風吹 - みる会図書館


検索対象: 「奥の細道」に潜む漢詩文
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1. 「奥の細道」に潜む漢詩文

風吹拈水睛夭雨 月照平沙夏夜霜 能就江撲銷署否 比君茅舎較清涼 抗州望海 ( 蛇足 ) も卒夭の「江樓タ望」は「江接晩眺」と共に の春秋の眺めを詠じたもの。「和漢朗詠事夏夜」にもそ 夏夜の霜」が掾り入れられて の一節風は拈木を 芭蕉は「蒙求」や「和漢朗詠事」から漢詩文に親しんだの 力もし、れチ 風は枯水を吹く睛夭の雨 月は平沙を照らす夏夜の霜 よく江接に就きて署を銷さんや否や 君か茅舎に比すればやや清涼なり ( も卒夭江タ望招客 ) ( 平成ニ十ニ年五月 ) 孫明復錦段 )

2. 「奥の細道」に潜む漢詩文

( 最上川 ) 所に日和をっ 最上円乗らんと、人石田といふ , 蘆角一声の心 種落ちこぼれて、忘れぬ花の昔を慕い、 この道にさぐり足して、新古ニ道に踏み迷ふといへども道しるべ 一なを残しぬ。このたいの風流ここ する人しなけれはと、わりなき に至れり 翠黛紅顔錦粧 汯尋沙寒出家郷 邊風吹斯狄心偖 隴水流添夜涙行 記、項羽本記」の「富貴にしマ故郷に峰らざるは、嘯を衣て夜 ' : どの注釈もある 「くカ致し」を踏ま - ん / 得淡然の戒めを忘れた項羽のこの俗言を、關越え の深山幽谷の描写に無理に関連づけずに、未直に「夜行くか攷 し」と読むほうか自然な気もする。 翠黛紅顔、錦繍の粧い 汯く汯く沙寒を尋ねて家郷を出ず 邊風は吹き斯っ秋の心の偖 隴水流れ添ふ夜の涙の行 に古き佛諧の をやはらげ、