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検索対象: 月刊 みんなねっと 通巻第108号 2016年 4月号
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1. 月刊 みんなねっと 通巻第108号 2016年 4月号

・当事者・関係者からのヒャリきである」と意見表明しました。 号 ングの実施 ( 2 月日 ) 。 ( 理事長本條 ) 月 精神保健福い動き、 ・二つの分科会 ( ①医療保護入【第 2 回】 ( 2 月乃日 ) 年 ・ドト ( 覧〈、院のあり方分科会②新たな地域 当会を含む当事者・関係者 4 ■これからの精神保健医療福祉精神保健医療体制のあり方分科団体 ( みんなねっと、日本精神 と のあり方に関する検討会 会 ) を設置し、分科会において科病院協会、精神保健福祉事業っ 精神保健福祉法の附則におい 整理された論点を踏まえて検討団体連絡会、全国「精神病」者な み て施行後 3 年 ( 平成四年 4 月 ) を会でとりまとめる。 集団 ) からのヒャリングが行な われました。 めどとして、医療保護入院の手・スケジュール 続きのあり方等について検討を 平成年 1 月から議論を行 ヒャリングは主に 4 領域での 加え所要の措置を講ずるものと い、分科会における議論の整理意見が求められており、当会か されていることから、当検討会を経て、同年夏頃をめどに意見らは木全副理事長が次の意見表 が開催されることとなりました。 のとりまとめを行なう。 明をいたしました。 【第 1 回】 ( 1 月 7 日 ) なお、当会は「①入院時だけ 最初に事務局となる厚生労働でなく、入院中の意思決定及び 最近、精神障害の当事者によ 省精神・障害保健課より午後の意思表明を議論すべきであるる家族への暴力による痛ましい 進め方 ( 案 ) について提案があ②一般医療のインフォームドコ事件、逆に、家族による精神障 りました。その後、構成員によンセントを参考にすべきである害者当事者への暴力による痛ま るフリートーキングがあり、下③精神医療だけでなく一般の人しい事件が、度々起きている。 記の案が了承されました。 を含めた精神保健を検討するべ痛ましい事件は、すべて、精神 。県により措置入院者、医療置する。 障害者の当事者のいる家族が、 社会から適切な支援を得られ保護入院者の数に大きく差があ③移送における「家族等の同意」 ず、孤立無援の状況に置かれてる。また制度の運用にも大きくは廃止し、家族に代わって保護 差がある。家族等が困って通報を行い本人の権利を守る公的機 いたためである。 すべての精神障害者の当事者した時には医師が往診して判断関が「同意」すべき。 とその家族に、質の高い精神科することを基本にするべきであ④移送を行うとき、公的機関が本 医療と必要な社会的支援が届くる。今は、医療機関は患者を連人の人権を侵すことを防ぐため ようにしてほしい。そのためにれて来いという。当事者の暴力に、家族等の関係者から訴えがあ などの対応が家族任せになってれば、医療機関や公的機関から独 精神保健福祉法を大きく見直し いる。これにより、冒頭のよう立した第三者の人権擁護機関が てほしい な痛ましい事件と進んでしま介入できるようにすべき。 暴力は、精神疾患の暴力と言 ・医療保護入院の手続きのあり っても、すべて治療では解決でう。 方 ・移送制度について きない。医療、福祉、行政、警 察等のチームによる対応が必要①家族等から緊急の相談があっ①「家族等の同意」は廃止して き たときには、間をあけず「危機ほしい。家族に代わって保護を であり、虐待という視点も取り 動 の 入れ、対応策を考えるべきであ介入チーム」が派遣される制度行い本人の権利を守る公的機関 福 が「同意」すべき。 を設けるべき。 る。 健 保 1 ・医療保護入院における思想②「精神保健福祉センター」は、②医療保護入院の基準があいま 神 。診察を行う精神保健指定医精 小規模な精神科多機能医療サー 及び入院の手続きのあり方 まずは実態を調査してほしビスの拠点として圏域ごとに設は 2 名としてほしい

2. 月刊 みんなねっと 通巻第108号 2016年 4月号

しんでいますが、先は見えませ この手記は、みんなねっと福岡大会での発一一 = 〕から作成しました 号 。一 ~ ん。小さくてもいいので何か明 月 入院中の友達を助けたい① 」一るい未来を感じさせてくれる何 年 ( 福岡県 ) 和田幸之 かを、今日は見いだせないかと なんとかしたくて、いろいろ手思って来ました。 ( 前号からのつづき ) と っ を尽くしましたが、私の立場で ね 専門家にも理解されない障害 はかないませんでした。 友人を助けようとしたが : ・ ん 「飼い殺し」や「牧畜業者」み 友人を助けることが、出来な とか「心の奴隷」など、きよう いかとかは自分なりにやってみ面会を断る病院 病院の公衆電話から面会を求は、暗い話ばっかりですみませ ました。しかし、大きな壁の前 める電話が掛かってきます。そん。多くの善意の支援者がいる に手も足も出ませんでした。 常識的に考えれば、彼が抱えれにも十分には答えることはでことは、分かっているつもりで ている問題は、家族関係や金銭きず、せつかく友人として面会す。しかし、私たち精神障がい 管理などの地域の支援の範囲内に行っても主治医に断られるこ者の置かれている立場は、本質 かもしれませんが、その支援のともあります。こんな精神科医的には、専門家にもなかなか理 量が絶対的に足りません。彼の療は怖いです。いっか自分も同解されていないのが現実です。 じような目に遭うのではないか精神科医にも理解されてはい 所までは届いていないのです。 ません。それは、腕のいい眼科 と怖くなります。 彼のためにと言うよりは、 この恐怖から逃れたくて、苦医が視覚障がい者の福祉や生 はっきり言って自分の恐怖心を 活・介助を理解していないのと いといけないと思います。人間考えると、十人に一人は、その 同じです。 の複雑で高度な大脳の機能「精ことを習うことは、自身のこと 神」を正しく理解するのは、と として、役に立つでしようし、 偏見は善意からも生まれる ても難しいことです。その大脳家族や友人、知人のこととして 偏見・差別というのは、悪意の病気や障害について正しく理考えると、ほとんどの人にとっ や憎しみから生まれるのではあ解するのにはさらに高度な教育て役立っことになるのは、間違 りません。不安や無知、時には が必要になります。社会の中で いありません。教育という分野 善意からも生まれてきます。 は、そういうことに力を注いででも、きちんと「精神障がい」 「何々してあげたほうがいし ほしいと思います。 のことを前向きに取り上げられ じゃない」 数学で例えれば、ピタゴラスることが必要だと思います。 「精神に病気や障がいがあるの定理を勉強するのと同じくら 今日はとりとめのない話を聞 人は、静かな山奥の施設で一生 いていただいて、ありがとうご 、基本的で、かつ高度なこと 暮らすのが幸せじゃないの」 です。誰もが習い、しかし、日ざいました。 そういう思いからも差別や排常生活の中では忘れてしまって 除は生まれてきます。 いていいこと、そんなことの一 つだと思います。 病気を正しく理解する社会に 誰にも起きうる精神障がいと学べば役立つのは間違いない いう現実を誰もが理解していな しかも、精神疾患の有病率を 当事者の手記

3. 月刊 みんなねっと 通巻第108号 2016年 4月号

があっても、人として地 ■幻年前、娘を自然豊か い域生活を送ることができ な環境で育てたいと思 田舎暮らしにあこがれて、る感覚を世間に浸透させ 東京から那須に転居しまることなしに、人権侵害 した。しかし、現実は厳は解消しないと思ってい しいものです。酪農家のます。偏見や差別が除去 多い田舎で「どこの馬のされてこそ普通の生活を 送ることができます。必 骨か分からない奴が、い 要なときに子どもを預け、 ろいろと地域で騒いでい る」「よそ者が今度は学童必要なときに医療が受け 保育所をつくっている」られ、必要な所得を得ら と娘の成長にあわせて動れる仕事や社会保障制度 くと、その分、風あたりを利用しながら、生活を も強くなりました。それ送るのは誰にとっても同 でも、周りの方が私のこじであるはずです。 私が東京に戻り、みん とを充分知らないが故に 言っていること、子どもなねっとの一員になり一 たちに不備がないように年が経過しました。どこ 見守るのは親の務めと苦の馬の骨か分からなくて も「みんなねっと」の活 にはなりませんでした。 努力すれば必ず報われ動が滞ることのないよう るわけではありませんが、努めてまいります。ご指 導・ご鞭撻賜りたくお願 苦難は人を鍛えます。 い申し上げます。 ( 小幡 ) 私は、精神障害・疾患 知っておきたい精神保健福祉の動き / 特集 / ( 投稿 ) 私と家族の手記 / 連載 ①街の診療所からのお便り / 連載②メンタル障害をサポートする知識 / 連 載③精神科医療の現状と改革の展望 / 連載④知ることは生きること / 連載 ⑤真澄こと葉のつれづれ日記 / みんなのわ ( 読者のヘージ ) ほか 【特集】 ・ 2014 年■ 1 月号 : 私たちが求める本当の家族支援とは何か 2 月号 : 働き続けるために一 - 自分に期待できる働き方 3 月号 : 薬を減らすガイドラインへの期待 4 月号 : その人のできることを実現するための就労支援 5 月号 : 本人・家族をともに支える訪問家族支援【その①】 6 月号 : 本人・家族をともに支える訪問家族支援【その②】 7 月号 : 奈良県で福祉医療制度が実現 8 月号 : いきいき家族会 9 月号 : 障害者差別をなくす地方条例をつくろう 10 月号 : 高齢化する精神障がい者にどんな支援が必要か 1 1 月号 : メンバーとスタッフが協働して運営するクラブハウス 1 2 月号 : 「あなた病気の人、私治す人」から「私も家族の一人です」となって見えてきたこと ・ 2015 年■ 1 月号 : 身体・知的障がい者と同等の交通運賃割引制度の実現を求めて 2 月号 : 精神障がい者同士で結婚して 11 年目のわたしたち 3 月号 : 精神障がい者の地域移行と地域生活を考える 4 月号 : 地域医療の発展をめざした「府中こころの診療所」を訪て 5 月号 : 精神障がい者の「住まい」を考える一英国の主支援から学ぶ ( 上野勝代 ) 6 月号 : 精神障がい者」にも交通運賃の割引を 7 月号 : グループホームの運営ってどうなっているの ? 8 月号 : 家族をひろげ元気にする家族相談活動ー愛知の経験から ( 木全義治 ) 9 月号 : 全科が無料になる医療費助成一地域家族会のとりくみ 1 0 月号 : 精神障がい・精神保健の正しし、教育を一世界の教科書比較 ( 山田浩雅 ) 11 月号 : 日本でも本人と家族をともに支援する家族支援の実現を 1 2 月号 : 戦後 70 年と障害者権利条約 ( 藤井克徳 ) ■ 2016 年・ 1 月号 : 世界から見た我が国の精神保健医療福祉 ( 長谷川利夫 ) 2 月号 : 精神障害者と差別解消法 ( 池原毅和 ) 3 月号 : 障害者総合支援法施行 3 年後の見直し ( 本條義和 ) ・「月みんなねつ丿のパックナンバーのお申し込み方法・ 「 300 円 x 冊数十送料 80 円」の金額を巻末の振込用紙にてお振り込みくだ さい。「通信欄」には、ご希望の号を記入してください。郵便局に備え付け の振込用紙の場合、「 () () 1 3 () ー () ー 3 3 8 3 1 7 みんなねっと」宛て にお振り込みください ( この場合、振込手数料は自己負担願います ) 。 FAX での申し込みもお受けします (FAX 番号 03-3987-5466 ) 月刊みんなねっと ~ 毎月こんな内容でお届けします ~ 編集後記 【ご寄付のお願い】当会の活動は、皆さんの会費を主な財源として いますが、活動資金が不足しています。より活動を充実していくた めに、寄付を募っています。ぜひご協力ください。 * 通信欄に「寄 付」とご記入ください。寄付金控除・税額控除の対象になります。 加入者名みんなねっと ・郵便振込 00130 ー 0 ー 338317 月刊みんなねっと通巻第 108 号 ( 2016 年 4 月号 ) 定価 300 円 発行日 2016 年 4 月 1 日 賛助会費 ( 会費に購読料含む ) 発行者公益社団法人全国精神保健福祉会連合会個人・年間 3 6 0 0 円 団体・年間 ( お問い合わせください ) 理事長本條義和 〒 170-0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 4 6 ー 1 3 ホリグチビル 602 TEL () 3 ー 6 9 0 7 ー 9 2 1 1 FAX 0 3 ー 3 9 8 7 ー 5 4 6 6 郵便振替 0 0 1 3 0 ー O ー 3 3 8 3 1 7 ホームページ www.seishinhoken.jp 印刷・製本 / 倉敷印刷株式会社表紙の絵 / 織田信生

4. 月刊 みんなねっと 通巻第108号 2016年 4月号

月刊みんなねっと 2016 年 4 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 精神疾患がある人や家族に役立つ出版物 改訂版 改訂版 凸合凸 公を社曰済人全国第物、 04 社会遺合会 月刊みんなっと ( 毎月 1 回 1 日発行 ) 通巻 108 号 2016 年 4 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 月千を馴の家族と家族会をつなぐ機誌 精神障がい者と家族に役立つ 社会資源ハンドブックー精神障がい者と家族に役立つ 社会資源ハンドブック 2016 ・特集・ 家族だからできる家族支援『家族による家族学習会プロクラム』 ( 岡田久実子 ) ・私と家族の手記「それそれの物語」 ■精神科医療の現状と改革の展望連載 ( 第 1 回 ) 精神疾患・こころの健康問題はどうなっているか ・知ることは生きること ( 青木聖久 ) 連載 4 回 障害年金における等級刊定のガイトライン施行後の審査の流れ B5 判・ 180 頁・定価 1400 円 ( 送料込 ) みなさんからたいへん好評いただいた「精神障がい者と家 族に役立つ社会資源ハンドブック」の改訂版ができまし た ! 内容、ホリュームともにアップして、 1 5 年 4 月より 発売しています。家族や家族会はもらろん、支援機関でも せひこ活用ください ! 【内容】医療に関する制度 / 地域 で生活するための支援 / 日中活動の場、就労や復学の支 援 / 経済的な支援を受けたいとき / 財産の活用や保護、 法的な支援など / 家族が情報を得る、相談できるところ 家族会員・支援者のための ☆家族会運営のてびき A4 判・ 100 頁・定価 800 円 ( 送料込 ) 家族会からの注文は 1 冊 600 円に割引します 家族会の設置から運営の仕方まて家族会の活性化に役立つ「てびき」ができま した ! 会報や案内パンフなとの見本の資料ページもあり、家族会とつなかり のある支援機関でもせひこ活用を ! 【内容】精神障がい者家族会とは / 家族会 。 ? ツ活動をおこなおう / 運営・活動費 ( 財政基盤 ) について / 家族会の組織強化をし よう / 地域にとけこむ活動への積極的参加 / 新しい家族を家族会につなげよ う / 新しく家族会を立ち上げよう / 支援者・関係者の方々へ / 資料編 ☆家族相談ハンドブック A4 判・ 76 頁・定価 700 円 ( 送料込 ) 家族相談のテキストができました ! 家族会ならの注文は 1 冊 500 円に割引 納容】家族による家族支援 / 精神障がし、者の状況 / 精神障がい者家族の状況 / 家目談の 意義と特徴 / 家族相談の目標 / 家族相談の留点 / 相談実習の進め方 / 家族相談の方法 / 、′ 新しく家族相談事業を立ぢ E げたいときは / 家族相談員の養成 / 家族相談の事例 問い合わせ先 0 ・・支援の黍 ゞ 0 ーウトプ嘘 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) fax 03 ー 3987 ー 5466 te103 ー 6907 ー 9211 ホームへージ http://www.seishinhoken.jp 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会

5. 月刊 みんなねっと 通巻第108号 2016年 4月号

にとっても会員を増やす機会に らしいと思う」という感想も寄 もなります。 号 せられ、家族会活動への期待や今後の展望と課題 月 第二には、家族会の人材育成 課題を改めて考える機会ともな ります。 この家族学習会プログラムがのためです。会員同士でチ 1 ム このプログラムが、本人の回全国の家族会に周知され、実施を組んで実施することにより、 と っ 復を目的としたものではないとを希望する多くの家族会に取り 担当者になった家族は会運営の ね な 組んでいただきたいと考える理ノウハウを体験を通して学び、 書きましたが、実は、このよう ん み 体験の共有や参加者の変化を目 な家族の変化が本人にも、少な由が 3 つあります。 第一に、まだ家族会につなの当たりにして、家族会の存在 からず良い影響を与えていま す。「本人の本当の苦しみに気がっていない家族への家族支援意義を体感します。また、毎回、 づけた」「気持ちにゆとりがでのためです。かっての私たちの自分たちの取り組みがどのよう きて、本人への対応がうまくでように、孤立して困難を抱えてだったかを振り返り、より良い 運営のための話し合いを持っ体 いる家族が地域にはたくさんい きるようになった」「定期的に 家を空けるようになり、本人とます。その方たちに手を差し伸験から、会の役割を担う人材と べ、本音で語り学び合う機会をなる基礎が培われます。 の程良い距離がつくれるように そして第三に、このプログラ なった」など、本人との関係がつくることができるのが、この 変化したという報告が届いてい家族学習会プログラムです。そムの普及は、今後の家族会の在 して、学習会参加者の 5 割は家り方そのものにも影響を与える ます。 族会につながりました。家族会ものと思います。現在、会長と いう代表者一人の肩に全責任がしたり評価するのではなく、認 〈引用文献〉 負わされているピラミッド型のめ合い尊重し合う姿勢を身につ 統合失調症を知る心理教育 家族会は、後継者不在という危けます。そのような力のある会 テキスト家族版「じようずな対 機的状況を生み出しています。員が増えていくことで、会員一 これからの家族会運営は、役割人ひとりが主体的に参加する、処今日から明日へ」 をできるだけ分担して複数の人より活動的な家族会へと、家族法人地域精神保健福祉機構コン ム ボ発行 員で支え運営していく方法が会の在り方が大きく変化してい 2 蔭山正子・横山恵子【「精神加 「家族会運営のてびき」 3 でも提く可能性を実感しています。 ムム このように元気な家族が増え疾患を患う人の家族ピア教育プ物 唱されています。家族学習会プ ログラムを実施することで、担て、活発に活動する家族会が増ログラムにおける支援技術」精家 よ 当者になった家族は各自が「でえることは、社会への働きかけ神障害とリハビリテーション 家 きることをする」という役割をの大きな原動力にもなります。一 6 三【 6269 ' 2 日 2 担う経験をし、多くの家族との家族だからできる家族支援「家③家族会員・支援者のための「家翅 体験の語り合いを通して自身の族による家族学習会プログラ族会運営のてびき」公益社団法 で 体験の整理をし、自信を取り戻ム」が、多くの家族の力となつ人全国精神保健福祉会連合会 す経験を重ねます。それに加えていくことを心から願って、今発行 族 家 ( おかだくみこ ) て、家族学習会を実施する中で後も普及活動に努めていきたい 集 特 「対等性」や「チームワーク」と思います。 を経験し、お互いの状況を比較

6. 月刊 みんなねっと 通巻第108号 2016年 4月号

取い声ス り知にト ま識出を すをし活 。確て用 き刃き し ロ心、ロノし し すみ て 、る合そ リとうの ダうとキ 一方でス シ法正ト ツをしを 家族による家族学習会の風景 すや体るこいをて思たテて験営こチはプ 価験、とね、もい内キいをさがとーなを そ値をそをい安話を容スる語ら可でムく持 れ観語う丸に心せ語にトとりに能、で覆っ はのり感ご聴しなり関をい合大な急運 , 1 、変合じといてい合連基ううきのに営、人 私化うら受て話よいしに こなで誰し たをこれけもしうまた 、とと特すかま判取 ち生とる止ら 、なす各そが 徴。がす六り 。刀 家じで場めえそ体 自こあをと抜 担仕 族て、でて、の験他のにり大し けそを切 がい考家も話話やで体書ま切ててう る 、きえ族らしを思は験か もすての いま方がえたていとやれ。し体運る、で 考源まくい障人るのとロた か見り対っ え的す生をがのこ目しグだこらにますか まな。き持い病と的たラけこ解気するら す目そてつを気はもムたま放づ。偏か 的れい人受をでのはででさく自見抱 そはくのけよす家で、しをれこ分へえ の、こ家止り。族は本よ読ると自の込 も家と族め理私自あ人うん第は身気ん の族をと、解た身りのかで 、のづだ で会目し病しちがま回 ? お歩そ中きこ も活指て気、家元せ復わでのににの あ動しよや病族気んをこかす苦あつ病 るのてり障気がに 。しるな気 。目のり と根い良がや本なそ的プい さ偏がに 9 特集家族だからできる家族支援『家族による家族学習会プログラム』 くら良いものをつくっても普及施され、それを土台に、実施箇福祉的な知識を学ばなくても実 は難しいだろうと思われまし所数を増やしながら検証を重施可能なものとする。 2 ・複数の家族がチームを組ん た。そのため、特に実施形態やね、「家族学習会実施マニュア 実施期間については、家族からル」としてまとめてきました。で取り組むことにより、急なこ の率直な意見を述べ、プログラ家族心理教育のノウハウを基礎とで動けなくなった家族があっ ムに反映されました。話し合い としながら、このプログラムをても実施に支障が出ないように する ( 「家族による家族学習会 を重ねる中で、企画委員会に参実施した家族自身の体験を生か 加される専門職の方々が、日本して、実施マニュアルの改訂を実施マニュアル」より抜粋 ) 。 ということがあげられます。 の家族の現状を何とか変えた積み重ねました。このマニュア 精神疾患や医療、福祉制度な し変えなければという強い思 ルには、これまでに家族学習会 いを持ち、家族支援に真剣に取を実施してきた多くの家族の体どの正しい知識を学ぶために は、多くの時間と高い能力を必 り組もうとの意志が伝わってき験からの思いと声が反映されて 要とします。そのようなもので たのです。そのことが、雲をつ いるのです。 あれば、実施できるのは、ごく かむように思えたこの取り組み 限られた一部の特別な家族でし に関わり続ける原動力となりまプログラムの特徴 かありません。それでは、全国 した。 平成年秋に日本で初めて このプログラムの主な特徴との家族会で取り組むことが難し くなります。そこで、正しい知 の『家族による家族学習会プロしては、 グラム』が千葉県と埼玉県で実 ・長時間の研修による医療的・識を集約したわかりやすいテキ みんなねっと 2016 年 4 月号 8

7. 月刊 みんなねっと 通巻第108号 2016年 4月号

③公的機関が本人の人権を侵すと福祉支援体制を充実させてほ定都市設置のものに限らず、地 域の多機能診療所などに委託し ことを防ぐために、家族等の関しい 係者から訴えがあれば、医療機①病院内の退院支援会議に、地て地域の圏域ごとに設置される 関や公的機関から独立した第一一一域の相談支援専門員などの支援小規模なもので良い ④家族のもとに退院した患者が 者の人権擁護機関が介入できる者を参加させる。 いた場合、地域支援サービスに ②生活支援の中の心理的社会的 ようにすべき。 ④「精神医療審査会」の審査は支援を充実させる。地域に相談家族への支援も加えてほしい 極めて不十分である。人権擁護窓口をたくさん設け、なんでも⑤退院後に家庭内暴力が発生し 相談でき、心配事を傾聴してもた場合、家族が避難できるシス を徹底させるためには、医療機 関とは関係のない独立した第一一一らえ、そこでケアマネジメントテムと、家に残された患者を支 がされて、すべてのサービスが援者が見守るサービスを整えて 者人権擁護機関が必要である。 審査のスピードアップが必要と包括的に組み合わされるように して、本人と家族が安心できる 3 ・精神科病院に係る入院中の 考える。審査会の審査を行政が 処遇、退院等に関する精神障害 サービス体制を整えてほしい。 やっているのも問題である。 2 医療保護入院者の退院によ③地域に訪問支援の拠点となる者の意思決定及び意思の表明に ついての支援のあり方 る地域における生活への移行を新たな「精神保健福祉センター」 を設け、多職種訪問チームを置①精神科病院側から、定期的に 促進するための措置のあり方 いて、地域の退院した患者を支入院患者全員に退院希望や処遇 家族に頼らずに地域で生きて いけるように、国と地方自治体えてほしい。 従来の精神保健福のあり方について、意見を聴き、 音思に添一つよ一つにしてほしい。 が責任をもって地域の医療支援祉法にある都道府県及び政令指 ②入院中に本人の希望があれ療審査会ではなく、外部の独立あるいは、家族の介護力がなく なると入院で一生過ごすという ば、医療機関の外部の人材からした第三者人権擁護機関が調査 ことになっている人が多い。最 「代弁者」を選んでもらい、代を行い、違法行為が明確になっ たときには裁判所の監視のもと近では 3 か月以内に退院させな 弁者が自由に面会できるように いと医療機関の経営上の問題と してほしい。代弁者が本人の意 に関係者の処罰を行うべき。 なるようで、無理に退院させら 思を確認して、可能な限り本人⑥入院中の医療については家族 の意思が実現でき、また、人権を中心によく説明して、家族のれて、家族が困ってしまう場合 が多くみられる。入院者ばかり を守るために、本人とともに行 納得の上での治療にしてほし 家族がかかわれない場合にでなく、家族と一緒に暮らして 動できるよ一つにしてほしい いる人も、地域で安心して、生 は、当事者の信頼する人がかカ ③処遇改善や退院請求が本人か 活できる社会的な整備が必要で らあった場合、代弁者が本人とわれるようにしてほしい。 ともに医療機関交渉や知事請求 4 平成年 7 月に取りまとめある。家族は大変疲れている。 などできるよ一つにしてほしい。 た「長期入院精神障害者の地域冒頭に述べたような痛ましいこ ④「精神医療審査会」の委員を移行に向けた具体的方策の今後とにならないようにお願いした き 。長期入院では病状は改善し 専任・常勤にし、審査の質を高の方向性」を踏まえた精神科医 動 の ても社会性は後退する。できる めてほしい。本人に直接会って療のあり方 祉 日本は先進諸国の 4 倍の入院だけ社会生活をしながら治療す福 話を聴くなど、人権尊重に力を 保 尽くしてほしい 患者がいる。入院していない人ることが真の意味での治療にな 神 精 り、社会復帰に繋がる。 ⑤病棟内での人権侵害についての多くは家族の負担になってい ( 事務局小幡 ) の訴えがあった場合は、精神医る。したがって家族がいない、 みんなねっと 2016 年 4 月号 4

8. 月刊 みんなねっと 通巻第108号 2016年 4月号

と見 を な 1 ン ム。 ( 第 0 2016 ) ~ 入会のご内 : をみんなねっと相談室 ンみんなねっとについて 4 月号通巻第 108 号 みんなねっとは精神に障がいのある方の 家族が結成した団体です 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 【表紙の絵】織田信生 へ、こ 知っておきたい精神保健福祉の動き 2 特集 家族だからできる家族支援 『家族による家族学習会プログラム』 ( 岡田久実子 ) 6 精神科医療の現状と改革の展望 【連載第 1 回】精神疾患・こころの健康問題はどうなっているか ( 氏家憲章 ) 14 私と家族の手記 「それぞれの物語」 ( スウ姉さん ) 18 街の診療所からのお便り【連載 107 】 ( 増本茂樹 ) ・・若者には、いろいろの悩みがあって・・ 22 知ることは生きること ( 連載 4 回 ) 障害年金における等級判定のガイドライ施行後の審査の流れ ( 青木聖久 ) 26 メンタル障害をサポートするための知識ーー薬物療法を正しく理解する・連載 21 ( 姫井昭男 ) 第 3 章「精神科の薬」の実際く 8 〉ー揃胄神病薬の使し、分けの実際 30 真澄こと葉のつれづれ日記 ( 第 61 回 ) 34 みんなのわーー - 読者のページ 36 《当事者の手記》入院中の友達を助けたい① ( 和田幸之 ) 38 > みんなわっとについて 書籍 イベント研修会 調査・研究 意見・要望書など 0 施策のうごき 月刊みんなねっと 更新情報 都道府県連合会の情報 》各都道府連からのお知らせ > 都道府県達のお問い合わせ先一覧 第ツ書籍のご注文方法についそ , みんなねら入会のご案内 月刊みんなねっと 都導府県通台会本県 北信越プロック研会開催 2C13 年明 27 日 北信越プロック研修会開催 2013 年 2 川 「訪問による家族支援」普及活動 第 家族支援に関するプロジェクトが新 北信越プロック研修会開催 20 ロ年明羽日 しくスタートします。 > 詳第 神障霄者に対する医療の提供を確保す るための指針等に関する検討会への意見 20 ー 3 年 8 月 2 / 日 N と 籌書者基本計画 ( 案 ) へのバブリックコメ ントの募集 2013 年 8 月 266 NEW! 障者の地域生活の推進に関する検討会 ( 第 3 回 ) 20 ロ年 8 月 22 日 NEW! > バックナンバー 2 ( 第 3 年 9 月号 2013 年 9 月 4 、Ⅵ 熊本県連イベント・研修会予定 20 鶩 9 4 日 NEW' 月刊みんなねっと最新号 2013 年 9 月号 【特集】働き方いろいろー 雇用の現場から一 > 目次・詳細 ) バックナンバー 広第岡 愛物川 長を大分高新 第児第 兵宿京都 ヒ。ックアップ 都道府県連会石川県 北信越プロック研修会間催 20 ロ年 3 2 生 NEW' 都道層県連合会高山県 北信越プロック研鶩会開催 2C ! 3 年明 2 ? 第 第新着記事のある都道府県合会 書籍のご紹介 都道府県合会新県 統合失調症を正しく理解 するために「わたしたち 家族からのメッセージ」 0 病気の知生活サービ ス、家族の目線でわかりや すくまとめました > 目次・詳第 うつ病を正しく理解する ために「わたしたち家族 、第を一・を・セーン からのメッセージ」 病気の知識、生活サービ ス、家族の目線でわかりや 0 すくまとめました > 目次・詳第 サポート情報室 ま メンタルヘルスと福社サービス 病気のことや生活に必要な情報をわ かりやすく説明しています。 > 詳第 家族支援 相室 策のうごき みんなねっと相談室 お気経にこ相談ください。 ) 詳第 施策のうごき 施策のうごき 》書籍の一覧 > ご注文について みんなねっと無料メルマガ購読 メ - ールマガジンはじめました。ぜひ、こ 登録 ( 無料 ) ください。 > メールマガジンの詳細 家族相談ハンドブック 家族会の相談研修や支援機関でテキ ストとして活用でさます ) 詳第 書籍 購読申込み ホームページのリニューアルに伴い、みんなねっとではメールマガジンを 発行しています ( 無料 ) 。当会の活動だけでなく、各都道府県連の情報な ども随時お知らせするメルマガになっています。ぜひ、ご登録ください。 詳しくはホームページをご覧ください ( 「みんなねっと」で検索ください ) 。

9. 月刊 みんなねっと 通巻第108号 2016年 4月号

-4 号 月 1 カ る 年 昭和大学烏山病院家族会あかね会監事 社会福祉法人うるおいの里・理事長 る すっ 策 でな 、カ 政てと っ 定う た院院療かき 【連載にあたって】 ます。その背景には、戦後数一予ど国れ病病医る起ね るよ療諸本ら科科神あが 今月号から、日本の精神科医年間続けている精神医療政策やめ社嚇はきん 療・精神科病院の現状そして精制度が行き詰まり、破綻が始で康精たなうのたなべ展い マ健るしさど件え床きるのし 神科医療の改革などについて、まっているためです。 一のえ直直は条迎病であ革新 テろ抱見見度のを科応う改す 1 年間連載します。 精神保健医療福祉の現状と今のこををを制分機神対ど療示 言こ策策の半危精には医を 今、日本の精神科医療は、大後の方向について、皆さんと一 下・政政療ののた化療神望 は患療療医院亡ぎ変医精展 緒に考えてみたいと思います。 きな曲がり角に突き当たってい 載疣の医医科病存過の科にの 連神重神神神般院り代神本革 の精に一精精精一病造時精日改 《連載》第 1 回精神疾患・こころの健康問題はどうなっているか 2 月月月月月月月月月月月月 1 4 LO ( い〔 / 8 C) 1 っ乙 1 ワ」っ 0 一 1 宀 11 1 精神疾患・こころの健康問題 ①精神疾患は 3 大疾患のトップ回回回回回回回回回回回回 0 1 2 1 人ワ」 CO 4 冖 0 C-O 「ー 8 C) 1 11 11 は、年々増加し多様化していま ■第第第第第第第第第第第第 す。 1993 年 ( 世界保健 その実態をみてみましよう。機構 ) や世界銀行は、従来の死 亡率を重視した統計のやり方か精神疾患の受診の人たちは国る疾患として、重点的な対策を ら、死亡率だけでなく障害を抱民の人に 1 人です。これは糖必要とする、と判断したためで す。 えることによって個人や社会が尿病の人に 1 人、がんの人 患療 疾医 被る損失 ( 医療機関に支払うおに 1 人を上回る最大の患者数で 神児増加し多様化する 主月 金・働けなくなったことによるす。 こころの健康問題 療 損失など ) を計算した被害指標・②重点疾患に位置づけられた精 病医 尿期精神科医療が関わ ダリー (DALY ・「健康・生活被神疾患 糖産 周る必要があるこころ 2013 年厚生労働省は、医 害指標」 ) を提唱しました。 このダリーによると、「精神療施策を進める上で特に重視す業梗療の健康問題が、年々 事筋 、地増加し多様化してい る疾患や事業と 疾患」は、「がん」と「循環器 年 性 人 8 位置づけている へます。日本の社会は、 疾患」と並ぶ三大疾患です。し 位ん万 8 患急 望 3 〔刀 2 明らかに国民のここ 「 4 疾患 5 事業」疾療 かも日本も先進諸国でも三大疾 展 の 5 中医 調に、新たに精神 革 患のトップです。 卒時ろの健康悪化が進行 改 脳害 しています。 と 災 ①第 1 位の精神疾患の受診者数当疾患を加えて その実態をみてみ塘 「 5 疾患 5 事業」 療 厚生労働省の年の者に糖 7 の ん医 としました。精 が急ます。 「患者調査」によると、精神科診 ① " 自殺大国 ~ 日本科 , 患人神疾患・こころ への外来・入院の受診者数は、 位疾万 神 患業 1 っ ) O が 2 015 疾事 の健康問題は、 1 年前の 1 ・ 5 倍の 3 2 3 万人 年 7 月に公表した世 国民に広く関わ と第 1 位です。 精神科医療の現状と改革の展望 氏家憲章

10. 月刊 みんなねっと 通巻第108号 2016年 4月号

ます。これからご紹介する『家第 2 回目の会議から、千葉・東待したほどには活用されません 族による家族学習会プログラ 京・埼玉の家族が参加するようでした。 これら 3 つのプログラムに共 ム』は、家族だからこそできるになりました。「家族のピア心 家族による家族支援プログラム理教育プログラム」と言われて通しているのは、主催する側が、 です。 も、私たち家族にとってはまっそれなりの時間を割いて専門的 たく経験のないことで、とてもな知識を得る必要があり、実施 理解が難しく、まるで雲をつか期間も 75 日と多くの日数を ~ フ プログラムの立ち上げ プ む話のようにも思えました。 必要としていました。 ムム 習 平成年 5 月、法人地 日本の家族の現状を見ると、 米国の「 Family-to-Family 」、 学 家 域精神保健福祉機構コンポが家香港の「 Family-Link 」、そして多くの家族が精神疾患・精神障 る よ 族学習会企画委員会を立ち上全家連 ( かっての家族会の全国がいを持っ本人 ( 以下、本人 ) げ、家族から家族に伝える心理組織 ) 発行の「家族ゼミナ 1 ル」と同居し、頻繁に、そして長時糘 教育プログラムの検討が始まりを参考として、日本で普及でき間家を空けることが難しく、本翅 ました。立ち上げ当初のメンる家族から家族へ伝える教育ブ人の状態によっては急に予定を キ」 で バーは研究者や医療者、支援者ログラムの模索が始まりまし変更せざるを得ないことがある の方々のみでしたが、家族が実た。「家族ゼミナール」は、発など、決められたプログラムを 施するものなので家族にも加 行当時に全国の家族会や保健セ実施する上での困難が予想され家 集 わってもらおうとの意向で、関ンターなどに配布されたそうでました。このような状況下でも 特 東近辺の家族会に声がかかり、すが、もったいないことに、期実施できるものでなければ、し 家族だからできる家族支援 『家族による家族学習会プログラム』 さいたま市精神障害者家族会連絡会副会長 岡田久実子 さいたま市精神障圭暑もくせい家族会副会長 『家族による家族学習会プロを始めとする精神疾患の発症的にも経済的にも負担を抱えて グラム』をご存知でしようか。 が、その周囲に居る家族に多大憔悴し、希望を失ってしまいま 現在、全国各地で家族会や家族な影響を与えます。病気への偏す。みんなねっとを中心とし のグループが実施している家族見から家族内で抱え込み、やって、そのような家族の実態を明 が実施する家族支援プログラムと医療機関につながっても、病らかにし、支援の必要性を訴え です。これまで、都道府県で気の正しい情報を思うように得てきたことで、「家族支援」が 約人の家族がこのプロることができず、病気の回復へ改めて注目されるようになりま グラムに担当者、参加者としての道筋もっかめないままに長いした。 関わってきました。 年月が経過することは稀ではあ家族は支援される立場である と同時に、同じ体験を持つ者と 大切な家族である子どもや兄りません。 弟姉妺、配偶者等の統合失調症 そのような中で、家族は精神して支援ができる立場でもあり みんなねっと 2016 年 4 月号 6