コスミ - みる会図書館


検索対象: 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇
269件見つかりました。

1. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

■ロ■ロ■ 0 0 ■豆 20000000 新 0 豆 〇 ( 三間ナミ ~ 第 5 型 変化およそ三十図 三間バサミにおける二間のハサ ~ 返しは、非常に 複雑であって変化が多い。 まづ基本型についていうと、黒 4 を一路下にケイ マする、白 5 の手でまれに隅へ走る、また 5 を 3 の 二路左にトプ、黒 6 を 1 の一路右にコス ~ ッケる。 また 6 を省略する、などがあり、白 7 につづいては 黒が、 1 の一路右にコスミッケる、 6 の一路上に出 てから 6 の一路左にオス、出すに単にオス、 6 の二 路左にコスム、その一路下にケイマする、などがあ る。そのうち一ばん簡単なものからあげると、第 1 号である。 第 1 号黒 1 は ) 隅の実利を確保し て白に根拠を与え す、動けば動くの を待って攻めよう とする。当分この まま一段落でみるが、機とみて " に打っéは双方から 0 好点で ある。黒 " ののち、参考図 ( ) の黒 1 、 3 が含まれ、 " いは やや緩いけれど堅実とされる。 なお次頁参考図 (,n) 、 (o) に注意する。 十 0 十十③十十⑤十キー一ー亠、キキ十ー一、 ーエーキキ十 十 7 ② 6 0 十①号 0 0

2. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

■■ : : - 臨 00 ロ ■■■ 0 新 0 0 ■新 00 ■ : : 00 ロ 0 ロ 000 目 000 ロ 0 ロ 0 ロ 00 目 0 " 星 ~ 第型 コスミ出す一途 一間高ガカリと二間高が カリには、黒 2 とコス ~ 出 す。これがほとんど無条件 に簡潔である。白から三々 を侵しにくい、というのが その理由であって、参考図 ( ) は白の打ち方に連絡の ないのを示す。 第 1 号黒 2 、白 3 なら ば、 4 、 6 に次いで 8 、に より根拠をたしかめてのち 行動の機をうかがう。 第 2 号黒 2 と下方へコ スムのも一法である。 白 3 のコス ~ ッケに対し 黒 4 以下、このように進出 してわかり易い。第 1 号と 7 , ③⑤ 6 : 第 1 号 同様、この隅を白が強いて侵しに来ることは考えられない。 白 3 の手で、参考図 ( ) の 1 とすれば、同図 2 と走っていいこと 勿論である。 0 ② ⑤⑦① ④③ 6 : ② 第 2 号

3. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

″星第型 コスミ出すか トビッケるか 小ゲイマから二間高ガカリには、黒 2 とコスミ出 すのがもっとも簡潔で、まぎれる所がない。 つづいて第 1 号白 1 と 三々を侵してくれば、同 号図までの確実さに満足 2 する。元来、一手はぶい 第てあるのたから、手をぬ いた方が対等以上を求め るのは、無理といわなく てはならない。 第 2 号基本型 号につづいてこの白 3 1 ならば、黒 2 、 第 4 と守り、次に 4 の二路下に白がト べば、黒は 2 の一 路上にサガる。 ■ 0 ■ 4 ■ 0 ・ 2 4 の⑦ 1 3 十・ ( 20 ) ーー第 38 型一一 第 3 号右辺星下あたりに黒の配置を想定して黒 2 、 4 とッケノ ・ヒ、白 7 ならば黒 8 と一日一守って次に強く川とハネ出す。黒加、肥 で申し分なく有利に戦い得る姿であるが、 7 の手で 5 の一路下から 出ギル変化があって、かなり煩わしい。 0 ② ① 〇 〇 , 卞一、 0 ②③ 6 号 5 第

4. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

4 8 6 ・■第新■ - ここには省略する 6 参考図 ( ) この形十。一 ! は、白 1 のカカリ に対し黒が一旦手 0 をぬき、白が下辺 0 : 0 十 ② 十 を五間にヒライて から 2 とコスンだ ものと解する。こ れには白 3 と受けるのが恰好である。 参考 ) 白 3 を適切とする左上隅の配置を、このように想定 ( 3 で基木型のごとく 1 から右方へヒラクと、黒は 3 の一路上 までヒライて、左上隅の白のハサミを兼ねる好形につくことが 第 3 号右ド隅にこのような配置を想 できる ) して、黒 4 とカケるのは一般碁理に反する。それはか 定し、 2 をコスムと星下の好点を白に与 くカケて圧迫を試みても、その効果のあらわれる所がなく、白える ( 参考図の 3 のごとき ) のを嫌う 3 によって 4 の効果は、著しく殺がれているからである。 とき、この 2 とヒラク型も成立し、これ なお白 5 につづいて黒 6 とさらに高圧を加え、白 9 までとな も今日つねに行使される。 る型が、 3 とは独立に古くからあるが、この型自身は白の姿勢 が低く、好もしくないとしてある。 第 2 号黒ソ〕、白 3 、とコスムのを相コスミとよぶ。今は あまり行われない。 黒 8 の曲がりが中央の位を制する上での要点である。この 点を、白 7 の手でオスには燎わしいシチョウ関係が加わるが 7 3 4 6 0 3

5. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

3 5 ②ー④・ ■動■■動■ 0 ■ロ 0 ロ■ロ■、 第 2 号基本 型のまま白が放 置すれば黒は、 機をみてこの 1 とコス ~ ッケる がいい。白に根 拠をゆるさす、 みづからは隅に 実利を収めなが ら攻め立てることができる。 又こののち白 " い。が加わっても 1 の二路左にハサ ~ ッケ て攻めと凌ぎを兼な得る点など、 1 以下の有力なことを語る ものである。 参考図 ( ) な考図 ( ) の 7 、 9 のごとくオスのを好まないとき この 1 以下の常用の筋がある。 1 を犠牲とすることにより黒を 重複の形に陥らしめ、自然の手 順をって中央に進出するのは 手筋の効果である。 参考図 C ) この 5 については二 間・ハサミを参照せられたい。 # + 聿 8 十 ②① 6 ③④⑨ 7 ・ 5 3 ( b ) ・ 10 ッグ 第 2 号 00 2 ■■■ 0 ■ 0 00 ■巨■■ 0 0 参考図 ( ) 第 1 号黒 2 の別法 である。 4 は一路 右のトビ もある。 参考図 ( ) 基本型の白 5 をもって 1 とッケる。黒 4 で一段落である。 参考図 ( ) ( ) における白 3 をもって、かく 1 とオサ、ズ、黒 2 、 白 3 、と互いに治まれば不満のない結果とみられる。 参考図 ( ) における黒 2 をも って 1 、 3 と出る のが好ましくない ことを示す。白 6 まで平易に受けら れ、実利を占めら れるほかに、三間 ・ハサミの石をも弱 めるにすぎない。 ・① CbO 01 3 4 6 157

6. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

二間、ハサミ ~ 第Ⅱ型 単にコスミ出 しを排斥する 白 3 と三間にハサミ返す。 黒 4 は 5 にツケるのと、選択がある。かくコス ~ ッケれば、白 7 まで、一段落である。 間バサミにおけるほど この結果、 2 の位置が、一 ではないが、なお白の勢力に対し適切をかいている 傾きあることが否定されない。 三間のハサ ~ 返しにおいて根本的なことは、参考 図 ( ) の 2 と、単にコスムのであってはならないこ とである。同図において白 1 、 3 は、第型の基本 図よりも黒の勢力から一路遠ざかっているたけに、 有利とみられるからである。 第 1 号基本 型の 6 と治まる 手をこの 1 のコ スミ出しにかえ た。これは左右 の白にひびかせ る意味において 基本型の 6 よりも積種的ではあるが、白 2 、黒 3 を当然として、つ づく白 4 、 6 の巧妙な手段に苦しまざるを得ない。白はこれにより 1 の一路下にサシコムところから両断する含みをもって、黒の応手 を間うたのである。 0 十 6 十③ 丁十② 第 1 号 〇 0 3 ①十 0 ④ 0 3 135 ー

7. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

" 星ッ第型 コスミ出す調子 隅を治まるに睿易 白 3 と迫って来たとき、黒 4 とこの方から二間に ハサムのもいい。第Ⅱ型との差は、白が 1 の二路下 にヒラク余地のない点が著しい。 白 5 を 1 の二路上にトビッケる手法については、 第Ⅱ型の諸図を参照する。白はかく 5 とトプくらい のものであるから、そこで黒 6 とコスミ出す調子が 好ましい。 白 7 、黒 8 で右下方に形勢を張ることができる。 但し右下方の配置関係ではこの 8 を、一路右下に 低く二間に構えなければなら場合も考えられ、そ れはそれでさしつかえない。 上辺は、 6 から、 3 の一路左下にカケて圧道する 黒の姿勢がまた絶好である。 ( 参考図 ) 基本型の黒 8 につづいて、この白 1 とケイ マし黒の圧迫をさければ、黒は 2 、 4 と簡単に治ま ってよろしい。この左辺の白四子の不安が、左上方 へかけての黒模様に白が打込んで行くことを、断念 させるであらう。 第 13 型 0 ④② 0 ート十〇 ( 参考図 ) なお本図、 1 の一路右下の方から黒が迫らなかった ( 第型では 4 と、 その方から迫っている ) ということは、一般に右下方面 ( 基木型では左 上方 ) に白の配置があるか、少くとも黒の勢力がないことを意味するも のと解すべきである。 0 0 7 0

8. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

となってこれは黒有利の姿といえるつ但し無条件にというのでなく : 鬚 3 型 白に両ガカリされたことを考慮にれての見方である。 コスミ出しは四囲 白 7 で 1 を動き出すのは、星下の黒の配置と、 5 の一路左から黒 の圭置を見定めて にハネ田される隙とを控えて、無理でしかない。 両カから一間に高くカカッたとき、この隅を早く 治まるには、 2 、 4 とッケヒクのが簡明である。 6 6 とサガって相当の実質もたしかめられている。 白 3 で 4 の点にハ坏出せば、参考図 ( ) である。 キ十十十「十十 参考図 ( ) 白 1 、黒 2 とキリ、白 3 、黒 4 とサガっ て二子にしてすてる。これは通法である。以下肥と 十キ十十ーエー 丁十③⑤ , 十 の白のカカリはほとんど無効に帰した。 亠ー 黒 6 の手で 9 の点に曲がって出るのは、参考図 C,-O ) に見るごとく、白 2 と打たれて煩わしい 第 1 号白 1 、黒 2 とコスミ出すには、左右いす れかに黒の配置がさき 十十十 6 〇 0 ④⑩ に在ることを要する。 キ 2 十②①⑤ ) 白 3 と隅の急所を侵 0 ⑩ 3 ( してきても、黒とこ の方からオサ工て星下 の勢力を利し、まで ト・・ 0 ワ」 第 39 型 2 4 ( a ) CO

9. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

一一ハサミ , 3 リ 含みの多い ニ間ハサミ返し 白 3 の二間ハサミ返しである。 黒 6 まで、この周知の型がもっとも普通とされる。 このままでは隅は完全でなく、白 1 を取切って完 全な黒地 ( 約二十五目 ) とするためには、機をみて 6 の一路上のオサエコミか、或いは 4 の二路右のコ ス ~ か、いづれかに黒は補うことを要する。後者は 殊に白から 2 の二路左に道られると、さらに 6 の一 路上のオサエコ : 、を省略するわけに行かない。 第 1 号白 1 とコスミ出すのは、黒に基本型のご とく測鎖されるの を不利と見た場合 であって、黒 2 、 ② 0 十ー一 , 白 3 と互いにコス ( ミ出し、結局、黒 十十十十十 0 十十十」 6 として治まる。 6 をハ思り、 , 日から 一路左下に走られ るのと、双方の根拠に関し、その価値は計算を超えるものである。 参考図 ( ) 白 1 とここで走って活きるなど、あり得ないことである。黒 に先手で封鎖され、次には黒′ ′い″がきびしい。三間・ハサミの場合との 混同をいましめる。 十 第十①ーーエー 十②十十十ー十十十十 十ーエ亠亠亠ーー丁エー十十十十ー 0 十」 十十十十十十十 丁①、一ー 十十十亠 十十十十ーエ亠ー十十十②十十〇十」 下十 ⑤十〇十十 0 十ー一、」 1 0 6 ④ 132

10. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

の 2 とハネ出されて、成 第 2 号このように左右 算のない姿である。 には逆に白の配置がある場 合、黒 2 と三々の要点を占 めて早く活路に就くのが最 第 3 号第ソ。号のまま ⑦ 6 善である。 黒が手をいて活路に不 白は 3 と封鎖して外勢を 第安のないことを明らかに 張るほかないが、黒はそのまま手をいて、つに活路が約 束されている。 白は 1 とコス ~ 込んで この配置において、黒 2 で第 1 号のごとくコスミ出し、白 打つくらいのものである に三々を奪われると、たちまち黒は根拠を失って彷徨せざる が、黒 2 と走って 8 まで、問題がない。 を得ない不安が大きく、また 2 の手でいすれか一方の白のカ 白 1 を 3 の方からコスメば、黒も右方へ走ることとなるの カリにツケ、基本型のごとく治まろうとしても、参考図 ( ) は勿論である。 第・ 2 号 第 1 号 3 ② 3 ⑤ 0 : 第 4 号白 1 に対し、第 3 号が星の一子を取込まれ、白を 手厚い形に導くことを嫌 うならば、黒はこの 2 、 号 4 、とッケヒクこともで 4 きる。 第但し本図、白 5 は正確 を主としたので、決定的 でない。 2 4 6 十③②④ 5