上の優遇措置なども挙げられまに当たっては、「医療」から「雇 進及び虐待の防止 号 7 ・行政等における配慮の充実した。これについては前回、雇用」への流れを一層促進すると 月 の 3 項目について、基本的考え用の促進だけでは窮地に追い込のことです。 年 4 ・差別の解消・権利擁護の推 が説明された後で、委員によるまれる実例を挙げて、生活実態 に応じた支援の必要性を強く訴進及び虐待の防止では、①権利 意見交換が行われました。 と っ えています。 擁護の推進・虐待の防止②障 8 ・①総合的な就労支援として、 福祉、教育、医療等から雇用へ③障害者雇用の促進では、精神害を理由とする差別の解消を図な ん るために、不当な差別の禁止や、 の推進を図るために、地域の関障害者の雇用が義務化 ( 201 み 係機関が連携して、雇入れや職 8 年 4 月施行 ) されたことから、障害者に対する合理的な配慮を 場定着・事業主の障害理解の促精神障害者への雇用促進が強調徹底すること、事業者が適切に 進・職場適応援助者 ( ジョブコされ、障害特性に応じた多様な対応を行うこと、相談・紛争解 1 チ ) の充実・地域の就労支援機会の確保や、精神障害、発達決等への体制を充実させること 機関との連携などが挙げられて障害等の特性に応じたしごとサなどが挙げられ、今後の実施を ポーターの養成が挙げられ、ど見守りたいと思います。 います。 ②経済的自立の支援では、障害のようなサポーターを想定して 7 ・行政等における配慮の充実 いるのかに関心が湧きました。では、障害者がその権利を円滑 者が地域で自立した生活を営む ために、雇用・就業 ( 自営業を他の委員からは、支援に繋がらに行使できるように、司法手続 含む。 ) の促進と共に、年金やない方も含めた包括的な支援のや選挙等における合理的配慮を 一丁い、アクセシビリテイへの配 諸手当の支給を通した経済的自必要性が述べられました。 立を支援すること、各種の税制精神障害者に対する就労支援慮、などの新たな技術の の利活用の検討、欠格条項など適用された交通機関を利用して科医療の確保」という点に着目 し、現状の問題点を明らかにし の制度の見直し、など、目指すの感想などをお寄せください。 べき目標が高く掲げられていま割引実施をした交通事業者をみていこうと考えています。当事 者だけでなく、家族にとっても すが、具体策の進め方についてんなで応援していきましよう。 また、 9 月から、愛媛県の路望ましい地域生活の実現を目指 の疑問や質問が、各委員から 線バスの伊予鉄道、宇和島自動していきたいと思います。 次々と出されました。 また、兄弟姉妺・こども・配 ( 飯塚壽美 ) 車、瀬戸内運輸の 3 社は、精神 障害者にも運賃割引を適用する偶者などの親以外の立場の状況 と発表しました。現金で支払うや統合失調症圏にとどまらない 0 交通運賃割引全国運動推進 先日の国会請願署名は審議未場合に保健福祉手帳を提示すれ対象者を想定し、重度かっ慢性 とされる方の地域生活の実態に 了となりましたが、次期臨時国ば運賃が半額となります。 き 交通運賃割引制度のとりくみも目を向けていきたいと考えて動 会にも継続して請願いたしま 祉 います。 を粘り強 / 机けてい / ことが、 す。 福 健 本調査は、みんなねっとホー 都道府県議会での割引適用の実を結ぶことにつながります。 保 ムページからもダウンロードで神 意見書採択を引き続き要請しな がら、地方運輸局に要望をして■みんなねっと家族会全国調査きます。是非、ご協力ください。 こ き ( 以上・小幡恭弘 ) 当会は、精神障害をもっ方の いく活動をすすめていきたいと お て 家族に関する調査を実施しま 思っています。 っ 知 今年 4 月から割引実施となっす。 今回の調査は、「必要な精神 た西鉄をはじめ、新たに割引が
が開かれることで、家族は大きな家族教室を経た家族の方々に、 2 年に一度交流会をしています。 安心感を持っことができます。 是非地域家族会に足を運んでい 全国のご家族の方々も、発症 家族教室・家族も実施ただきたいと思います。 当時から当事者の回復に向けて しておられるとのこと。今後、 ( もりたなおこ ) 頑張っておられることと思いま す。愛するご家族や我が子の回 統合失調症だけど大丈夫と 復を願う家族の気持ちは私達も 同じです。時には挫折しそうに 笑顔で集う家族仲間 なった辛い経験や、誰にも相談 愛知みすみ会前会長黒川修 院 できず不安の淵で孤立し悩んだ 私達は、精神科医・渡部和成喜んで通うようになり、明るい 時もありました。しかし、渡部 神 精 す 先生の主催する、統合失調症の会話も増え笑顔が出るようにな式を学びながら乗り越えること ざ め 「家族心理教室」を履修し、家りました。 ができた貴重な体験がありま を 現 族会「みすみ会」で統合失調症 8 年、渡部先生の転院後も、す。こうした様々な体験を語り 実 の の正しい理解と回復に効果的な毎月、家族交流・専門家学習会合いながら交流し、当事者の変活 家族対処法を学んできました。を実施し家族対処法を深めてい 化する症状に合わせた学習を重地 の 息子はあんなに嫌がっていた通ます。年に一度、名古屋で講演ね、今は毎月笑顔を交わしなが 当 院も、診療後の分のワーカー 会を開き、最新の統合失調症治ら「明日の家族の対処法」を学 集 ぶのが楽しみです。 と交わす 1 か月間の自己採点チ療法をご教示いただきます。 特 ェックシートの交流が楽しみで また、現一務中の田宮病院で ( くろかわおさむ ) 行ってきた医療機関・行政・支援 長岡市の家族会より 機関との連絡会議 ( 年 4 回実施 ) 号 月 には、田宮病院の歴代が参 法人希望の会福祉会森田直子 加し、地域との連携を図っていま年 目を見張るほどの変化を遂げ、す。本年 5 月の連絡会議では、田 長岡希望の会について 地域では福祉事業所も増えて、宮病院の取り組み「心理社会的療「 ね 長岡希望の会は「自主自立」と地域移行も徐々に進められてい法」について、説明してもらいま 亠な ん いう十年来の悲願達成のため、ます。しかし、家族が最も望んした。事業所でもリカバリー・ み 独立した事務所を構え、家族相でいるのは「必要なときにタイムスを用い、退院した当筆と定期 談を実施し、家族会から組織的 リーに受けることができる医療的に面談を継続、また、退院後、い に分かれた法人「希望のと関係者による支援」です。特に、理教育のグループに参加するな 会福祉会」とともに居場所型の訪問型支援と開かれた対話によどの事例もあります。 地域活動支援センターを開設。る対等な関係でのサービスを医長期の入院にならないよう、退 持続可能な組織にすべく、さま療機関に切に望むところです。 院へ向け、退院後の環境調整のケ ざまな課題に取り組んでいる地 ア会議にも頻回に出席させてい 田宮病院との連携 域家族会です。 ただいております。退院後の地域 長岡希望の会が立ち上げ、今生活が当事者が本当に望んでい 家族が医療に望むこと は法人化している就労継続支援るものになるよう当事者を中心 精神医療は数年前から見れば、 型事業所が作業所の時代からに支援機関が話し合うケア会議
すみ会」からは 5 名の方が参加言われます。「統合失調症」とは、 し、再発率も減少するそうです。 されていました。 「こころや行動をまとめること」渡部先生は、当事者同様に家族号 月 これまで、精神疾患についてが「統合」であり、「うまくいって心理教室にも力を注がれ、 6 週 年 のお話を多くの先生からお聞き いないこと」が「失調」であり、「病間の家族用プログラムを実施さ しましたが、ほとんどの方は、気の状態」が「症」となります。れています。また、いろんな場 と 精神疾患による病状 ( 陰性症状「症」は、急性期から軽症や寛解で、家族が家族会に参加するこ っ と陽性症状など ) と各種の治療もあります、と説明されました。 と、「みんなねっと」を購読すな ん 薬についての解説が中心でした。 当事者に「病識」を持ってもることも勧められています。 み 今回の渡部先生の講演は、最らい、治療に積極的に参加して 統合失調症からの回復の道筋 初から印象に残るものでした。 もらいます。「統合失調症に負け について、分かりやすくお話し 「治療では統合失調症からの回ないぞ教室」という教育入院のしていただきました。 復をめざす」、「最初から本人にプログラムを受け、 6 週間で退 【当日参加の皆様の感想文から】 病名告知を行ない、病気の内容院します。教育入院の後半には、 を理解してもらう」、また、「薬物患者、家族、医師、看護師、精〇一人じゃないと分かって病気 療法と心理社会療法を併せて行 神保健福祉士等が参加して、患について学習することの大切さ なう」ということでした。 者・家族合同面接を実施します。が分かりました。 病名については、精神分裂病家族がこの病気を理解して当〇本人への接し方 ( 父親とし から統合失調症にかわって、希事者と接することができれば、て ) がよく分かりました。希望 望を持てるものになっていると当事者の心も安定してきますをもって共に歩んで行こうと心 に決めました。 ございました ( 家族、患者教育〇とても参考になりました。 是非拡大して欲しいです ) 。 〇良かったー 〇入院も経験しているのですが、 病気でないと自分や周りに認め〇タイトルに興味があったので〇患者本人に対して、病識を持 ち患者心理教育が大切な事は分 させるような言動ばかりで治療参加しました。 も全然できていません。病識を〇統合失調症の治療ゴールは病かりましたが、名古屋の近くで 持たせる事が大切と思うのですからの回復、病気を管理し、社教育してくれる所があるといし がはじめの一歩が出ません。家会に参加し、自分らしく生きると思います。 族会のこのような講座で少しずこと : ・目からうろこの話でし〇チ 1 ム医療の大切さを痛感致 た。具体的で分かり易い説明でしました。また先生のお話をお院 っ理解できるようになりました。 〇渡部先生のような治療法を実感銘を受けました。会場後方で聞きしたいです。 神 施する医師が身近に存在すれば資料の画面が読みづらく、でき〇とても良いお話で今日きて良す め かったです。先生の本を何冊か しいのにと思う。ほとんど薬をれば手一兀資料を配布していただ を 現 ければありがたかったです。 実 読ませていただいておりました 渡されておしまいである。 の 活 が、更に理解が深まりました。 〇家族として悩んでいましたが 〇慢性病で一生付き合う病気 家族の援助をいかに継続し続多くの方が悩んでいる事を知り〇病気の事がよく理解できまし 地 の けることができるか。今日は先ました。まだ ( 一度入院させてた。どこで共有すればよいか分 当 退院回復したという事で ) 病識からず家族も孤独でしたが先生 の事を教えていただきました。 集 あきらめず家族も人生を楽しむもなく先は長そうですが、勉強のお話を伺ってほっとしました。 特 ( くらまちきみゆき ) ことが大切である。ありがとうして対応して行きます。
検討の余地が残されている。 総合的に裁判所が判断するべきか、永続的なものなのか、一時 的なものなのかを記載する部分 そのような中にあって、今ロであって、医師が判断するもの の診断書の内容に関して以下のではない。従って診断書の在りかない。精神疾患はその症状に 点について検討するべきである方を見直すのであれば、このチ変動性があるため、そのような と考える。 ェック項目を削除し、医師は判内容も記載する必要があるので 最も問題であるのは、後見が断に資する状況や症状の内容のあないか。 必要であるかとうか、または三説明、根拠・所見をできるだけ * 全国精神保健福祉会連合会 類型のどれにあたるかは最終的 詳細に意見として述べるべきで ( みんなねっと ) 、日本発達障害 に裁判所が判断するべき事項である。 ネットワーク (JDDnet) 、認知 あるにもかかわらす、診断書に 今後、成年後見制度が財産管症の人と家族の会、全国手をつ おいて「判断能力についての意理以外の身上保護や意思決定支なぐ育成会連合会、よこはま成 き 見」としてそれらに関する医師援にまで踏み込むのであれは、年後見つばさ、日本医師会、日動 の意見が述べられることになつなおさら当事者の状況や症状を本相談支援専門員協会、日本精祉 健 ているが、多くの場合チェック詳細に述べたものが必要になる神科病院協会 保 神 ( 以上・小幡恭弘 ) ホックスへの記載を以って裁判と思われ、医師の意見書たけで 精 所が判断するケースが多 < 、結はなく、支援者や家族の意見も こ き ・障害者政策委員会 ( 第訂回 ) 果として医学モデルで判断がな反映させる必要があるであろ お て 8 月 7 日の委員会では、 されていることである。意見書 っ の中で後見が必要かどうか、三 また現行の診断書では、その 8 ・雇用・就業、経済的自立の支援知 類型に当てはまるのかとうかは時々の状況がどの程度続くの 4 ・差別の解消・権利擁護の推 生活援助については、その対象に御本人の能力を判断するため 知っておきたい一 精神保健福祉の動き一ーム利用者等とな「て〔ます。 0 在り方に「〔て検討するも 0 、第、一は、膨ー。象悠一これを施設だけでなく、在宅のです。 0 障害福祉サーピス等報酬改定場合にも適用できるように表明 当会の意見は次の通りです。 検討チーム関係団体ヒャリングしました。精神障害の場合は自なお、診断書に対するヒャリン 7 月引日厚生労働省にて平成立生活を望んでいてもなかなかグでしたので、他の事柄につい 年度に予定されている報酬改 踏み切れなかったり、家族の同ては触れていません。 定に対する関係団体ヒャリング意が得られない当事者もいるた が開催されました。 め、家族同居で自立生活を希望ヒャリングに対する意見 当会としては主に自立生活援する障害者も対象とすべきで 大前提として、成年後見制度 助の対象拡大、地域生活拠点等す。 は民法に規定された制度であ におけるアウトリーチ事業の可 り、個人の財産の保護と商取引 能性、持続可能な制度としてく■最高裁判所・成年後見制度にの安全を主目的としたものであ ための課題で、介護保険でいうおける診断書等の在り方につい る。 居宅介護事業等における直接雇てのヒャリング 障害のある人や認知症高齢者 用の仕組みの検討について述べ 8 月 2 日に最高裁判所におい等の身上保護や意思決定支援の ました。 て、関係 8 団体 * からのヒャリ 方策は整備されるべきであると より質の高いサービスの提供ングが行われました。その内容考えるが、それが成年後見制度 に関し、新たに実施される自立は、成年後見制度を利用する際の枠組みの中で可能かとうかは みんなねっと 2017 年 IO 月号 2
会的入院者 ( 受け皿があれば退医療保護入院者および家族から定めています。 院できる人 ) を 7 万人の相談に応じさせ、およびこれ 田宮病院は、このことを国に 退院させるという目標を掲げまらの者を指導させなければなら先駆け実施していることを感じ したが 2 年たってもほとんどでない」となっている法の解説、ました。そして、退院した後ま きませんでした。 指針を詳しく書いています。さでフォローをしつかりやってい そしていま、「精神保健およびらに芻条の 5 、条の 6 に退院ることがわかりました。 精神障害者福祉に関する法律のを促進するための病院の責務を ( きまたよしはる ) 一部を改正する法律等の施行事 院 項の詳細について」という文書 統合失調症の治療で大切なこと を各都道府県に出しています。 神 ーー渡部和成先生の講座を開催しました 精 この中で法条の 4 に、「医 ざ 公益社団法人大阪府精神障害者家族会連合会倉町公之 め 療保護入院者を入院させている を 現 精神科病院の管理者は精神保健 5 月絽日、大阪府精神障害者の笑顔、家族の幸せ 5 」です。 実 の 福祉士その他厚生労働省令で定家族会連合会 ( 略称【大家連 ) 大阪市内の名の会場に約活 める資格を有する者のうちかでは、渡部和成先生をお招きし 130 名が参加され、当初は立地 ら、厚生労働省令で定める所にて、第 1 回大家連精神保健福祉ち見の状態もありましたが、途 当 より、退院後生活環境相談員を講座を開催しました。 中で立席の方は退室されまし 選任し、その者に医療保護入院 講座のタイトルは、「統合失た。渡部先生の本を読んだとい特 者の退院後の生活環境に関し、調症の治療で大切なこと 5 患者う方も多く、愛知県の「愛知み ハス」、「リカバリー・パス」、「あ に います。入院中から退院後生活 た ま う き りに よ なたの治療パス—」、「あなた に対する病院側の思いが表れて号 て 出 れつ を れを の台療パスⅡ」、「リカバリー・ いるように感じました。 たガ向すら室 。し光こまめ 年 しス たまらりば ハスⅡ」、「あなたの治療パス 退院後の医療福祉が別の所に しみガ、あり、 まていれもちもく丿 ス みてまさでがらてい Ⅲ」、「あなたのくらしパス」で移る場合は本人、家族と看護師 てたす配様のがみ ( と しみるこののなで居 っ ン 定にあ』日天えん住す。スタッフの役割紹介としてと精神福祉士が同行して説明に 想宅の 1 。れ ( 者呼の ね を住トチす漏星をも な 間のフがま木、族と 。医師、看護師、介護福祉士、精行くそうです。 空戸口りどし家棟我 0 ん の各にあうたのス よわっ。ン釟一神保健福祉士、作業療法士、管教育入院という言葉も印象的み く室所のれちけ一すテが 病、 O 拡、かなまピな のり 5 をはをきりスり 理栄養士、薬剤師、臨床心理士、でした。治療だけなら入院の必 ま々か樹の光空大おホあ 地域支援者ケアマネのことが書要は無いのだが、これから長く 卞。嶄当入。 0 。。 し 、あ屋ャ まで、に ( 、 かれています。本当に「皆で支病気と付き合って行くには病名 、りはスま 道は協葉天引はく棟卞れ 病はに両な、テ棟づ病 0 さ 8 下々のきマ堂病間 8 院画 えます」という気持ちが伝わっの理解など基本的なことを学ぶ 第家道大所食当空第病計 てきます。また、精神福祉相談必要がある。それは入院してみ として、「日常生活の中で困っんなで学んでいくのが良いとい 入院から日常生活まで ていることはありませんか ( 入うことなのでしよう。 病院スタッフと患者のために院中の不安、家族関係、経済問 病院から地域へ 使われている << 判ページの題など ) 」の問いかしにカ ( 国の方針について ) 小冊子と 6 種類の文書をもらっ 「退院に向けての不安や問題、 てきました。「クライエント・課題は何ですか」と問いかけて 国はかって精神疾患患者の社