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1. 月刊 みんなねっと 通巻第90号 2014年 10月号

第 7 回全国精神保健福祉家族大会 みんなねっと石川大会 笑って語ってつながって ~ 今こそめざそう ! 共に生きる社会を ~ 9 : 00 受付 9 : 30 分科会 第 1 分科会家族会活動 「何が活力の源か ? 」 ~ 家族会活動これからの 10 年 ~ 第 2 分科会就労促進 「障害があっても働ける」 ~ 働くことを妨げているのは何か ~ 第 3 分科会偏見・差別 「偏見・差別と向き合って」 ~ 精神障害への社会的偏見・差別について ~ 第 4 分科会家族支援 「家族への支援について」 ~ 家族が望む「家族支援」とは ~ 第 5 分科会障害のある本人の活動 「元気でやってます」 ~ 福祉サービスを上手く使って ~ 11 : 30 休憩移動 1 1 : 45 閉会式 分科会報告 大会宣言 次期開催地挨拶 ■本誌で「私と子どものようか。 編集会議で掲載が決ま あゆみー母として」が始 まって 1 年余り、このコるとご連絡し、原稿の確 ーナーを心待ちにしてく認や小見出しなど相談し ださっている方も多いのていきます。そこで話の ではないかと思います。輪が広がることもしばし 病気になると、家族にば。自作のイラストや作 品などを、文中の挿絵に もさまざまな困難がふり かかってきます。「うち送っていただくこともあ だけがこんななのか ? 」ります。 これまでⅡ名のお母様 「こういう時、他の家族は どうしているのだろう ? 」の手記をご紹介してきま した。今も少しずつ原稿 : と思っても、なかなか 他の家族の体験や対応をが届いていますが、皆さ んの貴重な体験はまだま 知る機会はありません。 そこで、本人との関わだたくさん埋もれている りが一番長く深いお母様はず : ・。それはきっと次 に、貴重な体験を手記との家族の力になります。 してお寄せいただくこと今までのことを振り返え にしました。そのあゆみる機会に、ぜひ。ヘンをと は百人百様、読者の皆さってみてください。お待 んも自分のことと重ね合ちしています〔原稿募集 わせ、さまざまな想いをの詳細は。ヘージにあり ( 佐藤 ) 抱かれるのではないでします〕。 10 月 16 日 0 10 月 17 日 0 第 1 日目 第 2 日目 1 圓 0 受付 1 1 : 15 オープニングセレモニ 開会式 12 : 00 12 : 45 休憩 ( 15 分 ) 13 : 00 基調講演 「『あなた病気の人、私治すんから 『私も家族の一人です』と言えるようになって 見えてきたこと」 講師 / 夏苅郁子氏 児童精神科医・やきつべの径診療所医師 14 : 15 活動報告 「障害者施策の動きと私たちが求める家族支援」 報告者 / 川﨑洋子氏 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会理事長 14 : 45 休憩 ( 20 分 ) 15 : 05 行政報告 厚生労働省 記念講演 「精神科利用法ー叩けよ、さらば開かれん一」 講師 / 川﨑康弘氏 金沢医科大学精神神経科学教授 16 : 50 事務連絡移動 18 : 30 懇親会金沢工クセルホテル東急 編集後記 15 : 35 【ご寄付のお願い】当会の活動は、皆さんの会費を主な財源として いますが、活動資金が不足しています。より活動を充実していくた めに、寄付を募っています。ぜひご協力ください。 * 通信欄に「寄 付」とご記入ください。寄付金控除・税額控除の対象になります。 加入者名みんなねっと ■郵便振込 00130 ー 0-338317 定価 300 円 月刊みんなねっと通巻第 90 号 ( 2014 年 10 月号 ) 発行日 2014 年 IO 月 1 日 賛助会費 ( 会費に購読料含む ) 発行者公益社団法人全国精神保健福祉会連合会個人・年間 3 5 0 0 円 団体・年間 3000 円 x 人数 ( 2 人以上 ) 理事長本條義和 〒 170-0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 4 6 ー 1 3 ホリグチビル 602 TEL 0 3 ー 6 9 0 7 ー 9 2 1 1 FAX 0 3 ー 3 9 8 7 ー 5 4 6 6 郵便振替 0 0 1 3 0 ー 0 ー 3 3 8 3 1 7 ホームページ www.seishinhoken.jp 印刷・製本 / 倉敷印刷株式会社表紙の絵 / 織田信生 」金沢駅 国道 8 号線・北必一自動道 9 金沢工クセル ホテル東急・ 0 沢西し 0 は 飛行機 ( 小松空港着 ) 金沢剿℃ . ! 札幌から・・・約 1 時間 30 分 ー東京から・・・約 1 時間 沖縄から・・・約 2 時間 10 分 ・仙台から・・・約 1 時間 05 分 福岡から・・・約 1 時間 20 分 小松空港から金沢駅行 ( 市内経由 ) 空港バスに乗り約 60 分で金沢駅気着 東京から・・・約 3 時間 50 分 上越新韓線 ( 越後湯沢のりかえ ) 島 x とき -- はくたか 大販から・・・約 2 時間 30 分 サンダーバード 名古屋から・・・約 2 時間 30 分 東海道新線 ( ※約 3 時間 ) ( 米原のりかえ ) ひかり一しらさぎ※しらさぎのみ 会場への能登空港 アクセス 金沢市内 地図 川県庁書 沢属 金第 第 沢世本バ : 金美 9 ■ 0 物な坊 富山空港、十 小松空港・金沢 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会みんなねっと石川大会実行委員会事務局 株式会社 JTB 中部金沢支店 〒 170 ・ 0013 〒 920-0917 金沢市下堤町 30 〒 920-8201 東京都豊島区東池袋 1 -46-13 ホリグチビル 602 石川県金沢市鞍月東 2 丁目 6 番地石川県こころの健康センター内 TEL : 076-264 ・ 2272 FAX : 076 ・ 262 ・ 6156 営業時間 9 : 30 ~ 17 : 30 ( 土・日・祝祭日 : 休業 ) TEL. 03-6907-921 1 FAX. 03-3987-5466 TEL : 076-238-5761 FAX : 076-238-5762 十みんなねっと全国大会では、 10 月 16 日、 17 日の両日、会場内の展示ブースに「薬 の相談コーナー」を設けます。薬の専門家薬剤師の先生が無料で相談に対応して くれます。服薬内容のメモなどを準備し、お気軽に相談コーナーへお越しください。 。ツ鉄道 ( 」 R 金沢駅着 ) 歌劇座 福井 お問い合わせ先

2. 月刊 みんなねっと 通巻第90号 2014年 10月号

ねっと 月刊みんなねっと 2014 年 10 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 月刊みんなねっと ( 毎月 1 回 1 日発行 ) 通巻 90 号 2014 年 10 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 月千翡を軋の家族と家族会をつなぐ機誌 笑って語ってつながって 今こそめざそう ! 共に生きる社会を 2014 ・特集・ 高齢化する精神障がい者にどんな支援が必要か ・メンタル障害をサポートする知識 , ー薬物療法を正しく理解する ( 姫井昭男 ) 【連載 3 】「精神科の薬」を学ぶ前に ( 3 【「神経伝達物質」その 1 ) ■街の診療所からのお便り ( 増本茂樹 ) 認知症のケア・システムは少し良くなっています 第 7 回 全国精神保健福祉家族大会 みんなねっと 石川大会 ・こおろぎ橋 , 。 2 。 14 年 10 月 16 日 017 日 0 金沢歌劇座 3 000 円。 ~ 。。 , 学生 , , 。制 [ 個 ] 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 / 石川県精神障害者家族会連合会 石川大会〒 920-8201 石川県金沢市鞍月東 2 丁目 6 番地石川県こころの健康センター内 事務局 TEL : 076-238-5761 FAX : 076-238-5762 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会

3. 月刊 みんなねっと 通巻第90号 2014年 10月号

らの長期入院患者を多く受け入あります。一直線の階段を上っ中はそれぞれの意向に合わせ た先にホームの入り口がありまて、ホームで過ごしたり、サポ 1 れてきました。 トステーションやどかりや、作 やどかりの里での多彩な活動した。中に入ると、長い廊下が の中からは、グループホ 1 ムの続いていて両サイドに居室が 8 業所で過ごしたりしています。 ここでは職員の鈴木恵さんに 一つである「みなみハウス」と部屋あります ( 1 部屋につき 6 話を聞きました。 畳 ) 。 「サポ 1 トステ 1 ションやどか 「ここも高齢化が進み、以前 ここはやどかりの里のグルー り」を見学させていただきまし た。またサポートステーションプホーム内で唯一、時間職員ホーム内で入居者の方の看取り が常駐していて、主に見守りのを行ったことがあります。ご本 やどかり内においては、やどか りの里のメンバーである、長期必要な方が入所しています。職人の意思を尊重しながら、職員 入院経験者の辰村泰治 ( 行歳 ) 員体制は日中が常勤十非常勤のが協力してみんなで看取りを行 いました」と話していました。 2 名、夜間は 1 名の職員体制と さんにインタビューしました。 また増田さんは「ここは 2 階なの なっています。 で、急な階段を登らなければなり グループホームみなみハウス ません。代中心のホ 1 ムとして 代中心のホーム は改善が必要です。もっと安心し 最初に私たちが向かった場所 て暮らせる場を整えていくこと このホームも 8 代が中心で、 は、「みなみハウス」です。み なみハウスは住宅街のなかにあ認知症や糖尿病などのさまざまが必要です」と話します。 日本において、高齢化は深刻 な理由の方が入居しており、日 り、 2 階建て家屋の 2 階部分に に、その人の年齢や時ています。共有スペースもあり、 期に合わせて必要な支この日は 2 名の方が座って話を 援を見直していました。 されていました。 この 2 階、食堂スペースをお借 サポートステーション りして、メンバーの辰村泰治さん やどかり ス にお話しをお聞きしました。 ウ やどかりの里として 要 年間の長期入院を経て 必 最初にできた施設であ り、平成年 4 月から 援 支 宿泊型自立訓練事業、 辰村泰治さんは現在行歳です。 ん ど 短期入所事業 ( ショー 笑顔が素敵で、とても穏やかな トスティ ) 、翌年 4 月方という印象を受けました。辰者 より自立訓練 ( 生活訓村さんは満州に生まれ、その後 障 練 ) 事業・生活介護事帰国。大学に入るまでは母の実 る な問題ですが、精神保健の分野業を新たにおこなっています。家がある金沢で過ごしました。 す でも同じことが言えます。 3 階建ての建物になってお両親、弟を亡くし周囲に支えら 齢 高 みなみハウスでは一人ひとり り、 1 階では作業活動や書道なれながら生きてきました ( 注 ) 。 に寄り添った関わり方をしてい どの創作活動をおこなってい 大学生 ( 歳 ) の時に統合失特 て、進む高齢化に対応するためて、 2 ・ 3 階部分が居室となっ調症を発病し、歳で胃潰瘍を みんなねっと 2014 年 10 月号 8

4. 月刊 みんなねっと 通巻第90号 2014年 10月号

セスも良く、駅周辺には店が建 ち並んでいて暮らしやすそうな 関印象です。夏真っ盛りの暑い日 のでしたが、涼しい風が吹き始め たタ方に駅前のロータリーを進 んでいくと、住宅地の一角に 3 し 階建ての建物があります。 1 階 訪 が地域生活支援センタ 1 プラッ 必 ツ、 2 ・ 3 階部分がピア国分寺援 支 亠な ( グループホーム ) です。 ん ど 者 暮らしを実感できる 住宅地の一角に 共同作業所 ( 多機能型事業所 ) ・ 神 グループホ 1 ム 4 か所・ネット法人本部にもなっている地域 精 る 「社会福祉法人はらからの家ワーク推進事業 ( 医療連携 ) を生活支援センタープラツツは、 す 福祉会」は、精神障害者の街で運営しています。 「みんなが社会参加できる・あ 齢 高 の暮らしを総合的に支援してい 今回は国分寺駅から徒歩 5 分るがままに生きがいを持った生 集 くことを目的に、プラツツ ( 地の場所にあるプラツツ、ピア国活ができる・プラツツには誰か 特 域生活支援センター ) ・さっき分寺を訪ねました。電車のアク いる」という三つのコンセプト はありますか、という質問に対話や訪問をしてくれ、辰村さんなどを勧めています。医療面で は保健師、食事面では栄養士と、 し「将来の自分の生活。以前、 たちの生活を見守ってくれてい 号 月 老後のことを考えたら不安で、るそうです。そうしたこともあ複数の専門職が関わることで、 体調が悪くなったことがある」り辰村さん自身も「毎日見に来病気の早期発見や、健康な身体年 と言っていました。 たり、電話をくれるから、あまを維持できるように生活の場だ と けでなく、様々な面からサポー やどかりの里ではグル 1 プり将来について深刻に考えない っ ね な ホームの利用者に毎日職員が電ようになった」と話していましトしています。 ん 一」 0 増田さんは「その人にあった み 支援を考えながら、その都度必 要なもの ( グループホ 1 ムなど ) その人にあった支援を が出てきたらみんなで考え、や ん 最後に増田さんに話しを聞きどかりの里として必要な環境を 村 辰 ました。 作っています」と言っていまし と 佐やどかりの里では進む高齢化た。進む高齢化において、ニーズ さのなかで精神疾患に併せて身体に合わせながら支援方法を考え 増疾患のある人が増加傾向にありていくこと、これは精神保健の ます。そのため「高齢になって分野だけではありませんが、と も元気でいられるように」と、ても重要なことだと感じました。 ( 取材・齋藤 / 川﨑 ) 法人職員に保健師を迎え、健診 住居の確保と S 0 S が出せるネットワー クづくリが必要 はらからの家 ( 東京都国分寺市 )

5. 月刊 みんなねっと 通巻第90号 2014年 10月号

10 月号通巻第 90 号 2014 【表紙の糸会】 = 。織田信生 知っておきたい精神保健福祉の動き 2 お知らせしますみんなねっとの活動 4 特集 受付時間 : 月水金 10 時 ~ 15 時 TEL03-6907-9212 「みんなねっと」電話相談 みんなのわー一読者のページ 36 真澄こと葉のつれづれ日記 ( 第 43 回 ) 34 第 1 章「精神科の薬」を学ぶ前に 3 : 「神経伝達物質」その 1 30 メンタル障害をサポートするための知識ーー薬物療法を正しく理解する・連載 3 ( 姫井昭男 ) ・・認知症のケア・システムは少し良くなっています。・・・ 26 街の診療所からのお便り【連載 89 】 ( 増本茂樹 ) 心身重複障がいを持つ娘と共に生きる日々① ( 松崎ふみ子 ) 22 私と子どものあゆみー母として A D H D の支援 ( 横井英樹 ) 18 発達障害の理解とサポート【連載 6 】 住居の確保と S O s が出せるネットワークが必要 ( はらからの家 ) 13 高齢化にともなうニーズに合わせて様々な支援を提供 ( やどかりの里 ) 7 高齢化する精神障がい者にどんな支援がか 6 精神疾患がある人や家族に役立つ出版物 う / 新しく家族会を立ち上げよう / 支援者・関係者の方々へ / 資料編 よう / 地域にとけこむ活動への積極的参加 / 新しい家族を家族会につなげよ 活動をおこなおう / 運営・活動費 ( 財政基盤 ) について / 家族会の組織強化をし のある支援機関でもせひこ活用を ! 【内容】精神障がい者家族会とは / 家族会 した ! 会報や案内パンフなとの見本の資料ページもあり、家族会とつなかり 家族会の設置から運営の仕方まで家族会の活性化に役立つ「てびき」かできま 家族会からの注文は 1 冊 600 円に割引します ☆家族会運営のてびき A4 判・ 100 頁・定価 800 円 ( 送料込 ) 家族会員・支援者のための 家族会や家族教室などのテキストとして全国各地で活用されています。 A5 判・定価 200 円 ( 送料込 ) ☆シリーズ・わたしたち家族からのメッセージ 新しく豸畩相談事業を立ち上げたいときは / 次相談員の養成 / 家族相談の事例 意義と特徴 / 家族相談の目標 / 家族相談の留 / 相談実習の進め方 / 家族相談の方法 / 【内容】豸鏃による家族支援 / / 精神障がい者の状況 / 精神障がい者家族の状況 / 家族村」談の / ッドブック 家族相談のテキストができました ! 家族会ならの注文は 1 冊 500 円に割引 ☆家族相談ハンドブック A4 判・ 76 頁・定価 700 円 ( 送料込 ) 。 〇「統合失調症を正しく理解するために」 ( 48 頁 ) 【内容】統合失調症はどんな病気か / 統合失調症の経過と症状 / 治療とリ ハビリテーション / 統合失調症の「障がい」とは ? / 家族の接し方・対 応の仕方 / 生活を支援するサービス / 暮らしに役立つ福祉制度 / ほか 家族からの ' メッセージ 統合失鋼症を 正しく理解するために 1 0 富鉄からのメッセージ 0 〇「うつ病を正しく理解するために」 ( 56 頁 ) 【内容】私のうつ病体験記 ( 本人の体験 ) / 見守って将来の手助けを してあげたい ( 母の体験 ) / 細く長く、頑張りすぎないでいこうね ( 妻 の体験 ) / うつ病の症状と治療 ( 精神科医・仮屋暢聡 ) / 家族の接し 方・対応の仕方 / 生活を支える支援制度 / ほか 問い合わせ先 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) fax 03 ー 3987 ー 5466 te103 ー 6907 ー 9211 ホームページ http://www.seishinhoken.jp

6. 月刊 みんなねっと 通巻第90号 2014年 10月号

■障害者政策委員会 とになります。 合理的配慮の不提供の禁止の対 ( 第芻回 9 月 1 日 ) 当会は、偏見による精神障が象は、国、公立団体には法的義 今回からは委員会第 2 期とし い者への差別で生きづらい生活務が課せられていますが、民間 て、委員を新しくして、開催さを強いられている実状を説明事業者には、努力義務となって れました。名の委員のなかし、理解を求めました。特に教おり、例えば、教育に関しては、 で、留任は当会を含め名で新育の場での理解が必要で、小学、公立校と私立校があり、不具合 規に名の委員が加わりました中学の保健カリキュラムで学習が生じるのではないかと、案じ が、精神障がい者、知的障がい することを意見としました。こる意見がありました。 者の当事者がいないことに多くの教育に関しては、数名の委員 次回は 9 月日に開催され、 の委員からおかしいと意見がだ からも同様な意見がだされまし事業者からのヒアリングがおこ されました。当会も遺憾の意をた。 なわれます。 表明し、定員名にまだ 2 名に 法に定められている合理的配 空きがあることを指摘し、障が慮に関しては、「わかりづらい 障害者差別解消の推進に関す い当事者 2 名の参加を要請しま具体的にどうするのか、個別性る研究事業 き した。この件は委員長に一任さがあるのでは・ : 」などの声があ 公益財団法人交通エコロジ れることになりました。 り、今後の論議の中心になりそ ・モビリティ財団では、「障の 今後は、月上旬を目途に「障うです。 福 害者差別解消法」の施行を受け、 健 害者差別解消法」の基本方針を 保 この法では、差別的取扱いの今後、交通事業者に求める合理 神 精 議論し、平成年 4 月の実施に禁止は、国、公立団体、民間事的配慮の内容を具体的に示すた 向けて基本方針案を策定するこ業者が対象となっていますが、め、現状の乗車拒否事例、対応 月 一精神保健福祉の動き、 支援に対する加算 ⑧その他、営利を目的とした株 年 ②福祉サービス事業所の授産品 式会社が多く参入し福祉サ ■障害福祉サーピス等報酬改定 に対する消費税の減免 ービスとかけ離れた内容の に関するヒアリング ③就労系支援の事業所では利用 ところもある。従来からおっ ヒアリングは、 8 月日にお者を一般就職に結びつけた こなっている事業所の運営な ん こなわれ、当会からは、サービ ほど利用者が減少し、訓練 が難しくなってきていると み ス利用の立場からとともに、精 等給付金が減少する。その の声もある 神障害者の福祉サービス事業者 ことに配慮した報酬体系に 等々、意見具申しました。 側の立場からも、意見具申しま 見直す した。 ④ < 型事業所の週時間要件 なお、質疑では、「報酬の ( 以下だと減算 ) の見直し 増額だけでは解決しないので 主な内容は、 ⑤型事業所においても一般就は ? 」との質問に対し、当会は、 ①グループホ 1 ムの報酬単価の 労した人に対する支援も引 「日本は諸外国に対し入院患者 引き上げ、入院時等の空き室 き続きできるようにする が多い。それを削減するための に対する補助、グループホ⑥就労支援事業所等における訪社会資源の充実であり、そうす 1 ム立ち上げ時の資金補助問時加算の増額と充実 ることにより、医療費障害福祉 及び設置に対する規制緩和、⑦専門職配置加算において、専費総額では、減少する」と答弁 土日祝日の常勤換算の緩和、 門職の支援介入が質的に向しました。

7. 月刊 みんなねっと 通巻第90号 2014年 10月号

談コーナーへお越しください。 るための具体的な方法について普通 8 7 2 9 7 2 4 0 郵便口座番号 検討していくこととなりました。 次回の委員会は川月頃を予定ー 1 ー 513048 ■第回アピリンピック愛知県 で開催 ! しています。 アビリンピックは、障害のあ なお、このプログラムは本人 る方々が職場や学校などで日ご だけでなく、家族を " 丸ごと ~ ろ培った技能を競い合う大会で サポートすることができます。 導入に向けた計画を実施する■みんなねっと石川大会での薬す。全国から人以上の選 手が集まり、「機械 c--)<Q 」「喫 ためには、みなさまの協力が必の相談コーナーのお知らせ 全国大会 ( 石川大会 ) では、茶サービス」など種目の競技 要です ! 本計画をすすめるた 川月日、Ⅳ日の両日、会場内に参加します。また、障害者雇動 めに、「みんなねっとメリデン の 用を応援する「障害者ワ 1 クフ の展一小プースに「薬の相談コー 募金」にご協力ください と っ ナー」を設けます。薬の専門家ェア 2014 」のほか、併催イ ね メリデン版家族支援 ( ファ 亠な 薬剤師の先生が相談に対応してべントもおこなわれます。 ん ミリーワーク ) 導入のため み くれますので、日頃聞いてみた日時【Ⅱ月幻日 ( 金 ) 5 日 ( 日 ) の寄付のお願い す いこと、心配な事など相談して ( 競技は日開催 ) ま し 0 銀行口座名、郵便口座加入者名みませんか。相談は無料で、本会場【ボートメッセなごや せ ら 人、家族など、どなたでも相談で※入場無料 「みんなねっとメリデン募金」 きます。服薬内容のメモがあれ主催【独立行政法人高齢・障お 0 銀行口座番号 ばなおいいですね。お気軽に相害・求職者雇用支援機構愛知県 一一一井住友銀行池袋東ロ支店 事例などを収集・分析して取り 回の委員会を通して、昨年度開 お知らせします 号 まとめたいとしています。 催されました「みんなねっとフ 月 そのため各団体から調査によ オ 1 ラム 2013 」の振り返り みんなね ~ っとの活動 年 って差別事例を集めたいという や、神戸におけるモデル事業の ことです。 0 家族支援プロジェクト委員会動き、実際にプログラムに参加 と 交通に関しては精神では運賃がスタートしました " した人の情報などについて話し っ ね 割引の他障がいとの格差が一番本委員会は事務局職員を含む合われました。 な 8 名で構成されています。 の問題ですが、財団としては制 みんなねっとフォーラムみ 度の問題は、個別の差別事例に委員会の業務として、一つは 2013 の参加者アンケートで は当たらないとしながらも、課家族支援を実現・実践するためは、ほとんどの方が講演内容に 題としては取り上げたいとしての講演会 ( みんなねっとフォー 「とてもよかった」と回答して います。精神障がい者が調査に ラム 2014 や日本各地での講おり、家族や専門職から「ぜひ おいて運賃割引に関する不平等演活動など ) の企画・運営につ身に付けたい。日本でも導入し して、もう一つは 2 013 年よてほしいー を多く書くことで、課題として もっと詳しく学び 大きく取り上げられることが必り、当会で進めている、家族支たい ! 」という声が多く挙がっ 援の技術である「英国メリデンていました。 要だと思います。 調査票が届きましたら、よろ版家族支援プログラム」の導入 今年度のプログラム導入に向 をおこなうものです。 しくお願いいたします。 けた計画については、このプロ 第一回委員会 ( 8 月 4 日 ) ・ グラムの基礎研修 ( 基礎ワーク 第二回委員会 ( 9 月 4 日 ) 計 2 ショップ ) を受ける人を選出す お知らせ & こ案内コーナー

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- って供 集高齢化する精神障がい者に なせ提 特どんな支援が必要か もわをの前 と合援り にに支か、 我が国が今一直線に超高齢化 化スなど にもかかわず、このことはあ一 社会に向かっていることは、誰まり議論されません。一人で暮 齢一々 もが認識していることだと思いらす人には身体的に介護が必要一 高ニ様 ます。精神障がい者も例外ではになった時どう対処ができるの なく、精神科病院での長期在院か、家族と暮らす人はまず親の 者の高齢化は最近の国の会議で高齢化、介護の問題があり、次 「やどかりの里」は、精神障 も問題になり、早期の地域移行には自分の問題が出てきます。 一 ( がいのある人たちが、地域の中 の必要性が強く言われたことで支援をする人や関係者は今から す。しかしこのことは、入院中このことを念頭において準備し で生き生きと暮らし、働くこと の精神障がい者だけでなく、現ていく必要があると思います。 。一を目的に設立されました。 在地域に一人で暮らす、あるい 今回は、独り住まいをめざす 1970 年に " ごく当たり前 は家族と暮らす精神障がい者に人々が暮らすグループホームの一 一の生活 ~ を求めて始まった活動 ついても実は深刻な問題である関係者に、この問題を中心に取、一 と言えます。 材しました。 は、精神障がい分野において先 駆的な役割を果たしながら、現 者生活支援センター と地域活動支援セン高齢化の現状 ター、宿泊型生活訓練 事業やショートステ やどかりの里全体での利用者 かイ、日中活動として生の年齢構成を見ると、代 5 間 ど や活訓練事業や生活介護代までと幅広く、そのなかでも ン ョ 事業を行うサポートス歳代が最も多くなっています。 シ 要 テーションやどかり グループホーム入居者のなか 必 以 ( 旧援護寮 ) 、地域に点には長期入院経験者が多く、す瓰 支 亠な 。〔在するグループホー でに高齢になってからやどかり ん ど サム、就労支援 ( 就労継の里を利用することになった場 者 続支援 < 、型、就労合もあるため、ホーム入居者の カ 移行支援事業 ) をおこ年齢は 8 代が最も多く、高齢化 障 神 が進んでいます。 なう事業所 6 か所など 精 る を運営して、多彩な活サポートステーションやどか す 在は公益法人 ( 社団法人 ) とし動をおこなっています。 りのような精神障がいのある人 齢 高 て、さまざまな活動に広がって 今回の取材では、やどかりの里が宿泊や入所できる施設は、さ います。 の常務理事である増田一世さん いたま市に 1 か所しかなく、市特 さいたま市に、 3 か所の障害が全面的に男してくれました。 内にある 6 か所の精神科病院か い 7 みんなねっと 2014 年 10 月号 6

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が、病院での年間という長いしながら言っていました。 くなるので、吸入器が手放せま 入院生活にピリオドを打ち、や 退院して年が経った現在、せん。そして、大腿骨を骨折し どかりの里のグループホームへ定期的に精神科への通院はしてたために、杖を使用しての歩行 と、生活の場を移すことになりおり、薬を服用しています。 生活となり、リハビリを受けて ました。 去年、自転車に乗っていて転 います。 倒し、入院中に肺炎になり、今 医療面でのサポートが必要で やどかリの里へ来てから でもタ食の後などに呼吸が苦しはありますが、自身のできる範 囲で歩いて通所し、弁当宅配事必 始めの頃、グループホームで 業などをおこなっている、エン瓰 の生活は「やっていけるのか不 もジュ ( 就労継続支援型・就労な ん 安だった」と言います。年の ど 。助移行支援事業所 ) で洗い物の仕 入院生活から、急に地域に出る 者 は事をしながら働いています。 ことになり、不安は大きかった 呂 仕事が好きで、秋頃からは労 障 と思います。 神 心 ~ はにはは = は【お働時間を増やしたいと考え、リ 精 る グループホームに生活の場を ハビリに力を入れています。 す 移して年、辰村さんは「いい 齢 た 高 人や環境に恵まれて、今が生ま 将来のこと 集 れてから一番幸せなんじゃない かな : ・」と、とてもいい表情を 現在の生活で困っていること 患い、救急車で搬送されて入院。れば入院していなさい」でした。でやっていたことに驚きました。 ( 注 ) 自身のことについて書いた『辰辰村さんは幼い時に両親・弟を 村泰治の七十年時代の波にほんろ 亡くし、行き場がありません。退院が決まるまで うされた一人の精神障害者 ( やどか り出版 ) 』を執筆されています。 そのため、医師に言われるがま それ以後年間精神科病棟に入ま年間の入院生活を送ってい 院長が新しく代わり、ある日 院していました。 ました。 突然「病気は良くなっているか 年前に退院し、それ以来や ら退院しませんか」と言われま した。それは辰村さんだけでは どかりの里のグループホームで病院内でボランティア 生活をしています。 なく、すでに症状は良くなって 「病院で一生を終えると思っ 症状が落ち着いてからの入院 いるにも関わらず入院生活を ていました : ・」と、辰村さんは生活で、院内での掃除や草取送っていた、他の患者にも同じ 一一 = ロいます。 り、厨房での皿洗いの仕事をしことが伝えられたそうです。病 入院して 6 年が経った頃、自ていましたが、無償でした。朝院で一生を終えると思っていた 身の体調が落ち着いたと思ったの 5 時過ぎから働いていたそう辰村さんにとっては「いきなり 辰村さんは、当時の医師に退院です。辰村さんと同じような、何を言っているのか」と理解で したいと相談しました。 症状の安定している方が複数できなかったそうです。その後、 そこで医師に笑いながら言わ行っていました。話しを聞くと、病院のワーカーから「やどかり れた一一一一口葉は「退院ってどこに行実際に病院に雇われている従業の里」があることを知らされま くの ? 行くあてがないのであ員のような仕事内容であり、無償した。半信半疑ではありました 一 J みんなねっと 2014 年 IO 月号 10

10. 月刊 みんなねっと 通巻第90号 2014年 10月号

もともと「はらからの家」は様々な方達との出会いや支えが名だそうです。 福祉ホームでしたが、法改正に数多くあったのではないかと思 「何かあればすぐ相談にのれ よりグループホームとの一元化 います。 る体制をとって継続的な支援関 がなされ、「はらからの家」は 係を保つようにしています」と グループホームとなりました。継続的な支援 伊澤さん。困ったことがあった 一一兀化によりグループホームに 時、自分を知ってくれている人 もホームヘルバーが入れるよう 現在ピア国分寺で暮らしてい にすぐ相談できるのはとても心 要 になりました。また社会的にもるのは、主に代半ばの方強いでしよう。特に高齢になっ 必 グループホームという名称のほ が中心となっています。病院かてさまざまな困難が起きたと 援 支 うが好ましいと伊澤さんは言わら退院して入居する人以外に家き、身近に支えてくれる人がい ん れます。 ど 庭から自立するために利用すえることはとても大切です。 さて今回は法人の理事・総合る人もいるそうです。 3 年程暮 そして 2 010 年には「国分者 カ 施設長である伊澤雄一さんにおらした後、次のステージとして寺すずかけ心療クリニック」 ( 心 障 神 話をうかがいました。伊澤さん他のグループホームに移った療内科、精神科、精神科ディ・ 精 る は、 19 81 年に築年のア り、アパートで生活を始める方ケア、ナイトケア ) が開院し、 す ートを部分借りして、福祉的が多いということです。その際医療と福祉の共同連携を目的と 齢 高 共同住居をスタ 1 トさせた開設 には支援センターに登録をするして、はらからの家福祉会から 集 当初から活動している方です。のだそうですが、現在、支援セ職員が 1 名出向してネットワー 特 地道な歩みの中で、苦労や喜び、 ンタープラツツは登録者 130 ク推進事業として自主的な活動 の独自事業のショートスティとという本で読んだ一文が頭に浮 して、退院準備のためのお試しかびました。食事は毎日の暮ら で利用できる部屋になっていましと密接に結びついています。 す。ホームの環境や雰囲気を実サポートを受けながら、地域で 際に肌で感じることができ、周生活していくことを実感できる 辺の地域情報も知ることができ場なのだと思いました。 ます。初めての場所は見えない 「はらからの家」のはじまり 不安が沢山ありますが、事前に 体験することで不安を安心に変 1981 年 ( 昭和年 ) 4 月 える第一歩となるのではないで に任意団体「はらからの家」と しょ , つか して活動を開始してから芻年、 部屋には、チェスト・テレビ・ 1998 年 ( 平成川年 ) に社会 冷蔵庫が備え付けられていて、 にもとづき、相談支援や障害者ミニキッチンもあります。もと福祉法人として認可されてから ケアマネジメント、居場所提供もと便利な所にあるので、近所年を迎えます。その間には漏 のスーパ 1 等を上手に活用しな電火災事故遭遇による福祉ホー 等をおこなっています。 がら、ほとんどの方は炊飯器をム焼失等、様々な問題に直面し そしてピア国分寺は、定員 7 名の通過型グループホ 1 ムで使ってご飯を炊いているそうでながらも確実に歩み続けてきま す。建物の中の 1 室は、東京都す。「食べることは生きること」した。 法人の理事・総合施設長の伊澤さん みんなねっと 2014 年 10 月号 14