障害 - みる会図書館


検索対象: 月刊 みんなねっと 通巻第98号 2015年 6月号
17件見つかりました。

1. 月刊 みんなねっと 通巻第98号 2015年 6月号

本人年齢から親の平均年齢はらないのでしようか。 調査結果の着目占 間歳以上と想定されます。ほと精神障がい者を障害福祉サー 号 月 ビスの適用対象から除外するこ 精神障がい者の 1 か月の平均んどの家族が年金生活者です。 年 肉体的にも、経済的にも家族とは、日本国憲法や国連障害者 収入は、 6 万 287 円でした。 主な収入源は障害年金や作業だけで支えるには限界があるこ権利条約 14 年に批准 ) と っ の趣旨に反しています。 所のエ賃であり、一般就労は僅とを示しています。 ね 亠な か 5 ・ 7 % でした。 権利条約の条文には、個人の ん 精神障害者も他障害者と 移動を容易にすることとしてみ また、初診日証明や保険料納 同等に扱ってください 「障害者自身が自ら選択する方 付要件等で約 % の方々が無年 身体や知的障がい者において法で、自ら選択するときに、か 金者でした。 精神障がい者は、収入の乏しは、各手帳の割引が旅客鉄道株つ、負担しやすい費用で移動す さ故に、交通機関の利用を手控式会社旅客運賃減額欄に記載さることを容易にすること」など れています。 が明記されています。 えています。 ( 問 また、障害者基本法にも、差 の場合、第一種障害もし 割引制度が適用されれば、精 神障がい者も交通機関を利用しくは歳未満の第 2 種障害者に別を禁止する条項があり、さら やすくなります。 介助者が同行する場合は、本人に、 2013 年に制定された障 こま、「国及び 本人の平均年齢は・ 7 歳でと介助者 1 名が各々 5 割引 ( 半害者差別解消法しし ・ 9 % が家族と同居していま額 ) となります。なぜ、精神障地方自治体は、この法律の趣旨 にのっとり、障害を理由とする す。 がい者にはこの制度が適用にな 言葉を繰り返しました。 差別の解消の推進に関して必要署名運動への協力を要請してい 何もしなければ現状は変わら な施策を策定し、及びこれを実きましよう。 施しなければならない」と明記②国会議員や交通運輸会社へ積ないことを、一人ではできない ことでも、皆で結束して行動す 極的に働きかけていきましよう。 しています。 このように、精神障がい者 6 月日の全国精神保健福祉れば必ず何かが見えてくること だけを適用除外にすることは、会連合会 ( みんなねっと ) 総会を学びあいました。 さまざまな国内法の理念や趣の翌日には「中央行動」を計画全国運動で交通運賃割引が実 現すれば、 旨に反していることなのですして全国運動に弾みをつけてい ☆「やればできる」という確信 ( 2015 年新年号の特集参照 ) 。く予定です。 を ③都道府県連総会やプロック研を私たちに与えてくれます。 100 万人請願署名 修会、各単位家族会の末端ま☆「元気な家族・活力ある家族 全国運動で格差是正を ! で、交通運賃割引全国運動を重会活動」に大きく貢献できます。 通 こうしたことを踏まえ、みん要テーマとして取り上げて頂き☆他障がい同等の医療費助成な も ど格差是正の運動に勢いがつく なねっとでは、全国的な署名運ますよう要請いたします。 者 のではないでしようか 動をとりくみます。 カ 運動は裏切らない ☆初めての全国規模的規模の運 神 ①すでに貯都道府県連に署名用 一昨年の「みんなねっと大阪動は家族会運動にも質的変化を精 紙が届けられています。 医療・福祉・労働・教育等の大会」で講演した藤井克徳氏はもたらしてくれるのではないで特 ( ほりばようじ ) ーーこのしょ , つか 「運動は裏切らない ! 」 分野や障害者団体等を訪問し、

2. 月刊 みんなねっと 通巻第98号 2015年 6月号

合理的配慮とは、障がい者が 2 ・障害者基本計画 ( 第 3 次 ) 知っておきた、い ~ 号 受ける制限は障害だけでなく、実施状況について 月 精神保健福祉の動き 社会の様々な壁によって生ずる 平成年度の実施状況が囲ペ 年 とされ、「社会モデル」の考え方 ージにわたり報告されました。 0 障害者政策委員会 を踏まえたものになったことは 分野別施策の「生活支援」の相 と っ 《第回 ( 3 月日 ) 》 意義のあることだと考えます。 談支援態勢の構築では、「情報 ね 議事は次の 3 点です。 また、当会では私たち家族が提供や相談支援等により家庭やな み 障害者差別解消法基本方針受けている差別について言及し家族を支援する」ことについて の閣議決定について てきましたが、 この法の対象者は推進の数値がでていない、ま 前回の本委員会で決められた は障がい者本人ということで、た、「保健・医療の充実等」では、 案に対して、平成年Ⅱ月から残念ながら法の対象とはなれま在宅精神障がい者を支える多職 月にパプリックコメントが行せんでした。しかし、地域住民種チームによる訪問の実施や地 われました。その国民の意見を等に対する啓発活動に「障害者域移行の実施の数値があまりに 取り入れた原案は、平成年 2 差別が、本人のみならず、そのも少なく、このことの間題を指 月日に閣議決定されたとの報 家庭・家族等にも深い影響を及摘し、今後の検証の進め方とし 告がありました。 ぼすことを、国民一人ひとりがて精神に特化したワーキンググ 法文に合理的配慮という今ま認識するとともに ( 中略 ) 広く周ループの立ち上げを要請しまし でにない聞きなれない文言に委知・啓発を行うことが重要であた。 員会でも時間をかけて議論される」という文言が組み入れられ 3 ・障害者権利条約の政府報告 ました。 ました。 書作成について 外務省から説明がありまし本法、精神保健福祉法、医療観論点 ( インクルーシプ教育シス テム、雇用など ) た。この 7 月に報告書を提出す察法、難病法など多岐にわたっ 「教育、文化芸術活動・スポ るために、今回出された「障害ており、担当省庁も内閣府、外 ーツ等」「雇用・就業、経済的 者基本計画 ( 第 3 次 ) 」の進捗務省、厚生労働省、文部科学省、 を早急に整理しなくてはならな国土交通省、法務省などの割振自立の支援」 ・ワーキング・セッションⅣの り状態になっています。そこで 。そのために政策委員会の開 催がかなり増えることへの協力 4 つのワーキング・セッション論点 ( 情報アクセシビティ ) 「情報アクセシビティ」 で議論を進めていこうとなりま 依頼がありました。 担当室から各ワーキング・セ した。「」内の項目は障害者権 ッションのコーディネーターの 利条約に基づくものです。 《第回 ( 4 月行日 ) 》 ・ワーキング・セッション—の紹介ががありました。ワーキン 障害者権利条約第 1 回政府報告 論点 ( 成年後見制度も含めた意グ・セッションⅡの指名を受 の議論の進め方について け、精神科医の平川純一氏と上 この報告の留意点は、条約上志決定支援など ) 「生活支援」「差別の解消及び野秀樹氏と全国脊髄損傷の会の の権利の実現に影響を及ぼす法 き 大濱眞氏、家族会の川﨑洋子の 律の最新の分析に基づき、進展権利擁護推進」 動 ・ワーキング・セッションⅡの 4 人でコーディネーターを務めの 情報を記載するとなっていま す。関係法としては障害者基本論点 ( 精神障害者と重症身体障ることになりました。ワーキン福 グ・セッションの役割は、「議保 法 ( 障害者基本計画 ) 、障害者害者の地域移行の支援など ) 精 論の整理 ( たたき台 ) 」を作成し、 「保健・医療」「生活環境」 総合支援法、障害者差別解「冫 法、障害者雇用促進法、教育基・ワーキング・セッションⅢの委員会へ報告します。ワーキン

3. 月刊 みんなねっと 通巻第98号 2015年 6月号

明が一番問題となる。廃院やカ や主要新聞社を前に、写真添付となったあとも見送ら ルテの廃棄によって初診日が証本條理事長の挨拶と趣旨説明のれてきた。何故なのかも追求し 明できないことに関しては、障後、堀場交通運賃割引プロジェていきたい」 また、「割引は、事業者の負 害当事者には何ら責任はないのクトチーム事務局長から、集約 担となるとも言われるが、そも だから、障害のある人が証明で結果発表、請願行動の表明をい そも利用を控えていた人たち きやすくするように、合理的配たしました。 慮をすることによって格差是正 記者からは、「なぜ、今の時が、新たに交通機関を利用する を図るべきである。 期に訴えるのか、これまでの事ケースも多くなり、新たな顧客 ( 文・理事長本條 ) 業者の対応はどうであったか」獲得につながる面もある」 ( 堀 場 ) という見方等について回答 等の質問が寄せられました。 動 しました。 お知らせします それに対して、堀場プロジェ 活 の クト事務局長から、「障害者権 * この記者会見の模様は、当会 と みんなねっとの活動 っ 利条約等の法整備や精神保健福ホームページで動画配信をして ね 亠な 0 交通運賃割引制度実現をー 祉法の見直しの時期に併せて、おります。 ん ( 文・事務局長補佐小幡 ) み 5 厚生労働省内記者会見 今やらなければ機を逸する。 す 去る 4 月日、厚生労働省内精神障がい者に手帳が交付さ ま し 記者会見室で、交通運賃に関すれるようになった頃は、精神保 せ ら る全国アンケート調査の集計結 健福祉手帳に写真の添付がない お 果 ( 今月号特集参照 ) についてことを理由に割引制度が適用さ 記者会見発表しました。 れなかったが、平成年に原則 グ・セッションは原則 2 回の開①不支給者の増加こそ問題 飯も食べれない。お風呂に入れ 催で、 6 月末までにたたき台を 今回は地域差に関する議論とない。家族の支援があって初め号 作成することになりました。 お聞きしている。もちろん、不て仕事ができる人も多い」こと 年 ( 文・顧問川﨑 ) 支給割合の差を埋めていくこと に留意すべきである。 は大事であり、不正受給のよう③病名で判断せず生活のしづら と っ ■精神・知的障害に係る障害年に本来支給されない人へ支給ささで判断を ね 亠な 金の認定の地域差に関する専門 れないようチェックもしなけれ精神の障害は実に多種であり ん 家検討会 ばならないが、本来受給できる多様である。同じ病名であってみ 4 月日、厚生労働省内にお人が支給されていないことの方も症状や生活活動能力はすべて いて、第 3 回障害年金認定の地 が、もっと問題である。その点異なる。生活の困難性で判断を 域差に関する検討会が開催されを十分配慮した上で不支給者をすべきである。 ました。第 3 回は、関係当事者減らすような見直しを期待して④地域差は、障害をどうとらえ 団体からのヒアリングも実施さ るかということから起きてい れ、当会及び全国手をつなぐ育②就労できているかどうかで判る。手帳における級判定も含め 考察すべきである 成会連合会、日本自閉症協会、断すべきでない 日本発達障害ネットワークの 4 障害認定にあたっては日常生⑤初診日の認定について 団体が参加しました。当会から活能力を重視すること。一般就 障害認定における要件は ( 1 ) は、本條 ( 発言者 ) 、野村事務労ができているかどうかと日常初診日の確定 ( 2 ) 保険料納付 局長 ( 随行員 ) が出席し、下記生活の活動能力は別である。「一 ( 3 ) 障害状態該当性であると 内容の意見表明をしました。 般就労していても帰宅したらごされるが、そのうち初診日の証 000 = 000

4. 月刊 みんなねっと 通巻第98号 2015年 6月号

あ を 調 き 定 今後の目標についてスタッフか 用 と 区 成サ ら助言を受けられる と て ま 設 し 安 び ど支す刎 ら 結 等があげられます。 な害ま 、カ 見 と す 課障。り ま 祉るすあラ約 届 室す必 れ 福いまもプ契す月 亠な 居まが 害てり合用とまケ 利用までの流れ 流 と 障しな場 の 者 用 用 約受 込るお等 ス記をね 窓で必ら ショ 1 トスティ利用までの流 しいを書契ス イ 当村がめビド成概 一 ( 乍よ申てみ見 ス れは図表のようになっています。 請ス区 0 サ所画邯用し込意定一 業計期 ト申ビ市の用 一各証利 実申関織祉 約事用っ サ 援利で サ、者に をで機支 ョ 支等ま学イ上係 し 障 シ 福な受定の談ス定見テた関 相談支援事業について 絡 スけや 害とス決と相ビ、 し ト受医 障付ビ始所た一 表 支 了す 一を治 の給一開業けサ 平成年 4 月よりショ 1 トス 図 設 完ま ョ明主 村護サ給事受の がび シ説は 町介祉支援をて を 定結 にのて ティを含めた障害福祉サービス 区は福は 託っ ど 認を 際てつ 市イ害等 支委た業 亠な 分約 実った 各テ障合談のあ事 区契 にたあ の利用を希望される場合には利 のスに場相村に援 定 援の トびの 町る支 予 支て のに用 区す談 ま一ら急 用計画の作成および定期的なモ 用 用用利 市用相 住ョな緊 各利※ おシ査※ ニタリング ( サービスの利用状況 についての確認・見直し ) を実施ニーズに基づいた適切なサービ相談支援事業所が作成すること スの利用や組み合わせについてになりますが、事業所に代わり することが必要となりました。 ご本人がセルフプラン ( 利用者 これらは「相談支援事業」との必要な相談や支援などをおこ 本人が作成するサービス利用計 呼ばれており、地域で生活を営なうものです。利用計画につい んでいくにあたってご本人のては各市区町村の指定を受けた画 ) を作成することも可能です。 ちょっとしたときに利用する ショートスティを申請される前にお問い合わせください。 こと、これがショートスティの 際には相談支援事業の利用につ ポイントだと思います。特に「家 いても併せて各市区町村の障害利用日数について 福祉サ 1 ビス担当窓口までお問概ね一週間が目安ですが、障族 ( 本人 ) とケンカしてしまっ 害支援区分等により利用日数はて、一緒にいるとどうもよくな い合わせください。 い」という場合などは、ケンカ 変わります。 ひと月あたりの利用可能日数をしてしまう前に、ときにはお 利用料金について については障害福祉サービス受互いに一人の時間を持って適度 障害者総合支援法のショート な関係を保てることがショート スティの場合は、介護給付の 1 給者証を参照して下さい スティの魅力です。そのために 割負担が原則として必要になり より安心で快適な は病状が安定しているときに見 ます ( 生活保護を受給されてい 地域生活のために 学をおこなっておき、本人と主 る場合などは減免があります ) 。 ショ 1 トスティがあるかどう 治医、ショートステイ事業所も その他障害支援区分により自己 含めた関係機関と、利用の目 かは、地域によって差があると思 負担の金額が変わる場合があり います。しかし最近はグループ的・頻度などを確認しておくと ますので詳しくは障害福祉サー ビス受給者証を参照して下さホ 1 ムで専用の居室を設けたり、スムーズに利用でき、より安心 空室期間を利用してのショートで快適な地域生活を送ることが また食費などは実費となる場スティをおこなうなど、徐々に量できると思います。 ( おくむらわたる ) 合が多いため、各事業所まで事が増えてきています。 いこ みんなねっと 2015 年 6 月号 28 29 わかりやすい制度のはなし

5. 月刊 みんなねっと 通巻第98号 2015年 6月号

■問 20 実施して欲しい人に聞きます。その理由は何ですか。 ( 複数回答可 ) その他 1 % 交通運賃割引など福祉制度の対 通院やデイケア、地域活動支援セン 象から精神障害者を除外するよ ター利用及び福祉的就労など日常生 うな差別はなくしてほしい。 活に係る交通費の負担が軽くなる。 ■問 15 毎月支払う交通費の負担額はどれぐらいですか。 その他 1 5 , 001 円以上 4 % 1 , 000 円以下 7 , 001 円 ~ 10 , 000 円 8 % 5 , 001 円 ~ 7 , 000 円 8 % - ーー 3 , 001 円 ~ 5 , 000 円 0 問 1 7 身体障害者や知的障害者には 」 R などの交通運賃割引制度 があることをご存知ですか。 ー ~ 2 ク 8 幻 ~ 1 フ 58 、 的ら 経は るか すら 対く 族が 家目 年旅 てく め遠 せは とし。 族らい 家くた や度し 映画や買い物、ハイキングなど日 常生活に興味を抱く事もできる。 ェえていた人間らしい楽しみや趣 味など社会参加の希望が広がる。 1 , 001 円 ~ 3 , 000 円 ■問 16 日常生活する中での交通費の 負担額についてお伺いします。 その他 負担になっ ている あまり負担に なっていない 8 大きな負担に なっている ■問 1 8 日本国憲法、国連障害者木リ勺、障害者基 ■問 1 9 本法、障害者差別解消法、障害者総合支援法 精神障害者にも、交通運賃 は差別のない平等な社会を謳っています。 割引を平等に実施して欲し 身体・知的障害者に適用されている「」 R いと思いますか。 など交通運賃割引制度」から精神障害者を 適用除外していることをどう思いますか。 わからない 実施しな 015 % くてよい わからない 2 % 本人たちの切実な声 「その他」項目に記載された「本人の声」を抜粋して紹介します。 ・交通費考え外出控えている。 ・交通費がかかるので退所した ・負担大になると出かける意欲がなくなる。 ・交通費が出せないので自転車で行けるところしか行かない。 ・どこへも行かない。 ・交通費が高いので遠出はしないようにしている。 ・施設で働いた賃金の三分の一が交通費にかかる。 ・やむを得ず外出回数を減らしている。 ・色んなところへ行きたいし色んな物を見てみたい。 ・交通費を気にして外出しない ・社会勉強もしたい楽しみがないと希望がなくなる。 ・作業所に通うのに交通費がかかって困っている。 ・社会参加したい。同じ人間だから。 ・精神科を含めて他科の通院もあり負担が重い。 等でした。 知らない 知っている 3 おかしく ないと思う おかしいと思う みんなねっと 2015 年 6 月号 10 実施して 欲しい 11 特集精神障がい者にも交通運賃の割引を

6. 月刊 みんなねっと 通巻第98号 2015年 6月号

あなたの年齢及び性別を V V マ V 回割依事調日調 教えてください。 答程頼者査 S 査 者度人本対平期 平均年齢 45.7 歳 数を数人象成間 ・ 27 ・ 男性 63 % 4 途家 47 年平 8 こ族都 2 成ン 女性 37 % 調会道月 26 府末年ケ 人査会 を員県日 11 ■問 2 本依のの月 現在、あなたは家族と ト 頼 同居されていますか。 調 はい 74 % 「はい」と答えた方にお聞きします。回 いいえ 26 % どなたと一緒に暮らしていますか。 結 その他 4 % あなたは障害年金を 兄弟姉妹、、 , 父親果 受給していますか。 3 , 797 人子供ー はい (80%) 3 % 948 人 配偶者 4 % 精神障がい者にも交通運賃の割引を 交通運賃に関するアンケート調査結果から 全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) 」など交堀は勿洋一一 通運賃割引全国運動推進プロジェクトチーム事務局長上、 このアンケート調査は、次の すでに多くのみなさんがご存じのように、身体・知的障がい ような目的で実施されました。 者には、」・民鉄・航空・旅客船・バス・タクシーの運賃 ①本人・家族の経済的負担や生 及び有料道路通行料金が割引されています。しかし、精神障 活実態を把握する。 がい者には、今日まで、その割引制度が実施されていませ②調査活動を通して、全国の家 ん。全国の家族・家族会からは、このような「精神障がい者族・家族会が「全国運動」への への差別的扱いを一刻も早く解消してほしい」という切実な 理解と関心を寄せ合う。 声が寄せられていました。そこで、当会 ( みんなねっと ) は、 ③調査結果は、交通事業者や行 2014 年度総会で「他障害同等の交通運賃割引の適用を求政・議会関係者への説明資料と める全国運動」を展開することを決め、その第 1 弾として「交 して中央・地方で活用する。 通運賃に関するアンケート調査」を本人を対象に実施しまし 全国で取り組んでいただいた た。今回の特集は、その結果を報告したいと思います。 集計結果は次の通りです。 12 % いいえ 「はい」と答えた方にお聞きします。 あなたの障害年金は次のどれですか。 基礎年金 432 人 2 , 397 人 特別支給 61 人 厚生年金 42 人 420 人 238 人 共済年金 10 人 56 人 1 7 人 48 人 (20%) 母親 年金種別の 1 級 3 級 あなたご自身の 1 か月の 収入額はいくらですか。 ーか月の平均収入額 60 , 287 円 その他 7 特集精神障がい者にも交通運賃の割引を みんなねっと 2015 年 6 月号 6

7. 月刊 みんなねっと 通巻第98号 2015年 6月号

お持ちの方 2 ・ 1 のうち、ご本人あるいは ご家族の休養やご本人の自立の ための訓練が必要な方 どんなときに利用できるの ? ショートスティには大きく分 けて 3 つの目的が考えられま す。 方がショートスティをご利用さ①ご家族等の介護をされている ショートスティとは れるにあたっての手続き等につ方が何らかの理由により介護を 「ショートスティ」とは、「短 いて簡単にまとめてみたいと思おこなう事ができない場合 ( 例 ) ・緊急的な理由【病気・事 期入所事業」と呼ばれ、児童や障 います。 故・災害その他緊急の事態が生 がい者 ( 児 ) 、高齢者等を対象 対象となる方 じた場合 に日常的に見守りをしているご ・社会的な理由【冠婚葬祭や行 家族が不在になる場合や地域生 ・原則としてご家族と同居さ 活において休養が必要な時などれているかアパートで一人暮ら事の出席、家族の介護等により しをされているなど、地域で生不在となる場合 に利用ができるサービスです。 ・その他の理由【家族自身に一 今回は精神に障がいを持った活をされている精神に障がいを 時的な休養 ( レスパイトとも呼ば ことが可能です。 があります。参考までに都内の れます ) が必要とされる場合等 ショートスティは障害者総合事業所を一例としてみると、 ②障がいのあるご本人自身の休支援法における「短期入所事業」 ・べッド・たんす・衣装ケース・ 息を目的としている場合 や区市町村が独自におこなう事テープル等の家具類 ( 例 ) ・家庭内での不和が生じ、家業として、その多くはグループ ・エアコン・風呂・トイレ等の 族と一旦距離を取って静かに過こホ 1 ム等でおこなわれています。家電製品やガスコンロ等の調理 したい 器具 どんなところなの ? ・一人暮らしだが生活上のスト 等が備え付けになっており、 何をしてくれるの ? レス等により体調を崩し、少し 利用することが可能となってい 休養を取りたい等 ショートスティの利用にあます。 ③将来の自立に向けての生活訓 たってはグループホーム等の事 練をご本人が希望する場合 業所によってそれぞれに居室が受けられるサービス内容について ( 例 ) ・現在は家族と一緒の生活用意されており、そこに宿泊す これも利用する目的によってし だがいずれは自立して一人暮らるという形をとります。中には異なりますが、例として の しをしたい 一般のアパートの一部屋を借り ・買い物や料理、洗濯など生活 ・炊事や掃除・洗濯など単身生上げている場合もあります。 の仕方でわからないことをス す や 活に向けて家事を覚えたい等 タッフに相談し、必要に応じて こういった様々な目的に応じ設備 ( 居室・共有のもの ) についてサポートが受けられる わ て、ショートスティを利用する各事業所によって内容に違い ・日常生活を送る上での不安や 《その》 わかりやオい制なし いろいろな利用ができる ショートスティ 東京足立病院奥村・〕旭一〔 ~ みんなねっと 2015 年 6 月号 26

8. 月刊 みんなねっと 通巻第98号 2015年 6月号

■問 12 あなたの現在の福祉サービスなどの利用及び就労状況について ( 複数回答可 ) 1 医療機関のデイケア・ナイトケアに通所。 地域活動支援センターや就労支援施設などに通所 ( 地域活動支援事業 I 刑Ⅱ刑 2 Ⅲ型、就労継続支援事業 A 型、就労継続支援事業 B 型、就労移行支援事業など ) 55 % 3 生活訓練施設に入所 3 % 4 一般企業へ就労。 ( 自営業、アルバイト含む ) 6 % グループホーム利用 5 65 % 6 訪問型サービス利用 ( ホームヘルプサービス又は訪問看護など ) 1 1 % どの福祉サービスも利用していない 7 15 % 8 その他 5 % あなたの精神障害者保健福祉 手帳の等級を教えて下さい 1 級 その他 1 1 % 12 % 3 級 12 % 2 級 ■問 9 あなたがお住まいの周辺 3km にはどんな公共交通 機関がありますか。 」 R 2 , 224 人 私鉄 1 , 312 人 地下鉄 286 人 バス 3 , 597 人 高速道路 632 人 180 人 ■問 8 「持っていない」と答えた方にお聞きし ます。持っていない理由は何ですか。 持っていてもメリットがない 126 人 精神障害者といわれたくない 1 4 1 人 申請したが認定されなかった 46 人 その他 269 人 ■問 13 通院や通所などに利用している交通手段を教えて下さい。 ( 複数回答可 ) その他 私鉄電車 ム呂屯車 2 % 。 20 % 1 1 % その他 本人又は家族が 運転する自動車 公呂 / ヾス 8 % 0 問 14 通院や通所で 1 か月に利用する交通機 関の使用頻度について教えて下さい。 その他 6 % 21 回以上 13 % ■問 1 0 あなたがお住まいの地域で精神障害 者保健福祉手帳所持者に運賃割引を 行っている交通機関がありますか。 市町村営の交通機関 1 , 337 人 私鉄の路線バス 1 , 759 人 その他 647 人 あなたの現在の治療形 態はどちらですか。 その他 2 % 入院中 代理 又ⅱク 2 % 7 % 10 回以下 ~ 63 % 1 1 回 ~ 20 回 通院中 18 % 9 特集精神障がい者にも交通運賃の割引を みんなねっと 2015 年 6 月号 8

9. 月刊 みんなねっと 通巻第98号 2015年 6月号

か。知らないが故の誤解 ■本年度 4 月 7 日より、 事務局長補佐職を拝命致や感情的な不快感を隠し しました小幡恭弘 ( おばて避けようとしているの たやすひろ ) と申します。か。あからさまな差別な 私は、福祉系大学を卒のか。 障がいを抱えるご本人 業してすぐに精神障がい 者無認可共同作業所に勤やご家族が孤立化してし 務しました。その後、民まう状況を打破していく 間企業、社会福祉法人をことなしに、生活の手ご 経て、この度、当会に仲たえを持っことはできな いと感じています。 間入りさせていただきま 私は、精神保健福祉の した。 公の場や教育の場では向上はもちろんですが、 人権問題などが多く取り今ここにかかわるすべて 上げられるようになりまの人々に、脈々と生きる した。しかし、身近なお当事者の姿を正しく目の 隣さんや地域・社会など当たりにしていただける 生活圏が近くなるほど、ように、微力ながら奮闘 いることが良くわかるもす。ご指導、ご鞭撻賜り のです。家族やご本人が、ますようよろしくお願い いたします。 窮地に立ったとき、本当 に力になってもらえるの 知っておきたい精神保健福祉の動き / 特集 / ( 投稿 ) 私と子どものあゆみ 連載①街の診療所からのお便り / 連載②メンタル障害をサポートする知識 / 連載③誰でもわかる認知行動療法 / 連載④真澄こと葉のつれづれ日記 / わかりやすい制度のはなし / みんなのわ ( 読者のヘージ ) ほか 【特集】 ■ 2013 年一 1 月号 : 夢と希望を語ろうーーそれぞれの立場から 2 月号 : みんなねっと茨城大会 3 月号 : 生活を支えるケアホーム・グループホーム 4 月号 : ホームヘルバーを知っていますか ? 5 月号 : 現在の精神科医療の動向 6 月号 : イギリスの家族支援視察 7 月号 : 精神障がい者へのアウトリーチのとリくみ 8 月号 : 家族が望む家族支援とは ? 9 月号 : 働きかたいろいろー - 雇用の現場から 10 月号 : つながりをもとめて - ー - 病気の親をもっ子どもの集い・交流会 11 月号 : 「精神保健福祉法」改正について考える 12 月号 : みんなねっと大阪大会 ・ 2014 年・ 1 月号 : 私たちが求める本当の家族支援とは何か 2 月号 : 働き続けるために一一自分に期待できる働き方 3 月号 : 薬を減らすガイドラインへの期待 4 月号 : その人のできることを実現するための就労支援 5 月号 : 本人・家族をともに支える訪問家族支援【その①】 6 月号 : 本人・家族をともに支える訪問家族支援【その②】 7 月号 : 奈良県で福祉医療制度が実現 8 月号 : いきいき家族会 9 月号 : 障害者差別をなくす地方条例をつくろう 10 月号 : 高齢化する精神障がい者にどんな支援が必要か 1 1 月号 : メンバーとスタッフが協働して運営するクラブハウス 1 2 月号 : 「あなた病気の人、私治す人」から「私も家族の一人です」となって見えてきたこと ・ 2015 年■ 1 月号 : 身体・知的障がい者と同等の交通運賃割引制度の実現を求めて 2 月号 : 精神障がい者同士で結婚して 11 年目のわたしたち 3 月号 : 精神障がい者の地域移行と地域生活を考える ・月刊みんなーっす」の、ツクナノ / ーのお申し込湾 0 ) 「 300 円 x 冊数十送料 80 円」の金額を巻末の振込用紙にてお振り込みくだ さい。「通信欄」には、ご希望の号を記入してください。郵便局に備え付け の振込用紙の場合、「 0 0 1 3 0 ー 0 ー 3 3 8 3 1 7 みんなねっと」宛て にお振り込みください ( この場合、振込手数料は自己負担願います ) 。 FAX での申し込みもお受けします (FAX 番号 03-3987 ー 5466 ) 月刊みんなねっと ~ 毎月こんな内容でお届けします ~ 編集後記 幡 【ご寄付のお願い】当会の活動は、皆さんの会費を主な財源として いますが、活動資金が不足しています。より活動を充実していくた めに、寄付を募っています。ぜひご協力ください。 * 通信欄に「寄 付」とご記入ください。寄付金控除・税額控除の対象になります。 加入者名みんなねっと ■郵便振込 00130 ー 0 ー 338317 定価 300 円 月刊みんなねっこ通巻第 98 号 ( 2015 年 6 月号 ) 発行日 2015 年 6 月 1 日 賛助会費 ( 会費に購読料含む ) 発行者公益社団法人全国精神保健福祉会連合会個人・年間 3 5 0 0 円 団体・年間 3 0 0 0 円 x 人数 ( 2 人以上 ) 理事長本條義和 〒 170-0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 4 6 ー 1 3 ホリグチビル 602 TEL 0 3 ー 6 9 0 7 ー 9 2 1 1 FAX () 3 ー 3 9 8 7 ー 5 4 6 6 郵便振替 0 0 1 3 0 ー O ー 3 3 8 3 1 7 ホームページ www.seishinhoken.jp 印刷・製本 / 倉敷印刷株式会社表紙の絵 / 織田信生

10. 月刊 みんなねっと 通巻第98号 2015年 6月号

は認可発売された当時には、「と科医は、次々と新しい効果を期 くに被害妄想にとても効果が高待して新しい薬剤を処方し、上一号 月 そして、 1970 年代後半に い」、「過鎮静になりにくく、攻積み処方を繰り返してい「たの一一 年 なると化学構造的にほんの少し撃性に効く」という科学的に根です。 一の違いを付けただけの新しい抗拠のない特徴が大々的に宣伝さ その結果が何種類もの抗精神 と 精神病薬が次々と発売されまれていたのです。 っ 病薬を使う、近年では弊害でし す。 ある時点での科学の限界としかないことがわかった多剤併用な これらのなかには、副作用がて未解決な部分については、主療法ができあがったのです。 少ないと謳った抗精神病薬があ観があたかも真実のように伝え各薬剤の特徴が、組み合わさ りましたが、現在の薬理学脳科られることは医学や科学の世界れた多剤併用で全て効果が得ら 一学の観点からすれば、主作用でにありがちで、 = れが後世に大れて〔な〔と気付〔ても、今度 あるドー パミン受容体遮断を少きな問題を引き起こす原因となは薬理学的にどれを除けば良い し抑えることで、副作用が抑えるのも良くあることなのです。 かが分からず、減薬して不調と られただけというものもあり、 なるリスクを考えれば、そのま 新薬であるにもかかわらず、古 まにしてリスク回避になるとい い薬剤であるハロペリドールよ それぞれの薬剤に違った効果う意識が働いたこともあって、一一 りも薬理効果で劣る薬剤も少な特徴が誇張されて謳われていた この多剤併用療法が解消されず くありませんでした。 ために、当時乏しい薬理学的知 に、ある意味で治療スタンダー それでも、そのような薬剤群識とその謳い文句を信じた精神ドとなってしまったのです。 と薬理学的知識について疑問視 されるべき問題であると考えま 当時の精神科の治療者たちをす。 擁護するわけではありません ( ひめいあきお ) が、これは日本に限ったことで なく、世界的に見ても同じよう 次号は、ひきつづき、日本に に多剤併用処方の傾向がありまおける精神科薬物療法の歴史と した。 現状の、「 2 ・第二世代の抗精 精神科医は、その時なりに患神病薬 ( 非定型抗精神病薬 ) の 者さんの症状をいかに改善でき登場」と、「 3 ・定抗精神病薬 るかに懸命であって、当時は幻と非定型抗精神病薬」について、 覚妄想といった、派手で生活すお届けします。 るのに不都合な症状の改善に治 療の焦点が当てられており、無 闇に多剤併用処方していたので はなく、結果として多剤併用に なったと言えます。 ただ、今の時代に多剤併用療 法というのは、精神科医の技量 33 メンタル障害をサポートするための知識ー薬物療法を正しく理解する