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検索対象: 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)
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1. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

第号 や 6 幵 〇十〇〇〇 0 第 号 白先、しかし無条件ではない。劫である。 その劫にふた通りあるともいえるが、よく考えればその間 におのすから得失のあることが知られるはすである。 劫では、という人があるらしいけれど、部分的に、黒から しかける劫なので白がさきにトッて、黒のほうには劫ダテが ない。したがって " 白先、劫勝。が正解である。この場合の 劫勝は、白が劫に勝。て黒死、に帰することを意味する。 ″ 2 ノ一″の筋ではあるが黒 2 、と受けら 参考図白 1 、 れて、ここでは成功しない。劫にならす、無条件に活きられ一 てしまう。 1 ・・〇 ついでにいうと、もうびとつの 0 〇 図ノアもやはり落第である。隅の問題 ②十〇 考ではます " 2 ノ一〃を考えるのが常識 ・十〇 参だが、直接にそれを打。ていけないと きでも、間接にいって奏功することが すくなくない。 ■ 0000 ■ 0 ■ 141

2. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

第 28 一ー十 0 ・ 0 十 0 十十 〒十十十〇十十十十 下〇〇 0 十十 0 十十 下・ 0 十・十十十十 丁十十十十十十十十 丁十十・十十十十十 〒十〇十十十十十十 際の たるる 、、。べ黒 第 おい下図 き先 つ / だ・ 十十〇・〇十〇 0 けわを ての形 、ハで劫 るゆキか 十十十十十十・十 0 〇・ 黒るリく 白ネあ 号 1 死がるが 有本黒 で利が正 利劫が 3 あか、解 るな A で 。い図あ での 段あ二段 よ、る 劫る路に う白、 で。下 に″本 ない来 あ正にネ る解受て がけも ての無 要て無 いハ条 〇・〇〇〇① 求白論 るネ件 十十十・十十・十〇・ しが劫 次がの ・〇〇・ 題利白 てトだ 、く死 し、ノレカ 第のに ると のい白 29 で屮帚 号劫し はうが 上直 1 はとて しな然 辺接の 28 (A) 2 3 (B) 173

3. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

3 〇 で 劫の 白あ第 ・・②④ 3 る 2 ・十〇〇十・ヨ 。図 あ で 2 ・〇・・ 0 〇 4 る ノ 0 〇〇〇 の 白 第に 〇 点 に 1 〇 打 に 図 イ て 対 参 て し 照み ば 第 第 2 図 1 図 黒 る まれ と 果え由 2 1 こ っ るま れ第 かる の 白 を にだのの第 。た 、が を 1 せがて 考 、お劫去カ す え劫、路路図 黒図 に の るそ なを二、左下 劫 黒 が の にの のすつほ通 く ゆ段、かに黒 4 と 判かいう てす劫、ら打 2 足各 1 な らても 断 左 をよ と る で っ のオ つの は得はさ なた形サ る てつ こ 読失、ま もぎ ら と で工 者カ双ざ 、に き あて は ら な こ にわ方ま の のるも ま白 セ い お かにで 。結 う自たが る ②〇 手 2 第 はカ に の ・半〇・ 0 ① 第 劫第 黒第 黒 ほ 1 第 4 白 が カ ) 3 と図 5 2 4 6 の 7 0 十〇〇十 0 ヨ に図 0 図 、遭白図 1 に 0 〇 0000 、対 あ 子 5 路黒る 1 十十・〇〇〇 を 2 し の は 、右 4 るこ 、図 の オ じ の ト と に 〇 白白 出 打に キ め て路 は 1 の つつ に に て 左すを 劫 対 も カ ) つ の を ぐ と し ど こ い と或て な オ に の 黒て すい白 る 工 の 五 て と ァ②〇 〇・・ も 路す 0 〇・・ヨ 0 爿〇 00 ③ ・十〇〇十・① 0 ②〇〇十 0 〇 直 で 0 〇 0 00 0 〇 0 の 0 〇 接 あ に 0 〇〇〇 十・〇〇〇 1 る打 の 00 キ十 十 0 朝十 い 十十才〇 な劫 わ 十聿十〇 ゆ わた る 十十十十十 ′つ ぎそ 1 C6 ] ョ 0 1 十・ 0 〇〇 〇〇 0 〇 0 ・十・〇十 9 ← 〇〇 00 0 十・ ■ 00 臨■ 00 ■ 0 ■■ 0 ■ 0 ■ 00 0 ■ 0 ■ ■動■ 第 3 図 ■ 0 ■ 00 0 第 4 図 第 5 図

4. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

第図白 3 と出るところか争い ( それがすでに劫である ) 司十十・〇 ら第図と ( したがって当初結局、第図の形から、ー・ ①・②・・〇〇 図図から ) 変化する。これも白が 〇十・〇 不利なことを明らかにしようと 第四図白 1 とッグことにな・〇・〇 ・〇〇十十 いうのである。 ったものとする。 〇十〇十 黒 4 とアテるがいい。この手 このとき黒はなおも執ように 〇 1 の一路右のホ で 5 の点にヒケば、白は 5 の二 ーリコミを一 ) 剩・、刀 路右にハサミッケて第図に帰せ、その間、もちろん劫争をつ するにすぎない。 づけつつ、その 1 子を白にトラ 白も 5 の手で 4 の二路下にトルと、黒 5 のつぎに 5 の二路せて、第図 ( 凵ペ ージ ) の形の劫にもって行こうというの 右にハサミッケて、第虧図に帰することが知られるであろう。である。 それゆえ黒 4 、白 5 、ともに勢いの必然である。そして黒決して単純な劫とはいえないが、ともかくも劫となっては が 6 の手で 2 子をトッたところから 白としておもしろくない。 第図白 7 とトビッケる。 つづいて黒は 7 の一路左にハ ョ・・ヨョ 0 ・ ネコム一手だが ⑦ 0 十十・〇 〇・十・・〇〇十 〇・十・・〇〇十十 図 ア〇 0 〇 〒〇・・〇十図 1 〇・・〇十図 第図白 1 、黒 2 、とッグ FO 〇・〇 ・〇・〇 ・〇・〇 と、白に 1 の一路右をッガれて ・〇〇 0 〇〇十十 2 1 , 〇十〇 〇十〇 〇十〇 第黒死は明らかである。 〇 〇 十〇 この黒 2 は一路左でなくては 一ー十ー一 , 十十十十ならない。そして 2 の処の劫を十 00 ■ 0 ■ ・〇〇 0 〇 ・・〇〇 ・〇 03 ・〇 ・〇〇 〇十〇 第 27 図 152

5. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

4 と黒にキリトラれまでは双方絶対の応酬であって、必然、黒、白、の劫となったが、 この劫は、次譜にみるごとく黒が一たん、とツイだうえでの劫なの そのまま死である。 十十十十十〇十 0 図黒このほかにで、黒としてはも。とも有利なものであるーー元の效果。 十十〇の十十十十 7 どう打っても劫はま 十十〇 00 十 0 十・ ぬかれない ( 第図 十 3 〇〇〇 0 ・ 第 でたしかめる ) が、 十十十十 0 十十十〇十十十 0 十十 このからもって行 くのが、譜のごとく 白をまずトル形と 十十十十十十十亠亠ー十十十十十十」 なって、いざという 十〇十朝 一〔←〇 0 〇十・③ あった。 ←・ 0 〇 0 〇〇①②白 0 、手に十〇十十十十十十十十十十十十十 , 一亠 手順である。この手〒十十十十十十十 で、を先にしたの では第図黒 2 、 4 〇・ 0 十十←←十十十 十十 と受けられて問題の 〇 3 ⑩ 十 0 十〇十〇・〇 0 ⑩ 3 亠譛 〇・十 3 十①④図余地がない。 十〇の 0 十 000 ⑤ 2 暑磊だと、第十 0 十十 0 〇十十十 0 〇 003 ・ 3 00 〇 0 朝朝②〇 0 第鵜図白 2 ないし 6 、 十十〇十〇十 0 十十 0 ・〇 03 ①第 ! 十・ 0 〇 000 十⑥ る。したがって白 第 18 図 50 219

6. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

■■ 0 ■ 5 第 4 盟ら打ったときにも黒は 2 第 1 図白 1 のハネ出第 2 図 ①ョ〇と受けて劫でない。すな③ョ ④〇 ョョ〇ョしから先に打つ。 よ・〇 ・・〇わち次に白が 1 の一路左 ・ 0 〇十黒 2 、白 3 、と一たん 5 ・〇 一ー卞・〇 ・〇 〒十・〇 サガルのがおもしろい。 3 ①②〇 ②十〇上に ( ネても、黒は 1 の④〇 0 〇 〇〇・〇 一路下を遮っていいから・〇 ・〇 0 〇十十十つづいて次図黒 4 、白・〇 0 十〇 ・十〇である。 0 十〇十 5 、とトビッケればこれ 0 十〇 〇〇 〇〇 〇〇 が正解である。 第 5 図第 1 図におけ る白 3 の手で、この 3 と 第 2 図白 5 と、この ッケる。黒は 4 、と応じて無条件である。 4 の手で第 6 図 1 " 2 ノアの筋を、間接に打った例にほかならない。 5 のつぎに黒が絶隅にホーリコミ、それを白がトッての劫と遮ったりすると同図白 2 、でふたたび劫となる。 であるが、前述のごとく、この部分だけでいって、黒には劫 第 6 図この劫はしかし上述の解釈にしたがえば黒から先 ダテがない。いすれにせよ、劫となれば満足するのである。 にトッて、部分的に黒の 第 3 図はじめ白 1 のツケに黒 2 、と受〇①〇勝ちである。 ま。〇 T ( 「田〇ーけると白 3 、がある。前 ~ ージ参考図と 0 ②・〇ー 十・〇 ④十・〇 第 7 図第 2 図黒 4 の〇〇・〇 ③〇ー , ・差である。つづいて黒が 3 の一路上、にオ〇・〇 ・〇 ・〇十ー十サ工白は 1 の一路右下、に打っての劫とな 丁・〇十 ・十〇 ・十〇ー 一ー・十〇 るが、この形は双方ともにまちがいから出 これに対しては白は 4 〇〇 〇〇 発したものなので、採るわけに行かない。 の一路右にホ 1 リコミ、 それを黒にトラせてから 第 3 図 第 4 図白 1 とこのほうの " 2 ノ一みか 第 6 図第 8 図 1 、 3 で黒のオス第 7 図 142

7. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

第幻図白ってみると、黒もこれ以上、カむのは危い。劫をッガれ、活きられ 8 のノビを一 ・劫トル たん利かされ 〇同〇劫ッグ ( 黒は 9 、と 受けるほかな 第い ) てから 印印⑩⑩ 0 十十十〇十十十 0 十十十 と活きられ、 ー一ー十〇十 十つぎに黒は 9 の二路下にカ 丁卞@十 ケる手を省略し得ないが、そうカケても 十十十十〇一 第 % 図機をみて白 2 、 4 と動きだされる奈地が のこ。ている。つまり黒の預かり物である。 5 のつ丁十〇・亠ー ぎに、白が 5 下十十十十十十十十十十十十十十十十 の一路のキ 〇〇 0 リから打って 〇〇〇 000 〇 〇 00 〇④②⑤ 図 4 子が逸出す 〇 0 十十 0 ・十十〇十 3 るのはいうま 0 0 十 0 亠譜 十十 0 十〇十十十十十〇〇十 00 十① でもない。 十 0 十十 0 〇十十十・〇〇〇 090 〇・ 丁十十十〇十〇十 0 爿十 00 0 0 〇〇〇〇第 白でいよ いよ本劫とな ■■ 00g ■・■ 00 ■■ 0 ⑩〇・ 〇 00 〇

8. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

0 ■ 0 ■ 勝てないのをたしかめる。 ョョるかは白の選択による。 「ヨョ〇 「②・・〇 このセキはまた簡明な形で 〇④・ 0 〇〇十十 ⑤ 0 十 0 〇〇十十十図 ②・十・〇〇 図第 7 図白 5 、黒 6 、そしある。互いに気どらす、一本〇 0 ・〇・十十十十 9. 3 〇〇・〇・ 6 て白が 5 の一路上に出ての劫道でまぎれる所がない。同時〇〇 0 ・十十 十〇〇・・ 0 十 0 第は、白が一たん 3 子ををツイにしかし劫争の脅威をふくむ 変化の妙味、もしくは複雑さ だうえでの劫である。 十十十 黒 6 で 1 子のトリを先にしを失うのは当然である。 ても同理である。 第図第 6 図白 3 の手の変化である。 この劫は、第 5 図とまったくびとしい。 これに対し黒は次図 4 、と受けて劫争に応するほかない。 誤。て 3 の一路上、をオサ = ると白に 3 の二路下をッガれ 7 第 8 図はじめに白 1 、と平易に出る。 第図となる。 黒 2 はこれ以外になく、白 3 につづいて 第 9 図黒 4 、白 5 、のセキとなる。この 4 以外だと黒が第Ⅱ図 4 につづいて白 " い。とするか、或いは 4 の一路 「ヨ〇〇ョ 「③〇ョ ②①〇③ 「ヨ⑤〇 00 十 0 〇〇 ・ 0 十・〇「〇十 ・十・〇〇 ・・十・〇十〇十 い〇〇・〇 0 〇〇朝〇 0 〇〇〇 0 〇・十図〇〇・〇・ 〇〇 0 ・ 〇〇・・ 十〇〇・・ ・十 0 十 十 ・十・ ・⑥ 0 0 0 住■ 第 10 図 第 11 図

9. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

第 1 図 1 のサガリがたが白の先手。また 1 の二路 ②甲〇ョ③④ だしい。もちろん二路下の下、および三路下に、互い ・・〇十〇・ 0 ・・〇 0 〇〇 0 十 サガリでもおなじだが、もにサガリサガリとみて、そ 十 〇 00 十十・・・ こにも白地 2 目、合計 4 目 し図のようにダメがツマ 〇〇・〇〇 0 〇 0 〇〇十十 図っている場合、そしてそこである。 〇・・亠ー〒・ 一③十十十・十 0 ・〇〇・ 前べージ図において、 に図、黒 2 、白 3 、の非 上辺は白地 2 目とみられる 第を犯したことを想定すると 〇・・ 0 0 1 のほうのサガリがえらばが、右辺は 1 目を出ない。 0 れなくてはならない , ーーー 図この白 1 、 3 が成 黒 2 に対し白 3 、がやむ立するようだと、白のサガ リそのものが等値でなかった。ただし本図、黒は 3 の一路左 を得ない ( 勿論 3 で 2 の一 ] ョ〇 に受けて活路をたもっことができるし、白は純理からいって 路左、にオサ工たりすると ② 0 0 〇・ 0 黒 3 、と ( ネ「マれて死 ) 単に 3 、がただしく 1 、 2 の交換は保畄すべきだが、わかり 1 ・ 0 〇〇〇〇 0 易いために 1 を先にしたにすぎない。 から図の 2 と、本図の 2 〇〇 0 〇 0 との差が明らかである。 〇・・・〇 0 図の 2 は全然むだ手に帰し 〇・ 0 〇〇 0 第 2 図前べージ図ののち、白が打つにはこの 1 、 3 が 〇〇〇〇 00 ダメの点となっている。 働く。後で一方の劫を白からさきにツギ、のこる劫を争うこ 〇 0 ・・ 0 本図ののち、 2 の一路左とになるのと、 ( ) 3 の手で劫をッギ、黒に 3 の点にサガラ を白がオサ工て黒ッギとなれるのと、その差があるほかに、黒からさきに一方の劫をト り、そこの白地が 2 目。右 白がのこる劫をッギ、最後に黒が劫をッグこととなって 辺は、 1 の一路上に出るの ( ) と損得のない形に帰するのと、それらの比較を要する。 ■■■ロ 0 ■■■■ 00 ■ ■ 0 ■■ 000 ■ ( B ) 00 ■住 ■ 00 ■ 0 ■ 十 第 2 図

10. 最新囲碁全書 第四巻『戦術』篇(一)

第 4 譿 からである 0 そし てそれは、劫の負 十十十〇・ 白と然るにキリを入れた筋が燦然と輝き、大いにもの担を黒に大ならし 〇・十 をいうこととなった。白がどのようなところに戦機をもとめめるものにほかな〇 〇 0 〇・ 3 ⑤ ・〇 0 〇〇〇・・②① るかを、深くおもってほしい。 らない。 十〇・・・・〇・〇〇④ー 黒余義ない。このような場合に、普通、キッてきたほ黒はしかしの うをトル、というのが原則としてあるが、で、そして白手で、平易に第 、黒、から第図とな。ては、実利、勢力、ふたつなが図 1 、 3 とキリトッてよか。 ら白の満足が大きいからである。 たのでないか。 その点、白もの手で、のほうからキリ、それを黒にト ラせて と打。て行くのでは、左辺の黒が治ま。てしま第蜷図 1 、 3 とトレばな十〇・〇・④ うから、たとえ隅に冏題を生じても全然威力がなかった。 によりも黒の連絡である。し・〇〇〇・・十 ・・〇 0 〇〇 黒これも筋である。これを一路左、に寄せるのは第Ⅱ かもこの白は部分的に無条件 ・・〇①② 図白 1 ないし 6 、で劫 ( 黒が 6 の二路下にオク ) の形となる。 では活きられないし、黒とし トト 3 譜も結局劫にはなったが、第図の劫のほうが、黒にとってては活かして特にどうという 十十十 はるかにきびしこともなかった。 い。というのは、 譜のは、勢いとはいえ、 〇・十 〇・十十 図両分された左辺はいささかカみすぎたきらいが〇・十 〇 00 十・ ともかくも、下辺ある。 十 0 〇〇〇 0 ・① 第の不安が、劫をゆ 0 ・十①・・〇 0 十 十十・・〇・〇〇十 すって白に活きら 白、これ以外にない。こ 3 ②〇 0 十の十 ④ト 0 トト れたときに大きいの手で第図 1 、は同図 2 、 0 ■ ー■ 0 ■重ー 00 第 16 図 第 14 図 第 15 図 218