″星″第 7 型 極的な ニつの目齣 黒 2 の一 間トビは、小ゲイマのカカリに対し今日 もっとも普通の受け方となっている。次に右辺から 白 1 を挾撃し、自らは上辺にヒライて地域を開拓し ようとする。 2 それ自身、隅を守るのが主でなく、 他の大ゲイマにヒラく型やッケ手と異なり、はつな りした定石というほどのものをもっていない。 白 3 とヒライて挾撃に備えれば、黒も 4 とヒライ て地歩を占め、これで一段落なのであるが、布石と の関連においてこの後の応接の 重要なものを次に示す。 右に指摘した一間トビの二つ の目的から、次に白 1 を攻める に適した配置が右辺ないし右下 隅方面になく、また上辺におい ても黒からヒラク余地のない場 合、端的にいって参考図のごと く上辺には白の配置がすでにあ り、それから 3 のように走り込 ( 参考図 ) 、エー十十 , 卞一亠 まれて不安を免れないという際、受けるとすれば、第 1 型の小ゲ イマが好もしい理に帰するのをます思う。 第 1 号は基本型ののちに機を得て隅を守るには、かく 1 とト ンでさらに黒 " い ~ の打込みを次の狙いとすることを示す。 0 ② トトト 0 号 〇十い十〇十一 0
" 星 ~ 第 3 型 ( ) 6 と 8 が要点 白 3 の打込みに対し、黒が 4 、また 5 、いすれか らオサ工て打つべきかは、自陣の配置如何による。 上辺に置があって、この方面に形勢を張ろうと する時、 4 の方からオサ工るのは当然にすぎない。 黒 6 、怠ってこの点を白にゆるすと、上辺が忽ち っ 0 薄弱に陥るので、これは常に逃がせない。 白も 1 の一路上の欠陥を補って 7 と守り、それに第 応じて黒 8 となおも進展する。これで一段落であっ て、この 7 は、 1 の一路上を直接ツナグよりも明ら かに働き、また黒 8 をもし他へ向けれに、次に白か ら打っとしてやはの点である。 8 は双方勢力の消長にする要処といえる。 " 星〃第 3 型 ( ) 白の実利と を黒の外勢と 熏を・二がら一オサ工て 1 を遮断する。 (<) と 黒ま一 黒は外勢を張って目的を達した。 この形は特に左上隅の星を・も黒が占めている " 三連星…の設計に おいて有力視され、それゆえ六子の置碁などに試みて面白い。簡明 である。 ④ 06 1 ② ⑩④ 0 ⑩③⑤ 63e ーーー第 3 型 CB)
″星〃第 2 型 分断を恐れない 白 1 と急にツケて上辺の分断をはかるのは往々見 られる所であるが、黒は一般に 2 と立っていい。 黒 8 まで、通形である。左上隅に黒の配置を想定 し、このように形勢を張って十分である。次に白は 5 の二路下に黒に打たれ、この頭をおさえられては 1 十亠ー かなわないので、その点に白がトプものとして、続 いて参考図 ( ) の 5 まで、かく治まれば黒大いに有 利である。なるほど分断はされたが、黒は失った所 がない。下手がこの分断を恐れるのは、上辺一帯の 地 ( らしいもの ) を破られるという 考えに基づくもの であろうが、かり にこれを地として ( 白に隅の三々を侵 される ( 第 9 型 ) 方が、実質的には はるかに大きいの を思うがいい。 ■ 00 5 3 % ロ■ 第 1 号 ( ) 右下隅方面に白の配置がある場合、黒 2 と下から受 け、白 3 、黒 4 ときびしくキッて打っことができる。 黒までにつづいて、 ( ) の白 1 乃至 9 のとき、黒が 9 の二路上 にウチカキ、白がそれをトッた所から、 ( O ) の黒 3 までとなる。 , 十 0 ・十 0 ② 0 ④ 6 0 0 ⑩ 0 ①④ 9 ⑦②③ 0 キ十 4 十 にト 第 1 号 CA)
一 1 ロ■■目 0 ■ 0 ■■新 0 ー ■■ロ■ロロ住■ " 一聞サミ。第 4 型 上辺の着手先後が要点 黒 2 のハサミに、白 3 、 5 とッケノビる。 黒 6 は決定的である。この手を 4 の一路下にオシ て打った例はあるが定石をもって目すべきでない。 白 7 は必すしも絶対でない。後に示す。 7 につづく黒の打ち方が多いが、要は黒が上辺に ヒラクか、白から 4 の二路左に迫られるのを意とし ないか、その関係が主であるといえよう。 第 1 号 ( << ) 黒 1 とケイマするの は、白 4 を恐れな い場合である。 白 2 、黒 3 、の ( 交換は白に不利で あるが、次に 4 の 急所に道るべく、 “い”の欠陥を補っ てやむを得ない。 ー 3 ④②・ 95 00 ⑦」 ーーー第 4 型ーー ④③聿 7 ・ 黒 5 、 7 の愚形を強い、つづいて参考図 ( ) の 1 により右下方 との間に模様を張り得るか否か、その点が重大である。右下方に黒 の配置があっては、基本型のツケノビからして考え直さなくてはな らない。 ② 6 ① ①②十 6 十〇 6 ② 〇い〇 0 4 第 1 号 CA) ー 0
高カカリ〃第 6 型 高がカリに、黒 2 と迫る。左上方に黒の勢力があ る場合に多く用いられる。 1 から上辺左方に白をヒ ラカせまいとするのが主な目的である。 これに対し、白 3 と三々にツケるのがも 0 とも普 通であるが、 3 は他に、 5 にツキアタる、新にコス ム、またの点にツケる、などもある。 黒 4 、必すかくハ坏出して 6 と沿いッケ、白 7 を 迎えて上から 8 とキル、これまでが動かない手順と 思 0 ていい。 4 の手で 5 にツキアタリ、白 4 、黒 6 とキル変化の研究など、無要のものである。また 4 で参考図 ( ) 1 と、受け、同図 ① 3 白 2 、黒 3 は、白 4 、の次に、 " い″と急所に迫る手と〃ク のカケと、いづれかを白に打た 十亠亠・④十れるから、黒が悪い。 黒まで、後手であるたけに ←←十十部分的にも有利な 0 = 疑なく 左上隅の勢力と相まって上辺に ーー第 6 型 の模 の 92 6 も様 ② 7 6 ④③⑩ヨ号白展 の開 ⑩ : ① 5 ・ 基負す 本担る 0 ) なの 14 てに のは 15 手なの でら な路 かい右 く と フ オ サ て 力、 ら 堅 こ く し 3 て と る ツ 2 0 〇 03 ト〇〇 00 〇 0 第 1 号
00 住ロロ置 0 日ロロロロロロ 0 ロロロ ' 参考図から黒 2 、白 3 の交換を除いた姿勢では、黒が機を得て星 " 星〃第 8 型 から二路右にトンで隅を守り、のちに】、 5 間の薄弱をうかがって コスミッケを避ける いいと第 7 型第 1 号で指摘した、その意味が、この参考図では失わ 三間ビラキとの差 れている。しかも 2 のコスミッケを利かせたことが、隅の守りとは 白 3 と走り黒 4 、白 5 と二聞にヒラクのが最近多 く見られる。殊に上辺に黒のヒラキが前にあるとき 白 1 、黒 2 に続いて打たれるようである。 既に上辺に黒のヒラキがあって更に 1 を挾撃され る白の苦痛は大きいので、右辺へヒライてそれに備 えるのは当然として、 3 で単に二間に』ラクと、第ー一ー卞②十ー一ー下ー一 , ・ 1 号黒 4 、白 5 を余義なくされる。二間に構える以 上、基本型、 3 、 4 の交換を先にするのを働きとす る見方である。 黒がこの走りを避 けるべく、参考図の 2 を先にして 4 だと 走りは免れる代りに 白 5 と広く三間にヒ ラカれる。第 1 号と 参考図との差が、白 に有利なのは明白で ある。 0 ( 参考図 ) ②十ー一ー 0
参考図 ( ) 基本型の黒とオク手で、 黒は覚悟しなくてはな かく 1 と受け 3 とッグのは好ましくな らない。 い。かりに上辺星下あたりに黒の配置 がある場合としても、白 4 と渡られる 号第 2 号黒 1 とここ 実質が大きく、しかもここを渡られて 2 でハネれば白 2 はやむ は、右辺から白に迫る狙いはもはや失 第なく、つづいて黒 3 、 われてしまう。 5 が動かぬ筋である。 黒Ⅱまでを必然とし、 上辺に黒がもう一手要ることや、 右下隅に黒の配置があ それをどの点に下すのがいいかという ようなことは、もはや大した問題でないくらいである。 1 はればさらに第 3 号黒 1 以下がきびしい。但し白の着点は、 右下隅の条件如何により、必すしもこれと限らない。 基本型の間に従うか、或いは第 2 号 1 とハネるか、いすれか でなくてはならない。 第 3 号黒 1 、白 2 ともしッゲば、黒 3 、 5 で、白の苦し一 比較のために掲げるが、参考図 い姿となる。といって白 2 を保留するものとしても、黒の手 (n) の黒 6 と、ここで直ぐに遮 厚い姿勢であることに変りはない。 0 て白 7 をゆるすのも、やはり黒⑤ 0 が不利である。 同図はの次に、黒がれい″方 面からハサむか、或いは " い ~ が すでに在るとすれば更に〃ろ〃と トンで大きく白を包囲するかであ るが、白から早晩、 6 の一路上の ハネッギを先手で打たれることを ①〇 2 ・① 10 8 ・ 3 の ⑨ 物・ 02 ・④、 ⑧ 7 ⑩ 0 ①ヨ 3 ヨ イ 4 6 第 3 号
ことになれば、右下方 第 2 号基本型につづいて 黒 1 とカケツイで上辺を整備 ョの配置如何もよるう すれば、白 2 と右方からきび 一般に黒が悪くあるま 号しく迫る。 黒 3 は、白 4 、黒 5 、から 第第 5 号さらに基本 第白 6 を誘い、 7 とサガる運び を求めた。このサガリが手厚 型白 5 をもって、かく い形である。 1 と上辺左方から迫る に便宜ならば、これが 白 8 と一応連絡し、黒も 9 と隅を治まるとともに 7 の方も安定して、これで一段落であ成立する。次に 3 とッケて治まることを求めた。 る。 白 9 まで、実利と厚みとであるが、互いに不満なき姿とみ られる。黒 4 を 3 の一路右にハ坏れば、参考図 ( ) 、また白 第 3 号基本型における 5 の手で、右方から 1 と急に迫る 3 について、参考図 のは、術語にいわゆる競って打 ( O ) がある。 つ意味を一そう明らかに示した ものであるが、 6 と構えれば黒 ⑤④・参考図 ( ) 白 2 、 号が悪くない。 6 4 と独立して治ま しかし次に 3 の一路下を白が 互いにどうと 曲がる姿は相当きびしいので、 ・② いうことがなく、 それを黒が避けるとすれば第 4 これで当分放置さ 号である。 第 4 号この黒 8 と挾撃する 3 ス ) 0 0 0 3 8 ー④ 2 ⑤② 第 5 号 3 ・ 6 4 0 乙 101
ー巨 00 ■ 000 ロ 号 第 をもって島から迫ることができ、その方 がより多く打たれるようである。第 2 号 43T6 1 と』 以下に示す。 〇 9 ②①十 OC ろ ) 0 所に迫 朝 00 下 0 の 2 ④ ったの 第 1 号白 3 とこのツケから打っこと 3 も考慮される。いすれかといえば黒のハ に対し 白 2 、 サミがこのように一路遠いときに多く見 0 4 、は られる。 ″の第 黒 4 ないし 8 は三間高ガカリ 第 2 号 9 型と大差のない姿で、無事である。 5 までのごとく黒を堅めてしまうことを嫌った。 黒 4 を一路右にハネる、また白 5 を 6 の点にオサえる変化 はそれぞれ第 6 、 7 号に示される。 第 4 号黒 3 とオシてから 5 と補う。・日 6 がはぶけす、黒 7 をゆるすうえに、黒 " をも利かされる不満はあるが、 第 2 号黒 1 と迫り、白 2 、 4 を誘 第 3 号とともに、上辺を って 3 、 5 を導く手法は手筋として常 第 2 号ほどには堅めてい 00 用のものである。 5 に次いで白は右辺 ないことが認められる。 〇・ 6 0 下方から 1 を攻めることが考えられる ②号従「て白はのちに上辺左 0 ・ 2 4 方から迫って、 " ろ″のヒ が、参考図 ( ) の黒 1 ないし 5 、がの 3 こされているのは黒の強みであり、従 第キ出し、またその一路ド って白の不安でなくてはならない。 のハ坏などを狙うことが できる。 白 2 の別法は第 3 、 4 号である。 第 2 号 ② 3 225
③② 十 く方が、一手の差があるだけに有力である。 ④十 参考町 ( ) 右下隅があいているとき、基 ②③ 木型の白 5 はこの 1 、 3 のように打っこ 十 とが可能である。もしまた白 1 、黒 2 の 十 交換がさきにある場合だと、基本型の 5 をこの 3 として、 ( サミを兼ねるのが働一 十 く。さうでなく、基本型の 5 でなけれは 十 十 0 〇十 ならないように考えるのは、融通がきか ないというものである。 同じことが、第 1 号の白 7 についても いえる。 参考図 ( ) 基本型の白 5 、黒 6 、で上辺 十に大模様を張られることを避けたいとき 白はこの 5 のよ , 丁にして高圧を加えるに 適切である。 回回■第■ 0 3 ① ロ 000 ロ第日■ ④② その間に先後一手の差があるし またこの 7 を一日一はぶけば黒後 ・手ではある。しかし基本型の 6 も本図の 7 も、もとより一手と しての価値が大きいので、必す しも先後の差のみをいうわけに は行かない。 参考図 ( ) 基木型の 6 を怠り、もしくは猶予していると、上辺 左方のエ合から、この白 1 を有力ならしめるかも知れない 参考図 ( ) 白はまた 1 とカケて 7 まで、このように圧迫しつつ 形勢を張る策も成立つであろう。 参考図 ( ) 基木型の 6 なしには、この 1 ( こ 0 〇十 れが左上隅において白 のハサミを兼ねる場合 32 にも ) などが打ちにく ② 1 ④ 3 い関係もある。白 2 、 十⑤ 4 と圧迫され、 1 の効 6 十 果がみすみす減ずるか 7 らである。その点は第十 1 号の 6 まで自然に行 十 ( d ) 255