第 2 分科会報告 私たちが求める 支援 : かのフォローを。③初回相談は少家族支援とは ? してほしい。⑥家族が安心して なくても 1 時間は時間をとり、定 3 人の話の後、佐藤氏から課話ができる場づくりを応援して 期的に相談継続できるように、と題が整理され、「家族支援とは、 ほしい。⑦本人が精神的に不安 いう 3 つの提起がありました。 本人と家族全員をまるごと支援定になった時にかけつけてくれ 各機関同士の連携 することであり、本人と家族がる。⑧本人や家族の求めに応じ 通所機関に求める宀豕族支援につ自分たちで解決できるように導て訪問してくれるシステムづく くことです。〈家族が求めてい いて静氏は、本人をケアしてきた りの 8 点です。 家族がうつ状態となり、本人と家ること〉は、①人として接して私たちができることは私たらで 族の距離をとるために地域生活支ほしい。②本人と家族のおかれ 最後に問題提起者とコーディ 援センターに繋がり、事情をきちている状況 ( 孤立している ) をネータ 1 からは、「家族は支援 んと伝えたにも拘わらず、担当者理解してほしい。病状が悪い人を受ける側だけでなく、家族会 ほどサービスが少なく家族にケの存在を知らせて困難な人の が、うつ病になった家族に司令塔 の役割を求めてきて困惑したとのアを依存している実態。③本人ニーズを行政に届けよう」「地大 例をあげました。家族は「当事者や家族が必要な時に必要な情報域に孤立している家族に情報を大 っ を支える強力な支援者」としか見を ( 特に発病初期の心理教育を伝える。私たちにできることは、 ね ていない専門職の方がまだまだ多しつかりする ) 。④家族が相談 私たちでやろう」「本人と家族 ん み いのが現状です。関同士の連しやすい窓口や時間などの設と専門家が手を携えて現状を変 携を確皿して宀豕族支援をすること定。⑤相談を受けたら、確実に えていこう」という力強い呼び特 の大切さを強調しました。 支援やサービスにつなぐ支援をかけがありました。 ( 報告・真壁 ) 家族に丁寧な説明を 窓口を設置し、家族の悩みや困 岡田氏は、医療機関に求めるりごとを聴いたり、当事者と家号 月 家族支援について話しました。族の関係性の回復への支援、地 年 家族は医療につなげても、日々域生活を視野に入れた情報提供 起きる様々な出来事に右往左往と地域サービスへのつなぎをす と し、病気の症状からの恐怖と先ることの 2 点が提起されました。 っ ね が見えない不安から逃れられな確実に支援に繋ける 亠な ん い毎日を過ごしています。現状相談機関に求める家族支援につ み 一では、当事者が退院して家庭に いて木村氏は、相談機関に出かけ 戻っても、地域での支援体制がて相談できるのは、本人を置いて 保 い会家 学 整っていないため「それぞれの出かけられる人だけで、出かけら 神 が族進 大 精 障家推 子 家庭に社会的入院状態をつくつれない人は、電話で本人に聞かれ 県 神者祉 女 ム 山瓰精害福 ているだけ」という一一一口葉が印象ないようにひそひそ声で話をす 歌会市障健 レ 元ま神保 に残りました。 4 クし工夫すればる、と家族から相談を受けた例を 雄合い会府精 できそうな家族支援として、①あげて話しました。少し工夫すれ ノ 言連さ族阪都 ( 家大京 , 主治医による病状や治療につい ばできそうな家族支援として① Ⅲ都子い ( 会ネ京 大家起美せ子 , 子合イ ( たらい回しにせず、ワンストップ 》祉提久く瑛会由連デ純擲ての家族への説明を丁寧にし、 会福田覩村津一藤定期的に家族とも面談をするこサービスに。②情報を提供するだ 岡木、静 と。②病院内に家族専門の相談けでなく、確実に支援に繋がった こ 、「少し工夫すると実現でき そうな家族支援」から「さら に求めたい家族支援」まで
第 4 分科会報告 地域の暮らし をる 「たとえ精神障害があっても、む中で、脳の処理能力が向上し、 一その人らしく、自由に、年代年仲間の励ましによる連帯感が生号 月 代にふさわしい体験をしながらまれるなどの、素晴らしい結果 年 一生きてこそ、地域で暮らすこと」が得られるそうです。 をテーマに、 4 名の方の取り組 回復していく自分への自信 と みが報告されました。 や、人間関係での向上から、デ っ ね スポーツ療法で就職につなぐ イケアから就労や進学につな 亠な ん 真庭大典氏は、看護師の立場がった例もある事に感動しまし み から、メンバーとスポーツに取た。 2013 年の全国障害者ス り組む様子を熱く語りました。 ポーツ大会では、オープン竸技 福 め大活 継続できた裏には、ガンバ大阪として初めてフットサル競技が 健 の会出府 保 の応援もあったようです。 行われました。 し 神 精 ま 精神障害者への療法には、薬わかい障害者を持っ家族の会 勿・精神・作業療法、また生活 " ほっとけやん ~ の精神でさま 志陽の山》た牛 紀歌山一立 雄合 法郷和武タ府技能訓練・社会復帰リハビリざまな支援を続ける「麦の 芳連福府 0 の < 阿一阪 》社阪麦一万 タ僻ネ伏テーションなど多数ありますの藤本綾子氏は、岩出生活支援セ 地者い大 5 ( が、競技スポーツ療法も大事な ンターでの障害種別を超えた相談 1 っとして、楽しみながら、体支援と地域活動支援の様子、また 祉野ハ野阪本支庭コ田 調を自己管理して回復に取り組特に引きこもり者のために立ち上 メンバーと関わる上で、徹 げた「創」について語りました。精神障害者の地域での暮らし作 りについて語りました。これま底した個別性を大事にし、本人が 常にニーズに合い、願いを敏感に キャッチする中で生まれた「わかでの精神障害者を取り巻く状況望むことを、必要な時に必要な支 い精神障生暑を持っ家族の〈至でについて、また特に医療におけ援をすることに徹した結果、支援 は、涙ながらに本音を語った後にる問題点を挙げながら、暮らしの心構えが見えてきたそうです。 には、食事力、生活力、人と関とりあえずありのままに受け入 生まれる笑いから、後に「ゆかい な〈至となったも述べました。わる力、地域人として暮らす力れ、過去にとらわれず、必ず成長 家族が求める活動は世代毎になどが求められること、また今し変わることを信じて、「こだわ 異なり、それをしつかり受け止後の医療と福祉の連携による地り」や「プライド」を大切にする支 める家族会でありたいと思いま域ネットワークの必要性につい援は、家族の姿勢としても参考 になると思います。 した。その中で、サポートを続ても述べていました。 コントロールではない健康管理 こだわりやプライドを大切に支援 ける保健師さんの存在は力強い 菅野治子氏は、病院のと、豊かな食事の提供に努め、どん大 と思います。 障がい者が地域で暮らす力とはと当事者運営に関わった経験をな行動障害の人も受け入れる姿勢大 っ 河野和栄氏は「ほっこりひらか生かして、平成 2 年以来 " しのは、なかなかできないことです。 ね な 地域で生きるために必要なこ た 2012 、作ろう居場所、育てのめハウス ~ の運営を続け、と ん み ようしし場所」をテーマに、枚方ことん寄り添う支援を心掛けてとは、最後は人の力だと改めて 集 市の自立支援協議会で、地域生きた方ですが、そのエネルギッ学んだ分科会でした。 特 シュな姿勢には圧倒されました。 活支援部会として取り組んだ、 やこ ( 報告・飯塚壽美 )
第 3 分科会報告 早期支援と いて、発症した人にはそれなり の場がある。 ③普段から準備する、予防的なの支援が必要であり、学校と病 院の連携が必要である。思春期 スタンスが必要。 ④情報・知識が大切と語りましのメンタルヘルスを支えるに は、医療だけでなく、教育や地 域、家族そして若い人自身が中 学校教育と医療のサポート 松永氏は保護者の立場です。心になって課題に取り組めるよ 「こあら」は、こころ・あんしうに、精神科のスタッフのアウ ん L 一 gh ( の頭文字からつけたもトリーチ型のコンサルテーショ ンが必要と語りました。 のです。 松永氏の、理解のない教員に こころの不調・病気を抱える 子どもの家族会と支援者の会とはどのようにしたらいいかとの して活動している。子どもは心質問に、正岡氏の、今は減って の不調を感じたとき、自分を責きている、べテランが多いので いっか退職するでしようとの答 めてしまう。学校教育の中で精 神疾患についての知識を与えるえに会場に笑いが起こりまし ことが必要と語りました。 ( 報告・良田 ) 前川氏は支援者で医療の立場 です。学校精神保健に関わって 《司会》栄セッ子 ( 桃山学院教授 ) 《問題提起者》 正岡茂明 ( 元兵庫県立高等学校校長 ) 松永貴久美 (NPO こころ・あんしん Light < 兵庫県 > ) 前川早苗 ( 三重県立こころの医療セ ンター・ユース・メンタルサポート センター MIE) 《コーディネーター》 仲田昭七 ( 奈良県精神障害者家族会 連合会会長 ) 推テ気対会識神過期が期年てマ精 測レに象がやのご特であは期栄取は神 さビ関となそ病すにありいを氏りみ疾 、ろ対は上ん矍患 れやすしいの気が学る 校。心い象早げなーの る映るたこ対 と画情調と応等校はのろと期らね情 病なし支れっ で報査が方に 報 五 教 ロロ にラて援ると りあ源であ法つ なイおがテのをな まるがはりをい 日 省てのりフり思ー大とい たと圧精中得正ぃ 8 やイ、春マ会い 。か倒神学すして時すべそ期ででう いンの・す初テ ら的の生るい 間 もに病を機知精を時ト時青。めー 高会④る③②①学つ な②応①しがな く 1 。知また大くそい 、情こ規例例校正な 、人識た。切、の。教報と則年外の岡き チのを現でフ中師がをや通を従氏役 ー教も場あリでもさ求教り認来はが つのる一対精らめ師のめ型教大 ム師 こな立神けるのやなの育切 ワがて教 と立軸的出。指りい特者 ー対早師 にさ示方。徴の ク応期は が場に 強のなスれにをは とす発 トて従す 調つる 情る見 場 順る 報の早 さなのレい か れぎでスるで 交で期 ら が社あ 換は 対 ま役は こころの健康を育むために 英国メリデン版訪問家族支援 ( ファミリーワーク ) 普及の ための寄付のお願い この度、当会では、英国メリデ ン版家族支援 ( ファミリーワーク ) を日本に普及させるため、英国か ら講師を招く講演会や専門職の養 成研修会を開催していきます。し かし、開催には多くの費用が掛か り、当会の財政基盤では困難な状 況です。そこで、実施のための資 金を集めるため、寄付金をお願い することにいたしました。ご支援 くださいますよう、お願いいたし ます。詳しくは、 6 月号の特集「イ ギリスの家族支援視察」をご覧く ださい。 名 者金 入募 ン 座デ ロリ 便メ 郵と っ 名 ね 座 - ・銀行口座番号 三井住友銀行池袋東ロ支店 普通 8 7 2 9 7 2 4 ■郵便口座番号 0 0 1 8 0 ー 1 ー 5 1 3 0 4 8 みんなねっと 2013 年 1 2 月号 24 25 特集みんなねっと大阪大会
みんなねっとフォーラム 2013 0 ーーー英国メリデン版訪問家族支援技術石ー 〇開催趣旨 みんなねっとでは、設立以来「家族支援」の実現に向けて取り組んできました。家族支援とは、 家族だけに特別な支援を求めるものではありません。本人と家族が共に一つの家族として支援 されることです。しかし現状の家族支援は「支援者としての家族」としての支援が中心です。こ のような中で、英国では「 FamiIy Work 」という家族支援技術が開発され、実践されています。こ の Family Work で提供される支援は、私たち家族の求めている「個々の家族に対する、訪間によ る、家族 ( 家庭 ) 全体への支援」です。 本フォーラムでは、この F 田 yWo ⅸを実践している英国の支援者と家族をお招きし、 Family Work の実践技術と家族の思いや体験について講演いただきます。 〇プログラム 開場・受付 09 : 00 ~ 開会あいさつ / 川﨑洋子 ( 全国精神保健福祉会連合会理事長 ) 1 0 : 00 ~ 10 : 15 ~ 10 : 55 講演 I 「英国の精神保健福祉分野における介護者支援 ( ケアラー支援 ) の概要」佐藤純 ( 京都ノートルダム女子大学 ) ~ 12 : 15 講演Ⅱ「 FamilyWork について」 Grainne Fadden 氏 (Meriden Family programme 所長、臨床心理士 ) 憩 ()0 分 ) ~ 14 : 15 講演Ⅲ「 Fam ⅱ yWork の実践とその技術」 Chris Mansell 氏 (Meriden Family programme 次長、看護師 ) ~ 15 : 15 講演Ⅳ「本人と家族が共に支援されること一 FamiIyWork を通して伝え たい家族の思いと関わり一」 Peter Woodhams 氏 (Meriden Family programme 職員、家族 ) 休憩 ( 15 分 ) 15 : 30 ~ 16 : 15 フロアとの質疑応答 1 6 : 1 5 ~ 16 : 30 閉会あいさつ / 本條義和 ( 全国精神保健福祉会連合会副理事長 ) 〇日程 く京都会場 > 日程 : 2014 年 3 月 5 日 ( 水 ) 1 0:00 ~ 1 6 : 30 場 : 京都テルサ ( 京都市南区東九条下殿田町 70 番地 ) く東京会場 > 日程 : 2014 年 3 月 7 日 ( 金 ) 1 0 : 00 ~ 1 6 : 30 場 : 津田ホール ( 東京都渋谷区千駄ヶ谷 1 ー 18 ー 24 ) 〇参加対象 医療保健福祉専門職、行政等関係支援者、家族、本人 ( * 参加にあたっては、本誌裏 表紙にあるく参加についてのお願い〉をご覧ください ) 〇参加費 専門職、行政等関係支援者 : 5,000 円 家族、本人等 ( 学生含みます ) : 3,000 円 〇申込方法 事前のお申し込みが必要です。ホームページからダウンロードするか、ちらしをお送 りしますので事務局までお問い合わせください。 〇主催・問合先 曰ホ THE NIPPON 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会事務局 TEL ( 03 ) 6907 ー 921 1 し 回 FOUNDATION 上 円 てた寄 ■昨冬から我が家のシャワ■この編集後記を書いてい しく「す 0 含 といにま ーの具合が良くありませるのがⅡ月の初旬、今年も 料数 ん。お湯が冷たくな 0 たりあと 2 か月となりました。源て欄りと価譴人 66 ト 財し信なっ 定購円円ビ 4 熱くなったりする、よくあ本当にあっという間の 1 年 な実通にね る症状です。 ですね。 費 o o グ一 主充 * 象な いン 会 5 0 夏場はやり過ごしていま なかなか気温が下がらをを。対ん 3 3 ホ 8 ペ 費間間 3 9 ム したが、こう寒くなってくず、秋がこないな—と思っ費動いのみ 号会年年 会活さ除 1 、つ 0 ホ ると我慢も限界、やむなくていたら、いきなり冬にな のりだ控 月助人体一一 名 2 賛個団 っ 0 「 / 業者にみてもらいました。 ってしまったような寒さでんよく額 ・ 4 0 11 ・ : 実は我が家も川年を過す。 さ。カ税入年 ぎて設備や家電のあちこち 昨年、今年と、この時期、皆す劦 まご除カ 連袋 3 にガタがきています。昨年微熱が続くという症状に困いひ控 はエアコン、今夏は冷蔵庫りました。医者に行って何動てぜ金 号祉 1 一 0 福区ノ を買い換えたばかりなの種類も薬をもらうのです活し。付 1 健島 9 一ナ 足す寄田 に、今度は給湯器が ( 泣 ) ・ が、なかなかなおりませ 第保豊一シ 会坏球 巻神子都 7 3 社 交換覚悟でしたが、こちん。体力の低下でしようか当力しい 0 通 1 精洋京 1 金てさ 6 らは修理だけですみましね。しばらくするとおさま 国東 9 0 式 、資つだ日 月全﨑 3 6 株 た。よかった。これで何とって、やれやれという感じ 人川田一 / 願動募く 8 こ っ か、心も体も懐も ( ? ) 少でした。季節の変わり目、 法 3 替本 年 お活を入 ね 団長間 o 振製 、け 3 社 しは暖まって新年を迎えらみなさんも健康に注意しての、付言、 益事 1 便 ください れそうです。皆さまも暖か 寸が寄ご振種 2 公理〒旺郵刷 寄 イす、と便み 印 く穏やかな年末年始をお過良いお年を。 」日者 ご、 ごしください ( 佐藤 ) 月発発 10 : 55 13 : 15 14 : 15 編集後記 ( 鈴木 )
ね 月刊みんなねっと ( 毎月 1 回 1 日発行 ) 通巻 80 号 2013 年 12 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 全国の家族と家族会をつなぐ機関誌 2013 ・特集・ みんなねっと大阪大会 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ◆読者のページ「みんなのわ」 ・真澄こと葉のつれづれ日記 ( 第 33 回 ) ・知っておきたい精神保健福祉の動き 月刊みんなねっと 2013 年 1 2 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 日ホ THE NIPPON 回 FOUNDATION ' ' work with Fa 黼 を一英国メリデン版訪問家族支援技術研修一 0 プログラム・ く午前の部 > 講演 I 「英国の精神保健福祉分野における介護者支援 ( ケアラー支援 ) の概要」佐藤純倞都ノートルダム女子大学 ) 講演Ⅱ「 Family Work について」 Grainne Fadden 氏 (Meriden Family Programme 所長、臨床心理士 ) く午後の部 > 講演Ⅲ「 Family Work の実践とその技術」 Chris Mansell 氏 (Meriden Family programme 次長、看護師 ) 講演Ⅳ「本人と家族が共に支援されること—FamilyWork を通して伝えたい家族の思いと関わリー」 Peter Woodhams 氏 (Meriden Family programme 職員、家族 ) 0 日程・ フロアとの質疑応答 会場 : 津田ホール ( 東京都渋谷区千駄ヶ谷 1 -18-24 ) く東京会場 > 日程 : 2014 年 3 月 7 日 ( 金 ) 10 : 00 ~ 16 : 30 場 : 京都テルサ ( 京都市南区東九条下殿田町 70 番地 ) く京都会場 > 日程 : 2014 年 3 月 5 日 ( 水 ) 10 : 00 ~ 16 : 30 0 参加対象・ を 医療保健福祉専門職、行政等関係支援者、家族、本人 く参加についてのお願い > 今年度のフォーラムは、本人と家族を共に家族全体として支援するための技術 (Family Work) について の講演会になっています。よって、質の高い支援技術 ( 技法 ) に関する内容であり、講演では専門用語など が含まれるものと考えられます。専門職や行政等の関係支援者以外の方でご参加をご希望される場合は、そ の点をご理解いただいた E でご参加くださいますよう、お願いいたします。 0 参加費・ 専門職、行政等関係支援者 : 000 円 家族、本人等 ( 学生含みます ) : 000 円 0 申込方法・ 事前のお申し込みが必要です。 インターネットまたは FAX で受けつけます。ホームページをご覧になるか、事務局までお問い合わせ下 主催・問合先 : 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) tel 03 ー 6907 ー 9211 / fax 03 ー 3987 ー 5466 / http•]/www.seishinhoken.jp 170 ー 0013 東京都豊島区東池袋 1 -46 ー 13 ホリグチビル 602
みんなねっと 大阪大会 イギリスにおける 精患△の早期 ー私たち家族の回復への道のりから一 統合失調症の娘をもつ精神科医 ディビット・シャイアーズ 家族支援の実現と精神保健福祉の向上を ! みんなね 0 と大版大会 , こんなにたくさんの方がい 私も元家庭医をしていました。 らっしやって、先ほどから緊張現在歳の長女メアリーは歳 してます。私たち夫婦をご招待の時統合失調症と診断されまし いただきありがとうございまた。メアリーは、今も、障害が す。妻のアンは、元看護師で、大きく多くのケアを必要として います。同じような障害を持っ 5 人の人たちと暮らしていま す。私たちも、家族として身近 で彼女を支援しています。 メアリーが発症したときに 受けた初期の治療体験 私たちの体験は小さなポート で大河を下るような心もとない ものでした。メアリーの病気は この思春期に現れました。極端 に元気がなくなり、学校の成績 、一も下がり自殺しようとまでした のです。往診に来てくれた精神 2013 年 9 月 9 日 5 号 月 日、大阪国際会議場に 亠 - て、約 2000 人の家族・年 本人・支援者が集い、み と 1 んなねっと大阪大会が開 っ →催されました。 1 日目は、 ね 亠な イギリスの早期支援のと ん み りくみ、日本における精神 保健福祉の運動の展望に ついて、大変示唆に富む講 演がありました。 2 日目 は、 7 つの分科会を通じ、 テーマごとに大いに学び、 意見交換を活発に行いま した。家族支援の実現と 精神保健福祉の向上をす すめようー・と今後の運 ( 」第動への思いを新たにする 大会となりました。 7 特集みんなねっと大阪大会
加わり、「車が壊れたら助けが なる最初の政策で、地域に根付期精神病ニュ 1 キャッスル宣一言 いた早期介入サービスに資金のを作成しました。その 2 年後 来るのが 8 分後、こころが壊れ 号 月 たら助けが来るのにか月後」提供を公約したものでした。こ ( 年 ) に、この宣言は 年 というカードを作って広めたのの早期介入は凵年後の今日におと国際早期精神病学会が です。 いても、継続して優先的に取り このコンセンサスを承認したこ と メアリーはもはや古びた収容上げられています。また、保健とで国際的な支持が取り付けら っ 所 ( 療養所 ) にはいません。ア省の政策実施ガイドも、全て— れ、 2 oo 4 年国際早期精神病な ん ンと私は、悲観的な考えから楽から取り上げられたもの宣一言がなされたのです。 み 観的な考えになってきました。でした。 家族に対する支援で また、は、家族 2 0 0 2 年ニューキャッスル 有効な早期介入 ートナー の声を尊重する強いパ でシーハン教授が新たなイング であり、運動から協働へと進化ランド国立精神保健研究所をた ウスタ 1 シャーの精神保健早 していきました。 ち上げました。そのイベントの期支援サービスの臨床上の指導 際、——がイニシアチプを者であるジョー・スミス教授と 運動のさらなる前進 とってやイング私は協働指導者として指名され 英国政府は 1999 年に早期ランド国立精神保健研究所ととました。臨床医のジョーと家族 支援政策の政府関与をはじめまもに会議を開催しました。会議のサポーターとしての私はプロ した。この政策は英国におけるにはイングランド全土から上級グラムを遂行するようリーダー 精神保健サービスの中でも鍵と公務員を含む人が参加し、早シップをとり、ケアを提供する 人と臨床的な見通しとを結びつ効、その効果は最低でも 2 年間兄弟姉妹、子供たちといった家 けました。早期精神病宣言は私 は持続可能でした。また、国立族に必要な態度や技能はトレー たちのプログラムペースに則っ 最適医療評価機構の再調査チー ニングによって磨かなければな たものでした。 ムが早期介入サービスの特質をりません。 また、私たちはイングランド調べると、伝統的なサービスと 優れたトレーニング企画が開 の 9 地区のリーダーたちとも連は、際立って異なっていました。発されています。そのよい例が 携し、ネットワークの輪はさら医療に、心理学的介入を加えるメリデンプログラムといわれる に広がりました。 ことが有効でした。さらに、 z プログラムで、この年間使わ 国立最適医療評価機構 (z — が調査したあらゆる介入れてきています。このプログラ (æ) によると、早期介入は有の中で、経費がかかり、不快なムは海外でも同様なプログラム 病院ケアを減少するこを開発する場合のサポートにな とに対し最大の効果をるはずです。この新しい早期介 上げたのは家族介入を入サービスを用いると、若者や大 当事者を抱える家族に対する支大 提供する早期介入チー っ ムの能力でした。この援にとても有効でした。 ね な 事実は、家族に対する ん 早期介入は治療費の み 精神保健サ 1 ビス体制 削減にも有効 集 に大きな変革を求める 特 ことになります。両親、 早期介入は治療費の削減にも
議て、当会として「①障害者支援たって手続き上どのような課題 知っておきたい 号 で大切なことは早期発見早期支があるかについては、法務省と 月 精神保健福祉の動き ~ 一援である。にもかかわらず矯正も事務的にいろいろ相談しなが 年 施設にいる障害者は手帳を所持ら検討している。②医療観察法 0 社会保障審議会障害者部会しておらず、そのまま出所とな による入院患者については、精 と 【第回・匐月日】 る。早い段階から支援をするた神科病院から退院される方は現 っ ね 今回の議題は前回に引き続め矯正施設等入所段階で身体的在でも地域移行支援の対象とな 亠な き、①重度訪問介護の対象拡大検査・診察だけでなく精神科医っているので、そういう意味でみ ②グループホーム・ケアホームによる診察、脳波・頭部断層撮は既に対象になっている。」と いうものでした。 の一一兀化③地域移行支援の対象影等の医学的検査、知能検査等 拡大が主な議題でした。また、を行い、矯正施設内での手帳を 今回から「精神障害者に対する取得させるべきである。早い時 0 改正障害者雇用促進法に基づ 医療提供を確保するための指針からの地域との連携も必要であく差別禁止・合理的配慮の提供 について」も議題となり、検討る。②医療観察法における処遇の指針の在り方に関する研究会 会での検討状況の報告もありまを受けているものについての記【第 1 回 5 第 3 回・ 9 月圓日、 した。 載がないが、対象とすべきでは 匐月信日、匐月日】 ないか。」と意見しました。 このうち、地域移行支援の対 本年 6 月、障害者雇用促進法 象拡大 ( 従来の精神科病院、障 辺見障害福祉課長の回答はの改正案が成立し、改正点の一 害者入所施設に加え、保護施設、 「刑務所における手帳取得等もっとして、障害者に対する差別 矯正施設を加えること ) につい 含めて、地域移行支援拡大にあの禁止に関する規定が新設され ました。施行日は平成 28 年 4 旨・基本的な考え方・合理的配あった配慮をすること」などの 慮の具体例・企業への過重な負意見を述べました。 月 1 日となっています。 企業側から、精神障害への理 この規定の適正な運営のため担の判断・相談体制の整備など 解を促進する機会を多くつくっ に、厚生労働大臣は、差別禁止を枠組みとする予定です。 や合理的配慮提供の指針を定め第 2S3 回は、障害者団体へてほしいこと、雇用の機会を増 のヒアリングが行われました。やすため障害者トライアル雇用 る必要があります。 研究会では、障害者団体、企当会は、北野氏から「今回の法制度を充実してほしいという意 業、有識者が、指針のあり方に改正で精神障害者が法定雇用率見がありました。 次回は、雇用者団体へのヒア ついて検討し、来年 5 月に一定の対象となりました。 3 障害の のまとめをして労働政策審議会共通性とそれぞれの特性をふまリングが行われます。 え、障害種別の格差を生まない、 に報告する予定です。当会から、 北野誠一氏 ( おおさか地域生活平等・公正な雇用促進の実施を■精神障害者に対する医療の提 支援ネットワーク理事長 ) が委明記すること」「精神障害者は供を確保するための指針等に関 職場環境の条件によって、症状する検討会【第 4 回 9 月日・ 員として参加しています。 き 第 1 回は、これまでの議論をが左右されることがあります。第 5 回 9 月圓日】 動 今までの討議の結果をまとめの ふまえ、指針の枠組みについて上司や同僚などの障害理解が必 要であること」「合理的配慮とた「指針案」のたたき台が提出福 討議しました。差別禁止につい 保 ては、趣旨・基本的考え方・差して、ジョブコーチ、相談員なされました。「指針案」は大き 別禁止の具体例などを枠組みとどの人的支援、短時間労働や休くわけて、最初に全体的な方向精 し、合理的配慮については、趣憩の配慮など、それぞれの人に性、第一に精神病床の機能分化
■第 2 回理事会を開催 批准を決定する予定です。 に、生、青春、壮年、老年の生き 2 月日に東京都障害者福祉 方について話され好評でした。 知らせレま歹 基調報告・討論の時間では、会館にて開催しました。 賛助会員の増員にむけ、各県 みんなねっとの活動、川﨑理事長が「私たち家族の 7 つの提言」と制度改革について連・単会が直接関係機関を訪ね ■北信越プロック精神保健福祉語り、各県連の会長から、そのて会員加入の働きかけをするこ 研修福井大会を開催 提言についてそれぞれ意見を述と、自治体の医療費助成無料化 の成功例を本誌や県連へのニュ 「地域で安心した生活をするたべました。 ースを通じ紹介していくこと、 めに家族支援の輪を広げよう ! 」 翌日は、 5 つの分科会を持ち をテーマに、福井県あわら市にました。特に、当事者 3 名の発障害者権利条約の早期批准への 動 て、 2 月 3 日 ( 木 ) 54 日 ( 金 ) 、言が参加者の感動を呼びました。賛同を決議しました。 活 ム覆の課題として、運賃割の 三百数十名が参加して開催しまオープニングの合唱、ハンドベ っ 引、就労と年金の問題への取り組 した。今回、福井県議会へ提出ルも大会を盛り上げました。 ね 亠な した家族支援などの請願書が、 懇親会では、福井県の「いつみ、家族が困っていることに寄り ん み 本会議で全会一致で採択されたちよらい節」の踊りが良かった添う活動の必要性を話しました。 す こともあって、来賓に県議会議と評判でした。「来年の石川県全国大会やプロック研修会、大会 ま 長、議員を迎えました。 での全国大会でまた会いましょ分担金のあり方なども審議継続し ら 講演では、福井大学大学院教う ! 」と声をかけあい閉会しまとしました。障害者政策委員会な お ど、国の各種会議の状況の報告や、 授の松木健一氏が「家族の生涯した。 意見交換もおこないました。 にわたる成長を考える」を演題 ( 福井県精神保健福祉家族会連合会 ) 者の居宅等における保健医療サ確です。また家族会支援に関しした。批准にむけて、国内法の ービス及び福祉サービスの提供ては、今まで支援をしていた保整備が課題となっていました。 この間、障害者基本法、障害者総 に関する事項、第三に精神障害健所が、その業務を行う根拠が 者に対する医療の提供にあたつなくなったという説明があり、合支援法、障害者虐待防止法、障 害者雇用促進法、障害者差別解消 ての医師、看護師その他の医療保健所の消極的姿勢を残念に思 いました。 法など、障害者団体が関わる中で 従事者と精神保健福祉士その他 名の構成員という大きな会様々な法律の改正、新設があり、 の精神障害者の保健福祉に関す る専門的知識を有する者との連議で医療関係者が多く、それぞ国内法の整備が進みました。 川月 4 日に自民党の「障害者 携に関する事項、第四にその他れの立場で発一一一一口したいことも多 い中で、なかなか発言のチャン特別委員会」、 2 月 8 日に公明 良質かっ適切な精神障害者に対 する医療の提供の確保に関するスが得られません。また家族の党の「外交・安全保障部会、障 重要事項の 5 つに分けて整理さ立場はなかなか理解してもらえがい者福祉委員会合同会議」が 一層の努力が必要だと感 開催され、障害者団体に対して、 れています。当会としては家族ない、 障害者権利条約批准にむけた準 支援の必要性と、家族会支援のじました。 備を進めていることが説明され 問題があまり書かれていないこ とから、文書提出と意見発表し■障害者権利条約批准案が閣議ました。 川月日、障害者権利条約の ました。その結果、方向性のと決定されました ! 障害者権利条約は、批准案が閣議決定されました。 ころに、家族支援が書かれるこ とになりましたが、それを誰が年月に国連で採択され、日本現在開催されている臨時国会で みんなねっと 2013 年 12 月号 4
第 6 分科会報告 就労を考える 一人一人に合った支援の提供を任などがある寮生活に馴染めず、ステーションでの実習を経て就 していますと報告がありました。不眠、多汗、頭痛等の症状により、労活動をしました。いまは、「 —きた・ヘルプセンターフ 会場がいつばいになるほどの職場を辞めました。しかし、その 参加者で発達障がいの関心の深後も自殺を考えるようになり、入ラッグ」で働いています。目 さがわかりました。質問は就労院となりました。その後 3 年く良氏は、「薬を飲んで安定して というより発達障がいそのものらいで日常生活もできるように いる精神障害者は、間に入って に関することが多く、ほとんどなったので、一般の会社に就職しくれる機関があれば、途中で調 の発達障がい者が統合失調症とました。しかし、仕事上のミス子を崩すことがあってもそれを 診断されており、今後の発達障で辞職し、しばらく引きこもって理解し受け入れてくれる職場な がいの医療に対する国の取り組 いました。その後クリニックデら能力を発揮できます」と明る いメッセージを送ってくれまし みに大きな課題が残されていまイケアに通いましたが、作業所 す。 た。会場からの質問はとても気 では安いエ賃で、指導員も一般 働き続けるために 5 私のこれま就労を勧めない状況は屈辱的でになることで、「就労により年大 大 での経緯 5 した。その後 2 度目の入院時に金はどうなっていますか」で、 と っ 目良氏からは統合失調症の当 ( 大阪精神障害者就労支目良氏も今はもらっています ね 事者としての体験が話されまし援ネットワ 1 ク ) を紹介されまが、これからのことは少々心配な み した。 していますと答えていました。 た。発病して年以上になり、 では、所内作業で生活 入院歴も 2 度あります。大学卒 ( 報告・川﨑 ) 黻 リズムを整え、スー 。、、介護 業後、警察学校に入り、連帯責 《コーディネーター》 金塚たかし (JSN 門真統括所長 ) 《問題提供者》 田井みゆき (NPO 法人ノンラベル ) 目良賢治 (NPO 法人 Flat ・きた ) 《司会》 尾畑聡英 ( 滋賀県精神障害者家族会 連合会理事長 ) 高機能の広汎性発達障害者の就発達障がい者支援の大きな課題 労について と指摘されました。 号 月 田井氏からは、発達障がい者就労にしても職場の「人間関 年 の就労を考えるにあたり、発達係」「昼休みの過ごし方」に悩 障がいの特性を知ることが大切み、就労継続できないのが現状 と ということで、高機能の広汎性です。そこで、田井氏のところ っ 発達障害者とその家族を支援しでは、まず、幼少より原因がわな ん ている現場の状況が報告されまからないままストレスにまさ み した。 れた脳は疲弊しているので、脳 特性としては、小さい時から・の疲弊をとるために安心、安全 集団になじみにくい・みんなとな場と人を提供し、安定したら、 同じができない・何か集中してトレーニングを始めます。 いるときは呼びかけに反応しな トレーニングの目的は「働く ・食べ物にこだわりがある・ 社会人になるため」と明確に伝 大きな音を嫌がり、耳ふさぎな えます。今まで「知らなかった」 どをする。しかし、記憶力がい からできなかったこと、挑戦し なかったことにチャレンジしま 、学力に問題がないので、親 も学校の先生も本人の生きづらす。家族と多種分野の支援者が さに気づくのが遅れることが、チームサポ 1 トをすることで、