みんなねっと福岡大会 なついニ 月刊みんなねっと 2015 年 9 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 月刊みんなねっと ( 毎月 1 回 1 日発行 ) 通巻 101 号 2015 年 9 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵使物承認 第 8 回全国精神保健福祉家族大会 精神障がい者が共に暮らせる地域づくり ~ 当事者のカ、家族のカ、地域の力が未来を拓く ~ 日時 2 。 15 年 9 月 28 日 ( 月 ) 、 29 日 ( 火 ) 会場福岡国際会議場 第物再を - サンス 福岡市博多区石城町 2-1 0 2- 2-4111 ー 福国際会議場への交道アクセス http ://www.m me 語 e な 0ng 代ねを / 障がいのある人円ル 参加費 3 , 000 円学生 1 , 000 円編 " 〒創宿岡県第第市博多区吉塚本町宿岡県吉塚合局庁都 P 宿会事 「福精連」 TEL : 2- 四 2 ・ 05 FAX : 2- 四 2- 61 2015 ・特集・ 全科か無料になる医療費助成ーー地域家族会のとりくみ ・私と家族の手記「統合失調症の娘こと」 ■誰でもわかる認知行動療法⑥【考え方を変えるとは ? 】 ( 大野裕 ) ・障害年金私の体験【その 2 】 ( 木戸義明 ) 障書年金がさかのほって 5 年間しか支給されないのは誤った運川という間題について ー ' ダヤを JR 門司港駅“当 柳川・川下り ~ 東公■ ニ第 主催 / 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) 公益社団法人福岡県精神障害者福祉会連合会 ※青色の線は福岡市営地下鉄線
2015 ー。・、【表紙の絵】織田信生 知っておきたい精神保健福祉の動き 2 お知らせしますみんなねっとの活動 7 特集 全科が無料になる医療費助成ー一地域家族会のとりくみ 8 9 月号通巻第 101 号 【連載⑥】 誰でもわかる認知行動療法《考え方を変えるとは ? 》 ( 大野裕 ) 私と家族の手記 統合失調症の娘のこと ( なでしこ ) 20 街の診療所からのお便り【連載 100 】 ( 増本茂樹 ) 16 ・・うつ病も辛いけど、統合失調症では、ずっと続く辛さです。・ トピックス ( 木戸義明 ) 障害年金私の体験 ( その 2 ) 22 障害年金がさかのほって 5 年間しか支給されないのは誤った運用という問題について 26 メンタル障害をサポートするための知識ー - 薬物療法を正しく理解する・連載 14 ( 姫井昭男 ) 第 2 章「精神科の薬」の働きく 7 〉 30 真澄こと葉のつれづれ日記 ( 第 54 回 ) みんなのわー一読者のページ 36 34 知っておきたい精神保健福祉の動き / 特集 / ( 投稿 ) 私と子どものあゆみ 連載①街の診療所からのお便り / 連載②メンタル障害をサポートする知識 / 連載③誰でもわかる認知行動療法 / 連載④真澄こと葉のつれづれ日記 / わかりやすい制度のはなし / みんなのわ ( 読者のヘージ ) ほか 【特集】 ・ 2013 年■ 5 月号 : 現在の精神科医療の動向 6 月号 : イギリスの家族支援視察 7 月号 : 精神障がい者へのアウトリーチのとりくみ 8 月号 : 家族が望む家族支援とは ? 9 月号 : 働きかたいろいろーー雇用の現場から 10 月号 : つながりをもとめて一 - 病気の親をもっ子どもの集い・交流会 11 月号 : 「精神保健福祉法」改正について考える 12 月号 : みんなねっと大阪大会 月刊みんなねっと ~ 毎月こんな内容でお届けします ~ FAX での申し込みもお受けします (FAX 番号 ()3 ー 3987 ー 5466 ) にお振り込みください ( この場合、振込手数料は自己負担願います ) 。 の振込用紙の場合、「 0 0 1 3 () ー () ー 3 3 8 3 1 7 みんなねっと」宛て さい。「通信欄」には、ご希望の号を記入してください。郵便局に備え付け 300 円え冊数ギ送料 80 円」。の金額を巻末の振込用紙にてお振り込みくた ・「月刊みんなねっ」のバックナンバーのお申し込み方法・ 7 月号 : グループホームの運営ってどうなっているの ? 6 月号 : 精神障がい者にも交通運賃の割引を 5 月号 : 精神障がい者の「住まい」を考える 4 月号 : 地域医療の発展をめざした「府中こころの診療所」を訪ねて 3 月号 : 精神障がい者の地域移行と地域生活を考える 2 月号 : 精神障がい者同士で結婚して 11 年目のわたしたち 1 月号 : 身体・知的障がい者と同等の交通運賃割引制度の実現を求めて ■ 2015 年・ 1 2 月号 : 「あなた病気の人、私治す人」から「私も家族の一人です」となって見えてきたこと 11 月号 : メンバーとスタッフが協働して運営するクラブハウス 10 月号 : 高齢化する精神障がい者にどんな支援が必要か 9 月号 : 障害者差別をなくす地方条例をつくろう 8 月号 : いきいき家族会 7 月号 : 奈良県で福祉医療制度が実現 6 月号 : 本人・家族をともに支える訪問家族支援【その②】 5 月号 : 本人・家族をともに支える訪問家族支援【その①】 4 月号 : その人のできることを実現するための就労支援 3 月号 : 薬を減らすガイドラインへの期待 2 月号 : 働き続けるために一一自分に期待できる働き方 1 月号 : 私たちが求める本当の家族支援とは何か ■ 2014 年・
事者が本当に元気になり、希望平成 5 年障害者基本法が施行 を行っています。 県レベルでおこなっている岐を持って生きていけます。精神され、精神障病者が他の障害者号 月 阜県、山梨県以外は身体、知的は疾患の治療にも良い結果をもた ( 身体・知的 ) と同じく障害者 年 県と市町村が一一分の一ずつの負らします。家族会員も元気になと法的に明文化されました。 これを機に地域家族会が、海 担でおこなっています。山梨県り、活力が生まれ、そして会員 と と岐阜県以外の市町村は、①市増加にも結びついていきます。南市長に精神障害者も手帳を取っ な 得することで通院入院費を無料 それでは、各地域家族会の具 町村の全額負担でおこなってい ん み るところと、②県と市町村が一一体的なとりくみをいくつか紹介にと陳情を行いました。その結 いたします ( なお、各県の家族果平成 8 年に市議会で予算化さ 分の一の負担で助成をおこなっ 会連合会は、〇〇県連という表れ、手帳所持 ( 1 ・ 2 ・ 3 級 ) に ている所があると思われます。 保険適用の入院通院費など全て 記にしています ) 。 医療費助成は家族 ( 会 ) の 無料になりました。その他 2 市 活力となる 1 町は、手帳所持 ( 1 ・ 2 級 ) ■和歌山県 和歌山県における精神障害者障害年金受給者 ( 1 ・ 2 級 ) に 医療費助成を成功させたとこ の医療費助成は、重度心身障害重心制度が適用されています。 ろでは当事者と家族の喜びは非 常に多きものがあります。歯医児 ( 者 ) 医療費助成制度 ( 略称【重心制度を導入するためには、 者、血圧、糖尿病等は、当事者重心 ) が 3 市 1 町に適用されて家族 ( 会 ) が当該市町村に一一分 の一を出してもらえるように陳 います ( 重心負担は県一一分の一・ は親に遠慮して医者に掛からな 情など働きかけることが大切だ い人もいます。無料化されて当市町村一一分の一 ) 。 と認識しています。和歌山県でる請願署名を集め、伊賀市議会 0 兵庫県 へ提出しました。市議会では全西宮市では平成年 7 月から は、市町村が重心適用すれば、 通院・入院とも精神 2 級まで障 県は一一分の一負担するという仕会一致で採択されました。 組みになっています。 翌、平成年「三重県連精神保害者医療費助成制度の適用が広 和歌山県連としては、今、健福祉大会」がはじめて伊賀市がりました。平成年 7 月に入 み 市に対して精神障害者の医療費で開催されたことも大きな後押院にのみ 2 級まで助成が認めら 負担軽減に向け、地域の家族会しとなり、平成年 4 月より「 2 れ、さらに通院にも適用するよ と の と保健所、精神科病院、クリニッ級の通院医療費全科無料」が実う要望を続けました。初めて当 ク、法人施設などと協同しなが現しました。会計窓口で、一旦助成の障害間格差是正を掲げ 家 自己負担分を払い、あとで、戻っ ら取り組んでいます。 たのは平成年度の要望書で ( 和歌山県精神保健福祉家族会連合会 ) てくる「償還払い」の制度ですすが、それから毎年この事項成 をトップに掲げ、継続して要費 会長大畠信雄が、大きな前進でした。 三重県は 1 級の通院医療費全望を続けました。要望書は西医 0 三重県 る な 科無料化 ( 平成年 ) を実施して宮家族会代表の他に、三つの z 平成年私たち「伊賀はくほ 料 ートフル、 いるが、 2 級については桑名市法人 ( くぬぎ、 う会」は伊賀市障害者福祉連盟 ( 身体 6 団体、知的 2 団体、精 ( 2 級入院通院無料化 ) 以外未実 NiCCl) の各代表とこれらの法人が の各事業所代表の連名にて提出全 神 1 団体 ) に働きかけ、この連施でした。 集 ( 伊賀地域家族会はくほう会 ) しています。 6 月初めに要望書 盟が中心となって、精神障害 2 森藤歌代子を出し、 6 月末に回答書が来て、 級・ 3 級への医療費助成を求め
9 月 28 日 ( 月 ) 9 月 29 日 ( 火 ) 2015 みんなねっと福岡大会主なスケジュ司い ( 詳細は、案内ノヾンル , トをこ参照くたさい ) ■「うりずんの雨」を観てを落とすことに何とも言 戦後間年、想像を絶すい難い思いをしました。 る体験をした沖縄の人た戦後のアメリカ占領地 ちのドキュメンタリー映から今日に至るまで、米 画です。当時同じ戦場で軍基地をめぐる負担を沖 向き合った元米兵、元日縄は押しつけられてきま 本兵、そして沖縄住民にした。その、差別と抑圧 取材し、また、米軍所蔵から、沖縄の人たちの深 の記録映画を交えて、沖い失望と怒りを感じま 縄地上戦を生々しく伝えす。 ています。沖縄は本土防ベトナム戦の戦闘機が 衛のための「捨て石」に この沖縄の基地から飛び されたといわれていま立ったことは、戦争は二 す。 度としてはならないと思 若き多くの学生も動員う沖縄の人たちの気持ち され、男子は「鉄血勤皇を逆なでするものだった 隊」女子は「ひめゆり学でしよう。 徒隊」とされ、川代の命沖縄から基地をなくす が奪われたことは、痛恨ことは、私たち日本国民 の痛みです。私は確か中の役割です。沖縄のあの 学の時に映画「ひめゆり美しい海が、これからも の塔」を観て、同じ川代あり続けることを願って の女学生が戦場で働き命います。 0 分科会では、テーマに沿って数人から 9 : 00 ~ 受付 問題提起や経験報告を予定しています 9 : 30 第①「家族と家族会の力と役割」 ~ 家族の思いと体験をいかす ~ ☆コーディネ - ターみんなねっと事務局長野村忠良 1 1 : 30 第②「わが国の家族支援に求められるもの」 ~ 孤立をなくす家族支援 ~ ( 仮 ) ☆コーディネーター京都ノートルタム女子大学准教授佐藤純 分第③「地域でくらし、地域でささえる」 ~ 地域生活支援の仕組みを考える ~ ☆コ - ディネーター九州産業大学教授色知延章 会第④「働くひを広めよう」 ~ 様々な仕事、色々な働き方 ~ ☆コーディネーター西南学院大学教授舘暁夫 第⑤「当事者のカ、自立と経験を活かす」 ~ 支え、支えられる、これからの活動 ~ ☆ : - ラネ - ト県神第 2 合 2 事業所部会村上大作 第⑥「このままでいいの ? 精神障がい者のくらしと権利」 ~ ホンネをきかせて ! ~ ☆コーディネーター西九州大学准教授橋本みきえ 1 1 : 45 ~ 閉会式 分科会報告大会アヒール採択次期開催県あいさつ 閉会 ( 予定 ) 1 0 : 00 ~ 受付※当日は、十業所の授産製品の即売会も予定。 1 1 : 15 ~ オープニングセレモニ 1 2 : 00 ~ 開会式 1 3 : 00 ~ 基調講演 「戦後 70 年と障害者権利条約」 ( 仮題 ) ~ 精神障かい者施策の課題と展望 ~ 日本障害フォーラム ( JDF ) 幹事会議長 / 藤抖克徳氏 14 : 20 ~ みんなねっと活動報告 みんなねっと理事長 / 本條義和 行政報告 生労働省より ( 予定 ) 1 5 記念講演 「精神病となっても希望をもって生きられる」 ~ これからはみんなで本人中心の曽らしを応援はう ~ 十勝精神障かい者支援センター理事長 / 門屋充郎氏 17 : 00 終 ※懇親会参加者はバスで移勤 18 : 30 ~ 懇親 ホテルオークラ福岡 編集後記 12 : 40 参加申込書 ( 宿泊なし用 ) ◆串込先 #FAX 092-739-7773 ◆ E-Mail#fukuoka2@tobutoptours.co.jp ) 都道府県 「参加証」などの送付・連絡先 ( 勤務先・自宅 ) 都道府県 ( 所属団体 申し込み 代表者 【ご寄付のお願い】当会の活動は、皆さんの会費を主な財源として いますが、活動資金が不足しています。より活動を充実していくた めに、寄付を募っています。ぜひご協力ください。 * 通信欄に「寄 付」とご記入ください。寄付金控除・税額控除の対象になります。 ・郵便振込 00130 ー 0 ー 338317 加入者名みんなねっと 月刊みんなねっと通巻第 101 号 ( 2015 年 9 月号 ) 定価 300 円 発行日 2015 年 9 月 1 日 賛助会費 ( 会費に購読料含む ) 発行者公益社団法人全国精神保健福祉 - へ連 ~ へ ムロム個人・年間 3 5 () () 円 理事長本條義和 団体・年間 3 0 0 0 円 x 人数 ( 2 人以上 ) 〒 170-0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 46 ー 1 3 ホリグチビル 602 TEL 0 3 ー 6 9 () 7 ー 9 2 1 1 FAX () 3 ー 3 9 8 7 ー 5 4 6 6 郵便振替 O () 1 3 0 ー () ー 3 3 8 3 1 7 ホームページ www.seishinhoken.jp 印刷・製本 / 倉敷印刷株式会社表紙の絵 / 織田信生 ( ふりかな ) 電話 FAX 参加種別・家族・医療福祉ー参加希望する分科会懇親会お昼の弁当注文 性年支援者、一般 3000 円 ( 2 日目 9 時半 ~ ) 7000 円 1 食 1000 円 別齢当事者 500 円 第 1 第 2 ー第 3 1 日目 1 日目 2 日目 学生 1000 円 希望希望。希望 〇〇 55 家族 ②①③ 歳 3000 円 7000 円 1000 円 ふりがな はかたたろう 例博多太郎男 11000 円 ※宿泊のお印込みか必要な方は、別紙・「大会案内ハンフレット」にある「参加田込書 ( 宿泊用 ) 」にてお印込み下さい。 ※お申込みは、 FAX ・メールもしくは郵送にてお申込みください。 ( トラブル防止のため、電話てのお申込みお受けしておりません ) ※申込み・問い合わせは、『東武トップッアーズ ( 株 ) 福岡支店』電話 : 092-739-0010 FAX : 092-739-7773 〒 810 ー 0001 福岡市中央区天神 3 丁目 11 ー 1 天神武藤ビル 4 階担当 : 中島・松井 十みんなねっと全国大会では、 9 月 28 日、 29 日の両日、会場内の展示ブースに「薬 の相談コーナー」を設けます。薬の専門家薬剤師の先生が無料で相談に対応して くれます。服薬内容のメモなどを準備し、お気軽に相談コーナーへお越しください。
避難物資も情報も届かず、孤立最初に勝又幸子氏 ( 国立社会保 ~ 知っておきたい【 したと聞いています。今後はこ障・人口問題研究所 ) から、「日 のような在宅者への支援をお願本における障害者統計等の課題 朝神保健福祉の動き ) いしたい」と意見しました。 とその改善方法」の説明があり ました。 ▽消費者庁 ■障害者政策委員会 ( 第刀回 6 月四日 ) ・「知的障害」に関する消費生▽課題 第 3 次障害者基本計画の実施活相談情報として、悪質な手口 ・障害者と障害のない人との比 状況を復興庁、消費者庁、内閣 による消費者被害が年々増加し較が可能となるデータがない ていると報告がありました。 府から、説明がありました。 ・複合差別の解消のために、性 ▽内閣府 ▽復興庁の取り組み 別調査が必要。 ・東日本大震災からの復興の基・障害及び障害者理解の促進の・事実に基づく政策立案と事後 本的な考え方は「子ども・障害ために、毎年「心の輪を広げる評価のための施策がない。 体験作文」と「障害者週間のポ▽改善のために 者等あらゆる人々が住みやすい スター」の募集をしている。各・国勢調査や全人口を対象とし 共生社会を実現する」 た調査に障害の有無を入れるべ ・これに伴い被災地における障都道府県・指定都市で扱ってい き。 害者支援事例を収集して、今後る旨の説明がありました。 ( 第四回 7 月日 ) ・「障害者雇用報告」では、男 の支援の参考にする。 家族会としては、「精神障害各ワーキングセッションから女別の統計をとっていない。女 者は避難所での生活が困難な人の論点概要の報告がされまし性の社会進出の解消には重要な こ 0 問題である。 が多く、半壊の自宅で生活をし、 いてワーキングセッションきるようにする。 全国「精神病」者集団の団体 からの説明がありました。 ・訪問型の支援体制が必要であが参加し意見表明しました。 ・ワーキングセッションⅡの説る。等々。 当会は、前回に引き続き家族 明 ( 論点のたたき台で、結論で 次回の委員会で論点整理がお介護・支援の問題を取り上げま はありません ) こなわれる予定です。 した。「厚生労働省の研究グル ▽精神医療の在り方について ( 文・顧問川﨑 ) ープが認知症にかかった社会的 ・精神保健福祉法の入院制度の 費用の推計を発表している。医 問題点 ( 措置、医療保護、任意■社保審障害者部会報告 療費 1 ・ 9 兆円、介護保険サー 入院の機能 ) 。 【第回】 ( 6 月 9 日 ) ビス費用が 6 ・ 4 兆円に対し、 ・特に今回改正された医療保護第回は、日本盲人会連合、家族による介護を費用に換算し 入院の家族の同意は問題であ日本失語症協議会、日本脳外傷た金額 ( 6 ・ 2 兆円 ) と拮抗し る。 友の会、日本難病・疾病団体協ている。この無償の家族による ・医療保護入院を無くすために議会、難病のこども支援全国ネ介護を専門職の指導・援助を得 は、家族支援が必要である。 ットワーク、日本医師会、全国ながら、有償でおこなっても費 き ・精神科病院の密室化の問題。 精神保健福祉会連合会、日本精用は削減できる。家族が得た収 ▽地域移行のための環境整備に神保健福祉士協会、全国精神障入は消費に回り、供給が生じ経の 福 害者地域生活支援協議会、日本済は拡大する。パイは大きくな 健 保 ・地域基盤づくりをすべきであ精神保健福祉事業連合、全国精るのである。 神 る。 神障害者社会福祉事業者ネット それだけでなく、精神障害者精 ・民間のアパートへの入居がでワーク、日本精神科看護協会、 の家族を、訪問によって本人を みんなねっと 2015 年 9 月号 2
くれました。 られています。その際、紹介議員他の障害者団体と連携をとり、 ( じんかれん会長 ) 堤年春が必要です。議員への働きかけは支援していただくのも良いです。 最大会派から順次話に行くのが日ごろからの交流が大切です。 各地の活動から学ぶこと 良いのです。このことは大切なこ要は助成に向けて具体的に行 さて、これまで見てきた地域とです。特定の政党会派にだけ頼動するかどうかにかかっている み では、助成制度実現に向けてそるのではなく全党会派に依拠しと思います。歩かなければ ( 行 動しなければ ) 前へ進まないこ れぞれ大変努力してきたというておこなうということです。 と の ことが分かります。しかし、そ議会において、審議がある場とは確かです。 合には出来るだけ多くの人が傍 れに見合う喜びはあります。最 家 後に共通点をまとめておきます。聴に掛けつけるようにしたほう みなさん、医療費助成は、家耻 が良いです。 議会への請願・陳情をしなく 族会の役員や関係者だけに任せ成 ておナよ、、 と、うものではあ費 私たちの要求は筋が通ってい ても首長が判断して実施してく りません。大切なことは、家族、医 るので、表立って反対する人た れれば、一番です。 る 議員、行政との信頼関係を普段ちはいません。請願が出された当事者一人ひとりの切実な声をな 場合はたいてい全会一致で採択集め、行政に働きかければ、制 から作っておくことも大切なこ とです。陳情で進展がない場合にされています。採択後は多くの度の実現は可能だということでが は、拘束力のある請願で動かざる場合、首長や当局は法的にはそす。行政と力を合わせて一緒に 集 を得ません。請願は央ムで採択のの請願に拘東されませんが前向とりくみましよう。 ( 文・みんなねっと事務局 ) 可否を議決することが法で決めきな対応をしてきます。 ・ 2 級全科通院・入院の助例えば、県内各市町の状況や本会議でも賛成多数で採択さ 成に至った活動の事例 他の障害者対象の施策などです。れれば、議会議長から首長宛に 、毎年、市長、町長宛要望書初年度は議員さんの自宅に陳情実際の施策に反映するように手 を提出していました。 内容の説明書を配りました。 紙が出されます。 要望書は提出すると同時に、 次年度からは市町の議会事務 3 、陳情を 2 、 3 年続けた後で、 市長、町長に面会し、要望内容局に持参して配「ていただきま市長、町長に面会し直談判をし の説明をしました。 した。特に福祉関係常任委員会ました。 結局、何年間も要望書を出しのメンノ 弋ーには〈ムって説明しま この時は、国内の他の市町の ましたが、効果はありませんでした。各会派の有力議員に面会状況なども説明し、神奈川県が した。 して、陳情内容についての協力遅れていること、神奈川県内で 2 、それで各議会議長宛に陳情をお願いしました。 も藤沢市など先進地域では医療 することに方針を変えました。 初回の陳情は通常、「趣旨了費助成をしていること、他の障 陳情の内容を書いて、各市町の 角」止まりです。要するに陳情害者と同等に扱われていないこ 福祉担当部にその旨説明をしまの内容は分かりましたというだとなどを話しました。 した。その上で各市町の議会議けです。 2 年目以降になって採 面会時に翌年の 4 月から 1 級 長宛に陳情書を、期日までに提択するかどうか、常任委員会でと 2 級の手帳保持者に全ての診 出しました。 議論されます。 療科の通院、入院の助成をする 陳清書にはいろいろな情報を 常任委員会で採択になると、 と約束してくれました。 添付しました。 本会議に掛けられます。 そして、その通りに実行して みんなねっと 2015 年 9 月号 14
た、発達障害は、新たに障害に えになったときに、上司の無理害者総合支援法 3 年後見直しの 論点整理、項目①常時介護を要 なったため、対応する部署が不解によって意思疎通がうまくい 明確であり横断的な、支援をおかず鬱になるときもある。意思する障害者等に対する支援につ いて審議しました。審議方法は 願いしたい。 疎通がうまくいかないときに調 日本発達障害ネットワークに 整してくれるような人を配置し前回までのヒアリング等で、論 対しては、 点については十分把握している てほしい 、就労支援において環境調整、 以上、発達障害関係 2 団体よものとして、直ちに意見交換に 入りました。今回は常時介護を 対人調整が必要と言われているり回答がありました。 要する障害者のサービスが論点 が、具体的に説明して頂きたい 【第回】 ( 7 月 7 日 ) < 、発達障害は感覚の過敏、鈍第回での知事会の意見表明でしたが、精神や知的障害の団 磨、読み書きの困難等がある。 に対する質疑が時間切れで行わ体等から、①常時介護とせず、 また言語的な意思疎通が難しれていませんでしたので冒頭そ常時支援と改めることという意 見が出たのをはじめ②通勤通学 い、聞いたことをそのまま理解の質疑を行いました。 できないということがある。そ その後、事務局 ( 障害保健福中にも使えるようにすること③ こで今までのジョブコーチでは 祉部 ) の川又企画課長から①第同様に入院中にも使えるように なく、「蛍光灯がちらちらする 4 期障害福祉計画 ( 目標集計 ) すること④コミュニケーション だけで仕事ができない」「音に②第 4 期障害福祉計画 ( 都道府支援が手話等聴覚障害は多いが よって集中が途切れる」などの県別 ) ③財政健全化に係る最近視覚障害者に対するものが少な い等の意見が出ました。 場合、環境調整に配慮してほしの動きの報告がありました。 意見が分かれたのが、家族・ 。また発達障害の場合部署変 川又企画課長の報告の後、障 含め家族支援を行う行動療法的についても公営住宅の開放、家肢体不自由児者父母の会連合 家族療法 ( 行動療法的家族支賃補助を提案する。いずれにし会・全国肢体不自由児施設運営号 援 ) は統合失調症の再発予防にても地域で生活できるよう支援協議会・全国知事会・全国市長 年 顕著な効果がある。イギリスでしていくべきである。意思決定会・全国町村会の団体でした。 は、精神障害者の権利擁護と深く 今回はみんなねっととも関係 は 1995 年ケアラーズアクト と ( 家族介護者支援法 ) を制定す関係する。精神保健福祉法改正が深い発達障害 ( 発達障害も精っ るなど大きく家族支援に舵を切時を待つのではなくこの際議論神障害であり、家族会にも発達な み 障害者のご家族が参加されてい つおり、日本版家族支援法制定すべきである」と発言しました。 ると思います ) 関係 2 団体に質 を提案する。 【第回】 ( 6 月朽日 ) 問しました。 精神障害者の地域移行では、 第回社保審障害者部会が、 日本自閉症協会に対し、 退院促進も大事であるが、それ 6 月日開催されました。今回 以上大切なのは、再発予防であは、ヒャリング最後のグループ、意思疎通支援の行政の理解 る。再発予防を抑える再入院をが意見表明しました。参加団体促進を提案されているが具体的 低く抑えれば、徐々に在院患者は、日本自閉症協会・日本発達方策は ? は減少し、入院医療費も減って障害ネットワーク・全国児童発 < 、福祉部門だけでなく行政す いく。更に住居の問題であるが、達支援協議会・日本身体障害者べてに対し行うこと。発達障害 住居は余っている。保証人がな団体連合会・全国重症心身障害は住宅問題や虐待など多岐にわ いために入居できない時の公的児 ( 者 ) を守る会・日本重症心たるため福祉だけでなくすべて 保証人制度の創設、公営住宅の身障害福祉協会・全国重症心身の部門で発達障害についての理 優先入居及び、グループホーム障害日中活動支援協議会・全国解が進むようにしてほしい。ま 5 精神保健福祉の動き