三日から五日前に予告がある。予告があった ら、さっそく鹿島の神様に行って、お祈りする。 「税務署が来ますけれども、私はきちんとやってます。不正もありません。ただ、 見解の違いがあるかも : : : と思うところもほんの少しあります。最小限度にして いただけますように : : : できれば何事もないようにして下さい。しかし、神様の 9
コ 1 ヒ 1 、紅茶やジュ 1 スをさっと作ってしま、つ。 しかし、礼儀は知らない、教養もない。およそロのききかたも知らない。仕事 も、お茶汲み、電話番、コピ 1 取りといった、女の子がする仕事しかしないうえ に、女の子がコピ 1 を取りに行くと、やたら気安く声をかける。 「 Z さんの前だとコピ 1 しにくいんです。話しかけられて仕事が進みません とにかく苦情がくる。 「ねえ Z 君、君が一生懸命やっているのはわかるんだけれどねえ、女の子のする 法ようなことばかりやっていてはだめだよ。男ってのは、最終的には会社でも組織 用 でも、頂上を極めようという気概を持たなくちゃ。 の 会社で言う専務取締役以上になろうと思ったらね、財務がわかってなきゃいけ ない。財務がわからないと、専務取締役にはなれないんだ、普通は。だから君、 ジ ネ授業料を出してやるから、経理学校に行って経理の勉強をしなさい。簿記二級を 取ること。そうしたら、組織の中枢が理解できるようになる」 人 「はい 章 四 第 「 z 君、自分の金で経理学校に行くのと、社費で行くのと、違いがわかる ? 」 ノ 25