病院 - みる会図書館


検索対象: 月刊 みんなねっと 通巻第113号 2016年 9月号
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1. 月刊 みんなねっと 通巻第113号 2016年 9月号

す。この実態は治療の必要性か精神科病院には、在院する患酬単価は当然低くなります。 らではなく、地域で住む場や働者の多くが福祉的側面から入院 号 月 図精神医療政策と精神科医療の く場がないため入院を余儀なくを余儀なくされているという特 到達点が噛み合ってない 年 させられているという、福祉的殊な事情があるからです。 側面から生じているのです。 精神科病院の医師が一般病院 今日、精神科医療は進歩して と 在院患者の 3 人に 2 人 ( 万の 4 分の 1 、看護師 ( 准看護師おり、その到達点は、精神の病っ 人 ) が 1 年以上の長期入院とい 込み ) や職員総数が一般病院の気や障害があっても、医療支援な み う事実は、日本の精神科病院が、半数という実態、そして一般病と生活支援によって、地域での 医療的側面より福祉的側面が大院の 3 分の 1 の入院料という報 社会生活が可能な時代になりま きな比重を占めていると言って酬単価に見られるように、一般した。 も過言ではないことを物語って病院との大きな格差は、治療機国 ( 犖労働省 ) も年、 います。 関と福祉施設的役割の両方を果「精神保健医療福祉改革ビジョ たしている精神科病院の実態かン」を打ち出し、入院医療中心 Ⅱ精神科特例と科差別の背景ら生じています。 から地域生活中心へ、精神科医 精神科病院が、一般病院と比 例えば福祉施設は、医療機関療の基本的あり方の転換を提起 べて報酬が低いなどの差別的なと違って、医師や看護師は「いなしました。しかしそれから 2 年 扱いを受けている理由としてあ いか、少ない」という状況にあり、 以上経っていますが、わが国の るのが、この福祉的側面の問題職員総数も少ないのです。職員精神科医療は何も変わっていま があります。 数が少なければ入院料などの報せん。その背景には、入院中心 の隔離・収容の精神医療政策を精神科病院は、病院の本来の姿で抗精神病薬で病気を治すこと 全く変えていないということがある治療機関に徹することが必はできませんが、今日の精神科 須です。そのためには精神科特例医療の到達点として、症状を軽 あるからです。 8 数年前と変わらない隔離・を解消し、一般病院と同水準の医減し、医療支援と生活支援を行 収容の政策、そして数年前か療 ( 職員 ) 体制を整えるなど病院なうなら、社会生活を普通に送 れる時代です。これは糖尿病や ら大きく変わった精神科医療のの機能強化が必要です。 そして福祉的支援が必要な人高血圧と同様です。薬を飲むだ 進歩と到達点、この二つのあい たちは、住む場、働く場、憩う場けで病気は治せませんが、薬で だに大きな乖離があるために、 精神科医療は、当事者や家族のなどをつくって、地域で安心して症状をコントロールし、健康的 暮らせる体制を整えることが求で普通の社会生活は行なえると 願いに応えられないのです。 いう意味で、精神疾患も同じで められています。 3 役割分担と機能強化が必要 す。わが国は今、まさに精神科望 の 3 今日の時代に対応した精神医 医療の到達点を精神医療政策に 革 精神科病院を一般病院と区別 療政策に改革を 反映させた改革が必要となって し差別的扱いをしている精神医 状 現 療政策を解消するためには、精神以上のような精神科医療が抱います。 の 療 次回 ( 第 6 回の川月号 ) では、 えている深刻な問題を解決する 科病院が担っている医療的役割 と福祉的役割の一一つの役割は、医ためには、精神科医療の望まれ病院存亡の危機を迎えた精神科科 精 療と福祉のそれぞれの専門分野る姿を見据えた精神医療政策の病院の状況をみてみます。 に分担させなければなりません。本格的な見直しが必要です。 ( うじいえのりあき )

2. 月刊 みんなねっと 通巻第113号 2016年 9月号

む場・働く場・憩う場を、地域に域で暮らせるはずの安定した人は、精神の病気や障害があって 率先して造ってきませんでした。 たちが大勢いました。しかし高も、生活の場は入院病棟ではな 度経済成長の終了によって働くく地域が中心になっている時代 ー精神科病院には地域で暮らせ場が減少し、「ナイトホスピタです。たとえ入院になっても平 る人たちが大勢いる ル」は消失しました。また病院均存院日数は日前後です。 1960 年代の高度経済成長業務の使役も本来禁止なのでな しかし、わが国は、 1950 期には、日中、市内の工場や会くなりました。 年代につくられた入院中心の隔 社などで働き夜病院に帰る「ナ 残念ながらこれら色々な形で離・収容政策を継続し、精神科 イトホスピタル」の取り組みが働けていた人たちは、退院す病院に治療と福祉、両方の役割 多くの病院で行なわれていましることもなく入院継続を余儀を担わせています。そのため、 た。これは今日のグループホー なくされています。そのため、病院は治療をする医療機関とし 望 ムの取り組みです。 入院の必要ない社会的入院者ての機能と共に、患者の住む場 展 また本来、病院の業務である は、厚生労働省の公式見解でも所でもあるという福祉的機能を革 院内清掃・患者使用のシーツな 7 万 2 千人といわれ、さらにはも有しているのです。 と 川万人以上という見解を持って どのリネンや職員の白衣の洗濯 すなわち患者の万人は 1 年塘 の いる医師もいます。 作業・栄養課の調理補助などが 以上入院しており、Ⅱ万人は 5 医 作業療法という名で行なわれて 年以上、約 7 万人は 2 年以上、 いました。このように精神科病福祉的側面か大きい韆科病院 3 万 4 千人は年以上という異精 院内には働く能力のある人・地今日の先進諸国の精神科医療常な長期入院の実態があるので ①ニつの役割を担う精神科病院 精神科医療の現状と改革の展望 今日の医療政策・制度を構号 月 築した 19 年代は、抗病 昭和大学烏山病院家族会あかね会監事 氏家憲章 年 社会福祉法人うるおいの里・理事長 薬の本格使用が始まってない時 代で、しかも地域に、綿障 ~ 一暑 と っ の住む場も働く場も全くありま 《連載》第 6 回一般病院の半分の条件の精神科病院 ね 亠な せんでした。そのため精神障害 ん わが国の精神科病院は、一般景をみてみます。 み 者は、家族が自宅で面倒をみる 病院と区別され、医師配置は一 人以外は、精神科病院に頼るし ①精神科病院の特殊な事情 般病院の「 3 分の 1 でよい」と かありませんでした。しかも国 した精神科特例があり、更に、 精神科病院が一般病院と区別 1954 年の「綿 ~ 星実態 収入 ( 日当点、 ) は一般病院のされ差別的扱いを受けている背調査」 ( 要入院者万人 ) を受け、 「 3 分の 1 のしかない」などの景には、一般病院と違う科病 1960 年から年間で精神科 差別的扱いを受けています。 院の特殊な実態があります。 病床を 3 倍に急増させ、精神障害 これは、日本の精神科病院が病院は、病気やケガを治療する者を精神科病院に集めました。そ 抱える根本的な問題ともいえま専門の医療機関です。しかし精神して、その精神科病院に、治療的役 すが、なぜ精神科病院は、一般科病院は同じ医療機関であるの割と同時に住む場などの福祉的 病院と区別され差別的扱いを受 に、一般病院にはない福祉的役割役割を全て任せてしまいました。 けているのでしようか。その背も担う特殊な事情があるのです。 そのため国は、綿障害者の住 日当点Ⅱ患者一人 1 日の入院料単価

3. 月刊 みんなねっと 通巻第113号 2016年 9月号

再発のくり返しと入院 会に入会しました。 の入院の間にすっかり元気にな 時々、幻聴 ( 隣の人がオレの悪 そして、そこの指導員さんに り、よくしゃべるようになるな 口を言っている ) 、独語 ( 時々プ相談し、三つの病院を紹介してど活動的になりました。 ップッいう ) などありましたが、 もらったので、息子といっしょ 「車がオレに突っ込んで来る」な にそれらの病院を見学して、デ退院して一人暮らしをめざす どの被害妄想が出たのは、再々イケアを開設している現在の単 退院して毎日デイケアに通 発の時です。 1 回良くなるのに科の病院に変わりました。 、ケースワーカーの方から、 1 年位かかり、 4 年が経ちまし 転院して 2 年後、障害年金をソフトバレーボールのすすめが たが、再発を繰り返すので行き請求することになったのですあって週 1 回夜練習に加わりま 詰まっていました。知人の紹介が、その時の診断書には、精神した。 である病院のケースワーカーの分裂症 ( 現在の統合失調症 ) と 父親が退職し、週 3 日働いて 方に両親で面談を受け、デイケ書かれていました。 時に家に居るようになって、本 アと作業所を見学させてもら 息子は家事手伝いをしながら人は居心地が悪くなり ( 気づか い、アドバイスも受けました。 週 2 日デイケアに通所していま いで ) 少々態度がぎこちなくな 目の前が明るくなりました。 したが、 7 年後位から作業所に りました。 友人に高槻市の精神障害者の作週 2 日 2 時間くらい通うように 病院ではスタッフの方のお話 業所を探してもらい、富田作業なりました。 で、「歳位までに一人立ちし 手 の 所に行きました。時々親子で作 2 年位して歳の時、少し興た方がいい」と聞いたり、ディ 族 家 業所に出入りし、作業もさせて奮気味になり、閉鎖病棟に入院ケアの当事者から「まだ両親と もらいました。その後、家族会となりました。この時、新薬の住んでいるの ? 」という人たち私 に入りませんかと誘われ、家族ジプレキサを処方され、 3 か月がいて、そんな影響もあったの 私と、」 ~ 家寘の 手記 長男の病気と 家族会活動 ( 大阪府 ) 倉町嘉代子 心状態で一点を見つめ、聞くと 長男の発病 泣きじゃくって分からない、病号 月 長男は円歳で発病し、現在院に行った方がいいですよ」と 歳になります。 年 言われました。 高 2 の終わり頃、父親が転勤 父親が会社で先生を紹介して と になり、一家 4 人千葉県から大もらい、大阪市内のクリニック っ ドに転居し、一編入が一つまくいカ に受診し、抑圧神経症と言われね 亠な ん ず、元の高校に戻ることになりました。服薬するも意識が段々 み ました。下宿して一人暮らしをわからなくなり、心神喪失状態 することになり、母親が時々様になって、母親の私は仕事をや 子を見に行ったりして、卒業すめて介護に専念することにしま ることができました。 した。 2 週間位で意識が戻りま 大阪へ帰り、専門学校の 1 年したが、動作緩慢な状態でした。 だった歳の夏休み、引越し関通院を続けながら、私は、長男 係のアルバイトに行き、その後、の話し相手になったり散歩に同 岐阜県に 1 週間泊まり込みのア 行したりしました。また、。 ) ルバイトをすると言い、見は新 ミントンなどスポーツ好きなの 学期が始まるし反対したのですで親といっしょにリハビリしな が、行ってしまいました。 がら 1 年位で回復することがで 2 学期が始まって先生と生徒きました。 に連れられて帰宅。「授業中放 一三ロ

4. 月刊 みんなねっと 通巻第113号 2016年 9月号

した。 ・知的障害者の団体は年かけも、各議員に理解してもらうた ・この程度の運動では、運賃格て 2 回の全国運動を行い、粘りめに、可能な範囲で意見書を採号 月 差是正の要求を実現させること強く運動し運賃割引を実現させ択に取り組む。 年 2 ・本腰を挙げて交通事業者 ( 」 は困難 : ・誰もが認識し合えましてきたのです。私たちも、粘り 強く、地道な運動を積み重ねて・私鉄・高速道路・航空会社 と など ) への懇談要請を展開する。 ・特に、みんなねっと三役の所 っ いきましよう。 属都府県連は、署名など運動の・多くの方々が訴えに共感し協 3 ・管区行政評価局及び管内事な 取組みが不十分でした。これで力してくれたこと、条約や法律務所へ全国一斉に行政相談、あみ は、他県連や家族会でも力が入が後押ししてきたこと・ : 運動のっせん申請を行う。 4 ・来年度通常国会へ提出する らず、全国運動の盛り上がりに現状をリアルに見つめ、仲間と 青願書について・ : 毎年署名運動 も欠けてしまいました。 共に、諦めることなく希望をも言 ・一方で、僅か一年余で「ここ って運動を継続する心構えを整を行うことは力量的に限界があ る。 まで運動をつくってきた全国のえていきましよう。 家族会の底力は健在である」こ とも立証しました。あわせて、 今後の運動を着実に実行する みんなねっと事務局体制も充実ために、次の 4 点を具体化して してきました。この間の貴重な いきます。 体験を今後の運動に活かせば、 ・全都道府県議会から意見書 運賃割引実現の扉は開いてくるを採択する運動に取り組む。 に違いありません。 なお、市町村議会について 奥様に寄せられたというのです。 認知症に伴う徘徊やせん妄な どは入院治療によって落ち着い = = 」ていましたが、自宅へ退院する として精神科病院に勤院が決まった入院患者さんの奥ことの地域住民の拒否感は収ま 務していた頃、私は認知症病棟さまが私のもとに相談に訪れまることがありませんでした。 「精神疾患や精神障害をもちな した。 を担当していました。 がら、この地域・社会・日本で暮 この病棟は、認知症の周辺症近隣の住民から、「退院させな いで欲しい」「地域に戻さないでらすということは何と難しいこ 状 ( Q ) を治療すること が主な目的ですが、ある日、退欲しい」というたくさんの要望がとか」 メンタルヘルスと福祉教育をめざして 東京国際大学福祉心理学科松本すみ子 特集 はじめに ( 事務局小幡 ) 7 特集メンタルヘルスと福祉教育をめざして

5. 月刊 みんなねっと 通巻第113号 2016年 9月号

相模原市障害者施設殺傷事件に関連して 2016 年 8 月 5 日 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 平成 28 年 7 月 26 日未明、障害者支援施設「神奈川県立津久井や まゆり園」において、施設入所者 19 人の命が奪われ、多くの負傷者 がでた史上類のない残虐な事件が発生しました。この事件は障がい者 福祉にかかわるものとして、受け入れがたい衝撃を与えました。被害 に遭われ亡くなられた方々に、衷心よりご冥福をお祈りするとともに ご家族の皆様にはお悔やみ申し上げます。また、傷害をうけられた方々 の一日も早い回復をお祈り申し上げます。 犯行に及んだ男の残忍な行動は、いかなることがあっても許すこと はできません。当事者のみなさんはもちろんのことですが、私たち障 害をもつ本人と家族に甚大な苦痛と不安の最たる傷を負わせることに なりました。私たちのかけがえのない一人ひとりの存在を脅かすこと があってはなりません。私たちは事件に臆することなく生活を送れる ように誤った偏見と差別を取り除いていきます。 今回の事件は、特異な考えを持っている容疑者が自ら犯したもので あり、それをもって精神障害者故犯したものと結論づけることは危険 です。なぜ、このような事件が起きてしまったのか、慎重な事件背景 と真相究明を求めます。 容疑者に精神科病院の入院歴があることから措置入院の在り方検討 2016 9 月号通巻第 113 号 月刊 【表紙の糸会】織田信生 相模原市障害者施設殺傷事件に関連して 1 知っておきたい精神保健福祉の動き 3 お知らせしますみんなねっとの活動 4 特集 メンタルヘルスと福祉教育をめさして ( 松本すみ子 ) 精神科医療の現状と改革の展望 【連載第 6 回】一般病院の半分の条件の精神科病院 ( 氏家憲章 ) 私と家族の手記「長男の病気と家族会活動」 ( 倉町嘉代子 ) 20 街の診療所からのお便り【連載 112 】 ( 増本茂樹 ) 7 1 6 ・・障がいのある子供たちが中学校に通っています・・ 知ることは生きること ( 連載 9 回 ) 経済的支援の全体像 ~ その一 ( 経済的支援特集③ ) ( 青木聖久 ) 28 24 真澄こと葉のつれづれ日記 ( 第 66 回 ) 34 みんなのわーー一読者のヘージ・地域の話題 36

6. 月刊 みんなねっと 通巻第113号 2016年 9月号

月刊みんなねっと 2016 年 9 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 月刊みんなねっと ( 毎月 1 回 1 日発行 ) 通巻 113 号 2016 年 9 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承を 月翡を馴の家族と家族会をつなぐ機誌 第 9 回全国精神保健福祉家族大会 希望が三重 ~ る ~ ピアのちから・アウトリーチ・伊勢工ビ実はそれぜんぶ三重なんです ~ んなねっと三重大 全国精神保健福祉会連合会 2016 ・特集・ メンタルヘルスと福祉教育をめざして ( 松本いく子 ) ・私と家族の手記長男の病気と家族会活動 ・精神科医療の現状と改革の展望 ( 氏家憲章 ) 連載第 6 回「一般病院の半分の条件の精神科病院」 ・知ることは生きること ( 青木聖久 ) 連載 9 回 経済的支援の全体像、その一 ( 経済的支援特集③ ) 日時 20 年月 21 休 ) 、 28 ( 金 ) 三重県総合文化センタラ 三重県津市一身田部由ー - = 、 33 ー 1 1 1 1 三重県総合文化センタへの奢通アクゼ htto:/ /WWW. center—mie. or.jpraccess 障がいのある人 58 円 参加費 3 , 000 円 学生 1 , 円 〒 514 ー 8567 三重県津市桜橋 3 ー 446 ー 34 三重県こころの健康センター内 三重大会事務局 「さんかれん」 TEL 059 ー 227-1929 FAX 059 ー 271 ー 5808 = 蓄県身体第害者 総合橋セ、ノター = 第県人橋 ・豊 9 国道る号 = を大学 センター 地 9 ・ メッセウイング・みえ 主催 / 公坦 ) 釞全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) 特定非営利活動法人三重県精神保健福祉会 公益社団法人

7. 月刊 みんなねっと 通巻第113号 2016年 9月号

害児支援のニ 1 ズの多様化にき ③サービスの質の確保・向上に め細かく対応するための支援の 向けた環境整備 一部拡充を図るほか、サービスの質 一精神保健福祉の第一 平成年 6 月 ) からの施行となの確保・向上を図るための環境整 ります。 備等を行う」ことでした。 ・社会保障審議会障害者部会 しかし、当事者や家族、関係 報告趣旨は、「障害者が自ら ( 第圓回 ) 前回部会から半年振りの 6 月の望む地域生 活を営むこと要るる創可を一護る医る 法 日に開催されました。 と設事捌援る童化健。設援の 支も 今回の部会は、障害者総合支ができるよの象創、支支のす児務保る創 義にめを 案対をめ着の際援 援法施行 ( 障害者の日常生活及う、『生活』法 び社会生活を総合的に支援すると『就労』に る《跏定一す達す策与害 0 正い応鯨時利て創はの、 ) 貸す障交動 にでの ための法律及び児童福祉法の一対する支援の改て立対ス院をルを援画き行て表 月た祉 部を改正する法律 ) の 3 年後見一層の充実やをし卦にビ入険 部用 ( 題一 0 保捌 0 〔公 利ス課サへ護を支る福見日に容年あ健 直し法案の成立に伴い、衆・参高齢障害者に一 の保 1 と神 議院の附帯決議を含めた報告をよる介護保険等一サ活を療者の童一月象るす補事国精 法卞応生整医害児明保対のす促るの 受けました。 サービスの円援プ対う調は障るも村要をす所意団 支一時半絡護齢障す児町を携用業合訟き 同法の重点項目は、 滑な利用を促合ル随ロ介高な訪を譚姉ア連利事 0 本訴お 総グ回労の問るの難宅援章県ケ幟のス県基憲て ①障害者の望む地域生活の支援進するための者や巡就とる訪す得す困倨支 6 府的福児ビ府「違「 害設期般族す度と所ら出ス達設道療・譚一道 ②障害児支援のニーズの多様化見直しを行う 障施定一家設重能低減外ビ発施都医療障サ * とともに、障 へのきめ細かな対応 について報道されています。入院で精神症状は治療できるのかもしれ ませんが、今回の容疑者の特異な考え方は症状から派生するものでは なく、治療で治るものではありません。入院さえしていれば治療され るのではなく、入院は一時的な対応手段でしかありません。 措置入院は、精神症状により自傷他害の恐れがある場合に限られて います。また、退院後のフォローは、社会防衛的に監視するものでは なく、対象者に適切な治療が必要な場合に、きちんと保障され行き届 くために行われるべきです。退院後に地域で本人を孤立無縁にさせな い、安心して生活していける仕組みをつくることがなければ意味があ りません。そのための地域住民と行政、福祉、医療などが包括的なケ アを機能させることが求められているのです。よって、精神医療の対 象にならない犯罪ならば別途対策が必要です。 この事件が精神障害者全体の差別や偏見、誤った認識につながるこ とを危惧します。この事件を口実として世界に類をみない長期入院が 問題となっている収容型の精神医療を続けることは許されません。そ の限界を是正するための対策が求められます。そのためにも事件の事 実について議論の経過を情報として開示し、今後の再発防止につなげ てください。なお、各報道機関、関係機関には適正な対応と啓発をお 願いいたします。 みんなねっと 2016 年 9 月号 2

8. 月刊 みんなねっと 通巻第113号 2016年 9月号

人の生活保障の後編を述べるこのは、これらの紙面を題材にししたり、将来を見通せることが とにさせていただきます。 て、家族会の定例会等で、既に制少なくありません。それらのこ 度活用している人たちと情報共とを積み重ねながら、人は主体 知ることは生きること 有をすることです。これこそが、的になれたり、多様な生き方を 最後に、 2 点のことをお伝え「生きた情報交換」となります。 認めることができるのでしよう。 します。 1 点目は、経済的支援人は知ることによって、安心 ( あおききょひさ ) の大半は、申請主義による、と ー刀出巾 いうことです。自ら希望して、 クいと保、 手を挙げないと制度活用には至 い実者会し ブと子究土て りません。また、仮にスタート ド議月研筆 できたとしても、基本的には、 の援ク品一。 申請した以降の分しか制度や献一 編支る加ゅ社金銘 文 " 久的すあに年の サービスが受けられないのです。 聖済版智共害士 木ら出越と障務 だからこそ、知ることが重要と 青のか規久あい険 なります。 者 < 法聖でと保 害央木士典会 2 点目は、これらのことを、 章と中青祉裕社 、福橋い 神例は健高る 私がいくら丁寧に解説をしたと 精 ~ 書保、明 本神てに しても紙面からの理解には限界 * 精え度 があります。最も理解しやすい されています。これらは事業所組みです。ところが、それが入せん。ケガや病気の理由が業務 に雇用されていることが前提と院となれよ、、 ( しくら 3 割負担と上によるものだと認められれば、 月 なりますので、基本的に、自営言「ても、月に田万円を超える労災給付を受けることができる 年 業や無職の人は、対象になりまこともあります。その際に活用のです。ちなみに、労災は従業 せん。 できるのが、高額療養費です。 員が個別に入るものではなく、 と っ また、医療費助成を受けるこ事業所が一括して加入すること 精神科及び他の診療科を含めた とによって、精神科の外来受診 になっています。また、業務上な 医療様 み の際の自己負担額が少なくなつの事由によるものとして労災認 私たちは、「ケガをした、病気たりします。それが、自立支援定され、医療機関を受診する場 にな「た」となれば、「保険証を医療です。さらに、自治体独自合、自己負担額が発生しません。 も「て、医療機関に受診しよう」の取り組みとして、例えば、精さらに、労災認定を受けた結果、 とします。それには、理由があ神障害者保健福祉手帳 2 級を取一定の障がいが認められると、 ります。なぜなら、医療保険に得しておれば、精神科に限らず、労災の障害補償給付が受けられ 加入していることによ「て、本全ての診療科の入院及び外来のることになります。つまり、労 来、 1 回の診察代や薬代を含め自己負担額を免除される市町村災認定されると、生活保障が手 た医療費が 1 万円だったとしてもあります。 厚くなるのです。 も、保険適用によって、 3 割負 とはいえ、医療機関を受診す 少し、生活保障のところにま 担だと 3 千円で済むからです。る際、必ず保険証を持「て行で入「てきました。次月号では、 これが、医療保険の基本的な仕 く、という考えは正しくありまこの図 2 を引き続き用いて、本 33 知ることは生きること

9. 月刊 みんなねっと 通巻第113号 2016年 9月号

するようになりました。 私 ( 歳 ) 自身は体力が落ち、た。今は良い思い出です。 こころに残る出来事として、 役員を辞任しました。 施設や制度を利用し、親あるう 次のようなことがありました。 ちに生活能力を身につけること、 ・高槻市バス無料化の実現【精今の思い 就労、一人暮らしは無理せず、当 神障害者にも他の障害者同様に 4 歳下の次男は、長男が発病人の気持ちを大事にして、我が家 無料パスをリと皆で行動し、 8 した時、中学生で、一時期けん流で何とかやってきました。 年ごしに実りました ( 平成年 ) 。かをして困りましたが、高校生 いろんな方々の支援、援助の ・作業所の法人化【これまで家になったので、分かりやすい お陰で今があります。 族会が作り運営していた作業所ンドブックを渡し読んでもらい が、家族会から独立して法人とました。大学に入る時、実家を なる。国の指導で大きな変化 ( 平離れて遠くを選び、卒業の時、 成年 ) 。 大阪で就職してねと私は頼みま ・推薦により大阪府連の役員とした。現在、大阪府内で福祉関 なり、 6 年っとめる。主に電話係の仕事についています。 相談、講座を担当しました。 つらくて涙する時もありまし 家族会活動のなかで悩みをは / 1 刀ノ ート ( 4 時間 ) を 2 年間続 き出し、会員の皆様からヒント け、息子と少し距離を置き、また や元気をもらいました。父親気分転換できたように思います。 ( 歳 ) は退職後、障害者団体親子 3 人で、時々ハイキング や家族会で活動し、現在家族会や低い山の登山など運動がてら の会長などを務めています。 自然の中を歩くようになりまし せず、再発したこともあって、 でしようか、本人が「親はうるするという暮らし方です。 さいので一人暮らしがしたい」 2 年で肥満になり、メタボの自分は働くと病気になると強く と言い出しました。その方向で心配から週 5 日の夕食、 2 日の思いこんでいます。 困ったことは、ひまな時間が 進めることになり、グループ昼食を実家で面倒見ています。 ホームの試験的宿泊などをしま親がサポートしての一人暮らしあると水を多く飲んだりして、 3 年前、 6 か月の入院となりま したが、途中で帰宅したりしてです。 1 トで働した。今後もそれが心配です。 本人に合わないようでした。 以前、母親の私はパ いていましたので、そのころは、 援護寮に入って独り暮らしの 練習をすることになり、 9 か月彼の役割として家事 ( 掃除、洗家族会活動をふり返って 明星会 ( 家族会 ) に入会した 入居から一人暮らしの部屋探し濯、風呂掃除、買い物 ) を頼ん まで、ケースワーカーの方にすでいましたし、夕食も時々手伝のは、長男が歳で発病してか わせていました。それが一人暮ら 5 年後でした。 べてお世話になりました。 1 年後に「順番ですよ」と否 らしにすぐに役に立ちました。 応なく役員になり、今年で年 精神障害者のソフトバレ 1 息子の生活 自宅から歩いて分位のワンポールの全国大会に 9 回出場が過ぎました。 初めの頃は富田作業所で、家 ルーム・マンションで一人暮らし、準優勝 4 回、 3 位 1 回とい しをして、今年でⅡ年が過ぎまう成績で、彼自身もキャプテン族会のこんだん会や役員会、事 した。現在、週 2 日、近くの作を 4 年っとめており、やはり優務的な活動をしていました。 家族会が高槻市の障害者団体 業所へ、週 3 日はデイケアへ通勝するのが夢です。 に入り、障害者福祉センタ 1 の 就労については、アルバイト うようになり、週 2 日は休み、 夜 1 回のバレーポールの練習をなどいくつかしましたが長続き 2 階の事務室で家族会のことを ( くらまちかよこ ) 23 私と家族の手記 みんなねっと 2016 年 9 月号 22

10. 月刊 みんなねっと 通巻第113号 2016年 9月号

さむ ろの健康センター所長の浅見隆 な中 す みを で 康先生から『家族会活動につい の - 古同 地域の話題 堵擲ナ て』のお話しをいただき、関連月 わ 年 則コ◆群馬での関東プロック大会の団体との連携や活動の広がりに の ついて、具体的なアドバイスを 、準備の様子 なら紹 いただきました。 群馬県精神障害者家族会連合会 と ん ( 群馬つつじ会 ) 会長吉邑玲子 今年度の群馬は、 5 月に結成っ み 亠な 周年記念の総会を関東プロッ 〇 群馬県連は、昨年 2 月の臨時ク大会と並ぶ大きな位置付けでみ 〇 〇 総会で、三役が総て入れ替えわ行ないました。その準備も大わ 〇 らわだったのですが、御講演い りとなりました。 日常生活 〇 新役員として初めての仕事がただいた、伊勢田堯先生のお話 〇◆千葉県 E}-- 本人 ( 代 ) 関東プロック東京大会参加でし『家族活動や家族の心構えにつ 双極性障害で年勤めていた いて生活臨床の立場から』が大 〇 会社をやむなく退社しました。 急遽バスを準備して参加し、変好評で、役職員一同で成功の 〇 入院は 5 回ほど、休職も 5 回し群馬大会のを行ないまし喜びを分かっことができ、関東 ました。これからの人生、まだ プロック大会の良い布石になっ 長いので、がんばって生きてい たと思います。 それから半年後の今年 3 月、 きたいと思います。 肝心の関東プロック大会です 私達は関東大会開催に向けて、 が、スローガンは「みんなが元 会としては久々となる宿泊研修 「読者の皆様へ」「みんなのわ」へ 気になれる家族会活動」に決定 を行ないました。 の投稿をお待ちしています。採用さ 群馬県連の顧問であり、大会し、 6 月にはチラシの配布を始 れた方には図書カードを差し上げて います。ふるってご応募ください 当日の講師でもある群馬県ここめています。その中でデザイン 読者のページ は当事者の方にお願いしピンクえはじめています。このアンケました。広島県障害者自立支援 色の可愛い雰囲気のチラシに仕 ートをまとめて、当日の間題提協議会会長石井知行様に講演 上がったと思っています。 起に繋げたいと思っています。 をお願い致しましたところ、快 プログラムの午前の部は、精関東プロック大会ⅲ群馬は、 く引き受けてくださいました 神保健では歴史ある群馬県の特 9 月日 ( 木 ) 2 時から時までが、「難しい演題ですね。でも 色をと考えました。年の実績 開催されます。是非、皆さまの基本的な課題です。まだ大会開 を誇る土曜学校の活動の報告 ご参加をお待ちしております。 催までには時間があります。考 「その気になれば子も変わる」 えます」と慎重なご返事をいた 〇 と題し、主唱されてきた浅見隆◆平成囲年度中国プロック家族だきました。 〇 康先生の講演と参加家族の発表会精神保健福祉促進研究会広 シンポジウム—については、 わ を行ないます。 島大会について 平素、頭から離れない差別・偏 午後は、「家族を支援する立 広家連中プロ実行委員会見で、今年の 4 月から施行されな 場から」と題し、群馬大学の福 岡本智恵子た障害者差別解消法についてでん 田正人教授を中心に、帝京大学 した。改めて現状はどうなってみ 池淵恵美主任教授、東京大学蔭大会をお引き受けするに当た いるか、今後どのようになって〇 わ 山正子助教と当家族会会長でシり、単会をはじめ会員の皆さんほしいのかということで、この〇 の ンポジウムを行ないます。 と共に実行委員会を立ち上げ、事をテーマに「障害者差別解消〇 シンポジウムを、より具体性大会テーマを考えました。検討法をどう生かすか」とすぐに決〇み のある内容にしようと、家族会でいたしました結果「語り合 いまりました。そこで話し合われジ 〇一 は、今困っていることを掘り起支え合い共に生きる」に決定たことはまず、行政の取り組 〇ペ こすためのアンケートを実施中しました。このテ 1 マに添「て、み、地域では精神障害について〇者 です。家族の困っていることも、基調講演の演題「当事者が自立正しく認識をしていただくため〇読 支援者へお願いしたいことも見するために何が必要か」と決めの啓発活動を。そしてもうひと こ 0