みの中で回復していくのだろうタッフがつながっているかどう 現場での渡邊さんと三ッ と。 かが問われます。 # さんの思い オープンダイアローグ ( 開か たどり着いた考え方 訪問看護のなかで、利用者と れた対話 ) は、個人が「開く」 向き合って対話をしようとして 渡邊さんや三ッ井さんは、訪のと同時に支援する社会の側に も始めはうまくいかない場合も 問看護の仕事の成果として、「劇も「開く」ことが求められます。 あります。それが課題です。 的な改善」や「良くなったこと」当事者が地域のみんなとつなが 人と人との間でうまく対話が には着目していません。 ることではないでしようか。地 できなくなった人のところに 根本的な考え方として、当事域の支援機関に誰もが安心して 行って、その人と対話ができる者から困難な話を聴いたときアクセスできるように、地域の 切 大 ようになるのでしようか ? 「でに、これまで通りの個人の病気体制を整えなければならないと を きますよ」とは言えません。 としての考え方に陥らないよう 思います。 と 対話ができるようになった人にします。まず孤立しないよう そのなかで、訪問看護ステー 尊 がいたとしても、オープンダイに、つながりをつくります。 ションは地域密着型となり、ス の アローグのなかだけで対話がで 地域の関係者とも考えを分かタッフは、同じ地域に生きる者と きるようになったのではなさそち合い、一緒に積極的な支援に同士として、「利用者と一緒に と うと、渡邊さんは考えています。取り組むようにします。その人生きていよう。元気になってほ 人は訪問看護の時間の中で回復に必要なことが、外にあったとしい」とは思います。「生活を特 するのではなく、日常生活の営きに、そことのス支えたい」と願う中で、一つの 訪問を行います。 1 件にかけるの稼ぎはありません。 ニックが地域にあり、そこの患 時間は、分以上から 1 時間未訪問対象者の年齢は、川代か者さんを訪問することもよくあ号 月 満が報酬の対象になります。今ら代まで、様々の年齢の方が ります。そのクリニックには診 年 のところ、訪問看護ステーショ います。取材を受けたこの日に 察室はなく、ケロプダス病院の ンの収支は黒字ですが、残る程は、渡邊さんは 3 件訪問し、そようなミーティングルームがあ と っ るだけです。ただ、週に 2 日し の方々の年齢はそれぞれ代、 ね 、、代、代でした。三ッ井さんか開いていなくて、ホームレス ん み の方が対象です。 代の方々を訪問しました。 < N 0 0 のスタッフのこれ につながる利用者までの退職者数は 2 桁に上りま の方々は、それ以前にデイケアす。計画や結果にこだわる人は、 や作業所を利用してうまくいか辞めていきます。最初に立ち上 ず、その後にたどり着くケースげたときから残っている人は、 が多くあります。ひきこもりの渡邊さんと間代のスタッフ 1 名 方は、それまでに様々な支援でだけです。しかし、いま残って 不本意な仕打ちに遭い、人とっ いるスタッフは全員、同じ考え ながることに「こりごり」して方に立てて、熱い意欲に燃えて いるのかもしれません。 います。 「グラッチェ・ガーデン」で渡邊さん と三ッ井さんにお話を伺いました 森川さんたちが開いたクリ
計画であることを強く意識したる場面もありました。 知っておきたい一 ( 、 ものです。 今回提示された " 基本計画の号 パラリンピックが日本で開催策定に向けた政策委員会意見 精神保健福祉の動き 年 されることは、障害者の社会活 ( 案 ) ~ の方向では、各項目を基 ■障害者政策委員会 ( 第回 ) 動への参画を促す大きな契機で本法と対比させています。精神 と っ 障害者の家族を代表して、精一 月幻日に開催された委員会あり、世界中から多くの人を迎 ね は、第 4 次障害者基本計画を検えることから、「社会のあらゆ杯意見を伝えたいと臨んだ今回な 討する最後の機会でした。昨年る場面におけるアクセシビリテの委員会では、小さな点も含めみ 川月に開催されて以来Ⅱ回の会イの向上」を取り入れていくこて 5 点意見を述べました。 と、成熟社会における先進的な◎保健・医療の推進【基本的考え 議を重ね、まだまだ提言したい ことはありますが、充実した内取組を世界に示す機会であると方】【精神障害者が地域の一員と 容になったと思います。今回出しています。また競技大会そのして安心して暮らすため、精神 された意見は、石川准委員長がものをゴールととらえるのでは障害者への医療の提供・支援を必 担当課と最終確認をして、パプなく、開催後も得られた成果を要な限り地域において行 , つ。ー リックコメントとして公開され活かして、共生社会の実現に向た入院中の精神障害者の早期退 院及び地域移行を推進し、いわゆ けて一層の取組を重ねていくこ ます。 今回の検討は、年にとが明記されました。委員の一る社会的入院の解消を進める。 東京オリンピック・パラリンピ人である大日方邦子さんがパラ◎精神疾患の予防と早期発見方 ックが開催されること、また国リンピックの団長となったこと法の確立及び発見の機会の確保・ 連の権利条約を批准した直後のが報告され、全員が拍手で称え充実を図る。◎精神障害者に対 活動への支援。◎心神喪失等のを准めると明記するよう意見し毎回大量の資料を読みこなすの 状態で重大な他害行為を行ったました。 は大変な作業でしたが、良い学 者の医療及び観察等に関する法学校、職域及び地域におけるびの機会となりました。 律に基づき、同法対象者に対する心の健康に関する相談、カウン 精神保健医療と福祉が連携したセリング等の機会の充実によ 支援の提供を充実させる。 り、一般国民の心の健康づくり■交通運賃割引制度推進ー 前回提言した長期入院者の退対策を推進する。加えて、学校国土交通省が精神障害者への運 院率に関しては、「これからのにおいては子供の心の変化に気 賃割引適用を要請 精神保健医療福祉のあり方に関付くための取組の促進、職域に みんなねっとは、精神障害者 する検討会」の報告書の内容をおいては事業者によるメンタル にも交通運賃割引の実現を求め き 動 踏まえ、精神科病院に入院中のヘルス不調者への適切な対応、て国会請願や地方議会からの意 の 患者の意思決定支援等の権利擁地域においては保健所、精神保見書提出の運動を進めてきまし 護について、医療機関以外の第健福祉センターで心の健康相談 た。こうした全国の家族の力を健 三者による意思決定支援等の権を行う。と表記されたことも良合わせた運動により、国土交通襯 利擁護を行うことを検討する。 かったと思います。 省は鉄道事業者や都道府県バス き とされことは、一歩前進かと思 今後はパプリックコメントで協会などに協力要請を行ってい お て います。その上で、世界で持出意見を募集して、最終案となります。なお、国交省の依頼文書 っ 知 ・た病床数ど長明入院者 1 掏束ます。是非皆様には多くの意見に添付されている実施事業者一 の問題医療審査会のあり方なを寄せていただきたいと思いま覧の公営事業者については、 ( 飯塚壽美 )
も参加するようになっていましは積極的に多くの授業に参加さ 私は 2016 年に、虹丘さん た。その中で、自らを家族教室れました。ある日、授業後に参たちと数名で、福島原発の被災 につないでくれたの後姿加した懇親会会場のトイレで並地域 ( 帰還困難区域 ) へ行き、ゴー から、「私が目指したいのは高齢んでいる時、声をかけてくれたストタウンと化している街を視 者のケアではなく、精神障がい 学友が、奇遇にも精神障がいの察して、言葉にならない思いを 者のケアだ」と考えるようになつある人の兄弟姉妺だったのです。共有したことがあります。その ていきました。さらに、偶然のこのことがきっかけとなり、兄虹丘さんの一番好きなことは、 出会いも後押しします。虹丘さ弟姉妺の会につながりました。 ゲラゲラ笑い、ゴクゴク飲むこ んが働いている高齢者施設に、 そして、実際に参加すること と、と言われます。実際、福島 ひとく / 、 以前勤めていた航空会社の 0< によって、家族と言っても、一括県相馬市で入った居酒屋では、 の先輩が実習に来られ、再会をりにすることができず、その立被災した店の大将のいいところ 果たしたのです。「 0< だった者場性によって、距離感等が随分をいつばい引き出され、場を和 でもそんな道があるのか」と、異なることを知れたと言います。ませ、皆で語りやすい雰囲気を と を目指すことに大きくっ 率先して作って下さいました。 こ る ながっていったと言います。 相手が、喜ぶ、元気になるように、 間違いなく、虹丘さんもたくさ き 生 常に受け取リやすいバトンを渡すんの荷物を背負って生きている まなざ 兄弟姉妹の会を知り、つながる ここからは、虹丘さんのこと はずなのに、眼差しは常に応援こ る 虹丘さんはを目指し、を私なりに振り返りながら、未者なのです。それはきっと、こ 知 2014 年、大学に入学した後来を語りたいと思います。 れまでの歩みのなかで、身につ の精神科病院では、主治医と話年 3 月Ⅱ日に起きた東日本大震掲載されている精神科病院を訪 ができるような雰囲気も感じら災です。また、震災の直前には、ねてみたことがきっかけとなり、 れなかったのです。 お姉さんの夫が亡くなり、弟さ「家族教室」の存在を知り、他の このように、これという情報んのこともあり、何よりも、被家族と出〈ムうことになります。 が得られないなかでも、虹丘さ災地の人たちのことを考えると、 そこでは、多くの家族の抱え んが精神医療に求めていたのは、 「ポンヤリしていられない」と一ている悩みが決して同じでない 「弟をなんとか治してくれないか念発起されたのです。 ことがわかった、と言います。 なあ、でも治るのかなあ」とい その後は、持ち前の行動力で、その一方で、精神障がいによる う思いでした。 産業カウンセラー、介護職員基生きづらさを持って生きること 礎研修の受講を始めました。まが、どれほど難しいことかを実 ボンヤリしていられない、動きた、「ふんばろう東日本」という感することもできました。しか 出そう チームに入り、被災地の人々とし、だからと言って希望を捨て 虹丘さんは、年に航電話で話したり、さらには、宮てはいけないこともわかり、虹 空会社を退職した後、 0< とし城県石巻市にも行きました。 丘さんは勇気を得られたのです。 て身につけたものを活かし、塾 やマナー講師、さらには、クリ家族会に参加し、暮らしの多様自分自身の生き方として精神保 ニックで働いておられました。 性を知る 健福祉士 (a-(f)3) になろう そのような最中、大きな転機震災の翌年の 2012 年、虹 虹丘さんはその後、高齢者施 が訪れます。それは、 2011 丘さんは、お母さんが読んだ本に設で働きつつ、徐々に家族会に みんなねっと 2018 年 2 月号 28
円 ) レる、 ■池袋には多くの飲食店がる友人と飲みに行く機会が 0 含た 2 のドれい 料く 0 よアさどさ あるが、居酒屋やバーなどあった。 んノ稿くた価譴せ 6 6 ・ 0 雑居ビルに入る飲食店の多友人と言っても、面識が 一几又 定購合ビ 4 Ⅳ み + 入 。 O いチ 5 くは店のホーム。ヘージなど出来て浅いのだが、いろん 二一一口 費 6 問グ一 。、こ 会 3 お なことを話しているうちに 持たない小さなお店。 リ 7 一生 一稿すをお ホ 8 ペ信旧 それらのお店の通りには、時間が経ち、気が付けば 6 ペ投。 , を 号費間間 3 9 ム田 の。て他ム 月会年年 辻々に呼び込みのお兄さん時間一緒に居て、 3 件のハ 1 3 ホ織 者た扣の一 2 助人体一 こたちが立っており、通る人シゴ酒。 読しにそネ 年賛個団 っ 0 【 / ( 伝 -4 ・ O -1 の一 たちに声をかけてくる。 あまり飲めない私にと 0 まんッ 5 会 一 3 紙 少しでも立ち止まろうもてはとてもめずらしい出来ま吼本 きガ 0 に @ 族方 号連袋表 のなら。「お兄さんお兄さん、事だった。 会池 1 3 0 祉東 1 一社 何をお探しですか ? 」「いし 「サシで飲むなんていつ以稿う 5 家る 福区 2 c 会 殳よはれ お店紹介しますよ」「ねえね来だろう」 健島 9 一式 レきⅲ性稿第保豊一株 え、お探しなんでしよ」とそんなことを思いながら、 丿で投巻神都 7 3 刷 。完全無視をめずらしいことする自分に 誠にしつこい で通日精和京 1 印 1 国義東 9 0 敷 メレ年ム しているのに通りを 2 っ横満足だった。 全條 3 6 倉 っ 2 人本田一 「次も計画しましよう ! 」 法 9 3 替本 わメ住ネ 年 ね 団長間 c 振製 これらの手合いはトラ。フそう言ってもらえたことのが、ン 、ひ 8 阯社 益事 1 便 な稿ⅲ名ペ ん ルの元、関わらないのが一カ女 2 公理〒垂篳 。、喜しく、次の計画も準備ん投氏 番なので通るときには素振中。おいしい居酒屋を探すみのははお 」日者 ・一丁一丁 げへス方な のも楽しみになった。 りに気を付けている。 月発発 ( 山本 ) 同郷で単身赴任をしてい 知っておきたい精神保健福祉の動き / 特集 ( 各号にタイムリーなテーマで 掲載します ) / ( 投稿 ) 私と家族の手記 / 連載①街の診療所からのお便り 連載②精神科医療の現状と改革の展望 / 連載③知ることは生きること / 連 載④真澄こと葉のつれづれ日記 / みんなのわ ( 読者のヘージ ) ほか 月刊みんなねっと』これまでの特集の紹介・ ■ 2015 年・ 【品切れ】 11 月号 : 日本でも本人と家族をともに支援する家族支援の実現を 1 2 月号 : 戦後 70 年と障害者権利条約 ( 藤井克徳 ) ■ 2016 年・ 1 月号 : 世界から見た我が国の精神保健医療福祉 ( 長谷川利夫 ) 2 月号 : 精神障害者と差別解消法 ( 池原毅和 ) 3 月号 : 障害者総合支援法施行 3 年後の見直し ( 本條義和 ) 【品切れ】 4 月号 : 家族だからできる家族支援『家族による家族学習会プログラム』 ( 岡田久実子 ) 【品切れ】 5 月号 : 精神障がい者と家族ーそれぞれが自立し、ささえあうために① ( 白石弘巳 ) 【品切れ】 6 月号 : 精神障がい者と家族ーそれぞれが自立し、ささえあうために① ( 白石弘巳 ) 【品切れ】 7 月号 : みんなねっと「政策委員会」の取リ組み① ( 野村忠良 ) 8 月号 : みんなねっと「政策委員会」の取リ組み① ( 野村忠良 ) 9 月号 : メンタルヘルスと福祉教育をめざして ( 松本すみ子 ) 10 月号 : 訪問看護が家庭内暴力とどう向き合うか ( 原子英樹 ) 11 月号 : 家族の思いから立ち上がった ACT のとリくみ ( 宮崎富夫・倉知延章 ) 12 月号 : 家族が求めていた訪問支援が実現するまで ( 岡田久実子・吉澤美樹 ) ・ 2017 年■ 1 月号 : 東京ソテリアにおけるイタリア交流事業のとりくみ ( 塚本さやか他 ) 2 月号 : 精神科におし、てアウトリーチはなぜ大切か、どう進めたらいいか① ( 渡邉博幸 ) 3 月号 : 精神科においてアウトリーチはなぜ大切か、どう進めたらいいカ 0 ( 渡邉博幸 ) 【品切れ】 4 月号 : オープンダイアローグ ( 開かれた対話 ) の話 ( 飯塚壽美・野村忠良 ) 5 月号 : イタリア精神保健見聞記 ( トレントの地域精神保健医療 ) その 1 ( 野村忠良 ) 【品切れ】 6 月号 : イタリア精神保健見聞記 ( トレントの地域精神保健医療 ) その 2 ( 野村忠良 ) 7 月号 : それぞれの自立をめざしてその 1 ( 夏苅郁子 ) 8 月号 : それぞれの自立をめざしてその 2 ( 夏苅郁子 ) 9 月号 : それぞれの自立をめざしてその 3 ( 夏苅郁子 ) 10 月号 : 当事者の地域生活の実現をめざす精神科病院 ( 木全義治ほか ) 1 1 月号 : 精神科医療における身体拘束を考える ( 長谷川利夫 ) 12 月号 : 当事者中心の地域支援再考 ( 山本昌知 ) ・ 2018 年■ 1 月号 : ピアサポーターと協働した地域移行支援の実践 ( 柳尚夫 ) 〔 0 「月刊みんなねっと」のパックナンパーのお申し込み方法・ 電話、 FAX 、みんなねっとのホームページよりお申込みいただけます。 代金は「 300 円 x 冊数 + 送料 80 円」となります。 バックナンバー発送時に振込用紙 ( 郵便振込 ) を同封させていただきます。 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) 〒 170 ー 0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 46 ー 13 ホリグチビル 602 電話 : 03 ー 6907 ー 921 1 FAX : 03 ー 3987 ー 5466 月刊みんなねっと ~ 毎月こんな内容でお届けします ~ 編集後記