Kpz90 ( 5ampfpanzer90) 90 年代主力戦車いった意味。 FT mod4 ( バラレル砲塔 ) FT mod3 ( タンデム砲塔 ) 砲塔 バスルは 軽量化の為か 幅が狭くなっており バスル弾薬庫の搭載弾数 はわずか 9 発しかなかった。 砲塔天井高はレオパルト 2 より 250 mm 低かった 短縮車体 + フラット砲塔 ↑フラット砲塔は、主砲が俯角をとると、天井から砲尾が露出する。 短縮車体前面装甲強化案 0 詳細不明のレオバルト 2 改修案 右頁で述べた、 Kpz90 開発中止後に検討された装填補助装置を備えた 3 人乗り新型砲塔がこれだと思われる。作画の参考にした資料の写真は K MW が提供しており、当時のクラウス・マッファイかヴェクマンの提案と思 われる。砲塔小型化の為かバ スル弾薬庫が廃止されている。 装填補助装置 は、車体弾 薬庫から取り 出した砲弾を 載せると砲尾 部まで持ち上 げるエレベー ターである。車体弾薬庫からの装填は、バスル弾薬庫からの装填より労力が大きいため設置されたと思 わえる。しかし、バスルを廃止した分だけ搭載弾数は減り、装填にも時間がかかるだろう。 0
・ LL E 0 1 フロント・ドライブパラレルれられなかった。フランスとしては、兵器の重要 0 トイツ側の砲塔開発 ドイツは低姿勢砲塔に否定的であったので、フ 砲ロ ( 5 0 8 ) なコンポーネントの供給を外国に頼るのは安全保 9 ・ ラット砲塔を検討した。フラット砲塔は、砲塔天・ l-l-e E 0d2 フロント・ドライブタンデム障上の障害になると判断したのだろう。また、輸 井高を乗員が着座で乗務できる最低限度に抑えた 砲塔 ( 4 9 ・ 8 ) 出の取り扱いについても意見の相違が生じてい ものである。主砲が俯角をとり砲尾が持ち上がる・ I-LF- E 0d3 リア・ドライブパラレル砲塔た。こうして 1982 年には計画の破綻は明らか と、天井に衝突しないように専用ハッチが開いて ( 51 ・ 5 ) になっていた。その後、フランスは < u.J をパ 砲尾を露出させる様になっている。これにより砲・ L.L}— E 0d4 リア・ドライブタンデム砲塔トナーにしてルクレールを開発した。 塔高を oo % 削減できる。重量は 4 ・減じ、 ( 5 0 5 w) フランスが離脱すると、ドイツは 1983 年 3 総重量 50 になると見積もられた。この方 月から 84 年にかけて今後の開発について改めて 式は、低姿勢砲塔より視界が良く軽量であった。検討の結果、 1980 年の末に LL}- E 0d3 が検討するコンセプト研究を行った。この時、以下 また、側面装甲の問題も生じない 最良とされた。前部駆動は、モビリティ・キル ( 機のオプションが調査された。 フラット砲塔にはデメリットもあり、砲尾ハッ動性喪失 ) の蓋然性を高めるとされ、パラレル砲 チが砲塔の縦方向の剛性を低下させ、 zno 防御塔は人間工学的に好ましいとされた。 ・レオパルト 2 の生産継続。 や潜水渡河に必要な密閉に不安を生じた。また前 ・レオパルト 2 の改造。 ・レオパルト 2 の車台に、装填補助装置を備え 方下方視界も悪かった。通常の砲塔戦車は、砲塔短縮車体 天井の前半部を前傾させて前方下方視界を確保し では、レオパルト 2 車体の短縮案が た 3 人乗り新型砲塔を搭載する。 ている。しかしフラット砲塔では、この傾斜が無検討されていた。この計画は、エンジンを小型な・レオパルト 2 の車台に、パラレル配置のフラッ いので前方視界の確保に配慮が必要だった。 l— 8 8 0 に変更し、あわせて車台を 5 5 2 ト砲塔を搭載する。 乗員配置は、 2 種類が検討された。自動装填装短縮し、転輪を一組減らすというものであった。・新しい戦車の開発。 置を搭載した多くの戦車は、車長と砲手が主砲をこれは重量削減効果があり、この節約した重量で 挟んで並列に並ぶパラレル砲塔と呼ばれる配置に前面装甲を強化する提案も有った。しかし、この こうした検討の中で連邦国防省は、 19 8 4 生・ なっている。これに加えて、 N 9 0 では車長提案を実行すると接地圧は上昇し、許容できない秋に N 9 0 を中止し、後のレオパルト 2 < 5 と砲手が縦列に配置されるタンデム砲塔も検討しほどヴィークル・ダイナミクスが悪化する予想さ及び <()o となる改修計画と、完全に新規の ていた。この利点は、乗員が縦一列に並ぶので砲れた。路外機動性と障害物の克服の観点では、履 Bcvooo の開発を決定した。 塔正面装甲を小型化できることである。砲塔正面帯接地長の中心と車両全体の重心が重なるのが最 こうした判断が下されたのは、砲塔戦車での軽 は被弾率が高く、乗員を守る為に手厚く防御され良の状態である。 量化は効果が低く、共同開発のメリットが得られ ており重い。この為、砲塔正面装甲の小型化は軽 ないなら開発継続の必要性が薄れたからと思われ 量化の効果が大きい る。また 1984 年に、予算の制限から新型戦車 計画の終了 こうした検討の結果、パラレル砲塔とタンデム こうして作業は進められていたが、計画は両国の配備は 1999 年に延期すると決定されて、時 砲塔、前部駆動と後部駆動の 2 種類ずつの案が作の主張の相違により中止されてしまった。ドイツ間的余裕が生まれていた。これによるレオパルト 成され、以下のように命名された。 は、エンジン等の主要なコンポーネントの国外生 2 の旧式化と、冒険的な新技術の熟成が予想され 産を認めないと主張し、フランスはこれを受け入て新規開発の一因となったのではないだろうか
Kpz3 度な防御を達成するのは、初期の段階で軽蔑され排除して非常に小さい。これにより、装甲重量は レオバルト 3 へ レオパルト 2 以降の戦車開発は、まだレオパルていた無砲塔戦車だけだとされた。 軽減され、その分を戦闘室の装甲強化に回して乗 ト 2 が開発中だった 19 7 2 年から始まってい レオパルト 2 は、革新的な Z70 (>me 員の生存性を向上させることもできる。また、乗 た。レオパルト 2 は、 M48 を置き換えることに ) の開発失敗もあり、比較的保守的な設計だっ員は被弾率の低い車体に位置するので生存性が更 なっていたが、近い将来レオパルト 1 が旧式化すた。 LLOØや装甲素材には技術革新があったが、 に高まる。車体弾薬庫を戦闘室から排除するは、 るのは避けられず、後継車両が必要とされた。 レイアウトはほぼ在来型のままだった。 誘爆の被害から乗員を守るメリットもある。 こうして、レオパルト 1 を mo 年代後半に置き レオパルト 2 以降の開発は、特に防御の向上に のもう一つの特徴は、ケースメイト戦車 換えるオペレーション要求が発布された。この計重点が置かれた。西側第三世代戦車は、装甲重量でありながら行進間射撃が可能な点である。 画は、イギリスと共同開発することとなり、イギの約半分を車輌筐体と装甲が占めており、レイアのは、旋回式照準器で照準したまま、車 リスは >Ol--coo 、ドイツはと命名した。ウトの改善が出来れば相当の軽量化でき、この余体を目標方向に旋回させると最適のタイミングで そして 1975 年までの間に、、 ooe 、裕で装甲強化が可能であると考えられていた。無自動的に発砲するというものである。この行進間 ラインシュタール・トランスポルトテヒニク、ク砲塔戦車が注目されたのは、こうした理由による射撃に必要な安定化の為に、砲架は仰俯のみ可能 ラウス・マッファイ、ホッブズ・グループ・ものであった。こうして双砲身ケースメイト戦車だった。また、は高速で蛇行機動をとりな オブ・コンサルティング・エンジニアーズの 5 社と頭上砲戦車の実現性を調査する為に技術実証車がら発砲を繰り返すことで、被弾率を低減した。 が、 9 種類のコンセプトを提案した。それは、判が製造された。また、当時注目されていたフロンの射撃方法は、技術実証車の射撃試験で要 明している範囲では以下の様なものだった。 ト・ドライブ戦車の調査も行われることになった。求を満たす命中精度を実現した。 ・後部駆動の砲塔戦車 しかし、は、運用試験で許容不能な欠点 ・前部駆動の砲塔戦車 が指摘されて、戦車部隊から配備を拒否されてし の開発 ・双砲身ケースメイト戦車 ( 0 ) ( 双砲身ケースメイト戦車 ) の開発は、まい計画は中止された。まず、部隊行動中の蛇行 ・頭上砲戦車 1972 年にから始められた。 OCY-Y の構造は、軌道射撃は、隊形の維持が困難で、先行車が後続 車体両端に主砲が設置され、その後部に自動装填車の射界に入り危険であった。また、 2 本の砲身 提案は、デザイン研究の後に行われたプロジェ装置が配置されていた。乗員は 3 名で、 2 門の主が突き出している為、市街地や森林での行動も不 クト・デフィニション段階で次の 3 案に絞られた。砲の間の戦闘室に配置された。この様な配置に適格とされた。蛇行機動戦闘は広大な平地が適し ・砲塔戦車 ( クラウス・マッファイ ) なったのは防御の向上を狙ってのものだった。 ているが、そうした地形は限られていた。そして、 ・双砲身ケースメイト戦車 ( ) 戦車は、車両全体の装甲を分厚くすると重量過射撃する時は目標に進路を向けなければならない ・頭上砲戦車 ( ホップ ) 多になってしまう。この為、乗員の生存だけでもので、目標と並走しながらの射撃も出来なかった。 確保する為に、戦闘室は重点的に装甲化されてお これを受けてイギリスは砲塔戦車の案を提示し これらのコンセプトは、イギリスの提案と共にり重い。この為、戦闘室の小型化は、軽量化の効たが、ドイツはレオパルト 2 と比較して改善点が 比較評価された。しかし、イギリスの提案は非常果が大きい。在来型の戦車は、乗員が車体と砲塔無いとして拒絶した。そして、有効なアドバンテー に高度な作戦上の要求を満足させられなかった。 に分かれており、さらに戦闘室内には主砲や車体ジを達成し得るのは、ラディカルなデザインへの そして、 1976 年に始められたパラメーター 弾薬庫が配置されており戦闘室を肥大化させてい挑戦だけだとして頭上砲戦車の開発を始めた。イ 研究において >—IO()O の重量制限を守りつつ高る。これに対しの戦闘室は、武装と弾薬をギリスはこれを拒絶し、共同開発から離脱した。
Char90 NAPOLEON このイラストは、月刊グランドパワー 2005 年 8 月号掲載の 2 面図を参考に 作画した。この図の砲塔は主砲とペリスコープしか描かれていない簡単な ものであったので、 AMX40 とルクレールを参考に 細部を描写した。 元の図にペリスコープ だけが記載され ていたのは、低姿 勢砲塔は視界確保に 配慮が必要なことの 表れだろう。 低姿勢砲塔は、ペリスコープを用いるか大きく身を乗り出さないと、 砲尾部隆起越しとバスル越しの視界を得られません。車長の直接 視界の必要性は各国で認識に差があり、イスラエルが非常に重 要視している反面、ルクレール を採用したフランスはさほど重要 視していないようです。 砲塔側面と砲尾部隆起側面の装 甲厚も、図で示した様に異なる と思われます。 0 ↑ナポレオンは、視界が悪いが砲塔が小型になる。 ↑レオパルト 2 の砲塔は重量がかさむが、 視界は良い レオパルト 2 と比較すると砲塔が低く、乗員は体の大部分が車体内に位置 している。砲塔の幅が広いのはバスル弾薬庫の搭載弾数を確保する為と 思われる。装填手を廃止すると車体弾薬庫からの給弾が困難になるので、 バスル弾薬庫の搭載弾数が重要度を増してくる。
頭上砲戦車の開発が中止されると、レオパルト QNOO と名付けた。砲塔は、自動装填装置をンについては、これ以上情報が無いので、本項で ン 2 の車体に自動装填装置を装備した新しい軽量砲備えたフラット砲塔で 120 滑腔砲と改良型 LL は低姿勢砲塔の特徴について簡単に述べる。 塔を搭載することが計画された。この方法は、頭 OØを装備する。部隊配備の時期について、当時 上砲戦車より軽量化のメリットは小さいが、リス計画されていた歩兵戦闘車 YBoo の調達が優先低姿勢砲塔は、砲塔前面の高さを抑えて、砲塔 クもまた小さかった。この計画は、フランスと共され、 1996 年まで導入できないとされた。 の軽量化と被弾率軽減を図ったものである。戦車 同で開発されることになった。しかし、この計画 フランスは、この計画をシャール 90 ナポレの砲塔前面は、被弾率が高く、その後ろには乗員 4 は早い段階で中止され、試作車は製造していない。 オンと命名し、重量の上限として >—JOLOO ( 約がいるので手厚く装甲化されている。この為、砲 48t ) を主張した。フランス側は、ドイツの案塔前面の小型化は軽量化の効果が大きい。しかし、 と異なる低姿勢砲塔を計画した。部隊配備時期は、主砲は俯角をとると砲尾が持ち上がるので、この 一 0 経緯 の開発に失敗しイギリスとの共予算の理由で 1991 年とした。 可動域を確保する必要がある。この為、低姿勢砲 ~ 9 同開発が中止されると、 1977 年にドイツはフ 塔は、砲尾部だけ天井が高くなっている。 ・ 1 この方式のデメリットは、砲尾部隆起が車長の ランスと戦車の共同開発を始めた。当時のフラン自動装填装置による軽量化 スは < x 3 0 に続く新型戦車を必要としてい Z90 のレオパルト 2 と比較しての改善点直接視界を遮る点である。また砲塔バスルの自動 た。当初は外国製の戦車の購入も検討したが、要は、自動装填装置の搭載による軽量化である。こ装填装置にもある程度の高さが必要で、これも直 求を満たすものが無いという結論に至った。 の利点は、自動装填装置の設置が砲塔レイアウト接視界を遮る。ナポレオンでは、背の高いペリス 両国は、かっての <>><00 とレオパルト 1 のの自由度を高める為もたらされた。 コープを配置して視界を確保している。 共同開発の失敗を教訓に、今回は細かい技術的な 戦車の戦闘室は、乗員を防護する為に装甲が分これに加えて、砲塔側面の装甲が不足している 問題や試作車の製造の前に、基本的な要求につい厚くなっており重量がかさむ。しかし自動装填装という説がある。これは、どういう意味か具体的 て慎重に共同締約のゴールを定めた。こうして、置なら、戦闘室に配置する必要がないので戦闘室には分からなかったが、砲尾の為の天井隆起部を 最初に以下の点について協議された。お 来の主力を小型化できる。自動装填装置は、装甲の薄い砲指していると思われる。砲塔側面には、空間装甲 戦車に対する要求。共同計画の為の工業機構及び塔バスルに搭載すればよい。また、装填手によるや複合装甲等の特殊装甲を使用しているが、これ 調和の取れた管理。タイム・プランニングだけで装填作業には天井にある程度の高さが必要であっ等は軽量である反面、体積が大きい。この為、砲 なく資金とワーク・パッケージの配分。必要な手たが、自動装填装置ならこれも不要となり乗員は尾部隆起側面に特殊装甲を配置するとペリスコー 順 ( 例えば、評価、契約の種類、費用の償還、等々 ) 着座で勤務できるようになる。こうして天井の高プや乗員ハッチと干渉し、装甲に十分な厚みを持 可能な国際協力及び輸出の規制問題。 さを低くすることも出来る。 たせることができないという意味だと思われる。 この低姿勢砲塔の否定的な面については、ドイ ッ連邦武器技術調達局に勤務されたロルフ・ヒル 1980 年に、ドイツはレオパルト 2 の車台にナポレオンと低姿勢砲塔 新しい砲塔を搭載することを決定した。これは、 (O)O に搭載する砲塔について、フランスメス氏が著書で主張しており、ドイツ連邦軍の見 レオパルト 2 は完成したばかりで、新しく開発し側はどの様な砲塔を提案したか詳しい情報は得ら解を反映していると思われる。実際に連邦軍では、 ても大きな進歩が見込めなかった為である。このれなかったが、グランドパワー誌 2005 年 8 月低姿勢砲塔の本格的な検討は見られなかった。 アイデアは、フランスからも認められた。 号に簡単な図が掲載されている。これによるとナこうして、 QNOO でドイツ側は低姿勢砲塔 ドイツ側は、 1981 年の末に提案をまとめ、ポレオンは、低姿勢砲塔になっている。ナポレオとは異なるフラット砲塔の搭載を検討した。
0 「ホップの単砲身ケースメイト戦車 (Einrohr kasemattpanzer) こんな名前だが、旋回範囲が 限定された砲架を有する 頭上砲戦車である。ー 年代は技術の進歩により これまで不可能だった = = 言力可能こなり 様々な案が検討されました クラウス・マッファイの 低姿勢砲塔 自動装填装置の弾庫は 縦置きベルトコンべア ( 立体駐車場の様な ) になっているので ルクレールと比べて 後方視界が良い。 クラウス・マッファイの 頭上砲戦車 主砲後部に搭載弾薬の 全てである 40 発が 搭載された。 この方式は周囲の視界が 良いが、対空警戒に問題を 生じると思われる。また、対空 機銃はリモコン式が不可欠になるだろう。 しかし頭上の武装は、トップアタック・ミサイルや クラスター爆弾から乗員を守る盾としても機能する。 0 を MaK の DRK ( 双砲身ケースメイト戦車 ) については 「ドイツ連邦 駆逐戦車開発小史 編」で詳しく 解説しましたので 参考にして下さい 0 、」の 0 0 分 9 乗員は 2 門の主砲の間の コンパクトで軽量な 戦闘室に配置されており 重量効率が良い。戦闘室両脇の武装は 戦闘室を守る空間装甲としても機能し残存性が高い。 气、 0
70 年代の ドイツでは フロント・ドライブ 戦車が何種類も 検討されたんだよ ( versuchsträger Schutzenpanzer マルダー歩兵戦闘車はエンジン左側に操縦席があったが、 VTSI では工 ンジン後方中央部分に変更された。車長はその左後方、砲手は右後 方に配置されている。 VTF ( versuchsträger Frontantrieb ) VTF は、メルカバと異なりエンジンの給排気口が車体後方にある。 これは、赤外線放射を低減し、弾道防御上の弱点とならないように する為と思われる。しかし、この方法はエンジンから排気口まで長い ダクトを必要とし、スペース効率が悪い。車体上面には、エンジン 後方に操縦手用と車長用と思われるハッチが 2 つ並列に配置され、さ らにその後ろにターレットリングがある。 VTF に戦車の砲塔を搭載した ことを示す資料は見られなかったが、後にパンター駆逐戦車の砲塔 搭載実験に使用されている。 ・フロント・ドライプとリア・ドライプの比較 えると重量の増加も大きい。工ンジン区画以後の天井高を下 現代の MBT は、前方 60 度の範囲から射撃された大口径砲弾に被 げることも出来るが、エンジンデッキの隆起が主砲俯角を遮 弾しても、乗員を保護できることを要求されている。この為に必要 らないように注意が必要である。また排気ロも防御上の弱点 な装甲配置は下図の様になり、フロント・ドライブの方がより広い とならないように配慮が必要になる。フロント・ドライブの防 面積を重装甲にする必要がある。車体側面は、被弾貫通後の乗 御上の利点は、重量効率の悪さで相殺されており、独特の 員被害を考えると、リア・ドライブ・よりも広い面積を重装甲化す デメリットも目立つ。この為、複合装甲の実用化により必要 る必要がある。また車体前面装甲もエンジンを収納する為に高め 性が薄れていった。 になっている。車体前面は重点的に装甲化されており、面積が増 排気ロ → 排気ロ 後部ハッチ
1976 年から 78 年にかけて、ドイツは頭上 ものと思われる。乗員は 3 名で、エンジンルーム 砲戦車の技術開発を行った。この時は、 4 種類の人間工学 : ・主砲の後退に巻き込まれての負傷や、の後ろで横に並んで着座する。配置は、左から車 4 コンセプトが作成された。うち 3 種類の様相が判発砲に伴うガスや騒音による乗員負担も軽減され長、操縦手、砲手の順である。 3 名の乗員にはそ 明しておりいずれもフロント・ドライブ方式で、る。戦闘室が小型化されるのでエアコンや zno れぞれ独立したハッチが用意され、車体後部のラ 乗員や弾薬庫の配置に違いがあった。フロント・換気装置も小型化できる。アイコンタクトやハンンプも脱出ハッチとして使用できる。 ドライプは、パワーパックを戦闘室の防御に用いドサイン等のコミュニケーションも可能になる。 ることができるので、装甲重量を節約できると考車長が車体に位置するため、直接視界は少なくと >I•—()—の試験は、 19 7 8 年夏からメッペン えられた。作成されたコンセプトのうち最も軽いも 15540 度の死角が生じる。 の E91 試験場 ( 射撃試験を担当する施設で現在 ー 4 8 ・ 3 の物でもレオパルト 2 と同等の乗員防 ので行われた。試験は、停止中、行 4 御を実現できた。当時は、メルカバの登場により リスク : ・頭上砲戦車は、武装に高度な自動化と、進から停止に移った状態、行進中の各条件で行わ 各国でこの方式が検討された。 乗員の直接視界の不足を補う為の視察装置も必要れ、命中精度は実用上十分な値が得られたと言わ この計画では、頭上砲戦車の技術的リスクと戦で、技術的なリスクやコストが高い。乗員は、武れている。条件は不明であるが、命中率は 705 術面の特徴を調査する為に技術実証車 >F-()—装にアクセス出来ず、信頼性の高い自動装填装置 100 % であった。技術的な問題もほぼ解決の見 3 が、フロント・ドライブの特徴を確認する為に > と不発時の抜弾機構が不可欠になる。対空機銃は込みがついた。 I-L が製造された。 リモコン式が必要になり、設置にコストがかかる 1979 年に、部隊側の評価が発表されたが、 これは重大な懸念を含むものだった。まず、車長 頭上砲の特徴 席のハッチから全周視界が得られないことが、相 頭上砲戦車は、防御の向上を第一目的にしたレ本車は、マルダー歩兵戦闘車を改造して製造さ当懸念された。直接武装にアクセス出来ない為、 ィアウトである。頭上砲は、乗員が車体内に位れた為、 >eo ( 技術実証歩兵戦闘車 ) と呼ばれてファイアパワー・キル ( 火力喪失 ) の蓋然性が高 置する点は前述のと同じであるが、武装がいるが、あくまで戦車としての技術実証車である。まる。武装の旋回範囲が制限される。対空機銃の 旋回するので戦術上の制約を受けることもない。 武装はレオパルト 1 と同じ 105m 戦車砲設置は不可能というものだった。 それでも在来型の砲塔戦車と比較すると、操作性 <co であった。 8 発の砲弾を収納する弾薬庫は車試験が終了するとー 1 は、コブレンツの や技術的なリスクに大きな変化が予想された。 体後部に有り、自動装填装置により薬室に運ばれ博物館に収蔵された。 る。この方式では、主砲を 12 時に向けないと再 防御・ ・頭上砲コンセプトは、乗員と弾薬庫を装填が出来ないデメリットがある。主砲の可動範 車体内部に配置して、旋回式の主砲のみを車体上囲は、旋回角が左右に各 60 度、仰俯角はマイナ >FL.L( フロント・ドライブ技術実証車 ) は、 部に設置するものである。この方式であれば、ケース 10 度からプラス 15 度。この旋回範囲は、ド重量 43550t を想定した、フロント・ドライ スメイト式の防御上のメリットを享受しつつ、寸 身ィッ連邦軍が戦車に必要と考えていた値である。ブ戦車の機動特性を調査する為に製造された。 1 角の制限を回避することが出来る。また、主砲及砲手用の照準器は、 R12 が主砲下方に 978 年頃に製造契約が結ばれ 84 年頃に製造さ び周辺構造物を、トップアタック・ミサイルやクあり、車長も別の旋回ペリスコープを使用できる。れた。しかし、フロント・ドライプは機動特性と ラスター爆弾から戦闘室を守る空間装甲として用車体にマルダーを使用したのは、フロント・ド防御特性が戦車に不向きであるとして、特別な理 いることが出来る。 ライブ方式の戦車への適合性の評価を兼ねていた由がなければ使用に消極的になった。
ントの小型化と、装甲技術の進歩に 戦車の近未来は ? 今回は、ドイツが構想した第四世代戦車につい より、従来と同等以上の装甲防御を て紹介したが、最後に世界の戦車開発について簡有していると言われている。こうし 単に述べる。 た在来型砲塔での進歩は、多くのリ 現在の所、第四世代戦車と呼ばれる物は出現しスクを含む頭上砲の必要性を弱める ておらず、定義は定まっていない。現在でも戦車かもしれない。 開発は活発に行われているが、新興国による開発 が、多く第三世代戦車を超える戦車を開発可能な また、技術的な変化の他に想定さ 国は少ない 一方で、先進国による戦車開発は冷れる戦闘環境の変化も、戦車への要 戦の終結により鈍化している。それでも一部の先求に変化を与えるかもしれない。 進国で、ドイツと同じようにレイアウトの変更で戦後の戦車は、機甲戦だけでなく非 第四世代戦車を構想したが、そうした計画で実現対称戦への投入も期待されている。 したものはない。 こうした任務には、直接視界の良い アメリカの LL O c.D ( 将来戦闘システム ) の 0 砲塔戦車が要求されるかもしれな (D は、 ZOC に近い計画であった。この計画では、 。また、戦車の設計に正規戦以外 共通車台から多数の派生型が計画され、戦車型はの任務への適応力を、どの程度に盛 乗員 2 名の頭上砲式だった。動力も、 z U と同 り込むべきか考えなければならない だ「つ、つ じディーゼル・エレクトリックが予定されていた。 ロシアの試作車 e 9 5 は、、 ョ公毒のまま計画が 中止されたが、頭上砲式に大口径砲を装備してい 頭上砲の技術的な問題は、時代と たと一三ロわれている。 共に解決されつつある。しかし、そ 第 4 世代戦車とは言えないかもしれないがヨルれでも相対的にリスクとコストは高 ダンも頭上砲戦車を試作している。これは、チャ いままになっている。こうした点と、 レンジャーの車体に頭上砲式のファルコン砲塔を 非対称線への適合性は国によって、 搭載するというものであった。この計画は、試作 価か異なり、異なる方向性の第 4 車の製造まで進んだが正式採用は実現しなかっ世代戦車が出現するかもしれない。 た。この様に、今のところ頭上砲戦車の前途は厳将来登場する第 4 世代戦車は、頭上 しい状況だ。 砲によるブレイクスルーを図るか、 砲塔戦車を磨き上げる形になるのか 一方、日本で開発された 10 式戦車は、在来型未だ分からない。 砲塔に自動装填装置を搭載した構造だが、 4 45 4 8 と軽量になっている。これは、コンポーネ ご覧頂き ありがと一つ ございました 今回のお話は ここまでです お疲れ様でした 次は旧式戦車の 戦力向上改修の 話だよ また見てね 5 しオ / ( ルト 2 28
、当をリ匱 この橋 渡れるかな ? 重量の増加は こうした問題を もたらします 必戦戦自他 要闘車走に に支回浮も な援収橋 っ体車や て制等 しのの ま見 ↑戦車回収車 い直 タンク・トランスポーター↓ まし すも 希望の光ー こうした問題を解決する為に レイアウトの工夫で 防御力を保ったまま 重量を削減できないか 検討されるようになったのです レル・ / 行 1 909 。 90 △頭上砲戦車 砲架以外は車体内に配置されるので、砲塔装甲 が不要になり軽量化できる。その重量の余裕で 車体前面装甲を強化することが出来る。シル 工ットも小さくなり、被弾率も低い。 ① 6