ハネッギ - みる会図書館


検索対象: 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)
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1. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

■ = ■■■勢 ぬいて、黒から 1 の二路左にトビッケたて、第図となるはすである。 第 4 図と ( 左に再掲 ) 第図サガラすに白 2 、黒 6 、白 1 0 第幻図 1 、 3 とハネッイで、おなじと後手でハネッイでも、つぎに約束され十 く白が手をぬき る 4 の点へのハネッギは本図に比し 3 目 ①〇・ ①〇・ 2 〇 0 の差にすぎす、局面の条牛にもよること〇・ 〇 0 〇・ 第 % 図黒 1 ないし白 6 、となるのとであるが、先後一手のちがいのほうが重 00 その比較である。 視される。 第 4 図のほうが黒は明らかに 2 目得で 0 ある。そして第図それ自体は、第図第図白 1 に黒 2 、として一たん先 に帰していることが知られるであろう。手を取る筋があることは第為号でも学ん つまり第 4 図を借 だ。これはしかし次 りると、甲 1 とトビ に黒 2 を白がトッた ッケすに、 5 の点に 0 ④・ 十 ・十十 ④⑥・ 十とき、はじめに白 3 黒 4 、白 1 とハネッ②③ 0 3 ・〇・ 大ゲイ「、した結果 0 ・十十十→③②・ ⑤ 1 〇・十 3 〇・十⑤ 1 〇 0 ほかならない。 ①〇〇 0 ①①〇・ ギ、それから 2 の一〇・ 〇 0 十十十 路右、にハネッグこ ⑤②④〇 0 十〇・ 3 ②←〇・ ④⑥〇・ 〇・十 〇・ 第図白からさ⑥⑧〇 0 十 ととなった形との差 十〇 〇十十一ー 〇十十十 きに打っときにも 1 〇十十十 ( をたしかめてほし〇 十とサガる ( もしくは い ) に白が甘んする 十 曲がる ) 。つづいて ことができよう。 一路右を黒がオサ = 第 4 図 ( 再掲 ) 一十 00 ■ 第図 第 % 図

2. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

88t 〇十→ 00 〇 00 〇十 0 十 0 〇 0000 〇 0 〇十〇〇〇 0 〇十←←←十 00 〇十 〇〇〇 十 第Ⅱ号 白先、である。 ここだけで考えれば、図 1 、 3 と先手でハネッグのと、 図のごとく黒からハネッがれるのとは、明らかに 3 目の差 である。先手で 3 目の差は大きい。 しかし、白から打つのに、そのハネッギ以外にないのか、 と考えてみる。しかも白が後手であってはならない。ちょっ としたことであるが、専門的なおもしろい問題である。つね一 に応用される筋だし、つぎの第号との比較もある。 〇・②① 3 〇 00 ・ 0 〇〇 〇〇〇〇 0 ・〇 0 ・ 0 〇〇 〇 0 十・〇 〇 0 ・の〇 〇〇〇〇 (A) ■ 00 ー■ 0 ■■ 〇朝 ①① 2 〇 0 ・・・ C 〇 〇〇〇〇・・〇 ・ 00 〇 〇 0 十 0 〇 一〇・ 0 ・〇十十 〇〇〇〇 (B)

3. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

第号 〇朝 0 〇朝 〇 0 ・ 〇〇・ 0 〇才〇〇 〇・ 〇〇〇①十十 ■菱■ 0 菱■ 0 ■ 十 (A) 第号 このような形に、白からョセの手筋として働いたものがわ るといったら読者はおどろかれるであろうか。 図黒からさきに打っ場合、このほうに 1 、 3 のハネッ ギが先手で打てるようになっているときは、勿論それを打っ て間題はない。 図ハネッギがどちらも先手で打てない場合ならば、 1 とサガる。 1 は″い〃のほうでも全くびとしい。 1 と″い″と、どちらを先にしても、この隅の黒地は 8 目 と計算するのがヨセにおける常識である。 原図が要求する白からのヨセ ①ョョ 0 0 〇〇 の手筋には、黒のハネッギが先 0 〇 手で打てるかどうか、それがも、 し 0 ・〇 し関係するようだと一そう問題〇〇〇 が大きいが、 ( ネッギは右い十 すれからも利かないものとして もなお同じ働く筋がのである。 0 動 00 0 ■■ 0 ■臨■ (B)

4. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

第 6 黒先、で打っョセの筋は、前三題にならってもはや明白す ぎるくらいであろう。その計算だけの間題であるが、微妙な 点がないとはいえない。 計算の根拠は、白からさきに << 図 1 、 3 とハネッイだ形と 00 十 0 の比較である。 0 〇 0 十十朝 〇〇〇〇〇 0 図このハネッギの後、れいにならって 4 の点の白のサ ガリ、 6 の点の黒のサガリ、と見て白地は目である。 〇 0 十十 しかし白 1 、 3 のハネッギに 対しては黒 4 、 6 のハネッギを 〇〇〇〇 0 十十ー 十〇 0 十→ 想定するのが、自然であろう。 00 〇 0 ・ 0 十 000 十十十 それゆえ白地は目ーーー次。へ ④〇〇〇〇〇 0 0 十十十十十十 ⑤ 〇・十 ジ、第 2 図との比較である。 〇 0 十十 ) 十十十十十十 いすなわち同図にくらべて、 , 日 〇 0 十十十十十十十十 地が 4 目多く、黒地は 1 目へつ ③〇〇〇〇 0 ① 000 て、合計 5 目の差である。 ② 0 号 住■

5. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

20 〇・ 00 〇〇〇〇 0 ・号 〇・① 〇 0 ・・ 〇 0 〇・ ■■動・ 第 19 号第 6 図 第号 白先、の問題である。 図この 1 、 3 と単純にハネッイでいいのなら、特にと りあげるに当らない。ただし第 5 図参照。 また″い〃のオサ工を打つだけのことならば、これもョセ の間題とすることはないであろう。 図もし黒から打っとして、この 1 、 3 のハネッギが先 手で打てる場合だと、図 1 、 3 の価値もまた見直されなく てはならない理である。 3 ①② ②①③ョ ・〇〇 ・・〇 ・〇 ・〇 ・〇 0 〇・〇 0 〇・〇 い〇〇〇 〇 (A) ( B )

6. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

・②・〇ろ ④①・〇 ③ 0 ・〇 〇〇十〇 第 1 図白 1 とキリを入れる第 1 、 2 、 3 、 4 図のいすれも、黒 地が 6 目と計算されることには注意を・ 00 〇 のが唯一の筋である。 図 これに対し黒は 2 、もしくは要する。 3 ・・〇十 4 、いすれかから受けることを 結局、第 4 図のような 1 、 3 のハネ① 0 〇〇 第要するのは勿論だが、 " い。おッギの余地があるかないか、それによ② ④ よび " ろ。の点に白の備えがあって、第 1 図黒 2 、の受け方がちがっ って、つまり黒からの先手ハネてくるわけである。 ッギ ( 前。ヘージ図参照 ) が両それたけの問題ではあるが、もし黒 方とも打てない場合は、 2 、 4 、はどちらから受けてもおなから両方の ( ネッギが先手で打てる第 5 図の場合だと、第 1 図白 1 、の効果は最大となることが知られるであろう。 じである。 もし白い。がなくて、そのほうのハネッギが先手で打て 第 5 図黒地は 8 目。 るとき、黒 2 と受けて しかも白地は左右で 2 目づっへっている。一方のハネッギ 第 2 図白 3 をゆるしては大へんである。この 2 は当然 4 が利く第 4 図とは 4 目の差、両方のハネッギが利く本図と第 1 図とでは、正に 6 目の差であ のほうに受け、第 3 図白 3 、黒 4 、ののちに、第 4 図 1 、 3 をのこさなくてはならない。 3 ①②ョ ・・〇 4 なお前ページ図、黒 1 、 3 ・〇 朝④・〇〇 0 ② 00 〇 のハネッギを打たれてからでは ⑦ 0 ・〇 ②①・〇 ④①・〇 白がキリを人れても効果がない 3 〇〇〇 3 ・ 0 〇 ことは、次。へ 1 ジ第 6 図に明ら 〇 0 十〇 〒〇〇十〇 かである ー■■■ 0 ロ 0 第 2 図 ■■■ 0 ■■ 00 第 3 図 0 ー■ 0 動 第 4 図 第 5 図

7. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

第 9 号 〇 ・〇〇 00 〇 00 ・〇 0 〇 00 〇〇 〇〇 〇十十十ー一ー 十十十 第 9 号 白先の問題である。結論をさきにすると、先手で 1 目の得 になる筋があるのである。 これはまたその白からの筋に対し、黒がどのように手を人 れるべきか、の問題と解釈することもできよう。 図この 1 、 3 とハネッグだけのことならば、べつに研 究に値しない。白のダメがツマっている点に着目し、そこに なにか工風の余地がありそうである。 〇 ③〇 本図は黒地、 9 目。しかも、白が後手一 である。 き〇〇 ② 3 〇 それを、白が先手で 1 、 3 のハネッギ を打ったうえに、黒地を 8 目にすること ・ 0 〇ができる。そのような手筋を発見しなく てはならない。 〇十 ■豆新ロ

8. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

第 1 図白から打っとすれ 1 図白 1 、 3 の先手ハネッギ 〇〇〇十十十ばもちろんこの ( ネッギであをなくした理である。 図 〇 0 〇 0 〇 図 3 〇亠・〇・〇 る。ここを黒 1 、白 3 、のい ③〇〇 0 ・ 0 〇〇 5 のオサ = を先手で打「て④〇〇・ 0 ・〇〇 わゆるサガリサガリと見る通も、隅の白地が 1 目なりとふ⑤・・・・ ②④ 第法からするとこのハネッギはえているようなことがあって 2 目の得にすぎないが、白のはつまらないけれど、本図 5 先手ということは大きい。 のつぎに白が 1 手はいるのと、うえの第 1 図と、白地に増減 しかもここを黒から打つにもじつは先手で、本図 1 、 3 ののないことが容易に知られるであろう。 ハネッギを解消させることができるのだから、術語にいう両 先手のヨセである。 2 目といえども両先手とあっては軽視で第 4 図はじめに 1 、と単にサガる。 きない。 これに対し白が 1 の一路右に受けてくれれば、効果におい したがってここのヨセは、上辺が黒地ときまった以上、相て第 3 図とびとしく、むしろ劫ダテをのこしているだけ、本 当はやい時機に打っことを要する。 図のほうがまさるわけだが、この 1 に対しては白が手をぬく かもしれない。第 2 図から第 3 図だと、否応なしである。 本図 1 ののち、黒 " い。を打っこととなれば ( 白は 1 子を 第 2 図黒 1 、これが巧みな筋である。 トリ、黒が 1 の二路右に渡る ) 白地を 8 目もへらして小さく 白は 2 の手で、 1 子をトルほかない。トッた所から ないが、 1 も " い。も後手だ から、それをくり返すのでは 第 3 図黒 3 とハネ、白 4 〇〇〇 〇〇 〇・〇 0 〇十を余儀なくさせて 5 、とオサ満足しない。しかも猶予すれ〇の〇・〇 〇〇 0 ・ 0 〇〇 = る。先手はいうまでもない。ば、適当のときに白に 1 の一〇〇・・・〇〇 ① 0 ・十・ 0 ・・十十 00 第つまり、原図からみると 5 路右をオサ工られることとも のサガリを先手で打って、第なり得るのである。 第 4 図

9. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

〇 ③〇十〇〇〇 ①・・〇 0 ・〇 ② 0 十・十 0 〇 〇十・・・谷〇 一・ 8 十〇〇〇 0 ・〇 〇〇〇 〇 〇十 〇十〇〇〇〇 0 ・〇 0 ・〇 十の十 : 〇 0 〇〇〇 ・〇 ■ 0 ■ 0 ■ ■ 0 ■■■■新■ ■■ 000 住 0 第 8 図第 1 図ののちに、こもし後手に甘んするというなら の 1 、 3 のハネッギは、白がはば、上掲のごとく図のハネッ つきり 1 目の損である。 ギを打ってさしつかえない。 〇・十十十 つぎに 3 の二路下、に黒から 図 1 のサガリに加えるに同〇〇〇〇〇〇 0 ・〇・・〇 図サシコマれることとなる結果は図黒 " い。までも打たれるのと ②十・十・〇 第 2 図とくらべると白の不合理第 2 図もしくは第 7 図となるの 1 十・・・・〇 が疑いない。本図白 1 、黒 2 、 と、その差を現実に計算して、 ・〇 が全然無要の交換に帰し、 1 で得失をたしかめてほしい。 単に 3 の点にサガるのがただし 〇〇〇 いことが知られるであろう。 図は第ロ号の場合、白 1 のオキが成立しないことを念の 第 9 図はじめにこの 1 、のためにしめすのである。これは黒 2 、と受けられて、後にど ハサミッケは成立しないーー黒のような手段もないーーー前題の図とくらべても、白の損は 2 がある。 明らかである。 黒 2 と受けられた形は、第 図 号の原図に比し、この 2 の点に オク筋を白がみすから失っただ 第け損である。 十要するに第 1 図 1 のオキは、 白が先手で図黒 1 のサガリを なくした所が値うちであって、 0 0 ■■ 0 ■物 0 ■ 0 ( C )

10. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

第四号 〇 00 十 0 〇〇〇 0 ・十十 下十十十〇十十十十 〇 0 ・十十 0 十十 下 000 十 0 十十十 下十十十ー一ー十十十十 下十 0 十十十亠亠ー十 前題とほとんどかわらないが、上辺際のハネッギが白から 利かないというはっきりした差が、こんどは無条件の白死を 要求している。 参考図黒 1 と単にオクのは、ハネッギの利くと否とに拘 らす、黒の失敗であった。 十〇・・十・ 〇〇〇・・ 〇 図 〇〇・十 十十考 177