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検索対象: 「奥の細道」に潜む漢詩文
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1. 「奥の細道」に潜む漢詩文

( 羽黒山 ) 別当代会覚閣 六月日羽黒山に登る。図司佐吉といふ 者を尋ねて、 リにす。南谷の別院に舎して憐愍の匱こまやにあるじセらる 四日本昉にいマ誹諧興行。 有難や香をかをらす南谷 人皆若炎劵人は皆炎を若めども 我愛夏日長 我は夏日の長きを愛す 薫風自南来薰風南より来り 殿閣生歔涼 殿閣歔涼を生ず ( 蛇足 ) 「有難や」のは、霊山羽黒山のすいすがしさに盛じ入る共 句会を催しマくれた会覚に対する挨拶の気持ちもめている このの初案は「有難や雪をかをらす風の」てあ。たい、 話にな「た羽黒山の別院僧坊の「南谷」ど、柬坡の「薫風自南 」とを重ね合わせて「南谷」に改め′ , ケてあるカ 挨拶りとしては芸の佃い戸 ・、、初の「風の」の ほうか木直に霊山の雰囲気を醸し出しているように思える ( 蘇柬坡足柳公権連 )

2. 「奥の細道」に潜む漢詩文

「蘆茄」 ( あし笛 ) と「胡角」 ( つの笛 ) を注交した芭 ( 蛇足 ) 「蘆角」は、 蕉の新造語か、それども「蘆茄」又は「胡角」の問い 、ずれにセよ、「笛」を土の風流とみなしていることには目 辺土に一なの連をして「風流こ , : い至れり」ど充実 した気持ちて、芭蕉は、夭候回復待ちて足止めされた人石田を 離れたのてあろう。 「王昭君」は、奴の 詩十の、漢宮を出されて奴に嫁い 王呼韓耶平于の愛を一身に事めて一男をもうけ、さらにエの 胡角一聲霜稜夢 漢宮萬里月前腸 昭君若贈黄企賂 定是終身奉工 死俊、彼の地の慣習により、エの子との門ー どすわれている き直るど女の強いのはいつの世も同じて、ある吠蕃 ( チベッ ト ) に嫁した唐の皇女・文成公主もそうだい、悲劇のヒロイン とよばれるのは、稜世の様々な文学作品上の話、本人は外と 充実した人生を公うしたのかも知れ子 胡角一声、霜の稜の夢 咲宮萬里なり月前のおもい 昭君若し黄金の賂を曽らましのば 定めてこれ身を終ふるまて支に奉へまつらまし ( 人江朝綱和漢朗詠事「王昭君」 ) 、ニ女をも、つけた、

3. 「奥の細道」に潜む漢詩文

( 十略 ) 予はロを閉じて眠らんとしマいねられず。旧庵を分るる時 堂、松島の詩 あり。原安適、松の浦島の和歌を贈らる。袋を解きて こよいの友とす 西嶽崚增処尊西嶽崚增として尊に処る 諸峰羅ム似児孫 諸嶺羅ムして児孫にス , 、 水光瀲瀧睛方好 水光瀲瀧として第て方に好し 山色空濛雨亦奇山色添どして雨も亦奇な 若杷西湖比子 若し舌湖を杷りて西子に比セば 淡粧蘖抹両拍宣 淡粧抹両つないら宣ろし ( 蘇柬坡飲湖上初睛俊雨 ) 造化鍾神秀 陰陽割昏晩 夏初松島自清幽 夏初、松島自すら清幽 雲外牡鵑聲未同雲外杜鵑の聲永だ同じらず 誂望洗心都似水 眺望心を洗いすべマ水の如し 可憐蒼翠對青眸憐れむべし蒼翠青眸に對するを ( 蛇足 ) 平泉・象潟と菱んて、卒しみにして、 / に 、 , 、、ム島、タ着しマ、一 庭、西胡て、 ( 耳じず。新江の潮を湛ふ」と、の囚の名听を引き 合いに出して文章にも力い入「て来た。芭蕉の気持ちの昂りい それとなく伝わってくるクライマックスに達するとやたらに 漢詩文を踏まえるのい芭蕉の癖、との評もある。 造化は神秀を鍾め 陰陽は昏晩を割く ( 牡甫望嶽 ) ( 杜甫望嶽 ) ( 木堂家事 )