0 べクトル線について いわゆるバスと呼ばれるベジェ曲線を使って線を描く機能です。 従来のバスの線では、単調で味気なく、イラストには使いにくい物でしたが、 入り抜きや、自由な位置で太さを指定する機能をつけたことにより メリ八リのついた線が引けるようになっています。 ただのバスではこんな線にしかなりませんが・ 途中の太さや先端の形状が指定できると ポケの無いくっきりとした線であれば、これだけで大体引くことが可能です。 通常のブラシと違って自由に微調整可能なので、例えば、上手く引くことが 難しい長い線や、綺麗な曲線などでも簡単に引くことが可能です。 また、今回の八一ジョンからはブレの属性を加えることができるように なったので、整いすきない、より自然な線を引くことも可能になっています。 ブレを加えた例 5
0 ラスタブラシについて べクトル線だけでは細かい線を重ねたり、サッと引いたりするのは向かない為、 通常のブラシ機能も搭載しました。今では基本になっている、高度な補間機能も 備え、低遅延かっ美しい線を引くことが可能です。 また、べクトル線と同じくプレを自動で加える機能も備え、整いすきない自然な 線を引くことが可能になっています。 一般的なブラシ機能搭載 0 鉛筆について ブレ機能 鉛筆と名前のついた機能を備えたソフトは多数ありますが、これを鉛筆と 言っていいのかというような線がほとんどだと思います。 そこで、より本物の鉛筆に近い線をコンセプトに、鉛筆機能を付けました。 鉛筆・ 6 MagicTracer の鉛筆
ロバス描画での作業例 1 . 下絵 鉛筆ツール等で下絵を 作り、薄く重ねます。 2. バス設置 とにかく線に合わせて 設置していきます。 先端形状は両端とも 抜きの形状にして おきます。 3. 先端の調整 この段階では太さは あまり気にしないで、 先端の形状だけ 合わせておく。 24
〇筆圧 ・筆圧曲線 四角の中で筆圧の変化を指定します。青線が筆圧曲線で、赤丸の 八ンドルを動かすことで自由に指定できます。 ・最大半径筆圧 ブラシサイズが最大になるのに必要な筆圧を指定します。 ・最小半径 筆圧で変化するブラシサイスの最小値を % で指定します。この値より ブラシサイズが小さくなりません。 ・最大濃度筆圧 ブラシ濃度が最大になるのに必要な筆圧を指定します。 ・最小濃度 筆圧で変化するブラシ濃度の最小値を指定します。この値より ブラシ濃度が低くなりません。 ・筆圧リスト 筆圧設定を保存します。下のボタンで今の設定を保存、削除します。 設定リストはダブルクリックまたは二回クリックで名前変更、 ドラッグで位置変更できます。 〇ツール ・ラスタブラシ図 通常のブラシです。ブレが設定できるのが特徴で、整いすきない 自然なタッチの線を引くことも可能です。 ・消しゴム ラスタブラシと同じような動作で消去を行います。 ・鉛筆 2 紙に書いた鉛筆のような質感の線を引くことが可能です。 ・選択ツールロ 長方形選択、楕円 ( 円 ) 選択、投け縄選択が可能です。 ・バスツール囹 自由な位置に太さ情報を持ったバス線を引くことが可能です。 ブレ属性を与えて、さらに自然な線にすることもできます。 通常の囲ったパスも設置できます。 ・バス太さツール團 パスの太さを一括して指定することが可能なツールです。 〇その他ツール等 ・手のひらツール スペースキーを押すと手のひらツールが出現して、画像の位置を 動かすことが出来ます。 ・選択範囲ショートカット CtrI + A で全体選択、 Ctrl + D で選択解除、選択中に DeI キーで 選択範囲内消去します。 最六半径筆圧 最小半径 最六濃度筆圧 最小濃度 筆圧設定 0 筆圧設定 1 筆圧設定 2 逅加削除
ロ今後の追加機能 MagicTracer は発展途上のソフトですが、これからまだまだ 高機能化、高速化していく予定です。 以下にこれから予定している機能の一部を記載します。 線画機能に特化しつつも、水彩など、よく使用されるべイントソフトの 機能なども含めて、塗りもそこそこはこなせるようにしていく予定です。 ・高解像度画面用インターフェースへの切り替え ・全体的な高速化 ( レイヤー表示、ブラシ速度等 ) 対応していきたいと考えています。 対応に時間の掛かる物も多いですが、希望の多い物から優先的に ・レイヤーの合成モード追加 ・レイヤーのサムネイル ・レイヤー操作の追加 ( コピー、結合等 ) ・左手用補助デ八イスへの対応 ・ショートカットのカスタマイズ ・テキスト入力ツール ・拡大鏡ツール ・鉛筆消しゴム ・鉛筆ツールの質感向上及び八リエーション追加 ・ ( まかしツール、 ( まかしフィルタ ・水彩機能 ・八ケツツール ・自動選択ツール ・画像変形・回転 ・表示の自由回転 ・ナビゲータウインドウ ・選択範囲の機能追加 ( コピーアンドベースト、選択範囲の拡張縮小、等 ) ・クイックマスク ・レイヤーマスク ・べクタレイヤーのラスタライズ ・レイヤーの不透明度を選択範囲に変換 ・投け縄塗りつぶしツール 28 ・ UI デザイン更新 ・ PSD 入力 ・バスの吸着 ・パスの一括選択 ・パスのコピーアンドベースト ・パスの簡易設置機能
0 ツールオプション ツールオプシン ブレ細かさ : ブレ ( 太線 ) : ブレ ( 細線 ) : 抜きの長さ : 入りの長さ : 補完度 : 不日月度 : ラスタブラシ ぶれ 筆圧モード : 「 - ・・ ' 太さロ 0 3 1 圓△ 線の荒さ : 倍に合わせて補問 : ロ 弓弘中弓蛍 ゆっくり描いても補問 : ロ 〇ラスタブラシ ・不透明度 不透明度を設定します。同じストローク中に 線が重なった場合でもこの値が不透明度の上限になります。 ・補完強度 数値が大きいほど線が滑らかになりますが、その分、線が遅れた 位置に表示されます。 ・入りの長さ 線の書き始めの長さを指定します。中・長にすると筆圧が 掛かるより前のペンの動きを拾って線を延ばしますが、滑らかに 動かさないと余計な動きを拾いやすいです。 ・抜きの長さ 線の書き終わりの長さを指定します。こちらも入りと同じですが、 抜きのほうが余計な動きを比較的拾いにくいです。 ・ブレ ( 細線 ) ブレ ( 太線 ) ぶれを設定した場合のぶれ幅です。線が細いところと太い部分で 別に設定します。ブレ幅の指定はブラシサイズに対しての割合に ・ゆっくり描いても補完 ブレを加えて自然な形状の線にします。 ・ぶれ が対応します。 筆圧と対応して変化するものを指定します。太さ、 0 ( 不透明度 ) ・筆圧モード 数値が大きいほど、ぶれの間隔が大きくなります。 ・ブレ細かさ なっています。 同じです。 描くか消すかの違いだけで、他の設定はラスタブラシと 〇消しゴム ブラシの半径に合わせて変化します。 設定に合わせてブラシを散布した線を引くことができます。 ・線の荒さ 線を引くことが出来ますが、完全に同じにはなりません。 変更しますので、どの表示倍率で線を描いても大よそ同じような チェックを入れると、表示倍率に合わせて補間の強度を ・倍率に合わせて補間 切り捨てる強度を指定することが出来ます。 ゆっくり描いても普通に描いたのと同じように補完が掛かります。 チェックをいれると、ペン入力の細かい部分を切り捨てますので、
さらに、今回のバージョンからはフリーソフトになりましたので、 最新の八一ジョンが HP 上から自由にダウンロード可能になっています。 また、公式ガイドだけの特典として、 Photoshop のプラグインとして動作する 八一ジョンがついてきます。 4 ロ MagicTracer ってどんなソフト ? なんと言っても無料 ! OMagicTracer とは MagicTracer は、イラストの線画を簡単に 描けるようにする、というコンセプトで 開発されているソフトです。 現在は八一ジョン 2 版という位置付けですが、 旧八一ジョンは、自由の太さの変えられる べクトル線を設置する為だけのソフトでした。 ( りつイントつい町へルプ、を 国亘回国 ! 回 旧版ではこんな感じ。整った線は得意 そのままに、さらに広い範囲で線画を取り扱えるようになりました。 表現することに特化した鉛筆機能を追加して、線画用途というコンセプトは よく見かけるような補間の掛かったブラシ機能と、実際の鉛筆のような質感を 新八一ジョンの 2 では、その機能に追加して、一般的なイラスト用ソフトで 整ったべクトル線 自由なラスタブラシ リアルな鉛筆
0 0 10. 調整その 1 細かいところは一つづつ 直接調整していく。 12. 調整その 2 ルで 描き残しをブラシッー 描き加えていく。 成 最後に下絵を消して 完成。 27
7. 太さツールその 1 8. 太さツールその 2 9. 太さツールその 3 26 太さツールで一気に 太さを変えていく。 最初は透明化で、線が クロスするところを消去。 次に 3 点や 4 点で 線を太くしていく。 次は逆に細くする。 最後に 1 点などを 使って調整。
機能について ロ Chapter 1 MagicTracer の この章では、 MagicTracer の機能や その使い方について解説していきます。 3