治療 - みる会図書館


検索対象: 月刊 みんなねっと 通巻第95号 2015年 3月号
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1. 月刊 みんなねっと 通巻第95号 2015年 3月号

対なんですが、じゃあどうするなんですよ。本当にズルズルとじゃなくて、長い目でみて、医 かっていうことです。 いっちゃいますよ。 療費なりの費用を抑えていくと 号 月 病棟転換に反対して、代わり谷【ですから病院側にも受け入 いうやり方を提案していく必要 年 に私達はどんな方法を提案してれてもらえるような提案、財政があるかなと思います。 いくのか、できるできないは別的な面でも説得力のある提案を野村【病院から地域に移行する と っ にして、入院患者や地域で暮らしていく必要があると思います。にしても一度に移すことはでき ね 亠な す人の高齢化も含めてどうした あと、治療効果の面でも、アませんから、長期的で計画的な ん いか私たちは考えなくちゃいけウトリーチで在宅に行って、生ビジョンを持たないといけませみ ガし 活の状態を理解した上で治療しんね。 佐藤】地域移行についても、家たほうが早く改善するとか、家 地域に出るスタッフへの 族に同居などの負担がかからな族を含めて支援をしたほうが効 研修体制も大切 いことが前提ですが、精神科に果が出るとか、治療効果・医療 1 年以上入院している人は約費費という面からいっても、や良田【さっきも病床が少なく 万人、そのうちの半数は歳はりこちらのほうがトータルでなって、いわゆるコ・メディカル 以上の高齢者といわれています見れば有効だという提案が必要がどんどん余裕が出てくるとい う話でしたね。そういう人たち から、そういう人も含めて、どですね。今のように回転ドアで、 うするかという提案をね・ 結局 3 か月入院してまた 3 か月を、単に地域に行かせて仕事さ 地域に行ってまた 3 か月入院 : ・せればいいっていう問題でもな 松沢【野村さんの言うように、 病棟転換を認めちゃ絶対にダメというお金の使い方をするんくて、やつばりそういう人たち に地域医療について学んでも体で人ぐらい増やしましてくれるんじゃないでしようか。 川﨑】じゃ、看護師の教育カリ らわなくてはいけないんです。 た。日本でも、こ , つい , っことか 谷】べテラン看護師が、職場移できないはずはないと思います。キュラムに、地域生活支援を入 動で訪問看護ステ 1 ションなど日本の人口からいえば地域で活れるとか。そこのところをもっ と強力に家族の大変さとか、こ に移って、訪問してみると、今躍できる看護師を、 14005 人増やすということとういう支援が欲しいとか訴えて までの病院での看護技術が通用 いけばいいんでしようね しないことがわかったという話か、例えばライシャワー事件の を聞きました。病院の中にいる時に保健師を全国で増やしたと野村】最後に、私としては、当 事者の方の権利擁護の問題や成 いう、あのやり方です。 患者さんをみる場合と患者さん る の住まいに出向いて支援する場良田【私ね、今看護学校がいっ年後見制度、処遇改善、虐待防 え 合とでは、対応がかなりが違う ばい増えてますでしよ。そこに止についても議論したかったの齶 活 ため、支援が難しいと言われて地域の教育の分野を入れ込んだですが、時間がないので、また 地 います。ですから、研修などでらどうかと思います。若い看護の機会に譲りたいと思います。 「みんなねっと」としては、 バックアップするような形を取師さんたちはね、夜勤がないか 地 らないと、治療効果が出てこなら結構地域の仕事に行くと思う精神障害者の地域移行・地域生 んですよ。やはり病棟辞めちや活についての総合的で長期的な いかもしれません。 障 神 こ 精 、冫【例えば、英国のプレア首うのは夜勤がつらくて辞めちゃなビジョンがもてるように、 集 うんですよ。だから、地域だつれからもみなさんといっしょに 相の時の精神医療改革で、 25 3 年のあいだに専門職を英国全たら皆さん元気があるからやっ考えていきたいと思います。

2. 月刊 みんなねっと 通巻第95号 2015年 3月号

代には、精神的な不調は、外的 そのため症状がほとんど無 刺激を遮断してストレスを緩和く、安定していても、再発予防 するという目的で入院治療が行のため病院を生活の場にすると われました。 いう時代があったのです。 当時の治療方法は入院が唯一 「精神科の薬」を用いて症状 の治療法でした。その頃の記録を早く軽減することは、前述の を読み解いて分かることは、時ように、健康な他の脳部位に影 間が経てば、不調や多くの精神響を及ぼさないようにするため 症状は自然に消褪していったこであると同時に、社会生活を行 とがわかります。 ううえで、メンタル障害である しかしながら、その復調までことがハンディキャップとなら の期間は短くとも数か月、長いないようにすることと、再燃の ときには数年という時間を要予防のために重要な役割をして し、しばしば入院は長期間に及 いるのです。 んでいました。入院によって社 ( ひめいあきお ) 会から長く離れていると、退院 後、社会に戻ってもストレスを 感じざるを得ず、また症状再燃 という悪循環を繰り返します。 うな強い副作用が出現することはどこが問題なのか ? 」というそれが引き金となって脳全体へ が予想されることから、科学のことを質問されることがありま波及した問題が生じるのです。 力が相当進んでも薬物療法で根す。それらに対する答えはこうですから、症状を軽減すること 年 治的な治療することはできない です。 は重要な意味を持ち、根本解決 でしょ , つ。 にならなくとも薬物療法を行わ ですから、現在行われている a 【「根治ができない、症なければならないです。このよ 精神科での治療の主体となる薬状を軽減するためだけの薬うな薬物療法を対症療法といし ん 物療法は、症状の軽減のために物療法に治療の意味はある ます。ほとんどの「精神科の薬」」み 行われる対症療法ということを のか ? 」 は、神経伝達の状態を是正さ 理解してもらうことが必要で せて症状を消褪ないし軽減させ す。 前回の内容を思い出してくだる対症療法を目的として治療に さい。脳内では、ある一部分に用いられているのです。 「精神科の薬」による薬物療法間題が起こっても脳内全体の神 の意味 経伝達系に問題が波及していく a 【「薬を使わずに安静に 「根治ができない、症状を軽ということを説明しました。根 して、自然に症状が治まる 減するためだけの薬物療法に治治ができないからといって症状のを待っという方法はどこ 療の意味はあるのか ? 」、「薬をを放置することは、その症状に が問題なのか ? 」 使わずに安静にして、自然に症よって直接引き起こされる生活 状が治まるのを待っという方法への支障が生じるだけでなく、 「精神科の薬」がなかった時 す 解 理 を 法 療 物 薬 知 の め る ポ サ を 害 障 タ ン 1 一口

3. 月刊 みんなねっと 通巻第95号 2015年 3月号

気持ちです。病院で休みたいでり、妻の看病を加えることはでています。 す」と言われます。 きません」と言われます。 1 年前に躁状態になり、その 号 月 お話を聞いて、この 2 年間の統合失調症を地域で治療でき後少し落ち着いた軽い躁状態 年 悩み方が微妙にずれていて、そると考える精神科医は、薬なしで、上司の悪口を言いながら勤 こは統合失調症の悩みのようにで 2 年間頑張って来られたさめておられましたが、この 1 か と っ 思います。 んなら、自宅療養で良くなると月うつ状態だったのです。 ね さんは、見られていると感思うのですが、それを押しつけ このたび 1 週間仕事を休んでな み じて、ずっと監視されているとることはできません。特に、症受診され、「ご飯を作れない。 思い込み、長期間悩み続けられ状が落ち着くまでの数週間は人入浴したくない」「何もしたく ました。これまでは薬を飲まな手をかけて見守る必要がありまない」と言って、入院を強く希 いで頑張って来られたけれど、すからね。 望されました。家で待っておこ =-Q さんにはリスバダ 1 ル液 1 これからは薬に応援してもらい う、と説得しましたが、この 1 を飲んでもらい、精神科病院年間の生活に疲れ果てて、逃げ ましよう。一日中考えて悩むと いうことは少なくなりますし、 るように入院されました。 に入院をお願いしました。 精神科医は、さんが辛い境 〈うつ状態で入院〉 遇にありながらも自分の考え通 の分だけ元気が出ています。 この時旦那さんは、「自分一 この前日には店員のさんりに生きておられるのを応援し 人で今忙しい時期の果樹園の仕 ( 歳、女性、離婚して一人暮て来たつもりでしたが、 " 自由 事と子供たちの世話をしておらし ) が精神科病院に入院されは辛いものでもあり、時にはそ れを捨ててでも保護をして欲し円ですから、自宅で療養する場を受診しないで、職場や家庭で 存在しない疑いを長期間持ち続 合でも、症状が重い時期には 1 いものでしよう。 日 1 万 nooo 円の費用と職員け、苦しく生活している人もお 〈地域に人とお金を〉 を使えるような体制を用意できられるでしよう。 また、一般の人にも精神病的 ひと月前に 2 数年ぶりに統合るはず。 失調症の症状が悪化した歳そうは言っても、お金と人材な部分が相当あって、変なスト に限界があるわけですから、地レスがかかると妄想を発症して 代の女性患者さんがありました が、週 2 回の通院と両親のケア域で精神科治療をやって行こうしまうこともあるようです。 つまり、重症の障害を持つ人 の元で、入院しないで落ち着きとすれば、今は入院医療に使っ ている医療費と職員を分けてもが健康に暮らせるような世の中 を取り戻しておられます。 になっていくと、一般の人も暮 でも、一人暮らしでは、体調らう必要があります。 らしやすい社会になるはずなん が悪くて、食事の用意や入浴、 〈暮らしやすい社会〉 です。その逆も一言えるでしよう。 洗濯などの日常生活が保てない それには、これからの日本を 時があるでしよう。これをホー ムヘルプや往診、訪問看護で助どんな国にしたいかを話し合う ことが必要です。 けることができれば、入院しな 実は、さんやさんは " 精 くても自宅で病状を良くするこ 神病ではない ~ と思って生きて とはできるはずです。 入院の費用は 1 か月で約万きた人たちです。他にも精神科 29 街の診療所からのお便り

4. 月刊 みんなねっと 通巻第95号 2015年 3月号

月刊みんなねっと 2015 年 3 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 みんなねっとフォーラム 2014 本人と家族が安心して生活していくためには ~ 居住支援と訪問支援から考える ~ 日時 : 2015 年 3 月 6 日 ( 金 ) 1 0 : 00 ~ 16:00 ( 受付 9 時 30 分 ~ ) 場 : 津田ホール ( 」 R 千駄ヶ谷駅 ) 参加費 : 無料 ( 家族、当事者、専門職、学生どなたでもご参加ください ) 定員 : 490 名 ( 事前の申し込みは不要です ) く午前の部〉 【講演】 精神障がい者の「住まい」を考える ~ 英国の居住支援から学ぶ ~ 0 講師上野勝代氏 ( 神戸女子大学家政学部家政学科教授 ) く午後の部〉 【シンポジウム】 英国メリデン版訪問家族支援を日本で実現するために・ 0 シンポジスト ・家族の立場から 丸山美恵氏 (N p 0 法人世田谷さくら会 ) ・訪問家族支援トレーナーズコース受講者の立場から テ未来氏 ( < 独 > 国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター、精神科医師 ) ・アウトリーチ・ ACT の立場から 上久イ呆真理子氏 ( びあクリニックく浜松市〉、精神保健福祉士 ) 0 コーティネーター佐藤純氏 ( 京都ノートルダム女子大学准教授 ) 主催・問合先 : 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) fax 03 ー 3987 ー 5466 / http://www.seishinhoken.jp tel 03 ー 6907 ー 9211 170 ー 0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 46 ー 13 ホリグチビル 602 Supported by 〇事前申し込みは不要です。直接会場にお越しください。なお立ち見 曰ホ ができませんので、定員に達した場合はモニターでの聴講になりま丁 す。ご了承ください。 THE NIPPON 〇昼食は各自ご用意ください。周辺の飲食店もご利用いただけます。 FOUNDATION 月刊みんなねっと ( 毎月 1 回 1 日発行 ) 通巻 95 号 2015 年 3 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 月子翡を軋の家族と家族会をつなぐ機誌 2015 ・特集・ 精神障がい者の地域移行と地域生活を考える 精神科病棟転換型居住系施設問題にふれながら ・私と子どものあゆみーー母として ニ人で一緒に、泣いたリ笑ったリ ・街の診療所からのお便り ( 増本茂樹 ) 入院治療するか ? 家で治療するか ? 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会

5. 月刊 みんなねっと 通巻第95号 2015年 3月号

起きていました」そして「妻が は、躊躇しながら、少しずつ心を責める人がいるようで、夜中 そんなに飲んでいたとは知らな配を話してくれます。 に眠れません。お酒を飲むと眠 かった。昨晩、私は新しく瓶を 「お義父さんに白菜の収穫をれますが、 2 時間もすると目が 開けて少し飲んだのですが、朝しておくように言われたのに、覚めて、また飲んでしまいます」 お酒の効き目は 2S3 時間で 起きてみるとほとんど空になっ昨日はしなかった。それを告げ ていて、妻が飲んでいたと判り口をする人があるのではない す。それに、お酒での眠りは浅 ました」と言われます。 か ? 」 いものなんですよ。充分眠れな 昨晩眠れなかったのは、どう 「家の中が片付いていないの いから追加して飲んでしまい してですか ? と聞くと、さんを見られています。家が汚いと結局、次の日も不調になってし 批判する人の声がする」などとまうのです。 でも、さんはお酒のことよ 言われます。 〈監視されている〉 自分のことがばれている」こと 何年間も心配をしながら暮らの方が悩みだったように、私は お の して来られたのですね。それ思いますが ? ら でこんなにお疲れの様子なので 所 療 〈入院治療 ? 〉 すか ? と言いますと、さんは の 街 さんは肯かれて、「ずっと 苦しかったことを重ねて話され ます。「私が仕事ができないの心配でしたから、逃げ出したい : 入院治療するか ? 家で治療するか ? ・ と も し ま 連載回 ( 樹を作っておられる農家で、最 今回は何かつらいことがあった 〈作業服で受診〉 近奥さんが大量に飲酒して困っのでしようか ? その日の午後の待合室では、ていると書かれていました。こ さんはおどおどした感じが 作業服を着た中年の夫婦が落ちの辺の農家で女性のアルコール 強く、それになにか他人事のよ 着かない様子で待って居られま依存症というのはあまり聞かな うな話し方をされますから、精 した。待ちくたびれて帰ってし いことですね。 神科医は、悩みで疲れているだ まわれないかと心配です。 いっ頃から、どのくらい飲んけではなく、他の病気の可能性 順番が来て診察室に招き入れでおられるのでしよう ? もあるように感じました。 ますと、疲れ果てた感じの奥さ 「お酒は好きで、 2 年くらい 〈心配事〉 んに心配そうな旦那さんが付き前からです。酎ハイとかです」 添っておられます。予診票には、 とさん。 旦那さんは「妻はこの 152 このさん夫婦は近くの町で果 お酒が好きなんですね。でも、 か月夜眠れないらしく、何回も 街の 診療所から のホ便り しげき 増本クリニック院長 みんなねっと 2015 年 3 月号 26 増本茂樹 二一口

6. 月刊 みんなねっと 通巻第95号 2015年 3月号

小さいと思いますが、すでに介 英国のバーミンガム地方から広まった家族支援の技法。その家族の住ま いに個別に訪問し、本人を含め家族全体を支援するもので、メリデン版ファ 護保険のほうは家族支援を言っ ミリーワークと呼ばれている ( 本誌 2014 年 5 ・ 6 月号の特集参照 ) 。 ていますからね。そこと連携し て、障害のある人、高齢者、認 たわけですからね。家族支援の方を入れた法律を日本で作れる かどうかというのは大きな問題 知症の人などは、家族支援をし必要性を浸透させるのは時間は ないと本人の回復にもつながらかかりますが、法律を作るのは、です。日本の場合、家族法 ( 民 ないとい , っことを粘り強 / : そんなに時間がかかりませんか法 ) との関係があるから、家族 谷】今、地域で暮らす精神障がらね。国会議員が採決したら終の機能とは何かという議論をし ないといけないわけですよ。そ わりですから。 い者の 7 割は家族と同居してい る るわけですから、本人と家族を松沢【英国のケアラーズアクトれは時間がかかりますよ。 含めた「まるごと支援」が望まは毎年改定されています。一番本條】以前の障害者施策は、障齶 れますよね。 新しいケアラ 1 、の定義では、害のある人に責任があるとまで駐 本條】ですから、家族支援の先本人と同居してる、あるいは関は言いませんが、個人因子が中と 駆けの英国も、まず一番最初に、係する人たちは全部ケアラー 心だったわけです。ところが、 地 の やつばり環境も大事で、環境の ケアラーズアクト ( 障がい者な ( 家族 ) という範疇に入ってい どをケアしている家族を支援するのです。そういう意味では広影響が大きいというのは今や常 障 神 精 る法律 ) を作って、変わっていつく捉えています。そういう考え識になってるわけです。だから 集 家族を支え、支援することに 特 英国では、ケアをする人をケアラーと呼びます。その範囲に家 族はもちろん含まれますが、かなり広い範囲で捉えられています。 よって本人の病状も回復して再 れるという。その信頼感を取り戻第一日本の精神科病院のほと谷【そうですね。精神科で一番 足りないのは、精神科の医師で号 すような訪問医療をやっていかんどが民間だということが大問 月 すからね。 ないと、簡里にアウトリーチをや題なんですね。 年 ればいいというだけの話じゃな良田二方で、例えば公立病院 家族支援こそが なんかで精神科を併設してたり いと思います。 と 本人の回復につながる っ するところありますが、そうい ね 上 亠な うところはやめる所があるんで谷【総合的なビジョンが必要だ よ例以 、 1 ノーノ ん 特名 み % よ す。それはなぜかというと、精と良田さんも言われましたが、 っ ) 査く月 入 神科の医療費が安いんですよ。ひとつは、松沢さんが言われた の調な 収 名 ように、スタッフを外に出すと 儲からないからです。 か料病 一了病 し院殳彳 いうか、地域に出していく、そ 入 まロ 療数褂患谷【精神科の病院は、一般病院 3 の で、 ういう仕組みを作るということ のた円円医讎 上治療というより収容という面がですね。具体的には、医師・ス 院当図 9 会 以 病日 0 隊・ ル又 名 強くなり、しかも、少ないスタッタッフ等に支払われる診療報酬 舟 1 省よ フでたくさんの患者さんをみるも含めて、地域に重点を置くと 医 院生例病一 いう仕組みが必要です。 という状態で、安上がりな医療 院院病厚特般 病病年は一 几又・本 本條【やつばり私が思うのは、 に抑えられていますよね。 科者 神患 精 川﨑【だから、みなさん精神科家族支援ですね。もちろん精神 精 入 だけだったらそういう声はまだ 医になりたがらないですよね。

7. 月刊 みんなねっと 通巻第95号 2015年 3月号

「みんなねっと」の ホームページをご覧ください 0 知っておきたい精神保健福祉の動き 2 お知らせしますみんなねっとの活動 4 2015 3 月号通巻第 95 号 ンみんなねっと相談室 ) 。入会のご案内 ) みんなねっとについて 0 みんなねっとは精神に障がいのある方の 家族が結成した団体です 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 イベント・研修会 調査・研究 笑ってってつながって 【表紙の絵】織田信生 》み裕なねっとについて 0 施策のうごき 書籍 意見・要望書など 月刊みんなねっと 都道府県連合会照本県 都道府県連合会の情報 > 各都道府遽からのお知らせ > 都道府県連のお間い合わせ先一覧 更新情報 特集 精神障がい者の地域移行と地域生活を考える 精神科病棟転換型居住系施設問題にふれながら 6 発達障害の理解とサポート【連載最終囘】 大人の発達障害の理解とサポート・・・これまでの歩みと今後への展望 ( 加藤進昌 ) 私と子どものあゆみー母として ニ人で→に、泣いたり笑ったリ ( 坂本ひとみ ) 22 街の診療所からのお便り【連載 94 】 ( 増本茂樹 ) ・・入院治療するか ? 家で治療するか ? ・・ 26 メンタル障害をサポートするための知識ーー薬物療法を正しく理解する・連載 8 ( 姫井昭男 ) 第 2 章「精神科の薬」の働き 1 : 「精神症状と神経イ云達」 30 真澄こと葉のつれづれ日記 ( 第 48 回 ) 34 みんなのれ一一読者のページ 36 ード鷺ツ書籍のご文方法についす一。 上幺 : 物んなっ入会のご案内 月刊みんなねっと 20 ー 3 年 9 月号 2C13 年 9 4 日 熊本県連イベント・研修会予定 20 ロ纃 4 日 NEW! 北信越プロック研修会開催 20 ! 明 2 を 手 島 新 動が 青 B BBEI 支プす 族るま 家すし る関ト 月刊みんなねっと最新号 2013 年 9 月号 ー特集】働き方いろいろー 雇用の現場から一 > 目次・詳編 ) バックナンバー 道府県連合会長野県 農取 広島岡山 長第大分高知 第児島 ル京第 山口 物歌山 都道府県連合会石川県 物奈川 北信越プロック研修会開催 20 年 ビックアップ 都道府県連合会高山県 ・新着記事のある都道府県連合会 書籍のご紹介 統合失調症を正しく理解 するために「わたしたち 家族からのメッセージ」 病気の知生活サービ ス、家族の目線でわかりや すくまとめました 〉目次・詳を うつ病を正しく理解する ために「わたしたち家族 からのメッセージ」 病気の知識、生活サービ ス、家族の目線でわかりや 0 すくまとめました > 目次・詳 都道府県運合会新湯県 北信越プロック研修会開催 20 ! 3 年 8 27 日 家族支援 相談室 都道帰県連合会、井県 北信越プロック研修会開催 20 ミ 3 年明 2 / 日 神障霄者に対する医療の提供を確保す るための指針等に関する検討会への意見 2013 年 5 月 2 一 NEW! 障害省本計画 ( 案 ) へのバブリックコメ ントの募集 2013 年 8 月 26 ミ NEW! 障害者の地域生活の推進に関する検討会 ( 第 3 回 ) 20 ロ年 8 月 22 日 NEW! 〉バックナンバー 第策のうこき みんなねっと相談室 お気軽にご相談ください。 第策のうこき サポート情報室 メンタルヘルスと福社サ・一ビス ,. 病気のことや生活に必要な情報をわ かりやすく説明しています。 > 詳を 第策のうごき : 、書籍の一覧 》ご注文について みんなねっと無料メルマガ購読 メ - ールマガジンはじめました。せひ、こ 登録 ( 無料 ) ください。 家族相談ハンドブック 家族会の相談研修や支援機関でテキ ストとして活用できます ) 詳第 書籍 購読申込み : ンメールマガジンの詳第 「みんなねっと」電話相談 TEL03-6907-9212 受付時間 : 月水金 10 時 ~ 15 時 ホームページのリニューアルに伴い、みんなねっとではメールマガジンを 発行しています ( 無料 ) 。当会の活動だけでなく、各都道府県連の情報な ども随時お知らせするメルマガになっています。ぜひ、ご登録ください。 詳しくはホームページをご覧ください ( 「みんなねっと」で検索ください ) 。

8. 月刊 みんなねっと 通巻第95号 2015年 3月号

いて厚生労働省は、どう述べて後、長期入院者を出さないとい と思うんですね。最初に入った いますか ? う方策が、とても大事だという時に 3 か月で追い出されてしま 良田】それは、日本の精神医療ことをしつかり主張していかな うので、家族は困ってしまいま が民間病院中心であったためとくてはいけません。 す。治ってないのに退院してき かという文書は出てますが、反 て、次の 3 か月が経つまで病院 3 か月で退院させられる に入れないので、家族が大変な 省して今後はこのように変えて 回転ドア現象が始まった いきましようというものではな 思いで支えているわけです。ま いですね。 川﨑】私が参加した厚生労働省さに回転ドア現象が始まってい ですから民間病院中心にしての「精神科医療の機能分化と質るのです。家族自身がうつ病に しまったいうボタンのかけ違い の向上等に関する検討会」でなっちゃったりして追い詰めら が、現在もずーっと尾を引い は、 1 年以上の入院患者を作られています。 ているんだなあと思いますし、 ない、長期入院患者をこれ以上佐藤【これもずっと言われてき じゃあそのかけ違いをどう直し増やさないということが決めらていることですが、地域の資源 。しまた ていくかっていうことになるれましたが、地域の基盤整備がやマンパワーの不足よ、、 と、非常に難しいのですね。 できていないから、また再発しに解消されていません。国は長 現在、病院にいる長期入院者て入院するということが起こっ期入院を減らすというふれ込み の地域移行を考えていますが、ているわけです。要は地域の基で、地域移行、退院促進といっ これから入院する人たちも長期盤づくりが必要なのですね。 たさまざまな事業を打ち出して になる可能性はあるわけで、今野村【入院医療の改革も必要だきましたが、地域で思ったよう い。なぜかと言ったら病院が手 な成果は上げていないように思資源やマンパワーを増やしてい います。現場の地域活動支援セける、もっと具体的な提案をし放さないからです。病院は、医 者も含め看護師および専門職の ンターなどでは計画相談が取りていきたいですね。 方々をかかえて手放さないまま、 入れられて、個々の利用者の意 病院から地域に 「障がい者のみなさん、地域でど 向に沿えるように個別面接や他 専門スタッフを移す うぞ生活してください」と言っ 機関のコ 1 ディネートが増え、 連絡調整やケア会議、書類作成松沢【病棟転換の問題を放置してるわけで、それは不可能に近 いわけです。やはり社会資源が た政策というのは、とてつもな に多くの時間が割かれるように い国際的なルール違反だというあって、医者を含めた専門職の なっています。一人の利用者に ふうには思いますが、今、良田助けがあって初めて、地域で生 関わる時間が長くなるのは良い え 考 ですが、それをおこなう相談員さんのお話を伺って、反対する活できるんだという考え方にし を 活 ないといけないと思います。 や相談を受けるセンターの数はだけでなくて、じゃあどうした 地 増えない。そういうことには予らいいんだという点で申し上げ良田【当事者団体はアウトリー チに大反対なんです。なぜなら訪 算をつけようとはしません。本たいのですが。 地 の 結局、病院にいる病気の方々問に来て、すぐ入院になってしま 腰を入れてその問題に取り組も 者 うという姿勢は感じられないのが地域で生きていくためには専うような、いわゆる入院中心体制 障 神 精 です。家族会としては、法律や門家の力が必要なわけですよね。が変わらないからです。その根っ 施策を小手先で変えるような漠ところが社会資源がない。施設 こには、不信感があるんですよね。黻 然としたことではなく、地域のもないし、特にスタッフがいな職員がくれば、すぐ再入院させら みんなねっと 2015 年 3 月号 10

9. 月刊 みんなねっと 通巻第95号 2015年 3月号

いう、ものすごいギャップを感 本條【地域生活を考える前提となかったと思います。 して、私たちは、日本が一番入例えば、日本は全世界の人口じたわけですね。 私たちは、ある程度精神科医 院患者が多いということを、今のロ % にすぎないのに精神科に 回ぐらい思い知らされたことは入院している人が % もいると療というものを信用してました から、入院しないといけないの て 2 界た かなあと思っていましたが、全 れロ世と人 世界的に見ると、必ずしもそれ め人す人 だけ長期間入院しなくても治療 の数 できるということですから、病 床日 の万算一 病院 棟を転換して居住施設にすると る っ芸ⅱつ、 2 科在 , ん 国、、と 神均 はであ英てこ いうことではなくて、障害を抱齶 精平 o 数人がをのる の床万ドれすい えながらでも地域で生活できる ど抦 0 ッ 地 床 o 。こまて ようなレベルに早く持って行き な科 6 へみし 5 ・床日 54 床 4 年神 2 のす済活たいなあと思います。 地 精億床でで の 谷【本條さんが言われたよう の 1 さ弱て 者 ~ 本ロ 2 多床出 に、日本の精神病床数は万床 障 年日人りた万に 、。たし 7 域近くあり、世界レベルでは飛び精 タ 5 在す当出は地 集 現ま人突床がぬけて多いのです ( 上の図表 ) 。 イ 特 ・い万で万ち その数を英国の水準に置き換え 図表日本の減らない精神科病床と長い在院日数 人口 10 万人当たり の精神科病床数 目障がい者の 集地域移行と地域生活を考える 土寸 ・ー精神科病棟転換型居住系施設問題にふれながら・ 昨年、厚生労働省の検討会で、精神障がい者が病院から地域に移 行して生活するには、どうしたらいいかという施策についての話し世界に飛びぬけて多い 合いがおこなわれました。この中で、地域に移行するということで精神科病床数と在院日数 なくて、精神科病院の病棟をまるごと住居に改造して転換すればい 司会 ( 谷 ) 】今、精神科病棟を改 いのではないかという意見 造して居住施設に転換しようと が病院側からあり、そのた本條義和 ( 全国精神保健福祉会連合会理事 いう動きがありますが、精神障 めの検討が始まりました。野村忠良 ( 同連合会事務局長 ) 今回の特集では、その転良田かおリ ( 同連合会理事 ) 春 がい者が病院から地域に移り、 換問題にふれながら、精神川﨑洋子 ( 同連合会顧問 ) 地域生活を始めようとした場 障がい者が普通に地域で暮松沢勝 ( 同連合会副理事長 ) ( 一出 ムロ、ど , つい , っことが課題として らすためには、どうしたら佐藤智子 ( みんなねっと編集委員 ) いいか、家族の立場から考谷安正・司会 ( みんなねっと編集委員〕あるか、座談会を通して考えた えてみたいと思います。 いと思います。 269 床 日本 英国 米国 301 日 みんなねっと 2015 年 3 月号 6

10. 月刊 みんなねっと 通巻第95号 2015年 3月号

一方で、日々業務にあ ■寒かった冬も終わり、 やっと温かい季節 ( と移たっていて感じたことは り変わろうとしています。「勉強不足」ということで 毎年、近所にある河川す。 全国からいただく問い 敷の桜が満開になると、 花見に来る人でにぎわっ合わせにスムーズに答え ています。この編集後記ることができず、自分に を書いているのが 1 月な対して悔しい思いをした のですが、桜はそろそろり、家族会の全国団体で 咲き始めているのでしょ働く立場として、困って いる家族のために自分に はどんなことができるの 私は今年度の途中に、 みんなねっと事務局に入かを悩むことも多くあり ました。 りました。 みんなねっとは働きな 新年度になる前に、 こで入職 1 年目の振り返がら勉強することができ りをしてみようと思いまる最高の環境です。 間違えることもありま す。 の出張や、 1 人での飛行しておくよりずっと良い」 機など、ドキドキ・ワクと思い、時には息抜きを ワクする経験が沢山ありしながら頑張りたいです。 ( 齋藤 ) ました。 知っておきたい精神保健福祉の動き / 特集 / ( 投稿 ) 私と子どものあゆみ 連載①街の診療所からのお便り / 連載②メンタル障害をサポートする知識 / 連載③発達障害の理解とサポート / 連載④真澄こと葉のつれづれ日記 / わかりやすい制度のはなし / みんなのわ ( 読者のヘージ ) ほか 【特集】 ■ 2012 年・ 10 月号 : 保護者制度がなくなる ? ! ーー新しい家族のあり方へ 1 1 月号 : 家族相談ーー静岡県連の取り組みと家族会活性への期待 12 月号 : 絵を描く楽しさーー原画の選考会をとおして ・ 2013 年・ 1 月号 : 夢と希望を語ろうーーそれぞれの立場から 2 月号 : みんなねっと茨城大会 3 月号 : 生活を支えるケアホーム・グループホーム 4 月号 : ホームヘルバーを知っていますか ? 5 月号 : 現在の精神科医療の動向 6 月号 : イギリスの家族支援視察 7 月号 : 精神障がい者へのアウトリーチのとりくみ 8 月号 : 家族が望む家族支援とは ? 9 月号 : 働きかたいろいろーー雇用の現場から 10 月号 : つながりをもとめて一一病気の親をもっ子どもの集い・交流会 11 月号 : 「精神保健福祉法」改正について考える 12 月号 : みんなねっと大阪大会 ・ 2014 年・ 1 月号 : 私たちが求める本当の家族支援とは何か 2 月号 : 働き続けるために一一自分に期待できる働き方 3 月号 : 薬を減らすガイドラインへの期待 4 月号 : その人のできることを実現するための就労支援 5 月号 : 本人・家族をともに支える訪問家族支援【その①】 6 月号 : 本人・家族をともに支える訪問家族支援【その②】 7 月号 : 奈良県で福祉医療制度が実現 8 月号 : いきいき家族会 9 月号 : 障害者差別をなくす地方条例をつくろう 10 月号 : 高齢化する精神障がい者にどんな支援が必要か 1 1 月号 : メンバーとスタッフが協働して運営するクラブハウス 1 2 月号 : 「あなた病気の人、私治す人」から「私も家族の一人です」となって見えてきたこと ・「角判みんなねっと」のハックナンハーのお中し込み方法・ 「 300 円 x 冊数 + 送料 80 円」の金額を巻末の振込用紙にてお振り込みくた さい。「通信欄」には、ご希望の号を記入してください。郵便局に備え付け の振込用紙の場合、「 () () 1 3 0 ー 0 - 3 3 8 3 1 7 みんなねっと」宛て にお振り込みください ( この場合、振込手数料は自己負担願います ) 。 FAX での申し込みもお受けします ( FAX 番号 03 ー 3987-5466 ) 月刊みんなねっと ~ 毎月こんな内容でお届けします ~ 編集後記 【ご寄付のお願い】当会の活動は、皆さんの会費を主な財源として いますが、活動資金が不足しています。より活動を充実していくた めに、寄付を募っています。ぜひご協力ください。 * 通信欄に「寄 付」とご記入ください。寄付金控除・税額控除の対象になります。 加入者名みんなねっと 0 郵便振込 00130 ー 0 ー 338317 定価 300 円 月刊みんなねっと通巻第 95 号 ( 2015 年 3 月号 ) 発行日 2015 年 3 月 1 日 賛助会費 ( 会費に購読料含む ) 個人・年間 3 5 0 0 円 発行者公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 団体・年間 3000 円 x 人数 ( 2 人以上 ) 理事長本條義和 〒 170-0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 46 ー 1 3 ホリグチビル 602 TEL 0 3 ー 6 9 0 7 ー 9 2 1 1 FAX 0 3 ー 3 9 8 7 ー 5 4 6 6 郵便振替 0 0 1 3 0 ー O ー 3 3 8 3 1 7 ホームページ www.seishinhokenjp 印刷・製本 / 倉敷印刷株式会社表紙の絵 / 織田信生