第 5 分科会報告 当事者活動 この意義は、同じ悩みを共有で ( 出前はあとのメンバー ) 依頼す。それが、対等性や主体性、 きること、情報交換、外出するを受けたりしています。病気を多様性につながると思います。 私たち障がい者は、支えられ 目的ができる、自分の病気を認発表することで、多くの人の前 めることなどがあります。当事で自分自身を承認することになるばかりでは苦しくなってしま います。仲間の支えになること 者グループであるため、世話人り、普段、自己否定的な障がい 者にとって自分を肯定的に捉えが、自己肯定感につながります。 にキカかかる、長時間のミー ティングは体力的にきつくなるられ、リカバリーと病気のコン私は一兀気になりたいから をやっています。たとえ就労し などの問題点もありますが、参トロールにつながっています。 元気になりたいからセルフヘルても、どこかのセルフヘルプグ 加した人が「あそこに行けば、 ループに参加し続けることが大 少しでも気持ちが楽になる」とプグループをやっています 感じられる場所でありたいと思渡口さんは、セルフヘルプグ切ではないかと思います。 ループのピアスタッフの活動か います。 ら見えてきたことについて発表 5 名の皆さんからの発表は非大 語ることは自己肯定になる 大 常に元気があり、笑いがあり、 谷口さんは当事者活動の取りしました。 と っ 充実した分科会になりました。 セルフヘルプグループは、リ 組みについて発表しました。 ね 出前はあとは、名前も顔もさカバリーとエンパワメントの源参加者からの質問にも丁寧に答 ん み らして自分の病気を語る活動をになっています。おたがいさまえ、活発な議論がなされました。 集 ( 報告・高村 ) の心で、みんな違ってみんなよ 特 しています。私はマネージャー いという考え方で活動していま として、大学や行政からの講師 《コーディネーター》 中田智恵海 ( 佛教大学 ) 《問題提起者》 湊高広、理恵 ( 京都府 ) 谷口弘樹 ( 出前はあと・大阪府 ) 渡ロ泰子 ( ドリームファクトリー・兵庫県 ) 《話題提供者》 岩田豊子 ( うつ病のセルフヘルプグ ループ「曇りのち晴れ」・兵庫県 ) ロム 本條義和 ( 兵庫県精神福祉家族会連 合会・兵庫県 ) 支え支えられ・お互いさま 第 5 分科会では、当事者同士 私たちが結婚できたのは、両 の結婚と、セルフヘルプグルー 親が病気に対する正しい認識と 号 月 プについて問題提起と話題提供理解があったからだと思いま 年 がありました。 す」と発言されました。 多くの支えで生きている 理恵さんは「私たちは 2 人だ と 湊ご夫妻からは、お二人の出けで生きているわけではありま っ ね 会いから結婚を決めるまで、そせん。両親や地域の人と生きて 亠な して結婚後の今の生活や今後の います。家族会の皆さん、『大阪み 希望について発表がありました。 で元気もらって帰ってきたよ』 夫の高広さんは、「妻 ( 理恵といってもらえると幸いです」。 さん ) とっきあって 3 年目に結気持ちの楽になる場所として 婚を詰め寄られたとき、自分の 岩田さんは、うつ病の人のセ 病気に負い目を感じていましルフヘルプグループの活動につ た。相手の両親にどう病気のこ いて発表しました。 とを伝えたらいいか、経済的に 8 年前にうつ病になり焦燥感 やっていける自信もありませんにんでいたときに「曇りのち でした。彼女の両親は病気のこ 晴れ」の存在を知り、思い切っ とは触れず結婚を認めてくれまて参加したところ、嫌ではな した。 かったというのが実感です。こ
一生飲むようにいわれていますきます。「理由」が分からない痛 ◆愛媛県本人代 ) 〇精神病を年間わずらい、主ので、再発が怖く一生飲む覚悟みや症状は耐えがたいですが、 「理由」が分かれば耐えられま 人と別れ 7 歳・ 3 歳の子どもとをしています。 わ この病気になって、離婚こそす。そして快方に向かって、薬 も別れ、 3 年入院しました。院 な長先生の熱い励ましでずっと来しましたが結婚もでき、現実にが減っても大丈夫になってくる んれてきましたが亡くなり、その厳しく向かい合うようになりまのです。 み後先生方に助けられて入院をくした。これからもがんばるつも薬というのはいっか向き合う ときまで、とりあえず痛みや症 〇り返しながらも、現在歳の母りです。 状を抑えるために飲んでいるの 〇の面倒をみて元気に暮らしてお ◆福島県いさむ本人 ( 代 ) です。 〇ります。 〇姉が持ってきてくれる「みん薬が減ったら、いろんなこと なねっと」が来るのが楽しみでが分かるようになってきまし 詩・その他 〇 読ませてもらい、元気と勇気をた。足が痛かったのですが「理 〇 由」が何となくでも分かれば耐◆埼玉県今野徹本人代 ) もらっています。 〇 えられます。 〇 それでこう思うのです。薬と 自錻従順 ◆埼玉県本人 ( 代 ) いうのはいっか向き合うときま 四歳の時、統合失調症を発病 テレビは売りました し、年間薬を飲み続け、歳で、宿題や問題を棚上げしてい ケータイは解約しました になって生保のお世話になりなるだけだと。 がらですが自立した生活を送れ薬はとりあえず痛みや症状を部屋の明かりを消して るようになりました。 抑えていますが、宿題や問題 ( 自毎日静かに この病気は治り方が遅く長く分や現実 ) といっか向き合うよ過ごすようになりました かかります。主治医からは薬をうになれば「理由」が分かって部屋にあるのは 図書館で借りてきた 冊の本とパソコンのみ 趣味の将棋は 羽生名人のことが気になります 僕はアマ初段だけど まだまだへボ将棋 日中は速歩分が 毎日の日課です 食生活アドバイサーの 資格を取りました サラダにはドレッシングは かけなくなりました 読む本は羽生名人と 同郷の青野九段の本 あと今度ホノルルマラソンに 参加することになりました 将棋とマラソンは 続けていこうと思っています 目指すはフル 4 時間切り日 みんなもファイティン " ◆茨城県吉田陽子本人 ( 代 ) ヒューヒューふいていて 笑っている時は 家族 ピューピューふいている だから風には 病気に 色々な風があるのだ しばられず 自由にはばたいて 疲れたら 入院してからはじめて「みん 〇 また羽を休めに なねっと」の本を知って読みま 〇 帰ってこられる場所 した。つらい、悲しい、 死にた わ それが い、色々あるけど、私だけじゃ 家族だったら なく沢山の方々が前向きに進んな で頑張っているんだと、少し元ん 気づけられました。 み ◆福島県山田美名子本人 〇 , 代 ) 「読者の皆様へ」 〇な 当会では本誌内容について、執筆〇み 風 者への直接のお取り次ぎは致してお りません。内容についてのご意見ご 〇、一 感想等は、投稿としてお寄せいただ 風にはいろんな風がある ければ幸いです。また、「みんなのわ」〇ペ おこっている時は コーナーにお送りいただいた各種文〇者 書、作品等は原則としてお返し致し ビュービュ 1 ふいていて 〇 " ませんので、ご了承ください。 悲しい時は みんなねっと 2013 年 12 月号 38
さ、い て必要不可欠な無くてはならな のです。 な中。 す みを、 ものです。 もし自分だったらと想像するい 号 】の稿一 月 特に 6 月号「障害年金の状態 堵投ナと、子どもの立場の方が絶対に わ 則コつらいと思います。つらい気持届を提出するために」はありが 年 の わすちを話したくとも、ほとんどのたく拝読しております。 のの介 また 2012 年 8 月号「読者 ら紹年若い友人達には理解すること と ん っ のページ」東京都家族 ( 代 ) がむずかしいでしよう。 み ね 親は子どものためならどんなの方がー主治医から「診断書に 〇 は症状が一番大変な時のことをん がまんもできますが、子どもは 〇 記入するから」と言われたーと 〇 。今までしんどいと思ってい 書かれていました。参考になり た自分が恥ずかしいです。 〇「みんなねっと」の感想 ました。 「みんなねっと」は「頼りにな 〇◆埼玉県中嶋智恵子家族◆三重県・家族代 ) 代 ) 初めて全国大会 ( 大阪 ) に出る」の一語に尽きる存在です。 〇 息子 ( 歳 ) が統合失調症でてみて、たくさんの家族、すば 〇 す。 2 月号の特集「病気の親をらしい講演会に感動し、出てみ◆福井県ペンネーム福井茂太 もっ子どもの集い・交流会」は 家族 (€代 ) て良かったと思いました。 とても考えさせられるものでし 2 月号「病気の親をもっ子ども 熱気、活気に満ちた大会が、 た。自分もそうですが、家族会 これからも続きますように祈っの集い・交流会」は、子どもがどん な問題をかかえているか、考え に出席すると親の立場の方ばかています。 りでしたので、恥ずかしながら させられました。福井でも本人 の会の必要性は以前から考えて、 子どもの立場の方もいるのだと◆福岡県家族 ( 代 ) いう事を全く考えていなかった 「みんなねっと」は私達にとっ本人の会の育成に取り組んでい 法律の改正などで、一部入れました。 ますが、「子どもさんの会」につい これから息子の生きる道が少 ては考えたことがなかったです。る保険などないものでしよう か ? 皆さんどうしているのでしでも明るくなれる様、関係者 「私の親は精神病」と悩みを語 れる場があるといいですね。孫しようか。実費で負担しているさんとのつながりを大切にした いと思います。 の立場になると、いずれ避けらのでしようか。 れないことですからね。 日奎活 ◆新潟県家族代 ) 統合失調症の息子がおり、発◆宮崎県家族 (8 代 ) 病から年になろうとしていま 長男引歳が発病したのが 4 年 す。安定しているように見えて前。以前はスポーツや海・川の みん も時々不安定なこともあり、入っりが大好きで、じっと家にい 院退院のくり返しという状況で、ることのなかった日々でした。 。、、ムにはそう見えていただけ、中ーし・、プ。 . ( 良い方向にはむかっていません。力不 日常にはケガ、交通事故、そで、本人は自分に耐えていた時 の他病気など心配がっきもので、期でもあったと今思うと、苦し 保険に入るために検討しているかったんだろうとっくづく悔や と、精神障害者は入れる保険がまれます。 ないとのこと。とても差別的で 今入院中で本人もがんばって ショックでした。 いますので、私も主人も前向き 0 世の中にはたくさんの障害者に家族会や保健所での勉強会に たちがおります。精神障害だけ参加して、病気の知識をくわし く話し合い、私共も元気になり がどうしてと思います。 ◆奈良県倉岡暢子本人 ( 代 ) - 〇〇〇〇〇〇〇〇〇みんなのわ〇〇 37 読者のページ ( みんなのわ )
みんなねっと 大阪大会 イギリスにおける 精患△の早期 ー私たち家族の回復への道のりから一 統合失調症の娘をもつ精神科医 ディビット・シャイアーズ 家族支援の実現と精神保健福祉の向上を ! みんなね 0 と大版大会 , こんなにたくさんの方がい 私も元家庭医をしていました。 らっしやって、先ほどから緊張現在歳の長女メアリーは歳 してます。私たち夫婦をご招待の時統合失調症と診断されまし いただきありがとうございまた。メアリーは、今も、障害が す。妻のアンは、元看護師で、大きく多くのケアを必要として います。同じような障害を持っ 5 人の人たちと暮らしていま す。私たちも、家族として身近 で彼女を支援しています。 メアリーが発症したときに 受けた初期の治療体験 私たちの体験は小さなポート で大河を下るような心もとない ものでした。メアリーの病気は この思春期に現れました。極端 に元気がなくなり、学校の成績 、一も下がり自殺しようとまでした のです。往診に来てくれた精神 2013 年 9 月 9 日 5 号 月 日、大阪国際会議場に 亠 - て、約 2000 人の家族・年 本人・支援者が集い、み と 1 んなねっと大阪大会が開 っ →催されました。 1 日目は、 ね 亠な イギリスの早期支援のと ん み りくみ、日本における精神 保健福祉の運動の展望に ついて、大変示唆に富む講 演がありました。 2 日目 は、 7 つの分科会を通じ、 テーマごとに大いに学び、 意見交換を活発に行いま した。家族支援の実現と 精神保健福祉の向上をす すめようー・と今後の運 ( 」第動への思いを新たにする 大会となりました。 7 特集みんなねっと大阪大会
第 1 分科会報告 家族のカ、 家族会のガ : 、 よ」とそっけない返事をしてし姿勢ができると、親子のコミュ県下の家族会の人が立ち上がっ まい、娘さんが不機嫌になりまニケーションがとれるようになた成果です。 した。「ああ、しまった」と思っります。そして、大切なことは、 名古屋市精神障害者家族会で たそうです。 仲間との交流を通じて自分に は、 2 年前、家族相談員の活動予 家族交流会では、相手あった対処の仕方に気づくこと算化を実現しました。はじめは の気持ちによりそって共感するです。川辺さんは、「家族民間の助成金を使って開始し、 こと、聞き上手になることなどで気づきの力を得て元気になり実績をつみあげて市に予算要望 を 2 人組で対話したり、みんなませんか」と呼びかけました。 をした結果です。堀場さんは、「孤 で話したりして学びます。聞く家族の力を引き出す活動を 立し苦しんでいる家族をなくし 堀場さんは「みんなで歩けば道たい、手帳のこと、障害年金のこ になる」「やればできる」という一一一一口となどを知らない人を一人でも 葉を大切にしていると話し、こ なくしたい」と熱く語りました。 大 れまでの実践を語りました。 家族の強み、家族の本気さ 阪 愛知県では、家族の訴えが行 青木先生からは、家族の長所大 っ 政・議会を動かし、人口の 6 割や強み ( ストレングス ) として、 ね 亠な にあたる市町村で障害者医療お互いのみに我がことのよう ん み 費助成制度の適用を勝ち取ってに関われることが掲げられ、家 います。これは、他の障がいと族会のつながりの大切さが語ら特 同等でないものはおかしい、とれました。 ( 報告・鈴木 ) ロム 小椋芳子 ( 大阪府精神障害者家族会 連合会相談役 ) 《コーディネーター》 青木聖久 ( 日本福祉大学教授 ) 《問題提起者》 河上紀子 ( 兵庫県精神福ネ止家族会連合会 ) 川辺慶子 ( 家族 s s T 交流会 < 大阪府〉 ) 堀場洋二 ( 名古屋市精神障害者家族 会連合会 ) 経験と思いから生み出さ れる活動の魅力と可能性 家族相談のよさ 語りました。 河上さんから家族の電話相談 兵家連は、長年家族相談員の 月 員の体験が話されました。 必要性を訴え続け、平成Ⅳ年に 兵庫県精神福祉家族会連合会は、県独自の精神障害者相談員 ( 兵家連 ) の相談の歴史は古く、 制度ができました。身体や知的 と 年以上前、病院事務室での電の相談員制度は制度化されてい っ ね 二ⅱ本談から始まりました。現在、ますが、精神の場合は制度化さ な 障害者 110 番の事業として、れていません。河上さんは、「国み 電話相談を実施しています。相の制度として実現するよう県に 談員が人おり、月平均—oo 請願をしていること、この動き 件以上の相談があります。 を全国に広げてほしい」と力強 河上さんは、「私も同じ体験く話しました。 をしましたよ」「私は家族とし聞き上手になり元気になる てこう思いますよ」と言える、 川辺さんは、まず最近の失敗 そこが家族相談員のよさだと話 談を話しました。娘さんが「お します。「自分も最初は子ども母さんしんどいんだよね」と訴 の病気を受け入れられなかっ えてきたとき、余裕がなく、つ た。同じ体験を持っ家族だから い「たいへんなときは、どれを 深いところで支えられる」と、優先するか決めていったらいい
「みんなねっと」のホームページを リ二ューアルしましたので、ご覧ください 12 月号通巻第 80 号 ねつ ( 、みんな勲っと相談室 : , 入会のご内ゝみんなねっとについて 2013 物 ま みんなねっとは精神に障がいのある方の : ゞ当、 家族が結成した団体です 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 イベント・研修会調査・研究 等て、第プてつながって 第神第がい者家族の会 0 都道府県連合会の情報 > 各都道府運からのお知らせ 》都道府県連のお問い合わせ先一覧 20 ー 3 年 9 月号 20 ロ年 9 月 4 日 NEW! 熊本県連イベント・研修会予定 20 ロ年 9 月 : 岩手 山形宮城 北信越プロック研修会開催 20 ロ年 8 月 27 日 NEW! 北信越プロック研修会聞催 2013 年明 27 日 製を W ! 北信越プロック研修会開催 2013 年明 27 日 動問による家族支援」普及活動 しくスタートします。 知っておきたい精神保健福祉の動き 2 お知らせしますみんなねっとの活動 4 特集 みんなねっと大阪大会 6 特別講演イギリスにおける精神疾患への早期介入 ーー私たち家族の回復への道のりから ( ディビット・シャイヤー ス ) 7 基調講演精神保健福祉の現在・過去・未来 ーー権利条約、制度改革の論議からみえてきたもの ( 藤井克徳 ) 1 3 家族のカ、家族会のカーー経験と思いから生み出される活動の魅力と可能性 第 1 分科会 20 第 2 分科会 私たちが求める家族支援ーー 22 第 3 分科会 地域の暮らしを考える一一「豊かに生きる」を当たり前にするために 24 第 4 分科会 地域の暮らしを考える -- 「豊かに生きる」を当たり前にするために 26 当事者活動ー - 支え支えられ・お互いさま 28 第 5 分科会 第 6 分科会 就労を考える一一働くことはリハビリテーション ! ! 30 第 7 分科会 単一精神病論ー統合失調症と躁うつ病と再発を繰リ返すうつ病は同じ病気 ? 32 「みんなねっと」電話相談 真澄こと葉のつれづれ日記 ( 第 33 回 ) 34 TEL03-6907-9212 みんなのわーー一読者のページ 36 受付時間 : 月水金 10 時 ~ 15 時 【表紙の絵と作者の言葉】ネコの居る山 ( 植田正美・熊本県・油彩 ) ネコのモデルは、友人の F さん宅にかってあるネコだ。 二回おじゃましてスケッチし た。他にもコアラや魚等を描いた作品がある。ウチの実家に犬が来たのは 9 年前。それか ら犬やネコが好きになった。 ) みんなねっとについて 0 施策のうごき 書籍 意見・要望書など 月刊みんなねっと 更新情報 - ゝ書籍のこ注文方法について : みんなねっと入会のご案内 月刊みんなねっと 都道府県合会勲本県 月刊みんなねっと最新号 2013 年 9 月号 ー特集ー働き方いろいろー 雇用の現場から一 > 目次・詳第 〉バックナンバー 都道府県連合会長野県 広第山 長人分高知 ビックアップ / 山口 和載山 都道府県合会石川県 第児島 都道府県連合会第山県 第新着 2 事のある都道府県達合会 北信越プロック研鶩会開催 2m3 年 8 月 27 日 北信越プロック研修会開催 2013 年 27 日 NEW! 精神害者に対する医療の提供を確保す るための指針等に関する検討会への意見 2013 年 8 月 27 日ト圧 W ! 愛害者基本計画 ( 案 ) へのバブリックコメ ントの募集 13 年日月 26 NEW! 障害者の地域生活の推進に関する検討会 ( 第 3 回 ) 20 沼年 8 月 22 日 》バックナンバー 書籍のご紹介い メッに一ジ 都道府県合会新湯第 統合失調症を正しく理解 するために「わたしたち 家族からのメッセージ」 病気の知識、生活サービ ス、家族の目線でわかりや すくまとめました 〉目次・詳第 うつ病を正しく理解する 、第物ら・レ、セ - レ ために「わたしたち家族 からのメッセージ」 病気の知識、生活サービ ス、家族の目線でわかりや 0 すくまとめました > 目次・詳第 都道府県連合会掲井県 による 家族支援 相談室 施策のうごき みんなねっと相談室 お気軽にご相談ください。 > 詳第 第策のうごき サポート情報室 メンタルヘルスと福社サービス 病気のことや生活に必要な情報をわ かりやすく説明しています。 第策のうごき ン書物の一覧 > こ注文について みんなねっと無料メルマガ講読 メールマガジンはじめました。せひ、ご 登録 ( 無料 ) ください。 メーールアドしス 〉メールマガジンの詳編 家族相談ハンドブック 家族会の相談研修や支覆機関でテキ ストとして活用できます 〉詳紙 書籍 4 、 購読申込み ホームページのリニューアルに伴い、みんなねっとではメールマガジンを 発行しています ( 無料 ) 。当会の活動だけでなく、各都道府県連の情報な ども随時お知らせするメルマガになっています。ぜひ、ご登録ください。 詳しくはホームページをご覧ください ( 「みんなねっと」で検索ください ) 。
有効です。なぜ早期支援の方が病を治癒するうえで最大の間違の労を省くのです」 メアリーが精神病を発症した 号 いは身体の病気と心の病気とは 安いのでしようか ? 伝統的な 月 別れていないのに、その両者の医ときにはサービスはすべて悲観 方法のほとんどが入院費用にか 年 かるのです。統合失調症の人は師が別々にいるということだ」と的で彼女はポロボロになりまし 煙草を吸う人が多いです。一般言い、ヒボクラテスも、「疾病た。しかし、メアリーや家族の と っ 小さな革新的な回復力とわずか 的に、喫煙率は近年年間に減についてみると、援助する、あ ね 亠な な有能な専門識者は全く違った 少し、今では、喫煙率は円 % まるいは少なくとも害を与えない で低下していますが、統合失調という 2 つのことを習慣づける観点から、この陰惨な道のりをみ 拒否したのです。私も妻アンも、 ことだ」と言っています。 症の人は間 % です。喫煙は統合 もしはじめから早期介入と出 失調症の人が早死にする唯一で わずかな予防は 会っていたらどうなっていたか 最大の理由です。 万全の治療の労を省く は分かりません。統合失調症と 体重増加についても触れてみ 絶望のメッセージから希望の診断されたときに、陰鬱な雰囲 たいと思います。精神病の最初の エピソードがあったときが体重メッセージを出していくことが気でなく、希望を持って対処し の増加にとって大切な時期です。大切です。私たちが通ってきたていく、最初からその心をもっ ことが大事なのです。待ってい 家庭医は、精神病のことは分か大変な経験をこれからの人々に らないといい、精神科医は体の病同じような経験をしてもらいたるということではなく、まず一 緒に、運動していくことです。 気のことはわからないという。プくないと考えています。 ラトンは、年も前に、「疾「わずかな予防は万全の治療 精神保健福祉の ー楙條約、制度改革の論議からみえてきたもー 日本障害フォーラム ( 」 D F ) 幹事会議長・内閣府障害者政策委員会委員長代理 ー藤井克徳ー 古くから障がい福祉に関わリ、ご自身も視覚障がいのある藤 井さんに、「いま、日本の障がい福祉はどうなっているのか、 過去に光はなかったのか。そしてこれから何をするべきなの か」を講演いただきました。言葉の一つ一つに会場全体が引 き込まれ、一体となり、最後には運動の大切さを改めて実感 しました。その講演の概要をご紹介します。 精神障がいとの関わリ 私は、東京都小平市にある都 立の肢体不自由養護学校の教員 をしていました。子どもの成長 や発達にかかわるうちに、『学 校の中だけでなく、地域の支援大 を充実させなければ、本人も家大 っ 族も幸せに生活できない』と感 ね な じ、地域での実態調査に入りま ん み した。若い教員や当事者と活動 を共にする中で、精神障がいの特 人たちと出会ったのです。 ( 編集本條 )
が、地域で暮らせるだけの支援ありません。その一部をご紹介ずです。 当時の日本政府に翻訳力がな があるでしようか。この結果をします。 1949 年、障がい関係の日かった訳ではありません。何ら 見ると、そうとは思えません。 このように精神障がい者が本初の本格的な法律として、身かの力が働き、原文では「身体」 " 一人で ~ 地域生活することは体障害者福祉法が誕生しましという一一一一口葉が入っていないにも かかわらず、「身体障害」のみ た。厚生省課長の解説の中には、 困難ですから、両親と同居し、 それでどうにか生活しているの『精神障害については、法の施に限定されてしまったのです。 このように、目を光らせてい 行状況をみて将来逐次これを包 です。家族という資産に頼っ て、ようやく地域での生活が成含する ( 略 ) 』と記されていまれば、声を大きくしていれば、 す。しかし、精神障がいがこの過去にもチャンスはありまし り立っているのです。 法律に入ることはありませんでた。そして今、大きなチャンス 果たされなかった一一 = ロ葉、 した。 が到来しています。障害者権利 意図された誤訳 大 また、 1955 年の国際労働条約批准への動きです。 阪 大 精神障がい者への支援や政策機関 ( — *-a 0 ) 第四号の勧告 と 障害者権利条約とは ? っ が、他の障がいや外国に比べては、「身体障害者の職業更生に ね な 国連では、全世界で遅れてい 遅れていることはわかっていた関する勧告」と訳されました。 ん み だけたかと思います。では、今しかし、より適切に原文を訳する問題について、その解決のた まで解決するチャンスはなかっと、「障害者の職業リハビリテー めに " 条約 ~ を作っています。特 たのでしようか。実はそうではションに関する勧告」となるは条約とは二つの国以上で約束す 1952 年に身体障がい者が 軽く感じるはずです。ポイントてみましよう。 まず医療面では、国内の入院対象となり、それから年遅れ、 は " 環境要因をどうやって変え 1991 年に知的障がい者も対 日数を見ると、一般病床は平均 ていくか ~ です。 このことは近年になってでⅣ・ 3 日なのに対し、精神科象となりました。本当に三障が は 276 ・ 6 日です ( 厚生労働いと一言うならば、この格差も埋 O が言い始めたことではなく、 約年前に東京大学の呉秀省病医報告 2013 年 5 月 ) 。めなければなりません。 また、外国の精神科と比べても、 三が明らかにしていました。 障がいのない人との 呉秀三は報告の中で、「病気ノルウェーでは朧日、アメリカ 収入の差 になったという個人の障がい で聞日、ドイツは・ 2 日となっ 更に、障がいのない人と精神 と、日本という環境に生まれたています。日本の精神科は、ダ 障がい者の収入を比較してみま 不幸が重なっている」と述べてントツで長期入院ということが す。これは年金やエ賃、親から 分かります。 います。 " 日本 ~ という国、こ また、他障がいとの関係で見の仕送りを全て合計した金額で の国こそが、最も大きな環境と いうことになるのではないでると、障害者自立支援法が施行す。年収—oo 万円以下は、一 されてから、三障がい一元化と般の人では約 8 % 、精神障がい しょ , つか なりました。しかし、顕著な例者は約 % ですが、万円 日本の現状は : で言うと、運賃割引につい 以上になると、一般の人が「 % 、精神障がい者は o % です それでは、現在の " 日本 ~ がて精神障がいはその対象であり 早期退院を促すのは結構です どのような環境にあるのかを見ません。 みんなねっと 2013 年 1 2 月号 16
第 2 分科会報告 私たちが求める 支援 : かのフォローを。③初回相談は少家族支援とは ? してほしい。⑥家族が安心して なくても 1 時間は時間をとり、定 3 人の話の後、佐藤氏から課話ができる場づくりを応援して 期的に相談継続できるように、と題が整理され、「家族支援とは、 ほしい。⑦本人が精神的に不安 いう 3 つの提起がありました。 本人と家族全員をまるごと支援定になった時にかけつけてくれ 各機関同士の連携 することであり、本人と家族がる。⑧本人や家族の求めに応じ 通所機関に求める宀豕族支援につ自分たちで解決できるように導て訪問してくれるシステムづく くことです。〈家族が求めてい いて静氏は、本人をケアしてきた りの 8 点です。 家族がうつ状態となり、本人と家ること〉は、①人として接して私たちができることは私たらで 族の距離をとるために地域生活支ほしい。②本人と家族のおかれ 最後に問題提起者とコーディ 援センターに繋がり、事情をきちている状況 ( 孤立している ) をネータ 1 からは、「家族は支援 んと伝えたにも拘わらず、担当者理解してほしい。病状が悪い人を受ける側だけでなく、家族会 ほどサービスが少なく家族にケの存在を知らせて困難な人の が、うつ病になった家族に司令塔 の役割を求めてきて困惑したとのアを依存している実態。③本人ニーズを行政に届けよう」「地大 例をあげました。家族は「当事者や家族が必要な時に必要な情報域に孤立している家族に情報を大 っ を支える強力な支援者」としか見を ( 特に発病初期の心理教育を伝える。私たちにできることは、 ね ていない専門職の方がまだまだ多しつかりする ) 。④家族が相談 私たちでやろう」「本人と家族 ん み いのが現状です。関同士の連しやすい窓口や時間などの設と専門家が手を携えて現状を変 携を確皿して宀豕族支援をすること定。⑤相談を受けたら、確実に えていこう」という力強い呼び特 の大切さを強調しました。 支援やサービスにつなぐ支援をかけがありました。 ( 報告・真壁 ) 家族に丁寧な説明を 窓口を設置し、家族の悩みや困 岡田氏は、医療機関に求めるりごとを聴いたり、当事者と家号 月 家族支援について話しました。族の関係性の回復への支援、地 年 家族は医療につなげても、日々域生活を視野に入れた情報提供 起きる様々な出来事に右往左往と地域サービスへのつなぎをす と し、病気の症状からの恐怖と先ることの 2 点が提起されました。 っ ね が見えない不安から逃れられな確実に支援に繋ける 亠な ん い毎日を過ごしています。現状相談機関に求める家族支援につ み 一では、当事者が退院して家庭に いて木村氏は、相談機関に出かけ 戻っても、地域での支援体制がて相談できるのは、本人を置いて 保 い会家 学 整っていないため「それぞれの出かけられる人だけで、出かけら 神 が族進 大 精 障家推 子 家庭に社会的入院状態をつくつれない人は、電話で本人に聞かれ 県 神者祉 女 ム 山瓰精害福 ているだけ」という一一一口葉が印象ないようにひそひそ声で話をす 歌会市障健 レ 元ま神保 に残りました。 4 クし工夫すればる、と家族から相談を受けた例を 雄合い会府精 できそうな家族支援として、①あげて話しました。少し工夫すれ ノ 言連さ族阪都 ( 家大京 , 主治医による病状や治療につい ばできそうな家族支援として① Ⅲ都子い ( 会ネ京 大家起美せ子 , 子合イ ( たらい回しにせず、ワンストップ 》祉提久く瑛会由連デ純擲ての家族への説明を丁寧にし、 会福田覩村津一藤定期的に家族とも面談をするこサービスに。②情報を提供するだ 岡木、静 と。②病院内に家族専門の相談けでなく、確実に支援に繋がった こ 、「少し工夫すると実現でき そうな家族支援」から「さら に求めたい家族支援」まで
第 3 分科会報告 早期支援と いて、発症した人にはそれなり の場がある。 ③普段から準備する、予防的なの支援が必要であり、学校と病 院の連携が必要である。思春期 スタンスが必要。 ④情報・知識が大切と語りましのメンタルヘルスを支えるに は、医療だけでなく、教育や地 域、家族そして若い人自身が中 学校教育と医療のサポート 松永氏は保護者の立場です。心になって課題に取り組めるよ 「こあら」は、こころ・あんしうに、精神科のスタッフのアウ ん L 一 gh ( の頭文字からつけたもトリーチ型のコンサルテーショ ンが必要と語りました。 のです。 松永氏の、理解のない教員に こころの不調・病気を抱える 子どもの家族会と支援者の会とはどのようにしたらいいかとの して活動している。子どもは心質問に、正岡氏の、今は減って の不調を感じたとき、自分を責きている、べテランが多いので いっか退職するでしようとの答 めてしまう。学校教育の中で精 神疾患についての知識を与えるえに会場に笑いが起こりまし ことが必要と語りました。 ( 報告・良田 ) 前川氏は支援者で医療の立場 です。学校精神保健に関わって 《司会》栄セッ子 ( 桃山学院教授 ) 《問題提起者》 正岡茂明 ( 元兵庫県立高等学校校長 ) 松永貴久美 (NPO こころ・あんしん Light < 兵庫県 > ) 前川早苗 ( 三重県立こころの医療セ ンター・ユース・メンタルサポート センター MIE) 《コーディネーター》 仲田昭七 ( 奈良県精神障害者家族会 連合会会長 ) 推テ気対会識神過期が期年てマ精 測レに象がやのご特であは期栄取は神 さビ関となそ病すにありいを氏りみ疾 、ろ対は上ん矍患 れやすしいの気が学る 校。心い象早げなーの る映るたこ対 と画情調と応等校はのろと期らね情 病なし支れっ で報査が方に 報 五 教 ロロ にラて援ると りあ源であ法つ なイおがテのをな まるがはりをい 日 省てのりフり思ー大とい たと圧精中得正ぃ 8 やイ、春マ会い 。か倒神学すして時すべそ期ででう いンの・す初テ ら的の生るい 間 もに病を機知精を時ト時青。めー 高会④る③②①学つ な②応①しがな く 1 。知また大くそい 、情こ規例例校正な 、人識た。切、の。教報と則年外の岡き チのを現でフ中師がをや通を従氏役 ー教も場あリでもさ求教り認来はが つのる一対精らめ師のめ型教大 ム師 こな立神けるのやなの育切 ワがて教 と立軸的出。指りい特者 ー対早師 にさ示方。徴の ク応期は が場に 強のなスれにをは とす発 トて従す 調つる 情る見 場 順る 報の早 さなのレい か れぎでスるで 交で期 ら が社あ 換は 対 ま役は こころの健康を育むために 英国メリデン版訪問家族支援 ( ファミリーワーク ) 普及の ための寄付のお願い この度、当会では、英国メリデ ン版家族支援 ( ファミリーワーク ) を日本に普及させるため、英国か ら講師を招く講演会や専門職の養 成研修会を開催していきます。し かし、開催には多くの費用が掛か り、当会の財政基盤では困難な状 況です。そこで、実施のための資 金を集めるため、寄付金をお願い することにいたしました。ご支援 くださいますよう、お願いいたし ます。詳しくは、 6 月号の特集「イ ギリスの家族支援視察」をご覧く ださい。 名 者金 入募 ン 座デ ロリ 便メ 郵と っ 名 ね 座 - ・銀行口座番号 三井住友銀行池袋東ロ支店 普通 8 7 2 9 7 2 4 ■郵便口座番号 0 0 1 8 0 ー 1 ー 5 1 3 0 4 8 みんなねっと 2013 年 1 2 月号 24 25 特集みんなねっと大阪大会