-4 号 月 1 カ る 年 昭和大学烏山病院家族会あかね会監事 社会福祉法人うるおいの里・理事長 る すっ 策 でな 、カ 政てと っ 定う た院院療かき 【連載にあたって】 ます。その背景には、戦後数一予ど国れ病病医る起ね るよ療諸本ら科科神あが 今月号から、日本の精神科医年間続けている精神医療政策やめ社嚇はきん 療・精神科病院の現状そして精制度が行き詰まり、破綻が始で康精たなうのたなべ展い マ健るしさど件え床きるのし 神科医療の改革などについて、まっているためです。 一のえ直直は条迎病であ革新 テろ抱見見度のを科応う改す 1 年間連載します。 精神保健医療福祉の現状と今のこををを制分機神対ど療示 言こ策策の半危精には医を 今、日本の精神科医療は、大後の方向について、皆さんと一 下・政政療ののた化療神望 は患療療医院亡ぎ変医精展 緒に考えてみたいと思います。 きな曲がり角に突き当たってい 載疣の医医科病存過の科にの 連神重神神神般院り代神本革 の精に一精精精一病造時精日改 《連載》第 1 回精神疾患・こころの健康問題はどうなっているか 2 月月月月月月月月月月月月 1 4 LO ( い〔 / 8 C) 1 っ乙 1 ワ」っ 0 一 1 宀 11 1 精神疾患・こころの健康問題 ①精神疾患は 3 大疾患のトップ回回回回回回回回回回回回 0 1 2 1 人ワ」 CO 4 冖 0 C-O 「ー 8 C) 1 11 11 は、年々増加し多様化していま ■第第第第第第第第第第第第 す。 1993 年 ( 世界保健 その実態をみてみましよう。機構 ) や世界銀行は、従来の死 亡率を重視した統計のやり方か精神疾患の受診の人たちは国る疾患として、重点的な対策を ら、死亡率だけでなく障害を抱民の人に 1 人です。これは糖必要とする、と判断したためで す。 えることによって個人や社会が尿病の人に 1 人、がんの人 患療 疾医 被る損失 ( 医療機関に支払うおに 1 人を上回る最大の患者数で 神児増加し多様化する 主月 金・働けなくなったことによるす。 こころの健康問題 療 損失など ) を計算した被害指標・②重点疾患に位置づけられた精 病医 尿期精神科医療が関わ ダリー (DALY ・「健康・生活被神疾患 糖産 周る必要があるこころ 2013 年厚生労働省は、医 害指標」 ) を提唱しました。 このダリーによると、「精神療施策を進める上で特に重視す業梗療の健康問題が、年々 事筋 、地増加し多様化してい る疾患や事業と 疾患」は、「がん」と「循環器 年 性 人 8 位置づけている へます。日本の社会は、 疾患」と並ぶ三大疾患です。し 位ん万 8 患急 望 3 〔刀 2 明らかに国民のここ 「 4 疾患 5 事業」疾療 かも日本も先進諸国でも三大疾 展 の 5 中医 調に、新たに精神 革 患のトップです。 卒時ろの健康悪化が進行 改 脳害 しています。 と 災 ①第 1 位の精神疾患の受診者数当疾患を加えて その実態をみてみ塘 「 5 疾患 5 事業」 療 厚生労働省の年の者に糖 7 の ん医 としました。精 が急ます。 「患者調査」によると、精神科診 ① " 自殺大国 ~ 日本科 , 患人神疾患・こころ への外来・入院の受診者数は、 位疾万 神 患業 1 っ ) O が 2 015 疾事 の健康問題は、 1 年前の 1 ・ 5 倍の 3 2 3 万人 年 7 月に公表した世 国民に広く関わ と第 1 位です。 精神科医療の現状と改革の展望 氏家憲章
障害基礎年金の等級判定ガイドライン施行後の認定事務の流れ ( 新規請求 ) 医療機関 請求者 年金事務所 ( 又は市区町村 ) 請求書等 請求書等 診断書様式 診断書様式 いう照会文書です。これは、本ターネットの検索に、「地域差に 関する専門家検討会」等のキー 人や家族、ソ 1 シャルワ 1 カ 1 等が回答することになっていまワードを入れるか、下記の す。この 3 つ目と 4 つ目の 2 っを入れていただくと、これら の文書は、審査がより適切に行の書式にアクセスできます。ぜ われるようにするための補足的ひ、前もって目を通していただ ければと思います。 な位置付けになるものです。 今月号では、紙面の関係から、 これらの 4 つの書式のポイン ト及び留意すべき事柄について図を用いた説明ができませんで は、次月以降で説明します。でした。そのことから、次月号では、 今月号に掲載した図を参照しな すが、厚生労働省年金局のホ 1 ムページには、既に第 8 回検討がら記事をお読みいただければ 会の資料のところに、これらのと思います。 ( あおききょひさ ) 書式が掲載されています。イン タ ン セ 務 事 医 定 認 日本年金機 事務センター 診断書作成 納付要件等 の審査 出 受付 ( 市区町村でも受付可 ) 診断書の「日常生活能力 の程度」の評価及び「日常 生活能力の判定」から 目安を確認する。 新たに作成する「診断 書の記載要領」を踏まえ、 診断書を作成 障害等級の 目安の確認 目安を参考としつつ、 他の様々な要素を考慮し . 総合的に等級判定する。 目安の結果にかかわらす、 総合判定を行うために、全件 について認定依績を行う。 再受付 障害認定基準及 ガイドラインに基づ き障害等級などを 認定 認定依頼 認定依頼 照会文書作成 回付 照会等 送付 照会文書に回答 必要に応じて、追加様式の「日常生 活及び就労に関する状況につい 0 を 使用して請求者へ照会を行う。 ( 医師への照会を行う方がより遅切な 場合には医師への照会を行う。 ) しようが、これらの障害年 金をはじめとする社会資源 について、家族会の定例会、 専門職の研修会等で、情報 共有と共に意見交換をして いただけると幸いです。 それと、左は、先月号 ( 連 て 載 3 回 ) において紹介しま っ した、青年の主張全 ン ラ国コンクールで受賞した最 イ優秀賞の盾の写真です。約 の年前にからいただ ま知 定 知通 通書下 いた懐かしいものです。先 寒証纒 結等 月号では、スペースの関係 不 で掲載できませんでしたの 剛で、今月号で掲載いたしま 年す。 省 働 労 生 厚 典 出 認定完了 知 定 決 さて、この記事 ( 月刊『み んなねっと』 2 016 年 4 月号 ) が読者の皆さんに届 くころには、第 8 回検討会 の議事録が、前述した厚生 労働省年金局のホームペー ジにアップされていると思 われます。「知ることは生 きること」です。少し難し く感じられる部分もあるで 厚生労働省年金局「第 8 回精神・ 知的障害に係る障害年金の認定 の地域差に関する専門家検討会」 資料 http://www.mhlw.go.jp/stf/ shingi2/OOOO 1 1 1491. html みんなねっと 2016 年 4 月号 28 29 知ることは生きること
省ルの 第 61 回 んで 入院費返せや 0 困「たお父さんやわね 50 ジムそんなに 高くないわね シ ム は えーん ちゃうの ジム行く元気が あるなら エネルギーためて 働きなさいや は 犬のとか 家でも工夫して できるでしょ 弌よ・つし よ久け 0 世の中には いろいろな 人がいます 行ってたでしょ " ・ オロ デイケア 所も リでい ハも リリや で 61 て ( 35 真澄こと葉のつれづれ日記 0 0 みんなねっと 2016 年 4 月号 34
' ちた不安な声が連日のように届 号 いています。 月 そこで、今月号では、 1 年前 年 障害年金における等級判定の から議論されてきたガイドライ ンが施行後、どのような流れで と っ 日本福祉大学 1 審査されるのかについて、お伝 ね 青木聖久 みんなねっと理事 亠な えすることにします。言わば、 ん み ガイドラインの大枠の話です。 2016 年 2 月 4 日に、厚生でにガイドラインを施行したい、 労働省年金局において、「第 8 回としていますが、具体の開始時ガイドライン施行後の 精神・知的障害に係る障害年金期、詳細の周知の仕方等、検討フローチャート 以下に掲載している図は、第 の認定の地域差に関する専門家段階のものもあります。 8 回検討会の資料の中に、厚生 その傍ら、多くの精神障がい 検討会」 ( 以下、第 8 回検討会 ) が開かれました。この会をもつのある本人 ( 以下、本人 ) や家労働省が示したものです。① 5 て、等級判定のガイドライン ( 以族からは、「今後、障害年金の審⑤を付し、吹き出しにしている 下、ガイドライン ) の概ねの内査が厳しくなるのではないですのが、ガイドライン施行後の変 容、今後の審査の流れについて、か」、「障害状態確認届が届いた更部分となります。また、この 図は、新規請求についての流れ 一定の方向性が示されたことに時、どのように対応したらいい なります。厚生労働省は今夏まのでしようか」等、切迫感に満を示したものとなっています。 ですが、多くの本人や家族は、 程度」を横軸にして組み合わせンと一言われています。 「障害状態確認届」の提出によるたマトリックス表のことを指し ます。マトリックス表は、縦軸補足的な位置付けになる 再認定 ( 以下、再認定 ) の扱い 2 つの文書 の方が、むしろ気になっているが診断書裏面左の「日常生活能 3 つ目が、診断書や障害状態 と思われます。一方で、図を見力の判定」 ( 1 ) — ( 7 ) の 7 項 ると、読者の皆さんにとって、目における 4 段階評価の平均値、確認届 ( 以下、診断書等 ) を作 成する医師に対して、作成にあ なじみの無い言葉もたくさん出横軸が診断書裏面右の ( 1 ) たっての留意点等を示した「診 てきます。 ( 5 ) の 5 段階評価となっており、 図には、これまでに無かったそれらを組み合わせたものとな断書の記載要領」という説明文 書です。前述のマトリックス表 新たな 4 つの書式のことが掲載ります。 されています。そこで、今月号 2 つ目は、図の④で用いられの横軸や縦軸の基となる評価を では、その 4 つの書式とは何かる「総合評価の際に考慮すべきどのような判断基準で医師が記 について概略を説明します。 要素」という表です。これは、入すべきか等のことを説明して と います。 障害等級の目安を基にしつつ、 こ る 4 つ目は、主に再認定の際に 障害認定審査医員 ( 以下、認定医 ) 等級判定のガイドライン き 生 1 つ目は、図の②の「障害等が審査をするにあたって、どの用いられるもので、本人の日常 級の目安」です。これは、診断ようなことについて考慮すべき生活の具体の様子を認定医が知こ る 書における「日常生活能力の判 かについて示したものです。こるために用いる「日常生活及び 定」を縦軸、「日常生活能力のの 2 つを総称して、ガイドライ就労に関する状況について」と
と見 を な 1 ン ム。 ( 第 0 2016 ) ~ 入会のご内 : をみんなねっと相談室 ンみんなねっとについて 4 月号通巻第 108 号 みんなねっとは精神に障がいのある方の 家族が結成した団体です 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 【表紙の絵】織田信生 へ、こ 知っておきたい精神保健福祉の動き 2 特集 家族だからできる家族支援 『家族による家族学習会プログラム』 ( 岡田久実子 ) 6 精神科医療の現状と改革の展望 【連載第 1 回】精神疾患・こころの健康問題はどうなっているか ( 氏家憲章 ) 14 私と家族の手記 「それぞれの物語」 ( スウ姉さん ) 18 街の診療所からのお便り【連載 107 】 ( 増本茂樹 ) ・・若者には、いろいろの悩みがあって・・ 22 知ることは生きること ( 連載 4 回 ) 障害年金における等級判定のガイドライ施行後の審査の流れ ( 青木聖久 ) 26 メンタル障害をサポートするための知識ーー薬物療法を正しく理解する・連載 21 ( 姫井昭男 ) 第 3 章「精神科の薬」の実際く 8 〉ー揃胄神病薬の使し、分けの実際 30 真澄こと葉のつれづれ日記 ( 第 61 回 ) 34 みんなのわーー - 読者のページ 36 《当事者の手記》入院中の友達を助けたい① ( 和田幸之 ) 38 > みんなわっとについて 書籍 イベント研修会 調査・研究 意見・要望書など 0 施策のうごき 月刊みんなねっと 更新情報 都道府県連合会の情報 》各都道府連からのお知らせ > 都道府県達のお問い合わせ先一覧 第ツ書籍のご注文方法についそ , みんなねら入会のご案内 月刊みんなねっと 都導府県通台会本県 北信越プロック研会開催 2C13 年明 27 日 北信越プロック研修会開催 2013 年 2 川 「訪問による家族支援」普及活動 第 家族支援に関するプロジェクトが新 北信越プロック研修会開催 20 ロ年明羽日 しくスタートします。 > 詳第 神障霄者に対する医療の提供を確保す るための指針等に関する検討会への意見 20 ー 3 年 8 月 2 / 日 N と 籌書者基本計画 ( 案 ) へのバブリックコメ ントの募集 2013 年 8 月 266 NEW! 障者の地域生活の推進に関する検討会 ( 第 3 回 ) 20 ロ年 8 月 22 日 NEW! > バックナンバー 2 ( 第 3 年 9 月号 2013 年 9 月 4 、Ⅵ 熊本県連イベント・研修会予定 20 鶩 9 4 日 NEW' 月刊みんなねっと最新号 2013 年 9 月号 【特集】働き方いろいろー 雇用の現場から一 > 目次・詳細 ) バックナンバー 広第岡 愛物川 長を大分高新 第児第 兵宿京都 ヒ。ックアップ 都道府県連会石川県 北信越プロック研修会間催 20 ロ年 3 2 生 NEW' 都道層県連合会高山県 北信越プロック研鶩会開催 2C ! 3 年明 2 ? 第 第新着記事のある都道府県合会 書籍のご紹介 都道府県合会新県 統合失調症を正しく理解 するために「わたしたち 家族からのメッセージ」 0 病気の知生活サービ ス、家族の目線でわかりや すくまとめました > 目次・詳第 うつ病を正しく理解する ために「わたしたち家族 、第を一・を・セーン からのメッセージ」 病気の知識、生活サービ ス、家族の目線でわかりや 0 すくまとめました > 目次・詳第 サポート情報室 ま メンタルヘルスと福社サービス 病気のことや生活に必要な情報をわ かりやすく説明しています。 > 詳第 家族支援 相室 策のうごき みんなねっと相談室 お気経にこ相談ください。 ) 詳第 施策のうごき 施策のうごき 》書籍の一覧 > ご注文について みんなねっと無料メルマガ購読 メ - ールマガジンはじめました。ぜひ、こ 登録 ( 無料 ) ください。 > メールマガジンの詳細 家族相談ハンドブック 家族会の相談研修や支援機関でテキ ストとして活用でさます ) 詳第 書籍 購読申込み ホームページのリニューアルに伴い、みんなねっとではメールマガジンを 発行しています ( 無料 ) 。当会の活動だけでなく、各都道府県連の情報な ども随時お知らせするメルマガになっています。ぜひ、ご登録ください。 詳しくはホームページをご覧ください ( 「みんなねっと」で検索ください ) 。
月刊みんなねっと 2016 年 4 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 精神疾患がある人や家族に役立つ出版物 改訂版 改訂版 凸合凸 公を社曰済人全国第物、 04 社会遺合会 月刊みんなっと ( 毎月 1 回 1 日発行 ) 通巻 108 号 2016 年 4 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 月千を馴の家族と家族会をつなぐ機誌 精神障がい者と家族に役立つ 社会資源ハンドブックー精神障がい者と家族に役立つ 社会資源ハンドブック 2016 ・特集・ 家族だからできる家族支援『家族による家族学習会プロクラム』 ( 岡田久実子 ) ・私と家族の手記「それそれの物語」 ■精神科医療の現状と改革の展望連載 ( 第 1 回 ) 精神疾患・こころの健康問題はどうなっているか ・知ることは生きること ( 青木聖久 ) 連載 4 回 障害年金における等級刊定のガイトライン施行後の審査の流れ B5 判・ 180 頁・定価 1400 円 ( 送料込 ) みなさんからたいへん好評いただいた「精神障がい者と家 族に役立つ社会資源ハンドブック」の改訂版ができまし た ! 内容、ホリュームともにアップして、 1 5 年 4 月より 発売しています。家族や家族会はもらろん、支援機関でも せひこ活用ください ! 【内容】医療に関する制度 / 地域 で生活するための支援 / 日中活動の場、就労や復学の支 援 / 経済的な支援を受けたいとき / 財産の活用や保護、 法的な支援など / 家族が情報を得る、相談できるところ 家族会員・支援者のための ☆家族会運営のてびき A4 判・ 100 頁・定価 800 円 ( 送料込 ) 家族会からの注文は 1 冊 600 円に割引します 家族会の設置から運営の仕方まて家族会の活性化に役立つ「てびき」ができま した ! 会報や案内パンフなとの見本の資料ページもあり、家族会とつなかり のある支援機関でもせひこ活用を ! 【内容】精神障がい者家族会とは / 家族会 。 ? ツ活動をおこなおう / 運営・活動費 ( 財政基盤 ) について / 家族会の組織強化をし よう / 地域にとけこむ活動への積極的参加 / 新しい家族を家族会につなげよ う / 新しく家族会を立ち上げよう / 支援者・関係者の方々へ / 資料編 ☆家族相談ハンドブック A4 判・ 76 頁・定価 700 円 ( 送料込 ) 家族相談のテキストができました ! 家族会ならの注文は 1 冊 500 円に割引 納容】家族による家族支援 / 精神障がし、者の状況 / 精神障がい者家族の状況 / 家目談の 意義と特徴 / 家族相談の目標 / 家族相談の留点 / 相談実習の進め方 / 家族相談の方法 / 、′ 新しく家族相談事業を立ぢ E げたいときは / 家族相談員の養成 / 家族相談の事例 問い合わせ先 0 ・・支援の黍 ゞ 0 ーウトプ嘘 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) fax 03 ー 3987 ー 5466 te103 ー 6907 ー 9211 ホームへージ http://www.seishinhoken.jp 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会
プログラムです。定め習の理解を深める」、「家族とし られたテキスト ( 家族ての体験を通して築き上げられ号 月 向けの統合失調症の心 た自分なりの考えを伝える」、 年 日 0 失ス理教育テキスト =) を「家族と本人のリカバリーのプ 統テ の育 声に出して読みとおロセスを体験談から伝える」と と け教 対 っ な 向理し、その内容に沿った いうように、体験した家族にし ね 家の体験を語り合う中で、かできない方法を使って学習会 疾患・治療・回復・対を進めていくことも、大きな特み 応の仕方などについて徴です 2 。 の正しい清報と共に、家族の体 専門職の方々には後方支援 家族による家族学習会プロ 験に基づいた知識や知恵を共有 ( 会場の確保・広報と参加者の グラムとは します。 2 週間 51 か月に 1 回募集・資金提供・オブザー 「家族による家族学習会プロ実施し 5 回で 1 コースが終了し参加等 ) という立場での協力を グラム」 ( 以下「家族学習会」 ) ます。 得ることはあっても、実際に学 とは、精神疾患を患った人の家これまでの専門職による心理刃 習会を計画・実施するのは家族 族を「参加者」として迎え、同教育や家族教室と異なり、その自身です。このプログラムを実 じ立場の家族が 355 人の「担 場に参加するのは家族だけで施しようとする家族は、『家族 当者」として運営・実施する、す。その中では、「家族の感情学習会担当者研修会』に参加し 小グループで行う体系的な学習や思考も含めた体験を通して学その目的や内容を学び、「実施 卵理論 ) など、グループの運営り合いました。話し合いが進め マニュアル」に従って、準備か ら実施、振り返りまでを自主的をする上で大切にしている対応やすいようにルールが決められ の仕方や考え方があるので、『家ていて、それぞれの方が赤裸々 に行うことができます。 族学習会担当者研修会』で学びな体験を安心して語ることがで きたと思います」「自分だけが 家族による家族学習会プロます。 学習会担当者を経験した家族苦しいのではないことがわか グラムがめざすもの ム は、「自分が体験してきたことり、気持ちが本当に楽になりま その目的は、参加した家族も、を学習会で語ることにより、他した」「共感し合える仲間が居プ 習 学 主催した家族も共に元気になるの人に役に立つ情報になるのだると実感し、自分の弱いところ ことです。そのために、参加しと気づきました。自分への自信をさらけ出して苦しみや喜びを家 よ 分かち合うには、顔を合わせ、 た家族を心から歓迎し、その苦を取り戻すきっかけになってい 家 労を労い共感し、話して良かつます」「初回には涙ばかりだっ輪になって話すことが必要だと 援 支 た、参加して良かったと思えるた人が、最後には本当に素敵な強く感じました。ここに家族に 家 る 場にするための対応や工夫 ( お笑顔を見せてくれる = ・こちらのよる家族学習会の目的を見まし で もてなしの心構え ) や、困りご方が元気と勇気をもらっていまた」などの記載がありました。 とばかりの話の中から、その人す」などと語ります。また、学また、「初期の頃にこのような 習会の参加者が記入したアン場に出会いたかった」や「この家 自身の工夫やできていること、 集 頑張っていることなどを見つけケートには、「テキストを読みような学習と語り合いの場を、 て一『〔葉にして伝えること ( ゆで合わせながら、個々の体験を語大勢の家族が体験できたら素晴 ~ - 第気、く下・くらし ~
・当事者・関係者からのヒャリきである」と意見表明しました。 号 ングの実施 ( 2 月日 ) 。 ( 理事長本條 ) 月 精神保健福い動き、 ・二つの分科会 ( ①医療保護入【第 2 回】 ( 2 月乃日 ) 年 ・ドト ( 覧〈、院のあり方分科会②新たな地域 当会を含む当事者・関係者 4 ■これからの精神保健医療福祉精神保健医療体制のあり方分科団体 ( みんなねっと、日本精神 と のあり方に関する検討会 会 ) を設置し、分科会において科病院協会、精神保健福祉事業っ 精神保健福祉法の附則におい 整理された論点を踏まえて検討団体連絡会、全国「精神病」者な み て施行後 3 年 ( 平成四年 4 月 ) を会でとりまとめる。 集団 ) からのヒャリングが行な われました。 めどとして、医療保護入院の手・スケジュール 続きのあり方等について検討を 平成年 1 月から議論を行 ヒャリングは主に 4 領域での 加え所要の措置を講ずるものと い、分科会における議論の整理意見が求められており、当会か されていることから、当検討会を経て、同年夏頃をめどに意見らは木全副理事長が次の意見表 が開催されることとなりました。 のとりまとめを行なう。 明をいたしました。 【第 1 回】 ( 1 月 7 日 ) なお、当会は「①入院時だけ 最初に事務局となる厚生労働でなく、入院中の意思決定及び 最近、精神障害の当事者によ 省精神・障害保健課より午後の意思表明を議論すべきであるる家族への暴力による痛ましい 進め方 ( 案 ) について提案があ②一般医療のインフォームドコ事件、逆に、家族による精神障 りました。その後、構成員によンセントを参考にすべきである害者当事者への暴力による痛ま るフリートーキングがあり、下③精神医療だけでなく一般の人しい事件が、度々起きている。 記の案が了承されました。 を含めた精神保健を検討するべ痛ましい事件は、すべて、精神 。県により措置入院者、医療置する。 障害者の当事者のいる家族が、 社会から適切な支援を得られ保護入院者の数に大きく差があ③移送における「家族等の同意」 ず、孤立無援の状況に置かれてる。また制度の運用にも大きくは廃止し、家族に代わって保護 差がある。家族等が困って通報を行い本人の権利を守る公的機 いたためである。 すべての精神障害者の当事者した時には医師が往診して判断関が「同意」すべき。 とその家族に、質の高い精神科することを基本にするべきであ④移送を行うとき、公的機関が本 医療と必要な社会的支援が届くる。今は、医療機関は患者を連人の人権を侵すことを防ぐため ようにしてほしい。そのためにれて来いという。当事者の暴力に、家族等の関係者から訴えがあ などの対応が家族任せになってれば、医療機関や公的機関から独 精神保健福祉法を大きく見直し いる。これにより、冒頭のよう立した第三者の人権擁護機関が てほしい な痛ましい事件と進んでしま介入できるようにすべき。 暴力は、精神疾患の暴力と言 ・医療保護入院の手続きのあり っても、すべて治療では解決でう。 方 ・移送制度について きない。医療、福祉、行政、警 察等のチームによる対応が必要①家族等から緊急の相談があっ①「家族等の同意」は廃止して き たときには、間をあけず「危機ほしい。家族に代わって保護を であり、虐待という視点も取り 動 の 入れ、対応策を考えるべきであ介入チーム」が派遣される制度行い本人の権利を守る公的機関 福 が「同意」すべき。 を設けるべき。 る。 健 保 1 ・医療保護入院における思想②「精神保健福祉センター」は、②医療保護入院の基準があいま 神 。診察を行う精神保健指定医精 小規模な精神科多機能医療サー 及び入院の手続きのあり方 まずは実態を調査してほしビスの拠点として圏域ごとに設は 2 名としてほしい
あなたの悪口を言っているのくの人が一瞬そう感じることがのです。それは自分一人で生 が聞こえるの ? 精神科医は、あるような、不満や物足りなさき、自由を獲得していく過程で ひょっとしたら統合失調症の幻のようでした。 す。子供時代には大人の指導の 聴かも知れないと疑います。 さんは、人は、一人一人、元で頑張り、一所懸命さが推奨 「いえ、声で聞こえるのでは楽しいと思うことや得意なことされます。一度始めたことは最 ありません。本当の友だちが心 苦手なことが違うということが後までやり通すべきだとされま 配するほど心配していないよう 分かりますか ? 中学生時代は、す。そして、倒れそうになった な気がするのです。私が学校を自分は人とは違う考えがある、時には、親や学校の先生が観察 休んでいる時にも、あの人たちと確立する時期です。お父さんしていて、「良くやった。この は楽しく暮らしていたんだし。お母さんと意見が違う、と主張辺で十分だ」と教えます。それ そんな友達めかした人たちと一するのが『反抗期』ということで本人も「このくらいで誉めら 緒に居なくてもいし 、と思うんになります。クラスの友達と何れるのだ」と自分の基準を作っ です」 か違う感じがするのも、あなたていく。そんな風にして、自分 が自分の意見を持つようになつで自分を誉める能力は少しずつ お 〈反抗期〉 たためでしよう。 育って行って、成人では " 何をら - 所 〈自由を獲得する〉 療 気軽に付き合えなかったことを どのくらいで自分を誉めてやる 二二ロ の 話されます。でも、その思いは 人は赤ちゃんから子供にな か ~ を各々が自分で決めること 街 特に異常な感じ方ではなく、多り、そして子供から大人になるになります。 : 若者には、いろいろの 悩みがあって : 連載回 . も何も言ってくれないし、どこ 聞きたいところです。 〈母には話さない〉 〈うわペだけ ? 〉 お母さんに連れられて診察室らいたくて連れて来ました。私 に入って来たのはさん ( 中学は待っていますから、話をよく でも、さんは意外にもどん 2 年の女の子 ) です。本人は下聞いてやってください」と部屋どんしゃべってくれました。「 1 を向いて黙ったままで、お母さを出て行かれます。 週間休んで、昨日学校に行きま ん ( 精神科病院勤務の看護師 ) えつ、お母さんに話せないのした。友達が『大丈夫 ? 』と言っ が説明されます。 に、精神科医にはなおさらしゃて来たけれど、どうも、私には 「先月から時々学校を休むよべらなさそうですが ? と思っ本音で言っているように思えな うになり、先週は出席しませんてしまいます。娘とどんな風に いんです。本当は心配していな でした。昨日は出席したけれど、話そうとしたのか、その時娘は いのに、うわべだけで言ってい 今日はまた休みました。聞いてどう答えたのか、お母さんからるように思います」 街の 診療所から の便り ましもと しげき 増本クリニック院長 みんなねっと 2016 年 4 月号 22 増本茂樹
ます。これからご紹介する『家第 2 回目の会議から、千葉・東待したほどには活用されません 族による家族学習会プログラ 京・埼玉の家族が参加するようでした。 これら 3 つのプログラムに共 ム』は、家族だからこそできるになりました。「家族のピア心 家族による家族支援プログラム理教育プログラム」と言われて通しているのは、主催する側が、 です。 も、私たち家族にとってはまっそれなりの時間を割いて専門的 たく経験のないことで、とてもな知識を得る必要があり、実施 理解が難しく、まるで雲をつか期間も 75 日と多くの日数を ~ フ プログラムの立ち上げ プ む話のようにも思えました。 必要としていました。 ムム 習 平成年 5 月、法人地 日本の家族の現状を見ると、 米国の「 Family-to-Family 」、 学 家 域精神保健福祉機構コンポが家香港の「 Family-Link 」、そして多くの家族が精神疾患・精神障 る よ 族学習会企画委員会を立ち上全家連 ( かっての家族会の全国がいを持っ本人 ( 以下、本人 ) げ、家族から家族に伝える心理組織 ) 発行の「家族ゼミナ 1 ル」と同居し、頻繁に、そして長時糘 教育プログラムの検討が始まりを参考として、日本で普及でき間家を空けることが難しく、本翅 ました。立ち上げ当初のメンる家族から家族へ伝える教育ブ人の状態によっては急に予定を キ」 で バーは研究者や医療者、支援者ログラムの模索が始まりまし変更せざるを得ないことがある の方々のみでしたが、家族が実た。「家族ゼミナール」は、発など、決められたプログラムを 施するものなので家族にも加 行当時に全国の家族会や保健セ実施する上での困難が予想され家 集 わってもらおうとの意向で、関ンターなどに配布されたそうでました。このような状況下でも 特 東近辺の家族会に声がかかり、すが、もったいないことに、期実施できるものでなければ、し 家族だからできる家族支援 『家族による家族学習会プログラム』 さいたま市精神障害者家族会連絡会副会長 岡田久実子 さいたま市精神障圭暑もくせい家族会副会長 『家族による家族学習会プロを始めとする精神疾患の発症的にも経済的にも負担を抱えて グラム』をご存知でしようか。 が、その周囲に居る家族に多大憔悴し、希望を失ってしまいま 現在、全国各地で家族会や家族な影響を与えます。病気への偏す。みんなねっとを中心とし のグループが実施している家族見から家族内で抱え込み、やって、そのような家族の実態を明 が実施する家族支援プログラムと医療機関につながっても、病らかにし、支援の必要性を訴え です。これまで、都道府県で気の正しい情報を思うように得てきたことで、「家族支援」が 約人の家族がこのプロることができず、病気の回復へ改めて注目されるようになりま グラムに担当者、参加者としての道筋もっかめないままに長いした。 関わってきました。 年月が経過することは稀ではあ家族は支援される立場である と同時に、同じ体験を持つ者と 大切な家族である子どもや兄りません。 弟姉妺、配偶者等の統合失調症 そのような中で、家族は精神して支援ができる立場でもあり みんなねっと 2016 年 4 月号 6