いう、ものすごいギャップを感 本條【地域生活を考える前提となかったと思います。 して、私たちは、日本が一番入例えば、日本は全世界の人口じたわけですね。 私たちは、ある程度精神科医 院患者が多いということを、今のロ % にすぎないのに精神科に 回ぐらい思い知らされたことは入院している人が % もいると療というものを信用してました から、入院しないといけないの て 2 界た かなあと思っていましたが、全 れロ世と人 世界的に見ると、必ずしもそれ め人す人 だけ長期間入院しなくても治療 の数 できるということですから、病 床日 の万算一 病院 棟を転換して居住施設にすると る っ芸ⅱつ、 2 科在 , ん 国、、と 神均 はであ英てこ いうことではなくて、障害を抱齶 精平 o 数人がをのる の床万ドれすい えながらでも地域で生活できる ど抦 0 ッ 地 床 o 。こまて ようなレベルに早く持って行き な科 6 へみし 5 ・床日 54 床 4 年神 2 のす済活たいなあと思います。 地 精億床でで の 谷【本條さんが言われたよう の 1 さ弱て 者 ~ 本ロ 2 多床出 に、日本の精神病床数は万床 障 年日人りた万に 、。たし 7 域近くあり、世界レベルでは飛び精 タ 5 在す当出は地 集 現ま人突床がぬけて多いのです ( 上の図表 ) 。 イ 特 ・い万で万ち その数を英国の水準に置き換え 図表日本の減らない精神科病床と長い在院日数 人口 10 万人当たり の精神科病床数 目障がい者の 集地域移行と地域生活を考える 土寸 ・ー精神科病棟転換型居住系施設問題にふれながら・ 昨年、厚生労働省の検討会で、精神障がい者が病院から地域に移 行して生活するには、どうしたらいいかという施策についての話し世界に飛びぬけて多い 合いがおこなわれました。この中で、地域に移行するということで精神科病床数と在院日数 なくて、精神科病院の病棟をまるごと住居に改造して転換すればい 司会 ( 谷 ) 】今、精神科病棟を改 いのではないかという意見 造して居住施設に転換しようと が病院側からあり、そのた本條義和 ( 全国精神保健福祉会連合会理事 いう動きがありますが、精神障 めの検討が始まりました。野村忠良 ( 同連合会事務局長 ) 今回の特集では、その転良田かおリ ( 同連合会理事 ) 春 がい者が病院から地域に移り、 換問題にふれながら、精神川﨑洋子 ( 同連合会顧問 ) 地域生活を始めようとした場 障がい者が普通に地域で暮松沢勝 ( 同連合会副理事長 ) ( 一出 ムロ、ど , つい , っことが課題として らすためには、どうしたら佐藤智子 ( みんなねっと編集委員 ) いいか、家族の立場から考谷安正・司会 ( みんなねっと編集委員〕あるか、座談会を通して考えた えてみたいと思います。 いと思います。 269 床 日本 英国 米国 301 日 みんなねっと 2015 年 3 月号 6
代には、精神的な不調は、外的 そのため症状がほとんど無 刺激を遮断してストレスを緩和く、安定していても、再発予防 するという目的で入院治療が行のため病院を生活の場にすると われました。 いう時代があったのです。 当時の治療方法は入院が唯一 「精神科の薬」を用いて症状 の治療法でした。その頃の記録を早く軽減することは、前述の を読み解いて分かることは、時ように、健康な他の脳部位に影 間が経てば、不調や多くの精神響を及ぼさないようにするため 症状は自然に消褪していったこであると同時に、社会生活を行 とがわかります。 ううえで、メンタル障害である しかしながら、その復調までことがハンディキャップとなら の期間は短くとも数か月、長いないようにすることと、再燃の ときには数年という時間を要予防のために重要な役割をして し、しばしば入院は長期間に及 いるのです。 んでいました。入院によって社 ( ひめいあきお ) 会から長く離れていると、退院 後、社会に戻ってもストレスを 感じざるを得ず、また症状再燃 という悪循環を繰り返します。 うな強い副作用が出現することはどこが問題なのか ? 」というそれが引き金となって脳全体へ が予想されることから、科学のことを質問されることがありま波及した問題が生じるのです。 力が相当進んでも薬物療法で根す。それらに対する答えはこうですから、症状を軽減すること 年 治的な治療することはできない です。 は重要な意味を持ち、根本解決 でしょ , つ。 にならなくとも薬物療法を行わ ですから、現在行われている a 【「根治ができない、症なければならないです。このよ 精神科での治療の主体となる薬状を軽減するためだけの薬うな薬物療法を対症療法といし ん 物療法は、症状の軽減のために物療法に治療の意味はある ます。ほとんどの「精神科の薬」」み 行われる対症療法ということを のか ? 」 は、神経伝達の状態を是正さ 理解してもらうことが必要で せて症状を消褪ないし軽減させ す。 前回の内容を思い出してくだる対症療法を目的として治療に さい。脳内では、ある一部分に用いられているのです。 「精神科の薬」による薬物療法間題が起こっても脳内全体の神 の意味 経伝達系に問題が波及していく a 【「薬を使わずに安静に 「根治ができない、症状を軽ということを説明しました。根 して、自然に症状が治まる 減するためだけの薬物療法に治治ができないからといって症状のを待っという方法はどこ 療の意味はあるのか ? 」、「薬をを放置することは、その症状に が問題なのか ? 」 使わずに安静にして、自然に症よって直接引き起こされる生活 状が治まるのを待っという方法への支障が生じるだけでなく、 「精神科の薬」がなかった時 す 解 理 を 法 療 物 薬 知 の め る ポ サ を 害 障 タ ン 1 一口
「みんなねっと」の ホームページをご覧ください 0 知っておきたい精神保健福祉の動き 2 お知らせしますみんなねっとの活動 4 2015 3 月号通巻第 95 号 ンみんなねっと相談室 ) 。入会のご案内 ) みんなねっとについて 0 みんなねっとは精神に障がいのある方の 家族が結成した団体です 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 イベント・研修会 調査・研究 笑ってってつながって 【表紙の絵】織田信生 》み裕なねっとについて 0 施策のうごき 書籍 意見・要望書など 月刊みんなねっと 都道府県連合会照本県 都道府県連合会の情報 > 各都道府遽からのお知らせ > 都道府県連のお間い合わせ先一覧 更新情報 特集 精神障がい者の地域移行と地域生活を考える 精神科病棟転換型居住系施設問題にふれながら 6 発達障害の理解とサポート【連載最終囘】 大人の発達障害の理解とサポート・・・これまでの歩みと今後への展望 ( 加藤進昌 ) 私と子どものあゆみー母として ニ人で→に、泣いたり笑ったリ ( 坂本ひとみ ) 22 街の診療所からのお便り【連載 94 】 ( 増本茂樹 ) ・・入院治療するか ? 家で治療するか ? ・・ 26 メンタル障害をサポートするための知識ーー薬物療法を正しく理解する・連載 8 ( 姫井昭男 ) 第 2 章「精神科の薬」の働き 1 : 「精神症状と神経イ云達」 30 真澄こと葉のつれづれ日記 ( 第 48 回 ) 34 みんなのれ一一読者のページ 36 ード鷺ツ書籍のご文方法についす一。 上幺 : 物んなっ入会のご案内 月刊みんなねっと 20 ー 3 年 9 月号 2C13 年 9 4 日 熊本県連イベント・研修会予定 20 ロ纃 4 日 NEW! 北信越プロック研修会開催 20 ! 明 2 を 手 島 新 動が 青 B BBEI 支プす 族るま 家すし る関ト 月刊みんなねっと最新号 2013 年 9 月号 ー特集】働き方いろいろー 雇用の現場から一 > 目次・詳編 ) バックナンバー 道府県連合会長野県 農取 広島岡山 長第大分高知 第児島 ル京第 山口 物歌山 都道府県連合会石川県 物奈川 北信越プロック研修会開催 20 年 ビックアップ 都道府県連合会高山県 ・新着記事のある都道府県連合会 書籍のご紹介 統合失調症を正しく理解 するために「わたしたち 家族からのメッセージ」 病気の知生活サービ ス、家族の目線でわかりや すくまとめました 〉目次・詳を うつ病を正しく理解する ために「わたしたち家族 からのメッセージ」 病気の知識、生活サービ ス、家族の目線でわかりや 0 すくまとめました > 目次・詳 都道府県運合会新湯県 北信越プロック研修会開催 20 ! 3 年 8 27 日 家族支援 相談室 都道帰県連合会、井県 北信越プロック研修会開催 20 ミ 3 年明 2 / 日 神障霄者に対する医療の提供を確保す るための指針等に関する検討会への意見 2013 年 5 月 2 一 NEW! 障害省本計画 ( 案 ) へのバブリックコメ ントの募集 2013 年 8 月 26 ミ NEW! 障害者の地域生活の推進に関する検討会 ( 第 3 回 ) 20 ロ年 8 月 22 日 NEW! 〉バックナンバー 第策のうこき みんなねっと相談室 お気軽にご相談ください。 第策のうこき サポート情報室 メンタルヘルスと福社サ・一ビス ,. 病気のことや生活に必要な情報をわ かりやすく説明しています。 > 詳を 第策のうごき : 、書籍の一覧 》ご注文について みんなねっと無料メルマガ購読 メ - ールマガジンはじめました。せひ、こ 登録 ( 無料 ) ください。 家族相談ハンドブック 家族会の相談研修や支援機関でテキ ストとして活用できます ) 詳第 書籍 購読申込み : ンメールマガジンの詳第 「みんなねっと」電話相談 TEL03-6907-9212 受付時間 : 月水金 10 時 ~ 15 時 ホームページのリニューアルに伴い、みんなねっとではメールマガジンを 発行しています ( 無料 ) 。当会の活動だけでなく、各都道府県連の情報な ども随時お知らせするメルマガになっています。ぜひ、ご登録ください。 詳しくはホームページをご覧ください ( 「みんなねっと」で検索ください ) 。
心がほっこりしていくような気離れ病院の近くでアパ ートに住み一同生活してます。 〇持ちになります。今後もマンガんでいます。歳、自分で住民 月に一度のレクリエーショ の連載頑張って下さい。応援し票を移して、引越も手配できまン、そうじの分担ゃあたたかい わ ています。 した。しかし、時折妄想に悩ま食事と、生活がマンネリになら の され電話してきます。絵を画く ない様に考えていただいており ん◆東京都デルフィニウム家事でデイケアの先生から励まさます。 れ、主治医を信頼しています。 私も広い日本の中で、こんな み族 (€代 ) ホームがあるのだとありがたく 〇いつも参考になる記事が必ず 〇一つ以上あって、ありがたく読 思っています。 日常生活 〇ませて頂いております。 私は症状も落ち着いて週 3 回 〇地区の家族会に参加して、早◆新潟県大里賢一本人 ( 系列の作業所に行って 4 年目で 〇年程になりますが、世話人の代 ) す。障害者も適切な支援を受け 交替がなかなかできず、年齢が れば、社会の中で自立できるこ 〇 グループホームに住んでみて 進みやりづらくなって参りまし との証明だと思います。 私は今のグル 1 プホームに生 〇た。区の保健師さんが時々参加 して下さり、不明な手続きなど活して年目です。とかく世間◆茨城県 l--< 本人 ( 加代 ) は教えて頂いております。 では、障害者の寄り集まりの場 欲しいもの 名くらいあった会員も、今所と考えられてますが、ここグ は川人そこそこです。お子様がループホーム上除寮では、理事〇近所の人、親せきの人達の理解 当事者の方や、御兄弟、奥様が長の「寄りかかって生きる」の↓病気の事をオープンにする、 当事者の方もあり、和やかなお環境の中、職員の支援をこりなそれは抵抗がありすぎる。もし 話合いにはなっております。 いメンバー達に個々に対応して変な目で見られたら、果たして 私の場合、娘ですが、家から いただき、立派に社会にとけこ 言った所で、優しい目で見てく れるのか ? 〇職場での理解 ↓病気を 0 Z にして、その 人 本 代わり自分のできる事はちゃん とする。そんな温かい職場はな っ いかなあ。 も 〇生きている証や堂々と歩けるカ ↓結局、病気だから健常者と話 ビ がかみ合わない。い つも何かま 〇 ちがっていないかビクビクす 県わ る。ただただ病気と向き合って の いても、つまらなくて変化が欲 ◆ ん み 〇 , 詩・その他 「読者の皆様へ」 〇な ◆群馬県篠原美穂本人代 ) 更に難解かもしれない 当会では本誌内容について、執筆〇み それでも大腕を振って 者への直接のお取り次ぎは致してお りません。内容についてのご意見ご あなたが生きるのなら 私が生きるということは 〇、一 感想等は、投稿としてお寄せいただ 私はあなたを ければ幸いです。また、「みんなのわ」〇ペ 素敵だと思うよきっと あなたが生きるということは コーナーにお送りいただいた各種文〇者 まるで他の人たちと同じように書、作品等は原則としてお返し致し 生涯アリを踏まずに 〇 ~ ませんので、ご了承ください 歩くことより しートもっ らすのをよ← , 「ふえのクこて キ豸みはな気 一よ子一生。をのイは宿いそ ( もそ。ろ 0 みんなねっと 2015 年 3 月号 38
気持ちです。病院で休みたいでり、妻の看病を加えることはでています。 す」と言われます。 きません」と言われます。 1 年前に躁状態になり、その 号 月 お話を聞いて、この 2 年間の統合失調症を地域で治療でき後少し落ち着いた軽い躁状態 年 悩み方が微妙にずれていて、そると考える精神科医は、薬なしで、上司の悪口を言いながら勤 こは統合失調症の悩みのようにで 2 年間頑張って来られたさめておられましたが、この 1 か と っ 思います。 んなら、自宅療養で良くなると月うつ状態だったのです。 ね さんは、見られていると感思うのですが、それを押しつけ このたび 1 週間仕事を休んでな み じて、ずっと監視されているとることはできません。特に、症受診され、「ご飯を作れない。 思い込み、長期間悩み続けられ状が落ち着くまでの数週間は人入浴したくない」「何もしたく ました。これまでは薬を飲まな手をかけて見守る必要がありまない」と言って、入院を強く希 いで頑張って来られたけれど、すからね。 望されました。家で待っておこ =-Q さんにはリスバダ 1 ル液 1 これからは薬に応援してもらい う、と説得しましたが、この 1 を飲んでもらい、精神科病院年間の生活に疲れ果てて、逃げ ましよう。一日中考えて悩むと いうことは少なくなりますし、 るように入院されました。 に入院をお願いしました。 精神科医は、さんが辛い境 〈うつ状態で入院〉 遇にありながらも自分の考え通 の分だけ元気が出ています。 この時旦那さんは、「自分一 この前日には店員のさんりに生きておられるのを応援し 人で今忙しい時期の果樹園の仕 ( 歳、女性、離婚して一人暮て来たつもりでしたが、 " 自由 事と子供たちの世話をしておらし ) が精神科病院に入院されは辛いものでもあり、時にはそ れを捨ててでも保護をして欲し円ですから、自宅で療養する場を受診しないで、職場や家庭で 存在しない疑いを長期間持ち続 合でも、症状が重い時期には 1 いものでしよう。 日 1 万 nooo 円の費用と職員け、苦しく生活している人もお 〈地域に人とお金を〉 を使えるような体制を用意できられるでしよう。 また、一般の人にも精神病的 ひと月前に 2 数年ぶりに統合るはず。 失調症の症状が悪化した歳そうは言っても、お金と人材な部分が相当あって、変なスト に限界があるわけですから、地レスがかかると妄想を発症して 代の女性患者さんがありました が、週 2 回の通院と両親のケア域で精神科治療をやって行こうしまうこともあるようです。 つまり、重症の障害を持つ人 の元で、入院しないで落ち着きとすれば、今は入院医療に使っ ている医療費と職員を分けてもが健康に暮らせるような世の中 を取り戻しておられます。 になっていくと、一般の人も暮 でも、一人暮らしでは、体調らう必要があります。 らしやすい社会になるはずなん が悪くて、食事の用意や入浴、 〈暮らしやすい社会〉 です。その逆も一言えるでしよう。 洗濯などの日常生活が保てない それには、これからの日本を 時があるでしよう。これをホー ムヘルプや往診、訪問看護で助どんな国にしたいかを話し合う ことが必要です。 けることができれば、入院しな 実は、さんやさんは " 精 くても自宅で病状を良くするこ 神病ではない ~ と思って生きて とはできるはずです。 入院の費用は 1 か月で約万きた人たちです。他にも精神科 29 街の診療所からのお便り
さ、い ビ弓している人が多勢いるのです。 病気の原因が遺伝による膽弓 な中。 具体的な活動としては、市の みをで性であること、薬での突然死の の高 擲ナ最新の報告など、心理社会的サ区画整理で空店舗となっている わ 建物を、障害者の利用できるス まりコボートがどのように行われてい の くか、病院側の体制も知り不安ペースとして貸して欲しいと市 にお願いしました。 ら「を払拭された思いでした。 ん しかし、他団体との不公平感 —oo 人に一人というありふ み れた病気であり、発症が主に青を理由に今だ貸してもらえませ 〇 年期でありながら、この前後にん。「他団体と連合を組みなさ 〇 〇 い」と言われているのですが、 周知するような制度、メディア なかなか難しいです。私達はま 〇「みんなねっと」の感想を切に望んでいます。何よりも、 家族としても声を大にして発しだ初心者なのです。私達は市の 〇◆岩手県家族代 ) 対応に不満を感じています。 ていきたいと思いました。 病院での家族会の研修会があ 現在私達は、労働金庫の社会 〇 りました。新しく着任した医師 ◆東京都岡本恵子家族 (€的意義のあるグループ活動に資 〇 金をサポートするという募集に の「統合失調症について」のお代 ) 話は、今まで学んできた中で、 東京近郊市に、精神障害者の応募中です。みなさん、障害者 コンパクトでとてもわかりやす親 3 人と、ボランティア 2 人での生きやすい社会にするようが く、当事者が経験してきた通り「トワ・エ・モア」という、家族 & んばりましよう。 の症状や、今どの台療殳皆こ、 冫「ドしし当事者の会を立ちあげました。 て、これから先どう治療をうけ 私達の住む市には、精神障◆長崎県松尾美代子家族 ていくかの見通しを立てること害者の居場所や作業所がとても ( 代 ) ができました。 月号「みんなのわ」の神奈 少ないので、引きこもって孤立 精神保健福祉法の一部改正に は学んでいく姿に好感が持てま 川県家族 (8 代 ) の手記を読ま ついての説明に、皆さまに伝えした。 せて頂きました。 いろいろやってみてはちょっ たい事で、本人の受診拒否の対 私の家の一一階に、うつ病 ( 間 歳 ) 男性が住んでいます。食事応、陥りやすい家族の気持ちのと失敗や挫折をして、そんな中 は自分でしていて、台所・トイ反応、保健所が出来ることなど、で、ふと人にやさしい言葉をか レ・風呂は共同で、 8 年間位私細部にわたってお話がありましけられたりして心があたたま り、最後にはああよかったな、 と主人 ( 統合失調症 ) で住んでた。 ます。 知らない事も多く、家族でなというしめくくりになっていま 〇 くても知っていた方が、これかすね。 私の弟経営のア。 〇 真澄こと葉ちゃんは、いし 統合失調症 ( 歳 ) 男性が住むらのボランティア活動に役立て 事になっています。グループホる事が出来たらと思いました。 ろやってみていろいろ体験をしの ームに 2 年間住んでいましたそれにしても若くないから残念て、最終的には自分自身がやさな が、おとなしい方でアパートのです。 しく成長していきますね。 ん 方がいいだろうという事で、母 頑張るだけでなく少し休もうみ 親が実家とアパートを往復しな◆神奈川県・本人代 ) よとか、まあいいじゃないかこ〇 がらの生活です。病人はもうす いつも「みんなねっと」で一れもありだよ、みたいな感じで〇の 亠な ぐの退院です。生活保護を受け番最初にマンガを読ませてもらユーモラスにしめくくってい〇 っています。とてもかわいらして、そういうほのぼのとした生〇み ています。 く面白いです。 活ってすてきだなあと思いま 〇、一 真澄こと葉ちゃんはいろいろす。 ◆新潟県ボランティア元代 ) 〇ペ 先日、家族会の研修会があり、 な事に挑戦していて、学校に行 私自身、病気にぶち当たって〇者 ボランティアですが参加しまし ったり仕事についたり、ほんのイライラした時、こののんびり〇 ささいな日常生活にも挑戦してとした感じのマンガを読んで、 みんなねっと 2015 年 3 月号 36
月刊みんなねっと 2015 年 3 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 みんなねっとフォーラム 2014 本人と家族が安心して生活していくためには ~ 居住支援と訪問支援から考える ~ 日時 : 2015 年 3 月 6 日 ( 金 ) 1 0 : 00 ~ 16:00 ( 受付 9 時 30 分 ~ ) 場 : 津田ホール ( 」 R 千駄ヶ谷駅 ) 参加費 : 無料 ( 家族、当事者、専門職、学生どなたでもご参加ください ) 定員 : 490 名 ( 事前の申し込みは不要です ) く午前の部〉 【講演】 精神障がい者の「住まい」を考える ~ 英国の居住支援から学ぶ ~ 0 講師上野勝代氏 ( 神戸女子大学家政学部家政学科教授 ) く午後の部〉 【シンポジウム】 英国メリデン版訪問家族支援を日本で実現するために・ 0 シンポジスト ・家族の立場から 丸山美恵氏 (N p 0 法人世田谷さくら会 ) ・訪問家族支援トレーナーズコース受講者の立場から テ未来氏 ( < 独 > 国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター、精神科医師 ) ・アウトリーチ・ ACT の立場から 上久イ呆真理子氏 ( びあクリニックく浜松市〉、精神保健福祉士 ) 0 コーティネーター佐藤純氏 ( 京都ノートルダム女子大学准教授 ) 主催・問合先 : 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) fax 03 ー 3987 ー 5466 / http://www.seishinhoken.jp tel 03 ー 6907 ー 9211 170 ー 0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 46 ー 13 ホリグチビル 602 Supported by 〇事前申し込みは不要です。直接会場にお越しください。なお立ち見 曰ホ ができませんので、定員に達した場合はモニターでの聴講になりま丁 す。ご了承ください。 THE NIPPON 〇昼食は各自ご用意ください。周辺の飲食店もご利用いただけます。 FOUNDATION 月刊みんなねっと ( 毎月 1 回 1 日発行 ) 通巻 95 号 2015 年 3 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 月子翡を軋の家族と家族会をつなぐ機誌 2015 ・特集・ 精神障がい者の地域移行と地域生活を考える 精神科病棟転換型居住系施設問題にふれながら ・私と子どものあゆみーー母として ニ人で一緒に、泣いたリ笑ったリ ・街の診療所からのお便り ( 増本茂樹 ) 入院治療するか ? 家で治療するか ? 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会
的な内容が多く占めていたと思住施設是非が中心になり、最終すか ? どんな福祉を求めてい います。当事者たちの多くが自的こよ、、、 。。ししカ悪いかだけの話にるんですか ? どんな体制をあ 由でないからいやだと答えてい なって終わってしまいました。 なたたちは希望しているんです たと記憶します。検討会の前半私たちは本当は日本の精神医療か ? というのは、断片的に言っ は病床転換型施設には否定的なというのはどうあるべきなのか、てたんじやダメです。総合的にど 空気でした。私も当事者がいやどうしたら長期入院者をこれか ういうものを望んでいるのかと だという結果が出ている、施設ら先つくらないですむような医 いうことを私たちは求められて の実施は不適切だと反対意見を療ができるのか、ちゃんと時間 いて、それを我々の中で確認し合 一一一口いました。 をかけて議論すべきでした。 うことが必要なんじゃないかな 家族会もどんな医療を求めてというふうに思いました。 る いろいろな施策がおこなわ 考 いるのか、福祉を求めているの を れたが結果が出ていない 活 ボタンをかけ違え、民間病 か、そ , つい , っことについて、公心 院中心になってしまった 地 良田【国は、これまでもいろ合的なビジョンを持つべきじゃ いろな施策をおこなってきたけ ないかなと思います。 谷【今から 2 年前の年 地 の れど、ちっとも結果が出ていま そのビジョンにもとづいてみに、厚生労働省は改革ビジョン 者 せん。それで、これからの精神んなで主張していかなければとを出して、地域に移行させる施 障 神 科医療をどうしたらいいかとい 思います。関係者の方々に私たち策をおこなってきましたが、結 精 集 う議論になりました。ところがも聞かれるわけですよね。家族局、ほとんど変わってないとい 終盤になってまた病棟転換型居はどんな医療を求めているんでう現状があります。その点につ ると、日本の場合、 7 万床ぐらい しまいます。今、そのツケが回っ して雇うということではなく 号 で済みますから、万 5 万人ぐてきていると私は思っていまて、アウトリーチとかアクトと 月 らいの方たちは、みんな地域です。ですから、退院したら地域かの訪問支援の体制を、家族は 年 生活していることになります。 で丁寧にお世話をする体制を、望んでいるのではないかと思い しかも、では、入院して一日も早く作らなければいけなます。 と っ も、その期間は平均で 2 週間程 いと思います。 良田【それは、私も大事なこと ね 度、長くても 1 か月半くらいで そして、地域でお世話をするだと思います。私は「長期入院 み すから、地域の支援体制が整っのは家族ではなくて、家族以外精神障害者の地域移行に向けた ているからこそ可能になることの人が責任を持って支援できる具体的方策に係る検討会」とい なのでしようね。ちなみに、日体制が、今日本ではとても不明う厚生労働省の検討会に委員と 本の平均は 301 日と、これま確です。家族がいない人はずっして出ました。この検討会は長 たダントツです。 と長期になるし、家族がいたと期入院の人を地域移行させる方 しても高齢だったり倒れたりす策について検討する会でしたが、 日本は地域に支援体制が ると家に引き取れないというこ昨年の 3 月から 6 月頃までの短 整っていない とで長期入院になります。 期間でおこなわれ、前半は関係 野村【日本の場合、地域に支援 公的な責任で、退院して地域者のヒアリングでした。そのヒ 体制が整っていないから、みんに出てこられた方をしつかり包アリングの中での話や当事者を なが悪くなってから病院に入っ括的に支援する体制を整えなけ対象とする調査結果も、病院内 てしまい、退院できなくなってればいけない。家族がお金を出あるいは病棟内居住施設に否定
いて厚生労働省は、どう述べて後、長期入院者を出さないとい と思うんですね。最初に入った いますか ? う方策が、とても大事だという時に 3 か月で追い出されてしま 良田】それは、日本の精神医療ことをしつかり主張していかな うので、家族は困ってしまいま が民間病院中心であったためとくてはいけません。 す。治ってないのに退院してき かという文書は出てますが、反 て、次の 3 か月が経つまで病院 3 か月で退院させられる に入れないので、家族が大変な 省して今後はこのように変えて 回転ドア現象が始まった いきましようというものではな 思いで支えているわけです。ま いですね。 川﨑】私が参加した厚生労働省さに回転ドア現象が始まってい ですから民間病院中心にしての「精神科医療の機能分化と質るのです。家族自身がうつ病に しまったいうボタンのかけ違い の向上等に関する検討会」でなっちゃったりして追い詰めら が、現在もずーっと尾を引い は、 1 年以上の入院患者を作られています。 ているんだなあと思いますし、 ない、長期入院患者をこれ以上佐藤【これもずっと言われてき じゃあそのかけ違いをどう直し増やさないということが決めらていることですが、地域の資源 。しまた ていくかっていうことになるれましたが、地域の基盤整備がやマンパワーの不足よ、、 と、非常に難しいのですね。 できていないから、また再発しに解消されていません。国は長 現在、病院にいる長期入院者て入院するということが起こっ期入院を減らすというふれ込み の地域移行を考えていますが、ているわけです。要は地域の基で、地域移行、退院促進といっ これから入院する人たちも長期盤づくりが必要なのですね。 たさまざまな事業を打ち出して になる可能性はあるわけで、今野村【入院医療の改革も必要だきましたが、地域で思ったよう い。なぜかと言ったら病院が手 な成果は上げていないように思資源やマンパワーを増やしてい います。現場の地域活動支援セける、もっと具体的な提案をし放さないからです。病院は、医 者も含め看護師および専門職の ンターなどでは計画相談が取りていきたいですね。 方々をかかえて手放さないまま、 入れられて、個々の利用者の意 病院から地域に 「障がい者のみなさん、地域でど 向に沿えるように個別面接や他 専門スタッフを移す うぞ生活してください」と言っ 機関のコ 1 ディネートが増え、 連絡調整やケア会議、書類作成松沢【病棟転換の問題を放置してるわけで、それは不可能に近 いわけです。やはり社会資源が た政策というのは、とてつもな に多くの時間が割かれるように い国際的なルール違反だというあって、医者を含めた専門職の なっています。一人の利用者に ふうには思いますが、今、良田助けがあって初めて、地域で生 関わる時間が長くなるのは良い え 考 ですが、それをおこなう相談員さんのお話を伺って、反対する活できるんだという考え方にし を 活 ないといけないと思います。 や相談を受けるセンターの数はだけでなくて、じゃあどうした 地 増えない。そういうことには予らいいんだという点で申し上げ良田【当事者団体はアウトリー チに大反対なんです。なぜなら訪 算をつけようとはしません。本たいのですが。 地 の 結局、病院にいる病気の方々問に来て、すぐ入院になってしま 腰を入れてその問題に取り組も 者 うという姿勢は感じられないのが地域で生きていくためには専うような、いわゆる入院中心体制 障 神 精 です。家族会としては、法律や門家の力が必要なわけですよね。が変わらないからです。その根っ 施策を小手先で変えるような漠ところが社会資源がない。施設 こには、不信感があるんですよね。黻 然としたことではなく、地域のもないし、特にスタッフがいな職員がくれば、すぐ再入院させら みんなねっと 2015 年 3 月号 10
対なんですが、じゃあどうするなんですよ。本当にズルズルとじゃなくて、長い目でみて、医 かっていうことです。 いっちゃいますよ。 療費なりの費用を抑えていくと 号 月 病棟転換に反対して、代わり谷【ですから病院側にも受け入 いうやり方を提案していく必要 年 に私達はどんな方法を提案してれてもらえるような提案、財政があるかなと思います。 いくのか、できるできないは別的な面でも説得力のある提案を野村【病院から地域に移行する と っ にして、入院患者や地域で暮らしていく必要があると思います。にしても一度に移すことはでき ね 亠な す人の高齢化も含めてどうした あと、治療効果の面でも、アませんから、長期的で計画的な ん いか私たちは考えなくちゃいけウトリーチで在宅に行って、生ビジョンを持たないといけませみ ガし 活の状態を理解した上で治療しんね。 佐藤】地域移行についても、家たほうが早く改善するとか、家 地域に出るスタッフへの 族に同居などの負担がかからな族を含めて支援をしたほうが効 研修体制も大切 いことが前提ですが、精神科に果が出るとか、治療効果・医療 1 年以上入院している人は約費費という面からいっても、や良田【さっきも病床が少なく 万人、そのうちの半数は歳はりこちらのほうがトータルでなって、いわゆるコ・メディカル 以上の高齢者といわれています見れば有効だという提案が必要がどんどん余裕が出てくるとい う話でしたね。そういう人たち から、そういう人も含めて、どですね。今のように回転ドアで、 うするかという提案をね・ 結局 3 か月入院してまた 3 か月を、単に地域に行かせて仕事さ 地域に行ってまた 3 か月入院 : ・せればいいっていう問題でもな 松沢【野村さんの言うように、 病棟転換を認めちゃ絶対にダメというお金の使い方をするんくて、やつばりそういう人たち に地域医療について学んでも体で人ぐらい増やしましてくれるんじゃないでしようか。 川﨑】じゃ、看護師の教育カリ らわなくてはいけないんです。 た。日本でも、こ , つい , っことか 谷】べテラン看護師が、職場移できないはずはないと思います。キュラムに、地域生活支援を入 動で訪問看護ステ 1 ションなど日本の人口からいえば地域で活れるとか。そこのところをもっ と強力に家族の大変さとか、こ に移って、訪問してみると、今躍できる看護師を、 14005 人増やすということとういう支援が欲しいとか訴えて までの病院での看護技術が通用 いけばいいんでしようね しないことがわかったという話か、例えばライシャワー事件の を聞きました。病院の中にいる時に保健師を全国で増やしたと野村】最後に、私としては、当 事者の方の権利擁護の問題や成 いう、あのやり方です。 患者さんをみる場合と患者さん る の住まいに出向いて支援する場良田【私ね、今看護学校がいっ年後見制度、処遇改善、虐待防 え 合とでは、対応がかなりが違う ばい増えてますでしよ。そこに止についても議論したかったの齶 活 ため、支援が難しいと言われて地域の教育の分野を入れ込んだですが、時間がないので、また 地 います。ですから、研修などでらどうかと思います。若い看護の機会に譲りたいと思います。 「みんなねっと」としては、 バックアップするような形を取師さんたちはね、夜勤がないか 地 らないと、治療効果が出てこなら結構地域の仕事に行くと思う精神障害者の地域移行・地域生 んですよ。やはり病棟辞めちや活についての総合的で長期的な いかもしれません。 障 神 こ 精 、冫【例えば、英国のプレア首うのは夜勤がつらくて辞めちゃなビジョンがもてるように、 集 うんですよ。だから、地域だつれからもみなさんといっしょに 相の時の精神医療改革で、 25 3 年のあいだに専門職を英国全たら皆さん元気があるからやっ考えていきたいと思います。