鎮守府 - みる会図書館


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1. ヘーイ!テートク 珈琲の時間デース!

「その間違いを、正してやろう」 絶句する。流石に、その数を撃破できるだけの戦力 ニタニタと蛭田は愉快そうに両手を広げる。 は鎮守府にはない。それはこの鎮守府を指揮する蛭田 「切り捨てられる者の痛みを。忘れられる者の哀しみ いや、こいつだからこそよく分かっていたの を、思い出させようではないかーーー兄弟の愛する娘達だ。確実にこの鎮守府を壊滅できるだけの戦力数を。 を沈めることで。どうだ ? 沈めればこの鎮守府は救 このまま座して戦えば、この鎮守府は確実に崩壊する。 前 われる。お前の艦隊に所属する艦娘の数より、遙かに 「驚いたろう ? だか : : : 兄弟にだけはこの状况を救 お おおきな数の人間が救われるのだ。 ・ : 兄弟ならどち 、つことができるのだ : : : できるのだよ : 誰 らを選ぶー 「お、お前は : : : 」 ス 「つ : : : 侮るなよ、この鎮守府に戦力は残されてい 「さあ、どうだ ! 数字の正義のために、お前は愛す る。いくら鎮守府近海の深海棲艦群が膨大だとはい る艦娘を殺せるか ? 殺してみせろ ! そうして積み 時 え、打ち払、つくらいは : 重ねて傷つけたお前の心はいずれ壊れるだろう。それ の 「膨大 ? ああ : : : 兄弟が観測した数のことを言ってがーーーそれこそが私の望みだ ! さあ選んでくれ兄 いるのか ? 」 弟 ! 今でなくても構わない ! 一緒に壊れようでは ないか ! そして共にこの海を破壊に染めよう : : : そ 提 「あの数の十倍はくるぞ。『戦艦棲姫』の数は百を用れはきっと、途方もなく、しあわせなことだぞ ? 」 へ 意した。それでも、兄弟はまだ我らを打ち払えるとい う妄念を抱けるか ? 」 銃把を握る手に、汗が湧いていた。

2. ヘーイ!テートク 珈琲の時間デース!

「三つありマス。一つ目はアリューシャンとミッド 頷いてるのが中大破してる連中だった。ほんと救え ウェーで艦隊が出撃したことで鎮守府の守りが手薄にねえ。 なってマス。今攻撃されたら鎮守府が危ないはすデスー マイクに向け、俺はロを開く。 「二つ目は ? 」 「お前の主張は分かった」 「確かに損害は激しいですケド、先制攻撃だけして撤「テートク : 退すればそれほど危険は無いと思いマス。攻撃した後 「その上で尚、俺はお前たちに鎮守府の帰還命令を出 は再びミッドウェーまで撤退。それなら危険性は最小 す。まず理由の一つ目、鎮守府の守りは手薄というが、 ドに抑えられると思いマス ! 」 そうでもない。予備兵力として武蔵や日向や伊勢、空 「最後の理由は ? 」 母達だって鎮守府には控えている。それにウチだけ 「テートクに死んで欲しくないデス凵」 じゃなく他提督の艦隊もいる。総力戦になるのは間違 それは想いの籠もった言葉だった。そう感じた。 いないが、勝てないってほどじゃあない 「ワタシは・ーーーワタシ達は、テートクかいるから戦、ん 艦娘達は耳を傾けていた。言葉を続ける。 るんデス凵テートクがいなきやただの艦娘ネー 「二つ目。幾らリスクが下がろうとも、轟沈は確実に から、一番守らなきゃいけないのは、テートクなんデ避けるべきことだ。お前たちが育っ為のコストは莫大 スいだから : : : ワタシ達よりもテートクの方が、大だ。お前たち艦娘は鎮守府の最も重要な資源なんだ。 いかなるメリットがあろ、つとも轟沈だけは避けなけれ 切デス凵絶対そうに決まってマス凵」 その言葉に、他の艦娘が頷いていた。 ばならない。そして、三つ目」 なんで頷いてるんだこの馬鹿娘達め。しかも大きく 一呼吸置き、俺は言葉に命を籠めた。 219 「へーイ提督ゥ ! 珈琲の時間デース ! 」「誰だお前」

3. ヘーイ!テートク 珈琲の時間デース!

「悪かった : : : 冗談だ」 「冗談でも誰だとか言わないで欲しいデス ! 」 「だから悪かったって 「へーイ、テートク ! 珈琲の時間デース凵」 苦笑しながら、俺はカップを受け取った。 「 : : : 誰だ、お前」 アリューシャン・ミッドウェー攻略作戦と鎮守府近 過去の面影に出会えそうな、残暑の夏だった。 海への深海棲艦の奇襲は鎮守府に大きな爪痕を残すこ 午後二時を過ぎた昼下がり。薄いカーテン越しに執とになった。急襲を受けた鎮守府ーーー建物への損害は 務室の窓から白い陽光が溢れている。吹き抜けた生ぬ言わずもがな。艦隊戦に駆り出された艦娘達 ( もちろ るい風がカーテンを揺らし、ちりんと風鈴が鳴った。 ん他提督達が指揮する艦娘も含む ) は、大きな被害を 「誰ってひどいネ ! ワタシに決まってるデース ! 」 受けた。鎮守府が持っ機能が完全に回復するまでに、 笑顔満面でトレーを抱えるのは、金剛だった。トレー 恐らくあと一月は必要となるだろう。 にはカップが乗せられている。恐らくは仕事が一区切 そして何よりも大きな打撃だったのは、既に制圧し りするタイミングを見計らって用意したのだろう。磯ていたアリューシャン近海、ミッドウー近海の制海 の香りを含んだ風。金剛は衒いのない笑みのまま、俺権を完全に放棄したことだ。鎮守府が攻撃されたこと がカップを受け取るのを待っている。 で、両海域への補給線は完全に分断。アリューシャン その顔を見て、俺はため息を吐く。 は元々陽動作戦だった為いずれ放棄することが決定さ 「ああ : : : そうだな、お前だったな。金剛」 れていたが、深海棲艦へ反攻する為の橋頭堡である 「当たり前デス ! ワタシを誰だと思ってるネ ! 」 ミッドウェーまで失ったのは痛かった。深海棲艦に奪 ェビローグ 271 「へーイ提督ゥ ! 珈琲の時間デース ! 」「誰だお前」

4. ヘーイ!テートク 珈琲の時間デース!

なので、つまりは鎮守府に暮らす人々はそんな迷い ネ卩やったデース凵」 「お前なんでそんなにポジテイプなの ? 」 子の群れで構成されている。で、それら鎮守府の人々 にとって憩いの場となっているのが、件の居酒屋鳳翔 今さっき秘書艦解任って伝えたよね ? 薬でもキメ なのだった。年中満員となる繁盛ぶりだが、この夏場てんの ? そんで毎日「アハア : : : やっと本当のワタ シになれた気がしマース : : : 」とか言ってんの ? 怖 の時期は屋外に卓を並べて店舗を拡張するため一層忙 いわこの子ー しくなる。鳳翔だけではどうしても人手が足りなくな るというのは無理のない話ではある。 「それはともかく、いい機会かもしれんな」 「いい機会、ですか ? 」 「というわけで、暫し休業を頂こうかと思っていたん 「ああ、ウチの鎮守府も在籍する艦娘がかなり増え た。上から資源の蓄積を命じられているこの時期、出 「成る程。確かに秘書艦を兼ねるのは難しそうだな」 「ご報告が遅れて申し訳ありません。難しいようでし撃する機会もそう多くはない。となればここで一度全 艦娘と面談というのも悪くない。平時では拾いきれな たら休暇を頂くのは取りやめますがーーー」 い不満や意見もあるはずだー 「いや構わない。戦闘だけが艦娘の在り方ではないか らな」 「なるほど、確かに良い頃合いかもしれませんね」 「恐れ入ります」 「よし」 「しかしそうなると困ったな : : ここ最近、秘書艦を 椅子から立ち上がりカーテンを開けた。窓の外に広 くすぐ 務めていたのは鳳翔と金剛だけだからな」 がる海から淡い潮の香りが漂ってきて、鼻腔を擽る。 ということはやつばりワタシが秘書艦です「艦娘たちに秘書艦の公募を出そう。金剛以外で」 虚ろの海の鎮守府① 12

5. ヘーイ!テートク 珈琲の時間デース!

だからやめとけって言ったのに : たいのね ? その手には乗らないわよ ! 」 「何卩違うんだビスマルク ! とにかくアレを締め 駆逐艦・戦艦ビスマルク に食、つのはーー」 秘書艦選考対象外。 こうなったら黙っちゃいられない 「もう無駄よ ! 総評順調にこちらの鎮守府に馴染んでいる模様。 わ。、今からでも早速食べに行きましょ これまで通り龍驤と組ませて艦娘達と交流を図らせ、 ドイツでの艦隊戦ノウハウの交換を行いたい。 「わかったよ ! 」 備考あとで龍驤に正しい『締め』を伝えるよう依 「了解」 「待て ! 俺の話を聞け、待つんだビスマルク、ビス頼する必要あり。 マルクうー 俺の説得も虚しく、ドイツ艦娘の三人組は颯爽と執 務室を飛び出していった。 後日、鎮守府内において、口元を押さえて青い顔で よろめく三人の噂を聞いたのは言うまでもない れがヤーパン・シメ・スタイルだというの : : : クレイ ジーだわ : : : 」と、ビスマルクはうわ言のように呟、 ていたそうだ。 虚ろの海の鎮守府① 92

6. ヘーイ!テートク 珈琲の時間デース!

ら、私と飲むのがそもそも嫌なのかとー・ー」 「これは嬉しい予定ができた ! 『鬼殺し』を準備し て待っている。必す来るのだぞ ! 」 「馬鹿。そんなわけがあるか ! 」 「 : : : 良かった。ならば時々で構わんから晩酌に付き「約東しよう」 合って欲しい。それが私から貴様への要望だ。それ以「絶対だぞ ! 」 そういって那智は心底嬉しそうに口元を綻ばせて執 外には何 , もない 務室から出て行った。あんなに喜んじゃってまあ : 「分かった。、い得ておこう」 「とはいえ : : : だとすれば初めからそう言ってくれれ酒が飲めるだけであんな嬉しそうな顔するかね ? まったく。 ば良かったのだぞ ? 私から逃げ回るようにするのは 金剛が隣で目をキラキラさせつつ手をぶん上げる。 あまり感心せんな。お陰でここ最近は鎮守府を探しま わる羽目になってしまった」 「テートク ! ワタシもお酒飲んでみたいデース凵」 「うるせえお前は紅茶飲んでろ」 赤城が言ってたのはやはりそういうことだったか。 「酒ですら無いデス」 俺は帽子を取って謝罪する。 金剛の言葉に適当に返事をしつつ、俺は面談結果を 記入するのだった。 「それについては全面的にこちらが悪かった。詫びと 言ってはなんだが、明日の晩酌は是非付き合わせて貰 と、った ? ・ いたいんだが、。 重巡洋艦那智 「なに、本当か ? 選考結果評価△秘書艦適性には疑間。 那智は一気に表情を華やかなものに変える。 総評酒を飲む為に鎮守府内を彷徨うなどやや直情 虚ろの海の鎮守府① 38

7. ヘーイ!テートク 珈琲の時間デース!

ミッドウェーとアリューシャンで、鎮守府の守りが 「これは 手薄になったこのタイミング。狙ったかのような敵の 多い 進撃だ。今ここを攻め込まれたらひとたまりも無、 とてつもなく膨大な数だ。アリューシャン・ミッド 相当な被害を受ける筈だ。それこそ壊滅的なレベルの ウェーとは比較にならない大艦隊だ。アリューシャン 損害になるだろ、つ。 もミッドウェーも、決して深海棲艦の数は少なくな かった。にも関わらず、それ以上の規模。底が知れな おぞけ 前 あまりにも出来過ぎている。 い深海棲艦の戦力に怖気が走る。 お まさか作戦情報が露見した ? だが、どうやって。 モニター画面が更新される。 誰 「 : : : 加賀、索敵機は見られたか ? 」 無数の光点が徐々に移動していることが分かった。 ス いえ。見られていません」 その向かう先は この情報は有利に働デ 加賀が言、つのなら間違いない 「目的地は、鎮守府か : : : 」 時 妻監との戦力差は甚 くはすだ。帰投中の艦隊と敵深海本月 の 「て、提督、敵戦力が」 鳳翔の怯えた声。更新された戦力情報欄。そこには大。敗北は必至。艦隊戦は望むべくもない。気づかれ 『戦艦棲姫』という名前が表示されていた。大和や武ないうちに距離を取り、鎮守府に帰還する。これしか 提 蔵の装甲でさえ軽々と打ち砕く驚異的な打撃力を誇 命令を口にしようとした瞬間、金剛の声が聞こえた。 る、最上級危険指定される深海棲艦だ。それが二隻。 へ 「テートク、追撃デス凵 大量の強化型・エリート型深海棲艦の群れに守られな がら、悠々と海を渡っている。

8. ヘーイ!テートク 珈琲の時間デース!

二度とここに来ることは出来ないだろ、つと確信できる : そして、金剛は沈没した。 場所だったということでもある。そしてそれは挑んで なんて言い 選択の決め手があいつの笑顔だった は諦めてを繰り返してきた、無数の提督達の失敗の履 訳をするつもりはさらさら無い。きっと俺はどれだけ 歴と同じだった。 激しく悩んでも、あの時は、同じ決断をしたに違いな 上層部の指示は勿論「進撃」。 かった。どれほど苦しい結果が想像できても、進撃を しかし進撃すれば確実に金剛は轟沈する。 だが撤退すれば間違いなく二度とここには来られな選んだに違いなかった。だから選択に後海は無い。 沈を覚悟してでも鎮守府を守りたいと思っていたあの 極限の二択を迷った俺の前で、金剛はポロボロにな金剛の気持ちを踏みにじることはできなかったし、自 りながら笑った。 分が撤退を選ぶことでさらにどれだけの血が流れたで 「ワタシが沈むなんて絶対ありえないデス ! テートあろうことも、簡単に想像することができたから。 けど、それから俺は、紅茶が飲めなくなってしまっ ク、進撃あるのみネー 結局、俺は進撃を選んだ。 出撃前の淹れてくれた最後の金剛の紅茶。あいつが 指揮した艦隊は親玉を含む敵深海棲艦と激突、夜戦 までもつれ込んだ激しい艦隊戦の末、見事に親玉を撃淹れた、珍しく失敗しやがった紅茶。とんでもなく苦 破することに成功した。それに伴い、期間限定海域のくて、渋くて、美味しくなかった。口にするたびに田 5 い出すのだ。海の底へと沈みながら、語ったように微 制圧にも成功。人類側に対する大きな脅威を取り除く ことに成功し、なんとか鎮守府も守りぬくことができ笑むあいつの顔を。どんな味であろうと関係ない。ロ 、」 0 虚ろの海の鎮守府① 224

9. ヘーイ!テートク 珈琲の時間デース!

深海棲艦の動きはどこか違和感がある。俺達の攻撃 モニター光点が一瞬赤く点滅する。 に積極的に反撃するわけではなく、鎮守府へ向けて移 「痛っ : : : なにするのよ、も、つつ ! 」 動することを優先している。もちろん大局的に見れば 陸奥が中破。それ以外にも確実に損害が出ている。 幸い、後方で支援に徹させている大破艦にはまだ被鎮守府に移動されるほうが痛い もともと俺達の艦隊は陽動に近い立ち位置。無視し 害は及んでいないが、このままではジリ貧だ。無傷の 第三・第四艦隊とて弾薬と燃料が底を尽きかけているて鎮守府に移動されたら存在意義がない。まあーー・そ もそも攻撃する意味は無いって話しではあるが のだ。 、痛いじゃないかっ凵」 「うわあっー 「 : : : まだ、やらせない ど、つする。じりじりと後退する戦法を使えるのも、 マックス とが大破。その報告が俺の焦りに近い感情 タ陽を背景に取った地理的優位を活かしているからま を刺激してくる。 だ効果があるものだ。いずれ夜になれば条件は対等に くそっ・ : 何か、根本的な部分でどうにかしなけれ なる。夜戦装備は用意していない ばならない。戦術で解決できる段階はとっくに過ぎて 被害は少しずつ広がっていく。なんとか食い止めよ うと指示を出すが、戦力差は覆しがたい。少数の戦力いる。他提督への支援要請はすでに済ませている。し かし期待するのは無理だ。作戦本部はミッドウェーの で正面から殴りあっているんだから、当然だ。ゲリラ 制海権を手放すつもりは無い。 戦でもなければ被害ゼロというのは難しい 瞬間、建物が揺れた。 ただ、その割には被害は少なく済んでいる方だ。 249 「へーイ提督ゥ ! 珈琲の時間デース ! 」「誰だお前」

10. ヘーイ!テートク 珈琲の時間デース!

「不満や気になっていることでもいいぞ。なんなら悩婉曲的表現 ) をとった妙高が写っている。 みとかでもな、ははは ! 」 だがそれだけではない。某有名映画のポスターの中 ま、妙高に限ってそんなものはないだろうけど 央に妙高の中破姿、大宇宙を目の当たりにした妙高の と田ハいきや。 中破姿、突如鎮守府に現れたチューチュートレインに 意外にも妙高はおずおずと伏し目がちに、こちらを 弾き飛ばされる妙高の中破姿、ジェットコースターに 伺っていた。 轢かれて宙を舞う妙高の中破姿、東急ハ〇ズの指先 「あの : : 提督、一つだけ宜しいでしようか ? 」 マークに突かれている妙高の中破姿、 etc•• 「なんだ、まさか何かあるのか」 大量の紙にはすべて、妙高の中破姿を使ったクソみ : 実は鎮守府内にこれが出回っているようでたいなコラージュ画像 いわゆる「クソコラ』だっ そういって妙高は恥ずかしそうに懐から数枚の紙切 「どうやら青葉さんと一緒に出撃した際、撮られてい れを出し、こちらに差し出してきた。受け取り、紙面たようでして : 「またあいつの仕業か ! 」 を確かめる。 「ぶふうつ凵」 「お陰であちこちでからかわれる始末なんです : : ツ、ダ、ダメ : 「テ、テートク : : ネ : : : 笑っちゃ幸い、龍驤さんですとか、一部の子たちが不憫に思っ ダメデス : : : ぶふツ・ て下さるのか、慰めてくれたりはするんですけれど 恥すかしそうに妙高が顔を俯ける。渡された紙は写 : 。提督の方から何か対策をお願いきませんか ? 真だった。そこには中破してダイナミックなポーズ ( ※ : 、つ、つ、取すかしい 虚ろの海の鎮守府① 34