それが、何よりのご奉仕の喜びなのです。 もちろん、ご神霊だけではなく、私たちが誠心誠意、義の心を持ってご奉仕を すれば、神様は愛で報いてくださいます。神様からいただく愛によって私たちは、 喜び、歓喜を感じます。魂の奥から、「嬉しい」、「幸せだ」という気持ちになる のです。 これは、④の大神様の大宇宙の根源から来る愛の波動を受けるからです。する と、心と魂が満たされて本当に幸せな気持ちになるのです。そして、自分のした へ ことが多くの人の役に立ったという歓びも加わります。だから、人にご奉仕した あ り、ボランティアをしたりして、社会に奉仕をすると、何か嬉しいのです。それ は、自分の良心が喜んでいるからなのです。その喜びは、ご神霊の感じる喜びと 同じものです。 いさおし 社会に貢献して功を立てると、魂のランクが上がっていきます。すると、霊 くんしょ - っ かんむり 様界では、勲章がついたり冠をもらったりします。ご神霊は、その誉れをいた だくのが嬉しいのです。たくさんの人を救えば、それだけ④の神様は愛をくださ 章 第 います。神様も仏様もその喜びを受けて、今日も私たちを守ってくださっている
ものです。ご神気は少しずつフェイドアウトしていって、一年ぐらいしたらただ の板に少しだけ神気が残っているという程度のものになっていきます。ですから、 たいたい一年たったら、お札はお返しして、新しいものに取り替えるというのが 原則です。 さて、六カ所の神社にお参りをしてお札をいただいてきたら、どうしたらいい でしよう。あわせて置くのがいけないなら、家の中に神棚を六つ造らなければな らないことになります。一年に十カ所も二十カ所も行ったら、家中が神棚だらけ になってしまいますね。常識で考えてもそんなことは不可能です。 あまてらすおおみかみさま⑦ 正しい神棚の祭り方は、まず真ん中に天照大御神様のお札を置きます。天照 せいしんかい 大御神様は何と言っても日本の正神界の中心にいらっしやる神様ですから、真ん 中です。向かって右、神様から見て左には、一の宮を置きます。一の宮のお札が ない場合は、近くの産土様のお札を置きます。そして、向かって左、神様から見 しのです。 て右側に、自分が行ったいろいろな神社のお札を並べていけばい、 もし、それでも気になるようでしたら、 「本当ならば一つひとつお供えしたほうがよいのでしようが、神棚が狭いもので、 かみだな せま 7 イ 8
ご奉仕の心は神様、守護霊様の心 神様の御心に合うように生きることが、すなわちご奉仕です。この宇宙をお創 すおおかみさまおおみこころ りになった④の大神様の大御心は大愛です。愛そのものです。世の人を思い、社 会を思い、時代を思い、天地自然を生かす愛です。 実は、菩薩も如来も守護霊も神社の神様もみんな、④の神様の大御心に仕え 奉っているのです。エンゼルもそうです。正神界の龍神さんも天狗さんも同じ ふせ 例えば、神社の神様は、別にお布施やお賽銭が欲しくて、人々の願いを叶えて あ くれているわけではありません。 知 「きようのこの札東、うまいな 5 、ちょっと塩味がきいてて、夏だから暑くて手 を こあかがついて塩辛いけども、一万円札はおいしいな」 の 様 と言ってお金を食べているとしたら、それは化け物です。 眷属の龍とか蛇は、卵や神酒が好きですが、主宰神というのは、何よりも私た 章 第ちの気を受けることをお喜びになります。「神様、ありがとうございます。と、 たてまっ つか
す のです。④の大神に仕え奉っている正神界のご神霊はすべて同じ気持ちです。 私たちのご先祖さんでも、奉仕の精神を持って生きた人は、高級な守護霊様と なって、霊界で菩薩の位、如来の位、神の位をもらっています。そういう精神が できていなければ、死んでも絶対に高級霊にはなれないし、生きている間も高級 、れい・か / 、 な霊格を持てません。守護霊も、エンゼルも、菩薩も、神社の神も、天狗も、龍 も、みな仕え奉る奉仕の精神で生きているわけですから、同じ心、同じき志、同 じ精神で生きている人を強く守ってくださいます。 ご先祖様も、高級霊はみんな一緒に、 「おまえの志を助けてやるぞ」 す 「一緒にやろうな、④の大神様の神命の義によってともに仕え奉ろう」 とご守護してくださるのです。そういう人でなければ、高級霊は絶対に守護し しんじんごういっ ないし、神人合一もできません。これがご奉仕の意味です。そういう次元の高い そしやくりよく 咀嚼力、人生観を持って生きて、ご奉仕を実践していかなければ、本当の宗教 的人格というものを持っことはできないのです。 ノ 78
0 かいひ しれん ⑩試練を乗り越えずに回避したらどうなるのか 0 神様や守護霊様から与えられた試練を、それと知りつつ、乗り越えられずにそ こから回避したら、導いてくださろうとした神様や守護霊様はどう思われるので しょ - つか 今まで、試練を乗り越えるべく、吐きながらでも行動し続けてきましたが、も うこれ以上今の状態を続けることはできません。得ることも多々ありましたが、 くちお 結局は壁を越えられませんでした。口惜しくもあリ、また導いてくださった方々 解決できない問題は、解決できないと頭で解決して、解決できる問題から一つ ずつ解決していくことです。現実的な方法としてはそれしかないのです。 9
③荒魂 ( あらみたま ) : : : 勇気と根性を司る。肉体では筋肉や骨格を担当。 ・ : 愛情を司る。心の部分を担当する。 ④幸魂 ( さきみたま ) ・ 荒魂は具体的な問題を現実に成就させるために大きな働きをします。身体の役 割としては筋肉や骨格に対応していますから、朝早く起きてランニングをすると なわと きた か、縄跳びをするなどして筋力を鍛えることです。荒魂が鍛えられると、オ 1 ラ か剣のように強くなり、霊は恐れをなして寄って来なくなります。 しかし、すでにある程度霊にやられてしまっている場合は、そうした気力が湧 しいとわかっていても、そうできないから自分のこ いてこないでしよう。やれば、 とを情けなく感じるのです。 そんなときは、神様の力を借りることです。 神様にもいろいろな働きがありますが、自分を鼓舞して、活力を取り戻し元気 さんぼうこうじん① になるには、現実界に大きな働きをする三宝荒神様が一番です。家に三宝荒神様 あまつのりと やしろ の社がある場合は、毎日天津祝詞 ( 三宝荒神様のお祭りの仕方、ならびに天津祝 とな 詞の奏上については拙著『大金運』 ( たちばな出版刊 ) をご参照ください ) を唱 えてみてください
の神様に願いが通じる祈り方のコッ お祈りを長時間できません。愛と真心が大切だということは分かっているので すが、いざお祈りをしてみると、ほんの数分しかできません。神様は全部分かっ 様てくれているはずだと思ってしまうのです。ですから、例えば住吉大社に行って 日本の国のことをお祈りしたら、次に熊野大社に行ったときは、「前に住吉様に お願いしたようにお願いします」といった具合になってしまいます。どうしたら、 べんざいてん ⑨弁天 : : : 弁才天の略。弁舌と才能を伸ばして出世と名声を司る神様。また、弁財天とも きっしようてん 記され、財福神とも言われる。仏教に取り入れられてからは、吉祥天と並んで しちふくじん 多くの信仰を集めている。七福神のひとりでもある。 べんてん べんざいてん 755
へ あ る て とにかくやるだけやってみることです。やるだけやって、それで駄目 っ あきら 迷一 だったときは、もう仕方がないと諦めがっきます。やるだけやらなかっ で 婚 結 たときに、ああすればよかった、こうすればよかったと、海やみが残る 緩わけです。 ですから、とにかく恐ろしいぐらいに、やるだけやることです。 章 うぶすなさま② 第 ます、産土様にお願いしましよう。 しても、この縁を切りたくない」と思ってしまいます。縁とは何なのでしようか そしてそれを最高のものにするには、どうすればいいのか、どうぞ教えてくださ しゅごれい① 先生の本には「出会いは守護霊様がいくらでもっくってくださるが、後は自 分の努力」とあります。別れというのは運命でも何でもなく、自分の努力にかか っているものなのですか。 ロ 朶見 とにかくトコトンやってみること だめ 5
がします。 知人にもよく言われます。これは守護霊様の顔が四角くて、それに似てきたか らなのでしようか。それとも、母親の顔が四角いので、母方の因縁を受けやすく なってきたということなのでしようか。どちらにしても、私は女性なので、顔が うれ 四角くなるのはあまり嬉しくありません。できればもとの丸い顔に戻りたいので すが、守護霊様にお願いして、もとの顔に戻してもらうことはできないのでしょ 、つか へ あ る ロ四角いなりに美人になればよい て 守護霊は、前世で徳を積んだ霊で、一年三百六十五日、一日二十四時 三間、休むことなく私たちを背後から守ってくださっています。一般に幼 こうたい そうねん 年期、青年期、壮年期というように、生涯に四 5 五回守護霊は交替しま 章 す。その人の成長に合わせて、もっともふさわしい霊が守護にあたるわけです。 9
) ん ) っ一 ) - つ「っ 「いや、願いごとはともかく、もう少し言わせてください。神功皇后のもとに何 さんかんしゆっぺい 回もお出ましになって、三韓出兵のおりに津波を起こされたのも、住吉の大神 様だと聞いております」 「いやあ、よく知ってるね。私のところにお参りに来る人は多いけど、そんなこ とまで知っていてくれたのは、あんたで二十五人目くらいだね。もう、お賽銭な んて三十円でいいから。うん、言いなさい、言いなさい」 と、こんな具合です。 冗談のように思えるかもしれませんが、これが神霊界の実情なのです。神様が すっと親しみやすくなったと思いませんか あいさっ もちろん、これは挨拶のようなものですから、その後のお願いが本当に真心と 情感がこもったものであることが大切なのは、先程説明したとおりです。そのよ 様うにしてお願いをすれば、神様はあなたに注目してくれます。しかし、それだけ で神様に動いていただけるわけではありません。 新本当に神様に動いていただくためには、「誠」が必要なのです。誠とは、言っ まこと