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検索対象: 月刊 みんなねっと 通巻第127号 2017年11月号
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1. 月刊 みんなねっと 通巻第127号 2017年11月号

第の一 つ物物第圄 ようそれでプロ 名のっとるなに 「みんんのわ」の 絵のほうか よっぽど上手い ゃんけ " " めずらしく お父さんから 電話が かかってきた 000 はびにし 1 いけ方ょんし t ちょルけろん みん 何お父さん す下コお ぎ手前 00 0 川鳴を一 可コホ いギホ よーン ! ! はト は コーギー 飼ってんのに 何でそんな 下手なんやに 20 みんなねっと 2017 年 11 月号 34 35 真澄こと葉のつれづれ日記

2. 月刊 みんなねっと 通巻第127号 2017年11月号

「みんなねっと」の ホームページをご覧ください ☆メルマガ会員募集中 ( 無料 ) ☆ 「みんなねっと」で検索 ! http://seishinhoken.jp/ LINE 公式アカウント【@ minnanet 】 公式ツィッター【@ minnanet 】 ねつ乙 2017 11 月号通巻第 127 号 LINE@ 【表紙の絵ト織田信 知っておきたい精神保健福祉の動き 2 お知らせしますみんなねっとの活動 5 みんなねっと ( を ) 朝第 ) 3 い 0 : 精神障害者家族会の全国事務局スタッフー同 東京都豊島区東池袋 特集 精神科医療における身体拘束を考える ( 長谷川利夫 ) 5 事例からみる精神障害者の障害年金の実際 【連載第 8 回】初診日の時のカルテの保存がなくてもあきらめない ! ( 白石美佐子 ) 1 5 小説「雀の息子をめぐる物語」その 5 ( 北村昌紀 ) 20 街の診療所からのお便り【連載 126 】 ( 増本茂樹 ) ・・・車の運転に大事なのは他の人と折り合うことですよね・・ 24 知ることは生きること ( 連載 23 回 ) 多様な側面の一つカ囃談薬局の薬剤師 《自らの人生の主人公としての家族の暮らし特集②》 ( 青木聖久 ) 28 真澄こと葉のつれづれ日記 ( 第 80 回 ) 34 みんなのわ - 一読者のページ・地域の話題 36 96 フ第をに戸 メディア みんなねっと @衂いい e い 8 時聞 社会保障審議会障害者部会 ( 第 85 回 ) 障害者総合支援法の - 一部改正に伴う検討や障 害福祉サービス等報酬改定について いいね 詳細情報ー営業時間、定休日 , 電話番号 . 住所など みんなねっと 県連イベント情報 QE ) ・友たち追加の方法 回 回 ・フォローの方法 ① QR コードから Twitter ページより LINE アプリを起動し 「@minnanet」で検索 「その他」→ 回、 →プロフィールページへ行き、 「友だち追加」→ プロフィール画像のすぐ下に 「 QR コード」から QR コードを ある「フォローする」をタップ 読み取り「追加」をタップ ② ID 検索から LINE アプリを起動し こ登録 ! 「公式アカウント」→虫眼鏡マーク お待ちしています →みんなねっとと検索し「追加」 をタップ 「みんなねっと」電話相談のご案内 TEL : 03 ー 6907-9212 受付時間 : 水曜日 10 時 ~ 15 時 ※祝日と重なった場合はお休みです。※お昼 ( 12 時 ~ 13 時 ) はお休みをいただきます。 みんなねっとのホームページではメールマガジンを発行しています ( 無 料 ) 。当会の活動だけでなく、各都道府県連の情報なども随時お知らせす るメルマガになっています。ぜひ、ご登録ください。詳しくはホームペー ジをご覧ください ( 「みんなねっと」で検索ください ) 。

3. 月刊 みんなねっと 通巻第127号 2017年11月号

円 ) レる、 むさ わ。 か、やさしく接してもら ■前回 2 月号の編集後記 0 〈凸裕」 2 のトれさし で子どもの立場の家族学った経験にとぼしく、き よアさどさ んノ稿くた価譴せ 6 6 習会をやっている事を書ようだいがいても孤独な 定購合ビ 4 み一投入く きました。 気持ちで頑張ってきたと 。 O いチ 5 ( メ※記 費 6 問グ一 ジの・ いう子どもの立場の人が 今年度の開催に先立ち、 会 3 お リ 7 一生 昨年の参加者で「今度は少なくありません。 一稿」お ホ 8 ペ〔信 ペ投。 , を 号費間間 3 9 ム田 担当者をしたい」と希望研修には代—代の男 月会年年 のて他ム 1 3 ホ織 してくれた人に担当者研女が行きましたが、あた 者た扣の一 助人一一 ' / 読しそネ年賛個団 c.O っ 0 「 / 伝 修会を受けていただきまたかい言葉をかけてもら 4 0 1 の した。 4 人が同じ担当者って、うれしくて、親の 引まん【 5 会 一 3 紙 8 表 ま本 研修会に行きましたのでぬくもりを感じて泣いて / きカ 0 に @ 族方号連袋 3 グループワークの時に同しまったそうです。 会池 1 3 7 古。う家る 祉東 1 一社 じグループで体験を語る 主催者側からは「親の黐 よれ 福区 2 0 会 几又 o , 」 事になりました。同じグ立場だけを考えてきた家 ループで話を聞いていた族会とは何だったのか改 第保豊一。愀 丿で ' 、殳巻神都 7 3 親の立場の方々から「大めて考えさせられました」 一。齢 で通精和京 0 1 印 1 国義東 9 0 敷 変でしたね。よく頑張っという言葉をいただきま メレ年ム 月全條 3 6 0 倉 と てきましたね」と心からした。 ハ『所一 人本田一 っ 法 9 3 替本 のねぎらいの言葉をかけ今度は自分達の学習会でわメ住ネ ね年団長間振製 のが、ン 、ひ / 社 ていただき、感極まって参加者をあたたかく包め面 ′ 1 益事 1 --a 便 ん 2 公理〒旺郵刷 みんなで号泣してしま 0 ればと頑張 0 ています。ん投皿氏 0 印 子どもの立場のホームペ たそうです みのははお 」日者 げへス方な ージを作りました。 親が病気であると、自 月発発 ( 松本 ) ⅸ 分の事だけで精一杯なの 知っておきたい精神保健福祉の動き / 特集 ( 各号にタイムリーなテーマで 掲載します ) / ( 投稿 ) 私と家族の手記 / 連載①街の診療所からのお便り 連載②精神科医療の現状と改革の展望 / 連載③知ることは生きること / 連 載④真澄こと葉のつれづれ日記 / みんなのわ ( 読者のヘージ ) ほか ・に月刊みんなねっと」これまでの特集の紹介・ ■ 2015 年・ 7 月号 : グループホームの運営ってどうなっているの ? 8 月号 : 家族をひろげ元気にする家族相談活動ー愛知の経験から ( 木全義治 ) 【品切れ】 9 月号 : 全科が無料になる医療費助成一地域家族会のとりくみ 1 0 月号 : 精神障がい・精神保健の正しい教育を一世界の教科書比較 ( 山田浩雅 ) 【品切れ】 11 月号 : 日本でも本人と家族をともに支援する家族支援の実現を 1 2 月号 : 戦後 70 年と障害者権利条約 ( 藤井克徳 ) ■ 2016 年・ 1 月号 : 世界から見た我が国の精神保健医療福祉 ( 長谷川利夫 ) 2 月号 : 精神障害者と差別解消法 ( 池原毅和 ) 3 月号 : 障害者総合支援法施行 3 年後の見直し ( 本條義和 ) 【品切れ】 4 月号 : 家族だからできる家族支援『家族による家族学習会プログラム』 ( 岡田久実子 ) 【品切れ】 5 月号 : 精神障がい者と家族 - それぞれが自立し、ささえあうために① ( 白石弘巳 ) 【品切れ】 6 月号 : 精神障がい者と家族 - それぞれが自立し、ささえあうために① ( 白石弘巳 ) 【品切れ】 7 月号 : みんなねっと「政策委員会」の取リ組み① ( 野村忠良 ) 8 月号 : みんなねっと「政策委員会」の取リ組み① ( 野村忠良 ) 9 月号 : メンタルヘルスと福祉教育をめざして ( 松本すみ子 ) 10 月号 : 訪問看護が家庭内暴力とどう向き合うか ( 原子英樹 ) 11 月号 : 家族の思いから立ち上がった ACT のとリくみ ( 宮崎富夫・倉知延章 ) 12 月号 : 家族が求めていた訪問支援が実現するまで ( 岡田久実子・吉澤美樹 ) ■ 2017 年・ 1 月号 : 東京ソテリアにおけるイタリア交流事業のとりくみ ( 塚本さやか他 ) 2 月号 : 精神科においてアウトリーチはなぜ大切か、どう進めたらいいか① ( 渡邉博幸 ) 3 月号 : 精神科においてアウトリーチはなぜ大切か、どう進めたらいいか① ( 渡邉博幸 ) 4 月号 : オープンダイアローク ( 開かれた対話 ) の話 ( 飯塚壽美・野村忠良 ) 5 月号 : イタリア精神保健見聞記 ( トレントの地域精神保健医療 ) その 1 ( 野村忠良 ) 6 月号 : イタリア精神保健見聞記 ( トレントの地域精神保健医療 ) その 2 ( 野村忠良 ) 7 月号 : それぞれの自立をめざしてその 1 ( 夏苅郁子 ) 8 月号 : それぞれの自立をめざしてその 2 ( 夏苅郁子 ) 9 月号 : それぞれの自立をめざしてその 3 ( 夏苅郁子 ) 10 月号 : 当事者の地域生活の実現をめざす精神科病院 ( 木全義治ほか ) ( ・「月刊みんなねっと」のバックナンパーのお申し込み方法・ 電話、 FAX 、みんなねっとのホームページよりお申込みいただけます。 代金は「 300 円 x 冊数 + 送料 80 円」となリます。 バックナンバー発送時に振込用紙 ( 郵便振込 ) を同封させていただきます。 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなっと ) 〒 1 70 ー 0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 46 ー 1 3 ホリグチビル 602 電話 : 03 ー 6907 ー 921 1 FAX : 03 ー 3987 ー 5466 月刊みんなねっと ~ 毎月こんな内容でお届けします ~ 編集後記

4. 月刊 みんなねっと 通巻第127号 2017年11月号

就す。年金コーナーの白石先生の家族との生活の中で色々な経験 みをで欄も大変勉強になっています。をしてきました。これからは家 の・古同 号 擲ナ新小説「雀の子—」のコーナー族で田舎に移住して自然の中で明 わ 静かに暮らしたいと思います。 ま則コも楽しみです。 年 の わ扠す 移住を決断したものの日々不安 のの介 坊紹◆熊本県高村ちえ子家族な気持ちが募る中で、 9 月号有 ん と 木温子さんの投稿を読んでとて っ 元代 ) み ね 作業所に通う息子を持っ母親も前向きな気持ちになりまし 〇 亠な ん です。雀の息子を読んで気持ちた。まずは田舎道を歩くことか 〇 み 〇 が引き寄せられ心に残るものがら始めたいと思います。 〇「みんなねっと」の感想あります。 誰もが精神疾患になりにくく 日常生活 〇◆神奈川県久保田安子家族なったとしても本人がしあわせ (€代 ) に暮らすための貴重な資産にで◆静岡県杉山雅俊家族 (€ 〇 夏苅郁子先生の御自身の病人きるような社会に変えてゆかな代 ) 〇 当事者としての時代をふり返ければ : ・と思って下さること有私の息子は歳で 1 級の精神 り、精神病を今生きている人のりがたい気持ちで読ませていた障害者手帳を持っています。 共感と力強いメッセージとなっ だきました。 歳—学校に不登校となり、自宅 たと思います。本当に私達に明 にひきこもりとなり、その後Ⅳ るい光を届けて下さったと感謝◆京都府みさき家族 ( 代 ) 歳の時に精神科病院に行き、統 します。どうぞお身体を大切に 合失調症と診断され、入院しま 「みんなのわ」毎月楽しみに されて私達当事者、家族を支援しています。 した。その後、入退院をくり返 して下さい。宜しくお願いしま 長年都会に住み統合失調症のしていました。そして 5 年程前 読者のページ から精神保健福祉士・した。 6 月仕事をはじめた直後のため早急に・職員の方・ 保健師が我家に訪間していまから息子は 6 時間の半分の時間私と妻・そして息子とで話し合 いをし、彼の訴え通り半日の仕 す。彼らの支援のおかげで今年で働きたいと話していました 6 月—就労支援型 ( 自宅からが、私と妻又職員は「ガンバレ・事で働くこととなりました。 それ以後息子は自分を取り戻 歩いて 5 分 ) へ行きはじめましガンバレ」と言っていたのが負 た。そこで仕事も覚え、又そこ 担になった様でした。 8 月末にし、イライラ感が取れたようで はイライラ感が再発し妻に「みす。社会人としての再出発がで の職員の方とも話ができるよう になりました。ところが 8 月のんなぼくの気持ちをわかってくきそうです。今後妻と私は、施 〇 夏休み後から休みがちになりまれない」と話していました。そ設の中での仕事を通し成長でき 〇 る様、専門職の方・施設職員の わ 方と連携・協働して息子に寄り 添い見守っていくことを第 1 優な 代先にしていくことを話し合ってん います。 み わ の 本◆群馬県高槁健ニ家族 ( 〇 亠な 君 みんなねっと 4S9 月号に障〇み ま害年金についての仕組み、認定ジ 〇一 基準、そして診断書への記載ポ 〇ペ イントが述べられました。とて〇者 茨も有意義な内容であり、ありが〇 たく思います。 : ロ

5. 月刊 みんなねっと 通巻第127号 2017年11月号

月刊みんなねっと 2017 年 11 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 精神疾患がある人や家族に役立つ出版物 A 4 判・ 112 頁 定価 IOOO 円 ( 別途送料 ) 家族相談の活動は家族会の原点です , ン好評発売中 ! ! 本書は、全国から寄せられた家族による相談事例の中から 32 事例を掲載しま した。事例を、日常生活、医療、家族会、家族依存、地域連携、親亡き後、制度の七 つに分類し、それにコメントを加えた初めての家族相談事例集です。同じ家族 としての立場から相談にのり、情報を伝え、家族会につなげていく活動は家族 会の原点ともいえます。みなさんの活動に役立てていただければと思います。 B 5 判・ 1 8 0 頁・定価 1 4 0 0 円 ( 送料込 ) 【内容】医療に関する制度 / 地域で生活するための支援 / 日中活動の 場、就労や復学の支援 / 経済的な支援を受けたいとき / 財産の活用 や保護、法的な支援など / 家族が情報を得る、相談できるところ 家族会員・支援者のための 覊。☆家族会運営のてびき A4 判・ 100 頁・定価円 ( 送料込 ) 家族会からの注文は 1 冊 600 円に割引します 家族会の設置から運営の仕方まで家族会の活性化に役立つ「てびき」ができま した ! 会報や案内パンフなとの見本の資料ページもあり、家族会とつながり のある支援機関でもせひこ活用を ! 【内容】精神障がい者家族会とは / 家族会 マ活動をおこなおう / 運営・活動費 ( 財政基盤 ) について / 家族会の組織強化をし よう / 地域にとけこむ活動への積極的参加 / 新しい家族を家族会につなげよ う / 新しく家族会を立ち上げよう / 支援者・関係者の方々へ / 資料編 ☆家族相談ハンドブック A4 判・ 76 頁・定価 700 円 ( 送料込 ) 家族相談のテキストができました ! 家族会ならの注文は 1 冊 500 円に割引 【内容】家族による家族支援 / 精神障がい者の状況 / 精神障がい者家族の状況 / 家桝目談の 意義と特徴 / 家族相談の目標 / 家族相談の留歳れ / 相談実習の進め方 / 家族相談の方法 / 新しく家槲目談事業を立ち上げたいときは / 家族相談員の養成 / 家族相談の事例 問い合わせ先 月刊みんなねっと ( 毎月 1 回 1 日発行 ) 通巻 127 号 2017 年 11 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 月予翡を軋の家族と家族会をつなぐ機誌 精神障がい者家族相談事例集 情神障かい者家族 相談事例集 2017 ・特集・ 精神科医療における身体拘東を考える ( 長谷川利夫 ) ・小説雀の息子をめぐる物語その 5 ( 北村昌紀 ) ■事例からみる精神障害者の障害年金の実際 ( 白石美佐子 ) 連載 8 「初診日の時のカルテの保存がなくてもあきらめない ! 」 ・知ることは生きること ( 青木聖久 ) 連載回 多様な側面の一つか雑談薬局の薬 《自らの人生の主人公としての家族の暮らし特集②》 0 社会資源ハンドラク 鱶神がい者と家版に役立つ 社会資源ハンドブック 第凸凸 凸凸 家相談 / レトブック 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) te103 ー 6907 ー 9211 fax 03 ー 3987 ー 5466 ホームへーシ http://www.seishinhoken.jp 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会

6. 月刊 みんなねっと 通巻第127号 2017年11月号

から衣類の入った段ボール箱を取不機嫌な顔をしただけだ。他の患れに対して佐藤がとげのある声を り出しその中を引っ掻き回し始め者は病棟に一一台ある洗濯機で下着かけた。 。どの服を着て行くかという事類などを洗濯して部屋の隅に干す「淵川さん、あんた何も買って なのだが、いったいいっ洗濯したのだが、注仙はそんな事は頓着しこなかったのか ? 外に出られる のか分からないしみだらけの同じない。注の下着もいったいいっチャンスなんてめったに無いんだ ような服が血 3 作にしわくちゃに洗濯した物か分からない。そうい から、菓子でもどっさり買い込ん なって入っていて、ゴミに出すぼ う所はあきは統合失調症というもでくるものだよ。それが手ぶらか ろきれの集まりのようだった。緑のを甘く考えていたというかあくよ、だらしないな」 や茶色系の地味なものが多かったまで常識の前提で考えていた。そ それに対して清治は少し恐縮し が、その中で少しでも汚れのましの常識にかからないのが統合失調たような顔で、 な物を清治は探した。あきがこれ症なのだが。 「うん、うん」 を見たら驚くというより恥すかし病院の車に乗せられて出かけて とうなずいただけだった。そし くなり目を疑っただろう。あきの行った清治が戻って来た。詳しくてまた自分一人の世界にこもって 考えではそういった日常の生活の調べないとはっきりした事は一『〔え行った。 事は、当然病院でケアしてくれるないがどうやら悪性の物ではない ( 次号へ続く ) ものと思っていたからだ。しかし、 という診断たった。清治は相変わ ( きたむらまさき ) 病院はそこまではしてくれない。 らず何事にも無関心な様子で、普 というより清治の服を見てもう少段着ているもっと汚い服に数日え しましな物はないのかと看護婦がると布団に潜り込もうとした。そ し遠慮した小さな声でしゃべって喧嘩しちゃってね。ロだけにしてるその腫物を見て話し合ってい いる。佐藤が一一一一口う。 おけばよかったんだけど足が出た。そのうち主治医の高田が来て号 月 「森谷さん、あんたこの病院でちゃってね、それで逆戻りさ。こ注射針の先で突っついたりして首 年 幾つめだい ? 俺は転院を四回しの先どうなるか分からないけどをかしげていたが、結局よく分か たよ」 ね」 らず専門の医師に診てもらおうと と 森谷が答えて一朝つ。 森谷はあきらめたように言い、 いう事になった。注の入院して っ ね 「もう忘れてしまったな、だけ佐藤がそれを引き取って言った。 いる病院は綿科の単科の病院な 亠な どここへ来る前は都内の病院に居「お互い十年選手だものな、気ので同じ市内の総合病院に行く事み たんだけどそこはもっと厳しかつが付けば五十を過きているし」 になった。閉鎖病棟の串署が病院 たよ。食事の時は患者はみんな整慣れない環境に疲れた椎野はもの外に出られるのは、症状が良く 列させられてさ。ここみたいにうとっくに眠っており、清治は会なって外出を認められた串以外 ルームの扉が開くまで廊下で思い 話には加わらず目尻に涙を浮かべはこのように他の病院あるいは歯 思いに座り込んでいるなんて事はて天井を薄目でじっと見ている。 科医にかかる場合くらいに限られ 出来なかったよ。それを考えたら注の首に腫物ができたことがる。悪性の物ではないかと周りが この病院はいい方だと思うな。」 あった。首の右側の後ろにピンポ心配するのに対して清治は他人事 「森谷さんは退院したことは無 ン球くらいの半球状の盛り上がりのようなキョトンとした顔をして いのかい ? そんなに具合が悪そができたのだ。周りに比べてそこ うにも見えないけど」 だけが白っぽく膨らんでいる。看看護婦に付き添われて出かける 「退院してた事もあるんだけど、護婦が何人も集まり代わる代わ段になって、清治は自分用の天袋 23 私と家族の手記

7. 月刊 みんなねっと 通巻第127号 2017年11月号

できると、沖さんは、ぼんやりで世界一周をすることだったそ せつかく生まれてきたのだかしたり、趣味の「しの笛」を吹うで、いっかは実現させたいと 号 月 かれます。しの笛とは、平安時言われます。 年 代より、主に大衆の間で広く愛 自分で自分をほめなあかん 用されてきた日本の伝統的な木人が共通して願っていること 加えて沖さんは、雑談薬局を管楽器で、細めの竹「篠竹」に 今回、沖さんがこれまで歩んっ 訪れる患者さん、さらには、家唄ロという息を吹きこむ穴と、できた人生のほんの一部を紹介な ん 族等で相談に来られる人たち指穴をあけたシンプルな構造のさせていただきました。そのこ み に、支えられていると言います。横笛です。 とを通して、改めて、「自らの また、普段どちらかというと、 そのような沖さんは、友だち人生の主人公としての家族の暮 沖さんは人の話を聞く側が多い と、「自分で自分をほめなあからし」について述べたいと思い ように感じますが、時折、人生ん」と話されるそうです。頑張っます。 の先輩であるソ 1 シャルワー て片付けをした後など、自分へ 人はたくさんの人たちの人生 カーと話をすることで、気持ちのご褒美として、美術館へ行っを知り、つながることによって、 がリセットできるそうです。そたり、友だちと食事に行かれま今を生き、そして未来を志向で れが、沖さんのガス抜きになっす。そんな沖さんが、元々抱いきるのではないでしようか。人 ていると言われます。 ていた将来の夢は、歳で仕事は、多くの生き方のモデルを知 とはいえ、普段は仕事に追わを辞め、四国八十八カ所をとおることによって、生き方の多様 れているものの、少しゆとりがしで巡ることや、ピースポート性に気づくことができます。ま ら。」 た、人とつながることによって、さん、及び、ホームヘルバーさん / 気負わず、素直に向き合おう 孤独感から解放され、安心感がや看護師さん。また、お子さん、とする人に対して、周囲は心を 得られると共に、支えられたり、及び、家族会の仲間。薬局を訪開くことができる。 一方で、支えていることを実感れる患者さん、友人、信頼のお / 本気で相手を思いやる人の周 けるソーシャルワーカー等でりには、自然と人が集まる。 できます。これらを通して、私 たちは、「ま、これでいいか」す。それらの人たち全てが、沖 人が願うことは、意外と共通 等と、色んな生き方を、自分のさんにとって大切な存在となっ 中で正当化できるのではないでています。沖さんを取り巻く人していることが多いように思い たちは、それぞれ立場は異なります。「案外、この社会も捨て しょ , つか でも、人は自分のことならまます。でも、人として、願ってたもんじゃない」と感じ、人や いること、感じ方は共通する部社会を信じることができるよう だしも、こと最愛の家族のこと になるなかで、少しずつ、人は 分が多いことを実感できるにつ になると、今もさることながら、 よろい 未来が心配でたまりません。それて、自分を開いた生き方につ自分の鎧を脱ぎ、等身大の生き ながっていくのだと思います。方に近づくのではないでしよう のような時、様々な立場の人た ちと交流する中で、多くの情報 ( あおききょひさ ) を知れたり、人の情を実感する / 人は、一度きりの人生を有意 なかで、「ま、何とかなるか」義に過ごしたいと願っている。 / 人が、穏やかな雰囲気を醸し と未来が志向できます。 沖さんの場合で一一一一〔えば、お母出すと、周囲はいやされる。 かも 33 知ることは生きること

8. 月刊 みんなねっと 通巻第127号 2017年11月号

4 月号の「国への意見や要望の人にも障害年金を認定して戴 7 月幻日 ( 金 ) 午前Ⅱ時から都 庁第一一庁舎会議室において、先 〇をみんなねっとへ提示し、それきたい。 号 を国へ要望していくことが家族もう一つは公平性の向上を図に本年 3 月日に開催された平明 わ 会の役割であり、それらの活動るために認定基準を明示して戴成四年第 1 回都議会本会議で全 年 きたい。税制では国民が税額を会一致で採択された請願に基づ なが制度の改善につながる」とい 算出できる程に具体的な算出基き、心身障害者医療費助成制度 んう考えに全く同感です。 み現在の生活費を確保する仕組準を明示している。また、障害年を精神障害者も対象にするため「 〇みは次のとおりです。主な収入金は保険料と税によっているのの予算要望書を東京都福祉保健 な 〇源は、基盤としての障害年金、でしようから認定基準を国民に局医療助成課の菱田彰医療助成ん 課課長代理 ( 医療調整担当 ) に 〇親の援助 ( 死後は遺産相続 ) 、明示するのは当然のことと思い 〇可能な場合の僅かな就労収入なます。なお、厚生省発表の「精神手渡しました ( 写真 ) 。 どであり、障害年金がないなど障害者が安心して暮らせる地域当日は、真夏の蒸し暑い中、 〇 加藤真規子東京マル障の会会 収入不足の場合には生活保護が包括ケアシステムの構築」には、 〇 ある。しかし、障害年金があれ生活費の確保は不可欠でしよう。長、東京つくし会眞壁博美会長 など名が参加しました。 〇ば親の援助等を含めて生活費を この際、同時に提出したのが、 確保する計画を立案し、その計 地域の話題 「東京に暮らす精神障害者の医 画の中に達成できそうな就労収 入目標を設定することが可能と◆「東京に暮らす精神障がい者療費の負担度に関する調査」報 なり、前向きな気持ちや集中力の医療費の負担度に関する調告書 ( 頁 ) です。 当日は、本田副会長より、報 を育んでいくことが期待でき査」報告書について 告書の概要を説明し、都側に提 る。また障害年金と生活保護の東京都精神保健福祉家族会連合会 副会長松沢勝出しました。 公費負担額に顕著な差異がある 当会では、来年の平成年 4 とは考えにくい。従って神経症東京都連は、今夏の暑い中、 月に創立周年記念を迎えます健康調査をみて愕然とし が、この間この種の調査は初めました。 ての試みでした。今回のマル障 以下その一部を紹介し の要望を行うにあたり、実感とます。 してはわかっていましたが、具◎精神障害者の平均収入 イ的数字で精神障害者の心身の 月額 71 、 3 91 円 ◎経済的事情で受診でき ない主な理由 家族に負担・ 9 % 生活苦・ 9 % わ ◎日中活動の場所 ページでご案内の通り、有料 ( 1 ・行き場所なしが ・ 4 % と一部円 ) で配布させて頂きな 番多く、次いで就労継続支援ます。申し込み用紙も掲載してん 型事業所・ 3 % を凌いでいまおります。 み す。 ◎収入状況 「読者の皆様へ」 亠な 当会では本誌内容について、執筆〇 ・障害年金・ 6 % と一番多く 者への直接のお取り次ぎは致してお〇み 年金に頼らざる得ない生活とな りません。内容についてのご意見ご〇 っています。 感想等は、投稿としてお寄せいただ 〇、一 調査報告の詳細につきましてければ幸いです。また、「みんなのわ」 〇ペ コーナーにお送りいただいた各種文 は、当会が発行しました、報告 書、作品等は原則としてお返し致し〇諸 書をご覧下さい ませんので、ご了承ください なお、東京つくし会のホーム

9. 月刊 みんなねっと 通巻第127号 2017年11月号

6 ・保・医療の推進に関して事務局長が会を代表して厚生労と。 は、早期退院及び地域移行を推働省へ「精神の障害年金に対す②初診日認定の一層の緩和と柔 軟な運用。 進することと、いわゆる社会的る改善要望書」を提出しました。 入院の解消と長期入院患者の退要望の趣旨は次の通りです。③精神障害者の認定基準に労働 面するこ 院目標値が挙げられたことか 「今年 4 月 1 日から障害基礎能力を実態に即して評イ ら、その余りにも少ない目標値年金の審査、判定が障害年金セと。 に対する疑問を述べました。「重ンター ( 東京 ) に一元化されま④診断書の日常生活能力の程度 度かっ慢性」として地域移行のした。これにより、判定の地域を精神障害者の特性に応じた内 範囲からはずされた患者には、格差の改善を望みます。ただし、容にすること。 襾よ、実態を精 きめ細やかな医療と福祉の支援一元化といっても、認定の多く⑤就労状況の評イ ( を地域で受けられる体制づくり は従来の都道府県毎の認定医に査して慎重な配慮を望みます。動 の を、と願わずにはいられません。委託されての運用とお聞きしま⑥無年金障害者の救済。 と っ ( 飯塚壽美 ) す。また、精神・知的のガイド⑦認定が診断書と認定医によっ ね 亠な ラインについては、 3 年後に検て左右される実情を改善するこ ん み 証するということになっていると。」 お知らせ 2 す * 詳しくは、みんなねっとのホす ことも鑑みて、障害者年金につ みんなねう、との動 ま し ームページをご覧ください。 いて以下 7 点の要望をいたしま せ ら ( 小幡恭弘 ) ■精神の障害年金に対する改善す。 知 お 要望書提出 ①障害年金 2 級を生活保護基準 8 月日に本條理事長、小幡並みの年金額に引き上げるこ して、以下の項目が取り上げられ内容が連なりました。 相談支援体制の構築では当 ました。 ) 、、 は意思決定支援の推進 2 その中でも、意思決定が困難事者によるピアの相談活動を更号 相談支援体制の構築③地域移行な障害者に関する対策に関しに拡充するとあったことから、 年 支援、在宅サービス等の充実④障て、保護者制度の下、医療を受家族調査の結果、発症時に 9 割 害のある子供に対する支援の充けさせる義務などを課せられ家に上る家族が精神の情報がら孤 と っ 実 3 障害福祉サービスの質の向族は、時に本人の意思を無視せ立していたこと、根強い偏見が 上等⑥福祉用具その他アクセシざるを得ない苦しい立場であっ残る社会がら孤立し、支援が必な ん ビリティの向上に資する機器のたこと、公的保護者制度の確立要にもかかわらず、支援からも み 普及促進・研究開発及び身体障害と、医療中断者や緊急時に必要孤立していたことを伝えて、保 者補助犬の育成等⑦障害福祉をとなる本人の自己決定を可能と健所のさらなる支援機能の拡充 する仕組みづくりが必要であると、家族によるピア活動の有効 支える人材の育成・確保など。 また、 6 ・保・医療の推進でと意見しました。成年後見制度性を訴えました。 また、精神障害者が地域の一 は、①精神保健・医療の適切な提については、財産管理以外に、 員として安心して暮らすよう 供等 2 保健・医療の充実等③保地域で生きていく上での様々な 健・医療の向上に資する研究開発支援を担う存在でありたい事に、「精神障害にも対応した地 等の推進④保健・医療を支えるや、普段の生活を熟知した家族・域包括ケアシステム」の構築が 人材の育成・確保 3 難病に関する関係者、福祉の専門職等が継続掲げられたため、改めて医療と 保健・医療施策の推進⑥障害の原的に集まり、本人を中心に協議福祉の多職種チームによる訪問 因となる疾病等の予防・治療がテするような、相談・連携づくり型治療と支援が望まれると意見 しました。 ーマとなり、精神に関わる重要なが求められると述べました。

10. 月刊 みんなねっと 通巻第127号 2017年11月号

を受けている理由をお聞きしま示も求めていく予定です。早期 辛いことだったでしようか。 たが、到底納得できるものではの退院を目指して退院予定の地 「考える会」による なかったので、早く身体拘束を域のソーシャルワーカーとの話 相談、訪問活動 解除するように申し入れましも始めました。 ケリー 考える会では可能な限りこの ・サベジさんの死をた。同時にご本人と面会もして きっかけに立ち上がった " 精神きました。薬の影響か少し呂律ような活動をしていこうと思っ 科医療の身体拘束を考える会 ~ がまわりにくいところもありまています。 ですが、身体拘束を巡る様々なしたが、いろいろな話をしたり、 精神科医療の身体拘束を 相談が寄せられています。実際握手をしたり、時折笑顔を見せ る 考える会の要請事項 え に活動をしていてわかるのは、手を振って別れてきました。手 考 連絡をくださる方で一番多いの首には拘束帯の跡がくつきりと " 精神科医療の身体拘束を考 拘 は「家族」の方々ということで残り痛々しかったです。病院側える会 ~ では、次のことを国に 体 身 る 対して求めています。 す。先日は、息子さんが精神科 は、日中段階的に 1 時間から 3 ・精神科病院内において、長 病院内で 3 か月間身体拘束をさ時間身体拘束を外す ( 1 日の内 療 れ続けている、というお母様か 時間 ( 時間以上 ) の身体 幻時間から時間身体拘束され 医 科 拘束を禁止すること。 らご連絡を頂きました。お母様ている ) 方法をとっていたので 神 精 2 ・精神科病院内において、身 と私と考える会のメンバーで訪すが、私たちの訪問もあり今は 問してきました。私たちは主治日中はほとんど外すようにして 体拘束による人権侵害が起特 きていないかを早急に調査 医や医療スタッフから身体拘束くれました。今後、カルテの開 神保健指定医と呼ばれる一定のにたい」と口にする時は、本当な声をあげていた女性の方がい 研修等を経た医師がそれを判断に死のうとする時ばかりではあました。何度叫んでも来ないの号 月 します。 りません。「死にたくない。生で、「死のうとするように見せ 年 きたい。でも死にたいほどっられば誰かが来てくれるのではな ア・自殺企図又は自傷行為が著 い」。そんな時「死にたい」と いか」と考え、手で首を絞める と しく切迫している場合 話すこともあります。これを「自ようなふりをしたそうです。そ っ ね イ・多動又は不穏が顕著である殺企図又は自傷行為が著しく切うしたらようやく看護師が来て 場合 迫している」と判断され身体拘くれたけれど、すぐに身体拘束み ウ・ア又はイのほか精神障害の束されることも有り得ます。そをされたそうです。実にやりき ために、そのまま放置すれんな気持ちの中で身体拘束されれない話です。 ば患者の生命まで危険が及てしまったら、もっと心が傷つ 要件のイにある「多動又は不 ぶおそれがある場合 いてしまうでしよう。また、次穏が顕著である場合」はどうで のような話もあります。精神病しようか ? こんな例があり これを「専門家」が判断する院の中にある隔離室と呼ばれるます。ある方が精神科病院内 から良いことと思われかもしれ外から鍵がかかり自分では外にのホ 1 ルで気分が落ち着かず、 ませんが、それには大きな落と出ることができない部屋があ立ったり座ったりをしていたそ し穴があります。 ります。ここに閉じ込められ、うです。これを「多動」と判断さ これは当事者の方から直接聞ナースコールもないので他に方れ、身体拘束をされたそうです。 いた話ですが、当事者の方が「死法もなく、出して欲しくて大きこれもご本人にとってどれだけ