平成十八年十月十五日発行 句集吉野葛 著者中根敬逸 〒一六七ー〇〇五二 東京都杉並区南荻窪一一ー一五ー一八 電話〇三ー一二三三二ー七〇〇〇 発行所株式会社一一一三書房 〒一〇二ー〇〇七二 東京都千代田区飯田橋一一ー一四ー一一 電話〇三ー一二二六五ー一八八一 ( 代 ) 印刷所株式会社シナノ

著者略歴 大正七年十月十五日、埼玉県熊谷市に生る。本名敬 県立熊谷中学校、旧制松本高等学校を経て、昭和十七 年東京帝国大学法学部卒業。逓信省に入り、直ちに従 軍 ( 海軍主計短現九期 ) 。復員後、郵政省監察局、官房 人事部、郵務局の各課長を経、松山郵政監察局長、松 山、広島、名古屋各郵政局長、東京郵政監察局長、大 臣官房資料部長、同首席監察官等を歴任して昭和四十 五年七月退官。その後、全日空取締役、日本近距離航 空社長、 < z < ホテルズハワイ z O 社長、広島全日 空ホテル社長、清和社長等を務め現在自適 俳人協会会員。「春郊」同人。 平成十一年度学士会賞受賞 ( 草樹会 )

爆音をよそに羽田の都 平成八年 172

門松や奥行深き京造り 阪神淡路大地震 瓦礫なほ神戸長田区去年今年

冬耿裵ネ新 亠め A 」か」 著者略歴 年三十一句 ) ( 六十六句 ) ( 七十四句 ) ( 五十六句 ) ( 四十三句 ) 目次 121 69 21 161 199

手品すぐ見破られたる初笑 平成二年

初髪の重たさうなる会釈かな 平成四年

江戸小物商ひ切山椒も売る 平成六年

警世の地震に目覚めし大旦 平成七年

千金の一句賜る賀状かな 平成八年