白をもし一路右下にトバれるならば黒はの一路上にツケて渡っ てもらくなつもりであったが、のコスミが意外に強力だったので、 ここで考えすぎてしまった 第 2 局 八段に対する自分の先番である。 黒四の打込みは貯、に予定されたところであって このへんまで、格別いうほどの処もないが、順序と 十十十十十十十十 して一応ふれると 黒 9 は一路右下、の一一間高バサミも無論成立した下亠ー朝亠ー であろう。 白を二路下まで、一ばいにツメるのと、これも 十 両方あったようである。 〒十十⑩十十 黒この手で一路左にケイし、或いはの点亠ー⑩・亠ー にヒラクなど、いすれも考えられるところであ。た。亠ーー丁。丁」ー亠ー亠ー亠ー亠ー 白まで、十分に打たれたかたちであるが、黒の 十十十十 満足としては、のツメを打った所があげられるで 十十十⑩十十十一 あろう。 十十十十十十亠譜 〒十十十十十 黒せまいけれど根拠に関してのがせない。一〒亠ーー丁②十 十十←十十十① 面、かくそなえてこそ白を強要し得たわけでも〒十十十十十⑩十十十⑨十十④十十 ある。 これまでが布石の第一段階である。 】 95
白恥での一路下をキリ、里・そして白がをトルこととなる次 。ヘージ第給図の形だとそのかわりに、白が先手にまわる意味もあった 〇〇②・⑤〇〇〇 ので、いすれにせよむすかしい処であった。 4 ・ 6 〇・ 〇 〇十〇・十⑩⑩ 0 〇 0 十⑩十」 もあったらしい。 十十十 第図白から 8 の一路右のサガリ、もしくはそ ⑩十〇 十十十十十 の一路下のコスミなどが利いて、隅の黒はこのまま 十十十十 活路がなくなり、いわゆる立枯れの形である。つま り黒 1 以下が、隅に活路をのこした打ち方と、矛盾〒亠ー亠ー〇亠ー亠ー亠ー する理である。 エー・ そして、この 1 以下を黒が打ちにくいということ 0 下十〇 0 〇譜 は、譜のまでの一団をサバキにくくしたことにほ丁亠」亠ー・亠ー〇 十 0 かならない。 1 以下の余裕をも。ていれミ黒はこ一ー卞 0 。」ー一ーー一ーー一ー」ー の一団の措置にあたり負担が軽か。た。換言すれば「十十・十〇十十〇十 0 十十十・・〇十」 、自体、重いきらいをまぬかれす、それだけに のほうの三子の薄弱をましたこととなる。 ■■登■ 0 動 第 17 図 0 187
00000 ロ 000 ロ 0 回ロロロ 0000 ロ 0000 ロ 0 回 00 ロ 第巧図 第図 3 、と治まることを期するのは虫がよすぎるというものである。 黒は同区 2 をもって 3 、の点にハネ退し、白 2 、そして黒が 1 子を トッて、次ページ第爲図となるにきまっている ・〇十〇十十十 ・〇〇十 ・十十十〇 0 〇 3@十〇十十十十〇十・十十十 0 十十」 〇 + + + + + + + 十 0 十十亠・〇十十十十十十十亠・十十十亠 3 〇 十十十〇十 十十 0 十十十十 十十十 0 十十亠 十十〇十十十 ・〇 ②〇・十十第図この黒 1 、 3 を必すしもすぐに打っと 〇〇〇・〇 いうのではない。 十〇十十十十十十十十十十十十十十十 ! 〇・〇・十 ・十十〇 第図白 1 は 2 、と ひかえてトビコンでも黒 にとっての脅威で 0 ・〇⑩十十十十十十十十十十 0 十 あることにかわり 3 〇 33 十十十十十十十十〇十十一 ない。 ⑩ 333 十十十十十十十十十十 ⑩の〇 3 十十十 , 一ー十十十十十十十 0 十 十①・十亠 白この手で十十 6 」 , , 十十十〇十十十②十〇十⑩ 十十・十・ 9 ←〇 0 」 レ、同図黒 2 、白 第 17 図 201
の際に ( ここでは白が ) 劫をツイで、セキとするのである。 避たと = ろ十一〔十十十十十十十十→ たで第 % 図 1 一ー・ 0 十十・ 0 0 十 は、同図黒 6 ま〇十・〇 0 一・③ で、白の破綻だ 下十十十十十〇十〇 0 十〇十〇〇・十」 ①十 06 〇 0 ・一〔← 十〇ー一亠 一ー十 3 十 0 十十十十十十 し、同図白 3 を〇・ 0 ・・〇 4 ならば、黒はる〇〇 + + + , + + 一ー十十十十十十十〇十 0 十〇十十亠 3 の一路左に打 一、十 0 十・十 。て連絡する。一・〇 0 朝〇〇〇十・ 」一 , 十十 0 〇 0 ←⑩の 。。①〇 99 + 〇 99 い一十十十 0 〇十 ・ 0 0 〇十十 0 十の十〇十〇」 サ工ても同図黒 8 まで、これは ・ 0 十・十 一・十十〇〇〇・十十十十十十十十 0 亠 ・〇十 " 万年劫みにほ 0 ・・〇 0 十 33000 十 2 十十 かならす、日本 + ・・〇〇・ + 十〇〇十十十十亠亠ー十 棋院制定の " 囲〇十十十⑦十〇〇十十 ・〇十」譜 ・十十 0 〇十〇十 0 〇〇〇・ 碁規約みはこれ 十 0 十 0 十十十十十十十十十〇十」 6 をセキとさだめ 〇〇〇⑤⑥十下 . ア⑩⑩ 0 〇〇十十〇十・・ 0 〇十」 ている。 、①〇・・〇〇〇十・ から劫をしかけ朝 0 ・〇 ない場合、終局③・②ト〇 第 26 図 85 191
なお黒では第黒礙は、冊の三路右にノジカれる手段にそなえ、隅を確保して白の 為図 1 、と一たん打方を見まもった。 十十十十十①十 オサ工るほうが、 十十亠亠ー十ー「②十十 十十十十十十十十 0 十亠わすかでもまさっ 十十十キ①十 0 十十 ていたー・ー 十十十十十十・ 0 〇十〇十〇十 0 十十十 0 十十 十十〇 0 十 0 十十十〇十十十十十十十十十十 十十 0 十 0 十〇〇 0 第図白 4 ま 〇・ で交換してから 5 は±い 十十十十十十 を利かせる。おな 十十十十じく隅の味をなくして始未す 〇十十十十十十十十十十十十十十十十 い 0 十十十下る以上、この手順でなければ ア十〇十十十十十十十十十十・ ならなかった。後に黒 " い〃 丁ナ十〇十十十十十十十十十十十一 3 十〇 , 卞ー丁とオサ工ることになったとき ・〇十十十十十十十十十十十十十十 ④② 0 〇十十十十些少の差がそこにあらわれた = ①〇〇 0 十十十 〒 000 〇〇十十であろう。 朝 00 〇〇十十十十十十十十←十 0 十 〇〇〇・ 0 十十本図、白 4 の手で 1 子をト ア〇〇〇 0 〇十十十十十十十〇十十十」一 ルと黒 4 、で劫はいうまでも下〇 0 ・ 0 十十十十十十十十十十 6 十亠譜 〇 0e0 十 0 ← ⑤〇 0 〇 0 十 0 十〇十ない。 ⑦ 00 〇・十十十十十十→十十十⑩ 0 十。 ・十十十第〇朝十 0 ・十〇十 00 亠 白冊と単犱に打込むことが 第四図 できたので、かなりらくをさ れたことが明らかである。 ロロ 000 000 203
4 と黒にキリトラれまでは双方絶対の応酬であって、必然、黒、白、の劫となったが、 この劫は、次譜にみるごとく黒が一たん、とツイだうえでの劫なの そのまま死である。 十十十十十〇十 0 図黒このほかにで、黒としてはも。とも有利なものであるーー元の效果。 十十〇の十十十十 7 どう打っても劫はま 十十〇 00 十 0 十・ ぬかれない ( 第図 十 3 〇〇〇 0 ・ 第 でたしかめる ) が、 十十十十 0 十十十〇十十十 0 十十 このからもって行 くのが、譜のごとく 白をまずトル形と 十十十十十十十亠亠ー十十十十十十」 なって、いざという 十〇十朝 一〔←〇 0 〇十・③ あった。 ←・ 0 〇 0 〇〇①②白 0 、手に十〇十十十十十十十十十十十十十 , 一亠 手順である。この手〒十十十十十十十 で、を先にしたの では第図黒 2 、 4 〇・ 0 十十←←十十十 十十 と受けられて問題の 〇 3 ⑩ 十 0 十〇十〇・〇 0 ⑩ 3 亠譛 〇・十 3 十①④図余地がない。 十〇の 0 十 000 ⑤ 2 暑磊だと、第十 0 十十 0 〇十十十 0 〇 003 ・ 3 00 〇 0 朝朝②〇 0 第鵜図白 2 ないし 6 、 十十〇十〇十 0 十十 0 ・〇 03 ①第 ! 十・ 0 〇 000 十⑥ る。したがって白 第 18 図 50 219
0 ■■■ロ第■ . ■ 0 臨■臨 0 住■ ■駆■■ロ 0 巨 0 直直■盛■ 住 0 ■②■ 0 ■■測 0 0 ■■■ 0 ■ ■ 0 ■■■住 0 ■住■巨豆■ み 2 つっ黒に圧迫を加えないが、これには用「が 4 の三路上にトンで応じそ れたけ右辺の白に不安がおよぶ。したがって白は本図 4 を断念して、 「 , 一 . 。「「「、一 - - 、十十十十十十十十十十次 ~ ージ第図 1 、に向かうような一」ととな。たであろうか。 一・一、、十十十一。②十〇十・十 1 十十 0 十十十十十十十十十亠 「十・十・ 白で単に第肥図 1 、は同図黒 2 、である。第 〇十工 図との差が蔽われない。 黒で第図 1 、は第一感であるが、同図白 2 、 下十十十十 と走られるのがみえすいている。 下十 0 十十十十十十十十十十十十十〇 第図白はここで 4 、と曲がって下辺を拡大し 〒十〇十十十十十十十十十十十十 十十・ 下十十十十十十十 十 3 〇〇 0 ①十〇 十・十亠亠 ・十・ 下十〇十十十十十十 ー④ 0 ・〇十亠一 185
・ロロロロロロ 0000 ロ引ロ 一」と 0 スミッケ黒 3 、白 4 、とのと、これは両方ともあ。たとおもう。 自陣の厚いほうへ相手の石をもってこさせる意味ではしかし第 8 図 後手をびくかわりに、のちに 1 の一路上、の断点をねらうのほうが常識的かもしれなかった。 十キ十一、①十」図 意味がきびしい。もっとも黒 「ヨョョ 十 0 〇 から 2 の一路右にアテコンで 十。 ~ 〇一・亠第 きたとき、第 6 図 2 、 4 のよ うなハネッギでまにあわせる ト . トートトし 十十十←←←〇十十十十十十〇 下十 0 十・ わけに行かないこともたしか 下十十十十十十十十十十十十〇十十亠 であるーーーアテコミに対し、白は 4 の二路下にただ 十十十十十十 しく受けて、上述の断点、また当然それと関連した 十十十 2 の一路右上の断点をねらいとする。 十十 4 白幻、ワリウチのモデルといえよう。 下十十十十十十十十十十十十 黒をもって、第 8 図 1 と、そのほうからツメる 〒十〇十十十十十十十十十十十 下十十十十十十十 一 ! 十〇十十十 〒十十十十十 ア十〇 図 ・〇 十十十十十十十 0 十亠 2 、・第キ + 〇第「十十・十十十十十の 0 の 2 十」 十 0 十十①亠・〇十キ②十十・・〇十」 いにいに屬に」一 トト 00 ■ 0 183
ロ 0000000 ロロロロ 00 ロロ ロロ 0000 住 00000000 ロロロ 0 ロロ 00 ■ 0000 ロ 0 ロ 0 ロ翻ロ ロロロロロ 0000000000 ロ ■日目 から、次図のごとッケコシた筋の働きをおもえば足りるので、この場合、黒としては とくシボラれる まで、無事を主として必すしも排斥されないというのである。 ④ 0 ・ 図ことが容易に想 〇 0 0 〇・十十ⅱ像されるはすで 〇① 0 ・ 第ある。 ー 0 3 ・② 0 ・十 ! 十十十十十 0 十〇 十十〇十 第占黒は十十 0 ここで 1 ・〇の十亠ていなけ 十〇十亠ればなら ないから 十〇十十十十十十 ・十十十十ナ ても、こ 〇 0 れはびろ 〇の い局面で 33 十 0 一ー十十・十〇 ⑤〇①〇十 0 亠 ④〇 0 ・ 0 十十十ある。 一 - 十 0 十十 0 〇の効〇十・ 0 十十〇・・〇③・十 要する一ー十十十 0 十〇十・ 03 〇・十一ー十 十・〇・②・〇十・十十 に白と 〇〇 オシた効「トー「トト 果、白 0 第 3 譜 2 】 7
十十十十十十十 進出して・小成に安んじない態度をしめしたのは、勢いという 十・十・十十十十十 べきであろうか 0 いすれにせよこれからいよいよ賑かである。 十十十・十十 ・十〇十十〇十 0 ②・〇 O ③ 0 十・ ・ 0 〇〇〇〇・〇 0 〇 0 ・〇〇・〇 0 黒 4 、常用の形で十 ある。これを第図十十十十十十十 0 十・ 0 図 十十十十キ①・十・十 0 〇・ ば黒は同凶 2 、の遮断に出たか 1 、とノビるのでは もしれない。隅と両方で、白の 白に一路左をオサれ 十十十〇〇〇←←〇十 苦境が眼にみえている。 ても、或いはケイマ十十十十十十〇十〇 またで第図 1 、の圭りな して出られても、黒 のほうが脚がおくれ , 一、十十十十十十十十十十亠・十亠らば、黒は同図 2 、 4 としたであろう。これも白が苦しい。 白まで、隅 ることが知られるで 十十十十十十十十十十十十 はともかくも独 あろうーー , 譜はまで一歩を先んじ、しかも白Ⅱを余儀なく 一 = 十十十十十十〇十〇 立して治まるこ させた。 十十十十十十十十十十十〇十・十亠、①十十十十十十 とができた。 黒 2 2 2 を一 ( 翆 出第図 1 と同点 ) 急所 十十十十十 0 十十十十 0 ・ 十十十十十十十十十〇十 かせたまま、 である。認の二路右あた ・キ〇キ②〇十十〇・ ・十・・十〇・十十十 の一路下からの りに白石が加わらないう 0 十① 0 〇十十十・〇〇〇〇十〇〇〇十〇・〇十・十・亠 十〇十〇十十十 ・ 0 ・十・〇十十十・〇〇〇・・・〇・ 遮断は保畄して ちにこの点を衝いて、白 それを見ながら の様子をみた。 十十〇→〇十→←十・・〇 0 〇〇〇〇 0 ・〇ト〇」 と圧迫したの 白語で第肪図 1 、なら 第 図 第 36 図 ■ 0 ■■■動■ 〇〇十・十十 ~ ー 十 ・十 1 十十十十十十 ・・〇〇十〇〇 0 ・〇十・〇十十十 0 〇〇〇十〇十・十 第 37 図 ゝ 8 図 224