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検索対象: 月刊 みんなねっと 通巻第126号 2017年10月号
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1. 月刊 みんなねっと 通巻第126号 2017年10月号

会的入院者 ( 受け皿があれば退医療保護入院者および家族から定めています。 院できる人 ) を 7 万人の相談に応じさせ、およびこれ 田宮病院は、このことを国に 退院させるという目標を掲げまらの者を指導させなければなら先駆け実施していることを感じ したが 2 年たってもほとんどでない」となっている法の解説、ました。そして、退院した後ま きませんでした。 指針を詳しく書いています。さでフォローをしつかりやってい そしていま、「精神保健およびらに芻条の 5 、条の 6 に退院ることがわかりました。 精神障害者福祉に関する法律のを促進するための病院の責務を ( きまたよしはる ) 一部を改正する法律等の施行事 院 項の詳細について」という文書 統合失調症の治療で大切なこと を各都道府県に出しています。 神 ーー渡部和成先生の講座を開催しました 精 この中で法条の 4 に、「医 ざ 公益社団法人大阪府精神障害者家族会連合会倉町公之 め 療保護入院者を入院させている を 現 精神科病院の管理者は精神保健 5 月絽日、大阪府精神障害者の笑顔、家族の幸せ 5 」です。 実 の 福祉士その他厚生労働省令で定家族会連合会 ( 略称【大家連 ) 大阪市内の名の会場に約活 める資格を有する者のうちかでは、渡部和成先生をお招きし 130 名が参加され、当初は立地 ら、厚生労働省令で定める所にて、第 1 回大家連精神保健福祉ち見の状態もありましたが、途 当 より、退院後生活環境相談員を講座を開催しました。 中で立席の方は退室されまし 選任し、その者に医療保護入院 講座のタイトルは、「統合失た。渡部先生の本を読んだとい特 者の退院後の生活環境に関し、調症の治療で大切なこと 5 患者う方も多く、愛知県の「愛知み ハス」、「リカバリー・パス」、「あ に います。入院中から退院後生活 た ま う き りに よ なたの治療パス—」、「あなた に対する病院側の思いが表れて号 て 出 れつ を れを の台療パスⅡ」、「リカバリー・ いるように感じました。 たガ向すら室 。し光こまめ 年 しス たまらりば ハスⅡ」、「あなたの治療パス 退院後の医療福祉が別の所に しみガ、あり、 まていれもちもく丿 ス みてまさでがらてい Ⅲ」、「あなたのくらしパス」で移る場合は本人、家族と看護師 てたす配様のがみ ( と しみるこののなで居 っ ン 定にあ』日天えん住す。スタッフの役割紹介としてと精神福祉士が同行して説明に 想宅の 1 。れ ( 者呼の ね を住トチす漏星をも な 間のフがま木、族と 。医師、看護師、介護福祉士、精行くそうです。 空戸口りどし家棟我 0 ん の各にあうたのス よわっ。ン釟一神保健福祉士、作業療法士、管教育入院という言葉も印象的み く室所のれちけ一すテが 病、 O 拡、かなまピな のり 5 をはをきりスり 理栄養士、薬剤師、臨床心理士、でした。治療だけなら入院の必 ま々か樹の光空大おホあ 地域支援者ケアマネのことが書要は無いのだが、これから長く 卞。嶄当入。 0 。。 し 、あ屋ャ まで、に ( 、 かれています。本当に「皆で支病気と付き合って行くには病名 、りはスま 道は協葉天引はく棟卞れ 病はに両な、テ棟づ病 0 さ 8 下々のきマ堂病間 8 院画 えます」という気持ちが伝わっの理解など基本的なことを学ぶ 第家道大所食当空第病計 てきます。また、精神福祉相談必要がある。それは入院してみ として、「日常生活の中で困っんなで学んでいくのが良いとい 入院から日常生活まで ていることはありませんか ( 入うことなのでしよう。 病院スタッフと患者のために院中の不安、家族関係、経済問 病院から地域へ 使われている << 判ページの題など ) 」の問いかしにカ ( 国の方針について ) 小冊子と 6 種類の文書をもらっ 「退院に向けての不安や問題、 てきました。「クライエント・課題は何ですか」と問いかけて 国はかって精神疾患患者の社

2. 月刊 みんなねっと 通巻第126号 2017年10月号

月刊みんなねっと 2017 年 10 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 第 10 回全国精神保健福祉家族大会 in 岡山 みんなで一緒にやろう ! ~ 地域を変える「特区」づくり ~ 白壁の屋敷、敷川添いの柳並木 歴史ロマン薰る怠敷・美観地区ての全国大会てす 月刊みんなねっと ( 毎月 1 回 1 日発行 ) 通巻 126 号 2017 年 10 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 月翡を軋の家族と家族会をつなぐ機誌 2017 みんなねっと岡山大会 倉数駅 ′ ~ ーー駅前交差点 倉数市立美術館 倉敷市芸文館 ( 地下駐車場入口 ) ・特集・ 当事者の地域生活の実現をめさす精神科病院 ( 木全義治・倉町公之・森田直子・黒川修・野村忠良 ) ・小説雀の息子をめぐる物語その 4 ( 北村昌紀 ) ・事例からみる精神障害者の障害年金の実際 ( 白石美佐子 ) 連載 7 「更新で等級が下がってしまった時 ! 」 ■知ることは生きること ( 青木聖久 ) 連載回 家族の人生を追体験することによって得られる暮らしの多 《自らの人生の主人公としての家族の暮らし特集①〉 イラスト : MY 介護の広場 日時 2017 年 10 月 19 日 ( 木 ) 20 日 ( 金 ) 場倉敷市芸文館 電話 : 086 ー 434 ー 0400 ( 岡山県怠敷市中央 1 丁目 18 ー 1 号 ) 怠敷芸文館までのアクセス http://www.kcpf.or.j p/hall/geibu/geibu -koutsu -frame. html 参加費 3 000 円障がいのある人 58 円 学生 I,OOO 円 岡山大会事務局〒 701 ー 0212 岡山県岡山市南区内尾 739 ー 1 NP 〇岡山けんかれん内 T E L 086-298 ー 1 162 F A X 086 ー 298 ー 1 168 黛倉数市民会 主催 : 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) 特定非営利活動法人岡山県精神障害者家族会連合会 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会

3. 月刊 みんなねっと 通巻第126号 2017年10月号

知っておきたい精神保健福祉の動き / 特集 ( 各号にタイムリーなテーマで 掲載します ) / ( 投稿 ) 私と家族の手記 / 連載①街の診療所からのお便り 連載②精神科医療の現状と改革の展望 / 連載③知ることは生きること / 連 載④真澄こと葉のつれづれ日記 / みんなのわ ( 読者のヘージ ) ほか ・「月刊みんなねっと」これまでの特集の紹介・ ■ 2015 年■ 6 月号 : 精神障がい者にも交通運賃の割引を 7 月号 : グループホームの運営ってどうなっているの ? 8 月号 : 家族をひろげ元気にする家族相談活動ー愛知の経験から ( 木全義治 ) 【品切れ】 9 月号 : 全科が無料になる医療費助成一地域家族会のとリくみ 1 0 月号 : 精神障がい・精ネ呆健の正しい教育を一世界の教科書上交 ( 山田浩雅 ) 【品切れ】 11 月号 : 日本でも本人と家族をともに支援する家族支援の実現を 12 月号 : 戦後 70 年と障害者権利条約 ( 藤井克徳 ) ー 2016 年・ 1 月号 : 世界から見た我が国の精神保健医療福祉 ( 長谷川利夫 ) 2 月号 : 精神障害者と差別解消法 ( 池原毅和 ) 3 月号 : 障害者総合支援法施行 3 年後の見直し ( 本條義和 ) 【品切れ】 4 月号 : 家族だからできる家族支援『家族による家族学習会プログラム』 ( 岡田久実子 ) 【品切れ】 5 月号 : 精神障がい者と家族ーそれぞれが自立し、ささえあうために① ( 白石弘巳 ) 【品切れ】 6 月号 : 精神障がい者と家族ーそれぞれが自立し、ささえあうために① ( 白石弘巳 ) 【品切れ】 7 月号 : みんなねっと「政策委員会」の取リ組み① ( 野村忠良 ) 8 月号 : みんなねっと「政策委員会」の取リ組み① ( 野村忠良 ) 9 月号 : メンタルヘルスと福祉教育をめざして ( 松本すみ子 ) 10 月号 : 訪問看護が家庭内暴力とどう向き合うか ( 原子英樹 ) 11 月号 : 家族の思いから立ち上がった ACT のとりくみ ( 宮崎富夫・倉知延章 ) 12 月号 : 家族か求めていた訪問支援が実現するまで ( 岡田久実子・吉澤美樹 ) ■ 2017 年■ 1 月号 : 東京ソテリアにおけるイタリア交流事業のとリくみ ( 塚本さやか他 ) 2 月号 : 精神科においてアウトリーチはなぜ大切か、どう進めたらいいか① ( 渡邉博幸 ) 3 月号 : 精神科においてアウトリーチはなぜ大切か、どう進めたらいいか① ( 渡邉博幸 ) 4 月号 : オープンダイアローグ ( 開かれた対話 ) の話 ( 飯塚壽美・野村忠良 ) 5 月号 : イタリア精神保健見聞記 ( トレントの或精襯呆健医療 ) その 1 ( 野村忠良 ) 6 月号 : イタリア精神保健見聞記 ( トレントの地域精神保健医療 ) その 2 ( 野村忠良 ) 7 月号 : それぞれの自立をめざしてその 1 ( 夏苅郁子 ) 8 月号 : それぞれの自立をめざしてその 2 ( 夏苅郁子 ) 9 月号 : それぞれの自立をめざしてその 3 ( 夏苅郁子 ) ・「月刊みんなねっと」の / ヾックナンハーのお中し込み方法 0 ) 電話、 FAX 、みんなねっとのホームペジよりお申込みいただけます。 代金は「 300 円 x 冊数 + 送料 80 円」となリます。 バックナンバー発送時に振込用紙 ( 郵便振込 ) を同封させていただきます。 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) 〒 170 ー 0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 46 ー 13 ホリグチビル 602 電話 : 03 ー 6907 ー 921 1 FAX : 03 ー 3987 ー 5466 月刊みんなねっと ~ 毎月こんな内容でお届けします ~ ■最近、何十年に一回あインターネットでいろい るかないかの、記録的豪ろ調べてみて分かったこ 雨が増えている。テレビとは、雷サージにあった の報道でも、「この場所のではないかということ に何十年と住んでいるが、である。 こんな大雨は初めて」と近くに雷が落ちて、電 いう声をよく耳にする。線を通して雷の電流が過 もはや全国どこで起こつ大に流れた影響で、プレ ても不思議ではないと言イカーが作動したという ことらし、。、 ししままで っていいだろう。 現に、私の住んでいる年以上住んでいて初めて 地域でも、突然の雷雲にの経験であった。 雷サージが原因で、家 襲われ、集中的な大雨に 見舞われたことがあった。電が故障する被害もある その日、仕事から帰っということなので、点検 て部屋の灯りをつけようしたところ、卓上のラジ としたが、電気が点かなカセがダメになっていた。 、。ど一つしたことかと、 加えて、雷サージを防ぐ あわててプレーカーのあ雷ガード用品が市販され るところにたどり着いてているということも知る ことができた。 みると、やはり、プレー ラジカセ 1 台で済んだ カーが落ちてしまってい た。何があったんだろうのは、幸いだったという と、プレーカーを上げて、ことか。 ( 谷 ) 編集後記 【「みんなのわ」へメールで投稿できます】読者のページ ( みんなのわ ) への投稿がメールでできるようになりました。投稿のメールアドレ スは minnanet.seishinhoken@outlook.jp です。※投稿される 方は、氏名、住所、年齢、性別、 ( 家族、本人、その他 ) をご記入ください。 なお、ペンネームで投稿される方はペンネームをお書きください。 月刊みんなねっこ通巻第 126 号 ( 2017 年 10 月号 ) 定価 300 円 発行日 2017 年 1 () 月 1 日 賛助会費 ( 会費に購読料含む ) 発行者公益社団法人全国精神保健福祉会連合会個人・年間 3 6 0 0 円 団体・年間 ( お問い合わせください ) 理事長本條義和 〒 170-0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 46 ー 1 3 ホリグチビル 602 TEL () 3 ー 6 9 0 7 ー 9 2 1 1 FAX 0 3 ー 3 9 8 7 ー 5 4 6 6 郵便振替 0 0 1 3 () ー O ー 3 3 8 3 1 7 ホームページ www.seishinhoken.jp 印刷・製本 / 倉敷印刷株式会社表紙の絵 / 織田信生

4. 月刊 みんなねっと 通巻第126号 2017年10月号

検討の余地が残されている。 総合的に裁判所が判断するべきか、永続的なものなのか、一時 的なものなのかを記載する部分 そのような中にあって、今ロであって、医師が判断するもの の診断書の内容に関して以下のではない。従って診断書の在りかない。精神疾患はその症状に 点について検討するべきである方を見直すのであれば、このチ変動性があるため、そのような と考える。 ェック項目を削除し、医師は判内容も記載する必要があるので 最も問題であるのは、後見が断に資する状況や症状の内容のあないか。 必要であるかとうか、または三説明、根拠・所見をできるだけ * 全国精神保健福祉会連合会 類型のどれにあたるかは最終的 詳細に意見として述べるべきで ( みんなねっと ) 、日本発達障害 に裁判所が判断するべき事項である。 ネットワーク (JDDnet) 、認知 あるにもかかわらす、診断書に 今後、成年後見制度が財産管症の人と家族の会、全国手をつ おいて「判断能力についての意理以外の身上保護や意思決定支なぐ育成会連合会、よこはま成 き 見」としてそれらに関する医師援にまで踏み込むのであれは、年後見つばさ、日本医師会、日動 の意見が述べられることになつなおさら当事者の状況や症状を本相談支援専門員協会、日本精祉 健 ているが、多くの場合チェック詳細に述べたものが必要になる神科病院協会 保 神 ( 以上・小幡恭弘 ) ホックスへの記載を以って裁判と思われ、医師の意見書たけで 精 所が判断するケースが多 < 、結はなく、支援者や家族の意見も こ き ・障害者政策委員会 ( 第訂回 ) 果として医学モデルで判断がな反映させる必要があるであろ お て 8 月 7 日の委員会では、 されていることである。意見書 っ の中で後見が必要かどうか、三 また現行の診断書では、その 8 ・雇用・就業、経済的自立の支援知 類型に当てはまるのかとうかは時々の状況がどの程度続くの 4 ・差別の解消・権利擁護の推 生活援助については、その対象に御本人の能力を判断するため 知っておきたい一 精神保健福祉の動き一ーム利用者等とな「て〔ます。 0 在り方に「〔て検討するも 0 、第、一は、膨ー。象悠一これを施設だけでなく、在宅のです。 0 障害福祉サーピス等報酬改定場合にも適用できるように表明 当会の意見は次の通りです。 検討チーム関係団体ヒャリングしました。精神障害の場合は自なお、診断書に対するヒャリン 7 月引日厚生労働省にて平成立生活を望んでいてもなかなかグでしたので、他の事柄につい 年度に予定されている報酬改 踏み切れなかったり、家族の同ては触れていません。 定に対する関係団体ヒャリング意が得られない当事者もいるた が開催されました。 め、家族同居で自立生活を希望ヒャリングに対する意見 当会としては主に自立生活援する障害者も対象とすべきで 大前提として、成年後見制度 助の対象拡大、地域生活拠点等す。 は民法に規定された制度であ におけるアウトリーチ事業の可 り、個人の財産の保護と商取引 能性、持続可能な制度としてく■最高裁判所・成年後見制度にの安全を主目的としたものであ ための課題で、介護保険でいうおける診断書等の在り方につい る。 居宅介護事業等における直接雇てのヒャリング 障害のある人や認知症高齢者 用の仕組みの検討について述べ 8 月 2 日に最高裁判所におい等の身上保護や意思決定支援の ました。 て、関係 8 団体 * からのヒャリ 方策は整備されるべきであると より質の高いサービスの提供ングが行われました。その内容考えるが、それが成年後見制度 に関し、新たに実施される自立は、成年後見制度を利用する際の枠組みの中で可能かとうかは みんなねっと 2017 年 IO 月号 2

5. 月刊 みんなねっと 通巻第126号 2017年10月号

が開かれることで、家族は大きな家族教室を経た家族の方々に、 2 年に一度交流会をしています。 安心感を持っことができます。 是非地域家族会に足を運んでい 全国のご家族の方々も、発症 家族教室・家族も実施ただきたいと思います。 当時から当事者の回復に向けて しておられるとのこと。今後、 ( もりたなおこ ) 頑張っておられることと思いま す。愛するご家族や我が子の回 統合失調症だけど大丈夫と 復を願う家族の気持ちは私達も 同じです。時には挫折しそうに 笑顔で集う家族仲間 なった辛い経験や、誰にも相談 愛知みすみ会前会長黒川修 院 できず不安の淵で孤立し悩んだ 私達は、精神科医・渡部和成喜んで通うようになり、明るい 時もありました。しかし、渡部 神 精 す 先生の主催する、統合失調症の会話も増え笑顔が出るようにな式を学びながら乗り越えること ざ め 「家族心理教室」を履修し、家りました。 ができた貴重な体験がありま を 現 族会「みすみ会」で統合失調症 8 年、渡部先生の転院後も、す。こうした様々な体験を語り 実 の の正しい理解と回復に効果的な毎月、家族交流・専門家学習会合いながら交流し、当事者の変活 家族対処法を学んできました。を実施し家族対処法を深めてい 化する症状に合わせた学習を重地 の 息子はあんなに嫌がっていた通ます。年に一度、名古屋で講演ね、今は毎月笑顔を交わしなが 当 院も、診療後の分のワーカー 会を開き、最新の統合失調症治ら「明日の家族の対処法」を学 集 ぶのが楽しみです。 と交わす 1 か月間の自己採点チ療法をご教示いただきます。 特 ェックシートの交流が楽しみで また、現一務中の田宮病院で ( くろかわおさむ ) 行ってきた医療機関・行政・支援 長岡市の家族会より 機関との連絡会議 ( 年 4 回実施 ) 号 月 には、田宮病院の歴代が参 法人希望の会福祉会森田直子 加し、地域との連携を図っていま年 目を見張るほどの変化を遂げ、す。本年 5 月の連絡会議では、田 長岡希望の会について 地域では福祉事業所も増えて、宮病院の取り組み「心理社会的療「 ね 長岡希望の会は「自主自立」と地域移行も徐々に進められてい法」について、説明してもらいま 亠な ん いう十年来の悲願達成のため、ます。しかし、家族が最も望んした。事業所でもリカバリー・ み 独立した事務所を構え、家族相でいるのは「必要なときにタイムスを用い、退院した当筆と定期 談を実施し、家族会から組織的 リーに受けることができる医療的に面談を継続、また、退院後、い に分かれた法人「希望のと関係者による支援」です。特に、理教育のグループに参加するな 会福祉会」とともに居場所型の訪問型支援と開かれた対話によどの事例もあります。 地域活動支援センターを開設。る対等な関係でのサービスを医長期の入院にならないよう、退 持続可能な組織にすべく、さま療機関に切に望むところです。 院へ向け、退院後の環境調整のケ ざまな課題に取り組んでいる地 ア会議にも頻回に出席させてい 田宮病院との連携 域家族会です。 ただいております。退院後の地域 長岡希望の会が立ち上げ、今生活が当事者が本当に望んでい 家族が医療に望むこと は法人化している就労継続支援るものになるよう当事者を中心 精神医療は数年前から見れば、 型事業所が作業所の時代からに支援機関が話し合うケア会議

6. 月刊 みんなねっと 通巻第126号 2017年10月号

「みんなねっと」の ホームページをご覧ください ☆メルマガ会員募集中 ( 無料 ) ☆ 「みんなねっと」で検索 ! http://seishinhoken.jp/ LINE 公式アカウント【@ minnanet 】 公式ツィッター【@ minnanet 】 、月 2017 10 月号通巻第 126 号 【表紙の絵】織田信生 LINE@ 知っておきたい精神保健福祉の動き 2 みんなねっと @n131 い日 ! 晴神障害者家族会の全国事務局スタッフー同 東京都豊島区東池袋 メティア 0 ~ メ / レなキ 3 っと「い 0 日 ne : ー綴 ! 社会保障審議会障轡者部会 ( 第 85 回 ) 障害者総合支援法の一部改正に伴う検討や障 害福祉サービス等報静改定について 特集 当事者の地域生活の実現をめざす精神科病院 ( 木全義治・倉町公之・森田直子・黒川修・野村忠良 ) 5 事例からみる精神障害者の障害年金の実際 【連載第 7 回】更新で等級が下がってしまった時 ! ( 白石美佐子 ) 15 小説「雀の息子をめぐる物語」その 4 ( 北村昌紀 ) 20 街の診療所からのお便り【連載 125 】 ( 増本茂樹 ) ・・妊娠・出産の時にも一神病薬は必要です・・・ 24 知ることは生きること ( 連載 22 回 ) 家族の人生を追体験することによって得られる暮らしの多様性 《自らの人生の主人公としての家族の暮らし特集①》 ( 青木聖久 ) 28 真澄こと葉のつれづれ日記 ( 第 79 回 ) 34 みんなのわー - 読者のページ・地域の話題 36 96 いいね 詳細情報ー営第時間 . 定休日 . 電話番 , 住所なと みんなねっと 県連イベント情報 ( の ■友だち追加の方法 ① Q R コードから LINE アプリを起動し 「その他」→ 「友だち追加」→ 「 QR コード」から QR コードを 読み取り「追加」をタップ ② ID 検索から LINE アプリを起動し こ登録 ! 「公式アカウント」→虫眼鏡マーク お待ちしています →みんなねっとと検索し「追加」 をタップ 「みんなねっと」電話相談のこ案内 TEL : 03-6907-9212 受付時間 : 水曜日 IO 時 ~ 15 時 ※祝日と重なった場合はお休みです。※お昼 ( 12 時 ~ 13 時 ) はお休みをいただきます。 みんなねっとのホームページではメールマガジンを発行しています ( 無 料 ) 。当会の活動だけでなく、各都道府県連の情報なども随時お知らせす るメルマガになっています。ぜひ、ご登録ください。詳しくはホームペー ジをご覧ください ( 「みんなねっと」で検索ください ) 。 ・フォローの方法 Twitter ヘージより 「@minnanet」で検索 →プロフィールページへ行き、 プロフィール画像のすぐ下に ある「フォローする」をタップ

7. 月刊 みんなねっと 通巻第126号 2017年10月号

支援体制により、当事者は安心 号 先進国の理念と田宮病院の実践して生活することができる。 月 これらの進んだ医療・福祉支 ー終わりに 年 援体制は、我が国の先端を行く みんなねっと編集長野村忠良 ものであろう。 わが国では、志の高い実践家 田宮病院の優れたところはた 今後は、各地に高い理想を求っ たちにより、先進国の精神科医くさんあるが、まずは地域でのめる次世代の精神科医療実践者な ん 療の理念が、徐々にではあるが、ふつうの暮らしに向けて、リカが次々と現れ、従来の体制を変 み あちこちの地域に根付きつつあ バリーという本人が望む回復の革してゆくことを願って止まな る。 あり方を、本人が主体となって ( のむらただよし ) その理念とは、『人権尊重』『入支援者と共にめざすあり方に 院せずに地域で支える』『本人立っているところである。医師渡部和成先生の主な著書 2 点 主体の治療』『心理社会療法優が家族会を結成して、濃厚な家『統合失調症を悩まないで 先』『家族支援』『チーム医療』族教育を行っているところも家家族がみつけた幸せへの道』 『訪間』『早期対応』などである。族に好評である。 星和書店 2016 年 4 月 これらの理念は、人類の人権尊 心理社会療法や退院促進も『専門医がホンネで語る統合 重の歴史から生まれたものであチーム医療で行なう。退院後は、失調症の気になるところ』 り、今後、世界の多くの国々に田宮病院の医療法人により地域星和書店 2015 年 2 月 広まることと思われる。 に豊かに展開された医療・福祉 白石社会保険労務士事務所 しらいしみさこ 社会保険労務士白石美佐子 その診断書を医師に記載して ガイドライン後に等級が下がっ 頂いたら、必ず、内容をチェッ たという声 障害年金を受け始めると、そクしてみて下さい 診断書に封印がされていて、 たれが、生活の柱になっている方 際 開けてはいけないと思っている がほとんどです。 ま るの し 昨年のガイドライン施行後、方がほとんどですが、等級落ち て , っ み者実 等級が下がってしまったというを防ぐには、この診断書の開封 の 下 声を耳にするようになってきまがとても重要です。 ら害 した。 患者さんが医師から受け取っ 際 実 た診断書を開封しても、違法と 今まで 2 級の障害年金を受け か障年一 の 新 金 更 ていたにもかかわらず、 3 級にして責任を問われたり、診断書 年 例神害 等級が落ちてしまった場合、そが無効となったりすることはあ障 の 事精障 者 縺の後の生活には大きな影響を及りません。 害 法的には、刑法 133 条には、 ぼしてしまいます。 障 神 信書開封罪という犯罪が規定さ 精 る み れています。 診断書の開封は重要 ら カ しかしながら、「信聿をとは、 障害年金の更新時には、障害 例 状態確認届という診断書が届き「特定の受取人に対し差出人の事 意思を表示し事実を通知する文 ます。

8. 月刊 みんなねっと 通巻第126号 2017年10月号

これは読者に知ってほしいと後、院内を 2 時間ほど見学して、 みすみ会の人から聞いていまし た。先日みんなねっと総会で大思い、編集部に提案し、この特その後、長岡駅の近くの作業所 を見てきました。それぞれの部 阪府連の会長に会った際「渡部集記事が実現したものです。 署の責任者に案内してもらいま 先生の講演会を大阪で行なっ 田宮病院とは した。全体的に広く、明るくゆっ た。先生は愛知にいた人だろ。 医療法人として田宮病院の他たりした感じでした。 講演内容は素晴らしかった」と 廊下の至る所に退院に向けて には一般科の長岡西病院をはじ いう話を聞きました。 めⅡの施設があります。関連施の講習会等の案内チラシが掲一小 設機関としての施設がありまされていました。案内者の一人院 科 神 、。、よ取」」」、 , 」」」」・印 ~ ~ ~ い ~ です。渡された名刺の裏にはをの言葉が印象に残っています。 精 す 。当ーに」に「」准にいに ~ 当廊超える施設名が印刷されていま「退院促進に本気で取り組むと ざ め いう上層部の考えになってから を ト一「 " 「》「の田宮病院は長岡駅よりバスでスタッフのモチベ 1 ションが上実 分ほどの「長岡医療と福祉のがった。私たち医療福祉に携わ活 一人 9 里」の中にある 479 床の精神る者は元々高い志を持ってこの の 仕事に就いている。良い方針、 " 一準科病院です。 当 退 良い指導者がいれば本当に頑張 集 、病院内を見て れます」 特 渡部先生に分説明を受けた 号 見宀兀 病院から地域へ 月 新潟県田宮病院の取り組み 年 も院 実病 みんなねっと副理事長木全義治 な神介一。 と の斗 っ 不ナ精紹 進まない退院促進の現状は、 た。院長の渡部先生は 8 年前ま ね 亠な 日本が先進諸国と比べて、ずばで名古屋市の精神科単科病院の 活申き ~ ん 約てつ 抜けて精神疾患者の入院者が多副院長をしていて、患者とそみ のざの いことでよく知られています。の家族に「家族会に入りなさ 度めそ、 。みんなねっと誌を読みなさ ~ 3 一でも、残念ながら退院促進は ~ 一一目ま を / イ木′ 域す嚶 、現理回遅々として進んでいません。一 い」と言い続けてくださいまし ~ 一のじ今 国同材ッ方、 3 か月を過ぎると家族が困た。愛知県では渡部先生に診て 地ざ 〔 ) ( ) がとす 難を抱えて難しい状況でも退院もらっていた家族で「愛知みす 一わ国ま のめ を迫られて困っている例も数多み会」という家族会を作ってい く報告されています。 ます。渡部先生が名古屋市を離 者を れて 8 年後の今も療の家族で活 動を続けています。田宮病院に 事。集 = の特集記事の」きさ 0 このたび新潟県長岡市の田宮も「みすみ会」という家族会が 当特 病院を見学する機会を得ましあります。田宮病院の事は愛知 1

9. 月刊 みんなねっと 通巻第126号 2017年10月号

さ心 余り、やっと当事者にも門戸が 張ってきたと思います。 な中。 す みを。 お母様がお薬が効いて少しず開かれたと知り、感慨に浸って 号 , の稿一 。渚投ナっ落ちついていらっしやるよう います。ぜひみんな後に続いて囲 わ い・ ほしいです ( 私は、若い当事者 りコで本当によかったです。ふーこ 年 の ~ ~ さんはとても心の優し〔素敵なの応援団です ) 。 ん みんにしいかもしれませんが、ふーこ◆千葉県伊澤希久子家族っ み ね 元代 ) さんの幸せな人生のために、楽 亠な 〇 5 月号 6 月号と野村忠良さんん しいことを考えたり旅をしたり 〇 の特集を読んで、なんとレベル 〇 して、元気でいてほしいですー の高い精神医療福祉なんだろう 〇「みんなねっと」の感想お祈りしていますリ と只々感心するばかりです。こ 〇◆埼玉県まるこ本人 ( 代 ) ◆島根県ひでお本人 ( R 代 ) の所私の目にフィンランド、イ ギリス、イタリアの精神医療福 5 ・ 6 月号の「私と家族の手前略 〇 記」を読んで、埼玉県のふーこ 七月号を読んで、平成年か祉のお話が飛び込んで来てお 〇 さんに「絶対に、。 り、今からでも少しずつ精神医 こ自身のことら企業の障害者雇用率に精神障 を責めないで ! 」と言いたいで害者も新しく含まれること、長療福祉が変っていって欲しいも すー い間待ち望んでいた雇用率へののと願っている所です。文面の 私は、兄が統合失調症ですが、 組み入れは、社会復帰を目ざす最後の所に野村さんも地域に心 両親はそのことで色々と大変で当事者にとって悲願だったので理社会的支援、家族支援と精神 医療を組み合わせた総合的サー したが、ふーこさんは協力し合す。 う近い関係の方が周りにどなた 私は還暦を迎えた頃に一般就ビスの拠点を作って精神科病院 もいないなか、一生けんめい頑労を諦めたので、その後約 2 年を廃止していくというお話もあ り、船橋は病院の多い所で国レれを機会に以前診て頂いた精神りました。 ベルの問題になりますね。私達病院の医師の勧めでメンタルを精神の病になりますと、他の の力が団結すれば実現するでし同じ大学病院で診てもらうこと病を併発します。そういうこと よ , つか になり、現在も通院しています。も考えながら、また老人介護や 我家の体験になるのですが、ず 5 っと飲んでおりました肝臓いじめ問題においても必ずとい 総合病院との連携も不可欠ですの薬 ( 以前診ていました医師がっていい程、メンタルが関わっ ね。実は息子が平成年に特定肝臓が悪いのを見つけてくれまて来ておりますね。学校教育に 疾患肺血栓塞栓症になり、大学した ) が平成年夏に血液の検は保健の時間に取り入れて欲し 〇 いものです。この病は特別な病 病院に通院することになり、そ査が良くなり肝臓の薬がなくな 〇 ではなく、どの人も罹る病です わ ね。この自然の法則によって、 の や私達の体の中は知らずの間にコ o ントロ 1 ルされて、私たちは生ん かされていますが、そのコントみ 人 ロールを蝕む環境になって来て〇 おりますね。 亠な 、 ~ 3 病 介家族会の仲間の方々と頑張っ〇 〇み ていきたいと思います。 塚 大 〇、一 日常生活 県 〇〔 崎 〇諸 長◆東京都ねこ家族 (€代 ) 〇 歳の女性です。看護師年 レ

10. 月刊 みんなねっと 通巻第126号 2017年10月号

上の優遇措置なども挙げられまに当たっては、「医療」から「雇 進及び虐待の防止 号 7 ・行政等における配慮の充実した。これについては前回、雇用」への流れを一層促進すると 月 の 3 項目について、基本的考え用の促進だけでは窮地に追い込のことです。 年 4 ・差別の解消・権利擁護の推 が説明された後で、委員によるまれる実例を挙げて、生活実態 に応じた支援の必要性を強く訴進及び虐待の防止では、①権利 意見交換が行われました。 と っ えています。 擁護の推進・虐待の防止②障 8 ・①総合的な就労支援として、 福祉、教育、医療等から雇用へ③障害者雇用の促進では、精神害を理由とする差別の解消を図な ん るために、不当な差別の禁止や、 の推進を図るために、地域の関障害者の雇用が義務化 ( 201 み 係機関が連携して、雇入れや職 8 年 4 月施行 ) されたことから、障害者に対する合理的な配慮を 場定着・事業主の障害理解の促精神障害者への雇用促進が強調徹底すること、事業者が適切に 進・職場適応援助者 ( ジョブコされ、障害特性に応じた多様な対応を行うこと、相談・紛争解 1 チ ) の充実・地域の就労支援機会の確保や、精神障害、発達決等への体制を充実させること 機関との連携などが挙げられて障害等の特性に応じたしごとサなどが挙げられ、今後の実施を ポーターの養成が挙げられ、ど見守りたいと思います。 います。 ②経済的自立の支援では、障害のようなサポーターを想定して 7 ・行政等における配慮の充実 いるのかに関心が湧きました。では、障害者がその権利を円滑 者が地域で自立した生活を営む ために、雇用・就業 ( 自営業を他の委員からは、支援に繋がらに行使できるように、司法手続 含む。 ) の促進と共に、年金やない方も含めた包括的な支援のや選挙等における合理的配慮を 一丁い、アクセシビリテイへの配 諸手当の支給を通した経済的自必要性が述べられました。 立を支援すること、各種の税制精神障害者に対する就労支援慮、などの新たな技術の の利活用の検討、欠格条項など適用された交通機関を利用して科医療の確保」という点に着目 し、現状の問題点を明らかにし の制度の見直し、など、目指すの感想などをお寄せください。 べき目標が高く掲げられていま割引実施をした交通事業者をみていこうと考えています。当事 者だけでなく、家族にとっても すが、具体策の進め方についてんなで応援していきましよう。 また、 9 月から、愛媛県の路望ましい地域生活の実現を目指 の疑問や質問が、各委員から 線バスの伊予鉄道、宇和島自動していきたいと思います。 次々と出されました。 また、兄弟姉妺・こども・配 ( 飯塚壽美 ) 車、瀬戸内運輸の 3 社は、精神 障害者にも運賃割引を適用する偶者などの親以外の立場の状況 と発表しました。現金で支払うや統合失調症圏にとどまらない 0 交通運賃割引全国運動推進 先日の国会請願署名は審議未場合に保健福祉手帳を提示すれ対象者を想定し、重度かっ慢性 とされる方の地域生活の実態に 了となりましたが、次期臨時国ば運賃が半額となります。 き 交通運賃割引制度のとりくみも目を向けていきたいと考えて動 会にも継続して請願いたしま 祉 います。 を粘り強 / 机けてい / ことが、 す。 福 健 本調査は、みんなねっとホー 都道府県議会での割引適用の実を結ぶことにつながります。 保 ムページからもダウンロードで神 意見書採択を引き続き要請しな がら、地方運輸局に要望をして■みんなねっと家族会全国調査きます。是非、ご協力ください。 こ き ( 以上・小幡恭弘 ) 当会は、精神障害をもっ方の いく活動をすすめていきたいと お て 家族に関する調査を実施しま 思っています。 っ 知 今年 4 月から割引実施となっす。 今回の調査は、「必要な精神 た西鉄をはじめ、新たに割引が