障害者 - みる会図書館


検索対象: 月刊 みんなねっと 通巻第68号 2012年 12月号
22件見つかりました。

1. 月刊 みんなねっと 通巻第68号 2012年 12月号

特別な休暇として認めるとか、で人並みに仕事ができるなら資一般の人々に信じ込ませるもの ジョップコーチなどの助力を受格を認めてあげてもいいよ ( 相となっています。刃物などで人 けて仕事をするなどのほか、本対的欠格条項 ) 、というようなを傷つける事件は精神障がいの 人が得意とする分野の職場に配欠格条項は、障害者権利条約のある人よりもそれ以外の人によ 置するなど、仕事ができるよう 立場からは認められないと言わる場合の方がはるかに多いので にするためのさまざまな「合理 なければなりません。 す。けれども、精神障がいに関 的配慮」をしなければならない する欠格条項は、精神障がいの 精神障がいのある人を危険視 としています。 ある人に対する危険視に基づく 現在、内閣府が法案を作って また、精神障がいのある人を場合は、精神障がいのある人を いる「障害を理由とした差別を危険視して資格を制限するなど排除する程度が強く定められる 禁止する法律」も合理的配慮義は言語道断で、たとえば銃砲刀傾向にあります。 務を定める予定です。こうした剣類等所持取締法や鳥獣の保護 たとえば、航空法は、「重大 し 点からみると、必要な配慮をし及び狩猟の適正化に関する法律な精神障害又はこれらの既往歴 ないで、ただ精神障がいだからよ、、 ししまだに統合失調症、躁う がないこと」を身体検査の基準窈 度 制 どうせ仕事ができないだろうとつ病などの精神障がいを絶対的としていて、「重大な」場合に す いう偏見に基づいてその資格を欠格事由としているのです。こ 限っているように見えますが、 や 認めなかったり ( 絶対的欠格条うした法律は精神障がいのある「既往歴」は、現在は良くなっ わ 項 ) 、精神障がいがあっても、人に対する間違った虚像を前提ている場合を含めることになる 人に手伝ってもらったりしない に作られ、そして、その虚像をので、ほとんど絶対的欠格条項 《その》 は危険であるという想定のもと に創設されているものと考えら 号 わかりやすい制度のはなし 月 れます。けれども、仕事をさせ 年 てみたうえで仕事をこなす能力 がないと言われるなら、ある程 欠格条項について と 度納得できなくはありませんっ 東京アドボカシー法律事務所池原『。毅和 が、仕事をする前からどうせ出な 来ないからという理由で仕事をみ 条項があります。 させない、というのは納得でき 資格取得を制限する欠格条項 政府は 19 9 9 年にはじめません。 「欠格条項」とは、精神障がて、「障害者に係る欠格条項の 権利条約にてらしてみると いなどがある場合に運転免許や見直し」作業をおこないました 職業資格、利用資格などを認めが、絶対的欠格条項が相対的欠 しかも、障害者権利条約は、 なかったり制限する規定のこと格条項に変えられただけのもの精神障がいのある人が仕事をす を言います。欠格条項には、障が多くて、いまだに精神障がい る場合にはその障がいの特性に がいがあるとそれだけで資格をについて欠格条項を定める法律配慮して、たとえば適度な休憩 をできるようにするとか、スト 一切認めないとする絶対的欠格が近く残っています。 条項と、障がいがあっても資格欠格条項は障がいのある人がレスがかかりすぎないようにす を認める余地も残す相対的欠格仕事をこなす能力に欠け、時にるとか、通院日は病欠ではなく

2. 月刊 みんなねっと 通巻第68号 2012年 12月号

的配慮が主に議論され、その内一体的に展開する必要性が多く 号 知っておきたい一 容やその提供については、ガイの委員から出されました。また、 月 精神保一健福祉の動きドラインなどで定めるべきと報福祉的就労の低いエ賃の補填の 年 課題も出ました。 告されました。 当会からは、精神障害者の雇 と 0 労働政策審議会障害者雇用分 3 ・「地域の就労支援の在り方に っ 関する研究会」では、地域の関係用義務化の方向が出ている現状 科会【第鬨回・ 9 月芻日】 ね な 昨年Ⅱ月から開催されていた機関のネットワ 1 クを構築し、利を考え、雇用促進のためには地 ん 障害者雇用対策に関する 3 つの用者の使い勝手の良い仕組みが域における就労支援体制の充実み の必要性を要望しました。 研究会の報告が 8 月にだされ、重要と報告しています。 次回で取りまとめがされ、後 今後は、これらの報告に基づ そのとりまとめがおこなわれま き、障害者雇用促進制度の見直半の小委員会が始まります。 した。 「障害者雇用促進制度におしが検討され、年内にまとまる お知らせしま耳 ける障害者の範囲の在り方に関予定です。 する研究会」で、精神障害者の 雇用義務化が打ち出されたこと■障害者政策委員会第 2 小委員 0 家族ピアサポート相談研修会 会【第 2 回・月 1 日】 は、注目されることです。 論点は、障害者雇用と福祉的 ( 日本財団助成事業 ) を開催ー 2 ・「労働・雇用分野における 群馬県連 障害者権利条約への対応の在り就労についてです。 9 月日、県都前橋市の市民 方に関する研究会」では、障害福祉か雇用かという 2 分法を 者権利条約の職場における合理転換し、福祉施策と雇用施策を文化会館で、地域家族会 ( 単会 ) と」事務局長の良田かおりさん財団の助成をいただき、全 3 回 参加のもとに「家族のピアサポ 1 の日程で研修を行いました。 から「家族相談の意義」につい ト相談研修会」を開催しました。 1 日目は臨床心理士による 午前の部では「地域メンタルての講義に続いて、小グル 1 プ に分かれてロールプレーをおこ「精神障がい者家族のピアサポ ヘルスの会」の代表でもあり、 ート」、相談支援専門員による 精神科医の長谷川憲一先生 ( 榛ないました。 参加者からも「ピアサポート「家族相談の留意点」の講義。 名病院長 ) を招いて「家族のピ 2 日目は精神科医師による「精 アサポート相談についての臨床の取り組みは、家族会の活性化 医からの提言」と題して講演をや会員増にもつながるよね」と神疾患の特徴と関わり方」の講 義とグループごとの相談演習。 いう感想も聞かれました。 いただきました。 この研修会は、「心を開いてよ 3 日目は相談支援専門員による く聴き、その人の立場に立って、「地域生活に役立っ福祉制度」動 共に悩み共に歩む」ことの大切さの講義とグループごとの相談演祉 健 習を実施しました。 を学んだ有意義な一日でした。 保 神 講義は、専門家の立場からの 精 ■精神障がい者家族のピアサボアドバイスや意見を聞くことが き ート研修会 ( 日本財団助成事業 ) でき、改めて精神障がいのある を開催ー香川県連 ( 7 月日、 8 本人との向き合い方を考えてみて る機会となりました。グループ知 月日、 9 月日 ) 今年度の精神障がい者家族のでの演習では相談員、相談者、

3. 月刊 みんなねっと 通巻第68号 2012年 12月号

といってよいでしよう。どうせ欠くこととなるおそれのある症薬などで血糖値が調節できてい パイロットなんてならないから状を呈しない」場合だけ例外的ればよいとされています。同じ と、人ごとだと思わないでくだ に運転免許を認めてあげると、 しように考えれば、精神障がいの さい。こうした法律があちこちう形にしているわけです。けれ場合も服薬ができていて症状が に散りばめられていることにども、一定の症状が絶対にでな調節できていればよいとすべき よって、じわじわと差別意識が いということをお医者さんが保ですが、この取り扱いの違いに 強められていくのです。 証するのは難しいですから、結差別があるのです。 道路交通法も運転免許の拒否局、制限が広く取られてしまう 差別禁止法と欠格条項 要件として「幻覚症状を伴うもことになってしまいます。 のであって政令で定めるもの」 ちなみに糖尿病の人の場合は 障害者政策委員会の差別禁止 を定め「精神病は、統合失調症 部会は今年の 9 月に「『障害を ( 自動車等の安全な運転に必要 理由とした差別を禁止する法 な認知、予測、判断又は操作の 制』に関する差別禁止部会の意 いずれかに係る能力を欠くこと 見」を政府に提出し、内閣府は となるおそれがある症状を呈し 来年の通常国会で差別禁止法を ないものを除く ) とする」とし 法律にすることを目指していま ています。つまり統合失調症で す。この中でも特に国が与える あれば原則として運転免許は認 資格などについて障がいを理由 めないとしたうえで、「能力を に制限することは原則として差 では、その目的を実現するためうと、逆に具合がよくて十分に 別になるとしています。 安全な運転ができる場合にも運 に、幻覚症状を伴う精神障がい ただ、どんな規則にも例外は 転が禁止されることになってし あるので、例外的に資格を制限のある人に運転免許を与えない こと以外に方法はないのでしょまい、行き過ぎた禁止になって してもやむを得ない場合につい ても検討しています。それは資うか。この問いにこたえるためしまいますし、幻覚症状のある 格を制限する目的が客観的に正には、そもそも幻覚症状があるときに運転してしまう可能性と しい目的で、その目的を実現すと、およそ適切な運転行為がで一般の人がお酒を飲んで運転を るためにその資格を制限する以きなくなる、また、実際にそうしてしまう可能性のどちらが高 外に方法がないという場合でしたことから事故が起こった実いのか、その場合、どちらがよ こ厳しい基態がある、ということが証明さり危険なのか、を考えてみると、 す。この例外は相当し 社会の人たちは、自分たちは間 準なので、実際には資格を制限れなければなりません。 してもよい例を考えることが難運転免許を持っていても幻聴違いを起こさないが精神障がい し な などがあって具合が悪ければ車の人は危ない、と決めつけてい しいくらいです。 の たとえば運転免許を考えてみの運転をしなかったり、できなる態度が垣間見えます。障がい 度 ましよう。自動車の運転を、免かったりすることも十分あるこのない人たちの驕った考え方で制 許を持った人にしか認めない制とですし、医師等の助言で当分あり、そうした考え方が欠格条す 度は道路交通の安全を図ること運転を控えるということもあり項を生きながらえさせているの わ だといるでしよう。 を目的としていて、その目的はえるでしよう。免許を与えずに 一網打尽に運転を禁止してしま 正しいといってよいでしよう。 ( いけはらよしかず ) おご みんなねっと 2012 年 12 月号 28

4. 月刊 みんなねっと 通巻第68号 2012年 12月号

2 日目は、「心理教育で家族して審議しました。議員の中に た。しかし、残念ながらこの請 も元気に」、「当事者体験発表」、はの保護者のように理解願は不採択となり、代わりに「地 「おかやま入居支援センしている人もおり、「保護者制域精神保健医療福祉の充実・拡 ター・岡山県内の自立に向けて度」廃止に向けた法改正の動き充を求める請願書」が採択とな の取組について」の 3 分科会をを進めていくためには、議員へりました。今後、これまでの経 開催し、熱心な意見交換がなさの理解と協力が必要です。各都過や成果を整理し、家族会が署 れました。 道府県連で地元選出議員へ積極名に取り組んだことの意義や今 当事者本人のニーズに沿って的に働きかけていくことを決議後の運動の方向性を検討してい / こととしました。 地域で安定した生活を送るためしました。 選挙民が直接お願いすること に、社会資源の整備は勿論のこ そのほか、障害年金受給後の と、いちばん身近な支援者であるが、議員の協力を得る大きなカ保険料の取扱いについて日本年動 家族に対する支援も大事であるになります。家族会のみなさん金機構に照会していくこと、賛の の協力をお願いします。 と再確認できた 2 日間でした。 助会員の増員が喫緊の課題であっ ね 第 2 号議案として「こころのり、家族会だけでなく、医療機 ん 0 第 2 回理事会を開催 み 健康政策構想実現会議」 ( 以下、関、事業所、社会福祉協議会、 2 月日に東京都障害者福祉「構想実現会議」 ) とのかかわり民生委員などにも行っていくこ す ま し 会館にて、理事会を開催しましについて審議しました。 となどを討議しました。 せ 「こころの健康基本法」の制 知 第 1 号議案では、「保護者制定に向け、 6 月に、花万筆の請 お 度」廃止に向けた働きかけに関願署名が国会に提出されまし 観察者などの役割に分かれて、会がきっかけとなりさらに家族な方策は示されていません。今 号 相談場面のロ 1 ルプレイを行のピアサポートの輪が広がるこ回の中国プロック大会は、私た 月 ち家族・当事者が置かれている い、参加者からは「相談する側、 とを願っています。 年 現状を明確にしながら、今何が される側、両方の立場を体験す ることで、自分がどちらの立場・中国プロック家族会精神保健必要かを話し合い、課題と成果 と になった場合でもスムーズに相福祉促進研修会岡山大会を開催を共有し、元気で明日からの活っ 動に生かされることに焦点をあな ー岡山県連 談できるような自信がついた」 み 「誰かに相談する大事さを改め 「障がいがあっても普通に暮てた研修会といたしました。 1 日目は、当事者等への心理 て感じた」「福祉サ 1 ビスにつらせる社会」の実現を目指して、 いて曖昧だったが理解できた」「深めよう絆 ! 地域の中で自立教育に積極的に取り組んでおら などの声をいただきました。 を支える」をテーマに 9 月日れる。ひだクリニック , ( 千葉 今回の研修中、「同じ立場で、 ( 金 ) 、四日 ( 土 ) の 2 日間にわ県流山市 ) の木村尚美副院長を 同じ気持ちで」というキーワー たって、会場の岡山県総合福祉お迎えし「地域生活を支えるカ・ ドをよく耳にしました。同じ精会館に 490 人が参加し盛会に自立する力を養うために 5 るえ か式心理教育 & リカバリー 5 」 神障がい者を持っ家族が集い、 開催されました。 彳し引き続 言葉を交わすだけで気持ちが楽精神に障がいを持った人達のと題し基調講演を一丁、、 になることがあります。今回の地域移行・地域定着を進める上き「地域の中で自立を支える」 研修会のために自宅から勇気をで、住まいの場の整備、医療、をテーマに、各地の地域支援の だして参加してくださった家族福祉を包括したサービスの必要取り組みについてシンポジウム の方もおられました。この研修性が叫ばれていますが、具体的を行いました。

5. 月刊 みんなねっと 通巻第68号 2012年 12月号

健師などがスタッフとして支え合で数が減り、家族会支援から担っていく」ことを確認しまし ました。その後移転をくり返しも手を離している現実がありまた。数名に集中しがちだった役 徐々に規模を広げ、平成 7 年にす。そうした中で家族会が自主割を皆で分担しようという試み は現在の『秩父市ふれあいセンタ的に活動を続けていくことの難です。「そうは言っても、役割 1 』内に移転しました。平成年しさを、改めて感じました。 が負担になり例会に出にくくな からは『法人作業所ケル る家族もいます。やつばりこう できる人ができる ン ( 就労継続事業型 ) 』となり、 した役割はできる人がやる、と 役割を担っていく 家族会から独立しました。現在 いうのがいいのかもしれませ は登録者約名、常勤職員も配 「直面する課題は、次の体制ん」と試行錯誤は続いています。 置され週 5 日開所しています。 を "A 」 , っ作っていくかとい , っこと しかし、そんな皆さんの心配 「結成当時の保健所は保健師さなんです」と深田副会長。ここをよそに「私はうまく乗り切り んがたくさんいて、濃い公的な 1 年田代会長が体調をくずさつつあると思っていますよ」と 手があったんです」と田代会長。れ、深田副会長を中心に理事と穏やかに話される田代会長の横 族 「今は保健師さんも少なくなり世話人の皆さんが手助けしなが顔が印象的でした。理事や世話 家 ( 障害福祉全体で 2 名 ) 保健所がら会を運営してきました。 人の皆さんのことをとても信頼 す かってのように、精神障がい者今年の総会では、会の活動内されているのですね。心和会の で 気 に積極的に関われないのが現状容を整理し 5 つの部会 ( 総務、皆さんなら知恵を出し合い支え です。いまは、オブザーバー的財務、研修、広報、渉外 ) に分け、合って、この難局を乗り切って一お な関わりですね」保健所は統廃会員で「少しずつできる役割をくださることと信じています。 ( 取材 / 佐藤 ) ′ 大きな声がかかり、会場に笑いかった」といった話も出てきて者・家族が社会的に孤立して悩 が起こりました。 ホッとする場面も。ひとりひとんでいるだけでは何も解決しな 号 月 皆さん百人百様のつらい体験りが『おしゃべり会』を大切に いと、保健師さんたちが : ・『家 年 や日々の心配事が次々語られまし、心の拠り所にしている姿が族の集い』を開くことにしまし す。それでも「心和会に来ると見えたような気がしました。 た。集いを数回持つうちに家族 と っ グチが言える。しゃべりたくな 同士が手をつなぐ必要が話し合 保健所の強力な 亠な いなあ—と思いながらも、つい われました。そして : ・保健師さ 後押しで結成 ついしゃべっちゃう」「『家族会 んたちのご援助で家族会を結成 ~ み に入って効果があったよ。お父 ここに心和会結成の経緯を綴することにしました : ・」 さんの態度が変わった』と息子った田代会長の手記があります。 こうして昭和的年 3 月保健所 に言われた。自分では気づかな一部を紹介したいと思います。 会議室で心和会設立総会がおこ 「・ : 昭和年 : ・精神保健法改正なわれました。秩父保健所管轄 のときに、秩父保健所の保健師の 1 市 4 町 ( 秩父市、横瀬町、 すさんたちは地域に積極的に出て皆野町、長瀞町、小鹿野町 ) の よ行き精神障がい者とその家族を家族 150 名が参加しました。 絵訪問しました。そして家族が『わ家族の念願であった作業所作 べ が身亡き後の当事者のことが心 りにも取り組みました。昭和 や お配』などたくさんの悩みがある年に公共の建物の一室を借りて ことを知りました。そこで当事名ほどでスタ 1 ト、家族や保

6. 月刊 みんなねっと 通巻第68号 2012年 12月号

上 てた寄 0 o む以 ■早いもので、もう今年も■秋の夜長のたのしみとい しく「す 0 含 子 終わりを迎える時期となりえば、読書があります。虫といにま 料数 0 源て欄りと価譴人 6 6 律 ました。皆さんにとって、 の音を聴きながら、静かな 財し信なっ定購円円ビ 4 ・田 2012 年は、どのようなひと時を過ごすことは、な 。 OO チ 5 / な実通にね 費 o o グ一 1 年でしたでしようか。わんとも奥ゆかしく日本情緒主充 * 象な 会 5 0 リ 7 一ス をを。対ん たしは、この 2 — 3 か月は、的ではありませんか。しか 3 3 ホ 8 ペラ 費間間 3 9 ムイ 月刊誌に執筆者として登場し、このところの節電で夜費動いのみ 号会年年 会活さ除 -1 っ 0 と ホ することが多く、「締め切遅くまで電気をつけている のりだ控 月助人体一一 ン 名 2 賛個団 りに追われる小説家」のよと何となく気が引けます。 んよく額 4 0 1 サ うな日々を過ごしておりま節電とは関係なく、私のさ。カ税入年 2 会 した ( 苦笑 ) 。売れ 0 子作就寝時間は早くなりつつあ皆す劦 ま。こ除・ - 刀 連袋 3 表 一家ならばいいのですが、「月るのですが、ご近所もⅡ時 いひ控 会池 1 3 号祉東 1 一 になると何となく暗くなる動てぜ金 刊みんなねっと」はなかな 8 福区ノ 活し。付 1 か芳しくなく、現実は難し感じです。今まで点いてい 健島 9 一ナ 、の足す寄田 た門燈もいくつか消えてい 第保豊一 o シ いものです。 2 013 年は、 会坏ま。 巻神子都 7 3 社 追われたり、迫られたりすます。目印にしていた明か当力いい 0 通 1 精洋京 0 1 会 金てさ ることなく、爽やかな忙しりもなくなり、ちょっとさ 国東 9 0 式 、資つだ旧 月全﨑 3 6 0 株 さと楽しさの中で、リズムびしい思いがしています。 人川田一 / 願動募く 8 こ っ 、暗い夜道を 法 3 替本 よく自分らしい時間が、落冬に向かい お活を入 団長間 o 振製 、付記込 、けワ社 ち着いて開発できるように 帰宅する人の心を温めてくの 益事 1 便 寸が可ご振 していきたいと思います。れる明かりは、絶やしたく 2 公理〒旺郵刷 印 イす、と便み 寄 2012 年も大変お世話ないと、わが家の門燈を 士 6 」に 」日者 になり、ありがと一つ。こぎ、 Q にしました。やはり、 月発発 ました。よいお年をお迎え門燈はついていたほうがい いですね。 ( 川﨑 ) ください ) ( 髙村 ) 知っておきたい精神保健福祉の動き / 特集 / 家族のための Q & A / お元気 ですか ? 家族会 / 連載①街の診療所からのお便り / 連載②統合失調症はど こまでわかったか / 連載③絵を描く人たち / 連載④真澄こと葉のつれづれ 日記 / わかりやすい制度のはなし / みんなのわ ( 読者のヘージ ) ほか ・「月リみんなねっ」これまでの内容紹丿・ 【特集・家族のための相談コーナー】 ー 2010 年・ 1 月号 : みんなねっと長崎大会 2 月号 : しつかりとした家族支援を日本でも実現したい 3 月号 : わが国でも使われ始めた「最後の切り札」クロザピン 4 月号 : 障害者権利条約と保護者制度 ( その 1 ) 5 月号 : 障害者権利条約と保護者制度 ( その 2 ) 6 月号 : 働くことを支援する ・甲春期・青年期の家族のつどい 7 月万 . ル、 8 月号 : 外に出る働きかけが欲しい 9 月号 : こんな医療・保健・福祉のサービスを実現したい 10 月号 : わたしたち家族の 7 つの提言 11 月号 : 保護者制度をなくしたい 12 月号 : みんなねっと岩手大会 ・ 201 1 年 1 月号 : 新春座談会 2010 年を振リ返リ、今後の活動を考える 2 月号 : 結婚・子育て体験記 3 月号 : 家族の体験 4 月号 : 訪問による相談支援を広げたい 5 月号 : 本人に病識をもってほしい 6 月号 : グループホームでの暮らし 7 月号 : 訪問型の地域生活支援ー ACT-Zero 岡山の取り組み 8 月号 : ひとリひとりの「働きたい」を応援します 9 月号 : 東日本大震災ー岩手・宮城・福島の家族の体験 10 月号 : 東日本大震災一被災地の精神保健・医療・福祉に関する報告 1 1 月号 : 相談支援事業所の訪問活動 12 月号 : 第 4 回全国精神保健福祉家族大会みんなねっと香川大会 ■ 2012 年・ 1 月号 : 2012 年を障がい者制度改革の年に 2 月号 : 本人・家族の体験 3 月号 : 認知行動療法ってどんなもの ? ( 上 ) 【在庫なし】 ・リんなねとのパックンパーのお申し込み方法・ バックナンバーは「 300 円 x 冊数 + 送料 80 円」でお送りします。郵便局に 備え付けの振込用紙で「 00130 ー 0 ー 338317 みんなっと」宛にお振リ込み ください ( 振込手数料は自己負担願います ) 。「通信欄」にご希望の号を記入 してください。巻末のハガキまたは FAX での申し込みもお受けします。 (FAX 番号 03 ー 3987 ー 5466 ) 月刊みんなねっと ~ 毎月こんな内容でお届けします ~ 編集後記

7. 月刊 みんなねっと 通巻第68号 2012年 12月号

下、本人 ) も含ま れている。最初に 精神保健福祉においては、 号 アウトサイダー アートを通し精神病理と創造性・ 2 アートに注目したの関係を論じる研究が生まれ・年 のは、円世紀後半た。また、芸術活動の治療的効・ のヨーロッパの精果への関心は、芸術療法の発展【「 神科医であった。 につながったが、それに関心を・な 1920 年代に持たない精神医療従事者は、あみ 入ると前衛芸術家まり作品には関心を向けなかっ も関心をもつよう た。その一方で、障害者作品展 になり、急速に美は各地で開催されるようになっ 術界の関心を集めたが、ここでも、作品とそれを 近年、アウトサイダー・アー るようになった。第二次世界大制作する本人のこころには、あ・ トへの関心が高まっている。ア戦後は、芸術家やコレクターにまり関心が向けられていない ・ウトサイダー・アートとは、正よる大規模な収集が始まり、現 ・規の美術教育を受けていない人在ではそれを専門に取り扱う美筆者らは、全国精神保健福祉・ が制作した美術作品のことで、術館や画廊が開設され、コレク連絡協議会等と協働して、精神 その制作者にはメンタルヘルスターの雑誌も発行されるように疾患者の芸術活動の成果のう の問題を経験した人たち ( 以なっている ( 服部 ) 。 ち、精神疾患についての国民意 識の改革に資する作品の情報をとして、継続的に作品を制作し貴重な財産となる可能性があ 全国規模で収集し、そのデータていることが明らかになった。 る。筆者らは、美術活動を生き べース化と分析をおこなった。 また、来場者のアンケ 1 トを分がいとしている本人の人生と、 この情報収集によって、 403 析した結果、作品展について、人生の各段階において制作され 名の作者による 1078 点の作「大変興味深かった」という回た作品を、精神保健、美術の観 品情報を収集することができ答が半数以上を占めた。また、点から観察したうえで、それら・ た。また、本人の作品による展自由記述の内容を分析したとこの作品群をもとにした啓発資材 覧会「こころの世界ー作品を多ろ、このような展覧会を開催し ( 絵画展・パンフレットの作成 ) ・角的にとらえる」を開催し、来ていくことで、精神疾患への国を開発することを目的として研・ 場者にアンケ 1 ト調査を行っ民の理解が深まることが示唆さ究をおこなっている。 た。この結果、作品情報を提供れた。 した本人の多くが、絵画を中心 精神疾患についての偏見は根・ 本人たちの一部には、美術作強いものがあるが、このような 品の制作に持続的な関心を示啓発資材の開発は、共生社会の冖さ し、本人の生きがいとしていく実現に向けての大切な一歩にな . 人たちがある。ここで制作されると信じている。また、このよ冖描 る作品は、本人の経験したよろうな取り組みは、本人の回復に こびや苦悩を反映することとなも役立っと信じている。 り、共生社会の実現に向けての ( たけしまただし ) ・ メンタルヘルスの 間題を経験した人 たちの芸術活動の もつ意味 国立精神・神経医療研究 センター精神保健研究所 精神保健計画研究部長 竹島正

8. 月刊 みんなねっと 通巻第68号 2012年 12月号

、、、第第頑張ると、いい絵になる絵など、れと、意外とタイトルも重要な ポイントになりますね。タイト いろいろありますね」。やはり、 プロの視点は素人とは違いまルは、本人を推理する手掛かり になりますから」と話していま す。 病気や障がいのある人だからした。そういえば、絵としては と、甘く審査をするのではなく、冬にびったりだけれど、タイト ルを見たら、秋の作品だった、 み 4 、ミ、「〕絵そのものをじっくり、厳しい というものもありました。作者 目で見ていると感じました。 ししろいろな また、最近でよ、、 選考困難で三次選考へ 「今回は、非常に選ぶのが難地域で、障がい者の絵を募集し しいですね」と織田さん。一次、たり、美術展をおこなっていま 一一次選考では決定できず、三次す。これらのポイントは、今後、 チャレンジするときの参考にも ど、優しい絵があったり、いろ選考までおよびました。 んな絵を組み合わせて一年を考絵を選ぶポイントとして織田なるのではないでしようか。 悩んだ結果、ようやく点の作 えていきます。応募作品を見るさんは、「絵が上手いだけでは 選びません。精神障がい全体の品が決まりました ( 頁参照 ) 。 と、上手いけど簡単に描いてい る絵とか、下手だけど一生懸命理解につながるよう、いろいろ 次に、織田さんが土佐病院で に描いている絵、もうちょっとなタイプの作品を選びます。そ おこなっている絵画教室での取どの創作活動がよいのではない在より密なものであったと考え り組みなどについて、話を伺いか』ということで、始まりましられます。 このような状況の中で、病院 た。昔の話ですが、東京では、 ました。 を描いてもらっていた病院もあ入れたり、治療やリハビリテー 以前は本人と支援者は ションの一環として、絵画教室 りますよ」。 密接な関係だった 土佐病院のデイケアで絵を教なぜ、院長の自画像を入院患に取り組み始めたのではないで え始めたのは、今から年ほど者さんが描くことになったのしようか。 前。当時、ソーシャルワーカー をしていた人のご主人と知り合の精神科病院は、長期入院者が変わってる絵を求めて いだったことがきっかけで、声多くいたため、病院のスタッフ冓師に ? と本人の関係性も濃く、密接精神科病院で絵を教えること を掛けられ、始めたそうです。 だったためだといいます。以前を、どのように感じたのかを伺 「病院内での絵を描く取り組 みは、昔からあったんですね。は、病院が生活の場という人もうと、「わたしは変わった絵をさ 多く、病院で人生の大半を過ご描く人を探していました。精神楽 当時はまだ、長期に入院してい 描 る人も多く、ちょうど病院側している人も少なくありません科病院には、そういう人がたく を も、入院患者さんに何かやってでした。そのため、本人と医師さんいると思っていました。し絵 かし実際は、そうではなかった特 もらおうという動きがあり、『そや看護師、ソーシャルワ 1 カー などの支援者との関わりも、現ですね。体調や時期にもよりま れだったら絵画や陶芸、書道な みんなねっと 2012 年 12 月号 8

9. 月刊 みんなねっと 通巻第68号 2012年 12月号

精神疾患がある人や家族に役立つ出版物 もくじ 知っておきたい精神保健福祉の動き 2 欠格条項について 26 わかりやすい制度のはなし【その 45 】池原毅和 22 ・・認知症の人は叱られる ? ・・ 街の診療所からのお便り【連載 68 】 ( 増本茂樹 ) ( 埼玉県秩父市、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町 ) 秩父郡市精神保健福祉会ロ会 お元気ですか家族会 絵を描く人たち⑩激しい手 ( 織田信生 ) ーーー原画の選考会をとおして一一 絵を描く楽しさ 6 特集 お知らせしますみんなねっとの活動 2 12 月号通巻第 68 号 2012 30 ☆家族相談ハンドブック A 4 判・ 76 頁・定価 700 円 ( 送料込 ) 家族会ガらの注文は 1 冊 500 円に割引 家族相談のテキストかできました ! 【内容】家族による家族支援 / 精神障がい者の状 ☆神障がい者と家族に役立つ 社会資源ハンドブック B 5 判・ 144 頁・定価 1000 円 ( 送料込 ) 10 冊以上の注文は 1 冊 800 円に割引 初心者にわかりやすい内容で勉強会のテキスト として活用されています。 【内容】医療に関する制度 / 精神辟かい者と家版に得立っ 況 / 精神障がい者家族 の状況 / 家族相談の意 義と特徴 / 家族相談の 目標 / 家族相談の留意 点 / 相談実習の進め方 / 家族相談の方法 / 新 しく家族相談事業を立 ち上げたいときは / 家 族相談員の養成 / 家族 相談の事例 家族相談 ′ウドブック 地域で生活するための支援 / 日中活動の場、就労や復学 の支援 / 経済的な支援を受 けたいとき / 財産の活用や 保護、法的な支援など / 家族 が情報を得る、相談できると 命凸画 社会資源ハンドブック 16 18 ☆シリーズ・わたしたち家族からのメッセージ A5 判・定価 200 円 ( 送料込 ) 家族会や家族教室などのテキストとして全国各地で活用されています。 わたしたち 家族からのメッセージ うつ病を正しく - するた螂 ( 0 統合失調症はとこまでわかったかー - 連載⑩ー - ( 菊山裕員 ) みんなのわー一読者のページ 36 真澄こと葉のつれづれ日記 ( 第 21 回 ) i P S 細胞技術を精神疾患に応用する場合の問題点と解決策 34 〇「統合失調症を正しく理解するために」 ( 48 頁 ) 【内容】統合失調症はどんな病気か / 統合失調症の経過と 症状 / 治療とリハビリテーション / 統合失調症の「障がい」 とは ? / 家族の接し方・対応の仕方 / 生活を支援するサー ビス / 暮らしに役立つ福祉制度 / ほか 〇「うつ病を正しく理解するために」 ( 56 頁 ) 【内容】私のうつ病体験記 ( 本人の体験 ) / 見守って将 来の手助けをしてあげたい ( 母の体験 ) / 細く長く、 頑張りすぎないでいこうね ( 妻の体験 ) / うつ病の症 状と治療 ( 精神科医・仮屋暢聡 ) / 家族の接し方・対 応の仕方 / 生活を支える支援制度 / ほか 【問合せ先】 家族からの メッセージ 統合失症を 正しく理解するために 第を 0 人 物い 「みんなねっと」電話相談 TEL03-6907-9212 受付時間 : 月水金 10 時 ~ 15 時 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) 事務局 ホームページ http://www.seishinhoken.jp TEL 03-6907-9211 FAX 03-3987-5466 〒 170-0013 東京都豊島区東池袋 1 -46-13 ホリグチビル 602

10. 月刊 みんなねっと 通巻第68号 2012年 12月号

絵を描く楽しさ うか、と思っていました。が、 一次選考は迷わず選ぶ 選考会は筆者を含めて、 4 名実際は、描き手が違えば、絵もニ次選考はじっくり でおこないました。 違います。人物画、風景画、ア目的もって まずは、全員で応募作品をすニメなど、さまざまな絵があり、 一次選考である程度選んだあ べて閲覧し、迷わず「 いい ! 」迷わず選ぶことが難しいほどでとは、さらに、一一次選考で選ん と思ったものを、多めに選んでした。 だ絵を絞っていきます。「月刊 いきます。絵の上手い・下手や、 また、体調や病状により、描みんなねっと」の来年度の表紙 月刊誌の表紙を飾るなど、条件く絵に違いが出るのかを、選考を飾る作品になるため、まずは、 に関係なく、選考委員のセンス委員の一人である、竹島正先生選んだ絵を季節ごとにまとめて いきました。 で選んでいきます。「色使いが ( 精神科医 ) に伺うと、「症状が 次に、どの絵を何月号の表紙 しいですね」、「どうしてこの絵ある場合には、まとまりがっか にするか、全体をとおして考え を描いたのか気になるなあ」なずに、それが ( 絵に ) 現れるこ さ どといいながら、思い思いに選とがあるかもしれません。けれていきます。「上手い絵ばかり し んでいきました。 ども、そういう考え方・見方ででもよくないんですね。か月楽 描 をとおして、全体的にまとまっ 今回応募された作品は、すべ絵を見ることは、危険だと思い を 絵 て精神障がいのある本人が描います」といわれました。絵が描ていることも、とても大事です」 たものです。そこで、絵を見るけるということは、ある程度冷と織田さん。「 ( 印象の ) 強い絵特 前は、精神障がいの特性などに静な状態だともいえると、織田があったり、 ( 印象は ) 弱いけ , 原 今年の 5 月まで、「月刊みんなねっと」の表 と 紙と「こころに平和をカレンダー 2013 」の原 画を募集してきました。その結果、 116 名の方 から、全 21 5 点もの作品が集まりました。た し くさんのご応募、ありがとうございました。 当会では、多数の応募作品から、厳選なる審 12 点を選考し、採用することになりました。 選考会では、精神障がいのある人たちの、さ まざまな気持ちや思いが込められた作品が寄せ られ、選考が大変難しいものになりました。 今回の特集では、この選考会において、どのよ うなところに着目して選考をおこなったか、また、 「絵を描く」ことが、精神疾患や障がいに、どの ような影響を与えるであろうかなどについて、選 考委員の一人であり、かっ、精神科病院のディ ケアで、精神障がいのある人に絵画教室を開い ている、織田信生さんにインタビューしました。 原画のコピーを並べて厳選する選考会 00 00 6 特 1 みんなねっと 2012 年 12 月号 6