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検索対象: 月刊 みんなねっと 通巻第134号 2018年6月号
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1. 月刊 みんなねっと 通巻第134号 2018年6月号

日常的にストレスを抱え、 すぐに保健医療につながりにく に行き渡っていない現状も明ら 4 % の親が精神的な健康に問題 いこと、病院等で治療を受けるかとなりました。 を抱えていました。 ことに対する抵抗感と、家族に つまり、社会からの孤立・情 さらに病状が悪化した際に精神疾患をもつ人がいることを報からの孤立・支援からの孤立 ・ 9 % の家族が暴言や暴力が周りの人から隠そうとする心という主に 3 つの間題点を背景 みられたと回答しました。同時理、そして病状が悪化してしまとして、精神疾患のある人のい ・ 4 % の家族はこれらのよった時に家族がとる手段がほとる家族は自宅で看護するしかな うな状態になったことはないとんどないことが、現在の精神保 い状態に追い込まれています。 しました。こうした暴言や暴力健福祉の問題点として挙げられ諸外国に比べ医療アクセス改革 は病状が悪化した際に見られるます。 は大きく遅れているため、精神 もので、そのような状態になる そして最終的に家族の病状が保健医療、福祉の改革が強く望動 の 前に治療を受けることでこのよ悪化してしまった際に、病院にまれます。 と っ うな状態になることを防ぐこと連れていこうとしてもそうした 言査結果から見ると、「監禁」 ね な ができ、仮にそうなってしまつ手段が公的には整備されていまという状態は決して許されるも ん み た場合でも治療を受けることにせん。家族が無理やり連れてい のではありませんが、重度の精 す よって比較的早い段階でこのよけば家族に対する不信となり、 神疾患がありながら日中特に何 ま し うな状態が改善します。 民間の移送サービスを利用するもすることがなく、家族の看護 今回の事件の背景には、精神と高額な費用がかかります。まだけで生活している人々が相当ら お 的な疾患をもった際に、精神疾た、治療が行われ病状が安定し数いることが推測されます。 患としての認識を持ちにくく、ていても、福祉サービスが十分 お知らせします ものでした。 状況について現時点の見解を述 みんなねっとの活動 奇しくも今年は精神科医呉秀べるものです。 三が精神障害者の私宅監置 ( 自 当会では、 2017 年度に家 ■「おおくの家族が心配事や困宅の中に設置された隔離室で監族支援に関する全国調査を実施 難を抱え、精神的に問題を抱え禁すること ) の実態報告書を政し、その調査結果によると、「日 ている ( みんなね 0 と全国調査 ) 府に提出してから年目と中何もしていない」人が . 2 大阪・兵庫の現代版私宅監置となります。これをき「かけとし % 、障害者総合支援法のサービ も = = える相継ぐ事件は、他人事て 1950 年に精神衛生法が制スを利用していない人が . 8 では決してない ! 」との見解を定され私宅監置が禁止されまし % にのぼり、障害支援区分認定 発表 ( 抜粋 ) を受けている人も・ 8 % にと 私たち全国精神保健福祉会連 一世紀を経た今日において、どま「ています ( 「わからない」 合会は精神に障がいを持「ひと精神疾患を持「子どもを家族がを除く ) 。重度に限定すると訪 の家族会全国組織です。 長年監禁していたという点につ 問看護も受けず、 ・ % の人 3 月兵庫県、昨年の月大阪 いては全国精神保健福祉会連合が「日中なにもしていない」と 府で類似する 2 つの事件の報道会 ( 以下、当会 ) としても看過し、 ・ 5 % が福祉サービスを がありました。 2 つの事件に共できない内容であるため、それ 利用していないとしました。こ 通することは、児童期に精神障ぞれの事件は背景が異なる部分れらの重度の人々は一日中自宅 害を患「た被害者が家族によ「もあり、事件の全容解明がなさで過ごしていることが予想され 〔 00000 』 0 〔 = 一』」 0000 、 000 = 0 て自宅に長年監禁されていたとれていない段階であることを前ます。一方で・ 3 % の家族が みんなねっと 2018 年 6 月号 2

2. 月刊 みんなねっと 通巻第134号 2018年6月号

円 ) レる、 むさ 何とも不思議な感覚にな 0 〈日た 2 …一■看過できない重大な事件 のドれい 料く 一が連続して起きている今ります。時空を超えて、精な以さだ んノ稿くた価譴せ 6 6 ・」 日、みんなねっとがまとめ神科医療に関する課題と今 定冓円 貝 O ムロビ 4 み一投入く た平成四年度全国調査報告回の全国調査の実態を共有 ・一三ロ 費 6 問グ一 いン 書は、家族の実態を広く世した感覚になりました。 会 3 お 一稿。こお ホ 8 ペ 呉秀三先生が「我が国何 論に伝えていくものになっ ペ投すをを 号費間間 3 9 ム ています。 十万の精神病者は、実にこ の。でム 月会年年 1 、つ 0 ホ 6 助人体一 一調査結果は、多くのマスの病を受けた不幸の外に、者たルの一 っ 0 「 / 読しにそネ 年賛個団 コミにも注目をいただいてこの国に生まれた不幸が重 4 C 11 なるという一し」と称した引まんン います。社会からの孤立・ 会 まよⅲ本よ 情報からの孤立・支援からことに、改めて光を当てる に @ 族方 号 ・池 1 3 の孤立という主に 3 つの 問ことが、精神障害者とそのでう家る 4 止東 1 一社 一題点を背景として、精神疾家族の人権と福祉を考える稿よ ( れ 禰区 2 会 投 0 る別さ 一患のある人のいる家族は自基本になります。 健島 9 一式 きⅲ性稿第保豊一株 一宅で看護するしかない状態呉先生の精神病者私宅監レ ノで広投巻神都 7 3 刷 私は、過日一 ~ ギー 0 ゲ今年、ドキ = メ」タリー映メで年で通日精和京。 , 月全條 3 6 倉 ールを訪ねた際、見学先の画「夜明け前ー呉秀三と血 こ 6 人本田一 / 法 9 3 替本 年 一病院で、日本精神科医療の名の精神障害者年」わメ住ネ ね のが、ン 8 粡長間 c 振製 麦一改革の祖ともいうべき呉秀の上映活動がはじまりま な稿ⅲ名ペ 田益事 1 便 ん 2 公理〒旺郵刷 一三先生の直筆のサインがあす。多くの方に観ていただん投氏 みのははお 」日者 一る来訪者名簿を拝見する機きたいと思います。 げへス方な 一会をいただきました。 月発発 知っておきたい精神保健福祉の動き / 特集 ( 各号にタイムリーなテーマで 掲載します ) / 多事彩々 ( 編集長随想 ) / 連載①街の診療所からのお便り 連載②語りあおう、つながろう、町の中で、日常の中で / 連載③知ることは生き ること / 連載④真澄こと葉のつれづれ日記 / みんなのわ ( 読者のヘージ ) ほか ・「月刊みんなねっと」これまでの特集の紹介・ ・ 2016 年■ 2 月号 : 精神障害者と差別解消法 ( 池原毅和 ) 3 月号 : 障害者総合支援法施行 3 年後の見直し ( 本條義和 ) 【品切れ】 4 月号 : 家族だからできる家族支援『家族による家族学習会プログラム』 ( 岡田久実子 ) 【品切れ】 5 月号 : 精神障がい者と家族ーそれぞれが自立し、ささえあうために① ( 白石弘巳 ) 【品切れ】 6 月号 : 精神障がい者と家族ーそれぞれが自立し、ささえあうために① ( 白石弘巳 ) 【品切れ】 7 月号 : みんなねっと「政策委員会」の取リ組み① ( 野村忠良 ) 8 月号 : みんなねっと「政策委員会」の取リ組み① ( 野村忠良 ) 9 月号 : メンタルヘルスと福祉教育をめざして ( 松本すみ子 ) 10 月号 : 訪問看護が家庭内暴力とどう向き合うか ( 原子英樹 ) 11 月号 : 家族の思いから立ち上がった ACT のとリくみ ( 宮崎富夫・倉知延章 ) 12 月号 : 家族が求めていた訪問支援が実現するまで ( 岡田久実子・吉澤美樹 ) ・ 2017 年・ 1 月号 : 東京ソテリアにおけるイタリア交流事業のとリくみ ( 塚本さやか他 ) 2 月号 : 精神科においてアウトリーチはなぜ大切か、どう進めたらいいか① ( 渡邉博幸 ) 3 月号 : 精神科においてアウトリーチはなぜ大切か、どう進めたらいいか① ( 渡邉博幸 ) 【品切れ】 4 月号 : オープンダイアローグ ( 開かれた対話 ) の話 ( 飯塚壽美・野村忠良 ) 5 月号 : イタリア精神保健見聞記 ( トレントの地域精神保健医療 ) その 1 ( 野村忠良 ) 【品切れ】 6 月号 : イタリア精神保健見聞記 ( トレントの地域精神保健医療 ) その 2 ( 野村忠良 ) 7 月号 : それぞれの自立をめざしてその 1 ( 夏苅郁子 ) 8 月号 : それぞれの自立をめざしてその 2 ( 夏苅郁子 ) 9 月号 : それぞれの自立をめさしてその 3 ( 夏苅郁子 ) 10 月号 : 当事者の地域生活の実現をめざす精神科病院 ( 木全義治ほか ) 1 1 月号 : 精神科医療における身体拘束を考える ( 長谷川利夫 ) 12 月号 : 当事者中心の地域支援再考 ( 山本昌知 ) ・ 2018 年■ 1 月号 : ピアサポーターと協働した地域移行支援の実践 ( 柳尚夫 ) 2 月号 : ひとリひとりの自尊心と思いを大切に 3 月 : 息子の障害から学んだこと ( 橋ロ亜希子さんに聴く ) 4 月号 : 配偶者・バートナーの立場からみえること ( 前田直 ) 5 月号 : 子どもの立場からみえること ( 横山恵子 ) ・ f 月刊みんなねっと」のバックチンバーのお申し込み方法・一 電話、 FAX 、みんなねっとのホームページよりお申込みいただけます。 代金は「 300 円 x 冊数 + 送料 80 円」となリます。 バックナンバー発送時に振込用紙 ( 郵便振込 ) を同封させていただきます。 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) 〒 170 ー 0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 46 ー 13 ホリグチビル 602 電話 : 03 ー 6907 ー 921 1 FAX : 03 ー 3987 ー 5466 月刊みんなねっと ~ 毎月こんな内容でお届けします ~ 0 編集後記 幡

3. 月刊 みんなねっと 通巻第134号 2018年6月号

月刊みんなねっと 2018 年 6 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 月刊みんなねっと ( 毎月 1 回 1 日発行 ) 通巻 134 号 2018 年 6 月 1 日発行 2007 年 7 月 24 日第三種郵便物承認 ・特集・ 愛と希望 ( 佐藤真智子 ) ・連載語りあおう、つながろう、町の中で、日常の中で第 3 回 ( 三ッ井直子 ) ・知ることは生きること ( 胃木聖久 ) 連載ロ 大地でたくましく生きる人たちから得た、「蟻と自分は対等な存在」 《自らの人生の主人公としての家族の暮らし特集⑨》 精神疾患がある人や家族に役立つ出版物 A 4 判・ 1 1 2 頁 定価 1 OOO 円 ( 別途送料 ) 家族相談の活動は家族会の原点ですコ好評発売中 ! ! 本書は、全国から寄せられた家族による相談事例の中から 32 事例を掲載しま した。事例を、日常生活、医療、家族会、家族依存、地域連携、親亡き後、制度の七 つに分類し、それにコメントを加えた初めての家族相談事例集です。同じ家族 としての立場から相談にのり、情報を伝え、家族会につなげていく活動は家族 会の原点ともいえます。みなさんの活動に役立てていただければと思います。 精神ミい者相爍 精神障かい者家族 相談事例集 2018 社会資源ハンドック ↓凸凸物 命凸台 精神獰がい者と家族に役立つ 社会資源ハンドブック B5 判・ 180 頁・定価 1400 円 ( 送料込 ) 【内容】医療に関する制度 / 地域で生活するための支援 / 日中活動の 場、就労や復学の支援 / 経済的な支援を受けたいとき / 財産の活用 や保護、法的な支援など / 家族が情報を得る、相談できるところ 家族会員・支援者のための 覊道営☆家族会運営のてびき A4 判・ 18 頁・定価円 ( 送料込 ) 会からのラ蚊は 1 冊 600 円に割引します 家族会の設置から運営の仕方まで家族会の活性化に役立つ「てびき」ができま した ! 会報や案内パンフなどの見本の資料ページもあり、家族会とつながり のある支援機関でもせひご活用を ! 【内容】精神障がし、者家族会とは / 家族会 活動をおこなおう / 運営・活動費 ( 財政基盤 ) について / 家族会の組織強化をし よう / 地域にとけこむ活動への積極的参加 / 新しい家族を家族会につなげよ う / 新しく家族会を立ち上げよう / 支援者・関係者の方々へ / 資料編 ☆家族相談ハンドブック A4 判・ 76 頁・定価 700 円 ( 送料込 ) テキストができました ! 家族会からの注文は 1 刪 500 円に割引 【内容】家族による家族支援 / 精神障がい者の状冫ル / 精神障がい者家族の状況 / 家族相談の 意義と特徴 / 家族相談の目標 / 家族相談の留 / 相談実習の進め方 / 家族相談の方法 / 新しく家族相談事業を立ち上げたいときは / 家族相談員の養成 / 家族相談の事例 問い合わせ先 家族相談 / ウドブック 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) tel 03 ー 6907 ー 9211 / fax03 ー 3987 ー 5466 ホームへージ http //www.seishinhoken.jp

4. 月刊 みんなねっと 通巻第134号 2018年6月号

は客観的な立場から判断すべき金を取り崩してやっと生活して エネルギーがある ) 。 いる感じです。 号 〇父は他界しておりません。怒であることも事実です。 これから先の生活がとても不月 〇りつぼい人で不満をよくぶつけ支援者や日常生活を把握して 年 る人の意見、本人の苦労や辛さ安です。 られました。 よい会社に働いていたことも よ苦しい日々が大津波のようにをどのように障害年金の受給に と 反映させていくべきか国としてあり、年間厚生年金を掛けて っ んおしよせてくる感じ。 いるので今度は川年かけている ね み慰めてもらう薬の替わりに中考えなくてはいけないと思いま と年金が支給されると聞いてい ん 〇島みゆきさんの歌を毎日聞いてした。 み ますが々 〇います。 〇人の幸せってなんでしよう ? ◆北海道赤いバラソル本人 詩・イラスト 〇 " これから訪れますのよ , 「そ ( 代 ) 私は肢体不自由者の歳で 〇んなことこれつぼっちも信しま 1 種の 1 級です。障害基礎年◆愛媛県八木宏昌 ( 代 ) せん。 「父」 〇 金を受給しておりますが、月 〇◆静岡県ネンキン本人元代 ) 8 万 2 千円余りの年金になりま星の降りそうな夜に思〔出す 精神障害者の障害年金申請のすが、これでは一人暮らしは難亡くなった しく、今は 2 歳上の兄との生活父の声 難しさを感じました。 父の背中 医師の診断書次第で結果が決をしております。 このところ毎年のように年金父の怒った顔 まる仕組みでありながら、医師は 日常生活をみることがないこと額が下げられ本当に困るばかり父への後悔 = 遠く輝く星明かり は、制度の在り方を考える上で重です。 たまにしか見せなかった 今まで貯金を少しずつできた 要なことではないでしようか ただ年金受給が適切かどうかのが、今ではそれもかなわず貯父の笑顔 「一言いたいことは、わかっているよ」協力もいただき、今年 1 月に第神障害者 1 級の人にも支給され ふと、父を思い出し 1 回を開催、名の参加がありるようになりました。 優しくなれる ました。 3 月に第 2 回を開催し 国の制度で、前には身体障害 今の自分がいる。 たときは、だいかれんホームペ者などが対象でしたが、精神障 星の降りそうな夜に : ージや、朝日新聞に載せていた害者の家族会が要望を重ねた結 だいたこともあり、名の参加 果、実現しました。 がありました。 5 月に第 3 回を 無料で乗車でき、年間 3 万 地域の話題 開催しますが、ホームページを 18 0 円分の券がもらえま 〇 ◆「配偶者・バートナーの集い」見た方からの問い合わせも数件す。 〇 公益社団法人大阪府精神障害者あり、集い参加者も家族会員以 1 級の歳以上の当事者の 家族会連合会副会長木村瑛子外の方も多く、今まではあまり方々で、本人と配偶者の市民税 見えなかった、配偶者・パート 所得割額の合計が万円未満でな 以前から、家族会は親の立場ナーの立場の方たちが見えるよあれば支給されます。通院などん の方が殆どで話の中に入れな うになってきました。これからで大助かりと好評です。 み ということを聞いていましも大切にしていきたいと思いま たが、たまたま同じ家族会に配す。 偶者の立場の方がいて、大阪で 〇み 配偶者・パートナーの集いをし◆東京都府中市の「福祉タクシ たい、ということを知ったこと ー利用券」支給について 〇 , 〇、一 が、きっかけで、大家連で「配 ( 東京・府中梅の木会佐藤 ) 偶者・パートナーの集い」を立 〇諸 ち上げることになりました。 府中市では、平成年 4 月か 幸い、大阪大の蔭山准教授のら「福祉タクシー利用券」が精 0

5. 月刊 みんなねっと 通巻第134号 2018年6月号

は絶対安静と言われ、車いすに与えていました。しかしミルクしいことでもあります。そのう お世話になったこともあります。を用意するのはちょっと一苦労れしいことは数知れず、抱き上号 月 しかしそのような中にも喜びはです。ミルクを作る前に、まずげた時にはじめてニッコリと微 年 ありました。はじめて胎動を感哺乳瓶とそれにつける乳首を、笑む娘の顔を見たときの、あの じた時や、一一人で子供の名前を数分間煮沸消毒しなくてはなり うれしさに舞い上がるような感 と 考える時など、つつましい生活ません。それから粉ミルクを入覚でしたり、はじめてベビー っ の中にもうれしいことはたくされて、熱湯を入れてよく振り、スから普通のお風呂に入った時な んあったのです。 ようやく、人肌まで温度を下げの、肌と肌のふれあいに喜びをみ そして 8 年月Ⅳ日午後たミルクを、あげることができ感じたり、はじめてつかまり立 3 時分、夫の立会いの下、るのです。そのほかにも、お風ちしたときや、ひとり歩きがで ゆき 3330g の元気な女の子・幸呂に入れたり、おむつを替えたきた時のあの感動、そしてはじ 歩が誕生したのです。そこからり、健常者の方の子育てと同じめて私を「おかあさん」と呼ん 私達はこの小さな命と共に生きように、はじめは恐る恐る、しでくれた時のうれしさといった てゆくことになります。 かし大切に育ててきました。赤ら : ・、例えようもない感動であ 1 週間が経ち、病院を退院後、 ちゃんの時はまだしも、成長すり、今でも忘れられない大切な 私達の子育てが始まりました。 るにつれて、自我は芽生え、気 思い出です。私達は、子育てと まずはミルクです。精神薬を服に入らない事があれば、食器や いうものが、これほど大変で、 用していたため、母乳で育てるおもちやをプンプン投げ飛ばすしかしこんなにも幸せを感じる ことができなかった私は、 2 時など、時々困った出来事も起こものだとは、思いもしませんで 間おきに夫と交代で粉ミルクをります。しかし、それらはうれした。 親族とも和解、広がる支援の輪ます。それから、私は伝えたい 障がい者も、ひとりの尊厳を持っ 当初はお互いに親族の助けがのです。私の父と母に、私を産た人間であり、「障がい」という 無いままの二人だけの子育てでんでくれてありがとうと : ・。な個性があるだけで、あとはほか したが、親族とも和解することぜなら、父と母がいなかったら、の人となんら変わりのない人間 ができました。そして次第に支私は、こんなにも愛と希望に満であるという事を理解していた 援の輪が広がっていきました。ちた人生を送ることはできな だけると、当事者としてとても 子育て支援センターの相談員のかったからです。人を信じる事っ うれしく思います。 方や保健センターの保健師の方、てなんてすばらしいのでしよう 市役所の方、そして高校の保健か。信じる事は同時に痛みを伴 現在、私は全国精神障害者団 室の先生に、母代りをしてくれうかもしれません。しかし、そ体連合会 ( ぜんせいれん ) という ている友人や主治医です。たくの先にはささやかな幸せが必ず団体で、当事者活動をさせてい さんの人のやさしさが私達の生待っていると思います。 ただいております。昔は家事も きる原動力になりました。そし それから、精神障がい者が恋ろくにこなせなかった私ですが、 て、・ : 私は思うのです。希望を愛・結婚・そして子供を産み育 今ではなんとかお仕事と家事の 捨てないで、光を灯し続けてきてるという事を、理解してほし両立をし、生活保護から卒業し、 望 たからこそ、たくさんの素晴ら 希 いと願うのです・ : 。そして、そ親子 3 人で生活をしております。 と しい方々と出会えたのだと。そこから家族の支援が始まると思 これからも、この世に生を受けた して何よりも夫に出会えたこと います。家族の理解と支え、そことに、そして、支えてくださる 集 特 に感謝です。夫を信じ、頑張っしてやさしさはやはり必要だと方々に感謝し、生きていきます。 てきて、本当に良かったと思い 思います。それから、私達精神 ( さとうまちこ )

6. 月刊 みんなねっと 通巻第134号 2018年6月号

す。まず私が居候する四畳半のの病気にもなりました。心身とまで、とにかく大変でした。体 がだるくなったり、眠くなった 部屋には大きな洗濯機と乾燥機もにボロボロの状態が続いてい 、いたるところに が置いてあり たそんな時の事です。私は堪らりと仕事に差し支えて仕方あ カビが生え、肉眼で確認できるず、高校の保健室の先生に悩みりませんでした。その上治療費 ほどの大きなダニが数えきれなを打ち明けました。先生は目をは全て自分で働いた賃金でまか なっていました。ですので、仕 いくらいたくさんわいており、そらさず、親身になって話を聞 窓はありましたが太陽の日差し いてくれたのです。その後も私事を休むわけにはいきません。 倒れてしまった時なども、点滴 はまったく入ってきません。しはその先生にたくさん助けてい かし雨風しのげるだけでも助か ただき、また支えていただきまをしてすぐ仕事に戻りました。 : それからしばらくすると、職 りました。そして精神疾患を抱した。・ : 私は思いました。薄ら えながらの生活で、いつも寝て笑う絶望のそばで、希望の光を場の方から、精神保健福祉手帳 いる事が多かった私に、怠けて灯し続けたその結果がこの先生の取得を勧められました。です との出会いを生んだのだと : が、取日守の・後に、。はったりと仕 いると思われたのでしよう : 義理の兄から、「お前生きてたっ それから私は高校 4 年生から、事を任せてもらえなくなりまし て何の役にも立たないから、せある企業で事務職をしておりまた。そればかりか、私が入れた めて体を売って金でも稼いで来した。以前から精神の不調を感お茶は飲みたくないなどと言わ希 と い」と本当に心無い言葉を浴びじていた私は、家族の誰にも一一一口れたり、偏見差別の為、仕事を愛 せられたりもしました。後の事わずに、一人で街の小さな精神続けられなくなってしまったの 集 ですが、この劣悪な環境の中、科のクリニックを訪ね、投薬治です。私は、心が折れ、その仕特 過度のストレスの為、婦人科系療を始めました。薬が体に合う事を辞めてしまいました。失業 カンニングしていると思われてした。いじめも続きました。 校に入学しました。小学校から しまいますので注意してくださ そして、とうとう心が壊れた中学校卒業まで続いたいじめは いね」と思わず耳を疑うようなのです。中学 1 年生の頃、幻聴・無くなり、希望を胸に、新たな 事を言われたりもしました。家妄想・対人恐怖などの精神疾患気持ちで高校に通いました。し 庭内では親から虐待、学校ではを発症しました。明らかに言動かし、家庭内では虐待が続き、 先生生徒からいじめ、私は心と がおかしくなったのを今でも覚精神疾患もひどさを増すばかり 体を何かに蝕まれていくのがわえております。同じ頃、身体にでした。 かりました。しかしその事だけも影響が出ていました。激しい そんな折、高校 2 年生の時の にとどまらなかったのです。登胃痛、吐き気やおう吐、激しい事です。乂の虐待が原因で、私 下校中に、痴漢にあったり、車下痢とひどい肌荒れです。しか バリカンで は、自ら」を切り、 の中に引きずり込まれて、連れし誰も助けてはくれません。せ頭を丸めました。私はこれ以上 去らわれそうになったり、性的めて、親からの虐待を止めても実家にはいられないと思い、駄 暴行をされそうになったりと、 らおうと、教育センターの相談目元で姉に相談しました。しか 家や学校以外でも大変っらい思 室などに駆け込み、事情を説明し姉は快く受け入れてくれまし いをしておりました。そのようしても理解されませんでした。 た。その頃すでに姉は結婚をし に度重なる不幸が、再び私を絶その日、その日を生きるのが精ておりましたので、私は義理の いつばいでした。 望へと導くのでした。 兄と姉の家にお世話になること になりました。ですが、そこで 中学でも虐待が続いた 定時制高校の時、精神科に受診 もまた義理の兄からいじめを受 中学校入学後も虐待は続きま 私は中学校卒業後、定時制高けることになってしまったので みんなねっと 2018 年 6 月号 8

7. 月刊 みんなねっと 通巻第134号 2018年6月号

はすべての住民一人ひとりの延功したアポガド栽培の他、アマ事業がいちばん大切であること に気がついたそうです。 長上にあり、皆で共有して「私たゴなどの魚の養殖加工、しいた ち」として共に生きようと考えてけ栽培などもおこなっており、◇この地を希望のある故郷とし います。人が少ない過疎地では、それぞれ漁業組合、シイタケ製て生きる 不可能と思えることでも、長 造組合に加盟しています。竹の 皆が必要とされています。 い年月をかけて実現させてゆく 子栽培では、メンマ製造が好評 ◇なんぐん市場の発展 なんぐん市場では、精神科医を博し大手企業に納入していま覚悟をし、「自らが土を耕す」 という生き方が何より大切、と 療につながっている「私たち」す。 これらの活動はどれも、必要長野先生は語ります。これまで を地域に知ってもらうために、 年余りを、住民や家族と共に、 こちらから進んで地域の活動のとする人の声があがってから皆 お手伝いをします。環境や防災、で動き始め、長い年月をかけてこの地を自分たちの素敵な故郷動 の にしたいと願って生き抜いてこ ようやく実現しました。何事も その他の活動の準備や片づけ、 と っ られました。 会計、雑用を引き受けています。控えめに進めてきました。 ね これからも、急激に人口が減な 設立してしばらくの間は、観 その結果、なんぐん市場のイ み り続ける日本の社会に、未来に べントには町長や課長も来てく光客を呼び寄せて収入を得よう す れるようになり、今では 2 万人と宿泊施設、温泉、レストラン、希望がある故郷のモデルとし ま のみんなと知り合えるまでにな音楽会などを華々しく展開しまて、実践を通して示し続けてゆし したがうまくいかず、結局は地 りました。 くことが、長野先生の願いです。昉 ( 講演の要約・野村 ) なんぐん市場の産業として元の方々の毎日の必要を満たす 〈次号につづく〉 は、 2 年以上かけてようやく成ための、地に足の着いた地道な ・みんなねっとフォーラム 2018 地域づくりに家族ぐるみで取り 少しでも動ける人なら誰でも引 平成年 3 月 2 日、帝京平成組んできました。その経緯を、っ張りだこです。精神障害があ号 大学冲永記念ホールにて開催され今回の「共に故郷をつくる」編っても、あちこちの仕事場から 年 た「みんなねっとフォーラム」は約と次回の「過疎地の精神科医療」声がかかります。休みたいとき 名の参加がありました。 編の 2 回に分けてお伝えします。には、いつでも休ませてくれま と マ共に故郷をつくる△ す。アパ ートにも、すぐに入れつ 亠な みんなねっとフォーラム 2018 講演より ◇人口が減り続ける町 ます。介護施設にも入れます。 ん み 『過疎の地で皆と生き抜く』 愛南町は人口 2 万人。過疎化◇「なんぐん市場」設立 5 ある精神科医の実践 5 ( 前編 ) が進み、毎年人が減り続長野先生は、精神科医として みしよう ( 講師 ) 御荘診療所所長・なん けています。高齢化率は % での仕事の傍ら、精神科にかかっ ぐん市場理事長野敏宏先生 産婦人科医院は廃業。県の地方ている人たちや住民、奥様と共 局や保健所、企業も撤退しましに、地域の人々が集まって皆が 《編集者より》長野先生は、刀年た。鉄道はなく、バスは 1 時間生きる場、地域貢献の場として 前の平成 8 年、愛媛県愛南町のに 1 本。人口の多い地域からは「特定非営利活動法人ハートⅲ 公益財団法人正光会御荘病院 ( 精離れています。 ートなんぐん市場」を平成 神科病院 ) の渡部三郎先生に招 この町は、未来の日本の社会Ⅳ年に立ち上げ、その活動を通 かれて愛南町に移り住み、渡部を先取りしている、と長野先生して町の問題解決と未来への希 先生の構想によりその病院を閉は考えています。 望創りに取り組んできました。 じて診療所、居住施設などをつ◇過では、すべての人が大切◇害の有無で人を分けない くり、住民同士が皆で支え合う 過疎地では人がいないので、 なんぐん市場では、「精神障害」

8. 月刊 みんなねっと 通巻第134号 2018年6月号

て、星を見て、何か感じられたら、んのこれまでの歴史を通して、 いなー」ということです。歳 まだ大丈夫と思うようにしてい 私なりの感想を述べたいと思い 代の頃から、世界を旅している る、と一一一一口われます。また、同じ空ます。私たちは概して、何かの日比野さん。目に映る大地、貧 を、別の国の人たちも見ていると課題に直面した時、自分がこれ困による飢えのなかでも必死に 思うと、多くの人たちとのつながまで経験してきたことや、社会生きる人間の姿、人間の情、そ りを感じるそうです。加えて、「知での人間関係を思い起こしながして、どこから見ても変わらな らない街をただ歩いてみる。近所ら、必死に対応を考えます。そ い上空。人間とは不思議なもの の響に老木があるので、時々歩れは、年をとればとるほど、経で、目の前の課題が変わらなく いて、あいさつにいき、感謝する」験値によって、対応する「引きとも、自分自身が多様な生き方 という営みもしておられます。出し」も増えることになります。や価値観を知っておれば、どこ そして、好きな喫茶店で、好きすると、ある人は一一一一口うでしよう。 となく、気持ちの余裕ができる な雑誌を読んで次の旅行を考え 「俺は、こんなにも、社会を知っのです。そんなことを、日比野 ることが、楽しみでもあり、気ているから、どんなことでも対さんは、自身の歩みの中で体感 分転換だそうです。 応できるよ」と。でも実際はとしておられます。 言うと、知っているようで、社 多様な生き方や価値観を知って会には、まだまだ、私たちが知尼さんが背中を押してくれた おれば、どことなく、気持ちのらないことが山積みなのです。 とはいえ、多くの人は、日比 今回、日比野さんの歩みを知野さんのように、世界を訪れる 余裕かできる さて、ここからは、日比野さり、一番の感想は、改めて「広ことができるとは限りません。 だからこそ人は、つながり、補 「外国に行きたければいつでも父ともよく話せるようになった い合いながら、社会で生きてい 行ける。今あなたを世界中で一し、全ての人に、人生のドラマ くべき存在なのではないでしょ番必要としているのはお姉さんがあることがわかった。今後、 , っ 1 刀 だから、日本に戻って、お姉さ多くの人の人生を文章にしてみ 一方で、人間とは弱いものでんのためにできることを」。おそたい」。 す。最初から、自身や家族の精らく、日比野さんは、海外に逃精神障がいのある本人や家族 神疾患をすぐに受け入れること げたのではなく、どのように、 は、暮らしにおいて、多くの不 は、到底できません。実際、日自身の今後の人生を歩むかにつ便があろう。だが、そのことと 比野さんも、 2 年半ぶりに日本 いて、気持ちの整理をする時間引き換えに、日々のドラマから に戻ってきて、お姉さんの精神や、じっくり考えられる場所が彼女たちは、人の優しさや魅力 疾患の発症を知った時、すぐに必要だったのでしよう。それが、 に気づく感性を得ているのであ 現状を受け入れることが出来まタイだった。そして、そこで出る。私は、これからも、そのよ せんでした。日比野さんの言葉会った尼さんが背中を押してく うな彼女たちと末長く交流した をあえてそのまま使えば、「私にれたのだと思います。 い。なぜなら、人として、他の はど , っしょ , つもなく、すぐにタ 誰でもない私が豊かになれるか ら : イ国に逃げた」と言います。す 誰もが自らの人生の主人公。 ると、タイで日本人の尼さんに 日比野さん曰く、「姉のことが 出会い、以下のような一言葉をかあって、高齢者の福祉にかかわ けられたそうです。 るようになりました。おかげで、 ( あおききょひさ ) みんなねっと 2018 年 6 月号 32 33 知ることは生きること

9. 月刊 みんなねっと 通巻第134号 2018年6月号

後からオープンダイアローグ自という一一一一口葉が生きたものとして んな街の中 主勉強会を重ねてきた。今年で自分のなかに入ってくるような での、日常 のちょっと 3 年目に入り、参加してくださっ体験ができた。 「オープンダイアローグは、ス た方々も述べ 8 0 0 人を超えた。 した安心感 昨夜開かれた回目の勉強会トラテジ 1 ( 戦略 ) やテクニック では、フィンランドへ研修に行のようなものではない。それは ら感じられ るかなと、 くときに通訳をお願いしている考え方であり、他の人々や世の ムーミン研究家の森下圭子さん中へどのように関わっていくの 中 を講師としてお迎えした。 かということである」「 T ュ芝目 d と一緒に、 の 常 ひとりひとりが「風光る」と e 目フ試行錯誤の連続」とヤー 私たちは考えていきたい。 で いう季語を使った俳句で内的世コ・セイックラさんは書いてい 今回、このような連載のお話を 中 界を表現し、ひとはみな、自分る。行動の基盤となる考え方を いただけたことは、個人の語りを町 のくせで世界を見ている、そん個人、チーム、そして地域に浸チームの語りにつなげていける なことを体感することができる透させていくことが、オープン貴重な機会になるだろうと思い 一一ように工夫されていた。間人のダイアローグ実践を広げていくお引き受けさせていただいた。そっ お 参加者が五・七・五のⅣ文字で表道のりなのだと私は感じている。 して、私たちの手探りの歩みに、 あ = 一 ( 現したそれぞれの内的世界を見肩の力が抜けて、よく眠れて、共感してくださる方々との新し 五ロ 二一一口 ご飯がおいしく感じられて、一 ながら、「みんな違っていいんだ いつながりを紡いでいけること よ、違っているからいいんだよ」緒に笑いあえる誰かがいる。そを願っている。 聞く私自身の思いが変化し、そ人々に、ゆっくりと伝える日々 必要なものであるか、大切なも 号 のであるか、対話を通じて、ひれに伴い聞く姿勢も変化してきを過ごしている。 月 私に私の語りがあるように、 たのだが。 話されていることを とりひとりが自分の思いを語り、 年 誰もが自分自身の語りを持って チームの実践のなかに取り入れ「症状」と診るのか、「困ってい いて、そのことをチームの中で ることができるように今、ゆっくる体験」として聞くのかで、彼 と っ が一人の世界で苦しむか、話を語り合うことができることは、 りと取り組んでいる。 ね してくれるなかで安心していけ多くの方の語りを聞かせていた ん 個人の語り、チームの語り、 だくことと同じく、とても大切み るか、大きく変わってくると私 そして地域の語りへ は思っている。年に精なことだと感じている。「自分の 私には、『統合失調症』と診断神分裂病から統合失調症に名称偏見 ( 思いこみ ) で人の話を聞 いていないだろうか」そのこと が変わり、病名から受ける印象 された弟がいる。彼は四半世紀 を常に自分自身に問いながら、 を『統合失調症』と共に生きては多少変化したのかもしれない きた。私は、彼の話を統合失調が、「困っている体験」をそれ対話的な関係性を築く道のりを は妄想だと診断される現実が変仲間と一歩ずつ歩んでいる。 症患者の症状の話として聞かな し。何故なら、彼は私の弟で、わったわけではない。精神の病そして、精神科医療を地域の に対する捉え方に変化が起きる、中で実践する私たちにとって、 彼は、実際に自分が経験してい ることを語っているのだというそんなパラダイムシフトが起こ対話的な関係性を築くという思 いを地域に広げていくために、 ことを知っているから。正確にることを信じて、自分の人生の 一一一〔えば、長い年月の中で、話を経験を、聞いてもらえる周りの初めてケロプダス病院を訪ねた か . をつをく ( つづく )

10. 月刊 みんなねっと 通巻第134号 2018年6月号

さ、い か学んで記入しました。 な判人組の一人が私の方を振り向き、 まだ結果は得ていないのです みをでもう一人の男性が「今すれちが 号 の稿一 月 赭投ナった女デカイなあ ! もしかしてが、大変記事が参考となりまし わ 年 広リコオカマ ( 原文のママ ) じゃねー 」便る の 2 度の申請の際感じた事です わおすの e: 」と言ったのが、私の耳に のの介 が、息子は発達障害と統合失調 なら紹入りました。 と ん 当時まだ若く乙女 ( 々 ) だっ症を持ち合わせ、それぞれの症っ み 状は軽めの時もありますが、か た私はたいそうへコみました。 〇 今でも心の古傷です。 け合わさった時の苦しさはなんみ 〇 〇 とも言い難いです。 申請時に一種の精神症状ずつ 〇「みんなねっと」の感想◆東京都マルム家族代 ) 息子は歳の時 1 回目の障害しか記載できないことが大変残 〇◆茨城県海老沢ゅリこ本人年金の申請をしました。結果は念です。 代 ) 「該当せず」でした。書き方がよ 〇 2018 年 3 月号の真澄ことくわからないまま、とにかく沢◆熊本県森一玄本人 (8 代 ) 〇 葉先生へ この度当回復クラプ「虹の会」 山書いたのですが、相手には生 私も背は高い方 ( 172 ) 活のしにくさが伝わらなかったの総会で市役所の福祉課より「地 域移行」について御講演頂くこ ですが、先生のように「イチャ様です。 イチャのだし」にされたことは 歳になり、やはり就職できとになりました。 ありません。 そこで、「みんなねっと」の ない現実にぶつかり、再度年金 2018 年 1 月号を読みました しかし年ほど昔、スカート申請にチャレンジしました。こ をはいて街を歩いていた時、男のときは「みんなねっと」を購ところ、特集での柳尚夫先生の 性 2 人組とすれちがい、その 2 読し白石先生の記事からいくっ御講話「ピアサポータ 1 と協同 売者のページ した地域移行支援の実践」に大変 るようになりたいです。 感銘を受けました。 後、主に 2 か所一人で行って 日奎活 私自身ピアサポートの制度の確 みたい所があります。 D いろいろチャレンジします。 D 立を心から願っており、柳尚夫先◆山口県ユキ本人 ( 代 ) 生に同感する方々が一人でも多く 私は自分でできることを増し 現れる様祈っています。 たいです。 D ◆愛知県ロトニア本人 ( 代 ) そして精神障害者自身が良い方 いろんな手続きの申請して出 日常生活のこと 向へ変わり、社会が変わるよう望したり、電車やバスに乗って決 歳で自殺未遂をおかして精 〇 みます。 めた範囲での所だけでも行かれ神病と一言う悪友と手をつないで 〇 しまいました。 わ 現在は絽歳でデイケアに通所 をて の 2 代しています。 入き 8 ぼくの悩みというのはデイケん アの人たちにはいい顔をするのみ ル人 ヒス本に ( ご機嫌をとる ) 、母には何故〇 わ ら / を か冷たく接してしまうことです。〇 の 「一奈 里親孝行が幸運の一歩と言うの〇 やれア 〇み 木にそれができない 親不孝の息子ですが、日々家ジ 〇一 市ん都に帰ると苛々して困ります。 〇ペ ぼくはダメな人間なのか、誰 中み京 〇諸 ◆か教えてください ( 統合失調症〇 という悪友は死へと向かわせる ニ一一口