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検索対象: 月刊Model Graphix 1995年 9月号 通巻130号
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1. 月刊Model Graphix 1995年 9月号 通巻130号

ハハ艦隊、主力艦の全容 イラスト・文 今月 : 邦孝 八八とは、戦艦八隻、巡鞦艦八隻を意味する。 実際に竣工したのは長門、陸奥のニ隻のみで、 ワシントン条約により、以下の艦は空母に改装 されたりエ事中止、或は標的艦として海に消え た。その計画艦を簡単におさらいしよう。 ■戦艦長門型ニ隻【長門・陸奥】 排水量 32.720t 全長 213.4m 全巾 29.0m 出力 80.000hP 速カ 26.5Kt 航続 5.500 浬 / 16Kt 兵装 45 口径 405 連装 4 基 ( 後に加賀型砲塔に換装 ) 50 口径 145 単装 20 基 40 口径 7.5 師単装高角砲 4 基 535 発射管 8 基 ・八八艦隊計画のうち、長門型二隻のみ竣工した。条約 により睦奧は廃棄されるところだったが、突貫工事で完 成、既成事実とした。このため、米「ウェストバージニア」 「コロラド」英「ロドネイ」「ネルソン」が造られた。 ■戦艦加賀型ニ隻【加賀・土佐】 排水量 39.900 t 全長 234m 全巾 30.5m 出力 91.000hP 速カ 26.5Kt 航続 8.000 浬 / 14Kt 兵装 45 口径 405 連装砲 5 基 50 口径 145 単装砲 20 基 40 口径 7.5 師単装高角砲 4 基 615 魚雷発射管 8 門 ・ワシントン条約時すでに進水していたが、廃棄と決定、 標的処分とされた。しかし天城の震災被害により、代艦 として加賀のみ空母に改装された。 ・巡戦天城型四隻【天城・・高雄・愛宕】 排水量 41.200t 全長 252.3m 全巾 30.8m 出力 131 , 200hP 速カ 30Kt 航続 8.000 浬 / 14Kt 兵装 45 口径 405 連装砲 5 基 50 口径 145 単装砲 16 基 40 口径 125 単高角装砲 4 基 615 魚雷発射管 8 門 ・条約時、起工間も無い高雄、愛宕は解体、工事の進ん でいた天城、赤城は空母に改装されることになった。し かし、関東大震災により天城が船体損傷、廃艦となった。 ・戦艦紀伊型四隻【紀伊・尾張・ 11 号・ 12 号艦】 排水量 42.600t 全長 252.3m 全巾 30.8m 出力 131.200hP 速カ 29.75Kt 航続 8.000 浬 / 14Kt 兵装 45 口径 405 連装砲 5 基 50 口径 145 単装砲 16 基 45 口径 125 単高角装砲 4 基 615 魚雷発射管 8 門 ・加賀型に準した戦艦として計画され、紀伊、尾張の二 艦は天城型の改良型、航続の二艦は 40cm 砲 12 門とする方 針が固まったが、すべて起工前に建造中止となった。 ■巡戦 13 号艦型四隻【 13 号・ 14 号・ 15 号・ 16 号艦】 排水量 47.500t 全長 278m 全巾 30.8m 出力 150.000hP 速カ 30Kt 航続不明 兵装 45 口径 465 連装砲 4 基 50 口径 145 単装砲 16 基 45 口径 125 単高角装砲 4 基 615 魚雷発射管 8 門 ・紀伊型によって戦艦と巡戦の区別は事実上無くなり、 13 号艦型は米「サウスダコタ」級を上回る攻、防を備え た世界最大、最強の高速戦艦となる予定だった。すべて 準備もされないまま、建造中止。 20

2. 月刊Model Graphix 1995年 9月号 通巻130号

艦船ちゃんいらっしソ 水の星へ愛を込めて 初自露型 帝国海軍ー等駆逐艦 ・要目 ( 初春型 ) 排水量 全長 1 卩 00 t 全福 1 0 m 出力 42.000 hp 速カ 33 . 3 kt 航続距離 14 kt で 4.000 浬 兵装 50 口径 12.7cm 連装砲 2 基、 50 口径 12.75 単装砲 1 基、 40g 単装機銃 2 基、 615 魚雷発射管 3 連装 2 基 初春型は、ロンドン条約によって制限された駆逐艦戦力を低下 させないよう、制限を受けないギリギリの排水量 ( 1.400t ) に特型駆逐艦と同様の兵装を盛り込んだ意欲的な駆逐艦であっ た。が、案の定詰め込み過ぎによる安定性不良と強度不足が発 覚して改良された結果、中途半端な能力の中型駆逐艦になって しまった。初春型の改良型として造られた白露型も、性能的に は安定したものであったが、航続力や兵装の点で用兵側の要求 を満たせず、この後の日本駆逐艦は朝潮型から陽炎型へと続く 大型駆逐艦へと発展する。作例キットは S & S によるコンバー ジョンキットとして発売されているものを使用。今回はレビュ ーということで、初春型、白露型双方 1 隻ずつを製作した。と いうわけで初春型のほうはルンガ沖海戦に参加していないが、 準同型艦ということで、勘弁してもらいたい。 ピットロード 1 : 7 0 0 発売中定価 2 , 8 0 0 円 製作・文 / 加藤浩 S&S 1:700scaIe, IMPERIAL JAPANESE NAVY DESTROYER "HATSUHARU ” class & "SHIRATSUYU ” class. Resin cast kit. Modeled and described by Hiroshi KATO. ・要目 ( 白露型 ) 排水量 全長 1 . 68 5 t 全幅 出力 42 ′ 000 hp 速カ 34 kt 航続距離 18 kt で 4.000 浬 兵装 50 口径 12.7cm 連装砲 2 基、 50 口径 12.7cm 単装砲 1 基、 40E 単装機銃 2 基、 61g 魚雷発射管 4 連装 2 基

3. 月刊Model Graphix 1995年 9月号 通巻130号

つ一ルド 艦船ちゃ从ちっしゃい人 、アトバしスド 水の星へ愛を込めて . をな 1 第ン ・第諏 : 出ガ 3 ↓・強な 0 面ト穹 浜装 : 鬲 3 第 5 新ロ . 径工連装 3 : 基をを : ・・「にを , 、 2 新ト連甕第棗雷発射管 4 ・装・ 2 陽炎型 帝国海軍甲型駆逐艦 陽炎型は 1937 年計画の@計画に基づいて建造された駆逐艦で、 日本の艦隊型駆逐艦の集大成といえる艦である。軍令部の要求 性能を満たすために速力が犠牲となった点以外は艦隊決戦に理 想的な駆逐艦になっていた。しかし、太平洋戦争では艦隊決戦 は起こらず、実際の戦局は対潜、対空戦闘に比重が移っており、 この部分の兵装の不足から、苦戦を強いられることとなった。 ピットロードから発売になったキットは、「陽炎」の姿を余すと ころなく再現した好キットに仕上がっており、これまでに発売 されていたウォーターラインシリーズのキットを駆逐しそうな 内容になっている。難点は価格くらいのものなのだね。今回は レビューをかねて、ルンガ沖海戦に参加した陽炎型 3 隻分 ( 親 潮、黒潮、陽炎 ) を製作している。 製作・文 / 杜康 PITROAD 1 : 700scale. IMPERIAL JAPANESE NAVY TYPE KOU DESTROYER "KAGEROU ” class. lnjection plastic kit. ModeIed and described by Yasushi MORI.

4. 月刊Model Graphix 1995年 9月号 通巻130号

ーー龍巨ト 第 4 回 天城型巡洋戦艦 ー - Battlecruiser AMAGI& class ・文・画 / 今井邦孝 い、引い ざ 8 ようか。搭載機の主翼を展張したままで両舷に一艦とい、つのは、当な戦力になる、る この でこ それぞれ繋止することは困難です。両方の軌条とい当時の日本海軍では考えたの 0 はな又し を同時に使用するためには、増設旋回盤より前ようか。考えついでに、【にの改修が思っ - 第 ワ子 方で一端主翼を折り畳み、そのままの状態で旋一の能力向上につながらなかったため、次の手段 なの 回盤を介して増設軌条の外側一杯の位置で繋止どして最上甲板を艦尾まで延長する一いう発想 ん女 させる必要があります。 が生まれたのではないでしつか「・いわゆる航」その あるいは物件や機材などをクレーンの届く範空巡洋艦 ~ の改装は、 , : ドウ = イ海戦で損傷ま写 囲に搭載するために、固有の搭載機を出来るだ した最上に実施されまいだ可 , ~ の霍に後部 え左 〔 5 基基 砲群は撤去され、主砲数は 6 に減 け後方にまとめて繋止する目的に造られた可能 塔炻 4 基 っ 0 0 っ 0 ) れが利根型だと一 ~ 攻撃 性も考えられます。写真を見てみると、艦尾付 えませんで↓た 砲砲砲 8 一 3 14 装装装管 近に廃材とおばしきものが積まれています。物低下を考慮しなても容易に航空巡化が実現 2 3 8 連単単射 だす 資等の固縛に使用されたものかもしれません。 『長カカ発 きる 0 で ( そ 0 テトケイ「マしで傷し 当時、第 8 戦隊はトラック 5 ラバウル間の輸送一上の改装に着手したのでは、之考、こをむ 4 ・ 1 よ 1 よ のり 全出続甲 きます。以上のことから大胆で 任務に頻繁に従事していました。搭載機が写っ - 関航 / 径径径魚 ロロロ ジは ていないのは、本来の位置 ( 写真より前方 ) にような 2 つの流ルが推定出来す。 0 一 -0 、 1 一ね 0 L.n 蛇足ながら、伊勢型の航空戦艦イに 繋止されているか、トラックに一時的に降ろし ペせ ′ E 3 に 4 倶砲砲角雷 ているせいだと思われます。 本来は空母 ~ 一の改装が検討されそ F> たの 値カ舷主副高水 ラ伝 また、搭載機を後甲板上にまとめることによ←一戦況の悪化によ刀計画が順次縮小され黠果 画量速 カお 、最上甲板下の魚雷群を搭載機の事故や火災一」一してあのような姿になたもの、の・重巡の 計水水大甲装 ■排吃最装兵 などから遠ざけることもできますし、同時に高・ , 航空巡化之は意味合、異なり 祝情 角砲や機銃を本来の射界にて使用出来るという いずれしても、 ) 改装緊に施 型の天こ間たた」 メリットも生じるものと思われます。 いし た措置だたように思はまが「れ相応の , 和も 。工いっ賀 には立ったのではなかと、私は考 さらに、過ぎた考えかたかも知れませんが、 伴ら 大たはた起でな加 一 5 ・最後に 開戦前に実施された水偵搭載実験では、カタバ 、せ型つ、んと「 出一 ルト上に常時 2 機繋止するものとして、最大 8 昭和年頃になると、後部上甲板 - も逐次タ はさ伊だ棄進とり 進ペ 一長練紀定廃のこわ 機まで搭載 ( 運用できないのがひっかかります数の機銃が装備されたのて搭載機の運用 - は ララ 一体洗号予は事る代 一層の不便が生じたものし思わルます。 が ) できています。とすると、増設軌条によっ 船りニる」工れに カカ て最大機程度を搭載でき、・一種の水上機母艦 たよ一成佐、さ城 やがて筑摩はレイテ沖に一み、一残っま利根 つを ~ と土体装天 一ジら として 0 運用が可能だと思われます。 0 砲を以後は活躍の場もな癶江田島に 0 大破着底も な型九艦「」解改た 一か 8 門、及び魚雷を両舷で貶射線という攻撃力をしまいました。せつカ巛の改装も 1 年程度し 賀く戦賀はにし通 ペす 長加続速ロ 」母傷の 有し、最大ノットの速力を発揮する水上機母、利用されな、ったことになります 一生は 細も、高勠宕空損知 め置にた艦愛は体周 第 2 次大戦も半世紀のかなたー 去緲一人々の た配因し戦「」船は 記憶も薄れ、 - - 海軍艦艇の資料今度は畭々 - る砲。化ぢでの 得。る強う高赤災た われていくものと思いますが、既に公にぎネを帝 ①か実す をるあをの「 いみき 一いる資料でも子細に見れば新い事実が隠《 , 下 窄速いで甲艦戦城大な 1 たのて ていることを今回改めて感た次第です。 - 高で正装 6 巡天東と 1 し設施 、い端の成い「関母 なお、拙稿に対して意見などが一 ) いはす 向入」化増実 た次、型未な戦、空 載戦力てリ巛 辷条化り こはゞ左記まてご連絡だ、。 まにで城のも巡がが一 搭海察に ( 空軌巡よ 〒℃ 01 9 番地 札愰市北区新川 一偵保渠航り空に 田中義 工の世化入らよ航化 、成の群艦城計型。 ~ 6 4 水ウ型佐巡、なに、悪 〒 798 愛鰀県宇島市保田 が完艦艦号天て賀る ド根、空型来況型況 たは号戦六。し加回 野昌行 摩ッ利上航根本戦根戦 し」六洋、ると、上 注 1 丸ス。へシル純 定筑ミ・最・ 減驚 0 一雛 注 3 丸シャル 、世界艦 船増刊「日本巡洋艦史』頁 。艦続に艦優 注 4 光人社『写〈、太平詳戦争 4 」』 ) ニた例五「 注 5 南太平洋海戦の損傷修理と一号電探 、出防 ン長を賀オ の装備を実施 れムで関 成加 完「さ雄装機が シ号こ。造高兵める 参考資料 た建「じた劣 丸スペシャル 7 重巡利根型 ' 巡香取 いて艦同のは 潮書房、丸メカニック 2 「日本の重巡』潮書房 想既までし号とこ甲 世界の艦船増刊第集一旧本巡洋艦史】光人社、 軍艦メカニズム図印本 9 巡洋艦森恒英著 艦儷び一城加れべ 八約、事第赤はさ比「 ランプリ出版、艦艇精密図面四一利根 八条し工の「型画に 一 ~ 200 ご深雪会二「写真 人社 ( 推定 1 ) 筑摩、水上機搭載実験 ( 開戦前 ) 利根型、入渠 ( 17.4 末 ~ 5 初 ) ・実験結果により軌条増設を実施 ミッドウェー海戦 ( 17.6.5 ) ・最上大破 ・利根型の運用実績悪し 最上、佐世保にて入渠 ( 17.9. l) ・航空巡化 ( ~ 18.4 ) 利根型、航空巡化 ・戦況悪化により実施できす

5. 月刊Model Graphix 1995年 9月号 通巻130号

艦船ちゃんいらっしツら : アドバンスド 水の星へ愛を込めて 帝国海軍ー等逐艦 初春型、自露型 S&S 1 : 700 発売中定価各 1 ′ 800 円 製作・文 / 加藤浩 S&S 1 : 700 発売中定価各 L800 円 S&S 1 : 700 scale, lmperial Jarnese Navy Destroyer "HATSUHARU ” class& SHIRATSUYU" class. Resin cast conversi on k it . M odeled and described by H i roshi KATO. マ初春型のほうか角形でスノヾルタンな感じの艦橋部。中央 部の武装は初春型が 40mm 単装機銃、白露型が 25mm 連装機銃 ワシントン海軍軍縮条約後に日本海軍がを帯びたものとなっており、よりスマート こ一づ な印象を与えております。 の建造した特型駆逐艦は、基準排水量 168 闘も 白露型間隻はすべて戦没しましたが、第 6 5 魚雷発射管 3 ・ 7 5 砲 6 目」、 1 戦の 間め連装 3 基 9 門、速カ引ノットという、従来 3 次ソロモン海戦でのタ立の奮戦ぶりは語 夜た 。るの駆逐艦の兵装の 5 割増という美叩的な高り草となっておりますし、『呉の雪風、佐世 るす 性能で、列強海軍に大きな衝撃を与えまし保の時雨』とうたわれた強運艦、時雨など てすた。しかしその後、昭和 5 年にロンドン海様々なエピソードが伝えられております。 れや 今回製作しましたのは、 & 製のレジ さし軍軍縮条約が成立し、補助艦艇にも制限が 施認 が視及んだ結果、特型の建造は隻をもって打ンキャストキットの初春型と白露型です。 装を 塗置ち切られ、以後は基準排水量 1500t まキットの構成は艦体と艦橋、煙突のレジン 白位 。ハーツにマスト用の真ちゅう線が入ったも での艦しか建造できなくなりました。 は向 に指 この制限下に成立した第 1 次海軍軍備補ので、主砲や蕾発射管、ポート類は流用 端の 先身充計画 ( 通称マル一計画 ) で建造されたのが必要で、今回は 3-J シリーズの駆逐艦用 砲砲 リニューアルバーツを使用してみました。 主か が、初春型駆逐艦でした。基準排水量 14 △長 00t の艦体に主砲が 1 門減となった他は艦体はレジン注型のため、ボラードやワ ほば特型並の性能を持たせることに成功し、イヤーリールの頭等にわざとバリが生じる じつにどう猛な艦影を持って完成しました。ようになっていますので注意して削り取り が、小さく軽く作った船体に大きく重い兵注型の関係で省略された錨鎖をピットロー 器を大量に搭載した結果、必然的にトッブドの武装バーツから削り取って移植し、型 ヘビーの傾向が増大し、公試運転時にはわ抜きの関係上、舷窓のモールドが甘いので ずかな舵でも大きく傾斜し、乗員が驚いたピンバイスで開け直しました。 キットには自作部品の倍寸及び原寸図が といわれています。あわててバルジを追加 入っており、好感がもてますが、反面選択 し、何とか使えるようにしたとき、昭和 9 年 3 月の友鶴事件』と翌昭和年 9 月の部品の指示があいまい ( とくに初春型の艦 『第 4 艦隊事件』が起こり、初春型の復原橋は混乱しました ) なところが一部見受け 性及び船体強度が疑問視されました。検討られるのが残念です。第 2 煙突基部の機銃 の結果、一部兵装の撤去やバラストの搭載、座は原寸図をコピーしてプラ板に貼り付け、 艦体各部の補強が行われました。これによそれに合わせて切り抜くのがてっとりばや り艦影は大きく変化し、当初の狙いの重兵くて簡単です。各レジンバーツの接着は、 装も削減され、速力も 3 ノット近く低下しゼリー状の瞬間接着剤を使うと便利です。 砲 マストは倍寸図を元に真ちゅう線で作り た結果、実用性は大きく向上したものの、 主 性能的には平凡な艦となってしまいました。ましたが、艦体に取り付け位置が示されて ト おらず苦労しました。改善してもらいたい 初春型 6 隻は太平洋戦争でもよく動き、 ウ ア用初霜が宮津湾内で触雷大破着底の状態で終ところです。 イ使 今回は初春型のほうを初霜に、白露型は レツ戦を迎えた他は全艦戦没しました。 白露型は、先の初春型の性能不良に鑑み、後期型の涼風としてみました。塗装は標準 たレ れ刃再設計されたものでして、ほば同寸法であ的なもの。主砲の砲身先端の白塗装は夜戦 りながら、復原性及び船体強度対策を最初時に砲術長が視認しやすくするためのもの にニから盛り込んだことにより、均整のとれたと伝えられており、昭和年 6 月 % 日に沈 たの美しい艦影となり、また、魚雷は 4 連装 2 没した山風の最期の写真にはっきりと写っ え基 8 門の搭載が可能となって、以後の艦隊ています。完成させた 2 隻を並べると野暮 抑は ったい初霜とスマートな涼風の差がはっき をッ型駆逐艦の標準となりました。 白露型はマル一計画の 6 隻とマルニ計画りしておもしろいものです。同社の開発予 ののの 4 隻の計間隻 ( 海風、山風、江風、涼風 ) 定は未聞ですが、新造時の初春や千鳥型を 心ど 重な が建造され、また後期型 4 隻は艦橋が丸みこの水準で作ってもらえるとうれしいので △塔 すが : 23 一 Gfi

6. 月刊Model Graphix 1995年 9月号 通巻130号

GUNDAM} HEAVY ARMS 1 XXXG-OIH ガンタムヘビーームズ バンダイ 1 : 144 インジェクションキット 製作・文 / 吉田かずのり BAN DAI 1 : 144 scale lnjection kit ModeIed&descri bed by Kazunori YOSH IDA 派手な武装と、ガンダ ムらしくないカラーリ ング、搭乗者トロワ・ バートンのストイック なキャラクター、なに よりもわかりやすい″ ギミックのため、老若 男女問わす人気か高い ガンダムヘビーアーム ズ。キットはイメージ第 をよくつかんでいるか、 頭か大きいため今いち 印象か良くない。ここ らへんにどう対処する かが今回のポイントだ。 ・を′を -0 たぶん、今年の夏のコミではやおい系 に大人気のガンダムです ( 実際、デスサ イズは女の子にも売れてるらしいし。 と、いうわけで、キャラクター人気では ( ゥーフェイ、ヒイロと同率 3 位 ( オレ調べ ) のトロワ駆るガンダムヘビーアームズです ( 断然 1 位はデュオでしよ、 ? し。 ・キットについて 正直いって、カッコいいです。素組みで 作る分にはまったく問題無いと思います。 でもそこは模型誌、それなりに手をいれま す ( 改造したトコロを見せるための改造じ ゃなくて、あくまでイメージアップのため の改造です ) 。 ■頭部 顔はポリエステルバテの削り出しです ( ウソです ) 。。、ーツの合いか悪いのと、 少々、大きい感じなので、バラバラに切り きざみ、再接着します。両耳のアンテナは そのままでも良かったのですが、作業する 時に折ってしまったので、真ちゅう線と真 ちゅうバイプで作り直しました。額のアン テナは定番工作の削り込み。バルカン砲は 真ちゅうバイプで作り直し。いちばん問題 のある顔は、目の下の白い部分のラインが、 右左で違っているので、向かって右側のラ インを削って左右をそろえます。あとは少 しエラが張っているので削ってやります。 ・胴体 頭を改造して首のポリ ーツが使えな くなってしまったので、新造したのと、肩 のマシンカノンのカバーの形が設定と違う ので修正したくらいで基本的にはそのまま です。兵装ハッチのヒンジは真ちゅう線と 真ちゅうバイプの組み合わせで作りますが、 下手に手を付けると作例のように閉まらな くなったりするので、そのままのほうが無 難です。バックバックはビームガトリング ) を取り付けるためにポリキャップを内臓。 ・腕 肩の兵装ハッチを胸部と同様に加工。ヒ ジの関節で腕をひねるのが嫌だったので肩 アーマーの中にジョイントを仕込み腕を 繋ぎ、上腕ごとひねれるようにします。手 首はてっちゃんの軸を切り cn ジョイントを

7. 月刊Model Graphix 1995年 9月号 通巻130号

型のようですが、フレーム式アンテナを装線機 ( u-l 型以降は L-L30LO ) に加え、 備していないので、指揮戦車ではないのか 0@が増設されていました。そのため、車 砲兵隊の観測・指揮戦車として改装されもしれません。Ⅱ号戦車の初期砲塔の視界体前方機銃は取り外され、その開口部は円 た車両で、Ⅱ号戦車に無線機を増設し、機の悪さを解消するための応急措置としては形板をポルト止めしていました。また、若 関室上部にフレーム式アンテナを装備して大裟すぎますが、正規な車両ではないこ干の車両は図 5 のように、フレーム式アン います。本車に関しては資料がほとんど無とは確かです。 テナではなく、ロッドアンテナを増設して いたようです。 、考察においては大日本絵画の「ジャー マンタンクス」引ページのフンメルと共に 行動する有名な写真しか見当たりませんで大戦初期において、指揮戦車は—号戦車 Ⅲ号戦車をベースとした大型指揮戦車に一 した。しかし、幸いな事に以煎梅本氏がを母体に開発された小型指揮戦車とⅢ号戦 ソミュールにおいてスクラップ化した本車車をベースとした大型指揮戦車が正式に採っいては既に本稿の別冊「Ⅲ号戦車編」に を撮影していたので、アンテナ基部の位置用されていました。しかし、要求された配紹介されていますが、型については省 は確認することができました。しかし、そ備数量が満たされなかったため、チェコス略していたので、今回まとめてみました。 の位置と前述の写真から、フレーム式アンロパキア軍から接収した (—) 戦車を改 ( 詳細については別冊を参照の事 ) なお、戦鼠 テナはイラストのように台形と推測されま装して使用することになり、ポーランド侵余談ながらクロムウエルモデルズから同車揮 すが、こういうものは他に例が無く、今ひ攻時には 8 台参痂したようです。無線機はのキットが発売予告されていましたので、の とつ自信がありません。 チェコ製のものに加えて受信専用の u-zo こういったキットが好きな筆者は早速予約装 してしまいました。 2 が積み込まれていました。 車テー CO 戦絶ン ・らいて ア D Ⅱ号戦車の中に図のように砲塔にキュー 式 1938 年 6 月から翌年 3 月までに両 3 Q) ム Q) ボラを増設したものが見られます。前部ク (w) 戦車同様に、指揮戦車の補充車が生産され、 1940 年頃まで使用されま レ ラッペは—号戦車の操縦手用クラッペと同両として改装されたもので、チェコ製の無した。 図 Q- フ I.L キュ柔一設 ? 車 ( 図 2 ) 第 87 回 ドイツの指揮戦車 ( 2 ) 文・図 / 尾藤満 (v) 戦車改装の車 ( 図 3 ) ( ) 戦車改装の戦車 ( 図 4 ) 戦後 50 年周年を記念していくつかの催しか計画・実施さ れているか、我々にとってビックニュースか飛び込んでき た。あの米国 ABC 系 1962 年 ~ 1967 年製作の「コンバット」 が劇場用映画として甦るというのだ。ヘンリー少尉、サンダ ース軍曹、カービイ、リトルジョンなどといった個性的な 面々かどのような配役となるのかと楽しみだか、主役のサ ンダース軍曹にはダイハードのプルース・ウィリスという噂 もある。しかし、我々としてはドラマもさることなから、やは り、軍装や車両といった時代考証の正確さか気になるとこ ろである。近年、大戦ものの映画かあまり製作されていな いか、若い世代に影響を与えるようなヒット作となるように 期待したい。 それでは、前回に引き続き指揮戦車を考察してみたい。 大型車 a—型 ( 図 6 、 7 ) 図 -1 』号戦車改装の観測戦車 Panze 「 befeobachtangs wagen フレーム式アンテナ F 「 ame ae 「 ial ー鬱 フレーム式アンテナ F 「 ame ae 「 ial アンテナ基部 Ae 「 ial mount 図 -2. 特製キューボラ増設の Ⅱ号戦車 PzkPfw Ⅱ tu 「「 et with a 「 ge cu ロ 0 . 一号戦車の操縦手クラッペと 同型のもの Same ViSO 「 as PzkPfW ー d 「 ive 「 'S one . バリエーション va 「 iation 3 6 図 -4. 38 ( t ) 戦 改装の指揮戦車 anze 「 befehls wagen 38 ( t ) / 0 を

8. 月刊Model Graphix 1995年 9月号 通巻130号

帝国海軍軍兤 第ニ次人政装之図 ( 長谷川製作所製モ百分え壱模当甲案 ) 成天城型巡囀一高遷単職 4 、 , 主と力ハ。 いソと 2 きとうにイら 4 い 03 縱 蹠灯 鬯、ロードい編備セ十皿に , 乙る . 長門甲ロ往三式声包な . 衣くて くしく 1 大きあびまにるちよい・ た : を作ふ皞合 . ら つまリ . 3 セット妬なきドならない。 司む , トのス五式ニ呈 * 値 カしト位置は . け , : 5 心 十むわ . 王呱嚶・は長門と司じ ポンヨ曰針た、、 1 み k 霍き ( ない 3 は (. } けこ 黍行納嵂と 十。げ” 3 : しかを・いわ 0 9 ← - フ。う ? もフち板 街は片連裴 5 に噌 びと . この淋 4 。すみまパ . ん : 気 2 ・・ : . き← 0 、・ 0 セ・ , い。、ふ九 0 水値とイむ、、一三式 4 よ . こ 0 セ、十、 = は倚、 , ( 弘 .1 々 ~ リ新、・・入。ち , . フ 0 - いのか呶 = 年と作ゝ久マ・すヤど . のう冫十一と ( 先ハ。と : ) ち立まびあ 3 と王、になゝぎし . 々れと角 . にくけみオ 1 けだ へなや爬に 発と修 元装甲と 1 ちデれ。 を肖当 3 . 物を了辞て・矜は { ト ( 7 ( いいけと、 帝国海軍軍加賀カロ賀型戦艘改装三段式航空母艘平成人改装之図 ( 長谷川製 1 乍所製傑作模型苦労政修匍 三水 8 装 1 を、加儂百甲。癶 . の担ト ーれ甲は不可。マ % 阜ぞ・作ふどか・・ 下甲板、キットの行甲て・・は . ごも . ウライ馴介モ - にドカゞ目立のて、歸か 3. 表スジを洋 q. ウラの中にコ日を 入気て . 新リ飢叮第。 工し ^ -- 9 の位はわらないの震キット介 行甲板と切。て年ラ。ウライ則も一ルドカゞ 生せミて、ウレシイ、 / : て・もる 7 ッ 7 の 位かーま、た , ⅵの亡垣のそドは えな、い。用ソ三として十 f フて、スリ。 まヤ ~ はとラ : らいいか . け , : ら・ン ー ' に t = はホ。 , 卩、。イ、みたネ工ホ。ハテ , 中甲板はフ。ラ 下甲板のの旁も 3 程作ま。 セ 鶯 キ , トのい。ーツと してう。 ニのに - ツイら J J でタデこ第リ、アう本 下甲板の支臥が、ラ 7 い亡 の〒 - ハ。 - きさんび 神は・しのす - 力、よ、、てイ . 伹て " イ則状心とか、 ハ 1 いン・之いドこ、 ' 莖幵 15 は物》けと、 : 中介はどらな、てスホ。ンソンとカ、 . 大やに望、 ) 毛翁 : kT : いへにて・ 部主分のと 山ててよ、くと市らネををう 1 、は理め、一かちやリ直し . 判か ) てマきとみに ョロシ気て。 スホ。ン、 , ン砿はっ , い . 5 あゝきは . こたあにトみ . とはど・はしとプ、ないと べラ / ヾラに新、廖し、はさを 1 / 了 00 ぞⅡ爵を阯 一体い。 引 , 7 。う新 当をて 5 基 ( 阜 ) に - わ。 1 j

9. 月刊Model Graphix 1995年 9月号 通巻130号

文 / ヒル・マイリィ ( チエサピーク・モテルズ ・テサインズ ) 写真 / フランク・テシスト 1995 年 5 月 4 ~ 6 日、 メリーランド州 ア八ティーンにて開催 米国の戦車親父パワーか並みでなしに 、、・、、、 . 、とは周知の綟だ力、、今回の AMP 大 会召を作る馬力なくて、 少々知恵もナよいとで、各界 の著名人を集めての講演会も開かれた。 こ ~ て、知力、体力を充せてしゅ く米国の戦車親父たちの作品に挑戦し たしいう日本の一父は、来年 4 月 ーフバティーンで開催る第 2 回 目忙、一う。 AMP ' 95 A 駅 OW 催 PO 6. 中級部門・金賞 4 席、オペル・マウルティア 1 . 上級部門・銅賞 1 席、 97 式中戦車、マーク・ 、テイプ・ディーン ノヾシェ、 ) 庁ィ 師 y ( ー e 7. 中級部門・銅賞 2 席、オーストラ丿ア軍の M 2. 中級部門・銀賞 9 席、「ティーガーに乗ってみ 113 、テイピ・グ丿ーンプレイト たし功ル、 ? 」、ヒンス・プロンフィグ丿オ ~ 0 ca•tesy 。 8. 中級部門・銅賞 6 席、ショアランド装甲車、 3. 中級部門・銅賞 6 席、スチュアート・八ニ ジョン・ラやー・ - 、プライアン・フロカー ー 4 ー 6 9. 上級部門・金賞 1 席、 FT17 、デイピッド・ 4. 上級部門・銅賞 7 席、旧 FL ー 33 、トニー 工ンゲル八一ト 10. 中級部門・銅賞 4 席、マーチン・マリエ、 ) タ 5. 選外だが、すユ咄来、 LVTP-7 、スチュ 世界各車、火ミ大劇示され 0 アバティーン戦車博物館、今回の大会はこの LAV ・ AD 試作車、ジョン・カシャー 博物館カら僅か 5 分の距齟るホテルーされた。来年の大会もこで開催されると いうカら、簿物館見学を兼ねて、も参加してみでま ? もし瑛語に堪能なら責重オ演 も聞け箚 す暈そ試てグホア成共の 並ラ装れ品 べマたが△るのよ・テパそさに研ンア らの暈筰持茴た両たくグルデしれこ れ側両品ちはめコめ知ラはイてたの てにまは込 3 にレかからウ有ー同組ホ略サー いはで、ま日、ク、られン名ン樊織ビしイ た、様第れ間開シ会車てドなでで一カて工モ 単々ー△の催ヨ員でいア開のあを相 A テデ 品で次あ時ンの僅る日バ催初る楽互 M イリ のあ大にい間を多かが本デさ会 を第發グ フっ戦展だ前見く 5 、でイれ は分実は一た イたも示にに りをモプ 、の際戦ン。メ ギ。のさ 3 や すデ両レ ユ見かれ 0 つるこ場に車 アな 4 て時の所は博プリ るラ、ザ たし一模ー 点来間有に軍ルとラ めたや型べ 車ダ未展もたを名あの一なン にり戦 & イ 両イ来示の。捻なっ兵とビっド 結、車保シ もオのさ作出装た器しンた州 ' 95 テーマ「最後の戦い」 1 鱸

10. 月刊Model Graphix 1995年 9月号 通巻130号

・要目 ー全長 排水量 2.011 t 52 ′ 000hP 出力 全幅 ー航続距離 18 kt で 5.000 浬 35 kt 速カ 兵装 50 口径 12.7cm 連装砲 3 基、 25E 連装機銃 2 基、 61g 魚雷発射管 4 連装 2 基 陽炎型の改良型として登場したタ雲型は、 1939 年の⑤計画で 11 隻、続く◎計画で 16 隻計画、 8 隻が建造された。陽炎型の準同 型艦といえるタ雲型は、速力の向上を狙って艦尾が 805 延長さ れ、推進機の改良もあって速力は 35 kt をこえる性能を示し た。また艦橋の下部の容積が増大され、下方に傾斜した形状と なった。このあたりが陽炎型の相違点であるが、これ以外はほ とんど同様の仕様になっている。砲塔も陽炎型の C 型砲塔 ( 仰 角 55 度 ) から新型の D 型 ( 仰角 75 度 ) になったが、それでも対 空射撃には使用しづらいものであった。陽炎型に続いてピット ロードから発売されたタ雲型のキットは、陽炎型と共通の船体 を利用し、 1 番砲塔のターレットを甲板ひとつ分前進させてい るために船体の長さが短くなっている。それ以外はよくできた 内容なので、今回はその点には触れず、これもルンガ沖海戦に 参加したタ雲型 3 隻 ( 長波、高波、巻波 ) として製作した。 帝国海軍甲型駆逐艦 亠 亠 ピットロード 1 : 7 0 0 発売中定価 2 , 8 0 0 円 製作・文 / 杜康 PITROAD 1 : 700sca 厄 , IMPERIAL JAPANESE NAVY TYPE KOU DESTROYER"YUGUMO"cIass. lnjection plastic kit. ModeIed and described by Yasushi MORI.