はすべての住民一人ひとりの延功したアポガド栽培の他、アマ事業がいちばん大切であること に気がついたそうです。 長上にあり、皆で共有して「私たゴなどの魚の養殖加工、しいた ち」として共に生きようと考えてけ栽培などもおこなっており、◇この地を希望のある故郷とし います。人が少ない過疎地では、それぞれ漁業組合、シイタケ製て生きる 不可能と思えることでも、長 造組合に加盟しています。竹の 皆が必要とされています。 い年月をかけて実現させてゆく 子栽培では、メンマ製造が好評 ◇なんぐん市場の発展 なんぐん市場では、精神科医を博し大手企業に納入していま覚悟をし、「自らが土を耕す」 という生き方が何より大切、と 療につながっている「私たち」す。 これらの活動はどれも、必要長野先生は語ります。これまで を地域に知ってもらうために、 年余りを、住民や家族と共に、 こちらから進んで地域の活動のとする人の声があがってから皆 お手伝いをします。環境や防災、で動き始め、長い年月をかけてこの地を自分たちの素敵な故郷動 の にしたいと願って生き抜いてこ ようやく実現しました。何事も その他の活動の準備や片づけ、 と っ られました。 会計、雑用を引き受けています。控えめに進めてきました。 ね これからも、急激に人口が減な 設立してしばらくの間は、観 その結果、なんぐん市場のイ み り続ける日本の社会に、未来に べントには町長や課長も来てく光客を呼び寄せて収入を得よう す れるようになり、今では 2 万人と宿泊施設、温泉、レストラン、希望がある故郷のモデルとし ま のみんなと知り合えるまでにな音楽会などを華々しく展開しまて、実践を通して示し続けてゆし したがうまくいかず、結局は地 りました。 くことが、長野先生の願いです。昉 ( 講演の要約・野村 ) なんぐん市場の産業として元の方々の毎日の必要を満たす 〈次号につづく〉 は、 2 年以上かけてようやく成ための、地に足の着いた地道な ・みんなねっとフォーラム 2018 地域づくりに家族ぐるみで取り 少しでも動ける人なら誰でも引 平成年 3 月 2 日、帝京平成組んできました。その経緯を、っ張りだこです。精神障害があ号 大学冲永記念ホールにて開催され今回の「共に故郷をつくる」編っても、あちこちの仕事場から 年 た「みんなねっとフォーラム」は約と次回の「過疎地の精神科医療」声がかかります。休みたいとき 名の参加がありました。 編の 2 回に分けてお伝えします。には、いつでも休ませてくれま と マ共に故郷をつくる△ す。アパ ートにも、すぐに入れつ 亠な みんなねっとフォーラム 2018 講演より ◇人口が減り続ける町 ます。介護施設にも入れます。 ん み 『過疎の地で皆と生き抜く』 愛南町は人口 2 万人。過疎化◇「なんぐん市場」設立 5 ある精神科医の実践 5 ( 前編 ) が進み、毎年人が減り続長野先生は、精神科医として みしよう ( 講師 ) 御荘診療所所長・なん けています。高齢化率は % での仕事の傍ら、精神科にかかっ ぐん市場理事長野敏宏先生 産婦人科医院は廃業。県の地方ている人たちや住民、奥様と共 局や保健所、企業も撤退しましに、地域の人々が集まって皆が 《編集者より》長野先生は、刀年た。鉄道はなく、バスは 1 時間生きる場、地域貢献の場として 前の平成 8 年、愛媛県愛南町のに 1 本。人口の多い地域からは「特定非営利活動法人ハートⅲ 公益財団法人正光会御荘病院 ( 精離れています。 ートなんぐん市場」を平成 神科病院 ) の渡部三郎先生に招 この町は、未来の日本の社会Ⅳ年に立ち上げ、その活動を通 かれて愛南町に移り住み、渡部を先取りしている、と長野先生して町の問題解決と未来への希 先生の構想によりその病院を閉は考えています。 望創りに取り組んできました。 じて診療所、居住施設などをつ◇過では、すべての人が大切◇害の有無で人を分けない くり、住民同士が皆で支え合う 過疎地では人がいないので、 なんぐん市場では、「精神障害」
今月号は、診断書表面のイ欄を行っている場合は、具体的な 治療内容とその治療を選択した の部分を主としてご紹介したい 号 月 理由など ) と思います。 ( い るの 平成年 9 月から施行された〇入院している場合、入院の年 ガイドラインに、診断書を記載理由及び入院形態 ( 任意、医療 み者の と - ら圭 0 「 ( 一する医師向けに「障害年金の診保護、措置など ) 。病棟内で常 っ ね て断書 ( 精神の障害用 ) 記載要領時個別の援助を必要としている カ障 ん 状況など 5 記載にあたって留意していた み だきたいポイント—」が作成さ〇気分 ( 感情 ) 障害について、 安早イれました ( 十数ベージにわたる治療を行っても症状が改善して いない場合には、その状況や治 記載要領を熟読されている医師 面 表は、ほとんどいないのではないか療内容の記載。重篤なそうやう 書 断 つの症状について と思います ) 。 一三ロ イ欄について《精神障害》の〇統合失調症について、妄想・ 幻覚等の陽性症状、具体的内容 要約は以下の通りです。 〇現症日以前 1 年程度での症 ( 本人が訴えている内容など ) の好転と増悪 ( 症状の著明にを、陰性症状 ( 残遺状態 ) が長 なる時期とそうでない時期な期間持続して自己管理能力や役 ど ) の状況、通院の頻度や治療割遂行能力に著しい制限が見ら : 内容 ( 薬の種類、量、期間なれる場合は、その具体的な制限 ど、薬物によるもの以外の治療内容について、治療内容。 国民年金・厚生年金保険・共済年金 年月分 0 ( フリガナ ) 裏①氏名 の ②住所 記 上③傷病名 の 注 ④最近一年間の治療の経過、 を内容、就学・就労状況等、期間、 よその他の参考となる事項 く 読 ア発育・養育歴 ん これまでの発育・養 で 育歴等 記 ( 出生から発育の状況や 入教育歴及びこれまでの職 し歴をできるだけ詳しく記人 てしてください。 く だ 工治療歴 ( 最近 5 年間の治歴を記人してくたさい。書ききれない場合は⑨ : 備考」欄に記人してください , 同一 ~ 医療機関の人院・外東は分けて記人してください - ) さ 主な療法 治療期間 人院・外来 医療機関名 年月ロ人・ロ外ま 年月人院・ロ外第 年月人院・ロ外来 年月人院・ロ外 年月人・ロ外来 障 害 状 の ア現在の病状又は状態像 ( 該当の口一マ数字、英数字にチェックしてください。 ) 前回の断書の紀載時との比 ( 前回の診際書を作成している場合は記入してく総さいい ロ 1 変化なしロ 2 改善しているロ 3 悪化しているロ 4 不明 ロー抑うつ状態 ロ 3 憂うっ気分 2 刺激性、興奮 ー思亭運動制止 5 希死念慮 4 自段企は 6 その他 ( ロ 0 そう状 2 多弁・多動ロ 3 気分 ( 感情 ) の異富な高・料激性 一行為心迫 ロ 6 誇大妄想 5 易怒性・波激性進 1 観念逸 7 その他 ( ロ川幻覚妄想状態等 ロ 3 させられ体験ロ 4 思考形式の障害 ロ 2 妄想 ー幻覚 5 物しい奇異な行為ロ 6 その他 ( ロⅣ忖動興奮及び第の状態 3 拒絶・拒食ロ 4 減裂思考 日 2 帋 7 無動・無反応 5 衝動行為 6 自傷 トその他 ( ロ v 統夫調症等残遣状 七 2 感情の平板化ロ意欲の減退 4 その他 ( ロⅥ意盟障害・てんかん 2 ( 夜開 ) せん妄 3 を , うろう ー意温満 7 その他 ( 5 てんかん発作 6 不機新 てんかん発作の状態※発什のイプは入上の洋参照 ーてんかん発作のタイプ ( ロ A ・ロ B ・ロ C ・ロ I) ) 2 てんかん発作の類度 ( 年間 回、月平判、週平均回役度 ) ロ知能障害等 日 日 イ中等度ウ重 ェ最重度 一知的障害 ア経度 ェ最度 イ中等度ウ重度 ア経度 2 認お症 ロ 3 ・次機能滝害 ア失行 ィ夫講 。・習障害ロアみロイ書きロ当機能滝害ロカ社会的行動障害 5 その他 ( ロ物発達障害間達症状 一相を的な社会関係の質的害ロ 2 言語コミはニケーションの障害 3 鴃定した常同的で反復的な関心と行動ロ 4 その他 ( ロⅨ人格変化 ロー欠論状第ロ 2 無関心ロ 3 無為 ロ 4 その他症状等 ( ロ X 乱用、依存等 ( 薬物等名 : ロー乱用 ロ 2 依存 ロ XI その他ー 診断書 ( 精神の障害用 ) ロ明ロ昭 ロ大口平 ロ郡口市 ロ区 様式第 120 号の 4 日生 ( 歳性別ロ男・ロ女 ( お願い ) 太文字の欄は、記入漏れがないように記入してください 年 生年月日 月 住所の使 ロ都ロ首 ロ府口県 診療回数年間 回 回、月平均 白石社会保険労務士事務所 社会保険労務士 しらいしみさこ 白石美佐子 に [) ー 10 コード ( ウ職歴 イ教育歴 乳児期 ロ不社学・ロ社学猶了・ 小学校 ( ロ等通学級・ロ特別支援学級・ロ特別支援学に ) 中学校 ( ロ等通学・ロ物別支援学級・ロ特別支学に ) 高校 ( ロ物通学級・ロ特別支援学校・ その他 ⑤ 転帰 ( 軽快・悪化・不変 ) ( 平成 年 日現症 ) イ左記の状態について、その程度・症状・処方薬等を具体的に記載してくだ イ欄 ・病状の波・・・入院 ・治療内容 ( 処方箋など ) を記載 現症日の状態、現症日以前の 1 年程度の症状の記載など、具体的 に記載する方が良い 態 月 ロ 4 鏘乱 日 19 続・事例からみる精神障害者の障害年金の実際
円 ) レる、 むさ 何とも不思議な感覚にな 0 〈日た 2 …一■看過できない重大な事件 のドれい 料く 一が連続して起きている今ります。時空を超えて、精な以さだ んノ稿くた価譴せ 6 6 ・」 日、みんなねっとがまとめ神科医療に関する課題と今 定冓円 貝 O ムロビ 4 み一投入く た平成四年度全国調査報告回の全国調査の実態を共有 ・一三ロ 費 6 問グ一 いン 書は、家族の実態を広く世した感覚になりました。 会 3 お 一稿。こお ホ 8 ペ 呉秀三先生が「我が国何 論に伝えていくものになっ ペ投すをを 号費間間 3 9 ム ています。 十万の精神病者は、実にこ の。でム 月会年年 1 、つ 0 ホ 6 助人体一 一調査結果は、多くのマスの病を受けた不幸の外に、者たルの一 っ 0 「 / 読しにそネ 年賛個団 コミにも注目をいただいてこの国に生まれた不幸が重 4 C 11 なるという一し」と称した引まんン います。社会からの孤立・ 会 まよⅲ本よ 情報からの孤立・支援からことに、改めて光を当てる に @ 族方 号 ・池 1 3 の孤立という主に 3 つの 問ことが、精神障害者とそのでう家る 4 止東 1 一社 一題点を背景として、精神疾家族の人権と福祉を考える稿よ ( れ 禰区 2 会 投 0 る別さ 一患のある人のいる家族は自基本になります。 健島 9 一式 きⅲ性稿第保豊一株 一宅で看護するしかない状態呉先生の精神病者私宅監レ ノで広投巻神都 7 3 刷 私は、過日一 ~ ギー 0 ゲ今年、ドキ = メ」タリー映メで年で通日精和京。 , 月全條 3 6 倉 ールを訪ねた際、見学先の画「夜明け前ー呉秀三と血 こ 6 人本田一 / 法 9 3 替本 年 一病院で、日本精神科医療の名の精神障害者年」わメ住ネ ね のが、ン 8 粡長間 c 振製 麦一改革の祖ともいうべき呉秀の上映活動がはじまりま な稿ⅲ名ペ 田益事 1 便 ん 2 公理〒旺郵刷 一三先生の直筆のサインがあす。多くの方に観ていただん投氏 みのははお 」日者 一る来訪者名簿を拝見する機きたいと思います。 げへス方な 一会をいただきました。 月発発 知っておきたい精神保健福祉の動き / 特集 ( 各号にタイムリーなテーマで 掲載します ) / 多事彩々 ( 編集長随想 ) / 連載①街の診療所からのお便り 連載②語りあおう、つながろう、町の中で、日常の中で / 連載③知ることは生き ること / 連載④真澄こと葉のつれづれ日記 / みんなのわ ( 読者のヘージ ) ほか ・「月刊みんなねっと」これまでの特集の紹介・ ・ 2016 年■ 2 月号 : 精神障害者と差別解消法 ( 池原毅和 ) 3 月号 : 障害者総合支援法施行 3 年後の見直し ( 本條義和 ) 【品切れ】 4 月号 : 家族だからできる家族支援『家族による家族学習会プログラム』 ( 岡田久実子 ) 【品切れ】 5 月号 : 精神障がい者と家族ーそれぞれが自立し、ささえあうために① ( 白石弘巳 ) 【品切れ】 6 月号 : 精神障がい者と家族ーそれぞれが自立し、ささえあうために① ( 白石弘巳 ) 【品切れ】 7 月号 : みんなねっと「政策委員会」の取リ組み① ( 野村忠良 ) 8 月号 : みんなねっと「政策委員会」の取リ組み① ( 野村忠良 ) 9 月号 : メンタルヘルスと福祉教育をめざして ( 松本すみ子 ) 10 月号 : 訪問看護が家庭内暴力とどう向き合うか ( 原子英樹 ) 11 月号 : 家族の思いから立ち上がった ACT のとリくみ ( 宮崎富夫・倉知延章 ) 12 月号 : 家族が求めていた訪問支援が実現するまで ( 岡田久実子・吉澤美樹 ) ・ 2017 年・ 1 月号 : 東京ソテリアにおけるイタリア交流事業のとリくみ ( 塚本さやか他 ) 2 月号 : 精神科においてアウトリーチはなぜ大切か、どう進めたらいいか① ( 渡邉博幸 ) 3 月号 : 精神科においてアウトリーチはなぜ大切か、どう進めたらいいか① ( 渡邉博幸 ) 【品切れ】 4 月号 : オープンダイアローグ ( 開かれた対話 ) の話 ( 飯塚壽美・野村忠良 ) 5 月号 : イタリア精神保健見聞記 ( トレントの地域精神保健医療 ) その 1 ( 野村忠良 ) 【品切れ】 6 月号 : イタリア精神保健見聞記 ( トレントの地域精神保健医療 ) その 2 ( 野村忠良 ) 7 月号 : それぞれの自立をめざしてその 1 ( 夏苅郁子 ) 8 月号 : それぞれの自立をめざしてその 2 ( 夏苅郁子 ) 9 月号 : それぞれの自立をめさしてその 3 ( 夏苅郁子 ) 10 月号 : 当事者の地域生活の実現をめざす精神科病院 ( 木全義治ほか ) 1 1 月号 : 精神科医療における身体拘束を考える ( 長谷川利夫 ) 12 月号 : 当事者中心の地域支援再考 ( 山本昌知 ) ・ 2018 年■ 1 月号 : ピアサポーターと協働した地域移行支援の実践 ( 柳尚夫 ) 2 月号 : ひとリひとりの自尊心と思いを大切に 3 月 : 息子の障害から学んだこと ( 橋ロ亜希子さんに聴く ) 4 月号 : 配偶者・バートナーの立場からみえること ( 前田直 ) 5 月号 : 子どもの立場からみえること ( 横山恵子 ) ・ f 月刊みんなねっと」のバックチンバーのお申し込み方法・一 電話、 FAX 、みんなねっとのホームページよりお申込みいただけます。 代金は「 300 円 x 冊数 + 送料 80 円」となリます。 バックナンバー発送時に振込用紙 ( 郵便振込 ) を同封させていただきます。 公益社団法人全国精神保健福祉会連合会 ( みんなねっと ) 〒 170 ー 0013 東京都豊島区東池袋 1 ー 46 ー 13 ホリグチビル 602 電話 : 03 ー 6907 ー 921 1 FAX : 03 ー 3987 ー 5466 月刊みんなねっと ~ 毎月こんな内容でお届けします ~ 0 編集後記 幡