しかし、本当にスピ 1 チがうまくなったのは、大学に入ってからです。 大学時代、私は ( 英会話クラブ ) に所属していました。には当時 部員が四百人ぐらいいて、各セクションの代表や執行委員など十八人が、交代で いろいろな場面で挨携をしていました。ところが、三年生のときに私が委員長に なると、すべてのセクションの挨拶を、私一人でやることが多数決で決められて しまったのです。私は一人で反対したのですが、残りは全員賛成です。 「皆なんてひどいことをするんだ」 へ と腹が立ちましたが、決まってしまったことは仕方ありません。私はそれを神 様が私に与えてくれた試練だと受けとめることにしました。そして、もう絶対に 他の人にはしゃべらせないという覚悟で、どんな大会でもオ 1 プニングからグリ で ん ーティング、クロ 1 ジングまで一人でやるようになったのです。当然、実力はメ 係キメキあがりました。やはり場馴れと場数です。現在、私が各地で行っている講 間演会は、それが日本語になっただけの話です。ですから、何十時間ぶつ通しで話 しても、全く苦ではないのです。 章 第 7 3
人間関係の壁を越えろ ! 別々の価値観をもっている人間が一緒に何かをするときというのは、最初のう ちは自分にない魅力を相手に感じるものですが、だんだん距離が近づいてくると、 お互いの欠点が大きく見えてきます。お月様は遠くから見ると綺麗ですが、近く から見ると、クレ 1 タ 1 だらけです。空気も水もない埃と塵のボコボコの固まり というのが月の実体です。人間の実体というのも、それと同じことなのです。 ・つし玉、つ へ その上でなお、他人を理解して包容して愛そうとすること。それが人と人との あ 付き合いです。他人は決して自分と同じようには考えないし、期待するようには しんぎよう る 動いてくれません。これは、夫婦でも兄弟でも会社でも、あるいはご神業のグ て ル 1 プでも同じです。 嘆 人間関係がうまくいかないと、ストレスがたまって、すべての環境を破壊した 悪 くなります。その気持ちは分かりますが、どんな人でもそれを乗り越えて、本当 の愛や包容力、忍耐力をつけていくのです。それが人間として成長していくプロ 章 第セスであり、大人になるということです。 ほこりちり 707
じどうはつけっぴょうききん イギリス児童白血病基金の創設者であるゴ 1 マン氏は、自分の息子さんを小 さいときに白血病で亡くし、その半年後に今度はお嬢さんをガンで亡くしました。 ゴーマン氏が感じた不条理はどれほど大きかったことでしよ、つ。 しかし、ゴ 1 マン氏は、その悲しみから立ち上がり、自分の財産を投げ打って、 白血病の子どもたちのための病棟を建てる運動をはじめたのです。この運動は、 へ多くの人の賛同を得て、たくさんの寄付が寄せられました。また、いろいろな人 もよお が様々な催し物でチャリティーを行いました。その結果、年間何百人という白血 あ 病の子ども達の命が救われるようになったのです。この基金には、フィル・コリ て っ ンズやポール・ヤングなどのア 1 ティストも名前を連ねています。私もフレンド しとして、機会があるごとに寄付をしています。 畯世の中には不条理がたくさんあります。解決しなければならない問題というの ん は山ほどあります。問題は問題として、私たちは真剣にとらえなければなりませ のん。人々の努力と情熱によって、一つひとっその不条理を解決していくところに、 人類の進歩、文化の発展というのがあるのです。そういう不条理がなければ、誰 章 第が福祉を考え、文化の発展に情熱を燃やすでしようか。それが神様の大御心なの おおみこころ
第 2 章恋愛・結婚で迷っているあなたへ ③ しゅうちゃくしん ひょ・つい か、怨念を晴らそうと憑依したものを怨念霊と言う。怨念霊の執着心は想像を ・つカカ ふくしゅう 絶するもので、何百年も怨み続けて復讐の機会を窺うことはざら。特に捨てら のろ れて呪いながら自殺した女性の怨念霊や、その昔、遊廓に売られた怨念霊は強烈 しゅうちゃく へび で、執着のあまり、蛇の姿になっているものが多い。 わかちょうか しんれい やど きゅうれい きゅうさいじよれい 救済除霊 : : : 著者の除霊 ( 救霊 ) は、愛念とご神霊とが宿った和歌や長歌を数首、数 しんれい しょ・つか ひょういれい 十首と連続して詠うことにより、憑依霊を悟らせ、浄化し、そしてご神霊に許し をいただき、本来、居るべき霊界へ送るもの。 ことたまきゅうれい 霊力や光エネルギーで除霊する人は多いが、和歌や長歌を詠う言霊救霊を行 っているのは、おそらく著者一人であろう。パワ 1 による除霊は、本当の意味で みらいえいごう の憑依霊の救いにはならない。追い払うだけでは、未来永劫の霊の救いとはなら しゆくめい ないからだ。ご神霊と一体になった和歌、長歌のなかに憑依霊の宿命や霊界の そうねんてんかん 法則を詠い込み、霊を真実悔悟させ、はじめて霊自身の想念の転換ができ、その 結果素晴らしい霊界へと送ることができるのである。 7