野郎 - みる会図書館


検索対象: ライ麦畑でつかまえて
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1. ライ麦畑でつかまえて

んだ。その相手の男っていうのは、チョートに行ってる学生で、アル ・ハイクっていう、ひでえ奴だ った。僕はよくは知らないんだけど、いつもプールのあたりをうろちょろしてやがったよ。ラステッ幻 ハイ・ダイヴ クスみたいな白い水泳パンツをはいて、いつも高跳込をやってるんだ。一日しゅう、いやったらしい ハーフ・ゲイナ 半逆飛びばかしやってやがんだよ。それしかダイヴィングはできないくせに、自分しや名手だと 思ってやがんだ。オール筋肉、脳味噌ゼロのたぐいさ。とにかく、その晩、ジェーンがデートしてた のは、そんな奴なんだ。理解に苦しんだね、僕は。ほんとに理解に苦しんだ。あとで、ジェーンとい っしょに出歩くようになってから、僕は彼女にきいたことがある。よくもアル ・ハイクみたいな見せ びらかし野郎とデートなんかできたもんだねって。ところがジェーンは、奴のことを見せびらかし屋 なんかしゃないって言うんだ。劣等意識を持ってるんだって、そう言うんだ。彼に同情したりなんか してるみたいな態度だったけど、それがわざとそうしてんしゃないんだな。しんからそう思ってやっ てんだよ。そこが女の子のおかしなとこなんだ。まちがいなく下司な野郎のことをさーーー根性がくさ ってたり、ひどくうぬばれてやがったりなんかしてねーーーそんな野郎のことを女の子にそう言うだろ う。そうするときまって、そいつのことを、劣等意識を持ってるのよって、言うんだな。そりや劣等 意識はあるかもしれないさ。しかし、それがあったからって、下司な野郎でないってことにはならな いと思うんだな、僕は。女の子か ! 女の子ってのは何を考え出すかわかったもんしゃないぜ。いっ か僕は、ロ・ ハータ・ウォルシュっていう娘の同室の娘を、僕の友達のデートの相手に紹介したことが あるんだ。友達はポプ・ロビンスンて名前でね、これは本当に劣等意識を持ってたんだな。両親が、 こ

2. ライ麦畑でつかまえて

エルクトン・ヒルズをやめた最大の理由の一つは、あそこの学校がインチキ野郎だらけだったからな ース先生って んだ。それだけのことなのさ。全くウジャウジャいやがるんだから。たとえばだよ、 いう校長がいやがんだけどね、これは僕が臍の緒きってからこの方お目にかかった最大のインチキ野 ースの奴、車で学校に乗 郎だったね。サーマーよりも十倍もひでえや。たとえば、日曜日にだな、ハ ぐらいにしちゃってさ。ただ、 りつけて来る親たちに、いちいち握手して回るんだ。すごくカッコいい それがイカサナイ親だと、違うんだな。僕と同室の子の両親と握手したとこなんか、見せてやりたい いなか くらいだった。つまりだね、生徒のおふくろがでぶだったり田舎くさかったりなんかするだろう、あ るいはおやしがさ、肩のでつかい服なんか着ちゃって、やばな黒白コンビの靴なんかはいてるような ースの野郎、ちょっと手を握って、作り笑いなんかしやがっ 野郎だとするだろ、そうするてえと、 て、そのまますっと行っちまうんだな。そして、誰か他の子の親たちのとこへ行って、そうだな、半 時間もしゃべってやがんだ。こういうのはたまんないね。頭に来ちゃう。こんなのにぶつかると、僕 はすっかり気が滅入っちゃって、どうにかなっちまうんだな。あのエルクトン・ヒルズって学校は、 僕は大きらいだ。 そのとき、スペンサー先生が何か言ったんだが、僕は聞きもらしちまった。ハースのことを考えて たもんでね。「何ですか、先生 ? ーと、僕は言った。 かしやく 「ペンシーを去るについて、君は別に、これといった心の呵責は感しないのかね ? 「ああ、そりやいくらか呵責はありますよ。そりゃあります : : : しかし、そうたいしてありません へそお かた

3. ライ麦畑でつかまえて

なかったんだ。「きたならしい低能野郎さ。間抜けで低能なかたり野郎だ。あと二年もしてみろ、骨 と皮ばかしになって、通りすがりの人からコーヒー代をめぐんでもらうようになってるから。きたね はな えどろどろのオー ーを洟だらけにして、おまけに みぞおち そこへモ ー丿スの手がとんで来たんだ。僕は身をよけようとも下げようともしなかった。ただ鳩尾 のとこにす 1 」い ハンチをくらったのを感しただけさ。 でも、のされちゃったりなんかしたわけしゃない。だって、床に転がったまま、奴らが部屋から出 て、ドアをしめるのを見てたことを覚えてるもの。それからも僕は、かなり長い間床の上に転がって たな、ストラドレーターにやられたときと同しように。 ただ、今度のときは、このまま死ぬんしゃな いかと思ったね。ほんとなんだ。おれは溺れるかなんかしてるんだ、と思った。なにしろ、息ができ からだ ないんだよ。でも、やっとのことで立ち上がったけど、バスルームへ行くにも、身体を折りまげて、 胃袋のとこをおさえたりなんかして行かなきゃならなかった。 しかし、僕という男はどうかしてんだな。本当にどうかしてると思うよ。バスルームまで半分ばか まね ーリスの野郎にやられたわけさ。 し行ったとこで、腹に弾丸をうちこまれた真似をやり出したんだ。モ これからバスルームへ行ってバーポンか何かをガプ飲みして気をしずめ、それから戦闘を開始する。 僕は、すっかり身支度なんか整えて、自動拳銃をポケットに、少しよろめきながらバスルームを出て 来る自分の姿を思い描いたんだ。そしてエレベーターは使わずに、階段を歩いて降りて行く。手すり ゃなんかにつかまって、ロの端からは、ときどき、少しずつ血が流れたりするわけだ。それからどう おぼ 162

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名前を並べやがんのさ。一番いけなかったのはね、その青二才の野郎、あのアイヴィ・リ ーグの連中 のインチキきわまる声をしてやがんだよ。例のくたびれたみたいな、いやにきどった言いかたさ。ま るで女の子みたいだったな。それで、その野郎、遠慮会釈もなしに、ひとのデートに割り込んで来や がんだよ。芝居が終わったとき僕は、こいつ、僕たちの車にいっしょに乗りこんでくるつもりかなと、 ちょっと思ったくらいだった。だって、二プロックほども僕たちについて歩いてきやがんだもの。で も奴は仲間と会ってカクテルをやる約束があると言った。チ = ックのヴ = ストを着こんだインチキ野 郎・と、もが、どっかのハ ーに集まって、あのくたびれたみたいな、いやにきどった声で、芝居だの本だ しんらっ の女だののことを、辛辣にやつつけてるようすが目に見えるようだった。参るねえ、ああいう連中に 僕たちがタクシーに乗り込んだのは、そのアンドーヴァのインチキ野郎の話を、かれこれ十時間も 聞かされたあげくだったからね、僕はサリーの奴にもいささか腹を立ててたんだ。それで、そのまま 真直ぐに彼女を家へ送り届けてやろうと心の中ではきめていた ほんとなんだ ところがだね、 彼女が「すてきなことを思いついた」って言うんだな。サリーは、いつも、すてきなことを思いつく んだ。「あのね」と、言うんだよ。「あんた、おうちには何時に帰らなきゃならないの、お夕食に ? つまり、ひどく急ぐのかどうか、それが知りたいのよ。別に何時に帰らなきゃいけないってことはな いのかしら ? 」 「僕 ? ああ。ないよ」と僕は答えた。いやあ、こんなに正直なことを言ったのは、たえて久しく 198

5. ライ麦畑でつかまえて

僕はなんだか悲しくなっちゃった。 「ねえ、お願いだからフィービー、そんなことはきかないでくれよ。みんなからきかれてもううん % ざりなんだ」僕はそう言った。「理由ならゴマンとあるよ。あそこは僕が行った中でも最低の学校な 、つばいでさ。それから下司な野郎も。あんなに大勢、下司な野郎が集まって んだ。インチキ野郎がし るとこなんて、君は見たことがないと思うよ。たとえばね、誰かの部屋でマンダンをやってるとする づら だろ。そこへ誰かが入って来ようとする。ところが、それがうすのろのニキビ面の奴だったりすると、 かぎ 誰も人れてやらないんだ。入りたがる奴があると、いつでも、みんながドアに鍵をかけちまうんだよ。 それから、秘密の友愛会があってね、僕は弱虫だから、入るのはいやだなんて断われなかったけど、 ート・アクー しかし、ロ・ 丿ーっていうニキビ面の退屈な男がいてね、これが入りたがったんだ。何度 も入ろうとしたんだけど、入れてやらないんだよ。それもただ、そいつが退屈な男でニキビ面だから という、それだけの理由なんだ。話すだけでもいやんなるよ。とにかく鼻もちならない学校なんだ。 信してくれよ、僕の言うこと」 : 彼女の首筋の感しで聞いてる フィービーはなんとも答えなかったけど、耳をすまして聞いてした。ノ ことがわかったんだ。彼女はひとが何かを話してきかせるときには、必ず耳をすまして聞く子なんだ。 そして、おかしなことに、二度に一度は自分が知ってることをまた聞かされたりするんだけど、それ でも耳をすまして聞いてんだからなあ。ほんとなんだ。 僕はそれからもなおペンシーの話をしゃべりつづけた。なんだかしゃべりたくなったんだよ。

6. ライ麦畑でつかまえて

あのとんだインチキ野郎がさ、車をトップ・ギャに入れながら、もう少々死体をお恵み下さいってイ エスに頼んでるとこが目に見えるみたいだ。あいつの演説の、たった一つよかったとこはだ、ちょう どまんなかあたりだったな、自分がどんなにすばらしい男か、どんなに優秀な人間か、そいつをいろ いろとしゃべってやがったんだ。そのときに、僕の前の列に坐ってた奴が、エドガー・マーサラって んだけどね、いきなりでつかい屁を一発ぶっ放しやがったんだ。何しろ礼拝堂なんだからな、失敬な 話さ。しかし、実に愉快だったな。マーサラの奴。屋根までぶっ飛ばしそうな勢いだったよ。誰も声 出して笑う奴はいないんだな。オッセンバーガーなんざ聞こえないようなふりをしてた。しかし、校 長のサーマーの野郎は壇上のオッセンバーガーのすぐ隣に坐ってたんだが、こっちは聞こえたことが ちゃんとわかったな。いや、怒ったねえ。そのときはなんにも言わなかったけど、次の日の夜に、僕 やっこ たちを校舎の自習室につめこんで自習させやがってね、そこへ奴さん、やって来て説教しやがった。 ヘンシーにいる資格がないといってね。僕たちは、 礼拝堂であんな騒ぎを引き起こすような生徒は、。 サーマーの野郎が説教してるときに、マーサラの奴をつついて、もう一発やらせようとしたが、奴さ ん、気が乗らねえって言いやがんだ。とにかく、ペンシーで僕がいたのはそういうとこだ。新寮の、 オッセンバーガー記念棟。 スペンサー先生のとこを出て、僕の部屋に帰ったとたん、僕はほっとしたな。だって、みんな、試 合のほうへ行ってて、部屋には暖房が入ってて、いい気持なんだ。ちょっと快適だったねえ。僕は、 ーをぬいで、ネクタイをとって、ワイシャツの上のボタンもはずして、それから、その日の朝

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つら 「おい。その面、洗って来いーと、ストラドレーターは言った。「わかったな ? 」 僕は、おまえこそその低能面を洗って来い、と言ってやったーーーちょっと幼稚なせりふだけど、す つかり頭に来ちゃってたからな。そして、洗面所へ行く途中で、ミセス・シュミットのとこへ寄って、 彼女といっちょうやったらよかろうと言ってやった。ミセス・シュミットというのは門衛のかみさん なんだ。六十五歳ぐらいなんだよ。 僕がそうやって床の上に坐ってると、ストラドレーターの野郎がドアをしめて、それから廊下を洗 面所のほうへ行く音が聞こえた。それから僕は起き上がったんだ。あのハンチングの野郎がどこへ行 の下にあったんだ。僕はそい ったのか、見当たらなかったけど、やっとのことで見つかった。べッド つを頭にのつけると、ひさしをぐるっと後ろに回す、あの気に入りのかぶり方をして、それから鏡の ろら とこへ歩いて行って、僕の間抜け面を写してみた。前代未聞の血染めの顔だったねえ。口から顎から、 ささかぎよっとしたけど、同時にい 。ハジャマやバスロープにいたるまで、一面に血だらけなんだ。い ささか得意でもあったな。その血ゃなんかのおかげで、いかにもたくましそうに見えたからな。生ま けんか れてからこの方、僕は、たったの二度ばかししか喧嘩したことがないんだけど、二度とも敗けちゃっ てね。あんまり強くないんだよ、僕は。平和主義者なんだ、実を言うと。 僕は、アクリーの野郎にいまの騒ぎはおそらく聞こえたろうし、奴さん、目をさましてんしゃない かという感しがした。そこで、奴が何をしてるか見てやろうと思って、シャワー・カーテンを通り抜 けて、奴の部屋へ入って行った。それまで奴の部屋へなんかほとんど行ったことなかったんだけどね。 やっこ あご

8. ライ麦畑でつかまえて

分は英語、半分はフランス語っていう、アホみたいな歌をうたうんだ。そうすると、その場にいるイ ンチキ野郎どもはみんな夢中にな 0 て喜ぶんだな。もしもそこに腰を落ちつけて、インチキ野郎ども の喝采ゃなんかをそっくり聞いてみたまえ、世の中の人間がみんないやになっちまうから。間違いな 0 ヾ、 ーテンダーがまたいやらしい奴なんだ。たいへんなキドリ屋でね。大物か有名人かなんかで ところが、大物か有名人かなんかであればあったで、いっそう鼻もちな なければロもききやしない らないまねをしやがんだよ。つかっかとそばへ寄って行って、なじみの客から見たらすてきな男に見 コネティカットよ、 えるようなチャーミングな微笑を盛大に浮かべながら「これはこれは ! ございました ? 」とか「フロリダはいかがでございました ? ーとかって言うんだな。すげえとこさ。 ほんとだよ。だから僕は、徐々に、すっかり縁を切るようになったんだ。 かなりこんでたけどね 着いたときは、まだかなり早かったんで、僕はバーのとこに坐った そして、ルースの奴が姿も見せないうちから、スコッチ・アンド・ソーダを二杯ばかし飲んだんだ。 注文するときには、僕の背の高さがわかるように、そして未成年者だなんて思わせないように、わざ わざ立ち上がって注文してやった。それから、しばらくの間、まわりにいるインチキ野郎どものよう すを眺めてやった。僕の隣にいた奴は、連れの女の子にしきりとおせしをふりまいてやがってね、そ ーの向こう端のとこ の女が貴族的な手をしてるって、何度も言うんだな。これには僕も参ったね。ヾ つばいいやがった。見たとこは、あんまりホモつばくなかったなーーーっまり、 には、ホモの奴らがい 頭の毛をうんと長くのばしたりなんかしてなかったんだーーーでも、とにかくそうなことははっきりわ かっさい

9. ライ麦畑でつかまえて

寒さのために鼻が痛くてね。それからストラドレーターの野郎に一発くらわされた上唇の裏のとこが。 なぐ あいつ、唇が歯にかぶさってるとこを撲りやがったんだ。そこが相当痛かったな。でも耳はけっこう あったかかった。僕の買った帽子には耳かくしがついてたんで、僕はそいつを利用したんだ 好なんかへいちゃらさ。第一その辺に人はいないんだから。みんなべッドに入ってたんだ。 駅へ行ってみると、僕は全くついててね、たったの十分ばかし待てば汽車が来ることになっていた。 僕は、待ってる間に雪を掴んでね、そいつで顔を洗ったんだ。まだ相当血がついてたんでね。 いつもなら僕は汽車に乗るのが好きなんだ。ことに夜の汽車が。電燈がついて、窓が暗くって、売 り子が通路を通りながらコーヒーやサンドイッチや雑誌を売りに来るだろう。僕は、いつも、ハム・ サンドと雑誌を四冊ばかし買うんだ。夜の汽車に乗ってるときなら、そういう雑誌にのってるイカレ タ小説を読んでも、たいてい、へどを吐かずにすむよ。わかるだろ。デーヴィッドという名前の顎の ほっそりしたインチキ野郎や、リンダとかマーシアとかいう名前のインチキ娘がいてさ、その娘がま た、デーヴィッドって野郎のパイプに、しよっちゅう、火をつけてやろうとしたりして、そんなのば かし出て来る小説さ。僕は、そんないやらしい小説でも、夜の汽車でなら読めるんだな、いつもなら せんぜん読む気がしないんだな。僕は、まあ坐ってるだけで、なん ね。ところが、このときは別だ。。 にもしなかった。したことといえば、ただ、ハンチングをぬいで、ポケットにしまっただけだった。 それから突然トレントンで、女のひとが乗って来たんだな。そして、僕の隣に坐ったんだ。車室は ほとんどがら空きなんだよ。ずいぶんおそい時間なんだからな。ところがそのひとは、あいてる席へ あご

10. ライ麦畑でつかまえて

書き上げたのは、たぶん、十時半頃だったな。でも、疲れはしなかったんで、しばらく僕は、窓か ら外を眺めていた。もう雪は降ってなかったけど、ときたま、どっかでスタートできないでいる車の 音が聞こえたな。それから、アクリーの奴のいびきもね。シャワー・カーテン越しにはっきり聞こえ そろ るんだ。あいつ、鼻孔障害でね、寝てるときにスイスイと息ができないんだな。ほとんどなんでも揃 つめ あか ってやがんだよ、あいつには。鼻孔障害、ニキビ、きたならしい歯、ロ臭、垢のたまった爪。いささ か気の毒になってくるよ、あのイカレたトンマ野郎もね。 ものによっちゃ、なかなか思い出せないものもあるもんでね。ストラドレーターがジェーンとデー トして戻って来たときのことをいってるんだけど、つまりその、廊下を歩いて来るあの馬鹿野郎の足 とうもはっきり思い出せないんだな。たぶん、まだ窓から 音が聞こえたときに、僕が何をしてたか、。 なが 外を眺めてたと思うんだが、本当いうと覚えてない。心配でたまんなかったんだ、そのためなんだ。 僕は、何かが本当に心配になってくると、のんきにしてられなくなるんだな。トイレに行きたくなる ことさえあるんだ、何かが心配になると。ただ、実際には行かないけどさ。心配のあまり、行けなく なっちまうんだ。行けば心配が中断されそうでいやなんだよ。君だって、ストラドレーターを知って なが