病床 - みる会図書館


検索対象: 月刊 みんなねっと 通巻第115号 2016年 11月号
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1. 月刊 みんなねっと 通巻第115号 2016年 11月号

割も担うということです。そのし、先進諸国はわずか人口万対医療福祉関係者は、この特例と ため入院期間は必然的に長期化 5 床となり、日本の精神科病床差別の全廃を願っています。 し、しかも長期入院者を収容すが飛び抜けて多いことが歴然と しかし万床を維持したまま では、精神科特例と精神科差別 るための大量の精神科病床が必しています。 基本的に同じ患者数なのに、 要になります。 の廃止は不可能です。その現状 先進諸国でも、隔離・収容の日本の精神科病床が先進諸国のを見てみます。 精神医療政策の時代は、入院の数倍も多い背景には、日本を除 く先進諸国の平均在院日数が絽 ①精神科特例の廃止 長期化と大量の精神科病床の間 日前後であるのに、日本は万 長い間放置されていた精神科 題が存在していました。 人が 1 年以上の長期入院という 特例ですが、年に一般 ①長期入院と精神科病床大国は異常な事実があります。これで病院における精神科病棟の精神 望 " 表裏一体 ~ 明らかなように、異常な長期入科特例が全廃され、精神科病院 展 の 院と精神科病床大国とは " 表裏での看護の「特例」部分も廃止に 精神疾患の発症率は、日本も 革 なりました。 先進諸国も、基本的に同じで患者一体 ~ なのです。 と 数も同じです。そのため必要とな しかし精神科病院の医師と薬塘 図差別解消に動けない万床 の 剤師については、人手不足のた る精神科病床数は、日本も先進 療 精神科特例と精神科差別は、め特例が残っています。特に医科 諸国も基本的に同じはずです。 しかし日本が人口 1 万人当た精神科病院が抱える問題の根源師が深刻です。精神科医の 1 年精 間の養成数は名前後です り床 ( 万床 ) であるのに対です。そのため多くの精神保健 に営める時代へと変わってきて います。たとえ入院になっても 精神科医療の現状と改革の展望 1 か月以内の短期入院です。 昭和大学烏山病院家族会あかね会監事 氏家憲章 社会福祉法人うるおいの里・理事長 そのため今では、以前のよう に大量の精神科病床を必要とし なくなっています。 《連載》第 8 回造リ過ぎた精神科病床 ①大量の病床を必要とする わが国の万床の精神科病床減少し、 2014 年には、芻万 隔離・収容政策 8174 床へと約 2 万 5 千床近 は、 1954 年の第 1 回「精神 衛生実態調査」による " 要収容く減少しましたが、現在でも世精神科病院への入院を中心と ( 入院 ) 者万人 ~ の結果を受界最大の " 精神科病床大国 ~ にする隔離・収容政策とは、精神 は変わりがありません。 けて国策として進められたこと 科医療と精神障害者の処遇の重 によります。国 ( 厚生省 ) が、三 点を病院に置くという政策で " 精神科医療の到達点 ~ つの優遇策 ( 第 5 回参照 ) を設 す。別な言い方をするなら、治 け、民間病院に依拠しながら精今日、世界的には、精神の病療に加えて住む場所などの精神 神科病床の増床を国策として強気や障害があっても、精神科病障害・精神疾患に関連する問題 力に推進して構築しました。 院への入院医療を中心におこなを精神科病院に任せることで その数は、 1994 年の万うのではなく、医療支援と生活す。すなわち病院が治療的役割 2962 床をピークに、その後支援によって、地域生活を普通と住む場所の提供など福祉的役 みんなねっと 2016 年 1 1 月号 16

2. 月刊 みんなねっと 通巻第115号 2016年 11月号

「みんなねっと」の ホームページをご覧ください 2016 > みんなねっと相談室 : 、入会のご内 , みんなねっとについて みんなねっとは精神に障がいのある方の 家族が結成した団体です 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 一【表紙の絵】織田信生 知っておきたい精神保健福祉の動き 2 0 施策のうごき ) みんなねっとについて 調査・研究 イベント・研修会 書籍 月刊みんなねっと 意見・要望書など 特集 家族の思いから立ち上がった A ( T のとリくみ ( 宮崎 ~ 量夫・倉知延章 ) 6 精神科医療の現状と改革の展望 【連載第 8 回】造り過ぎた精神科病床 ( 氏家憲章 ) 16 私と家族の手記「私たち家族が引っ越した先の家族会」 ( 大きな子ぶた ) 20 街の診療所からのお便り【連載 114 】 ( 増本茂樹 ) ・・精神病の状態は、人生で道に迷っている状態です。・ 24 知ることは生きること ( 連載 11 回 ) 子を扶養する親に対してや、親亡きあとの制度 ( 風間朋子 ) 28 更新情報 都道府県連合会の情報 > 各都道府連からのお知らせ 北第道 > 都道府県達のお問い合わせ先一覧 201 3 年 9 月号 2 ( ⅱ 3 年 9 月 4 日 NEW! 熊本県連イベント・研修会予定 2013 年 9 月 4 日 NEW' 買岐阜 北信越プロック研修会開催 2 ( ⅱ 3 年 8 月 27 日 NEW! 北信越プロック研修会開催 20 協年明 2 ル NEW! 北信越プロック研修会開催 2013 年阯 27 日 NEW! 北信越プロック研修会開催 20 年明 27 日 NEW' 「訪問による家族支援」普及活動 北信越プロック研修会開催 2013 年明 27 日 しくスタートします。 NEW! 務神障者に対する医療の提供を確保す るための指針等に関する検討会への意見 2013 年 8 月 27 日 NEW! 第害者基本計画 ( 案 ) へのパプリックコメ ントの募集 20 ロ年 8 月 26 日 NEW' 障害者の地域生活の推進に関する検討会 ( 第 3 回 ) 20 年 8 月 22 日 NEW! 》バックナンバー = 室み書籍のご注文方法につす第 〔にみんなねっと入会のご案内 月刊みんなねっと 都道府県達合会本県 月刊みんなねっと最新号 2013 年 9 月号 ー特集】働き方いろいろー 雇用の現場から一 > 目次・詳最 ンバックナンバー 都道県運合会長野県 広島岡 愛を香川 長崎メ分発知 都道府県連合会石川県 ビックアップ 都道県達合我ー山県 ・新着紀事のある都道用県連合会 書籍のご紹介 都道府県運合会新潟県 統合失調症を正しく理解 するために「わたしたち 家族からのメッセージ」 病気の知識、生活サービ ス、家族の目線でわかりや すくまとめました 〉目次・詳編 うつ病を正しく理解する 、・をらの′ッまーツ ために「わたしたち家族 からのメッセージ」 病気の知、生活サービ ス、家族の目線でわかりや 0 すくまとめました > 目次・詳第 - による 家族支援 相談室 都道府県連台会物井県 策のうごき みんなねっと相談室 お気軽にご相談ください。 施策のうこき 真澄こと葉のつれづれ日記 ( 第 68 回 ) 34 みんなのわーー一読者のページ・地域の話題 36 サポート情報室 メンタルヘルスと福羅サービス 病気のことや生活に必要な情報をわ かりやすく説明しています、 施策のうごき 情報室 〉ご注文について 〉書籍の一覧 みんなねっと無料メルマガ講読 メールマガジンはじめました。せひ、こ 登録 ( 無料 ) ください。 メールアドレス 》メールマガジンの詳細 家族相談ハンドブック 家族会の相談研や支援機関でテキ ストとして活用できます 講読申込み ホームページのリニューアルに伴い、みんなねっとではメールマガジンを 発行しています ( 無料 ) 。当会の活動だけでなく、各都道府県連の情報な ども随時お知らせするメルマガになっています。ぜひ、ご登録ください。 詳しくはホームページをご覧ください ( 「みんなねっと」で検索ください ) 。

3. 月刊 みんなねっと 通巻第115号 2016年 11月号

が、それでは、か所を手不足も依然として深刻で、薬して不可能です。 号 超える精神科病院や 5 千か所を剤師の精神科特例の廃止も困難 月 " 特例と差別の解消は大幅削減 超える精神科診療所で、毎年発です。 が不可欠。 年 生する退職など自然減の補てん つまり、万床のままでは、 ②精神科差別の廃止 し卩し合いません。 一方で、精神科差別の問題で日本の精神科医療が抱える基本「 毎年 4 人全員が精神科病 問題である「精神科特例」と「精な 院に就職し、退職者がいないとすが、現在は、精神科病院の入院 み 仮定しても、精神科特例廃止に料収入 ( 日当点 " ) は、一般病院の神科差別」の解消は不可能とい は年かかります。しかしそれ三分の一という差別があります。うことです。これらの解消がで 万床体制のまま、一般病院のきないことは、精神科病院の「安 は現実的には不可能です。 精神科病床万床のまま精神三分の一の精神科病院の入院料かろう・悪かろう」という致命的 科特例を廃止するには、現在精 ( 日当点 ) の差別を解消し一般病欠陥の解消も不可能です。 幻世紀の今日、市場でも " 安 神科病院で働く医師人院と同水準にするには、現在の ( 常勤換算 ) に、新たに常勤で精神科入院医療費 1 兆 3 千億円かろう・悪かろ , = では、商売 ( 2013 年在院患者数万人 ) が成り立ちません人生に大き 1 万 8 千人近い精神科医を増員 に、新たに 2 兆 6 千億円を増額な影響を与える医療で、しかも し、 2 万 7 千人近い体制にしな ければなりません。これには毎し 4 兆円程度の精神科入院医療こころの健康問題が国の最重要 課題になっている今日、 " 安か 年の名前後の養成では達費にしなければなりません。 しかし、これは現実の問題とろう・悪かろう ~ の解消は、喫 成不可能です。また薬剤師の人 日当点Ⅱ患者一人 1 日の入院料単価 エステのコストを計算すると、医療に 6 % 使用、トレントでは 緊の課題です。 円 ( 2014 年 ) です地域に % 入院医療に凵 % 使用 この精神科特例と精神科差別 を解消するには、万床の大幅 ( ューロ ) 。同じくイタリアのとなっています。 日本の精神コストは、トリエ 削減は不可欠な課題ということトレント市のコストで見ると、 7130 円 ( ューロ ) となりステなどに比べると決して低く かいえます。 ますので、トリエステの精神コはありません。問題はその中身 3 日本の精神コストは " 低くな ストは日本の % 、トレントのです。日本は、他の先進諸国と , のに : : : 何故 ! 正反対で、時代後れのお金の使 コストは日本の絽 % で済んでい い方をしています。そのため当 わが国は 1 兆 8810 億円のるということになります。 事者や家族が願う対応はできま 精神科医療費 ( 2013 年 ) と せん。また、こころの健康問題 精神障害者が地域で暮らすため 望 が国の最重要課題になっていま わが国の精神科医療と福祉に 展 の福祉費億円の合計は、 使用しているお金は 1 兆 9 千億すが、それに対応する精神科医革 1 兆 9310 億円です。 と この金額を、赤ちゃんからお円で、その内訳は、精神科医療療の社会的役割も果たせていま 年寄りまでの国民 1 人当たりで費に・ 4 % 、福祉費にはわずせん。これは費用対効果からみ塘 か % です。他の先進諸国では、ても極めて非効率です。 みると、精神コストは、年間 次回は、「時代の変化に対応科 1 万 4802 円 ( 129 ューロ、入院医療に % — % 、地域に 圭冂 1 ューロ 115 円で換算 ) です。は % 5 % 使用しています。できない精神医療政策」をみて トリエステでは地域に 3 % 入院みます。 ( うじいえのりあき ) 同じようにイタリアのトリ " 日本はお金の使い方が正反対 ~

4. 月刊 みんなねっと 通巻第115号 2016年 11月号

月刊みんなれっと ( 毎月 1 回 1 日発行 ) 通巻 115 号 2016 年 11 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 月子翡を馴の家族と家族会をなぐ機誌 0 月刊みんなねっと 2016 年 11 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 精神疾患がある人や家族に役立つ出版物 A 4 判・ 1 1 2 頁 定価 1 OOO 円 ( 別途送料 ) ( 家族相談の活動は家族会の原点です 好評発売中 ! ! 本書は、全国から寄せられた家族による相談事例の中から 32 事例を掲載しま した。事例を、日常生活、医療、家族会、家族依存、地域連携、親亡き後、制度の七 つに分類し、それにコメントを加えた初めての家族相談事例集です。同じ家族 としての立場から相談にのり、情報を伝え、家族会につなげていく活動は家族 会の原点ともいえます。みなさんの活動に役立てていただければと思います。 精神障がい者家族相談事例集 精神かい者家族 相談事例集 2016 ・特集・ 家族の思いから立ち上かったのとりくみ ( 宮崎富夫・倉知延章 ) ・私と家族の手記私たち家族か引っ越した先の家族会 ・精神科医療の現状と改革の展望 ( 氏家憲章 ) 連載第 8 回「造り過ぎた精神科病床」 ■知ることは生きること ( 風間朋子 ) 連載回 子を扶養する親に対してや、親亡きあとの制度 社会資源ハンドラック 精神がい者と家族に役立つ 社会資源ハンドブック を凸物凸 全凸凸 B 5 判・ 1 8 0 頁・定価 1 4 0 0 円 ( 送料込 ) 【内容】医療に関する制度 / 地域で生活するための支援 / 日中活動の 場、就労や復学の支援 / 経済的な支援を受けたいとき / 財産の活用 や保護、法的な支援など / 家族が情報を得る、相談できるところ 家族会員・支援者のための 喜運営。☆家族会運営のてびき A4 判・ 100 頁・定価円 ( 送料込 ) 家族会からの注文は 1 冊 600 円に割引します 家族会の設置から運営の仕方まて家族会の活性化に役立つ「てひき」ができま した ! 会報や案内パンフなとの見本の資料ページもあり、家族会とつなかり のある支援機関でもせひこ活用を ! 【内容】精神障がい者家族会とは / 家族会 活動をおこなおう / 運営・活動費 ( 財政基盤 ) について / 家族会の組織強化をし よう / 地域にとけこむ活動への積極的参加 / 新しい家族を家族会につなげよ う / 新しく家族会を立ち上げよう / 支援者・関係者の方々へ / 資料編 ☆家族相談ハンドブック A4 判・ 76 頁・定価 700 円 ( 送料込 ) 家族相談のテキストができました ! 家族会らの注文は 1 冊 500 円に割引 【内容】家族による家族支援 / 精神障がい者の状況 / / 精神障がい者家族窈帰レ家族相談の 意義と特徴 / / 家族相談の目標 / 家族相談の留意点 / 相談実習の進め方 / 家族相談の方法 / 新しく家桝目談事業を立ち上げたいときは / 家族相談員の養成 / 家槲目談の事例 問い合わせ先 っ第ノ アクト 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ま施物談 ′レトブック 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) te103 ー 6907 ー 9211 fax 03 ー 3987 ー 5466 ホームへージ http://www.seishinhoken.jp

5. 月刊 みんなねっと 通巻第115号 2016年 11月号

さ、い な中。 会のネクストステージ」を読んて生きていくということを教え す みをでで、未来も見えてきました。「家てもらいました。 の - 古同 号 赭擲ナ族会」にしろ、「ネクストステ いっかは親は亡くなって一人川 わ 1 ジ」にしろ、すべてこれは人になるけど、それまでに自立を 年 の 、わすがつながっていくということでめざし、家事手伝いをします。 9 の介 ら紹はないかと感じました。共に生親が生きているうちに、楽しい ん と 「んに活しながら家族が人や組織につ 思い出づくりをして、「一人で っ み ね ながっていくのは容易ではない もやっていけるよ ! 」という気 〇 亠な ん 〇 と思います。 持ちを強くしていきたいと思い み 〇 まだつながれていない家族のます。倉町さん、手記を書いて 〇「みんなねっと」の感想人々に必要な「助け」が届くよくださり、ありがとうございま う、みんなねっとに期待してい す。両親を大切にします。 〇◆大阪府」家族 ( 代 ) ます。 息子が統合失調症と診断され 日常生活 〇 一年が過ぎました。発症前の意◆愛知県草魔龍樹本人 ( 〇 味不明の行動にうろたえ、入院代 ) ◆広島県グリーン本人代 ) 3 か月↓退院後もハラハラドキ 「私と家族の手記」 ( 9 月号 ) ドキの毎日です。 の長男の病気と家族会活動を売 一三ロ さやさやと田んぼを渡る夏の風 家族にとって一番の精神安定みました。 剤は「家族会」の存在でした。「家私も病気になり、閉じこもっ 息をのむ雨の田んぼの美しさ 族会」の日を指折り数えて参加 たりしてから、周りの人々に助 しています。 けてもらいました。特に親にー あせらない田んぼの泥も美しい みんなねっと 9 月号の「家族読んでいて、親子で支えあっ 読者のページ 行人に笑われます。で、余計に 青い稲の葉を風がかきならしえるようになりました。 引き込もる。主治医は被害妄想 てゆく様は、もう本当に聞きほ 障害者の家族であっても、一 れるばかりです。 人の人間になると弱いもので、だと言いました。そりや普通の スタイルしている主治医にはそ また雨の日の田んぼほど美し何もできませんでした。 う思えるのでしよう。 いものはないと思います。水面親は歳を取って行く、完治な ネットの 2 チャンネルで、精 にノ紋が次々に生まれては消えき障害者は、一人では、生きて てゆくことの繰り返しは見てい 行くこともできなく、他人様の神科の薬は食欲増進体重増加だ と書き込みがしてありました。 て飽きることがありません。 お世話になることが目に見え、 〇 つやつやと光る水の中の泥す親としての責任を、今後どのよそれが本当なら、なんて薬出し 〇 てるんだ ! と思いました。ただ ら美しい景色にしてしまう力をうにして行くべきか、考えると、 わ でさえ年中食いたくてたまらな 田んぼは持っています。 つらいものです。 現在はまず、私本人の体調を いのに、それが精神科の薬のせな ◆神奈川県佐藤茂子家族ととのえ、娘と一日一日楽しく いだとしたら、とんでもない。ん 元代 ) 生活し最後まで親として見て行 製薬会社さん、自分の利益だみ Ⅱ崎にて「みんなねっと」に くことが最善かと思っておりまけ考えずに、もっとちゃんとし〇 めぐり合い、現在横浜に引越し、す。娘の幸福が最後まで続くよた薬を作ってください。食欲増〇の な 1 年前に主人が亡くなり、私が うに心から祈っており、神様に進体重増加なら、ますます太っ〇 て、赤の他人にまで笑われ、ま〇み その後、精神的にて、 3 回の入お願いしている一家族です。 すます心閉ざしていく一方でし 院となったりと、 1 年間いろい 〇一 よ , っ ろなことがあり、皆々様にご迷◆宮城県・ >- 本人 ( 代 ) 〇ペ 惑かけて本当に申し訳ありませ 私は今、体重 135 瓸ありま 心の病気、ますます治らない〇者 んでしたが、やっと気持ちも落す。さすがにこの体重だとかなよ ? 世の中にはやせる薬はな〇 ち着き、娘のこともキチッと見り目立つみたいで外出すると通 いと言われているのなら、やせ -

6. 月刊 みんなねっと 通巻第115号 2016年 11月号

一方、私は歯を食いしばり、多く、私が医者に相談しますと、お邪魔していませんか ? 」と聞 仕事を続けて年目になりまし「息子さんは、人間に育たずに いていたらしいです。 熊に育たれたようです ! お母 3 日目の朝、「ママはどうし んが北海道に逃げることですたんや ! 」と言って本人がうな ね ! 」と言われました。 だれているところへ、保健所の 本人は、常に母親である私を そして夫と相談して、私は 3 女性と本人の妹が駆けつけて、 ターゲットにした暴言や暴力が日間本人から身を隠すことに決夫の判断で強制入院という運び めました。男の友人の家となりました。そして薬をもら 2 軒にお願いをして、携 、やっと状態が落ち着きまし 帯と小銭だけを持って素た。 足でエレベーターに乗私たちは今までとは全く違っ り、川階から降りて、 3 た家に引っ越し、夫婦で落ち着 日間隠れました。 いて考えて、本人を精神障害者 その間に、 8 回以上携の施設に入れてもらうことにし 帯が鳴りましたが一度もました。それから早Ⅱ年になり 出ませんでした。息子はます。 夜中であろうとかまわ ず、私の女友達の家に電 話をかけまくり、「母が 」 0 私と、 ( 家寘の 手記 私たち家族が 引っ越した先の家族会 ( ペンネーム ) 大きな子ぶた 私たちの家族会は、関西地方本人は薬を飲みたがらず、家 にあります。町の人口は少ない の中で大暴れしたり、メイン通号 月 ですが、大変広く風光明媚で、りの信号で分以上も同じ場所 山あり谷あり川あり、田んぼやに立っていたりしました。電気年 畑が一面に広がる所です。 製品を買ってきても、その日の と 私たち夫婦は、年間、都会 うちに持ち上げてドスンと落と っ ね に住んでいましたが、年前にして壊してしまったり、母親で ん こちらに家を建てて越してきまある私の会社に、家庭用の毛の み した。 生えたスリッパで「ママー」と 子ども 4 人の 2 番目、代後言って入ってきたり、弟の勉強 半の息子が当事者です。発病か部屋の扉をゴンゴン叩いて穴を ら年ほどになります。都会の 開けたりしました。 きようたい マンション 2 か所と私の両親の 上下 3 人の姉妺弟は、遠方に 家とに、 8 人で生活しておりま引っ越したり会社の独身寮に入 した。 り、家を買ったり、あるいは遠 方の大学を卒業して、その土地 で世帯を持ったりして、個々の 私たち夫婦は、この病気に無人生を見失わないための移動を 知でした。 始めました。 引っ越した地域には、家族会 21 私と家族の手記

7. 月刊 みんなねっと 通巻第115号 2016年 11月号

「君が施設を休んで自分のび出されてアッシー君をしてい がありました。川名近くの保護 者が集い、ときどき食事会をし部屋に閉じこもり、タバコばかる」等々、近頃では親のほうが いろいろな病気になって、入院 り吸って、体重が増えて困って たりしていましたが、今は、親 するということが、次々とお いる」 子力ラオケ大会をしたり、 こっています。 「 L-Q 君が施設を休みがちで、 ベキュー大会をしたりしており みんなに天気予報のメールを ます。 そして私たち夫婦も、その家送ってばかりいる」 ! と化粧家族会の前の会長は、一夜の 「子は結婚したい 族会に参加するようになりまし うちに、朝起きたら亡くなって をして口紅をたくさん塗ってい いたそうで、当事者の息子が、 「 < 子が大暴れして、また入る」という話を聞いたりしまし 年老いた母親の前で言った「僕 院して、病院で手足を縛られてた。 「兄と弟の二人が当事者で、は、この家で孤独死と決まって いる」 「子が結婚して、今は何と両親も亡くなっているので、自しまったなあ : ・」という一一一一〔葉が、 分が面倒を見て、家族会にも来今も耳について離れません。 かうまくいっている」 そんなわけで、急に私の夫が 「 o 子をやっとのことでグている」という、きようだいの 会長になり、忙しく走り回って ループホームに入れたのに、 2 方からの話もありました。 いましたが、先日、バトンタッ 「結婚したけど、 3 年半で別 日目の夜中に毛布をかぶって逃 げ出して、母親の友人の家に助れた。歳が円歳も離れていて、チして、今は、相談役をしてい 未だに毎日のようにメールで呼ます。 けを求めた ! 困った」 しかし、この町には、就労継まく運んでいるのだろうと想定 家族会の皆さんは、いつも腹 を割「て話し合い、人の苦しみ続型の事業所しかなく、紹介していますが、当地では型事 しましたが、無理でしたので、業所しか働く場所がないので、 が、わが苦しみ ! と、共に考え、 共存共栄です。閉会後はそれぞ何とかほかの道はないものかと多様性に富んだ、障害者の個別 れ話を聴いてもら「ただけで笑別な町の障害者就業・生活支援のニーズを網羅して対応してい ただける場所が「もっともっと 顔になります。仲間がいるのはセンターを紹介しました。 ここはハローワークと直結しあってほしいなあ」と、切望し 本当に素晴らしいことだと考え たル 1 トが築かれており、そのております。 ます。 そんな矢先、兵庫県で就労支 前に当事者の真のニーズがどの 辺にあるか、それに応じた適性援型をしている事業所に出会 、欠期会長夫婦と一緒に見学 最後に、夫から聞いた一つのが社会的に十分適用されるかど うかを確認します。オリエンのため訪問しました。 事例を紹介します。 家族会を開き、みんなで力を 現に生活保護を受けながらのテ 1 ションの期間を設けて個別 の指導もする、障害者・生活支合わせ、高齢者も含めた型の 父子家庭で、娘さんは既婚で一 事業所をつくり、当事者に月記 子ありますが、別居交流してい援事業所です。 の 8 万円の給料を支払えるような ます。 場所を残すことが最大の夢で家 娘さんは統合失調症でお金が その方を送り出してから後す。 入る仕事につきたい、ホステス は、何の報告もなく、きっとう になりたいと希望しています。 みんなねっと 2016 年 1 1 月号 22

8. 月刊 みんなねっと 通巻第115号 2016年 11月号

■生産性や速さが価値あえられるところのこと。 ある研究によれば、孤 るものとされることが、 立がトラウマとなり、と 普通になってしまってい きに依存症や犯罪加害者 る日常があります。 にもつながっていくとの そこには「インクルー こと。依存症とは依存で シ。フ ( 包み込んだ ) 」とい う言葉と考え方はまだ根きる人、居場所がないか づいていません。排除しらこそ起こるといってい ない多様性を認め合えるます。 関係性が体感的に築かれ自分が認識していなく 一ていれば「価値がある命ても、その笑顔が他人を か」という問いは成り立幸せにすることもあるの っていないことが分かるです。自分の存在が人と は違う存在だからこそ誰 一はずです。 「命があるから価値が生かの役に立てることがあ ります。 一まれる」のですからね。 インクルーシプを根づ私がよいと思うこと、 かせるひとつに、自分が大切と思うことを他人は 思えるそんな居場所が必れば、他人がそう思える 一要だと思います。単なるように表現していきたい。 空間のことではなく、人そもそも、みんな違うと いうことに気づいていな を信頼でき、心底頼りに いのですから。 ( 小幡 ) でき、素直な気持ちを伝 知っておきたい精神保健福祉の動き / 特集 / ( 投稿 ) 私と家族の手記 / 連載 ①街の診療所からのお便り / 連載②精神科医療の現状と改革の展望 / 連載 ③知ることは生きること / 連載④真澄こと葉のつれづれ日記 / みんなのわ ( 読者のヘージ ) ほか ・「月刊みんなねらとれまでの特集の紹丿・ ■ 2014 年・ 6 月号 : 本人・家族をともに支える訪問家族支援【その②】 7 月号 : 奈良県で福祉医療制度が実現 8 月号 : いきいき家族会 9 月号 : 障害者差別をなくす地方条例をつくろう 10 月号 : 高齢化する精神障がい者にどんな支援が必要か 11 月号 : メンバーとスタッフが協働して運営するクラブハウス 1 2 月号 : 「あなた病気の人、私治す人」から「私も家族の一人です」となって見えてきたこと ■ 2015 年■ 1 月号 : 身体・知的障がい者と同等の交通運賃割引制度の実現を求めて 2 月号 : 精神障がい者同士で結婚して 11 年目のわたしたち 3 月号 : 精神障がい者の地域移行と地域生活を考える 4 月号 : 地域医療の発展をめざした「府中こころの診療所」を訪ねて 5 月号 : 精神障がい者の「住まい」を考える一英国の主支援から学ぶ ( 上野勝代 ) 6 月号 : 精神障がい者」にも交通運賃の割引を 7 月号 : グループホームの運営ってどうなっているの ? 8 月号 : 家族をひろげ元気にする家族相談活動ー愛知の経験から ( 木全義治 ) 【品切れ】 9 月号 : 全科が無料になる医療費助成一地域家族会のとりくみ 1 0 月号 : 精神障がい・精神保健の正しい教育を一世界の教科書比較 ( 山田浩雅 ) 11 月号 : 日本でも本人と家族をともに支援する家族支援の実現を 12 月号 : 戦後 70 年と障害者権利条約 ( 藤井克徳 ) ・ 2016 年・ 1 月号 : 世界から見た我が国の精神保健医療福祉 ( 長谷川利夫 ) 2 月号 : 精神障害者と差別解消法 ( 池原毅和 ) 3 月号 : 障害者総合支援法施行 3 年後の見直し ( 本條義和 ) 【品切れ】 4 月号 : 家族だからできる家族支援『家族による家族学習会プログラム』 ( 岡田久実子 ) 5 月号 : 精神障がい者と家族ーそれぞれが自立し、ささえあうために① ( 白石弘巳 ) 【品切れ】 6 月号 : 精神障がい者と家族ーそれぞれが自立し、ささえあうために① ( 白石弘巳 ) 7 月号 : みんなねっと「政策委員会」の取リ組み① ( 野村忠良 ) 8 月号 : みんなねっと「政策委員会」の取り組み① ( 野村忠良 ) 9 月号 : メンタルヘルスと福祉教育をめざして ( 松本すみ子 ) 10 月号 : 訪問看護が家庭内暴力とどう向き合うか ( 原子英樹 ) ・「月刊みんなねっ」のパッンハーのお申し込み方法・ 「 300 円 x 冊数十送料 80 円」の金額を巻末の振込用紙にてお振り込みくた さい。「通信欄」には、ご希望の号を記入してください。郵便局に備え付け の振込用紙の場合、「 () () 1 3 () ー () ー 3 3 8 3 1 7 みんなねっと」宛て にお振り込みください ( この場合、振込手数料は自己負担願います ) 。 FAX での申し込みもお受けします (FAX 番号 03 ー 3987 ー 5466 ) 月刊みんなねっと ~ 毎月こんな内容でお届けします ~ 編集後記 【「みんなのわ」へメールで投稿できます】読者のページ ( みんなのわ ) への投稿がメールでできるようになりました。投稿のメールアドレ スは minnanet.seishinhoken@outlook.jp です。※投稿される 方は、氏名、住所、年齢、性別、 ( 家族、本人、その他 ) をご記入ください。 なお、ペンネームで投稿される方はペンネームをお書きください。 月刊みんなねっこ通巻第 115 号 ( 2016 年 11 月号 ) 定価 300 円 発行日 2016 年 1 1 月 1 日 賛助会費 ( 会費に購読料含む ) 個人・年間 3 6 () 0 円 発行者公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 団体・年間 ( お問い合わせください ) 理事長本條義和 〒 170 ー 0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 46 ー 1 3 ホリグチビル 602 TEL () 3 ー 6 9 () 7 ー 9 2 1 1 FAX () 3 ー 3 9 8 7 ー 5 4 6 6 郵便振替 0 0 1 3 0 ー O ー 3 3 8 3 1 7 ホームページ www.seishinhoken.jp 印刷・製本 / 倉敷印刷株式会社表紙の絵 / 織田信生