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検索対象: 久松 敬一郎さん ―折々の「思い」と「想い出」と-
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1. 久松 敬一郎さん ―折々の「思い」と「想い出」と-

ザ・ディリー・ネットワークニュース 第 1225 号昭和 63 年 3 月 23 日 ( 水 ) 日本テクノ、第三者保守部門好調 62 年度 IBM5550 など 8000 台獲得 22 が立ち上げた会社の順調な成長を示すものとして収録いたしました。 ) ( 注 : 本稿は久松さんの執筆ではなく、同社記者が書いたもの。久松さんなど している。 化が見込まれることから、今後とも同分野の開拓に鋭意著手することに 日本テクノシステムでは、第三者保守の需要はこれからも一段と活発 があげられる。 PC ー 9800 シリーズ、三菱電機のオフコン MELCOM80 シリーズなど 的に多く、 6 , 0 0 0 台に達しているのが目立っている。このほか日電の 保守対象機種は、日本 IBM のパソコン IBM5550 ファミリーが圧倒 企業の獲得に成功している。 全国規模のサービス体制を整えており、顧客も金融、製造業などの大手 第三者保守ネットワークは、地元の有力ソフトハウスと提携するなど 累計 8 , OOO 台と順調に伸びつつある。 ど 15 社、 30 機種で累計 5 , OOO 台だったが、今年度は 20 社、 50 機種で 昨年度までの保守業務の実績は、日本 IBM 、三菱電機、日本電気な メーカーの了解をとりつけて汎用コンヒ。ューターまで手がけていく考え。 同社の大きな特徴だが、現在のところパソコン、オフコンが中心。今後、 端末装置までメーカーや機種を間わずサポート体制を整えているのが 第三者保守に関しては、汎用大型コンピューターからパソコン、各種 して育成に取り組んでいるところ。 などの業務とともに、第三者保守業務について同社を支える有力な柱と 日本テクノシステムは、 OA 機器の販売、ソフト開発、システム開発 を入れていく計画である。 エム ( 社長・椎名武雄氏 ) の IBMPS/55 などを中心に新規顧客の開拓にカ へきて急速に伸びているため、同社では今後とも日本アイ・ビー 8 , OOO 台に達するのが確実視されている。この第三者保守のニーズは 積極的な姿勢を示しているが、 62 年度に保守サービス機種は 50 機種、 日本テクノシステム ( 社長・久松敬一郎氏 ) は第三者保守業務の拡充に

2. 久松 敬一郎さん ―折々の「思い」と「想い出」と-

USSC(=Univac Solid-State Computer) について USSC の前身は 1956 年米空軍に納められた UNIVAC AF/CRC (Air Eorce/Cambridge Research Center) Magnetic Computer である。 ーターは論理素子に超小型の磁気増幅器 ( 商品名 のコンピュ "FERRACTER ” ) とゲルマニウム・ダイオードを使用し、脱真空管世 代の先頭を切った機械であった。またメモリに高速磁気ドラムを使用し たのも、新しい技術であった。この Magnetic Computer は、入出力装 置が紙テープとタイプライターだけの簡単な構成であったが、従来の真 空管式コンピューターに較べると、高速性、信頼性、コンパクトなサイ ズという点で画期的な機械であった。 USSC はこの Magnetic Computer に、汎用機としての入出力装置を 付け、かっドラム容量を大きくし、演算速度を上げたコンピューターで ある。基本的にはカード・べースの機械であったが、後に磁気テープ、 紙テープ、大容量ドラム (RANDEX) 等も付くようになった。 発表は 1957 年、初出荷は 1958 年夏で西ドイツのドレスデン銀行に 設置された。 この当時は UCT (=Univac Calculating Tabulator) と呼ばれていた。 日本における USSC の発表は 1958 年であったが、最初は技術的な詳 細が殆ど分らず客先説明にも苦心することばかりであった。同年 10 月に 米国 UNIVAC からエンジニア、 D. W. W ⅱ so Ⅱ氏が来日し、主要客先を 集めて USSC の説明会を行なった。これが USSC の実際上の発表会で あった。日本における初設置は 1 9 5 9 年 8 月、日本証券金融 ( 日証金 ) 及び東芝の 2 台であった。 USSC は当時中型コンビューターとしては抜群の高性能を有してい た。入出力装置とのバランスも良く、またその高速性が大きな特徴であ った。例えば、 1 0 桁の加減算の所要時間は 8 5 ″ s であるが、これを USSC より後に出て来た IBM の代表的機種 1401 ( 中型 ) の 230 ″ s 、 7070 ( 超大型 ) の 60 ″ s と較べて見ても、中型機 USSC の優れている ことが分る。 4