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検索対象: 新唐詩選
207件見つかりました。

1. 新唐詩選

プルーノ・ヌウト 大谷東平 暴風雨 日本美の再發見 復田英雄譯 鈴木大拙 泉丹禪と日本文化 岩波新書赤版既刊・改稿版野口英世 川桃雄譯 鈴木大拙 科學と宗敎との鬪爭ホワイト = 森島恒雄認續禪と日本文化 北川桃雄譯 シナ思想と日本 津田左石吉學生に與ふる書 坪井忠二 天野貞祐地震の話 萬葉秀歌上・下 齋藤茂吉雷 泉丹 中谷字吉郎改稿版當識の科學性 ー審蟲の實際間題ー 吉田洋一 中谷字吉郎零の發見上・下 ファランド 武者小路實篤 アインシこタイン 人生論 物理學はいかに アメリう發展史上・下名原廣三郎認 高木八尺 創られたか上・下インフ = ~ ト サ 科學史と 新ヒーマ = ズム森島恒雄譚 和達清夫 小山内薰地球と人 芝居人門 北村喜八補 長谷川千秋 べ 1 ト 1 ヴェン 世紀の狂人 安田徳太郎ナンセゾ傳 要譯 小堀香奴 査鵁外妻への手紙 日本の數學 ズルンド 小倉金之助蒙古の旅上・下 端康成 内藤岩雄譯 抒情歌 能の話 野上第一郎 チベット 多田等観 哲學入門 山 辻村太郎 健夫 羽仁五郎 宇宙と光 ミケルア ) 一ヂェロ 余の敬する人物矢内原忠雄 ウエルズ 世界文化史概観上・下 長谷部文雄課生命と物質 服部靜夫 : 植物の崖活からー 鼠はまだ生きてゐる吉俊譯 ファラデ 1 矢島祐利 字田道隆 柳田國男 、ドウ・プ . ロ、イ 物質と光上・下 河野與一認アラビアのロレンス中野好夫 ートン = 目

2. 新唐詩選

倉石武郎ハイソリヒ・ ( ィネ井上正矗激變するアジア 漢字の運命 ー愛と革命の詩人ー 木がくれの實 武谷三男 物理學人門 ( 上 ) ーカと蓮動ー 近代繒畫 島繁太郎現代哲學の課題 ー印象淑から現代までー 遠山啓 無限と連績 ー現代數學の展望ー 西山夘三女子勞働者 日本の住宅間題 ー戦後の維工場ー 情の世界 畑中政春 島崎敏樹ソヴェトの外交 色彩論 天武天皇 井本稔 崎庸之化學纖維 ソヴェトの經濟 人間とはなにか 八杉龍一藜明期の日本勞働遧動大河内一男 。 ~ ルト・ , 4. 一を約改正 ー明治外の一節ー 脇村義太郎ウィ 1 ンの子ら 阿部知ニ譯 玉蟲文一 スポ 1 ッ 藤正躬科學と一般敎育 均 山 有澤賽巳日本の再軍備 脇村義太郎 世界經濟圖説 美濃部亮吉近刊豫告 井伏鱒二 生命の起源 水害の日本・安韈鮫一 ーその物理學的基礎ー 前塢信次 玄奘三蔵 繒を描く子供たち ー史實西遊記ー ーメキシコの思い出ー 吉川幸次郎 新唐詩選 三好達 資本主義經濟の歩みお小林良正 關ロ泰 ( 山慶正 國民の憲法 ー封建制から現代までー コ ルダ 沙漠と鬪う人々 ストレチ 甲斐靜馬「一 ~ なせ社會主義を 宮地健次郎譯 杉捷夫 、えらい亠か 平和の證言 ル 山口淸三郎譯 鎖目恭夫 民次 ナ 具島父三郎 武野短歌會編 プレイエ 河野與一譯 島津千利世 档村耕雄 野々村一年 井上淸

3. 新唐詩選

つかくのお言葉であるが、これは少痛み入った話である。吉川博士の驥尾に附すことは、も ちろん私のような者の任ではない。私は世間並のつまらぬ常識人で、この書のような畑に就て 何ほどのことを辨えている者でもないから、謹んで辭退をしたが許されなかった。私の不才と 無學とを別にしていうと、それにもいささかの理由があった。それをかいつまんでいうとこう である。 近頃年少の讀書子は、漢詩などに親しもうとする者は年を逐「て稀れである。解説書の類は 從前から少くないが、いっこうに手にすることを好まない。理由はどういうところにあるので あろうか。頭から尻ごみをして敬遠する傾きのあるのは、解詭そのものが專門家の手にな「た もので、原詩に齒のたたないのと同じく、解説手引きにも近づき難いふしがなお多分にあるの であろう。専門家にはともすると當節の讀者にむかって思いやりを缺く點もあろう。讀者の方 にいささかの根氣と辛抱さえあれば、それしきの障碍はものの數でもなかろう筈のことである が、ドストイエフスキ 1 、バルザックの譯本を徹宥讀み上げるのに拂うほどの努力を、この際 は惜もうとする、これも時世であろうか。遺憾といわなければならない。漢詩は専門の漢學者 支那學者以外の素人が讀んで 1 素人なりの納得をするのにさほどに困難でもなく、讀んで興を 催し、人おのがじし讀詩の歡びをうけとることができれば、時を假して何人も悔いないであろ う。その間の消息を己れの上に就て語るのには、私のような門外漢の平凡な常識人が寧ろ恰好 ↓ 6 ↓

4. 新唐詩選

吉川幸次郎 ] 9 ( ) 4 年示申戸市に生まる 当 26 年貢都大學文學部卒業 中國文學研究 現在 , 京都大學敎授 著書ー「店代の詩と散文」「社甫仏 記」「漢の武帝」「中國散文論」、 三好達治 1900 年人阪府に生まる 1928 年東京大學文學部卒業 詩人 詩集ー「春の岬」「艸千里」「一點締」 「駱鴕の瘤にまたがって」 新詩選 昭和 27 年 S 月川日 第 1 刷發行 昭和 27 年 10 月 30 日 第 C 刷發行 岩波新 ( 靑版 ) 106 キ 100. よし かわ 川幸次 好逹 東京都千代田區神田一ツ橋 2 ・一 3 岩波雄 發行者 東京都板橋區板橋町 10 ー 2 ド 4 三陽社 白井知 印刷者 東京都ー「代田區株式いョ . ・發第斤行日トーツ橋 2 ー 3 曁社オ 4 冫皮書 : ー瞽 落丁本・亂丁本はお取替いたします 井製本 じ

5. 新唐詩選

一島花間に鳴く 一烏花間鳴 こころ 借問此何時借みに間う此は何の時ぞと りゅうおう 右風語流鶯春風に流鶯の語る 感之欲歔息之に感じて歎息せんと欲し まみ 對酒還自傾酒に對して還た自すから傾く 浩歌して明月を待たんとするに 歌待明月 曲盡きしときは己に青を忘れたり 曲盡巳忘情 李白はなぜそんなに酒を好んだか。それには、この詩が答える。 そうし ごと いわく、人生は大規模な夢である。「世に處るは大夢の若し」。むかし莊子という哲學者は、 胡蝶にな「た夢を見た。ところで、と哲學者は考えた。あの夢の中の胡蝶の方がはんとうのお れで、こうして人間としてくらしているおれの方が、夢なのかも知れない。 そうだとすれば、名譽、富、それらのもののために、生活を勞らせるのは、おろかなことだ 9 「胡ん爲れぞ共の生を勞するや」。夢をせいぜい夢らしくするのが、人間のしごとのように、 ムにはえる。 だから私は、人生という大きな夢を、より多く央にするために、一日じルう酒をのんでい

6. 新唐詩選

そんへえ・おお ( え内山完造結核をなくすために松田道雄 原式夫 ! ー上海生活三十五年ー 文学人門 岩波新書版既刊 池田潔 羽仁五郎 自山と規律 日本人民の歴史 ーイギリスの學校崖活ー 大塚金之助 解放思想史の人々 相良、次 一 = ⅱ」」な伺 , か 共島彙三郎チャイコフスキ 1 物一論園部四郎 ファシズム 内田最 ミレ 1 を一ユロ 杉一 践後日本の 都留重人進化と創造 陰謀・瞬殺・軍刀森島守人 イ ) 一フレ 1 ション 木村禧八郎 紙幤の運命 ー一外安官の囘想ー 中谷字吉郎 科學と社會 田畑茂二邸一 法王と國際政治 小林雄世界政府の思想 清水幾太郎 ジャ 1 ナリズム 島恭ま 大藏大臣 死よ驕るなかれ野 三民主義と現代中國岩村三千夫 矢川徳一 = 崎巳三郎 山田吉彦 ファーブル記 吉川幸次郎 1 ウインの生涯八杉記一 漢の武帝 胡仁五郎 都留重人 都市 アメリカ遊學記 忘れられた思想家上・下・Ⅱ・ノーン 渡誠 コンドルセ 大窪愿二フランス ー穴藤昌食のことー 渡逢一夫 ー・フランス革命敎育史ー ルネサ ) 一ス斷章 清水幾太郎 ラティモア 人間の自由について高 ) 槃純夫愛國心 野義太郎監 山芳郎 O ・クル「クホー他マ ( トマ・カンジ ー民族と土地と堅史ー 修譯 宮崎市定 アメリカ人の敎養飯野紀元雍正帝 眞珠灣・リスポン・東京森島守人 高木惣吉 ー中國の獨裁君主ー 太平洋海戦史 ! 績一外交官の囘想ー 城壁ー中風物誌ー小宮義孝エス。〈ラ。 中谷字吉郎 伊東三郎沙漠の征服 ントの父サメンホフ ーアメリカの國土閉發ー 余の敬する人物矢内原忠雄 明治の政治家たち上卷服部之總 林健太郎 書論 ー原敬につらなる人々ー 世界の歩み上・下

7. 新唐詩選

不岡武夫課 郭沫若歴史小品 ッイク、」世界史における日本大窪愿二譯 ジョゼフ・フ 1 シェ ・・ドイ・〉チュ他 秋山英夫 原子力と平和 栗林農夫 販野紀元 俳句と生沽 員塚茂樹一 ーその歴史と俾統ー 辯證法とは 松村一人 ・と丿い , 【・もの、か ()5 ・チャイルド 恆藤恭 文明の起源上・下 大内兵他 ねず・まさし課績私の信條 藤問生大 埋もれた金印 ネ人把 岩村忍 マルコ・ポ 1 ロ 女王卑彌呼と日本の黎明ー 赤松克」 日本社會述動史 ー西洋と東洋を結んだ最初の人ー 第山根銀二 音樂美人門 ・・モーム " , イ = 、一グ夫人一大津遭湖南事件尾佐竹猛書案内 西川正身諤 ! 間界文學ー 民主主義ウィリアム・ペン高ね認 墸井經夫 太平天國 日本の精御的風土塚浩二 マックス・ウェー 今西錦司 バ 1 靑山秀夫人間以前の社曾 輜島要一 奈良本辰也 シュレーディンガー 吉田松陰 生命とは何か 岡倉古志郎 鈴木正四 死の商人 目 ' 恭夫譚祖舅の解放 ートルコの場合ー 映畫のみかた 田中實 瓜生忠夫匕學者リ 1 ビッヒ 宮域昔彌 む理學人門 藤・周一 抵抗の文學 河合性三 代表的アメリカ人上・下本田介農村の生活 太平洋爭陸戦概史林三郎 安倍能成 : 農地改革前後ー 一近代化學の父 志賀直哉仙 原光雄私の信條 パレナード・べア大 ~ ロシャ上・下 泉信三 ジョン・ドールトン : 過去と現在ー ・・ビュアリモッコ 山田吉彦 思想の自由の歴史 森島恒雄譯 勞働法 ジョゼフ・カルメット ーデモクラシーの證人ー ~ 一〔阪鹽譯 ジャンス・ダルク 斎藤正躬 川俣晃自譯独立への苦悶 戒能通孝 崎俊夫諤 ーフィンランドの歴史ー

8. 新唐詩選

岩波新書の再出發に際して 岩波新書百册が刊行されたのは阜日事爰の始ま 0 た直後から太年洋職爭のたけなわな頃におよぶ、か の忘れえない不幸の時期においてであった。日々につの「てゆく言論抑壓のもとにあって、偏狹にして 頑秘的な國綷思想の壓制に抵抗し、僞りなき現實認識、責い世界的觀點、冷靜なる科學的精禪を大衆の に普及し、その自主的態度の形成に資することこそ、この叢書の使命であった。 われわれは、かの不幸な時期ののちに、いまだかってない崩潰を經驗し、あらゆる面における荒發の へはカ、刀、ら いまや新しい時代の夜明けを迎えて立ちあがりつつある。しかも、面する危機はきわめて 深く、況はあくまで困難である。世界は大いなる轉換の時期を歩んでおり、歴史の車輸は對立と鬩爭 とを孕みながら地響きをたてて涖行しつつある。平和にして自立的な民主主義日本建設の道はまことに けわしい。現實の状況を恐るることなく直視し、確信と希望と勇とをもてこれに處する自主的な態 一度の必要は、今日われわれにとって一切實である。ここに岩波新書を績刊し、新たなる装いのもとに 讀者諸君に贈ろうとするのも、この必要に答えて國民大衆に精禪的自立のを提供せんとする念願にも とづく。したがって「この叢書の果すべき課題は大のごとくであろう。 世界の民主的文化の傳統を繼承し、科學的にしてかっ批判的な精禪を鍛えあげること。 封建的文化のくびきを投げすてるとともに、日本の進歩的文化遺産を蘇らせて國民的誇りを取りもど 亠 ) こと 0 右來の獨善的装飾的敎養を洗いおとし、民衆の生活と結びついた新鮮な文化を建設すること。 幸いにひろく讀者の支持をえて、この叢書が國民大衆の歩みとともに健康なる成長をとげることを心 から切望するものである。 ( 一九四九年三月 )

9. 新唐詩選

こうなんしゅん 江南春 千里鶯啼いて綠紅に映す モ里鶯啼綠映紅 すいそんさんかく 水村山郭酒旗の風 水村山郭酒旗風 南朝四百八十寺南朝四百八十寺 多少の樓矗烟雨の中 多少樓臺烟雨中 というようなものの、千里は恐らく十璽であろう、千里は誇張にすぎた、という讒が本國に もあるそうだから ( その説はもちろん愚説として顧みられなか「たが ) 、そうそう無意識にのみ この種の數字を使「ているのでないことは、當然なこととして想像がつく。けれどもとにかく、 これを産する國土が廣袤涯しのない大國だから、詩中に千里萬里の語の頻出するのは、意識的 我らがそれに驚くよりはす「と彼らにあ「てそれが自然なのはます を無意識的とに拘りなく、 道理であろう。 これも唐詩に限らないが、中國の詩はい「たいに、情を抒べるに睿「て最も景を敍するにカ をつくす詩風である。景あり情あ「て兼ね備わらんことを求めるのは彼らの美學であるが、そ うち

10. 新唐詩選

であるように、思われる。 こうほとり 江上琴興 江の上にての琴の興み ぎよくきんか 江上調玉琴江の上にて玉琴を調すれば 一絃清一心 一の絃ごとに一つの心を淸む れいれい いとあまね 淦淦七絃遍淦汁として七つの絃遍きときは 萬木澄幽陰萬木幽陰澄めり 能く江の月をして白からしめ 能使江月白 又令江水深 又た江の水をして深からしむ ごとう 始知梧桐枝始めて知る梧桐の枝 ことし 以て黄金を徽とす可きことを 可以徹黄金 琴は中國では、女性の樂器であるよりも、むしろ男性の樂器であり、儒學の統としては、 あおぎり 紳士に必須な敎養のびとつであ「た。か「こうも、日本の琴とちがう。梧桐の木で作り、そと 7 にはうるしがぬ「てある。使いならされて、うるしにこまかいわれ目がはいづたのが、よい琴 こうほとり ゅういん たのし