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検索対象: 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇
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1. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

③② 十 く方が、一手の差があるだけに有力である。 ④十 参考町 ( ) 右下隅があいているとき、基 ②③ 木型の白 5 はこの 1 、 3 のように打っこ 十 とが可能である。もしまた白 1 、黒 2 の 十 交換がさきにある場合だと、基本型の 5 をこの 3 として、 ( サミを兼ねるのが働一 十 く。さうでなく、基本型の 5 でなけれは 十 十 0 〇十 ならないように考えるのは、融通がきか ないというものである。 同じことが、第 1 号の白 7 についても いえる。 参考図 ( ) 基本型の白 5 、黒 6 、で上辺 十に大模様を張られることを避けたいとき 白はこの 5 のよ , 丁にして高圧を加えるに 適切である。 回回■第■ 0 3 ① ロ 000 ロ第日■ ④② その間に先後一手の差があるし またこの 7 を一日一はぶけば黒後 ・手ではある。しかし基本型の 6 も本図の 7 も、もとより一手と しての価値が大きいので、必す しも先後の差のみをいうわけに は行かない。 参考図 ( ) 基木型の 6 を怠り、もしくは猶予していると、上辺 左方のエ合から、この白 1 を有力ならしめるかも知れない 参考図 ( ) 白はまた 1 とカケて 7 まで、このように圧迫しつつ 形勢を張る策も成立つであろう。 参考図 ( ) 基木型の 6 なしには、この 1 ( こ 0 〇十 れが左上隅において白 のハサミを兼ねる場合 32 にも ) などが打ちにく ② 1 ④ 3 い関係もある。白 2 、 十⑤ 4 と圧迫され、 1 の効 6 十 果がみすみす減ずるか 7 らである。その点は第十 1 号の 6 まで自然に行 十 ( d ) 255

2. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

3 ②・ ″一一間′サミ〃第 1 リ 一間バサミとの差 黒は先手封鎖も可能 白 3 と三々にツケるのは一応先手で治まる意味で あるということが、二間バサミにおいてははっきり いえる。 黒 8 のまま手をぬいて、 7 の一路右から黒にオサ エコマれても、白は参考図 ( ) の 2 、 4 と悠々進出 していいからである。 参考図 ( ) 白″ 〃カ利いている限り、この一団に け目形がたしかである。一間・ハサミと緩急の差が、 ここに明らかであろう。黒はしかし隅からオサエコ ムほかに、第 1 号 1 がしばしば行われ、 その取捨はもとより 四囲の条件による。 第 1 号 1 と迫り、白 6 まで、動かぬ定型であ る。これで白は出路を閉 4 第 1 号 されているというのは、 2 の一路右に曲って出ようとしても、黒は 1 の二路上、もしくは三路上のいすれかに打って封鎖し得るからで ある。かく先手で封鎖されていることは大きく、互いにこの関係を もって作戦をすすめなくてはならない。 ⑦③ 06 ⑤亠亠、 3 ② キ 3 十 0 十ー一 十④十②亠亠亠 キ 1 ( a ) 1C8

3. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

" 星 ~ 第 9 型 ヒラキの有無 隅のツメ物 第 7 型における黒 4 ののち、白から機を得てかく 1 と打込むのは実戦に常に見受ける所である。 白 7 まで、黒は先手を取って他の要処に向かうの・ を普通とするが、この後、黒 6 を白がキリ取るのを 計算に人れて、白 1 に先だち黒から 3 の点にトンで 守るのと、実質二十目をはるかに超える差である。 第 1 号 ( ) 白 1 の打込みを、黒 2 と遮「て打っ のは、左辺に黒のヒ・ラキがある場合、そのヒラキを 活用する所以にほかならす、基本型とは厳に区別さ れねばならない。 黒加までとなり、 ) この白はまで完全で ( ない。 ( ) の 1 、 3 号 を白は直ぐに打って おくことを要する。 第 第 1 号 ( と黒 2 、 4 と後手に北んじて ト 0 ②・ 外第の強固は満足以上である。 この白 1 、 3 を怠った時、黒から直接手段があるのは次に示す通 りであるが、そうでな く、 1 の点を黒にツガれ、参考図 ( ) の白 2 と受けることを余義なくされるものとして、同図との差から、白 ④ 0 0 ーエー十十ーエーーエー 3 ② 0 0 5 ①十⑨⑩ー 0 ⑦ 3 第 1 号 CA) 0 0

4. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

白 2 に黒 : ョ・ 5 と直ぐに ノビれば、 一・朝 3 そのとき 1 一朝 0 の一路下に②〇・ ⑩ C 当 ) 0 下・ 03 ハネコンで 2 36 参考図 ( ) となる註文 る。黒 3 で 2 の二路右をオサ工るのは、隅に欠陥をのこすのであるが、ここでは黒 3 とアテコムのがいい。 で、白 2 と堅くツイだ時は 3 と外す。第 3 号白 2 に対しては 白 4 、黒 5 の結果、第 2 、 3 号の所説と矛盾するようであ 3 とオサ工るものと理解していい。いづれにせよしかし重大るが、これは手順としてやむを得ない。但しこののち参考図 ( o ) 白 1 乃至黒は、隅の 5 までが不完全であるほか、 7 、 な差ではない。 9 の方もウスい形であるのが否定されない。 第 3 号白 2 のカケッギならば、 3 とオサ工て、のちに白 第 5 号黒 1 のトビッ が 3 の一路右にハサ ~ ッケてきて ケにおける通型である。 も、黒はハ坏 ( 3 の一路左上 ) を 一・ 2 ・ろ 号 白れいのオシには、黒 4 、十十 打って、反撥する余裕がある、そ 〃ろ″が正確である所に の差である。 い 第参考図 (æ) の黒の幾分 参考図 ( ) 黒 1 、白 2 は、 9 まで つ」 の不当が指摘されるであ 第幻型に帰する。 ろう。 第号黒 1 とトビッケる。 2 〇 3 3 ④ 0 5 4 6 ① 0 トヨ 4 ( a ) 4

5. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

■■■■ 0000 ■ 0 30 ■■ 00 ■ロ 00 ロロ ④ ( ) 2 ・ 0 キー ! 33 ① 0 〇 大な勢力があれば理想的である。 黒 1 に対し、白が応手を怠れば ( ) である。 参考図 ( ) 黒 1 とアテ、 3 、 5 とノビ て、いよいよ厚壮を加えることができ る。これをゆるしても他を打ってい ということは、白の側において、ほと んど考えられない 参考図 ( ) 1 の点を、白からオシて打つ。 黒 2 は、多くはかく受けておく力しし。かく受けてもしかし ( ) との間に、双方の勢刀の消長の差がすでに著しいのを見 るであろう。 この 2 をもしはぶいたとき、白からも次に打つには、同じ 2 の点が急所に当ることは、注意 さるべきである。 参考図 ( ) 白 1 は、次に ( ) 図 白 1 、 3 の筋により、完全にシ メッケる形を見たものである。 従って木図 1 に対し、黒はその ( ) の 1 の点にサガって受ける 1 ・・ 0 臨■■■ 0 ■ ことを要するので、前三図との差が ⅱ何に大きいかを思えば、 ( ) およ び ( ) における 1 の価値は、もはや 自明であろう。 参考図 ( ) 基木型白Ⅱにつづいて、 この黒 1 以下の圧迫を加えられるこ とは、白の描え得るものでない。左右 の勢力が 重複し、一帯の姿勢の低位があま りにもはなはだしいからである。 このような場合、基木型におけ る黒 4 、 6 の出ギリの成功は、は じめ白 3 と小ゲイマガケの考慮の 不足を語るものでなくてはらなな 十 十十〇 十十十・ 0 ① 十十十③② い ( e ) ・ 0

6. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

⑧ 5 " 一一間ハサミ , ~ , ' 6 リ 簡明なツケ 白は先後の選択 黒 1 のツケに、白 2 とハネコミ得る場合である。 黒 3 とオサ工て 7 まで、絶対である。 白 8 とここでオスのを手順とする。次に黒が 9 と ヒクか、また一路上にツキアタるか、それによって 白間の打ち方が異なるからである。但し 9 は別に、 6 の一路右からハ坏る型もある。 9 とヒケば白は間のアテを打ったまま、再び手を ぬいて他に転する。しかるのち、黒から川のキリ取 りを先手で打たれることは寸受し、の一路左上に コスンで活路に就くこととなる。 第 1 号基本型の黒 9 をもってかく 1 とッキアタ れば、白は後手に甘んじて 2 とサガる要領である。 何となればこれには〃い″の点をキル狙いが白にあ るので、それを強調し得るからである。しかるにこ の時にも 2 を一路上にアテて先手を取るなどは、基 本型 9 と本図 1 と、その差を無視するものといわね ばならない。すなわちそうアテて一日一先手を取って も、つづいて参考図に見るごとく、黒 1 、 3 のキリ取りによって、 " の狙いが解消するほかに、同図黒 5 のオサ工まで先手に打た れてしまう。基本型に隅の白一子のキリ取りを加えても、このオサ 工までは利かない、その差も大きい。 ョョ ⑥ 0 ⑩ ④② 3 第 0 0 い ・ 00 2 〇〇① 0 第 1 号 138

7. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

( — ) 本巻では , 互キ第と " 置碁。の呼称を無視し、いわゆる " 置碁定石 " はすべて " 星 ~ の部に樫含せしめ 先、互先の碁にも隅の着点として星が選ばれることが非常に多いのと、純理からいって、隅の正しい応接とし ての定石に互先と置碁の差を設けるべきでないという考え方から、そうしたのである。 従ってまた白をもったときに打っ定石、黒ならばゆるされる定石、と込うような差も与えてない。 ( Ⅱ ) いわゆる " 大斜定石れその他いたすらに変化の多様を誇るたけで、実際には今日ほとんど行われないも のは省略し、もしくは一応触れる程度にした。代りに、昭和以来の新しい型で生命のあるもの、大いに打たれて いるものは洩れなく採用した。 ( Ⅲ ) 全巻を通じて、星四十型、小目ニ型、一間パサ ~ 十六型、一一間バサミ一一十五型、三間バサ ~ 八型、一間 高ガカリ九型、ニ間高ガカリ十一型、大ゲイマのカカリ八型、高目十型、目外し十一型、三々一一型、すべて百四 十二型を基本定石とした。その他は、重要性、もしくは、大たい行使される厖度に応じて、変化をそれぞれ号数 をもって示した。 ( Ⅳ ) それらの各型、各号の数字は、他の諸巻においてつねに連絡を保って引用される。なお多くの変化のう ち、特に高級なもの、複離なもの、より進んた研究に値するもの、等を巻末に附する予定であったが、紙数に 例限されてできなかった。それらは他の諸巻において、機会あるごとにつけ加えられるであろう。 た。

8. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

00 住ロロ置 0 日ロロロロロロ 0 ロロロ ' 参考図から黒 2 、白 3 の交換を除いた姿勢では、黒が機を得て星 " 星〃第 8 型 から二路右にトンで隅を守り、のちに】、 5 間の薄弱をうかがって コスミッケを避ける いいと第 7 型第 1 号で指摘した、その意味が、この参考図では失わ 三間ビラキとの差 れている。しかも 2 のコスミッケを利かせたことが、隅の守りとは 白 3 と走り黒 4 、白 5 と二聞にヒラクのが最近多 く見られる。殊に上辺に黒のヒラキが前にあるとき 白 1 、黒 2 に続いて打たれるようである。 既に上辺に黒のヒラキがあって更に 1 を挾撃され る白の苦痛は大きいので、右辺へヒライてそれに備 えるのは当然として、 3 で単に二間に』ラクと、第ー一ー卞②十ー一ー下ー一 , ・ 1 号黒 4 、白 5 を余義なくされる。二間に構える以 上、基本型、 3 、 4 の交換を先にするのを働きとす る見方である。 黒がこの走りを避 けるべく、参考図の 2 を先にして 4 だと 走りは免れる代りに 白 5 と広く三間にヒ ラカれる。第 1 号と 参考図との差が、白 に有利なのは明白で ある。 0 ( 参考図 ) ②十ー一ー 0

9. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

3 ) ② 1 ④ 3 ・ 0 第 3 号 0 2 ④ 3 ① 8 1 とトアのは、白 2 を促して 3 とヒラ く前提である。従ってこの場合、 3 を 4 とッグことはあり得ない。 白 6 は、 8 、間と抱えるシチョウが 成立するのを条件とする。早晩しかし 白は黒 1 を打抜いておかねばなら。 参考図 ( ) 打拔いてのち、隅に白 1 と 迫るのがきびしい。これに対し黒は、 2 、 4 をもって凌ぐことを要し、この 白 3 のサガリが加わると上辺方方がそ れだけ薄弱を皋するのは、黒の苦痛と するところである。 第 4 号黒 1 とこの方をッグのは、 第 3 号のごとくシチョウに取られるの を不利とみる場合と理解する。 白 2 をゆるし、隅の実利は与えても 3 によってこの方に地歩を占める。第 3 号における白の外勢の大、また参考 図 ( ) に示された不安などとの差であ る。 第 4 第 5 号 ( ) 第 3 号におけ る白 4 から変化する。 0 ① 右下方に想定される配置を ・〇・ー 3 働かせるべく、この 1 が成立 する。第 4 号において黒 3 を ゆるすのと、その差である。 白 3 とトンでつり合いを保 ち、黒も 4 と補って治まって 一段落である。 第 5 歩 ( ) 白 1 に対し、驤 2 とサガって治まる。 白 3 以ドⅡとシチョウに抱え、早晩やはりこの 8 を打抜い て、白の手厚い姿が好ましい。なお (O) がある。 ② 0 ・④臼 ④ 0 ② 0 叩 6 0 ・・ 2 0 0 第 5 号 CA) 0 第 5 号 CB)

10. 最新囲碁全書 第一巻『定石』篇

、ナ 00 0 0 ■■■■ 0 ■ 00000 第Ⅱ号 用の筋からま ④ョ でとなる。 もし黒が後手 〇〇 0 十 でも実利の大を 選ぶならば、こ 十十の 7 の手をかえ て第Ⅱ号 1 とし 亠ー下同図 5 までとな 十十 る。取捨は黒の 自由である。 第間号の白 4 につづいて、参考図 ( ) の 1 とキルのは、同 図白 6 とッケ越して出られる筋で、黒の破綻を免れない。 第貶号基本型につづいて、黒 1 0 とケイマする。白 2 の走りのまま、 黒が放置すれば、白は早晩 " の 点をツナイで強化し、それに対して 黒は、 " の三路下にトンで応する であろう。 2 の走りに、黒がその一路右にツ ケることは必すしも急がない。 0 0 10 2 ノ 3 第 号 0 ・ 8 0 0 第号黒 1 とッケれば間まで、 第 9 号と同じ手順であるが、同図で いった黒のツギを利かされるような 苦痛が、本図の白にはない、その差 である。 第Ⅱ号基本型白 7 につづいて、 黒 1 とコスミッケる。既出、第 1 号 では黒が単にコスミソケたのを、基 本型における黒 6 、白 7 を交換して からコス ~ ッケるのは、それたけ白 を重い姿に導いている。換言すれば 第 1 号の一子だけなら白はすて易い 十のと、その差である。 白 2 、二子をすてないためにはか 十くオシて打つ。 黒 3 は、左上方に白の勢力を想定 した。逆にその方に黒があれば、か く 3 とヒラく理由はない。次の参考 図 ( 五 ) でいう。 白はしかし絶対でない。第号 がある。 167